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お子さんの不登校にお悩みの親御さんへ〜解決するためにするべきこと〜

2020年3月10日 火曜日 投稿

お子さんの不登校に悩む親御さんへ

こんにちは、キズキ共育塾の内田青子です。

あなたは、お子さんの不登校について悩みを抱えていませんか

キズキ共育塾はこれまでに、不登校の悩みを持つ生徒さんの支援だけでなく、その親御さんのご相談も受けてきました。

相談に訪れた親御さんの多くは、「どうしてわが子が不登校になったのか」と悩み、「自分に何ができるかわからない」「子どもの将来が心配でならない」と大きな不安を抱えています。

そこで今回は、お子さんの不登校について悩みを持つ親御さんが、解決のためにするべきことをご紹介します

このコラムが、不登校に悩むお子さんと親御さんの、次を踏み出す一歩となれば幸いです。

わが子が不登校になったのはなぜ?

わが子が不登校になったのはなぜ

子どもが不登校になると、「どうしてこの子が不登校になったのだろう?」と、親御さんは原因を追究しようとします。

中には、「育て方が悪かったのではないか」「親の自分に原因があるのではないか」とご自身を責める親御さんもたくさんいます。

しかし、虐待など一部の特別な理由を除いて、親御さんの育て方が不登校の直接の原因となることはありません

そして、「子どもの性格に原因があるのではないか」「不登校は子どもの甘えによるものではないか」と考える親御さんも中にはいらっしゃいますが、それらも直接的な原因ではありません。

実は、お子さん本人でも、不登校の原因がわからないというケースが多いのです

不登校の子どもは、「学校に行きたい」「みんなと一緒がいい」と心では思っていても、「なぜか学校に行けない」「どうしても気持ちが進まない」といったように、学校に行けないことにジレンマを抱えています。

そして、「なぜ自分だけが学校に行けないのか」と、その原因が自分でもわからないことに悩んでいます。

このように、本人でも把握できない「原因」を追究することは、多大な時間と労力がかかります。

さらには、この原因を追求したとしても、不登校の悩みの解決にはつながらないことが多いのです。


不登校の原因を追究しすぎない

例えば、先生の言葉に傷ついて不登校になったとわかった場合、その先生が謝罪すれば必ず登校を再開できるかと言えばそうでもありません。

そもそものトラウマが取り除かれていなければ、登校を再開できないこともあるでしょう。

逆に、先生の謝罪がないままでも、子どもの心のケアをしっかりと行っていれば、転校して環境を変えるだけで、あっさり登校できるようになることもある、ということです。

「不登校の原因を追究しすぎない」
「あくまで原因を知ることは、現状把握のためだけに留めておく」

これが、不登校の悩み解決のための重要なポイントになります。

不登校の原因やきっかけについて詳しく知りたい方は、以下のコラムもぜひご覧ください。

一方で、不登校には、見逃してはならない原因も一部あります。

  • うつや統合失調症など精神疾患を発症している
  • 発達障害が関係している
  • 学校でいじめられている
  • 家庭内に子供のストレスとなる問題がある(両親の不和、離婚、経済的問題など)
  • 虐待

これらに該当する場合は、原因への対応が必要です。

そして、これらの解決には、医師や専門家を含む第三者への相談が不可欠です

すぐに、当該の分野の専門家がいる支援機関を頼りつつ、問題の解決を図りましょう。

不登校の悩みを持つ子どものためにできる8つのこと

ここまでは「不登校の原因を追究しすぎない」とお話をしました。

それでは、親は子どものために何をすればよいのでしょうか。

最も大切なことは、お子さんの「これから」に目を向けることです

それを踏まえた上で、ここからは、不登校に悩む子どものために、親ができる8つのことをご紹介します。

①子どもの気持ちを受け止める

子どもの気持ちを受け止める

「学校に行きたくない」

お子さんがそう言ったら、まずはその気持ちを落ち着いて受け止めてください。

無理に子どもを学校に行かせようとしたり、「何か嫌なことがあったの?」としきりに理由を聞き出そうとしたりすることは、不登校に悩む子どもにとっては逆効果です

登校を強要したり、悩みを聞き出そうとしたりすると、子どもは親を脅威とみなし、敬遠するようになるかもしれません。

親が子どもの気持ちを受け止めて、「子どもの味方」になることが大切です。

②家庭を子どもの居場所にする

子どもの気持ちを受け止めると同時に、家庭を子供にとって居心地のよい場所にすることが大切です。

子どもに限らず、人は「安心できる場所」があるからこそ、外の世界に出ていくことができるものです

何があっても受け入れてくれる「安心できる場所」があれば、お子さんは外の世界に出て、勉強、部活、習いごとなど様々なことに向かって、積極的にチャレンジできます。

家庭をお子さんにとって居心地のよい「安心できる場所」にできるように努めましょう。

③不登校を「子どもにとって必要な期間」と考える

不登校を「子どもにとって必要な期間」と考える

子どもが不登校だと、「一刻も早く学校に復帰させなければ」と焦りを感じる親御さんもいます。

しかし、不登校は、急に改善するものではありませんし、ある日突然学校に通えるようになるわけでもありません。

そして、学校に復帰するにも、保健室登校や別室登校から始めるなど、少しずつステップを踏む必要がある場合もあります。

不登校は、子どもが心の中で自身と向き合い、成長するために必要な期間だと考えて、気長に見守るようにしましょう

安心できる家庭の中で、子どもは自身と向き合いながら、ゆっくりと回復していきます。

親が「この子にとって必要な時期なのだ」と考え、決して焦らないことが大切です。

④学校や担任の先生とこまめに連絡を取る

学校や担任の先生とこまめに連絡を取る

お子さんが学校を休んでいる間も、学校や担任の先生とこまめに連絡を取りましょう。

親が先生とこまめに連絡を取り、学校を休んでいる間の宿題、授業の進捗、実施するテストの情報などを、随時確認しておくことも大切です

もしお子さんに余力があるようであれば、不登校期間でも、勉強を進めておくことをオススメします。

お子さんの不登校期間における勉強の方法、勉強再開のタイミングについては、以下のコラムにまとめていますので、併せてお読みください。

また、お子さんが不登校の間は、勉強のこと以外にも、何かと学校や担任の先生に相談することが多くなります。

「保健室登校や補習授業など、学校で対応してもらえないか」
「内申書について配慮を得ることができないか」

こういった相談をする際に大切なのは、日頃から学校や担任の先生と良好な関係を築いておくことです

変にへりくだる必要はありませんが、「学校が悪い!」と決めつけたような対応はせず、丁寧に接しましょう(残念ながら、結果として学校が悪いケースもあるとは思いますが)。

学校や担任の先生との関係を良好に保つことで、お子さんの不登校の悩みについて、学校側も話や対応をしやすくなります。

⑤不登校についての情報を集めて選択肢を示す

不登校についての情報を集めて選択肢を示す

お子さんがこれからのことに目を向けることができるように、不登校に関する情報を集めて、これから先の選択肢をお子さんに示しましょう。

不登校の子どもは、「これからどうすればよいか」「何をすればよいのか」と、先が見えないことについて悩んでいます

そこで、親御さんが不登校についての情報を集めて、お子さんにこの先の選択肢を示すことが必要になります。

例えば、不登校からの復帰は、通っている学校に戻ることだけではありません。

「学校への出席日数として認められる可能性があるフリースクールに通う」「不登校の支援機関に通うことで学校に通わずに勉強を進める」など、復帰に向けての選択肢は様々にあります。

また、学校に復帰をするとしても、保健室登校や別室登校のように、徐々に学校に慣れていくことをお子さんに勧めることも可能です。

高校生のお子さんであれば、通学しなくてもよい通信制高校へ編入するなど、不登校のお子さんの選択肢は多様です。

もちろん、「どの選択肢を示すか」については、お子さんが不登校になった経緯、現在の状況など、多くのことを踏まえて考えなければなりません。

自主的にインターネットから情報を収集することも可能ですが、確実なのは「専門家を含む第三者に相談する」ことです(詳細は後述します)。

インターネット上にはたくさんの情報がありますが、その情報がお子さんにとって必ずしも適切であるとは限りません。

ですので、お子さんにとって最適な選択肢を示すために、不登校についての知見を持った専門家から積極的にアドバイスを得るようにしましょう。

⑥親は自分の生活を充実させる

親は自分の生活を充実させる

親御さんは自分自身の生活を充実させましょう。

中には、「子どもが不登校で悩んでいるのに、自分だけが充実した生活を送ることはできない」と思われる親御さんもいらっしゃると思います。

しかし、親御さんが自分の生活を充実させることは、不登校の悩みの解決につながります

親が自分の生活を充実させることには、次のような効果があるのです。

■親が子どもにかかりきりになることを防ぐ

親が子どもにかかりきりになると、それだけで精一杯になり、不安が次第に膨らんでいきます

膨らんだ親の不安や心配は、「叱責」「悲観」「過干渉」「感情的になる」などの形で表れて、子どもの心を圧迫することもあります。

そのため、親は子ども以外のことにも目を向けて、心に余裕を持って子どもに接することが大切です。

■親が大人のロールモデルとなることができる

親が充実した生活を送ることができれば、ひとりの社会人として充実した姿を子どもに見せることにつながります。

これによって、望ましい大人のロールモデルを子どもに与えることができるのです

「外の世界は楽しいよ」「大人になるってよいものだよ」と背中で見せることで、子どもが不登校を克服するための気力を得ることができます。

⑦家族全員で不登校に向き合う

家族全員で不登校に向き合う

キズキ共育塾へのご相談の中には、「母親ばかりが不登校の子どもと向き合っている」「不登校の解決に向けて、父親がほとんど関与していない」などという状況も、一部で見受けられます

また、祖父母が孫の不登校に理解を示してくれないといった悩みもよく聞きます。

夫婦の役割分担については、各家庭でそれぞれの考え方があるでしょう。

もちろん、「不登校」という言葉がなかった世代の祖父母が、「孫が学校に行かないことを受け入れられない」といった気持ちもわかります。

しかし、不登校の悩みを解決するには、家族全員で向き合うことが大切です。

大掛かりな話に見えるかもしれませんが、まずは「不登校は悪いことではない」「不登校は、どんな子どもであっても、どんな育て方をしていても、誰でもなりうる」という認識を持つだけでもだいぶ楽になるはずです。

家族全員の不登校に対する認識が異なり、夫婦間などが険悪になると、お子さんが家庭を「居心地の悪い場所」と感じるようになります。

専門家を含む第三者へ積極的に相談して、解決策を得るようにしましょう

⑧専門家に相談する

専門家に相談する

不登校の悩みを家庭内だけで抱える必要はありません。

解決に向けては、専門家への相談が不可欠です

不登校の解決策はお子さん一人ひとりによって異なり、あなたのお子さんにとって最適な解決策を見出すためには、専門家の判断を仰ぐ必要があります。

ご紹介してきた①〜⑦の方法についても、お子さん、ご家庭、学校などによって、「具体的にどうする」ということは異なるでしょう。

そうしたことについても、専門家を頼ると、きっと具体的なアドバイスがもらえます。

ここでの専門家とは、学校のスクールカウンセラーや市町村の相談窓口、民間の不登校支援団体など、不登校についての知見を持った人、または団体のことです。

専門家とお子さんの相性を見ながら、信頼できる専門家が見つかるまで、様々な相談機関に足を運んでみてください。

詳しい相談先は、後ほどご紹介します。

学校に行くべきだという考えを捨てること~学校に行かない選択肢〜

学校に行くべきだという考えを捨てること

不登校に悩む親子を苦しめている要因のひとつに、「学校に行かなくてはいけない」という意識があります。

「みんなが通っているのだから、学校には行くべきだ」
「みんなと一緒じゃなきゃ恥ずかしい」
「子どもが学校に行かなければ、将来困るのではないか」

キズキ共育塾へご相談いただいた親御さんの中には、このように考えている方もいました。

不登校になると、どうしても「学校に復帰すること」ばかりを目標にします。

しかし、学校は絶対に行かなくてはならない場所ではありません

お子さんの性格によっては、どうしても学校や集団生活に馴染めない場合もあります。

それは「悪い」ことではなく、一部の独創的で個性的な子どもには、集団に馴染めないということも起こりうるそうです。(参考:河合隼雄『子どもと悪』)

あなたのお子さんが学校に行けないのも、お子さんの際立った個性が学校という集団に馴染めないだけかもしれません。

また、小中学校は義務教育ですが、必ずしも通学する必要はありません

義務教育の「義務」とは、子どもが学校に行く「義務」ではなく、親御さんが子どもに教育を受けさせる「義務」のことです。

義務教育の間であれば、出席できない日が多かったとしても、無事に卒業することができます。

高校も「絶対に行かなければならない」とは限りません。

一例ではありますが、現在通っている高校に行かない、または行けなかったとしても、大学受験・進学については、以下のようなルートがあります。

  • 通信制高校(通学せず、レポートや家庭学習で卒業できる高校)に進学、編入する
  • 高卒認定試験を受けて、そこから大学受験、専門学校受験を目指す
  • 就職して働きながら、高卒認定試験を受ける

キズキ共育塾にも、何らかの事情で学校に行かずに、高卒認定試験や大学受験を目指し、無事に進学した生徒さんが多くいらっしゃいます。

お子さんがどうしても学校に馴染めないのであれば、「学校に行かない選択肢」もぜひ考えてみてください。

不登校の悩みの相談先

最後に、不登校の悩みを相談できる場所をご紹介します。

不登校の相談先は、全国で様々な地域に存在します。

お住まいの地域で一番利用しやすい相談先を見つけてください。

過疎地などで相談先が近くにない場合でも、電話やメールなどで相談できるところも多いので、積極的に活用しましょう。

①お子さんが在籍している学校

お子さんが在籍している学校

まずは、お子さんが在籍している学校に相談してみましょう。

学校はお子さんの状態を常に把握しているので、相談もスムーズに進むはずです

担任の先生はもちろんですが、学校にはよってはスクールカウンセラーが在籍しています。

スクールカウンセラーは、学校に通う子どもたちの心のケアを行う心理の専門家です。

子どもや親御さんの様々な相談に乗ったり、アドバイスをしたり、先生とも連携して問題解決のために働きかけたりします。

担任の先生やスクールカウンセラーが、地域の他の専門家を紹介してくれることもありますので、そちらを参考いただくのもオススメです。

②自治体の相談窓口

主な自治体の相談窓口は以下のようなものがあります。

どこに連絡するべきかわからない場合は、お住いの市町村のウェブサイトを開いて、総合窓口、または教育関連のページから問い合わせてみましょう。

③不登校 親の会

親の会は、不登校に関する悩みを持つ親御さんが集まって、悩みを相談したり、有益な情報交換をしたりすることができる場です(親の会というひとつの団体ではありません)。

同じ悩みを持つ人と話すことで、自分の不安やストレスをわかってもらえるなど、心理的負担の軽減にもなるでしょう

全国の親の会の情報をまとめたウェブサイトもあるので、ぜひお近くで開催されている親の会を調べてみてください。

④不登校の支援団体

不登校の支援団体

主な支援団体としては、民間の支援団体、NPO、フリースクール、キズキ共育塾のような不登校支援を行っている学習塾などが挙げられます

心理面のサポートを重視しているところ、学習面のサポートを重視しているところなど、支援団体によって特徴は異なります。

また、フリースクールなど、学外の場所への出席が、学校の出席日数として認められることもあります。

これらの支援団体は、不登校の支援をしてきた経験とノウハウを多く持っており、無料で相談を受け付けているところも多いです。

お住まいの市区町村名などと合わせてインターネット検索をすると候補が見つかります(例:「渋谷区 不登校 支援団体」「東京都 不登校 塾」「台東区 フリースクール」など)。

気になる支援団体があれば、相談にだけでも足を運んでみましょう。

また、以下のコラムにて支援団体の探し方を紹介していますので、ぜひこちらも併せてお読みください。

まとめ:家族で悩まず、専門家に相談しましょう

家族で悩まず、専門家に相談しましょう

不登校の悩みを解決に向けて、親御さんが何をするべきかを中心に、お話をしてきました。

不登校の原因は、本人にもわからないことが多く、原因を追究しすぎることは不登校の悩み解決にはつながりません。

不登校の悩みは、家庭内のみで抱えることなく、スクールカウンセラーなど専門家に相談しましょう

お子さんやご家族と相性のよい専門家を見つけ、そのアドバイスを受け入れつつ、家族全員で不登校に向き合うことが大切です。

キズキ共育塾では、たくさんの不登校の生徒さんが、学校復帰や受験に向けて学んでいます。

コミュニケーションを大切にした一対一の授業が、学校復帰に役立ったという声もいただいています。

教室から遠くにお住まいの方や外出困難な方には、スカイプでの授業も行っています。

不登校でお悩みでしたら、ぜひ一度、相談に来てください。

保護者様だけの相談も可能です。

お電話・メールでのご相談も受け付けています。

お子さんの不登校の悩みが解決しますようにお祈りしています。

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