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社会人が大学受験を成功させるポイント7選〜社会人入試の流れも解説〜

2017年3月15日 水曜日 投稿

社会人が大学受験を成功させるポイント7選〜社会人入試の流れも解説〜

キズキ共育塾の寺田淳平です。

社会人からの大学受験を目指す人は少なくありません

しかし、社会人向けの受験方式、勉強の進め方、注意点などがわからないために「具体的に行動できない方」も大勢います。

あなたも、大学受験を考えているものの、何にどう手をつけていいかわからずに困ってはいませんか?

そこで今回は、大学受験を検討中の社会人の方に向けて、大学受験(合格)を成功させるために知っておきたいことを解説いたします

ポイントを押さえて受験に臨めば、社会人からの大学進学は充分に可能です。

私たちキズキ共育塾の生徒さんの成功例も交えながら、「社会人入試」についても徹底解説します。

あなたの「社会人の大学受験」について、お悩み解決の一助となれば幸いです

ちょっと長いので、読むのが大変だったり、読む時間がなかったりするようであれば、「社会人の大学受験に詳しい塾などを頼った方がよい」という大前提を理解した上で、興味のある部分だけお読みください。

または、私たちキズキ共育塾にご相談いただければ、「あなたのための方法」を一緒に考えていけると思います。

では、始めます。

目次

社会人が大学進学する3つのメリット~高卒と大卒の比較~

はじめに、社会人が大学に進学することで得られるメリットを確認しましょう

あなたの大学受験のモチベーションアップや、「実際に大学受験をするかしないか」の決断に役に立ちます。

この章では、特に高卒と比較して、3つのメリットを挙げていきます。

メリット①充実した環境で専門的な勉強ができる

メリット①充実した環境で専門的な勉強ができる

1つ目は、「充実した環境で専門的な勉強ができる」です

高校までとは違い、大学では専攻科や専門分野を定めて勉強・研究を行います。

先生はその分野のスペシャリストである研究者・教授ですので、専門的な知識を有する人ばかりです。

また、勉強の形式・手段も、高校までに比べて多様です

例えば、一般的な聴講形式から、文系であればディスカッションやフィールド・ワーク、理系であれば専門機器を用いた実験や長期に渡る共同研究などなど。

そして、授業(講義)の予定がないときには、専門書を多数所蔵している大学図書館で資料を探したり、自習したりすることもできます

このように、大学では充実した環境で専門的な勉強に打ち込めるというメリットがあります。

メリット②職種の幅が広くなる

2つ目のメリットは、「高卒よりも職種の幅が広くなる」です

高卒に比べて、大卒の方が応募できる職種・仕事が多いのです(就職情報・採用情報サイトなどで比較するとわかります)。

特に、文系であれば保険や金融の専門職、理系であれば化学系メーカーの研究開発職などでは、専門知識が必要とされるため、最終学歴(=大学で学んだ内容)が重視されます

また、そうした専門職ではなくても、大学で学んだ内容と関係ない職種でも、応募条件を「大学卒業以上」としているところは珍しくありません。

そのため、大学を卒業することで、高卒よりも職種の幅が広がるというメリットが指摘できます。

メリット③高卒よりも待遇がよくなる可能性がある

メリット③高卒よりも待遇がよくなる可能性がある

3つ目は、「高卒よりも待遇がよくなる可能性がある」です

まず、一般的には、高卒よりも大卒の方が、給料(初任給・生涯賃金)や出世において有利です

退職金を含まない生涯賃金について、男性の大卒は約2億7千万円、高卒は約2億1千万円です。

同じく女性では、大卒は約2億2千万円、高卒は約1億5千万円です。(参考:独立行政法人労働政策研究・研修機構(※PDF)「ユースフル労働統計 2019」)

また、正規雇用となる確率も、大卒の方が高いです

厚生労働省の統計によれば、15~34歳までの若年労働者における正社員の割合は、高卒は「56.3%」、大卒は「80.9%」となっています。(参考:厚生労働省「平成30年若年者雇用実態調査の概況」)

もちろん、労働の目的や価値はお金や出世「だけ」ではありませんし、非正規雇用が一概に「よくない」わけでもありません。

そして、「大卒だと、必ず高卒よりも待遇がよい」というわけでもありません。

しかし、統計などを見る限り、前項の職種同様に、給料・待遇・働き方などについても、大卒の方が高卒よりも「選択肢が広がる」ということは事実と言ってよいでしょう。

その他のメリット

特に「社会人からの大学受験」に限定せず、大学に行く意味やメリットは他にもあります

このコラムで長く述べると趣旨から外れるので省略しますが、気になる方はコラム「大学に行く意味って何?7つの意味と5つのメリット〜大学に行く意味に悩んだ私の結論〜」をご覧ください。

社会人の大学受験に関する3つの注意点

次に、社会人が大学受験・進学をするときの話に移ります。

社会人が大学進学を目指すときには、高校生や浪人生とは異なる3つの注意点があります。

どれも「デメリット」というわけではなく「注意点」ですので、「注意した上で、どうしていくか」を考えることで、大学受験は成功に近づいていきます

なお、これから何度か繰り返しますが、こういう「注意点」についても、あなた一人で抱える必要はありません。

社会人の大学受験に詳しい塾などを頼ると、「あなたのための対策」が見つかります。

注意点①受験勉強や大学生活と現在の仕事の兼ね合い

注意点①受験勉強や大学生活と現在の仕事の兼ね合い

1点目として、「受験勉強や大学生活と現在の仕事の兼ね合い」を考える必要があります

受験生活や大学生活を送る上で、仕事を辞めるか続けるかを判断しなくてはなりません。

退職した場合は勉強時間を確保できる代わりに給料がなくなり、仕事を続ける場合は給料がある代わりに勉強時間の確保が難しい、というジレンマが生じるでしょう。

これには、一般的に「どちらが正解」と言える回答はありません

なぜなら、仕事の忙しさ、現在の学力、モチベーション、目標の大学(学部)、そして資産など、あなた(と、あなたの家族)の事情によるからです。

特にあなたに配偶者や子どもがいる場合や、あなたが家計の中心を担っている場合などでは、「あなたの大学受験」であっても、「あなた一人の問題」ではないのです

家族の理解や協力が必要なこともありますので、それも含めて「仕事との兼ね合い」はしっかり検討してください。

また、「仕事を辞めるかどうか」という決断は、職場の人にも相談することをオススメします。

職場によっては、辞めなくても、時短勤務や配置転換などの配慮がなされる可能性があるためです

注意点②学費の捻出方法

2点目として、「学費の捻出方法」を考える必要があります

仕事を辞める場合にはなおさらです。

学費も含めて、今後の収入や、学費以外の支出についても、よく考えましょう。

ただ、一度社会人になったからといって、「絶対に、自分の収入や貯金だけで対応しなくてはいけない」ということではありません

親、きょうだい、配偶者、親戚、友人など、頼れそうな人がいるなら、正直に援助や借金を申し込むことは、恥ずかしいことではありません(もちろん、断られる可能性もありますが)。

また、社会人から大学進学をしても、応募できる奨学金はあります(奨学金については、8章のQ&Aで改めて紹介します)。

注意点③卒業に向けた就職活動

注意点③卒業に向けた就職活動

最後は、「大卒としての就職活動」についての注意です

特に仕事を辞めた方や、卒業後に新しい仕事に就きたい方などは、大学卒業を見越して就職活動を行う必要があります。

今から大学受験を行う場合、卒業は最短でも4年以上先ですので、現時点で考えすぎても仕方ないと言えば仕方ないのですが、知っておいて損はないのでご紹介します。

通常、大学卒業を見越した就職活動は「新卒枠」の求人が対象です。

しかし、一度社会人を経験している人は、その社会人経験や年齢から新卒枠に当てはまらない可能性があるのです

逆に、社会人経験を活かした「中途枠」についても、大学を挟んだことによって応募できないこともあるでしょう。

いずれにしても、もちろん「必ず当てはまらない」わけではなく、求人元によって扱いが異なります。

就職活動を行う場合には、各求人元に「自分が応募資格を満たしているか」を確認するようにしましょう

なお、新卒で就職する場合には、社会人経験があっても、基本的には「初任給」からのスタートとなることも覚えておきましょう。

参考として、All Aboutの記事「社会人大学生が新卒で採用される意味」もご覧ください。

社会人が大学受験を成功させるためのポイント7選

ここからは、社会人が大学受験を成功させるためのポイントを紹介します。

「大学受験のための勉強は、個人の努力によるところが大きい」と考える方もいるでしょう。

間違いではありませんが、大学受験には「周りの人の力を借りる」ことも大切です

特に働きながら受験勉強をする人は、勉強時間を確保するために残業を減らすなど、お勤め先の理解が必要だったり、家庭を持っている場合には家族の協力が必要だったりします。

「一人で抱え込まずに、周囲に協力を求める」という意識を大前提として持つようにしましょう

そして、現時点で志望校が定まっていない場合でも、各ポイントをこなすうちに定まっていくと思います。

ポイント①社会人の大学受験に詳しい塾などを頼る

ポイント①社会人の大学受験に詳しい塾などを頼る

1点目は、「社会人の大学受験に詳しい塾などを頼る」です

世の中には、社会人の大学受験に詳しい塾・予備校・サポート団体などが存在します。

受験や進学について、あなた一人で考えるよりも、そういう塾などに相談したり勉強を教わったりすることで、受験先の検討、受験までのルート、受験勉強の方法に関する「あなたに向いた、よりよい案」がわかります

これから紹介する各ポイントについても、頼れる相手に積極的に相談することを心がけましょう。

なお、私たちキズキ共育塾にも社会人の生徒さんはたくさんいます。また、ご相談は無料で受け付けていますので、少しでも気になる場合はお気軽にご連絡ください。

ポイント②大学受験・進学の目的を明確化する

2点目は、「大学受験・進学の目的を明確化する」です

社会人から大学受験を目指される方は、高校生と比べると、大学進学の目的が具体的なことが多いです。

一方、これも高校生と比べると、実際に受験勉強を始めたり、受験が近づいたり、仕事を辞めたりすると、「本当に大学に進学できるんだろうか。していいんだろうか」といった迷いも生じがちです。

そうした迷いを解消するために、いま一度、大学受験・進学の目的を明確化することをオススメします。

目的がはっきりしていれば、進学後や卒業後のイメージがつきやすく、勉強のモチベーションにもつながります(逆に、結果として「やはり受験はしない」という方向に決断する場合もあるでしょう)。

とは言え、「明確な目的」がなければ大学受験・進学ができないというものでもありません。

どうしても目的を明確にできない場合には、他のポイントを充実させるようにしましょう

先ほども掲載しましたが、大学に進学する意味やメリットについては、コラム「大学に行く意味って何?7つの意味と5つのメリット〜大学に行く意味に悩んだ私の結論〜」でご紹介していますので、よろしければ参考にご覧ください。

ポイント③一般入試・社会人入試・AO入試のどれにするかを決める

ポイント③一般入試・社会人入試・AO入試のどれにするかを決める

3点目は、入試形態を「一般入試・社会人入試・AO入試のどれにするかを決める」です

社会人が受ける大学受験(入試)の形態は、大きく分けて3つあります。

「一般入試」と「社会人入試」と「AO入試」です。

いずれも、基本的には「高校卒業」「高卒認定の取得」「高等専修学校や高専での一定の在籍・成績」のどれか一つを満たしていれば受験できます

高卒認定についてはコラム「【すぐ読める】高卒認定試験とは?意外と簡単!取得のメリット・合格のポイントをご紹介」を、高等専修学校・高専についてはコラム「高校中退から専門学校への進学方法を紹介!〜高等専修学校・高専も解説〜」をご覧ください。


■一般入試

まず、「一般入試」とは、大学入試では最もメジャーな、いわゆる「学力一本勝負」の試験方式です

一般入試の方法は、国公立大学と私立大学で異なります。

国公立の場合は、まず、独立行政法人大学入試センターの作成する共通の一次試験を受験します

共通の一次試験は、これまで「センター試験」と呼ばれてきたものですが、2021年からは「大学入学共通テスト(新テスト)」として、内容が一新される予定です。

次に、各大学の作成する二次試験を受験します(一次試験の結果が悪いと、二次試験に進めません)。

一方、私立ではセンター試験や新テストの受験が不要で、大学独自の筆記試験を受験します

ただし、大学や学部によっては、新テストの点数を提出することで、大学独自の筆記試験を受けずに合格する場合があります。


■社会人入試

社会人入試とは、受験対象を社会人に限定した入試のことです。

「社会人入試」の受験資格には、高校卒業や高卒認定の他に、年齢(○○歳以上)や社会人経験(○○年以上の勤務経験)などの条件が加わります

また、合否判断では、学力試験よりも、面接・小論文・書類審査などがメインに審査されます(学力試験が重要な場合もありますが)。

受験勉強に使える時間が限られている社会人が比較的受験しやすい入試制度である一方、面接や書類審査では、「その大学で学びたい理由」や「大学在学中から卒業後も含めたキャリアプラン」など、将来を見通した判断の説明を求められます

社会人入試のスケジュールや詳細は、後で詳しく説明します。


■AO入試

最後は、AO入試です。

AOとは、Admissions Officeの略称で、大学側の求める人物像をもとに出願者の人格を判断して合否を決める試験方式です

従来は書類審査や面接だけで出願者の個性・能力・目標などを審査していましたが、最近では学力試験を課すところも増えています。

試験内容や評価基準の点では、社会人入試と似ているともいえるでしょう。

ただし、多くの場合は現役・浪人・社会人を問わず受験をすることができるので、社会人入試と比べて出願者が多くなります


学力だけで判断される「一般入試」を受けるか、学力以外をメインに判断される「社会人入試」や「AO入試」を受けるか、自分に合った入試形態の検討・選択することは、社会人からの大学受験を成功させるための重要なポイントです。

ポイント④大学生活に必要な費用と卒業条件を調べる

4点目は、「大学生活に必要な費用と卒業条件を調べる」です。

まず、大学生活に必要な費用には、入学金、授業料、施設利用費、教科書代などがあり、費目も金額も学校によって大きく異なります。

前掲注意点「学費の捻出方法」につながりますが、気になる大学や志望校について、「だいたいいくら必要か(=現実的に支払えそうか)」を調べておきましょう

次に、卒業条件というのは、「卒業のために、通常の授業・試験・レポートの他に、必要なことがあるかどうか」ということです

具体的には、「1年間の留学が必須な学部」「卒業論文の執筆が必須な学部」などがあります。

学費や卒業条件をよく調べて、現実的に進学や卒業が可能かを検討しましょう。

「可能である」とわかると、受験勉強のモチベーションはきっと上がっていきます

ポイント⑤家族に相談する

ポイント⑤家族に相談する

5点目は、「家族に相談する」です

特に既婚者の方、結婚していなくても「実家」の家計を担っている方、家族に学費を頼ることを考えている方などは、相談が必要です。

ご家族に相談し、協力を得ることで、受験勉強はよりよい方向に進んでいきます

逆に、言いづらいな…と思って相談をためらっていると、勉強に身が入らなかったり、受験を途中で反対されたりすることがあるのです。

あなたの受験にご家族が関係する場合は、大学受験を検討しはじめた段階で、きちんと相談しましょう。

ただ、相談が早かれ遅かれ、ご家族に反対された場合でも、絶対に受験をあきらめなくてはいけないというわけでもありません

「反対の理由」を確認することで、反対理由への対策や、反対理由を上回るメリットなどを考えられるようになります。

なお、「大学受験・進学について、お金も生活も、自分以外の家族には全く影響がない」と思っている人も、(家族仲が悪くない限りは)一応話しておくことをオススメします

「思わぬ協力」を得られるかもしれませんし、「現時点であなたは知らないけれど、今後のあなたの生活に影響しそうな事情」があったりするかもしれないからです。

ポイント⑥大学進学の目的から入試科目を検討する

6点目は、「大学進学の入試科目を決める」です

あなたは、かつて文系と理系のどちらだったでしょうか?
得意な科目と苦手な科目は何でしたか?

そういった「以前の自分」を思い出すことも大切ですが、大学受験の科目を選ぶときには、そうした視点にこだわりすぎないことが大切です。

大事なのは、「あなたは今、何を学びたくて大学に入ろうとしているのか」です

例えば「ロケットエンジンの開発に携わりたいから、機械工学を学ぶためにある大学の理工学部を志望しており、受験では理科で1科目が必要」という状況では、理科(物理・化学・生物・地学)のうちどの科目を選ぶべきでしょうか。

「高校時代に物理が苦手だったから、物理以外の科目を選択する」というのは、あまりオススメできません。

なぜなら、機械工学を学ぶためには、物理が必須だからです。

高校時代に物理が苦手だったとしても、苦手なままでは大学の授業は理解できません。

つまり、大学受験の勉強を通じて、大学の勉強の基礎となる部分を身につけておく必要があるのです

「かつて得意か苦手だったか」という視点ではなく、「今から何を学びたいのか、そのために必須な科目は何か」という視点で、受験科目を選びましょう。

ちょっと大変かもしれませんが、大学生活にきっと役立ちます

なお、受験科目と大学で学びたい内容が直接的に関係ない場合(例えば、法学部の受験で世界史か日本史のどちらか選ぶ場合など)には、好きな科目や得意な科目を選んでOKです。

ポイント⑦効率のよい勉強計画を立てる

ポイント⑦効率のよい勉強計画を立てる

最後のポイントは、「効率のよい勉強計画を立てる」です

特に、仕事を続けながら大学受験を目指す方は、勉強に使える時間が限られている上に、仕事の悩みや疲労ともつき合っていく必要があります。

退職して勉強に集中している場合でも、勉強が思うように進まなければ、仕事を辞めたことによる焦りや重圧を感じることがあるかもしれません。

そうした状況は、効率のよい勉強計画を立てることで解決できます

例えば、次のような例があります。

  • 「科目や単元の勉強順序」を考える(数学の特定の単元を先に勉強しておくことで物理の理解が早まるなど)
  • 「一日の中で効率よく勉強できるタイミング」を知る(夜は集中できないけど朝から午後には集中できるなど)

このように、勉強の計画をしっかり立てることで、大学受験を成功させることができます。

社会人が受験勉強を有利に進められる3つの理由

社会人からの大学受験は、なにも大変なことばかりではありません。

社会人だからこそ受験勉強を有利に進められる理由もあります

社会人が勉強を有利に進められる理由を知っておくことで、どのような特長を活かして勉強すればいいのかがイメージしやすくなります。

具体的に、3つご紹介します。

理由①スケジュール管理能力を活かして効率よく勉強できる

理由①スケジュール管理能力を活かして効率よく勉強できる

1つ目の理由は、「スケジュール管理能力を活かして効率よく勉強できる」です

目標を見据えたスケジュール管理は、高校生よりも社会人の方が圧倒的に得意です。

あなたも、自分が高校生のときと、社会人である今とを比べてみると、スケジュール管理能力は高くなっていませんか

仕事のスケジュール管理では、業務を予定どおりに進行させるための能力も、予定どおりに進まなくなったときにリカバリーする能力も必要です。

この能力は、大学受験の勉強においても、予習復習をどう進行管理するか、予定どおりに勉強が進まなかったらいつ取り戻すか…といったように、大いに役に立ちます

仕事同様、スケジュールを意識して受験勉強に臨みましょう。

理由②目的が具体的だからモチベーションを維持しやすい

2つ目の理由は「目的が具体的だから大学受験のモチベーションを維持しやすい」です

先ほどもお伝えしましたが、高校生と比べると、社会人の方が大学受験の目的が明確であることが多いです。

大学受験に向けて勉強を続けるためには、モチベーションの維持が欠かせません。

目的が具体的であればあるほど、モチベーションは持続します

例えば、次のような感じです。

  • 大学に行って国際関係学を学びたい
  • 大学に行ってロボットの作り方を学びたい

また、次のように、直接学問に関係しない目的でもよいのです。

  • 素敵なキャンパスライフを送ってみたい
  • 楽しくサークル活動をしたい
  • 大学で学んで自分に自信をつけたい

大事なのは、「大学で『何か』をしたい」と思っている、その気持ちです。

その「何か(=目的)」が達成されるイメージを持つと、受験勉強がよりはかどるはずです

理由③「社会人入試」を選択できる

理由③「社会人入試」を選択できる

3つ目の理由は、「社会人入試を選択できる」です

先ほども軽くお伝えしたとおり、社会人入試とは、「大学受験・進学を目指す社会人を対象とした入試」のことです。

詳細は次章に譲りますが、社会人入試は一般入試よりも受験科目が少なく、書類審査やキャリアが重視されるため、社会人が挑戦しやすい試験内容になっています

このように、高校生では出願できない枠を活かせるという点も、社会人が大学受験を有利に進められる理由のひとつです。

社会人入試で大学受験をするときの条件と流れ

この章では、社会人入試で大学受験をするパターンに絞って解説を進めます。

①社会人入試の一般的な条件

先ほどもお伝えしましたが、社会人入試で大学を受験するためには、一般的には、次の条件をクリアする必要があります

  • ①大学受験(入学)資格を持つこと
  • ②年齢や社会人としての勤務年数

①の「大学入学資格」とは、「高校卒業」「高卒認定の取得」「高等専修学校や高専での一定の在籍・成績」とお考えください

高卒認定についてはコラム「【すぐ読める】高卒認定試験とは?意外と簡単!取得のメリット・合格のポイントをご紹介」を、高等専修学校・高専についてはコラム「高校中退から専門学校への進学方法を紹介!〜高等専修学校・高専も解説〜」をご覧ください。

②の内容は、大学によって異なりますので、具体的に気になる大学があるなら調べてみましょう

上記を踏まえて、出願の際は、一般的には以下のような証明書類等が必要になります(必要な書類の名称や内容は、大学によって異なります)。

  • 入学願書
  • 志望理由書
  • 最終学歴の成績証明書や卒業証明書

入学願書は、氏名・年齢・住所などを記入する事務的な書類です。大学から取り寄せることになります。

志望理由書は、合否の判定に大きく関わりますので、塾などで専門的な指導を受けて準備すると、合格につながる可能性が高くなります。

最終学歴の成績証明書や卒業証明書は、卒業した高校などに問い合わせましょう。発行に時間を要するため、早めの準備が必要です。

他に、少数ではありますが「推薦状」の提出を求めてくる大学もあります。

推薦状とは、文字どおり、「受験者をその大学に推薦する書類」のことです。

推薦状は、一般的にはお勤め先の所属長や同僚に依頼することになるでしょう。

②社会人入試の一般的な流れ

社会人入試に向けたスケジュールの一般的な流れについて、4月から大学受験に向けて準備を始めるケースを例に見てみましょう。

あくまで例ですので、4月から始めなくてはならない、という意味ではありません。


■4月~ 大学に関する情報収集

  • 社会人の大学受験に詳しい塾などに相談(以後も適宜)
  • 自分が学びたい分野や将来の目標の確認
  • 志望校の学費、カリキュラム、入学・卒業条件などの確認
  • 志望校の修学形式の確認(昼夜開講、夜間開講、通信制など)
  • 志望校を絞り込む

■7月~ 出願準備と試験対策

  • 志望理由書などの準備
  • 証明書類等の発行申請
  • 試験内容の傾向把握
  • 試験勉強

■9月~11月 出願と受験

  • 出願や受験の時期は大学ごとに異なり、出願方法も「インターネット出願」を受け付けているところとそうでないところがあります

■〜1月 合格発表と入学手続き

  • 合格発表後は所定の手続きに従って、期日までに学費の振り込みなどの手続きを進めましょう

社会人入試では出願や受験の時期が「9月~11月」であることが多いため、上記のようなスケジュールを例示しましたが、大学によっては別の日程や、通年での募集を行っているところもあります。

各大学にあわせてスケジュールを立てることが大切です。

社会人から大学受験を成功させた5つの例

ここからは、社会人から大学受験を成功させた例を紹介いたします(ご紹介する全員が、志望大学・学部に合格しています)。

前述のとおり、大学受験を成功させるためには、専門的な知見を持つ人や塾を頼ることが効果的です

ここでは受験合格のポイントになった点を交えながら、キズキ共育塾でサポートを受けた人の事例を5つ見ていきましょう。

成功例①社会人としてのスケジュール管理能力を活かしたAさん

成功例①社会人としてのスケジュール管理能力を活かしたAさん

1例目は、社会人としてのスケジュール管理能力を活かしたAさんです

Aさんは、仕事とプライベート、そして受験勉強の予定を手帳にキッチリ書きこむ几帳面な人でした。

講師が「昔からこんなに几帳面だったのですか」と聞いたところ、Aさんは「高校生のときは、こんなことは全くできませんでした」とのこと。

「社会人になって、嫌でもスケジュール管理せざるを得なくなった」――Aさんは、その経験のおかげで、大学受験の勉強も、具体的に計画・管理できるようになったそうです

大学受験までの全体的なスケジュールを把握しつつ、例えば仕事の都合で思うように勉強が進まなかったときはプライベートの予定を変更して勉強に充てる、予想以上に勉強がはかどったときには思い切ってリフレッシュするなど、細部のスケジュールを調整し、状況に合わせて柔軟かつ効果的な対応を行うことができました。

成功例②「教員になる」という目的のために受験勉強を続けることができたBさん

2例目は、教員になるという目的のために受験勉強を続けることができて合格したBさん

Bさんは、高校のときの成績順位は、ほとんどの科目で真ん中より下でした。

高校時代にも大学受験をしているのですが、そのときはどこにも合格しませんでした。

結局、Bさんは高校卒業後には大学に進学せず、社会人としてずっと働いていました。

そして社会人として様々な経験をするうちに、「教員になりたい」という目的が心の中に芽生えてきました

Bさんは教員になると言う目的の実現のため、再度大学受験を目指し、キズキ共育塾に入塾したのです。

もともと勉強が得意ではなかったBさんですので、理解できるまで時間のかかる問題も多くありました。

理解しにくい問題に出会ったとき、Bさんは粘り強く、理解できるまで取り組み、積極的に講師に質問しました。

Bさんは、「高校時代は、ちょっとわからない部分があると勉強を続けることができなかったんです。今思えば、それは勉強に目的がなかったからなんですね。今はわからない部分があっても、目的があるからあきらめずに取り組めるし、それが楽しいんです」と言っていました。

具体的な目標は、このように、モチベーションの維持・向上に役立つのです。

成功例③仕事を続けながら勉強のフォローアップを受けて大学受験に合格したCさん

成功例③仕事を続けながら勉強のフォローアップを受けて大学受験に合格したCさん

3例目は、仕事を続けながら勉強のフォローアップを受けて大学受験に合格したCさんです

Cさんは、仕事を続けながら、「ロボット工学を学びたい」という明確な目的のために大学受験を目指していました。

週に2日、仕事の帰りにキズキ共育塾で授業を受け、予習・復習は通勤の合間や休日に行っていました。

仕事で不測の事態が起きることも少なくありませんでした。

授業の直前になって、Cさんから「仕事の都合で遅れます」という連絡をいただいたこともよくありました。

そんなときでも、Cさんは「遅れた分、次の授業までの宿題を増やしてもらえますか」と積極的に勉強する姿勢を崩しませんでした

仕事を辞めなくても、Cさんのように、目的意識を持ち、モチベーションを保ち、フォローアップを欠かさなければ、大学合格は可能なのです。

成功例④高校時代の苦手科目を克服して大学に合格したDさん

4例目は、高校時代の苦手科目を克服して大学に合格したDさん

Dさんは、中学・高校時代に、社会科の「公民」分野を苦手としていました。

司法・立法・行政など、国家や法律の仕組みについて学ぶ科目です。

赤点をどうにか免れる程度に学んでいた公民の内容は、高校卒業後にDさんの頭からすっかり抜け落ちていました

一方、地理は得意で、高校卒業後も人並み以上の知識を持っていました。

「社会」の受験科目で地理を選択すれば、受験勉強はカンタンに進んだかもしれません。

けれど、Dさんが大学で学びたい分野には、公民の知識が必須だったのです。

Dさんは講師と話し合い、大学入学後のことを考えて、得意だった地理ではなく、あえて苦手だった公民で受験すること、そして中学校の教科書から学習を始めることを決めました

この決断は、大学受験を目指す社会人の強みと言える「目的が具体的である」点が支えになりました。

授業では、中学校レベルの平易な解説で基本的な学力を身につけてから、高校分野の発展的内容を取り扱う、という方法で効率よく理解を深めていきました。

そして、社会人としてのスケジュール管理能力の高さも活かし、Dさんは、学んだ内容を図式化して、「実際に人に説明するとしたら、どのように説明するか」を定期的に練習するという勉強方法を使い、ポイントを押さえて公民の内容を理解できるようになっていきました

成功例⑤30歳を超えてからの社会人入試で大学に合格したEさん

成功例③仕事を続けながら勉強のフォローアップを受けて大学受験に合格したCさん

最後の例は、30歳を超えてからの社会人入試で大学に合格したEさんです

Eさんは、短大卒業後に就職して働いていましたが、米国への語学留学を経て「もう一度勉強がしたい」と思い、大学受験に再チャレンジします。

Eさんがキズキ共育塾に入塾したのは12月です。

直近の社会人入試は翌2月と、準備が間に合わない可能性も高かったのですが、「効率のいい勉強計画」を武器に、短期決戦に挑むことにしました。

Eさんが力を入れて学んだのは、「すべての勉強の基礎になる『文章力』」でした

講師の指導のもと、小論文の演習を繰り返し行うことで、記述力だけでなく論理的な思考が養われたと言います。

身につけた文章力は、志望動機書を書くときにも大いに役立ちました

Eさんの事例の詳細は、「30歳を超えてからの社会人入試。仕事と勉強を両立して大学受験合格をつかむまで」に掲載していますので、ご興味がありましたらお読みください。

大学受験を目指す社会人のよくあるQ&A

最後に、大学受験を目指す社会人の方からよく聞かれる質問をまとめてみました。

代表的なもの5つをQ&A形式でご紹介します。

①働きながら大学で学ぶことは可能でしょうか?

①働きながら大学で学ぶことは可能でしょうか?

志望校の地理的な条件や修学形態にもよりますが、働きながら大学で学ぶことは、もちろん不可能ではありません

まず、通信制大学(学部・コース)であれば、通学日を極力減らして勉強することができます

通信制大学では、大学から送られてくる教材による自宅学習がメインになり、設定された「スクーリング日」のみキャンパスに通って講義を受けることになります。

単位も、課されたレポートを提出することで認定される場合が多いため、働きながら大学で学びたい社会人の方にはオススメです。

次に、昼に働いている人が通いやすい「二部学部(夜間学部)」があります

二部学部では、夕方から夜にかけて授業を行います。

ただし、二部学部は、残念ながら昔に比べると減っています。

最後に、例えば時短勤務や勤務時間の変更が可能であれば、働きながら「昼の学部」に通学することも可能でしょう

「働きながら大学で学ぶことは誰にでもできる、カンタンである」とは言いません。

ですが、最初から「無理だ」と決めつけずに、大学やお勤め先のことを調査・相談することで、あなたに合った方法で、仕事と大学を両立する方法が見つかるはずです

また、お金と時間がかかるので積極的にはオススメしませんが、「最初から留年を視野に入れる」という方法もあります。

例えば、4年制大学を5年間(以上)で卒業するという計画を立てると、1年間あたりの授業数が少なくなるので、時間的には仕事との両立がしやすくなる、ということです。

②子育てをしながらでも大学受験はできますか?

子育てをしながらであっても、大学受験に取り組むことは充分可能です

ただし、お子さんの年齢や状況などによって様々な優先順位が変わりますので、勉強のスケジュールを柔軟に調整し、効率のいい勉強計画を立てることが特に重要になります。

そのため、周りの人の協力や塾などの専門的なサポートを得ることが大切です

キズキ共育塾でも、子育てをしながら一般受験で大学受験に合格した方がいます(詳しくは、「シングルマザーの大学受験体験記〜講師の支えのおかげで勉強と子育てを両立できた〜」をご覧ください)。

③奨学金は借りられますか?

③奨学金は借りられますか?

社会人であっても借りられる奨学金はたくさんあります

例えば、一番メジャーな日本学生支援機構(JASSO)の貸与型の奨学金は、社会人であっても利用可能です。

また、独自に奨学金制度を設けている大学もあります

奨学金の応募資格などは大学ごとに異なりますので、志望校に問い合わせてみる価値はあるでしょう。

④自分の年齢で大学受験を目指せるか気になります

社会人であるあなたが、「年齢」を理由に大学受験をあきらめようとしているのであれば、そんな必要はありません

若いころに比べると、新しいことを覚える能力は弱くなっているかもしれません。

お伝えしたように、注意すべきポイントもあります。

ですが、ご紹介した成功例のように、社会人ならではの「強み」を活かして合格することは充分できます

⑤どの大学・学部・入試方法が自分に向いているのかわかりません

一口に「社会人」と言っても、目的や状況は一人ひとり異なるため、一概に「どこがいい」と言うことはできません

何度も繰り返すとおり、社会人の大学受験に詳しい塾などに相談すると、「あなたの状況」に合わせて、具体的な志望校が見つかると思います。

まとめ〜社会人からの大学受験は充分可能です〜

まとめ〜社会人からの大学受験は充分可能です〜

社会人から大学受験を目指す方が知りたい情報を網羅的に紹介してきましたが、あなたが求める情報は見つかりましたか?

きっとあなたが思う以上に、毎年、一定の数の社会人が大学を受験します

社会人入試制度を設けて、社会人の受け入れ態勢を整えている大学も少なくありません。

「大学受験なんて無理だ」と決めつける前に、まずは大学受験に詳しい人や、専門の塾などに相談してみましょう

このコラムが、社会人からの大学受験を目指す人の助けになったなら幸いです。

さて、私たちキズキ共育塾は、お悩みを抱える方々のための個別指導塾です。

生徒さんには社会人も多く、毎年、様々な大学に進学しています。

ご相談は無料ですので、少しでも気になるようでしたら、キズキ共育塾の概要をご覧の上、お気軽にご相談ください(ご相談は無料です)

経験豊富な講師とスタッフが、あなた個人の事情に応じて、あなたの学びを具体的にサポートします

最後に、幕末の思想家、吉田松陰の言葉を紹介します。

悔いるよりも今日直ちに決意して
仕事を始め技術をためすべきである
何も着手に年齢の早い晩い(おそい)は問題にならない

学ぶのに、夢に挑むのに、遅いということはない。
幕末の動乱期に生きた彼の言葉は、そんな真実を表していると思います。

お読みいただきありがとうございました。

※紹介した生徒さんの事例は、記事の趣旨を損なわない範囲で、個人の特定ができないように一部事実を変更しています。
※文中の写真は、全てイメージです。

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