
やすだ・ゆうすけ。発達障害(ASD/ADHD)によるいじめ、転校、一家離散などを経て、不登校・偏差値30から学び直して20歳で国際基督教大学(ICU)入学。卒業後は新卒で総合商社へ入社するも、発達障害の特性も関連して、うつ病になり退職。その後、不登校などの方のための学習塾「キズキ共育塾」を設立。経歴や年齢を問わず、「もう一度勉強したい人」のために、完全個別指導を行う。また、不登校の子どものための家庭教師「キズキ家学」、発達障害やうつ病の方々のための「キズキビジネスカレッジ」も運営。
こんにちは。キズキ共育塾の内田青子です。
受験生のあなた、ストレス解消はどうされていますか?
受験勉強をしていると、多大なストレスに悩まされることと思います。
ストレスと上手に付き合って、受験にチャレンジしていきたいですよね。
今日は、受験ストレスを解消する方法をご紹介していきたいと思います。
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目次
受験期間にはストレスとうまく付き合っていく必要があります。
ストレスが深刻なものになると、勉強が手につかないどころか、心身に影響を及ぼすこともあるのです。
ここでは、キズキのスタッフが、生徒からの相談でよく耳にする事例をまとめました。
これらの兆しに覚えのある方は、受験のストレスに由来するものかもしれません。
「少し勉強で頭が痛くなる」という症状がある人は、ストレスが溜まっている可能性が高いです。
長時間の勉強により頭が疲れて痛くなることはあるのですが、短時間で頭痛を感じる場合は注意が必要です。
試験本番の日に緊張で腹痛を起こす人は、意外と多いのではないでしょうか。
自分の中で「頑張ろう」という気持ちが強くあっても、体が追い付かない状況になると腹痛が起こると言われます。
強い腹痛が続くと、胃に穴が空くなど入院に結び付くこともあるので、自分を過度に追い込むことは避けましょう。
勉強に集中しすぎてストレスがたまると、些細なことに対してイライラしたり、他の物事に対して関心がなくなることがあります。
気分転換で運動や外出をしても、常に頭の中には勉強があって、楽しいと思えることがなくなります。
また、同時に勉強の効率も大きく下がるので、勉強が進まないイライラが強くなるという悪循環が生まれてしまいます。
受験のストレスによって、突然泣き出してしまう人も中にはいます。
試験本番への不安や成績不振など、様々なストレス要因が考えられます。
泣くことでストレスを解消している人もいるので、必ずしも悪いとは言えませんが、勝手に涙が出てくるという人は、特に気をつけた方がよいでしょう。
「受験のストレスでほとんど食事ができない」という方もいます。
胃腸の消化機能がうまく働かずに、食べ物を受け付けない状態になっていると考えられるので注意が必要です(摂食障害という病気につながることもあります)。
適度に間食を取ることで1日に必要なカロリーを満たすようにすると、解決につながるかもしれません。
ストレスや不安が増加すると、自律神経が乱れ、吐き気につながることがあります。
ストレスから体を守るために神経が活性化して、胃の収縮が激しく起こるため、吐き気やむかつきを感じるようになるそうです。
こういったときは、「少し横になる」、「冷たい水をゆっくり飲む」などの方法で和らぐこともあります。
無理をせず安静を心がけて、体調を戻すことを先に考えるようにしましょう。
強いストレスを抱えると、睡眠にも影響することがあります。
「身体は疲れているのに眠れない」、「気づけば考えごとをしていて眠る時間が短くなった」など、不眠の兆候が出始めたら注意が必要です。
「人に相談して不安を少しでも取り除く」、「1日3食の食事をきちんと取ることで体のリズムを整える」などの心がけで解消することもあります。
どうしても解消しない場合は、病院で薬を処方してもらうことも一つの手段です。
ストレスによる緊張は、息苦しさを感じる原因にもなりがちです。
ストレスによって筋肉が緊張し動きが悪くなる、ストレスを抱えたまま睡眠時に体を丸めると、内臓が圧迫されるといったことが、息苦しさにつながるとも言われています。
こういった場合は、「吸った空気を十分に吐き出すために、大きく深呼吸を繰り返す」、「姿勢を正す」などの対処で楽になることもあります。
ご紹介した兆候を感じた場合、基本的には「病院へ行く」ことをおすすめします。
「症状に応じた具体的な治療」を受けられることに加えて、病院で現在の状況を踏まえた相談をすること自体で、ストレスで張り詰めた気持ちが楽になることもあります。
GoogleやYahooの検索で「ストレス 病院 (市区町村)」などのワードで検索すると、お住まいの近くで通院できる病院が出てきます。
病院の判断を仰ぎながら、これからご紹介するストレス解消法も実践してみましょう。
一人ですべてを抱え込むようなことはせず、誰かに相談する、手を休めてリラックスする時間をつくることが大切です。
この章では、前章のような兆候が出る前に、または出始めたらすぐに実践できる、受験ストレスのおすすめ解消法を17個ご紹介します。
紹介する方法は、もしかしたら「なーんだ、そんなことか」と思われるくらいカンタンかもしれません。
ですが、ストレスに悩んでいると、カンタンな方法も思い浮かばなくなってしまいがちなのです。
キズキ共育塾の実績に基づく方法ですので、ストレスを溜め込む前に、自分に向いてそうなものをぜひ試してみてください。
声を出すことと歌うことは、ストレス解消にピッタリ。
好きな歌を思いっきり歌って、疲れを吹き飛ばしましょう。
友達といくのもよいですし、今は一人で入れるカラオケもあります。
カラオケに行けない場合は、自室やお風呂などで、普通の会話と同じくらいの音量で歌いましょう。
勉強中は脳が糖分を消費するので、甘い物を補給しましょう。
チョコレートやキャンディーなど、勉強しながら食べられるお菓子がおすすめです。
ストレス解消のためには、趣味も大きな効果があります。
「受験中だから、趣味は絶対に禁止!」と変にガマンしないで、勉強と両立していきましょう。
勉強が気になって趣味が楽しめない場合は、「1時間だけ」「月曜日だけ」など、時間を限定して楽しむことをオススメします。
暗い部屋で過ごすと、気持ちがリラックスします。
ただ暗くするだけでもよいのですが、BGMやアロマキャンドルを付けるのも効果的です。
屋内で受験勉強をしていると、日光を浴びる時間が少なくなります。
日光は体内時計を整え、気持ちを明るくする効果があります。
家の中でも外でもよいので、晴れている日には日光を浴びる時間を積極的につくりましょう。
楽しい妄想をすることは、ストレス解消につながります。
「好きなアニメやドラマに入り込んだらと妄想する」
「好きな人とのデートを妄想する」
「第一志望校に受かって楽しく生活する姿を思い描く」
などなど。
ぜひいろいろな妄想を楽しんでください。
生き物には、癒し効果があります。
犬の散歩の係になる、猫カフェに行く、公園で鳩を見る、植物を育ててみるなど、生き物と関わってみるようにしましょう
長時間体を動かさないことは、気分の落ち込みの原因となります。
バッティングセンターやジョギングで体を動かすと、ストレス解消になります。
運動が苦手な人は、簡単な散歩、ヨガ、体操などでも効果があります。
読書は、受験で疲れた心を癒してくれます。
マンガでも小説でも写真集でも、なんでも好きなものを読みましょう。
特に純文学や新書などは受験勉強にも結びつくので、ストレス解消と勉強を両立できます。
掃除をすると、部屋がキレイになるだけでなく、心までスッキリします。
体を動かすのでストレス解消にも効果的です。
勉強に疲れたら、自室や風呂場などを掃除してみましょう。
男性女性問わず、おしゃれをすると気持ちが明るくなります。
髪を切る、メイクをする、好きな服を着るなど、ちょっとしたおしゃれをして気分転換をしましょう。
受験勉強で使う文房具を好きなものに変える、というのも一つの手段です。
免許をお持ちの方は、ドライブをすると気分がすっきりします。
好きな風景の中をドライブしてみてください。
自分で運転できない場合も、家族が運転する用事についていく、電車やバスで風景を楽しむ、という似た手段があります。
「40分勉強したら20分休む」など、勉強にリズムをつけましょう。
長時間継続して勉強するより、能率が上がります。
能率が上がれば、ストレスも減っていきます。
「受験勉強」というと、「毎日、一日中勉強しなければ」と思う人もいるかもしれません。
そんなことはありません。
休憩時間や休憩日をつくることも、ストレスを解消して勉強するために必要です。
「スケジュールどおりに勉強できない」と不安になっている場合は、一週間に一日、予定を入れない日(予備日、調整日)をつくりましょう。
その日で、スケジュールどおりに行かなかった分をリカバリーできます。
予備日があるという気持ちが余裕をつくり、ストレスを解消してくれます。
勉強に入るときのスイッチとなるものをつくりましょう。
スイッチをつくることで、「勉強に向かうストレス」をなくすことができます。
お気に入りのドリンクを飲む、好きな音楽を一曲だけ聴く、などがおすすめです。
ごほうびがあると、勉強のやる気アップにもつながりますし、ストレスも解消できます。
大げさなものでなくても大丈夫です。
「一週間がんばったら、ごほうびにラーメンを食べに行こう」
「このテキストを終わらせたら、ごほうびに映画を観に行こう」
など、勉強をがんばった先の楽しみを用意しておきましょう。
受験期間のストレスは、受験や勉強とは直接の関係のない原因で発生することもあります(例えば、友人関係、恋愛、心の悩みなどです)。
勉強以外のストレスがあるために、受験勉強に集中できないという方もいらっしゃるでしょう。
そういう場合、自分で解決できることもありますが、頼りになりそうな人に相談してみることもオススメします。
親、友達、先生などへの相談で解決する場合もありますし、学校の相談室、心療内科、精神科などで専門家の助けを借りることが必要な場合もあります。
まずはあまり深刻に考えすぎず、しっかりと人を頼ることが大事です。
緊張感とともに一番ストレスを感じるのが試験直前の時期でしょう。
この章では、私が通っていた高校の養護教諭の方がオススメしていた「試験直前期のストレス解消法」を紹介します。
あくまでも一例ではありますが、ぜひ参考にしてみてください。
非常にカンタンな方法なので、すぐに時間を確保でき、不安が和らぎます。
落ち着いた精神状態で試験本番に臨みましょう。
受験勉強中は、いろんなストレスが発生するでしょう。
ストレスを上手に解消して、受験に向かっていきましょう。
受験ストレス解消法には次のようなものがあります。
もしストレスが心身に大きな影響を及ぼしている場合は、迷わず医療機関を頼りましょう。
勉強以外が原因のストレスがある場合は、人に相談することをオススメします。
あなたが上手にストレスを解消し、受験勉強に集中できるよう、祈っています。
さて、私たちキズキ共育塾は、講師と生徒との一対一の会話を大切にした授業を行っています。
無料相談も行っていますので、少しでも気になるようでしたら、お気軽にご相談ください(保護者の方だけでのご相談も可能です)
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