受験うつとは? 原因や予防する方法、家族ができるサポートを解説
こんにちは。生徒さんの勉強とメンタルを完全個別指導でサポートする完全個別指導塾・キズキ共育塾です。
受験を控えたあなた、またはあなたのお子さんは、以下のようなお悩みはありませんか?
- 勉強に集中して取り組めない
- よく眠れない様子で元気がなく、学校を休みがち
- 成績が上がらず、イライラして家族に当たることが増えた
「受験うつなのでは……」と心配になる人もいるかと思います。
このコラムでは、受験うつの症状や原因、タイプ、治療法、予防する方法、家族ができるサポートについて解説します。
あわせて、受験うつを乗り越えた人の体験談や困ったときの相談先もご紹介します。
目次
受験うつとは?
受験うつとは、受験期に発症するうつ病の通称のことです。
受験うつという固有の診断名や医学用語があるわけではありません。うつ病が発症する時期が受験期であった場合に、この呼び方が用いられることがあります。(参考:学校保健「「5人に1人」|第4回「精神保健・精神疾患を学ぶ」」、大阪メンタルクリニック「受験うつ」 )
そもそも、一般的なうつ病とは、気分の落ち込みや憂うつ感、さまざまな意欲の低下などの精神的症状と、不眠、食欲の低下、疲労感などの身体的症状が一定期間持続することで、日常生活に大きな支障が生じる精神障害・気分障害の一種のことです。(参考:American Psychiatric Association・著、日本精神神経学会・監修『DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル』、厚生労働省「1 うつ病とは:」 、厚生労働省「うつ病」 )
日常会話などで広く使われているという社会的背景を受けて、このコラムでは、内容的には「受験期に発症するうつ病」に関するものを解説しつつ、「受験うつ」という表現を用います。
私たちキズキ共育塾は、受験うつのある人のための、完全1対1の個別指導塾です。
生徒さんひとりひとりに合わせた学習面・生活面・メンタル面のサポートを行なっています。進路/勉強/受験/生活などについての無料相談もできますので、お気軽にご連絡ください。
受験うつの症状
この章では、受験うつの症状を、精神症状と身体症状に分けて解説します。(参考:厚生労働省「うつ病」、大阪メンタルクリニック「受験うつ」 )
前提:うつ病の診断は医師だけが可能
症状を紹介する前におさえておきたいのは、「うつ病の診断は医師だけが可能」だということです。
ここで紹介する症状に当てはまっていると自分で思っている場合でも、「受験うつである」とは言えません。症状の現れ方は、人によって異なります。
受験期に、勉強にどうしても取り組めなくなったり、受験への不安感が大きくなったりすることは誰にでも起こりうることです。しかし、そのことで社会生活が困難になるほどの苦痛を引き起こす場合は、受験うつに該当する可能性が高いでしょう。
診断を受けることなく、「自分は受験うつだ」と判断すると、正しい治療が受けられなくなる危険があります。ほかの病気が隠れている可能性も否定できません。
心身の状況に不安があるときは自己判断はせず、適切な治療を受けるために医療機関に行きましょう。
受験うつの治療では、早期発見・早期治療と、しっかり病院に通うことが大切です。
すでに病院に通われている場合、かかりつけの医師の方針に従いましょう。必要に応じて、別の病院でセカンドオピニオンを求めることも有効です。
症状①精神症状
受験うつの精神症状として、以下のような症状が見られることが多いとされます。
- 注意が散漫になり、勉強しようと思っても集中が難しい
- イライラして、勉強が手につかない
- 以前は取り組めた勉強が、とてもつらく感じる
- 物事の捉え方が否定的になり、テストの結果や志望校判定などをマイナスに捉えがち
- 受験や勉強から逃げたくなる憂うつ感が続き、受験の合否に関する不安が大きい
- それまで楽しかったものごとを楽しめず、勉強以外のことも面倒になる
- 死にたいほどのつらい気持ちが現れる
症状②身体症状
受験うつの身体症状として、以下のような症状が見られることが多いとされます。
- 食欲がなく食べられなかったり、逆に過食してしまったりする
- うまく寝付けず、長く眠れない
- 長く寝すぎてしまったり、日中眠気が強く勉強に集中できないことがある
- 貧乏ゆすりなどして、落ち着きがなくなる
- 声量や抑揚、会話量が減り、発言したり友達と会話したりすることが難しい
- 頭痛、肩こり、めまい、動悸や強い倦怠感を感じる
- 性的関心・欲求が減退する
- 1日中ほとんど動けず、机に向かうことができない
受験うつの原因
この章では、厚生労働省による調査結果を参考に、受験うつの原因について解説します。(参考:厚生労働省「平成26年度全国家庭児童調査」、朝日新聞EduA「「受験うつ」の原因は保護者にある? 親が先になるケースも 心療内科医に聞く症状と対処法|学習と健康・成長」)
原因①受験勉強によるストレス
調査結果によると、「自分の勉強や進路について」悩んでいると回答した中学生・高校生は、悩みがある人の8割を超えています。
中でも、長時間机に向かい続ける大変さに加え、思うように成績が上がらないなど、受験勉強に対するストレスや悩みを感じるお子さんはとても多いようです。
原因②受験のプレッシャー
受験に合格できるかという不安や家族や親戚、先生などが寄せる期待が、受験生にとってはプレッシャーになることがあります。
「受からなかったらどうしよう」「試験で実力を出し切れるだろうか」「期待に応えなければ」―そんな思いが心と体の負担になり、受験うつの原因となるのです。
原因③モチベーションの低下
受験勉強は長い戦いです。入試の日までモチベーションを一定に保つのは簡単ではありません。
思うように成績が伸びずモチベーションが低下した結果、ますます伸び悩む。そんな悪循環におちいり、つらい気持ちを抱える場合もあります。
原因④周囲との比較・競争
友達に偏差値や点数で負けて落ち込んだ経験は、誰にでもあるのではないでしょうか?
「比べても仕方ない」と思いつつも、コンプレックスを感じる人も多いようです。
また、模試の志望校判定で良くない結果が出て、このままでは競争に勝てないと不安になるケースもあります。
補足:そのほかの要因
受験や受験勉強とは直接関わりがない悩みが引き金となることもあります。
例えば、以下のようなケースです。
- 家庭環境に悩みがあり、勉強に集中できない結果成績が落ちる
- 「好きな人と同じ大学に行きたい」など恋愛の悩みが進路決定に影響を及ぼす
- 身体面での心配ごとがあり、行きたい学校があるのにチャレンジできない
以上のように、受験うつの原因はひとつではありません。
家族から見たら「そんなささいなことで」と言いたくなるような悩みでも、時には受験うつの原因になるのです。
受験うつの3つのタイプ
受験うつの症状の現れ方はさまざまです。
医師の吉田たかよし氏は、自身の著書の中で受験うつを3つのタイプに分けています。(参考:吉田たかよし『受験うつ どう克服し、合格をつかむか』 )
この章では、吉田氏の指摘を参考に、受験うつのタイプを解説します。
タイプ①プレッシャー型
「プレッシャー型」とは、家族や学校の先生などの周囲の人が、本人に寄せる期待が過度なプレッシャーとなり、症状が現れるタイプのことです。
イライラや不機嫌など、怒りの表出が多いとされ、周囲に対して攻撃的になることがあります。
タイプ②モチベーション喪失型
受験勉強では、努力がすぐに結果に結びつくわけではありません。
なかなか成績が上がらない、勉強方法に自信がもてないなどの理由でやる気が失われるのが、「モチベーション喪失型」と呼ばれるタイプです。
勉強へのやる気を失ったり、自分に対する無価値感を感じやすくなるのが特徴です。
タイプ③比較・競争型
受験と切っても切り離せないのが比較と競争です。
友人や同じ学校を受験する人たちと自分を常に比べ、競い合う必要にさらされます。
比較や競争をうまく勉強のモチベーションに活かせればよいのですが、劣等感を強く抱いたり、「自分はどうして成績が上がらないのだろう」と強く落ち込んだりすると、受験うつの発症につながることがあります。
受験うつの治療法
クリニックを受診して、受験うつであることが発覚した場合、どのような治療を受けるのでしょうか?
基本的には、受験うつの治療は一般的なうつ病の治療と変わりません。
この章では、受験うつの治療法について解説します。(参考;厚生労働省「3 うつ病の治療と予後:」)
前提:休養
受験うつの治療で大切なことは、心身の休養です。
受験うつは脳の機能が低下している状態、脳のエネルギーが欠乏した状態であるため、その脳を休ませることが受験うつ治療の基本なのです。
しっかりと休養できるように、環境を整える必要があります。「学校や受験勉強から離れて過ごす」「入院環境に身を委ねる」など、身を置く環境を変えることで、症状が軽減される可能性もあります。
治療法①薬物療法
薬物療法とは、その名の通り、症状の改善が見込まれる「抗うつ薬」を服薬する療法です。
服薬を開始してすぐにうつが軽快するというものではないため、継続した服薬が大切です。
自己判断で抗うつ薬の摂取量の増減、中断をせずに、かかりつけの医師の指示に従って焦らずに服薬を継続する必要があります。
また、受験うつには身体的な症状も現れるため、その症状に応じた治療薬を併用することがあります。
治療法②精神療法・カウンセリング
精神療法とは、医師やカウンセラーと対話をしながら、自身の考え方の癖や認知・思考の歪みを修正していく療法のことです。認知行動療法や行動療法、生活上の助言などもこれに含まれます。
主に再発予防という観点が中心です。以後同じような状況になったときに、うつ病が再発しないように、思考パターンや行動パターンを見直すことになります。
そのほかの治療法
そのほかの治療法として、「磁気刺激治療(TMS)」「高照度光療法」「修正型電気けいれん療法」「経頭蓋磁気刺激法」などが用いられることもあります。
受験うつを予防する4つの方法
この章では、受験うつを予防する方法について解説します。(参考:厚生労働省「4 うつ病を防ぐ:」)
方法①ストレスマネジメントを心がける
精神的・身体的ストレスが積み重なると、精神面や身体面にさまざまな影響を与えます。
できるだけ早くストレスを察知し、必要に応じて対処することが、受験うつ予防に役立ちます。
受験期には、誰でも多くのストレスを感じるもの。しかし、ストレスの原因は人によって異なります。
勉強の大変さ、進路を決める際の迷い、試験のプレッシャーなど、なにが問題なのかを把握し、軽減する方法を考えましょう。
例えば、勉強が大変と感じるなら、勉強の時間と休憩時間を決め、メリハリをつけてリフレッシュするのが効果的です。
志望校が決められず迷っている場合は、家族や友人、進路担当の先生など信頼できる人への相談がオススメです。オープンキャンパスや入学説明会などで情報収集するのも役立ちます。
そして、受験のプレッシャーに負けそうなら、受験を経験した先輩の話を聞いたり、合格体験記を読んだりしてみてはどうでしょうか?合格後の生活をイメージするのも楽しいものです。
方法②生活習慣を改善する
生活習慣が乱れていると、心身の不調を感じやすくなります。「睡眠・食事・運動」の3点がしっかりとれるようにしましょう。
特に大事なのが、生活リズムです。起床時刻と就寝時刻は決まっているでしょうか。十分な睡眠は取れていますか?
勉強に集中するあまり、深夜まで机に向かうのはオススメできません。
食事や飲み物にも気を配ってみましょう。カフェインなど嗜好品のとりすぎは頭痛や不安の原因になると言われています。
また、忙しいからといって菓子パンやカップラーメンなどすぐに食べられるものばかり選んでいると、脳に必要な栄養がとれません。
加えて、机に向かうことの多い受験期は運動不足になりがちです。適度な運動をすることで、肩こりや腰痛を防ぎリフレッシュできます。
生活の中に簡単なストレッチや筋トレなどを取り入れてみましょう。
方法③周囲の人に相談する
「受験うつかもしれない」。そう感じた場合は、できるだけ早く、周囲の人に相談するのが大切です。
「最近勉強が手につかなくて……」「眠れないことがあるんだ」など、気持ちや症状を口に出すだけでかまいません。
最も大切なのは、受験生一人で悩みを抱え込まないこと。
家族としては、相談しやすい雰囲気、思いを吐き出しやすい雰囲気をつくることが大切です。
方法④受験うつに関する情報を得る
「受験うつかもしれない」と思ったら、自分を支えてくれる情報を集めましょう。
今の自分の状態や対処方法を知るのに役立ちますし、相談機関も見つけやすくなります。
インターネットなどには受験うつやメンタルヘルスに関する情報が多く存在します。
中には偏向した内容も一部あるため、注意が必要です。公的機関を中心に、複数の情報元を参照していくといいかもしれません。
受験うつのある子どもに家族ができる4つのサポート
受験生であるお子さんの様子を見て、家族が受験うつの可能性を感じ取った場合、何ができるのでしょうか?
受験うつのある子どもに家族ができるサポートについて解説します。(参考:こころの耳「ご家族にできること」、あしたのクリニック新宿院 「うちの子は受験うつ?周りができる対策や治療法などをくわしく解説」)
サポート①話を聞き、理解と共感を示す
お子さんの様子がいつもと違うと気づいたら、まずは話をじっくり聞きましょう。
「やる気が足りないのでは」「考えすぎだよ」と言いたくなるかもしれませんが、お子さんの言葉を否定するのは避けるべきです。
また、「まずは数学の基礎固めからやりなさい」「私が高校生の頃はもっと勉強していたよ」などの言葉も、今は我慢してください。本人が求めていないアドバイスはマイナスにしかなりません。
大切なことは、理解と共感を示すことです。
まず、お子さんが感じているつらさや焦りに寄り添い、言葉に耳を傾けることが重要です。
「受験って大変だよね」「がんばっているね」と理解や共感を伝えることで、心強く感じるはずです。
もしお子さんがあまり話したがらない場合は、無理に気持ちを聞き出そうとしなくて大丈夫です。
「話したくなったらいつでも聞くよ」と、いつもあなたを気にかけている、見守っているというスタンスを示しましょう。
サポート②十分な休養をとらせる
こちらで解説したとおり、受験うつからの回復に大切なことはまず休養です。
元気を出させようと外出に誘ったりイベントを計画したりするのではなく、まずはお子さんが心と体を休ませ、ほっとできる家をめざしましょう。
お子さんが好きなメニューをさりげなく作ってあげたり、静かでゆったりできる環境を整えてあげたりするのもおすすめです。
サポート③生活習慣を整えるサポートをする
生活習慣を整えることは、家族ができる最大のサポートのひとつです。
食事の時間を一定にしたり、カーテンを開け朝日を部屋に入れたりして、本人が規則正しい生活が送れるようにしましょう。
そのためには、家族みんなの協力が大事です。本人が勉強や就寝する時間帯には静かにするなど、家族の中で約束しておくとよいですね。
気持ちが不安定なときにこそ、さりげないサポートが支えになるはずです。
サポート④医療機関や支援機関に相談する
様子を見ていてもお子さんの心身の状態が良くならない。そんなときは、病院に行くことを提案しましょう。
「受験うつでは?」などの言葉はお子さんをますます不安にさせます。気軽な感じで「疲れがとれないみたいで気になるんだ。ちょっと診てもらおう」と伝えてみてはどうでしょうか。
なお、受診のときはお子さんだけに行かせず、家族が付き添うことをオススメします。一緒に医師の話を聞き、これからの対応を考えていきましょう。
相談先は医療機関だけではありません。専門の支援機関に相談することで、学習面の不安や心の重さが解消できる場合があります。
オススメの相談先については、こちらで紹介します。
受験うつを乗り越えた先輩の経験談
受験うつは大変な経験ですが、乗り越えて大学に合格した人もたくさんいます。
この章では、受験うつを乗り越えたキズキ共育塾の生徒さんの体験談を紹介します。
体験談①うつ病・三浪から学び直してICUへ
小松涼太さん(仮名)は上京して浪人生活を送っていたときに、うつ病を発症しました。
通院してじっくり病気と向き合い、回復してきた頃にキズキ共育塾に通い始めました。
通い始めた頃はなかなか病状も安定しませんでしたが、「調子が悪くてもなんとか通塾できた日には、自分の状態を正直に先生に打ち明けました」と、小松さん。
寄り添いながら一緒に回復期を乗り越えてくれた先生の存在がありがたかったと振り返ります。
基礎から学び直して学力を積み上げた結果、見事ICU(国際基督教大学)に合格しました。
小松さんの体験談をより詳しく知りたい人は、以下の体験談をご覧ください。
体験談②理解ある講師に助けられて、うつ病から大学受験・合格へ
高校で成績が急落し、何にも興味がもてない無気力状態に陥った神原哲人さん(仮名)。
家庭の状況が良くなかったこともあり、精神的に追い詰められたといいます。
二浪目のときに受診して薬の処方を受け、少しずつ回復。その頃にキズキ共育塾にも通い始めました。
苦しさを理解してくれる先生と出会い、心が軽くなった神原さんは、苦手科目の英語を基礎から学び、しだいに実力をつけていきました。
その結果、明治学院大学に合格。今は希望通りの環境で、勉強を楽しんでいます。
神原さんの体験談をより詳しく知りたい人は、以下の体験談をご覧ください。
体験談③周りに助けてくれる大人がいる間にたくさん失敗しましょう
太田恵さん(仮名)は18歳の秋にうつ病を発症しました。
文字が読めなくなり、何事もつらく感じる時期。無気力な状態でしたが、「大学へは進学したい」と考えていたのだそうです。
そこで入塾したのがキズキ共育塾。心に残っているのは、先生方が話してくれた体験談だといいます。先生方が乗り越えてきた挫折や失敗の経験を知ったことは、太田さんにとっての励みになりました。
受験当日まで、決して良いとはいえない精神状態でしたが、周りのサポートに助けられて勉強を進め、見事合格を勝ち取りました。
「周りに助けてくれる大人がいる間にたくさん失敗しましょう。いまはつらいことも、きっといつか話のネタになります」と話す太田さん。サポートの大切さを感じるエピソードです。
太田さんの体験談をより詳しく知りたい人は、以下の体験談をご覧ください。
受験うつで困ったときの相談先
受験うつのつらさや困りごとは、一人で抱え込まず、相談先を見つけることが大切です。
この章では、受験うつで困ったときの相談先を紹介します。(参考:厚生労働省「こころもメンテしよう 若者のためのメンタルヘルスブック」)
相談先①保健所、保健センター
全国の保健所や保健センターでは、不眠、うつなど、こころの病気に関する不安や悩みのほか、家庭内暴力やひきこもり、不登校など思春期の問題に関する相談も受け付けています。
医師などのこころの専門家への相談も可能です。「病院受診はハードルが高いけれど、専門家に話を聞きたい」という場合は連絡をとってみるとよいでしょう。
参考:保健所、保健センター
相談先②精神保健福祉センター
こころの健康相談から精神医療に関わる相談、アルコール・薬物乱用、思春期・青年期の相談などに応じています。
不安があるとき、医療が必要かどうかも相談できます。近隣の医療機関などを紹介してもらうことも可能なので、受診を検討している場合にオススメです。
相談先③児童相談所、児童相談センター、児童家庭支援センターなど
18 歳未満の子どもやそのご家族が、子育てやしつけの悩み、発達障害、子どもの行動上の問題などについて相談することができます。
参考:児童相談所、児童家庭支援センター
相談先④教育センター
教育センターは、自治体ごとに設置されています。
高校生相当の年齢までの子どもやその保護者、学校関係者を対象として、不登校やいじめ、発達障害など、教育場面での悩みを中心に相談できるので、学校に関する悩み相談に適しています。
相談先⑤ひきこもり地域支援センター
ひきこもり本人やご家族からの相談を受け付け、必要に応じて関係機関と連携した支援を行っています。
家から出ることが難しくなっている場合にオススメの相談先です。
相談先⑥発達障害者支援センター
発達障害者支援センターでは、発達障害に関する相談を受け付け、必要に応じて関係機関と連携した支援を行っています。
自治体が指定した社会福祉法人、特定非営利活動法人等が運営しており、事業内容や規模は地域ごとに異なります。
受験や勉強の悩みに限らず、関係機関と連携し、地域における総合的な支援ネットワークの構築をめざす施設です。
将来の不安や卒業後の生活の相談もできます。
相談先⑦こころの健康相談統一ダイヤル
こころの問題について、本人はもちろん、家族など周囲の人も気軽に相談できる公的な窓口です。
国や地方自治体などが運営しているので、相談は無料。秘密も守られます。フリーダイヤル以外の電話相談は通話料がかかります。
電話をかけると最寄りの公的な相談機関に接続します。
番号:0570-064-556
おこなおう まもろうよ こころ(ナビダイヤル)
注)NTTコミュニケーションズが定める通話料がかかります。電話会社の通話料割引サービスや、携帯電話の料金定額プランの無料通信は適用されません。
相談対応の曜日・時間は都道府県によって異なります。
こころの健康相談統一ダイヤルのほかにも、電話相談の窓口はたくさんあります。
以下のサイトにまとめられています。気軽に相談してみましょう。
参考:厚生労働省「電話相談窓口」
相談先⑧キズキ共育塾・キズキ家学
私たちキズキ共育塾では、不登校・ひきこもり・中退からの卒業生8000人以上の学び直しをサポートしてきました。
「登校がむずかしい時期でも、キズキ共育塾には通えた」「キズキ共育塾での学び直しで学力を取り戻せた」という声も多くいただいています。
キズキ家学は、不登校専門の家庭教師です。
家から出るのが難しい場合や、家庭だけでは問題の解決が難しい場合に、学習指導だけでなくメンタル面や生活面でのサポートも提供します。
一人では勉強ができない、勉強習慣を身につけたいというニーズにもピッタリです。
キズキ共育塾とキズキ家学では、受験のストレスで勉強を継続するのが難しくなった場合でも、スタッフが寄り添いながら受験勉強をサポートします。
LINEや電話での相談もできますので、Webサイトをチェックしてみてください。
参考:キズキ共育塾・キズキ家学
まとめ〜受験うつは周囲のサポートが大切。ひとりで抱え込まず相談を〜
受験で大きなストレスを感じるのは自然なことです。一時的に心の調子が悪くなるのも無理はありません。
「もしかして受験うつかもしれない」。そう感じたら、一番大切なのは周囲へ相談することです。
キズキ共育塾は12年間、受験や学習に悩むお子さん・親御さんをサポートしてきました。
お子さんの勉強や受験について、少しでも気がかりなことがあるなら、ぜひお気軽に、あなたの思いをお聞かせください。
Q&A よくある質問