【浪人失敗しやすい人の特徴】浪人成功・合格のための3つの行動

こんにちは。年齢を問わず浪人生を完全個別指導でサポートするキズキ共育塾の町田和弥です。
浪人中または浪人をしようか迷っているあなたは、「浪人しても失敗するかも…」と不安なのではないでしょうか?
この記事では、そんなあなたに向けて浪人失敗を防ぐ(=合格の可能性を高める)方法をお伝えします。
結論からお伝えすると、浪人失敗を防ぐ方法は、次の3つです。
- ①生活習慣を整える
- ②とりあえず机に向かう
- ③好き嫌いしない
今あなたは、「えっ、どういうこと?」と思ったかもしれませんね。これから詳しく解説していきます。
なお、この記事は、「あなたを不安にさせるためのもの」「あなたを脅すためのもの」ではありません。
そのため、これからお伝えする「浪人に失敗しやすい人の特徴」などが今のあなたにもし当てはまっても不安にならず、「これから改善していけば大丈夫」とポジティブに捉えてください。
「浪人で失敗したくない」「浪人生活を充実させて合格したい」と思うあなたのお役に立ちましたら幸いです。
目次
浪人失敗の原因

一般的に、浪人の失敗とは「第一志望の学校に不合格」であり、浪人の成功とは「第一志望の学校に合格」でしょう。
そのため、浪人失敗を防ぐ方法として、次のようなことを思い浮かべるかもしれません。
- みんなが通ってる大手の予備校に行く
- 予備校で評判のよい先生に教わる
- 1日最低10時間は勉強する
確かに、これらが効果的な場合もあるでしょう。
ですが、大手の予備校よりアットホームな個人塾が向いている人もいます。
また、誰もが評判のよい先生の授業を受けられるわけではありません。
さらに、志望する学校とあなたの相性によっては、1日の勉強は10時間では足りない(10時間もいらない)こともあるでしょう。
つまり、上記の方法は、誰にでも有効な方法(誰にでもできる方法)ではないのです。
では、誰にでも有効な浪人失敗を防ぐ方法とは、どのような方法なのでしょうか?
その方法を見つけるために、誰もが共通して持つ生活習慣や行動に注目してみましょう。
浪人に失敗しやすい人の生活習慣や行動には、共通点として「他責思考」が隠れているのです。
受験に失敗したことを、次のように、人のせいにしたことはありませんか?
- 「塾が悪かったんだ。来年は他の塾にしよう」
- 「僕もあの先生に教えてもらえていたら、成績が伸びたかもしれないのに……」
受験に失敗して落ち込んでいると、失敗を人のせいにしたくなることもあるでしょう。
うまくいかないことが続けば、何をやっても無理だとネガティブな気持ちになることもあります。
また、実際に予備校や先生があなたに合っていなかった可能性もないとは言い切れません。
ですが、他責思考をやめて自分に向き合うと、今まで見えていなかった失敗の原因が見えてきます。そして、浪人の失敗する可能性も少なくなるのです。
次章では、「浪人に失敗しやすい人の特徴」と「他責思考」の関係を解説します。
浪人失敗しやすい人の5つの特徴
僕は、キズキ共育塾の前にも、いくつかの塾で講師やスタッフとして働いてきました。
いろいろな塾でたくさんの生徒の合格と不合格を見てきた経験から、浪人に失敗する人(=第一志望校に合格しない人)たちには、いくつかの特徴があるを感じていました。
もちろん、「この特徴があると、必ず不合格になる」わけではありません。
ですが、それぞれ特徴には、浪人失敗に導く「他責思考」が隠れているのです。
以下、浪人に失敗しやすい人の「他責思考」に完成する5つの特徴を、詳しく解説します。
特徴①誘惑に負けている

勉強しようと思っていたのに、友達の誘いやその場の雰囲気に流されて遊びにいっていませんか?
飲み会、合コン、遊園地……
時間に余裕がある浪人生は、このように誘惑も多いものです。
「誘惑に負けちゃダメだ!」「家で1人で勉強しよう!」と心を入れ替えようとしても、家の中も誘惑の宝庫です。
布団でゴロゴロ、ゲームをピコピコ、お菓子をモグモグ……
「適度な息抜き」はするべきですが、毎日誘惑に負けていたら勉強が進みません。
その結果、浪人をしても満足な結果が得られないのです。
特徴②塾に通って安心している
塾に通っていることで、志望校に合格できると思っていませんか?
「有名な塾に通っている」「毎日ちゃんと授業を受けている」などと安心していませんか?
確かに塾に通えば、学力は伸びるでしょう。
塾の授業だけで合格する人もいるでしょう。
ですが、全ての受験生・浪人生がそうなるとは限りません。
同じように塾に通っていても、「塾以外ではしょっちゅう遊んでいる浪人生」と、「塾から帰っても予習・復習をしている浪人生」では、塾で得られる効果も大きく違ってきます。
童話『うさぎとかめ』のうさぎにならないよう、注意が必要なのです。
特徴③不健康な生活をしている

あなたは今、規則正しい生活を送っていますか?
浪人生になってから、朝寝坊や夜更かし、不摂生などが増えていませんか?
生活リズムについて、「学校に通っていたときはそんなことなかったのに…」と思うことばかりかもしれません。
海外旅行の時差ボケと同じように、一度崩れた生活習慣をもとに戻すのは大変です。
風邪をひきやすい、授業中に眠いなど、受験勉強を妨げる症状が出てきたら要注意です。
特に、宅浪をしている人は、生活が不規則になりやすく不健康な生活になりやすいでしょう。
下記のコラムでは、宅浪成功のための方法について詳しく解説しているので、宅浪をしている人、または宅浪しようか検討している人は、参考にしてみてください。
特徴④こだわりが強い
塾の先生を選り好みしたり、先生によって授業に優劣をつけたりしていませんか?
「有名な先生の授業しか受けたくない」
「あの授業はつまらないから、さぼっちゃおう」
などと思っていませんか?
自分なりの考えをもって行動することは悪いことではありません。実際に「つまらない授業」もあるでしょう。
ですが、なんでもかんでも自分の思いどおりに好きに行動するのは危険です。
浪人である(=過去に受験に失敗した)あなたの受験勉強は、少なくとも「間違っている部分」や「足りない部分」があります。
先生たちの短所に着目して授業を受けない人よりも、先生たちの長所を貪欲に吸収する人の方が、成長することは明らかでしょう。
スポンジが水を吸収するように、勉強に取り組む姿勢が大切なのです。
「どんな先生からも学ぼうとする姿勢」が薄れてきたら、黄色信号だと思ってください。
特徴⑤受験が自分の意志ではない

親などの周りの人から「大学くらいは行っておきなさい」と言われて、受験に取り組んでいませんか?
そういう人は、「どこに進学すればいい?」と迷い、「何のために受験をしているんだろう…」と不満を抱きがちです。
明治、青山、立教、中央、法政…あなた自身に明確な受験の目的がなかったら、有名どころを思い浮かべるかもしれません。
ですが、そんな状態では主体的に勉強に取り組めませんし、「難しい。受かる気がしない、どうしよう…」と悩むことに繋がります。
浪人失敗を防ぐカギは「他責思考」
では、ご紹介した5つの特徴は、なぜ生じるのでしょうか?/p>
さきほどもお伝えしましたが、上手くいかなかったことを人のせいにする「他責思考」が関係します。
ご紹介した、浪人に失敗しやすい人の5つの特徴に当てはまったあなたは、次のようなことを考えていませんか?
- 友達から誘われたから遊んでもしょうがない
- 学力が伸びないのは塾のせいだ
- 授業で居眠りするのは、先生のせいだ
- 予定が予備校しかないんだから、生活が乱れても仕方ない
- ○○先生、神授業! ××先生、マジ眠い
- 親が「大学行け」って言うからしょうがなく勉強している
などなど。
このように、勉強がうまくいかないことを「人のせい」「環境のせい」にすることが、「他責思考」なのです。。
逆に言うと、「自分に関連することを、自分で責任を持って考え行動できていない」のです。
もちろん、うまくいかないことの全てが「あなたのせい」ではありません。
あなたの言い分が正しいこともあるでしょうし、「悪い他人」もいるでしょうし、自分を責めるばかりでもいけません。
ですが、何でもかんでも「他人が悪い(自分は悪くない)」と考えていては、勉強も人生も、前向きには進みません。
逆に言うと、「他責思考」を手放し勉強を続ければ、浪人に失敗する可能性は下がるのです。
浪人失敗を防ぐための「他責思考」をやめる方法
浪人失敗の可能性を高める「他責思考」をやめる3つの方法を、事例も交えて紹介します。
自分の思考や行動をいきなり変えるのは難しいかもしれませんが、まずは気楽にご覧ください。
方法①生活習慣を整える

まず、早寝早起きと朝ごはんをしっかり食べることを心がけてみてください(農林水産省も推奨しています)。
生活リズムが整えば、健康的に過ごせるようになります。「あの先生の授業は眠い」「浪人中は生活が乱れても仕方ない」などの他責の考えも防げるでしょう。
また、私たちの体には、「体内時計」と呼ばれる機能があります。
「体内時計」とは、25時間の周期で睡眠や体温、血圧、ホルモンの分泌などのコントロールを行う機能です。(参考:農林水産省「みんなの食育」)
一日は24時間なので、このズレを調整する必要があります。
朝日を浴び、朝食を取ると、この体内時計がリセットされ、一日の生活リズムが整うのです。
生活リズムが整えば、次のような症状が解消されると言われています。
- お腹が減って、イライラ
- 脳がボーっとして、勉強に集中できない
- 体がダルい
人にはそれぞれの生活スタイルがあり、それぞれの生活リズムがあることは当然です。ですが、多くの試験は朝早くから実施されます。
そのため、受験生・浪人生の間は、受験に適した生活習慣(早寝早起き、朝ごはん)を心がけてみてください。
方法②とりあえず机に向かう
勉強のやる気が出ていない状態でも、とりあえず机に向かって勉強を始めましょう。
やる気がなくても、いいのです。
「そもそも、やる気なんて存在しない」という脳科学の説もあります。
薬学博士で東京大学薬学部教授の池谷裕二先生の言葉を引用紹介しましょう。
仕事、勉強、家事などのやらないといけないことは、最初は面倒でも、やりはじめると気分がノッてきて作業がはかどる。そうした行動の結果を「やる気」が出たから……と考えているだけ
つまり、「とりあえず机に向かって、勉強を始めること」が大切なのです。
「とりあえず机に向かう姿勢」が身につけば、勉強がはかどり始めます。そして、「塾に通ってるから大丈夫だよね」「友達から誘われたから遊びに行こう」といった他責につながる行動が減っていくでしょう。
とはいえ、机に向かっても何を勉強すればいいかわからない人も多いと思います。
下記のコラムでは、浪人経験者が浪人を成功させるための勉強方法を解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
方法③好き嫌いしない

「この授業、つまらないな」「この先生、嫌いだな」と思っても、好き嫌いせずに最後まで話を聴きましょう。
「どんなことでも、学ぶことやおもしろいことがあるはず」という好奇心が大切です。
好奇心を研究しているカリフォルニア大学の神経科学者であるDr. Charan Ranganath、Dr. Matthias Gruberと心理学者のBernard Gelmanたちは、実験によって次のことを結論づけました。
好奇心をもった脳の状態は、学ぼうとしているその問題に対する学習・記憶効率を高めてくれる
つまり、受験勉強でも、科目や先生などによって好き嫌いせずに、好奇心を持つこと、少なくとも興味を持つことが大切なのです。
好き嫌いをしなければ、「勉強方法や先生に対するこだわり」などの他責につながる行動が減ります。そして、勉強もはかどるでしょう。
また、「親が言うから大学に行こうとしている」場合も、好奇心を持てば「こういう理由で大学に行きたい(または行かずに就職などをしたい)」など、自分なりのモチベーションが出てきます。
下記のコラムでは、浪人失敗の原因の1つとして考えられる「人の目線を気にしすぎること」について解説しています。心当たりがある方は、読んでみてください。
浪人失敗したときの4つの対処法
ここまで、浪人で失敗しないために、他責傾向を減らすための行動をお伝えしました。
ですが、残念ながらどんなに失敗しない方法を尽くしても、うまくいかないことはあります。
規則正しい生活リズムなのに、しっかり勉強もしているのに、「どうして、私だけ・僕だけ、うまくいかないの…」と思うこともあるでしょう。
ですが、「もう、何をやっても無駄」とあきらめるのは早いです。
なぜなら、浪人に失敗してもこれからのあなたの選択や行動によって、人生は開けていけるからです。
それでは、浪人失敗から再び立ち上がるための対処法を、メリット・デメリット、エピソードもあわせてご紹介します。
対処法①合格した学校に進学する

第一志望ではなくても、受かった学校がある場合は、進学してみましょう。
- メリット:とりあえず進学はできる。大学進学の目的によっては、第一志望以外でもその目的を叶えられる
- デメリット:第一志望の学校に進学できない
第一志望の学校ではないので、進学しても満足感が少ないかもしれません。
ですが、第二志望(以下)の大学であっても、大学進学の目的によっては第一志望にこだわる必要はありません。その大学で過ごすうちに楽しくなることもあります。
僕(筆者)が大学に行きたいと思ったのは、高校生時代に物理学会に参加したことがきっかけで、「僕も大学で物理を勉強したい」「物理について議論できる友達がほしい」などの気持ちがあったからです。
現役時代にも浪人時代も、第一志望の大学には不合格で、第二志望の大学に合格しました。
つまり、第一義的には浪人に失敗しています。
ですが、第一志望の大学に合格しなかったものの、「物理を勉強する」目的は第二志望の大学でも達成できるため、「浪人は成功した」のです。
実際に、進学した大学では物理を勉強でき、また議論しあえる友達もでき、とても楽しい大学生活でした。
対処法②もう1年浪人する
第一志望の学校を目指してもう1年がんばることも、1つの選択肢です。。
- メリット:第一志望の大学に行けるかもしれない。「努力した」ことで満足感を得られる
- デメリット:第一志望の大学に行けるとは限らない
すでに勉強を積み上げてきているので、さらにもう1年がんばれば、第一志望の大学に受かる可能性は高まるでしょう。
一方、「あと1年もある」と考えてダラダラ過ごすと、学力もあまり上がらず、また不合格になることも考えられます。
ですが、第一志望の大学に合格しなかったとしても、「できることは全部がんばった」ことで、満足感を持てるはずです。
Aくんは、現役時代は先生に勧められるままに、「今の成績で合格できる大学」を受験し、実際に合格しました。
ですがAくんは、何の達成感もなく始まった大学生活で無気力になり、大学不登校を経て中退しました。
そんなAくんは、改めて大学入学を目指すべく浪人をしたのですが、結果として、第一志望の大学には合格しませんでした。
第一義的には浪人に失敗したAくんですが、本人は「大満足です!」と言っていました。
これは、Aくんの浪人の目的が、「今年一生懸命に勉強して、努力の成果として大学に合格する」ことと、「自分の興味のある学部に進学する」ことだったからです。
現役時代の、「興味のない学部に、ほぼ勉強せずに合格」して無気力になったことを踏まえての目的でした。
第二志望だった大学で学ぶ現在のAくんは、勉強や人間関係などが充実した大学生活を送っています。
対処法③進学せずに就職する

大学は、必ず行かなくてはならないものではありません。
大学でしたいことがあるかもしれませんが、一旦進学せずに就職してみる方法もあるのです。
- メリット:新しい環境・価値観に触れることで、大学進学の目的が(改めて)明確化する。就職先が合っていれば、大学に行くよりも楽しく充実して過ごせる
- デメリット:労働と受験勉強の両方が中途半端になる可能性がある
受験勉強と就職活動、大学生活と労働、どちらがあなたに向いているのかは、やってみなければわからない部分があります。
就職を経験したからこそ、改めて大学進学の意欲が湧くことがあります。
また、逆に「働くこと」が向いているようであれば、「親に言われて大学進学を目指していた」人は、向いていない「受験勉強」を続けなくてもよくなります。
一度就職したらもう大学に進学できないこともありません。働くうちに「やっぱり(自分の意思で)大学に行きたいな」と思うようになったら、そこで勉強を再開すればよいのです。
Bくんは、高校卒業後には大学進学の意思はなく、大手流通会社に就職しました。
自社工場の生産管理を独学のプログラミングで効率化し、楽しく仕事をしていました。
ですが、さらに業務改善をするにはより深い知識が必要があると感じるようにもなり、大学進学を目指すため退職。
予備校に通いながら、大学受験を目指します。
受験勉強に苦労し浪人生活は2年かかりましたが、持ち前のやる気と根性で、見事志望校に合格したのです。
Cさんはイタリアに興味があり、その歴史や言語を大学で学びたいと思っていました。
家に大学進学のお金がないことをうすうす知っていた彼女は、高3の年に国立大学を受験して失敗。
浪人しようにも、費用の問題で予備校には行けません。
それでもどうしても進学をあきらめたくなかったCさんは、1年間働いてお金を貯めました。
そのお金で予備校に通い、2年後に受験。
見事、志望校に合格したのです。
対処法④志望校に合格するまで受験を続ける
先ほど紹介した、「もう1年、浪人してみる」の延長になりますが、第一志望校へ合格するまで、浪人を続けることも選択肢の1つです。
- メリット:合格した場合、第一志望の学校に進学できるので、満足感がある
- デメリット:何年浪人しても、合格できない可能性はある
あきらめずにがんばることで、希望が叶うことがあります。
大学に入ることに、年齢は関係ありません。
ですが一方で、残念ながら「がんばり続けても叶わない」場合もありますし、浪人生活を何年も続けるのは大変です。
無責任に「何年でもいいから続けよう」と言うつもりはありません。逆に「○年経ったらあきらめよう」とも言いません。
また、この方法を実施する場合は、ご自身(やご家族)の状況などもしっかり考え、詳しい人にも相談し、途中で①〜③の方法に切り替えることも柔軟に考えましょう。
ここでは、あきらめないことで大きな自信と満足感を手に入れた人を紹介します。
キズキ共育塾の講師・飯田先生は、5年間の浪人の末、慶應義塾大学の総合政策学部(SFC)に合格しました。
彼は、受験に失敗するたびに「1年がんばった自分をまずほめよう。そして、現状を受け入れよう」と考えていました。
その上で、また1年続けたいか自問し、「よし、もう一度がんばろう」と思える目的が見つかれば、また1年がんばる。
1年1年自分を見つめ直して、ほめるところはほめ、改善するところは改善する。
そうして毎年、毎年、自分を励まし、自分を承認し続けた彼は、大学合格とともに大きな自己肯定感を手に入れたれたのでした。
先述した、「特徴⑤そもそも受験は自分の意志ではない」タイプのあなたも、自分を見つめ直してみると受験の目的が明確になるかもしれませんね。
この記事を読んでいる方の中には、浪人に失敗したお子さんに対して、どう声をかけたらいいかわからず悩んでいる親御さんがいらっしゃるかもしれません。
下記のコラムでは、大学受験に失敗したお子さんに向けた、親御さんの好ましい対応・好ましくない対応を紹介しています。
浪人失敗も考え方次第で「成功」になる

先ほどご紹介した事例からは、一見失敗したように見えることでも、考え方を変えれば失敗ではなくなることがわかります。
例えば、何年も浪人して何度も受験に失敗しているあなたは、気付かぬうちに何年も努力できる粘り強さを手に入れているかもしれません。
現時点で学費がない人も、「お金がなければ稼げばいいんだ」などのポジティブな行動があれば、進学の道が開きます。
多浪の経験も、毎年が改善のチャンスだとポジティブに捉えれば、ただの失敗ではなくなるでしょう。
失敗が続いても、「ポジティブシンキング」を試し、自分の思う「成功」に辿りつくまでやり抜く人になればよいのです。
とはいえ、ネットの情報を見て「浪人に失敗したら引きこもりになるの?」「浪人に失敗した人の末路はどうなるの?」などの不安を抱えている人もいるでしょう。
下記のコラムでは、受験の失敗が引きこもりにつながる理由について解説しているので、心配・不安な方はご覧ください。
まとめ:浪人失敗を防ぐために「他責思考」と手放そう

以上、受験に失敗しやすい人の傾向を「他責思考」との関係からお伝えしました。
繰り返しになりますが、「何でも人のせいにする」ことも「何でも自分のせいにする」ことも、浪人生活に限らず、あなたのためによくありません。
他責思考を適切にやめ、自分をよい方向に変えていきましょう。そうすることで、浪人失敗の確率を下げられます。
ポジティブシンキングで自分を見つめ直せば、受験の目的が明確になり、きっと勉強もうまくいくはずです。
とはいえ、「生活習慣を整えようとしても、どうしてもできない」「合わない先生の授業を真面目に聞いたけど、やっぱり指導方針が合わない」など、悩みが解消できないこともあるでしょう。
また、「他責思考」をやめられない場合、やめようと思ったけど難しい場合、他責が何なのか自分ではよくわからない場合もあると思います。
ですが、どのような場合であっても、あなた一人で浪人生活をなんとかしようと思う必要はありません。
浪人生活を失敗させないためには、浪人の指導や支援に詳しい人に相談することが大切です。
勉強は予備校や家庭教師などがあります。生活に関しては親や友達に相談してみたり、相談内容によっては自治体の相談窓口・医療機関・カウンセラーなども頼れます。
いろんな人に相談することは他責思考ではありませんので、適切に頼りましょう。
あなたの浪人生活が失敗せず、目的が達成されるよう、祈っています。
さて、私たちキズキ共育塾でも、多くの浪人生が学んでいます。
キズキ共育塾は、勉強(方法)だけでなく、進学の目的や生活習慣などにも、完全個別指導で、あなたのための授業を実施します。
生活習慣も、東京医科大学の志村哲祥先生と共同で実施している睡眠改善プログラムも効果をあげています。
少しでも気になるようでしたら、ぜひ一度無料相談をご利用ください。