いじめが原因の不登校への対応法-「お子さまの味方」になりましょう

2018年1月26日 金曜日 投稿

いじめによる不登校―保護者さまは「お子さまの味方」になりましょう

キズキ共育塾でインターンをしている江藤博樹です。

特に中学生という時期は、些細な理由からいじめに発展し、いじめから不登校になるケースが珍しくありません。

私自身、中学校時代いじめにあって不登校を経験しました。

しばらくは無理をして通学していましたが、ある日限界を迎え、学校に行けなくなりました。

学校に行けなくなってからは、家で暗い顔をして、ぼーっと猫を抱いていた覚えがあります。

なぜ自分がいじめの対象となったのか、原因は未だに不明のままです。

今回は、そんな私から、いじめを受けて不登校になってしまったお子さま(主に中学生)を持つ保護者さまに、お子さまが前に進むためのお話をさせていただければと思います。

記事の中で少しでも気になることがあれば、お気軽にキズキ共育塾にご相談ください

不登校やいじめを乗り越えたスタッフも多く在籍しておりますので、経験を交えたお話をすることができます。


「お子さまの味方になる」ことが重要

お子さまに「いじめられている」「学校に行きたくない」と言われたり、「いじめられている」とは言うことができずに暗い表情を見せて学校に行かなくなったりしたとき、保護者さまのご心配はいかばかりでしょう。

おそらくお子さまへの対応にお困りかと思います。

いじめによって不登校になったお子さまが前に進むために親としてできることは、「お子さまの味方になる」ことです。

「お子さまの味方になる」ことさえできれば、必ずお子さまは再び前に向かうことができます

では、「お子さまの味方になる」ためには、どうすればよいでしょう?


居場所づくり~安らげる場所~

お子さまの味方になることの第一歩は、お子様にとって家庭を安らげる場所にすることです。

いじめを受けたお子さまは、学校に居場所を失っています。

「学校に行けない自分はダメな人間だ」と自身を責めることもあるでしょう。

いじめにあっているお子さまは、学校でつらい思いをされているぶん、家には安らぎを求めています。精神的に休む時間が必要かもしれません。

だからこそ、家庭を安らげる場所にしてほしいのです。

家庭が安心できる場所であれば、お子さまはそこを足場に前に進むことができるようになります。

また、保護者さまが焦ったり不安になったりすると、その気持ちはお子さまに伝わります。

お子さまの将来を心配しての行動でも、怒る、叱る、あるいは変に気を遣う、といった行為は関係がぎくしゃくしてしまうもととなるかもしれません(「心配するな」といっても無理な話なので、これはなかなか難しいのでしょうが…)。

私の母は、私が学校を休み始めた当初、学校の先生やクラスメートに聞き取りを行いました。

そして「お前が○○すれば解決するんじゃないか」「やり返せ」といった過激な言葉とともに私を責めましたが、それによって私は逆に態度をかたくなにしました。

その後一時期腫れ物に触るように接されましたが、それはそれで違和感を覚えたものです。

親のスタンスのブレに、子どもは敏感です。

どっしりと構え、お子さまにとってしっかり休める環境、「自分を肯定してくれる環境」をつくってあげてください。

家庭の他にも、習い事や趣味の集まりなど、ご家庭以外の居場所をみつけて、前に進めるケースもあります。

熱中できること、あるいはよい仲間をみつけられれば、それがよいきっかけとなることでしょう。

しかし、お子さまお一人で探したり、入会したりは難しいかもしれません。

保護者さまがお力になってさしあげてください。

注意すべき点として、つらい経験からうつや精神疾患を発症してしまっている場合、医療機関への相談が必須です。


元の学校に戻る以外の選択肢も視野に

いじめについて保護者さまが学校とお話をされる場合も、お子さまに対して「自分はお子さまの味方だ」という立場を明確にしてください。

その上で、問題が解決してお子さまが元の学校に戻ることができればそれはそれでよいことですが、必ずしも元の学校への復帰をゴールに設定する必要はありません

戻ったとして、いじめをしていた生徒は当然そこにいるわけですし、お子さまがすんなり周囲を信用できるとは限らないからです。

それよりも「お子さまの味方である」というスタンスを明確にした上で、無理に学校への復帰を急がせない方がよいでしょう。

また、いじめをしている生徒や学校への対応を含め、いじめの理由や原因をどうこうしようとすると、かえってお子さまも保護者さまも疲弊し、気力を失ってしまうことがあります。

無理にそういう方向性で解決を目指さなくても、お子さまは前に進めます。

例えば転校も視野に入れてみてください。

私自身、父の単身赴任先の町にある中学校に転校し、徐々に学校に通えるようになり、その後高校にも無事合格、前向きな学校生活を送れるようになりました。

元の学校に戻るにせよ転校するにせよ、学校との話し合いや手続きなど、お子さまご本人には難しいことが多いので、保護者さまのできることをしてあげてください。


親子間の信頼関係があれば、前に進みやすい

別のコラムでも書いてある通り、お子さまが前に進もうとする際、保護者さまと信頼関係が築けている場合、相互に提案や相談がスムースにできます。

保護者さまから「こういうところがあるから行ってみたら?」とか、「○○してみてはどうだろう?」と提案することも可能ですし、お子さまが自発的に「○○したいのだけれど…」と相談を持ち掛けるケースもあるでしょう。

とは言え、いじめを受けたお子さまは、人間不信に陥ることも少なくないため、簡単ではないかもしれません。

そのため「味方になる」ということが重要なのです。

「何があっても私たちはあなたの味方だよ」ということを伝え続けることで、信頼関係を築くことができます


まとめ~不登校になったからといって、ネガティブになる必要はない~

まとめ~不登校になったからといって、ネガティブになる必要はない~

お子さまがいじめによる不登校から前に進むために、保護者さまがお子さまの「味方になる」ことの重要性についてお話させていただきました。

最後にお伝えしたいのは、「不登校になったからといって、ネガティブになる必要はない」ということです。

いじめや不登校を経験しても、その後明るく生きている方は大勢いらっしゃいます。

むしろ家族と向き合う時間ができたと思えたり、学校に行っていない間に夢中になれるものが見つかったりするかもしれません。

キズキ共育塾にも、いじめ・不登校を乗り越えた生徒さん・スタッフが多くいます。

思うようにお話ができないお子さまにもしっかり向き合い、授業は雑談から徐々に入っていくことも可能です。

ご相談は無料であり、また保護者さまだけでのご相談も可能です。お子さまが勉強を通じて前に進みたいと思っている場合や、保護者として何をしたよいのかわからない場合など、少しでも気になるようでしたらお気軽にご相談ください


※文中の写真は全てイメージです。


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