学校に行きたくないあなたに知ってほしい、気持ちが軽くなる6つの方法

2017年12月4日 月曜日 投稿

キズキ共育塾の岡田和哉です。

「学校に行きたくない」…そう思ったことは、多かれ少なかれ、誰しもあるものでしょう。

外が寒くて布団から出たくないとき。
髪を切りすぎてしまったとき。
宿題が終わっていないとき。
嫌いな科目の授業があるとき。
学校で嫌なことがあったとき。
勉強についていけなくなったとき。
教室に居場所がないとき。
クラスにいじめがあるとき。
理由を言葉にできないけれど、どうしても行きたくないとき…。

「学校に行きたくない」という言葉は、グーグルで月間数万回も検索されていて、ツイッターにも日々たくさんの声が投稿されています。

それだけ多くの人が、「学校に行きたくない気持ち」を抱えながらも学校に通っています。

私について言えば、高校がすごく息苦しい場所でした。

ずっと人目を気にしながら過ごしていて、一日中緊張していなくてはならないような状態だったからです。

すごく無理をして学校に通っていました。

そして「学校に行きたくないなあ」と毎日毎日思い続けていた私はある日突然学校に行けなくなって、そのまま不登校となり中退、そして引きこもりになりました。

引きこもりになってから社会に復帰するまでには長い時間を要しましたし、後悔はあります。

それでも、あのまま無理をして学校に通い続けていたら体や心をひどく壊していたはずで、総合的には「学校に行かなくなってよかったな」と思っています。

こうした経験もあって、私は、「学校に行きたくない人は無理に行かなくてもいい」と思っています。

無理をして体や心を壊しては元も子もないからです。

ですが、「学校に行きたくない気持ち」が軽くなれば、「無理に」ではなく、心も体も壊さずに、通学を続けられることもあるでしょう。

今回は、「学校に行きたくないけど、でもがんばって通学している人」に向けて、気持ちが軽くなる方法や気持ちを変える方法をいくつかご紹介します。

学校に行きたくないあなたへ
①相談できる人を見つけてほしい

まずは、自分のことを相談できる人を見つけてほしいです。

身近なところでは保護者や先生、友達などがいるでしょう。

身近な人に相談したくない場合や身近に相談できる人がいない場合は、公的機関やNPOなどが行っている、電話、メール、LINE、ネット掲示板などの相談先があります。

「自分のことを人に相談すること」に抵抗感のある人もいるでしょう。

自分で解決しなきゃと思う人。
相談するほどのことではないと思う人。
相談することが恥ずかしいと思う人。
相談しても解決しないと思う人。
どんな言葉が返ってくるか不安という人…。

私も、相談するのは昔から苦手でした。

ただ、大人になったいまは、相談して悩みを聞いてもらえるだけで心が晴れることもあり、自分では気づけないアドバイスをもらえることもあるということがわかってきました。

それに、誰かに話すことで自分の悩んでいることについてうまく頭を整理することができ、自己分析のきっかけとなることもあります。

「学校に行きたくない」という気持ちを誰かに話してみることで見えてくることもあると思います。

「自分だけで思い詰めないでほしい」というのが、誰にも相談できずに不登校となった私からのアドバイスです。

一つの例として、以下の「24時間子どもSOSダイヤル」はどんなことでも匿名で相談できるので、よかったら活用してみてください。

文部科学省 24時間子どもSOSダイヤル:0120-0-78310
(0120の後は、「おなやみ いおう」の語呂合わせで覚えることができます)

学校に行きたくないあなたへ
②学校以外の居場所を探してほしい

「学校(授業、クラス)にもし行けなくなったらここに行こう」という「居場所」を探してほしいです。

例えば、学校には保健室や図書館などがありますし、学校外には習い事や趣味の集まり、相談先と同じく公的機関やNPOが運営する「居場所」もあります。

一度試しに行ってみて、安心できそうな「居場所」かどうか確認することをオススメします。

そういう「居場所」があると心の片隅にとどめておけば、「学校に行きたくない気持ち」を和らげることができます。また、もし本当に学校に行けなくなったときに困りません。

それに、見つけた「居場所」は、「学校に行かない場合の、学校に代わる居場所」になるだけではなく、「学校に行っている場合の、学校に加えた新しい居場所」になることもあります。

「新しい居場所」では「新しい自分」に出会えることもよくあります。

そして、自分を表現できる「居場所」が学校以外にあれば、前向きな気持ちを持つことに繋がっていきます。

「安心できそう」という視点以外には、「自分の好きなことが思いっきりできる」という視点での「居場所」探しもオススメです。

例えば、私が中学時代に通っていたサッカーのクラブチームでは、チームメイトが「ここだとオレは学校とキャラが変わるんだよな。学校に行きたくないなと思ってても、ここに来ると充電できてまた学校に行くエネルギーがたまるんだよ」と不思議がっていたことを覚えています。

また、私の場合は(これは大人になってからですが)月に数回行っていたフットサルが楽しみでいろんなことをがんばれたということもありました。

自分に合う「居場所」を探してみましょう。

学校に行きたくないあなたへ
③「いま在籍している学校」に行かない選択肢を調べてほしい

「『いま在籍している学校』に行かなくても、将来へのルートはたくさんある」ということを覚えておいてほしいです。

キズキ共育塾の生徒さんや講師だけを見ても、
中学不登校から通信制高校に進学して部活も生徒会活動も充実した学生生活を送っている人、
高校を中退して高卒認定を取得して大学に進学した人、
大学中退後に別の大学に入学し直して学業に励んでいる人など、
様々な人がいます。

人生には、選択肢が意外とたくさんあるのです。

あなたが中学生なら「不登校になって内申点が低くなっても進学できる高校」を調べたり、高校生なら「いまの高校と違うタイプの高校」や「高卒認定の取得方法」などを調べたりしてみましょう。

逆説的ですが、「別のルートがある」ということを覚えておくと、「いざとなればそっちに進める」と思えるようになり、いま在籍している学校に行きたくない気持ちが楽になると思います(②の「居場所」と似ていますね)。

学校に行きたくないあなたへ
④学校に行かなかった人の価値観に触れてほしい

「人生において、学校は絶対行かなくてはいけない場所だ」
「学校に行きたくない、けど行かないと人生が終わってしまう」
「学校に行かないなんて普通じゃない」
と思っていませんか?

ですが、世の中には「学校に行かなかった人」はたくさんおり、著名人にもそういう人はいます。

学校に行きたくないあなたには、学校に行かなかった著名人のインタビューなどを読んでみてほしいです。

「著名人は『特別な人』で、自分とは違うから生き方の参考にならない」と思う人もいるでしょう。

もちろん、著名人に限らず「生き方」は一人ひとり違うものであり、直接の参考になるとは限りません。

ただ、学校に行かずに生きてきた人の考え方や価値観に触れてみてほしいのです。

悩みや迷いがあるときに新しい価値観に出会うことは、解決のヒントに繋がることも多いものです。

キズキ共育塾でも、不登校、私立学校中退、大学中退を経験した髭男爵の山田ルイ53世さんにインタビューをしているので、ぜひご一読ください。

学校に行きたくないあなたへ
⑤「学校に行く努力」が「学校に行く価値」と見合うかどうか考えてほしい

「学校に行きたくない」と思いながら学校に通い続けるには努力が必要です。

いまの学校の全てが嫌なわけではなく、好きなところもたくさんあるという人。
親の期待に応えたい人。
学校に行かないのは逃げているようで嫌な人。
どうしてもいま在籍している学校を卒業したい人。

「学校に行きたくない」と思いつつも、その人それぞれで学校に行く「価値」を持っているため、努力して学校に通っているのでしょう。

私は、「学校に行くこと」に「努力と見合う価値」があるものなのか考えることが大切だと思います。

そして、「努力と見合う価値」がないようであれば、学校に行かなくてもいいのだと思います。

別の言い方をすると、「プラスマイナスで考えて、学校に行くことにプラスが多い(大きい)場合は学校に行き、マイナスの方が多い(大きい)場合は行かない」ということです。

とは言え、自分だけで性急に考えて「価値がある(ない)」と判断するのはオススメできません。

そういう判断は、よい結果を生まないことも多いからです。

人に相談したり、学校(教室)以外の場所でじっくり考えたりして判断しましょう(なお、そんな余裕がないときは、「すでに学校に行く努力が学校に行く価値に見合わないとき」です。いったん学校を休んで、心身を整えましょう)。

さて、「努力に見合う価値がある」と思えた場合は、「自分は価値あることのために努力している」という感覚を持てたり、「学校には『価値』のために通っているんだ」と割り切れたりすることから、気が楽になると思います。

そして、「努力に見合う価値がない」場合は、学校を休んで、「じゃあ次にどうするか」ということを前向きに考えましょう(心身がすでにかなり不調な場合はまず休養が大事ですので、焦らず、調子がよくなってからから次のことを考えましょう)。

学校に行きたくないあなたへ
最後に―⑥将来に希望を持ち、何よりも生きていてほしい

ここまで、「学校に行きたくないけど、それでも行っている人」に向けて、私なりの提案をしてきました。

何度も繰り返すように、体や心を壊すほどつらいなら、死にたいと思うほど苦しいのなら、学校には行かなくていいと思っています。

なぜなら、何よりも生きていてほしいと思うからです。

もしあなたと同じような境遇の人が、目の前で命を絶とうとしているとしたら、あなたはどう思いますか?生きてほしいと思うのではないでしょうか?

私も、過去の私のように「学校に行きたくない」と悩んでいる人には、何よりも生きることを大切にしてほしいと思うのです。

私と同じように、あなたに生きてほしいと思っている人が他にもたくさんいることを、理解してほしいです。

学校に行かないことは別に特別なことではありません。

学校に行かなくても幸せに生きている人はたくさんいます。

私は、自分の不登校経験について、「学校に行かなくても勉強は続ければよかったな」などの後悔はあります。

ですがいまは自分のやりたいことに向かって前向きに生きることができています。

人生には「学校に行くこと」よりも大切なことがたくさんあります。

学校に行かないとしても、それ以外のあなたの思う大切な価値にしっかり向き合っていけば、前向きに生きていくことができます。

月並みな言い方ですが、「生きていれば、将来は明るい」という希望を持ってほしいのです。

もし学校に行けない時間に何をすればいいかわからないと言うのなら、個人的には勉強は続けてほしいなと思っています。

どんなルートに進むにしろ、勉強は、ある程度重要だからです。

ただ、自分一人で勉強を続けるのはかなり大変で難しいことだと思います。

私も過去に独学で大学受験を目指して挫折した過去があります。

そのため、そんなときはどこか勉強ができる場所を探してみてください。

幸いなことにいまの時代は学校以外にも勉強を教えてもらえる場所もたくさんできてきています。

不登校の方に学習支援を行う塾などがある地域も増えてきていますし、キズキ共育塾もその一つです。

もし、この記事を読んでキズキ共育塾に興味を持ったなら、お気軽にご相談ください。きっとあなたのお力になれると思います。


※文中の写真は、全てイメージです。