不登校の子どもに母親ができる対応 不登校の原因や不登校の子どもが望む対応を解説

こんにちは。不登校のお子さんの勉強とメンタルを完全個別指導でサポートする完全個別指導塾・キズキ共育塾です。

あなたは今、母親として、不登校のお子さんのことで、以下のようにお悩みなのではないでしょうか?

  • 自分の育て方が悪かったのか…
  • どうすればいのかわからない

このコラムでは、不登校のお子さんがいる母親に向けて、不登校のお子さんに対して母親ができる対応や不登校の相談先について解説します。あわせて筆者自身の体験談を紹介します。

このコラムでは、特にご相談の多い「母親」の観点で述べています。しかし、お伝えしたいことは、基本的には「父親」「保護者」「きょうだい」などの場合でも同じです。

不登校を経験したからといって、お子さんの将来が閉ざされるということは決してありません

お子さんとあなたが前に進めるよう、力になれれば幸いです。

お子さんの不登校の原因が母親とは限りません〜よくある不登校の原因を紹介〜

不登校になる原因はさまざまで、母親が原因とは限りません。また、誰しもが不登校になる可能性があります

まず、お子さんの不登校について、ご自身のことを責めないでください。もちろんお子さんも責めず、前向きな気持ちでお子さんと向き合っていただければと思います。

こちらで解説しますが、不登校の原因を特定することは、不登校の解決につながらないことが多いです。

その上で、「不登校の原因を知りたい」という声をよくお聞きするため、参考として、文部科学省の発表に基づいて、小・中学生の不登校の原因を紹介します。(参考:文部科学省「令和4年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」)

学校に関わる不登校の原因

  • いじめ:約0.2%
  • いじめを除く友人関係をめぐる問題:約9.2%
  • 教職員との関係をめぐる問題:約1.2%
  • 学業の不振:約4.9%
  • 進路に係る不安:約0.7%
  • クラブ活動、部活動等への不適応:約0.3%
  • 学校の決まり等をめぐる問題:約0.7%
  • 入学、転編入学、進級時の不適応:約3.1%

家庭に関わる不登校の原因

  • 家庭の生活環境の急激な変化:約2.6%
  • 親子のかかわり方:約7.4%
  • 家庭内の不和:約1.6%

本人に関する不登校の原因

  • 生活リズムの乱れ、遊び、非行:約11.4%
  • 無気力、不安:約51.8%
  • 該当なし:約5.0%

以上のとおり、「家庭に関わる不登校の原因」の全ての項目を合計しても、約12%です。

その中で、「母親」に限定すれば、さらに低い割合になるでしょう。もちろん、母親が原因で不登校になることは絶対にないとは言い切れません。

しかし、「学校に関わる不登校の原因」や「本人に関する不登校の原因」など、たくさんの原因がある中で、「不登校の原因は母親」「母親が悪い」と思い込むのは、考え過ぎだと言えるでしょう。

どうしても「母親である自分が原因かもしれない」という思いが消えない場合は、不登校に詳しい専門家や支援機関に相談することをオススメします。具体的な支援機関は、こちらで紹介します。

不登校の原因については、以下のコラムで解説しています。ぜひご覧ください。

不登校のお子さんがいる母親が感じやすい悩み

この章では、不登校のお子さんがいる母親が感じやすい悩みを紹介します。

ご自身の悩みと似たものがあれば、「悩んでいるのは自分だけじゃない」「不安や悩みを感じるのは当然のことなんだ」などと、安心材料として受け止めていただければと思います。

また、ここで似た悩みがない場合でも、「誰にも理解されない悩みなのか…」などと落ち込む必要はありません。

専門家や支援機関に相談することで、あなたのお子さんに合った解決策が見つかるためです。相談できる支援機関については、こちらで紹介します。

ここでは、まず参考として、気軽な気持ちでお読みください

悩み①子どもが不登校になった理由がわからない

1つ目は、「子どもが不登校になった理由がわからない」です。

お子さんが不登校になると、「どうして突然学校に行かなくなったの?」「何があったの?」などと、理由を知りたくなるのが、母親の正直な気持ちだと思います。

ほかにも、「自分の育て方がよくなかったのかも…」と、ご自身を責めることで、悩みが深まる方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、実は、お子さん本人も、「不登校になった理由がわからない」ということも少なくありません

また、不登校の理由は、複数の理由が複雑に絡まりあっていて、1つに特定できないこともあります。

そのため、お子さんから不登校の理由を聞き出せたとしても、その理由以外に親御さんに話しづらい理由や本人も自覚していない理由などが隠れていることもあるのです。

不登校の理由の特定は、不登校の解決につながらないことも多いです。そのため、「子どもが不登校になった理由がわからない」と、必要以上に悩むことはありません。

悩み②不登校の子どもに対して何をすべきかわからない

2つ目の悩みは、「不登校の子どもに対して何をすべきかわからない」です。

我が子が不登校になったり、家でふさぎがちな様子であったりすると、「母親である私が何かしてあげないと」と思う方は多いと思います。

また、将来や進路のことを考えて、「早く不登校を解決しないと」という焦りから、何か行動したいと思っていらっしゃるかもしれません。

しかし、そういった思いがある一方で、どのような行動が不登校の解決につながるかわからずに、悩んでいる親御さんも多いと思います

具体的な対応についてはこちらで解説しますが、親御さんのサポートがお子さんの不登校解決には不可欠であることは、間違いありません。

また、親御さんのサポートが、お子さんの安心感にもつながります。

しかし、不登校の状態であることを叱ったり、逆にサポートをしすぎたりすると、親子関係の悪化につながることもあります

あなたのお子さんに合った具体的な対応方法や接し方を知るためには、専門家や支援機関への相談が有効です。

相談できる支援機関については、こちらで紹介します。

不登校のお子さんがいる母親ができる3つの対応

この章では、不登校のお子さんがいる母親ができる対応を解説します。

子どもの不登校を解決するために何かしたいけど、何をすればいいかわからない…」とお悩みの親御さんは、ぜひこれから紹介する対応を実践してみてください。

対応①専門家や支援機関に相談する

1つ目の対応は、専門家や支援機関に相談することです。

親御さんの中には、「子どもの不登校は、母親である私が解決しないと…!」「子どもが不登校であることを、周りの人に言いづらい」などと思っている人もいらっしゃるかと思います。

ですが、ここまでも何度かお伝えしてきましたが、不登校の解決には、専門家や支援機関への相談が不可欠です

専門家や支援機関は、不登校解決の方法やノウハウに詳しい不登校の専門家であるため、きっとあなたやお子さんの支えになりえるでしょう。

また、ご自身のお子さんのこととなると、客観的な理解や判断が難しくなるため、不登校のお子さんと冷静に向き合うことができないことがあるでしょう。

そのため、はじめは抵抗があるかもしれませんが、お子さんのためだと思って、専門家や支援機関にぜひ一度問い合わせてみてください

相談できる支援機関については、こちらで紹介します。

また、こういった相談先は、お子さんのことだけではなく、親御さんの悩みに関する相談も受け付けています。

親御さんの困りごとやつらさについても、一人で抱え込まずに話すことで、精神的な負担が軽減され、お子さんに良い影響を与えることにもつながります

対応②学校復帰のための提案をする

お子さんに対して、学校復帰のための提案をすることも、親御さんができる対応の1つです。

学校復帰とは、その言葉のとおり、不登校の状態から以前同様に学校に通える状態になることです。

ですが、学校復帰を目指す場合でも、「すぐに、毎日、クラスに通える」ようになる必要があるわけではありません

次のような段階を踏むことで、お子さんの負担を軽減しながら学校復帰を目指すことができるのです。

  • 塾や家庭教師などを利用して勉強の遅れを取り戻す
  • 教育支援センター(適応指導教室)に通って、通学のリズムに慣れる
  • 保健室登校をして、少しずつ学校に行く

お子さんは、学校復帰のためにこういった段階を踏めることを知らない場合も多いです。そのため、親御さんから「こういったこともできるんだよ」と伝えてみてください

なお、これらの方法が実際に可能かどうかは、学校や自治体によって異なるため、まずは学校や自治体に問い合わせてみましょう。

ただし、子どもは、「学校そのものがイヤだ」「学校には行きたいけど、今在籍している学校はもうイヤだ」などと感じていることもあります

学校復帰については、そうしたことも踏まえて、お子さんの意志を確認した上で提案することが大切です。

そして、くれぐれも、お子さんに学校復帰を強制することがないようにしてください

教育支援センター(適応指導教室)や保健室登校については、以下のコラムで解説しています。ぜひご覧ください。

対応③今の学校以外の選択肢を伝える

最後に紹介するのは、今の学校以外の選択肢を伝えることです。

こちらで解説したとおり、不登校の子どもの中には、学校復帰に抵抗がある子どもも少なくありません。

親御さんは、「将来のためにも学校に復帰してほしい…!」という思いが強いかもしれません。しかし、今の学校に通うことだけが全てではありません

特に高校生については、次のような選択肢があります。

  • 通信制・定時制高校への転校する
  • 高校を中退して高卒認定試験を受ける

これらの方法であれば高校を卒業したり、大学受験に挑戦したりできるようになります。

通信制高校や定時制高校は、比較的転入や編入がしやすいため、今の学校への復帰を望まないお子さんの選択肢となるでしょう。

特に、通信制高校は、毎日の通学が必要ないため、不登校期間が長いお子さんでも、心理的なハードルが低いと感じられるかもしれません

また、高校を中退して、高卒認定試験を受けることで、大学受験は可能になります。

もちろん大学進学だけが全てではありませんが、「こういった選択肢があること」「学校に復帰しなくてもこれからの進路を選んでいけること」などを、お子さんに伝えてみてください

また、小中学校で不登校のお子さんの場合は、フリースクールに通うことで、自分の居場所が見つかるということがあるでしょう。

こういった情報を知ることが、お子さんが自身の将来について前向きに考えるきっかけにつながる可能性があるのです。

小中学生の不登校からの転校や通信制高校、定時制高校、高卒認定試験、不登校からの大学受験などについては、以下のコラムで解説しています。ぜひご覧ください。

不登校の子どもが母親に望む3つの対応

この章では、不登校の子どもが母親に望む対応について解説します。

ここでお伝えすることは、筆者個人の考えや思いに基づいています。そのため、全ての不登校のお子さんに当てはまるとは言い切れません

ですが、不登校を経験した私が、不登校の時に母親に対して思っていたことや、自分自身で考えていたことなどをお伝えするので、お子さんの気持ちを理解するための参考になるかと思います。

対応①母親には不登校の子どもの「本音」に寄り添ってほしい

私は中学3年生のときに不登校になりました。

もともと、学校での陰口や同調圧力を見て不安・モヤモヤ・イヤな気持ちは持っていましたが、学校には通えていました。

ですが、部活動での挫折と、関連する人間関係のもつれが直接の原因となり、不登校になったのです

不登校になる前は割と活発な中学生だったので、不登校になった当初は、母も私の変化に慌てていました。

母は私を心配して、次のように声をかけてくれていました。

  • なんで学校に行かないの?なんで?学校で嫌なことがあったの…?
  • なんで黙ってるの?なんでもいいから教えて

私は、今でこそ不登校になった原因を言葉にできますが、当時は自分の気持ちを言うことができませんでした

なぜなら、不登校の原因を母に伝えるためには、つらい出来事を思い出して言葉にしなければならないからです。

また、不登校の原因を自分で言葉にすると、「自分はダメな奴だ」とみじめな気持ちになりました。

そのため、本当の原因である部活動のことは言わずに、「陰口や同調圧力があって、中学校がもともとイヤだった」と伝えました。

すると母は、「そんなのは学校だけじゃなくて社会にもたくさんあって、対応方法もたくさんあるわよ」と言いました。

そして、陰口や同調圧力に関する、母の職場での話とアドバイスを続けました。

本音を話していないのは私の方で、母は「私が伝えたこと」に対して真剣に応えてくれました。

ですが、当時の私は、そんな母の言動のことを、「なんで言葉にできない思いに寄り添ってくれないんだろう…」ととらえていたのです。

つまり、「不登校のお子さんは、自分の気持ちを母親や大人に伝えられない場合がある」ということです。

苦しい経験を言いたくない場合があります。自分の気持ちを自分でもよくわかっていない場合もあります。もともと自分の気持ちを言葉にすることが苦手な場合もあります。

どうか、お子さんの本音に寄り添ってほしいと思います

母親がお子さんの本音に寄り添うことができれば、お子さんは前向きな気持ちになることができます。

対応②不登校についての母親の思いをきちんと伝えてほしい

私の突然の不登校に向き合ってくれた母でしたが、その励まし方にも私とすれ違いがありました

母の励まし方は、端的に言うと「学校で少しくらい嫌なことがあったって、ガマンして登校しなさい」というものでした。

当時の私はその言葉にも傷つき、「なんで私の気持ちをわかってくれないんだろう…」と感じ、母に対して心を閉ざし気味になってしまいました

しかし、私が大人になってから、母の本当の意図を知りました。

実は母にも、中学生当時に人間関係が原因で学校に行きたくなかった経験があったのです。

結局、母は不登校にはならず、「なんとか登校を続け、つらいこともがんばれば乗り越えられる」という成功体験と自信を持つようになったそうです。

だからこそ、母は「娘である私もつらいことを乗り越えることができる、それで自信を持てるようになる」と思い、私に「ガマンして登校しなさい」と伝えていたのです。

この背景を知らなかった私は、ただ母に反発していました

もし不登校当時にその背景まで、つまり本当の思いまで聞けていたら、「私のことを信じて、私のことを思ってくれている」と感じ、もっと素直に話し合ったり、頼ったりできていたと思います。

この話からお伝えしたいのは、「母親の言いたいことや思いは、お子さんに伝わっていないことがある」ということです。

母親だからといって、誰もがうまく気持ちを表現できるわけではないでしょう。また、母親自身も子どもと同様に「本音」を隠して話したいこともあるでしょう。

しかし、それでは母親と子どもの間で、すれ違いが生じます。

どうか、ご自分の気持ちをしっかり伝えてほしいと思います

お子さんは、母親の思いをきちんと知ることで、「お母さんは自分と真剣に向き合ってくれてるな」と安心して過ごせるようになり、相談などもしやすくなります。

対応③子どもが不登校でも母親は母親で生活を楽しんでほしい

不登校だった当時の私は、家にいても不安を覚えました

これも、母に関することが理由です。

次のようなことを考え、母の顔色をうかがって生活をしていたのです。

  • 今日も学校に行けなかった。お母さんから怒られたら嫌だなあ
  • お母さんは今どんな気持ちなんだろう。怒らせないようにしなきゃ

家の中でどう行動すればいいのか、正直わかりませんでした。

しかしその一方、次のような母親に対する申しわけない気持ちもありました

  • お母さん、私のせいで、いつも不安そう…
  • 私のせいでお母さんの元気がなくなっていって、悲しい…

そしてまた、次のような感謝や願いもありました。

  • お母さん、私のためにいろいろしてくれてありがとう
  • お母さんはお母さんで、楽しく生きてほしい

そんな私は、母が生活の全ての時間で私のために苦しんでいるのを見ると、ますますどうしたらいいのかわからなくなっていきました。

つまり、「不登校のお子さんは、母親や父親、家族に対して複雑な気持ちを持っている」ということです。

母親のサポートは、不登校のお子さんが前に進む原動力になります。

だからこそ、「複雑な気持ち」を持っているお子さんに、母親がつきっきりで、母親だけで対応することはオススメしません

それでは母親もお子さんも疲れたりイライラしたりして、お子さんの複雑な気持ちがますますこじれることがあるからです。

母親は母親で生活を楽しみながらお子さんのサポートをすると、お子さんは変に気を使うことなく、今のことや将来のことを話し合えるようになります

お子さんの不登校について母親が相談できる4つの支援機関

ここまでも何度もお伝えしているとおり、お子さんの不登校を解決するために必要不可欠なのが、専門家や支援機関への相談です。

また、親御さんがお子さんの不登校に関する悩みや不安を溜め込まないためにも、相談できる相手を見つけておくことは大切になります。

この章では、子どもの不登校について相談できる支援機関を紹介します。

気になるところが見つかれば、問い合わせてみてください。

支援機関①お子さんが在籍する学校

1つ目の支援機関は、今お子さんが在籍している学校です。

学校は、お子さんも学校での様子を把握しているため、不登校になるまでの様子を聞いたり、これからのことを相談したりしやすいでしょう。

具体的な相談相手としては、お子さんにとって最も身近な担任の先生が挙げられます。

信頼できる先生に相談すると進路選びに役立つ情報や、お子さんのこれまでの学校の様子や成績などに関する情報を得られます。

また、先生の経験からお子さんに向いている進路を教えてもらえることもあるはずです。

担任の先生との問題から不登校になっているなどの場合は、カウンセラーに相談するのもいいでしょう。カウンセラーは、臨床心理士や公認心理師だけでなく、学校に配置されているスクールカウンセラーも候補になります。

また、相談をした先生やスクールカウンセラーから、より専門性の高い専門家や支援機関を紹介してもらえることもあります。

ただし、「すでに相談したけれど、話が合わなかった」という話をよく耳にします。

その場合は、無理に相談をし続けることはありません。必要に応じて、成績や出席日数などの事務的な情報だけ確認するようにしましょう

支援機関②自治体の相談窓口

2つ目は、自治体の相談先です。

主には、次のようなものがあります。

自治体によって名称が異なることもあり、また各支援機関によって専門性にも違いがあります。

詳細は、お住まいの自治体のWebサイトでご確認ください。

これらの自治体の相談窓口では、具体的な相談ができることもあれば、専門家や支援機関を紹介してもらえるということもあります

「お住いの自治体に相談窓口があるのか」「どこを選べばいいのか、」など迷う場合は、お住まいの自治体の総合窓口に聞いてみたりしてみてください。

支援機関③不登校の「親の会」

3つ目の支援機関は、不登校の「親の会」です。

不登校の「親の会」とは、一般的には、子どもの不登校に関する悩みがある親が集まって、悩みを相談したり、有益な情報交換をしたりできる場のことです。専門家を招いての講演会を行うこともあります。

親御さんの悩みや不安を吐き出したり、共有・共感し合えたりする場なので、親御さんの心理的な負担を軽減できる場所として、非常にオススメな支援機関です。

「親の会」は、1つの団体ではありません。全国各地に名称も行っていることも異なる、さまざまな「親の会」があります。地域ごとに異なる「親の会」が存在しているため、近くで開催されている会を探してみてください。

会ごとに、行っていることや特徴、雰囲気なども異なっているので、お子さんや親御さんであるあなた自身に合う場所を見つけましょう

一例として、不登校新聞社の「親コミュ」があります。また、「登校拒否・不登校を考える全国ネットワーク」のウェブサイトでは全国の親の会を紹介しています。

参考:
不登校新聞社「親コミュ
登校拒否・不登校を考える全国ネットワーク「不登校の「親の会」の全国一覧

支援機関④不登校の支援機関

最後に紹介するのは、不登校の支援団体です。不登校の子どもを支援している団体は、たくさんあります。

現在の日本には、不登校の親子を支援するさまざまな支援機関があります。

例えば、以下のとおりです。

  • 民間の支援団体
  • NPO
  • フリースクール
  • 不登校の子どもを支援する学習塾(キズキ共育塾もその1つです。)

フリースクールや学習塾では、「その団体への出席」が「在籍している学校への出席」とみなされることもあります

これらの支援機関は、不登校に関する知識やノウハウを持った人が多数在籍しているため、お子さんについてはもちろん、親御さんの悩みについても相談できます。

実際に支援団体を探す際は、「渋谷区 不登校 支援団体」「東京都 不登校 塾」「台東区 フリースクール」というように、お住まいの自治体名などと合わせてインターネット検索をすると候補が見つかるはずです。

気になる支援団体が見つかった際は、問い合わせてみてください。

私たちキズキ共育塾は、不登校の人のための、完全1対1の個別指導塾です。

生徒さんひとりひとりに合わせた学習面・生活面・メンタル面のサポートを行なっています。進路/勉強/受験/生活などについての無料相談もできますので、お気軽にご連絡ください。

参考:学校休んだほうがいいよチェックリストのご紹介

2023年8月23日、不登校支援を行う3つの団体(キズキ、不登校新聞、Branch)と、精神科医の松本俊彦氏が、共同で「学校休んだほうがいいよチェックリスト」を作成・公開しました。LINEにて無料で利用可能です。

このリストを利用する対象は、「学校に行きたがらない子ども、学校が苦手な子ども、不登校子ども、その他気になる様子がある子どもがいる、保護者または教員(子ども本人以外の人)」です。

このリストを利用することで、お子さんが学校を休んだほうがよいのか(休ませるべきなのか)どうかの目安がわかります。その結果、お子さんを追い詰めず、うつ病や自殺のリスクを減らすこともできます

公開から約1か月の時点で、約5万人からご利用いただいています。お子さんのためにも、保護者さまや教員のためにも、ぜひこのリストを活用していただければと思います。

  • 「学校休んだほうがいいよチェックリスト」はこちら(LINEアプリが開きます)
  • 「学校休んだほうがいいよチェックリスト」作成の趣旨・作成者インタビューなどはこちら
  • 「学校休んだほうがいいよチェックリスト」のメディア掲載・放送一覧はこちら

私たちキズキでは、上記チェックリスト以外にも、「学校に行きたがらないお子さん」「学校が苦手なお子さん」「不登校のお子さん」について、勉強・進路・生活・親子関係・発達特性などの無料相談を行っています。チェックリストと合わせて、無料相談もぜひお気軽にご利用ください。

まとめ〜お子さんの不登校について母親だけで悩まないでください〜

不登校のお子さんにとって、母親であるあなたのサポートは必要不可欠です。

ですが、その一方で、母親であるあなたがかかりきりになっていると、お子さんがプレッシャーに感じることがあります。

そのため、「母親だから自分が解決しないと」「子どものために何とかしないと」と気負い過ぎず、ご自身のケアや生活を充実させることも大切にしてください

また、不登校のお子さんの悩みについては、<

Q&A よくある質問

〜〜〜〜〜とはなんですか?

〜〜〜〜〜とは、〜〜〜〜のことです。

詳細については、こちらで解説しています。

〜〜〜〜〜を知りたいです。

以下が考えられます。

  • 11111
  • 22222
  • 33333

詳細については、こちらで解説しています。

監修 / キズキ代表 安田祐輔

やすだ・ゆうすけ。発達障害(ASD/ADHD)によるいじめ、転校、一家離散などを経て、不登校・偏差値30から学び直して20歳で国際基督教大学(ICU)入学。卒業後は新卒で総合商社へ入社するも、発達障害の特性も関連して、うつ病になり退職。その後、不登校などの方のための学習塾「キズキ共育塾」を設立。経歴や年齢を問わず、「もう一度勉強したい人」のために、完全個別指導を行う。また、不登校の子どものための家庭教師「キズキ家学」、発達障害やうつ病の方々のための就労移行支援事業所「キズキビジネスカレッジ」も運営。

【新著紹介】

『学校に居場所がないと感じる人のための 未来が変わる勉強法』
(2022年9月、KADOKAWA)
Amazon
KADOKAWA公式

【略歴】

2011年 キズキ共育塾開塾(2023年7月現在10校)
2015年 株式会社キズキ設立
2019年 キズキビジネスカレッジ開校(2022年7月現在4校)

【メディア出演(一部)】

2022年 NHK総合「日曜討論」(テーマ:「子ども・若者の声 社会や政治にどう届ける?」/野田聖子こども政策担当大臣などとともに)

共同監修 / キズキ相談担当 半村進

はんむら・すすむ。1982年、茨城県生まれ。東京大学文学部卒。
小学校時代から転校を繰り返し、運動ができないこと、アトピー性皮膚炎、独特の体形などから、いじめの対象になったり、学校に行きづらくなっていたことも。大学に入学してようやく安心できるかと思ったが、病気やメンタルの不調もあり、5年半ほど引きこもり生活を送る。30歳で「初めてのアルバイト」としてキズキ共育塾の講師となり、英語・世界史・国語などを担当。現在はキズキの社員として、不登校・引きこもり・中退・発達障害・社会人などの学び直し・進路・生活改善などについて、総計1,000名以上からの相談を実施。

【執筆記事・インタビューなど(一部)】

日本経済新聞 / 朝日新聞EduA / テレビ東京 / 不登校新聞 / 通信制高校ナビ

サイト運営 / キズキ

「もう一度学び直したい方」の勉強とメンタルを完全個別指導でサポートする学習塾。多様な生徒さんに対応(不登校・中退・引きこもりの当事者・経験者、通信制高校生・定時制高校生、勉強にブランクがある方、社会人、主婦・主夫、発達特性がある方など)。授業内容は、小学生レベルから難関大学受験レベルまで、希望や学力などに応じて柔軟に設定可能。トップページはこちら。2023年7月現在、全国に10校とオンライン校(全国対応)がある。

class=”highlight”>ご自身だけで抱え込まずに、専門家や支援機関などの第三者に相談しましょう。

はじめは、抵抗があるかもしれませんが、お子さんと親であるあなたが「次の一歩」を踏み出すきっかけになることもあるのです。

あなたのお子さんも、そして母親であるあなたも、きっと前に進めます。

最後にもう一度、不登校になった私を見守り続けてくれた母に、改めて感謝します。

Q&A よくある質問

子どもが不登校の原因は、母親にありますか?

不登校になる原因はさまざまで、母親が原因とは限りません。また、誰しもが不登校になる可能性があります。

詳細については、こちらで解説しています。

不登校の子どもに母親ができる行動を知りたいです。

不登校のお子さんがいる母親ができる対応を、以下が考えられます。

  • 専門家や支援機関に相談する
  • 学校復帰のための提案をする
  • 今の学校以外の選択肢を伝える

詳細については、こちらで解説しています。

監修 / キズキ代表 安田祐輔

やすだ・ゆうすけ。発達障害(ASD/ADHD)によるいじめ、転校、一家離散などを経て、不登校・偏差値30から学び直して20歳で国際基督教大学(ICU)入学。卒業後は新卒で総合商社へ入社するも、発達障害の特性も関連して、うつ病になり退職。その後、不登校などの方のための学習塾「キズキ共育塾」を設立。経歴や年齢を問わず、「もう一度勉強したい人」のために、完全個別指導を行う。また、不登校の子どものための家庭教師「キズキ家学」、発達障害やうつ病の方々のための就労移行支援事業所「キズキビジネスカレッジ」も運営。

【新著紹介】

『学校に居場所がないと感じる人のための 未来が変わる勉強法』
(2022年9月、KADOKAWA)
Amazon
KADOKAWA公式

【略歴】

2011年 キズキ共育塾開塾(2023年7月現在10校)
2015年 株式会社キズキ設立
2019年 キズキビジネスカレッジ開校(2022年7月現在4校)

【メディア出演(一部)】

2022年 NHK総合「日曜討論」(テーマ:「子ども・若者の声 社会や政治にどう届ける?」/野田聖子こども政策担当大臣などとともに)

共同監修 / キズキ相談担当 半村進

はんむら・すすむ。1982年、茨城県生まれ。東京大学文学部卒。
小学校時代から転校を繰り返し、運動ができないこと、アトピー性皮膚炎、独特の体形などから、いじめの対象になったり、学校に行きづらくなっていたことも。大学に入学してようやく安心できるかと思ったが、病気やメンタルの不調もあり、5年半ほど引きこもり生活を送る。30歳で「初めてのアルバイト」としてキズキ共育塾の講師となり、英語・世界史・国語などを担当。現在はキズキの社員として、不登校・引きこもり・中退・発達障害・社会人などの学び直し・進路・生活改善などについて、総計1,000名以上からの相談を実施。

【執筆記事・インタビューなど(一部)】

日本経済新聞 / 朝日新聞EduA / テレビ東京 / 不登校新聞 / 通信制高校ナビ

サイト運営 / キズキ

「もう一度学び直したい方」の勉強とメンタルを完全個別指導でサポートする学習塾。多様な生徒さんに対応(不登校・中退・引きこもりの当事者・経験者、通信制高校生・定時制高校生、勉強にブランクがある方、社会人、主婦・主夫、発達特性がある方など)。授業内容は、小学生レベルから難関大学受験レベルまで、希望や学力などに応じて柔軟に設定可能。トップページはこちら。2023年7月現在、全国に10校とオンライン校(全国対応)がある。

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