学校を休みたいあなたへ 学校を休む言い訳を解説
こんにちは。生徒さんの勉強とメンタルを完全個別指導でサポートする完全個別指導塾・キズキ共育塾です。
学生のあなたは、以下のようなことで悩んでいませんか?
- 今日はなんとなく、学校に行きたくない
- でも、ズル休みはよくない…
- 無理に学校へ行き続けるのが辛い!
体や精神的な不調が現れる前に、適切な休息を取るのは大切なこと。ときには、思い切って学校を休むことも必要です。それは決して、ズル休みではありませんよ!
このコラムでは、学校を休む言い訳をする相手や具体的な言い訳の例、学校を休むときに罪悪感を持たずにすむコツ、休んだ翌日の対応、欠席扱いにならないケースについて解説します。あわせて、親ができる対応も紹介します。
周囲に心配をかけすぎず、スムーズに学校を休むためのポイントを見ていきましょう。
私たちキズキ共育塾は、学校を休みたい人のための、完全1対1の個別指導塾です。
生徒さんひとりひとりに合わせた学習面・生活面・メンタル面のサポートを行なっています。進路/勉強/受験/生活などについての無料相談もできますので、お気軽にご連絡ください。
目次
学校を休む理由は正直に話したほうが良い?
学校を休むときは、できれば、理由を正直に話してください。
あとでトラブルになることを防げるだけでなく、それをきっかけとして、学校を休みたくなるほどの悩みなどが軽くなることもあるからです。
とはいえ、自分の悩みなどを言葉にして、人に伝えるのは難しいことです。
そんなときは、嘘も方便です。体調不良や家庭の都合などを言い訳にして、休むことも検討してください。
学校を休む言い訳4選
この章では、具体的な学校を休む言い訳について解説します。
言い訳①体調不良
体調不良は最も一般的で、受け入れられやすい言い訳です。発熱や頭痛、腹痛などの具体的な症状を伝えることで、より説得力が増します。
ただし、何度も同じ理由を使うと信頼性が低下します。また、後日診断書の提出が求められたり、いくつかの手続きが必要になるため、感染症や難病などの登校に許可がいる病気を言い訳に使うのは避けましょう。
生理痛や成長痛など、思春期によくある症状を欠席の理由に使うのもありです。
親や先生が「ありそうだな」と思うような病気や症状を選びましょう。
言い訳②家族の用事
個々の家族メンバーに関する用事は、多くの人が理解を示してくれる言い訳です。「自分は休みたくないけれど仕方ない…」という雰囲気を出すことで、相手が疑いにくくなるのです。
また、家族ぐるみの付き合いや行事への参加も学校を休む言い訳になります。具体的には、以下のような例です。
- 家族の引っ越しを手伝う
- 祖母の病院の付き添い
- 親戚の法事に行く
- 親が出張になり、幼い兄弟の面倒を見なくてはいけない
こうした状況は突発的に陥ることはあまりないので、ピンポイントで休みたい日があるとき、前から準備しておく場合などに有効です。
一方で、このタイプの言い訳は何度も使うことができません。言い訳に使った本人と口裏を合わせておかないと、後から嘘がばれてしまう可能性もあります。
家族の用事を言い訳に使うのはどうしてもの場合の手段にし、きちんと本人にも伝えておきましょう。
言い訳③感染症対策
社会的な認識の変化に伴い、感染症への対策は、欠席の理由として納得されやすいものになりました。
休むほどの体調不良でなくとも、感染症の症状に似ていれば、念のために検査を受けることは一般的な行動です。あとで「やっぱり大丈夫だった」と言えるので、言い訳としては、仮病よりも使いやすいかもしれませんね。
また、「週末に受験生の従兄弟が来るので、念のため検査を受ける」など、他の人への配慮も疑われにくい言い訳です。実際に、家でできる簡易検査を受けておけば、言い訳も嘘ではなくなります。
特に受験シーズンには、使いやすい方法でしょう。
言い訳④人間関係や精神的な悩み
心の健康は、身体の健康と同様に大切です。学校を休みたい本当の理由がなんらかの悩みにある場合は、家族など、信頼できる相手に自分の状況を報告するつもりで「悩んでいることがあって、少し落ち着いて考えたい」などと告げておくとよいでしょう。
周囲の人が状況を把握することで、事態が好転したり、心が軽くなったりすることもあります。
ただし、休みたい理由がほかにある場合には、この言い訳はあまりオススメできません。必要以上に、事態を深刻化させてしまう危険があるからです。
完全にでたらめとして言い訳に使うのではなく、事実を知ってもらうきっかけとして、信頼できる人に話してみましょう。
補足:学校を休むために使わないほうがいいNG言い訳
言い訳に使わないほうがよい話題があります。例えば、以下のような例です。
- 友人や先生を名指しした言い訳
- 大げさな出来事
「先生が休めと言った」など、家族以外を名指しで言い訳に使うのはやめましょう。なんらかの迷惑をかけることにつながりかねません。
また、「家が火事になった」など、大げさすぎる言い訳は信憑性に欠けます。また、過度な心配をかけたり、トラブルにもつながります。
理想的なのは、完全な嘘にせず、状況を少し誇張する方法です。例えば、「少し体調が優れない」などの表現なら、大きな嘘をつくことなくスムーズに休めるでしょう。
学校を休んでも、欠席扱いにならないケース
学校を休んでも欠席扱いにならない、つまり出席扱いとするケースがあります。いわゆる公欠(公認欠席)です。
公欠(公認欠席)とは、公式試合への参加や受験などの理由で欠席した生徒に対し、学校や学校長が設ける特別措置のことです。
なお、公欠は、法的な定義がある制度ではありません。法規上の措置である出席停止とは趣旨が違うため、細かな判断や対応は自治体や学校によって異なる場合があります。(参考:玉川学園「2016年・冬 学校感染症と「公欠」について」)
一般的に公欠扱いとなる事例としては、以下のようなものがあります。(参考:桜美林高等学校「公欠願」、愛媛県立松山東高等学校「公欠・忌引・出席停止について」、広島県立三次高等学校「教務規程」)
- 学校行事や部活動の公式試合への参加
- 災害や交通機関の遅延による登校不能
- 受験
- 感染病や難病の発症
これらのケースでは、学校を休むのに言い訳をする必要はありません。
ただし、事前に学校側への連絡や、場合によっては証明書の提出が必要となることがあります。具体的な手続きについては、学校に確認してください。
学校を休む言い訳をする相手
この章では、学校を休む言い訳をする相手について解説します。
相手①親・家族
学校を休むためには、まず、保護者である親や家族の了承を得る必要があります。
一緒に暮らしている相手だからこそ、誤魔化しがきかないケースも多いでしょう。ポイントは、自分がなぜ休みたいのか、ある程度きちんと伝えることです。
家族には言いにくい理由があるときも、完全に嘘にならない程度に本当のことを伝えておくと、気持ちも伝わりやすくなります。
例えば、学校での生活や人間関係に悩みがある場合には、「熱はないが、体調が悪い。学校で心配事があるせいかもしれない。このまま学校へ行くと悪化しそうだから、今日は休んで、ゆっくり考えを整理したい」などと伝えるとよいでしょう。
また、限界に達する前に、いつもの会話の中で、軽く悩みや現状を伝えておくのもオススメです。
普段の様子から、親御さんや家族は悩みがあることを察してくれるかもしれません。無理に話したくないときは「いまはそっとしておいてほしい」と伝えましょう。
参考記事:キズキ家学「「学校を休む理由」を親にうまく言えないときの交渉術7選」
相手②学校
学校への欠席の連絡は、保護者がするのが一般的です。親御さんから欠席の承諾を得られれば、学校への言い訳は考えなくてよいケースも多そうですね。
ただし、親が学校へなんと伝えたかは、きちんと確認する必要があります。親が「腹痛で休む」と伝えたのに、本人が学校で「ケガをして休んだ」と話すと、先生はズル休みだと思うかもしれません。
また、学校によっては、本人が欠席の連絡を行うことになっているところもあります。信頼できる先生がいる場合は、無理な言い訳をせずに本当の理由を話してしまうのもひとつの手です。
その場合は、親に話しても良いかどうかもあわせて伝えましょう。情報の行き違いがあると、余計な心配をかけることにもつながります。
いずれの場合も、休みが長引く場合や頻繁に欠席するときには、どこかで先生や親と話し合いをする必要が出てきます。そのときに混乱しないように、最初から、あまり複雑な嘘をつかないようにしておきましょう。
「学校がつらい」と感じたときに罪悪感を覚えずにすむコツ
この章では、学校を休んだときに罪悪感を覚えずにすむコツについて解説します。
コツ①できるだけ正直に話す
学校を休むときに罪悪感を覚えるのは、嘘をついて休むと言う後ろめたさがあるからです。ということは、嘘をつかずにすめば、罪悪感は薄れるはずです。
悩みがあったり、自分でも原因がわからないのに学校に行けないと感じたりするときは、親御さんや友人、信頼できる人などに話をしてみましょう。スクールカウンセラーなどの専門家も、力になってくれるはずです。
また、学校では正直に話せなくても、家族には本当の理由を話せることがあるかもしれません。学校を休む理由を吐き出すことで、心が軽くなることもあるはずです。
「ズル休みの罪悪感に耐えられない」と感じたら、誰かに本当の理由を話してみましょう。
コツ②いつまで休むと決める
「学校を休むと、いつまでもいけなくなるかもしれない」と、不安に思う人もいるかもしれません。実際に、そのまま不登校になった人もいます。
ですが、そもそも必要な休息であれば、しばらく学校を休んだり、フリースクールなどに通ったりすることは、決して悪いことではありません。
「今日は休むけれど学校には通いたい!」と考えている場合には、休む期間を自分で決めておくのがオススメです。
休む期間を具体的に決めることで、漠然とした不安を軽減できます。「今日一日だけ休む」「週末まで休んで月曜日から頑張る」など、期間を明らかにしておくことで、罪悪感も和らぎますよ。
コツ③休んだ日を有意義に過ごす
休みたいと思うのは、体や心がそれを必要としているからです。1日寝て過ごすよりも、趣味に集中したり、軽い運動をしたりしてリフレッシュすることで、より有意義な回復期間にすることができる可能性があります。
また、休みが長引いたときには、勉強についていけるかどうかも不安ですよね。1日のスケジュールの中に勉強時間を組み込んで、自分で立てた目標を目指すことで、達成感も得られます。
1日1日を有意義に過ごし、「休んでよかった」と思える欠席期間にしましょう。
学校を休んだ翌日にするとよい対応
学校を休んだ翌日は、なんとなく学校に行きづらいような気がするものです。「休んだことをなにか言われるかもしれない」と、心配になる人もいます。
実際には自然に溶け込めることがほとんどですが、気になるときは自分からクラスメイトに声をかけ、休みの間の様子を聞くなどのコミュニケーションを取りましょう。
その際、休んだ理由を簡単に伝えておくと、それ以上突っ込まれずにすむかもしれません。
また、自分の代わりに当番や係の仕事をしてくれた友達がいれば、きちんとお礼を言いましょう。
子どもが「学校を休みたい」と言い出したときに親ができる3つの対応
この章では、子どもが「学校を休みたい」と言い出したときに親ができる対応について解説します。
対応①まずは話を聞く
お子さんが学校を休みたいと言い出したときは、まずは落ち着いてその理由を聞くことが大切です。批判や叱責は避け、お子さんの気持ちに寄り添う姿勢を示しましょう。
ときには、お子さんが本当の理由を話してくれないこともあります。そんなときは無理に聞き出そうとせず、自分から話してくれるのを待ってください。
学校で、子どもは親が思う以上にがんばり、気を張っています。たまには休みが必要になることを理解し、ゆっくり休めるよう、適度な距離で見守ってください。
対応②学校へ行くことを強制しない
基本的に、ズル休みはよくないことです。子どもが理由もなく休みたいと言い出したら、「親はきちんと叱るべき」と考える人もいるでしょう。
もちろん、その考えは間違いではありません。しかし、子どもの状況や理由によっては、無理に学校へ行かせることが逆効果になる場合もあります。
お子さんが悩みや疲労を抱えているときには、学校を休み、静かに過ごすことが必要です。一時的に休むことで心身がリセットされ、より良い状態で復帰できることもあります。
休みが長引くと、親御さんが不安になるのも普通のことです。ですが、そんなときこそ、お子さんの様子をよく観察し、学校に行ける状態になったかどうかを話し合いを重ねましょう。
対応③休みが長引くようなら、専門家に相談する
休みが長期化する傾向にある場合は、専門家に相談することも大切です。学校の先生やスクールカウンセラー、医療機関の専門家に相談しましょう。
専門家の助言を得ることで、お子さんの抱える問題をより深く理解し、適切な対応策を見つけることができるかもしれません。また、お子さんが精神的な病気を抱えている場合は、親御さんだけの力で解決することは困難です。
必要に応じてサポート機関や専門家を他より、お子さんを支えていきましょう。
まとめ~つらいときは正直に休んでも大丈夫〜
学校を休むことは、ときとして必要な選択肢です。
体調不良や家庭の事情、精神的な問題など、休む理由はさまざまですが、重要なのは、できるだけ正直に状況を説明することです。
本当の理由が言えないときでも、少しだけ正しい情報を混ぜた言い訳にすることが、罪悪感を軽減させることにもつながります。
また、休んでいる間は目標や計画を立て、有意義に過ごすことも大切です。
悩みを抱えているときは信頼できる相手に相談し、必要に応じて、専門家や医師のサポートを受けましょう。
適切な休息を取り、無理のないように負担を取り除きながら、学校生活のバランスを取ってくださいね。
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