大学受験の面接を徹底対策 コツや流れ、マナーを解説
こんにちは。大学受験を完全個別指導でサポートするキズキ共育塾です。
大学受験では、総合型選抜入試や学校推薦型選抜入試の面接に、次のような不安がある人もいるでしょう。
- 今まで一度も面接を受けたことがない
- 高校受験のときに面接をしたけれど、あまり記憶に残っていない
そんな人も、マナーを守り、準備をしておけば大丈夫です。
このコラムでは、大学受験の面接の基本や考えておくべきポイント、対策などを解説します。
一般入試でも、医学部などは筆記試験に加えて面接が行われる場合もあります。募集要項をしっかりとチェックした上で、面接の対策が必要な場合は参考にしてみてください。
大学受験の面接にお悩みの方の役に立てば幸いです。
目次
大学受験の面接とは?
この章では、大学受験の面接の概要や現況、増加している要因を解説します。
大学受験の面接の概要
面接試験とは、学力テストの結果のみで合否を判定するのではなく、総合的に受験生を評価するために実施される試験方法のことです。
これまでの経験・経歴や現在の問題意識、大学・学部で学ぶ意欲、人間性など、学力テストだけでは測ることが難しい側面を多面的に評価して、大学・学部との相性を見極めます。
総合型選抜や学校推薦型選抜では、学校ごとに求める人物像や評価の基準が違います。
そのため、志望分野であるかどうかはもちろんのこと、自分が有利に戦える試験内容か、という点も確認することが大切です。
事前の準備や提出物が必要になる場合もあるため、募集要項をきちんと読んで計画を立てましょう。
大学受験の現況
まず大前提として、近年、大学受験をとりまく環境は大きく変化してきています。
現役の学生や浪人にとって、現在の大学受験には大きく分けて次の3つの種類があります。
- 一般選抜:当日の学力テストの結果で合否を判定
- 学校推薦型選抜:一般的に出願書類、面接、小論文の審査結果で合否を判定。学校長の推薦が必要。高校の学業成績や活動実績も評価される
- 総合型選抜:一般的に出願書類、面接、小論文の審査結果で合否を判定。学校長の推薦は不要。個人的な経験や学ぶ意欲も評価される
社会人のみが利用できる「社会人入試」というものもありますが、このコラムでは省略します。
これまでは一般選抜が大学受験の中心でした。ですが現在は、大学・学部ごとに選抜方法が多様化しています。近年は一般選抜で入学する学生の割合が5割を切る私立大学も増えているなど、さまざまな変化がでてきています。
特に総合型選抜では、大学・学部との相性が大切です。
分かりやすい実績がなかったとしても、これまでの経験や、志望理由、大学・学部で学びたいこと、将来の展望など、一貫性のある自分だけのストーリーがあれば、大きなアピールポイントになり得ます。
その点を理解し、前向きに対策をしていきましょう。
大学受験の面接が増加している要因
総合型選抜や学校推薦型選抜が増加している要因は、いくつか考えられます。
大学側にとっては、「少子化で子どもの数が減る中で、大学が学生を安定的に確保するためには、受験方式を多様にする必要がある」といった事情もあるのかもしれません。ただしもちろん、これだけではありません。
社会が大きく変化していくなか、学力テストだけでは測ることのできない、さまざまな資質を持つ学生が必要であると社会全体が気づき始めたことも大きいでしょう。
具体的には、以下のような素質です。
- 主体性や行動力といった、社会で必要とされる資質がある
- 大学受験をゴールにせず、大学・学部で学ぶ意欲や目的意識がある
- さまざまな苦手があっても、得意分野がひとつある
- 解決したい社会課題が明確にある
面接では「自分にはそんな力がある」ということを制限時間内に表現することが求められます。
これまでの経験や考えてきたこと、現在の問題意識、これからやりたいこと、そしてその実現のために何を学びたいのか。
丁寧に振り返り、一人ひとりの経験に基づいて、アピールポイントを考えていきましょう。
補足
「学力だけで審査される試験の方が公平だ」「面接が主になると、家庭環境などによって有利・不利の差が大きくなる」という意見があることは承知していますが、このコラムでは、その論点については省略します。
大学受験の面接の種類
面接にはさまざまな種類があります。面接の種類に応じて表現の仕方を工夫していきましょう。
いずれの形式でも共通しているのは、「制限時間内に自分の強みを精一杯表現する」ということです。
それぞれの種類について解説します。
種類①個人面接
個人面接は、面接担当者の質問に一人で答える形式です。主に受験生自身のことについて聞かれます。
志望理由や大学・学部で学びたいことなど、受験生がどんな人なのか理解するための質問が主になります。
思う存分自己アピールができるので、制限時間内で精一杯、意欲を伝えましょう。
種類②集団面接
集団面接は、数人が並んで座り、面接担当者の質問に答える形式です。順番に答えることもあれば、順不同の場合もあります。
個人面接同様に、受験生自身に対する質問が主になりますが、周りにも受験生がいるため、ほかの人の受け答えに左右されないことが大切です。
ほかの受験生に影響され、準備した志望理由を突然変更するといったことはせず、自信をもって自分を表現するように心がけてください。
また、周りの受験生が話しているときには傾聴するようにしましょう。
個人面接、集団面接においては、一般的によくある話をしたり、周りと似たような話をするより、自分だけの経験を話すほうが大切です。
オリジナリティを大切に、熱意と自信をもって自己アピールしていきましょう。
種類③口頭試問
口頭試問は、面接担当者から志望大学・学部についての知識や一般教養を問われる形式です。面接といっても学力テストに近いものだと認識しておきましょう。
もちろん受験生の人間性も大切になりますが、学習意欲、思考力、学力などを見るためのものになります。
志望大学・学部にまつわる知識だけではなく、一般教養、時事問題などについても準備しておきましょう。
志望大学・学部の過去の口頭試問内容を確認しておくと安心です。
種類④プレゼンテーション
プレゼンテーションタイプの面接では、事前にテーマが提示され、各自準備をしたうえで、面接担当者の前で発表する、という形式が一般的です。
テーマに関する質疑応答や、受験生本人に関する質問がある場合もあります。
準備に時間がかかるため、志望する大学・学部の募集要項は早めに確認するようにしましょう。
よくあるテーマは、以下のとおりです。
- 自己PR
- 高校時代の活動
- 将来やりたいこと
- 社会問題を解決するアイデア
プレゼンテーションでは、事前に提示されたテーマで求められていることを正確に理解し、自分の主張や熱意を簡潔に論理的に表現することが求められます。
また、指定された制限時間内にまとめることも大切です。家族や知人などに協力してもらい、実際に人前に立ち、本番と同じように練習しておくようにしましょう。
種類⑤ディスカッション
大学・学部によっては、ディスカッションやディベートといった集団討論タイプの面接も行われています。
どちらも、「与えられた社会問題をテーマに、それに対する解決策を出す」という形式になります。
ディスカッションでは、全員が一つのチームとなり結論を出します。
「労働力低下が進む日本における外国人受け入れ制度の今後」など、答えのない社会的なテーマに対し意見を出し合う形式です。
ディスカッションでは、グループで結論を導き出すまでの過程が評価されるため、話すことが得意である必要はありません。
意見をまとめる、アイデアを出す、ディスカッションの流れを調整するなど、さまざまな役割があります。
自分の強みを発揮できる役割を考えておき、当日アピールをしていきましょう。
種類⑥ディベート
ディベートは、2つのチームに分かれて意見を主張しあう形式です。
「犯罪加害者の実名報道は是か非か」など、賛成、反対の立場に分かれ意見を主張しあいます。
一般的に賛成派多数のテーマで反対派になるから不利、ということはありません。選べるならば意見の主張がしやすい立場を選ぶ、ということも一つの戦略です。その場で面接担当者に自分の本来の主張とは違う立場に割り振られることもあります。
大切なことは、相手の主張をよく聞き、論理的で的を射た発言をすることです。論破することが目的ではないので気を付けましょう。
どちらにしても集団討論タイプの面接では、長々と自分の話をすることは自己アピールになりません。
相手の主張の意図を正しく理解する、自分の主張を簡潔に論理的に話す、得意な役割を見つける、そういった面で自己アピールをしていきましょう。
大学受験の面接で考えておくべきポイント2点
面接試験では全ての質問を想定し、答えを準備していかなければと思うかもしれません。
しかし、面接で何を聞かれるか予想することは難しいうえ、覚えたことを思い出して話そうとすると、面接担当者とのコミュニケーションがどうしても不自然になります。
大切なことは、自分の核となるポイントに絞り、その点だけしっかりと準備することです。
その結果、これまでの自分を振り返り、今の自分をみつめ、これからの未来を考えることになるため、概ね全ての質問に対応できるようになります。
ポイント①これまでの人生で何をしてきたか、何を考えてきたか
面接では、以下のような点を面接担当者に理解してもらう必要があります。
- 自分がこの大学・学部に入りたい理由
- 自分がこの大学・学部に入るに値する人物である理由
そのためには、以下の点を自分の言葉で説明できるようにしておきましょう。
- この大学・学部で学びたいと思った経緯、理由
- 現在の自分の問題意識、学びたいテーマ
- 学びを経て将来実現したいこと
「この大学・学部で学びたいと思った経緯、理由」を説明するために、必ず必要になるのがこれまでの経験です。
ある経験やきっかけなどを通して、「このようなことに関心を持った」「このような問題があることに気づいた」というように、大学・学部で学びたいことが発生した理由が必要です。
このように、「過去の経験から今の自分が考えていることが生まれ、学びたいことができた」という一貫性のあるストーリーにしましょう。
そのために、まずはこれまでの自分の経験や考えたことを、どんな小さなことでもよいので全て洗い出してみるとよいでしょう。
- 部活で〇〇を行っていた
- ボランティア活動に熱中していた
- 社会課題を解決するための活動をしていた
上記の例のように、志望分野に直結するような活動をこれまでにしていた場合は、その経験の中でインパクトのある出来事を選び、その経験を基に志望分野に関心を持った理由、学ぶ必然性を語るようにします。
一般的によくある話にならないように、個人的な体験談を必ず語るようにしましょう。
しかし、そのような志望分野に直結する経験がなくても、全く問題ありません。
たとえば、下記の例のように、自分の日常生活の中での経験や気づきが、何でも自分なりの志望理由に繋がります。
- 祖父母と同居していた経験から、高齢になると毎日買い物に行くことが本当に大変で、社会的なサポートが必要だと気づいた
- 通学途中の電車で、毎日大荷物で赤ちゃんと満員電車に乗っているお母さんを見ていて、仕事と育児の両立のために必要なサポートについて考えたい
ただし、せっかく説得力のあるこれまでの活動があったとしても、一般的によくある話になった場合は、特に印象に残らない可能性もあります。
自分だけの経験、気づいたこと、考えてきたことのほうが、説得力のある志望理由<になり得ます。
ポイント②その大学・学部を志望する理由
これまでの経験を丁寧に振り返ったら、次はその経験をきっかけに、以下の点を説明できるようにしましょう。
- その大学・学部で学びたいテーマ
- その大学・学部で学ぶ必要性
そのために、以下の流れで、自分の経験をもとに説明しましょう。
- こういった経験を経て、このような問題があることに気づいた、関心を持った
- どうしたら解決できるのかを考えたい
- だからこのテーマを学びたい
- 具体的には、この大学・学部でこのように学んでいきたい
こちらで挙げた例でいえば、「高齢化が進む日本では『買い物難民』と言われる状態にある方が身近にたくさんいることを実感した」という気づきを、「どうしたら高齢化が進む日本社会を住みやすくしていけるのか、学ぶ必要性を感じた」「コミュニティバスの運営など自分で会社を興してみたい、と経営に関心を持った」など、さまざまな視点から自分のテーマにすることができます。
大切なのは、以下の2点です。
- 過去の経験、現在の価値観、大学・学部で学びたいこと、という一連の流れに一貫性を持たせること
- 自分が学ぶ必要性を感じた経緯に具体性を持たせること
コンクールの実績やリーダーシップの経験などがなくても、自分なりのテーマを探すことができれば大丈夫です。
大学受験の面接の対策6点
こちらで解説したポイント2点を深めるための対策を解説します。
対策①自分の過去、現在、未来を考える
自己分析を深めるためには、まずはこれまでの経験(過去)、今の自分(現在)、やりたいこと(未来)という3つの項目に分けて、自分を振り返ってみましょう。
どんな小さなことでもいいので、丁寧に振り返ってみましょう。
これまでの経験(過去)を考えるときのヒント
- 頑張ってきたこと
- 継続してきたこと
- こだわってきたこと
- 誰かに褒められたこと
- 誰かに怒られたこと
- 価値観が変わった出来事やきっかけ
- 心に残っている出来事やきっかけ
- 怒りを感じたこと
- 違和感を感じたこと
- 疑問に感じたこと
- 感動したこと
- 失敗体験
- コンプレックスに感じていること
- 過ごしてきた家庭環境
今の自分(現在)を考えるときのヒント
- まわりの人と違うところ
- まわりの人と意見が合わなかったこと
- 長所と短所
- 強みと弱み
- 好きなこと
- 嫌いなこと
- 関心がある分野
- 問題だと感じること
- 解決したいと感じること
- 最近気になったニュース
- 最近読んだ本
- 座右の銘
やりたいこと(未来)を考えるときのヒント
- 大学・学部でやってみたいこと
- 今の社会で問題だと感じること
- こうだったらいいのにと感じること
- こうなったらいいなと思う理想の自分
- こうなったらいいなと思う理想の社会
- 今自分が気になることの解決方法
- 大学を卒業したとき達成したいこと
- 20年後の自分
対策②どんな小さな経験も自分だけのストーリーにできる
これまでの経験(過去)を振り返るとき、一般的に「すごい」と思われるようなことがなくても問題ありません。
逆に、部活の部長や大会やコンクールでの実績など、輝かしい実績があったとしても、ありきたりな内容になった場合、面接の場においては宝の持ち腐れになり得ます。
大切なことは、「自分なりの経験と、その背景にある社会をつなげて考えること」です。
どんな小さなことでも自分の経験を大切に、自分の言葉で話せるように準備しましょう。
自分だけの経験の一例
- 学校の校則で前髪は何cmまでという規則は本当に必要なのか疑問だった
- 部活のルールで疑問に思うことがたくさんあった
- 祖父母の介護を母だけが全て担っているのが疑問だった
- 満員電車は苦しすぎるので解消する方法を考えたいと思った
- 病気になって入院中オンライン授業があったらいいのにと感じた
- 不登校でも通える場所がたくさんほしいと感じた
- 家の周りに空き家が増えてきた理由を知りたいと思った
- 商店街の店舗がドラッグストアばかりになった理由を知りたいと思った
- 近くのコンビニの店員がある時からすべて外国の方になった理由を知りたいと思った
丁寧にこれまでの経験(過去)を振り返ってみると、案外色々な気づきがあると思います。
こんなこと、と切り捨てずに、「自分なりの経験と、その背景にある社会をつなげて考える」ためのヒントになるものを探していきましょう。
対策③どんな小さな気づきも自分だけのテーマにできる
自分の経験を丁寧に振り返ることができたら、次はそのなかで現在自分が最も関心を抱いていることや、疑問に思うこと、おかしいと感じることを考えてみます。
「今自分はどのような問題意識を持っているか?」ということです。
その問題意識を自分が持った経緯は、これまで振り返ってきた自分の経験のなかにあるはずです。面接担当者からみると、そのテーマを持つに至った経緯や理由に納得感があります。
突然もっともらしい社会課題を掲げるよりも、ずっと心に響くでしょう。
こちらで挙げた例でいえば、さまざまな視点に基づいたテーマになり得ます。
「空き家が増加しているという社会情勢があることに気づいた」
- 少子高齢化に伴う社会課題のひとつとして、空き家問題をどう個人ではなく社会で解決していくかという問題意識を持った
- 地域社会の復興という問題意識を持った。空き家を有効活用し、地域社会を盛り上げるような活動をしていきたいと感じ、経営に関心を持つようになった
対策④社会貢献への意識を持つ
大学で勉強するということは、これまでの経験を踏まえ、さらに専門的に学ぶ分野を決め、その後社会に貢献していく力をつけるということです。
志望理由にも、自分のためだけではなく、「社会貢献」という意識を持つことで、より説得力のある内容になってきます。
自分個人の経験から、自分の周りの世界、ひいては社会全体に対する視点にまで広げていけるとよいでしょう。
社会全体に対する視点というと、壮大なテーマしか許されないように感じるかもしれませんが、そんなことはありません。
例えば、自分が日々感じる違和感や疑問で全く問題ありません。
- こうすればもっとよくなるのでは?
- これはおかしいのではないか?
それが自分の持つ問題意識、テーマになり、立派な「社会貢献の意識」となります。
対策⑤募集要項とオープンキャンパスで志望する大学・学部のことを知る
面接では、大学・学部との相性が大切です。つまり、志望する大学・学部のことを知るのが非常に大切になります。
大学・学部のパンフレットや募集要項を読んで、大学の理念、大学・学部で勉強すること、どのような教授がいるのかなどを知っておきましょう。
その上で、面接で特に重要になるのは「アドミッションポリシー」です。
「アドミッションポリシー」とは、「大学の入学者受け入れ方針」であり、「どのような学生を求めているのか」ということを書いたものです。
大学のパンフレットやWebサイトに載っていますので、「アドミッションポリシー」をよく読んで、志望理由を考える際には必ず取り入れましょう。
可能であれば、オープンキャンパスや学校説明会に行ってみましょう。
オープンキャンパスや学校説明会では、志望理由書の書き方、「面接で聞かれる質問」を教えてくれることもあります。
また、模擬授業を受けたり、先輩たちの様子を見たりすることで、「この大学・学部の志望理由」が見えてくることもあります。
教授や先輩に直接相談できるコーナーが設けられていることもあります。その場合、入試について不安なことはあれこれと聞いてみましょう。
相談コーナーでは教えてくれなくても、教授に直接聞きに行って教えてもらったという人もいました。
遠方で足を運べないなどの場合は、大学のパンフレットを読んでおきましょう。
対策⑥学校や塾でアドバイスをもらう
学校や塾に通っている人は、先生に相談してみるといいでしょう。
先生は毎年、様々な大学を受験する生徒を指導しています。
塾講師である筆者も、前年の受験(指導)情報をもとに、次年度以降の同じ大学を受ける生徒さんに具体的なアドバイスを行うことがあります。
あなたの場合も、塾や学校の先生が、志望大学についての知識を持っていることがある、ということです。
「高校の先生に相談したら、先輩が受験したときの質問内容を教えてくれた」という生徒さんもいました。
大学受験の面接のコツ9選
ここからは、大学受験の面接のコツを9つ紹介します。
すでに述べたことを改めてお伝えするものもありますが、重要ですのでしっかり押さえておきましょう。
コツ①面接はコミュニケーションの場であることを忘れない
面接は、「面接担当者とのコミュニケーション」です。
コミュニケーションとは、相手と分かり合うことです。
面接担当者の言っていることをしっかりと理解し、自分のことを自分の言葉で熱意をもって伝える必要があります。
制限時間のなかで最大限分かってもらう努力をしましょう。
しっかりと面接担当者の目を見て、会話のキャッチボールをしましょう。
面接だからといって硬くならず、笑顔を見せることも大切です。
また、緊張するかもしれませんが、髪の毛を触ったり、貧乏ゆすりをしたり、爪を噛んだりするのは控えましょう。
自分でも気づかないクセがあるかどうかは、家族や友人に聞いてみることをオススメします。
コツ②相手の質問の意図を理解する
相手が何を言いたいのか、聞きたいのか。焦らず落ち着いて、よく聞くことの大切さをまず意識しましょう。
質問の声が聞こえなかったり質問の意図が分からなかったりしたら、聞き返しても問題ありません。曖昧な理解のまま、的外れな回答をするよりずっと良いでしょう。
見当違いのことを長々話すより、的を射た回答を短く答えるほうが好印象です。
コツ③自分の言葉で話す
面接は人間同士のやりとりであるため、自分の言葉で話さないことには、相手には伝わらないものです。
大学のWebサイトにある文章や添削してもらった文章をそのまま暗記するのではなく、読んだあとに理解するという段階を必ず踏み、自分なりの言葉で言い換えてみましょう。
自分で考えた言葉で話していれば、答えに関する次の質問が来たとしても、対応することができるでしょう。
コツ④一般的によくある話よりも自分だけの小さな経験を
面接対策の本やWebサイトを読んでいると、模範解答が書いてあります。
上手にまとめてある模範解答を見ると、つい真似したくなるのもわかります。
ですが、「本音や体験から離れたことを話していれば、面接担当者はそれを見抜く」ということを知っていてください。
「全く包み隠さない、本当の本音や体験」を話す必要がない場面はあります。
ただしその上で、本に書いてあったり、親や先生に考えてもらったりした「他人の解答」をそのまま使わないようにしてください。
あくまで、あなたの気持ちと体験をベースに答えましょう(自分の気持ちと経験を語る上で、本や先生からアドバイスをもらうのはかまいません)。
コツ⑤一貫性を大切に
一貫性がない受け答えをすると、信頼度が低くなります。
例えば、以下のような受け答えをしないように注意しましょう。
- 「人からの評価を気にせずにリーダーシップを取れるところが長所です」と答えたあとに、「周りに気配りができる性格を生かし部長ではなく副部長をしていました」と言う
- 「粘り強く物事に取り組めるところが強みです」と志望理由書に書いてあるのに、「部活動がなかなか続かなかったので習い事に力をいれていました」と面接で答える
高校時代の活動や志望理由に一貫性を持たせることはもちろん、自分の性格などを説明するときにも一貫性に気を付けましょう。
コツ⑥全身で熱意を伝える
コミュニケーションには、言語コミュニケーションと非言語コミュニケーションがあります。面接では、非言語コミュニケーションも非常に重要になります。
身振りや表情、声色、言葉以外の全身も使って、制限時間内に熱意を分かってもらう努力をしましょう。
身なりを面接に合ったものにすることも、相手への気配りという意味で非言語コミュニケーションに含まれます。
コツ⑦制限時間を意識する
慣れていないと案外うまくできないのが時間への意識です。
10分で面接と言われたら、やりとりの時間がなくならないよう、全体の質問数を意識して答えるようにしましょう。
重要でない部分を長々と話して最初の質問で終わるよりも、要点をおさえ簡潔に答えることでいくつかの質問に答えられるほうが好印象です。
プレゼンテーションタイプの面接では、特に注意が必要になるため、必ず本番通りの時間で練習をしておきましょう。
コツ⑧結論から話すなど話し方のコツをおさえる
面接は、わかりやすいことが大切です。
ですから、次の例のように、「結論から話す」ことを心がけてください。
面接担当者:志望理由を教えてください
あなた:はい。私は、〇〇教授のもとで、AIを学びたいので貴学を志望します。その具体的な理由は〜です。
面接担当者:高校時代にがんばったことはなんですか?
あなた:はい。バドミントン部で県大会に向けて部員全員で練習をしたことです。私の部活では〜をしていました。
このように、最初に一番言いたいこと(結論)を述べて、それから理由を話しましょう。
コツ⑨多少失敗してもスラスラ話せなくても気にしない
準備をしても、失敗することはあります。次のような失敗はよくある話です。
- どうぞと言われる前に着席してしまった
- 「よろしくお願いします」と言うのを忘れてしまった
失敗をすると気にしがちです。ですが、全体としてマナーが守れて回答がしっかりしていれば、小さな失敗は考慮されません。
失敗をしても、気にせずに最後までしっかり面接を受けましょう。
面接では、スラスラと話さなくてはいけないと思うかもしれません。
しかし、実際には「上手にしゃべれるかどうか」は面接では重視されません。
面接担当者が知りたいのは、「あなたがこの学校に入学する目的や熱意を持っているか」です。
面接で求められているのは、「柔軟に質問に答える力」です。もちろん、事前に想定される質問への答えを準備しておくことは大切ですが、「丸暗記して来たものを答える」ことではありません。
多少つっかえたり、話が前後したりしても大丈夫です。あなたの話したいことをしっかり話しましょう。
想定外の質問が出てもパニックにならないことが大切です。その場で、落ち着いて考えて答えましょう。
想定外の質問に困ったり、頭が真っ白になったりしたときには、慌てずに「すみません。緊張してしまったので少し待ってください」と言えば大丈夫です。
待ってもらったからといって不利になるようなことはないため、落ち着いてから回答しましょう。
大学受験の面接の流れ〜流れごとにポイントを解説〜
この章では、一般的な面接の流れごとに、知っておくと安心なポイントを解説します。
流れ①控室
基本的に、自分の順番が来るまでは控室や他の教室で待つように指示されます。
控室や移動中での態度も見られていますので、次のような点に注意して礼儀正しく過ごしましょう。
- スマホばかり見ない
- スマホの電源はオフにしておく
- 騒がしくしない
- 足を組んだり、だらしなく座ったりしない
- 面接の流れをイメージトレーニングしながら落ち着いて待つ
流れ②入室
第一印象というのはとても大切です。以下のような点に注意してみましょう。
- コートは脱いだ状態で、片手にかける
- 面接室のドアを2回か3回ノックし、「どうぞ」「お入りください」などと言われたら、ドアを開ける
- 「失礼します」と述べてから入室し、ドアを閉める
- 大きな声ではっきりと、受験番号、高校生の場合は高校名、そして名前を名乗る
- 笑顔で「よろしくお願いします」と挨拶、お辞儀をする
- 緊張したときこそ、ゆっくりと話すように心がける
流れ③着席
着席の場面でも、次のような点に注意してみましょう。
- 椅子のところまで進み、「どうぞおかけください」などと言われてから着席する
- 「失礼します」と言ってから着席する
- 姿勢よく、浅めに椅子に腰をかける
- 足を閉じる(足を広げすぎない)
- 手は膝の上に
- 緊張しても、髪の毛やあごなどを触らないようにする
- まずはゆっくりと深呼吸
流れ④面接
実際に面接がはじまった際には、以下のような点に注意してみましょう。
- 視線をしっかりと合わせる
- ゆっくりと話すことを心がける
- 大きな声ではっきりと質問に答える
- 面接担当者の顔を見て話す(なるべくなら笑顔を心がける)
- 面接担当者の質問には、「はい」と言ってから答える(例:「高校時代にがんばったことは何ですか?」という質問に対して、「はい。私は高校では吹奏楽部に所属していました…」と答えるなど)
- 結論から簡潔に話すように気を付ける
流れ⑤退室
面接担当者が「これで終了です」などと言うことで、面接は終わります。
その際、以下のような点に注意してみましょう。
- 面接が終わったら、椅子の横に立ち「ありがとうございました」とお礼を言う
- 部屋を出るときも、「失礼します」と一礼することを忘れずに
- 退室の挨拶も元気よくはっきり言う
- ドアを静かに閉める
- 終わったからと言って気を抜かず、マナーを守った行動をする
動画を見て練習することもオススメです。
個人面接の方法を紹介している動画もあります。YouTubeで「大学受験 面接 マナー」などと検索すると出てくると思います。参考にしてみてください。
補足:集団面接の注意点
補足として、集団面接での注意点をお話しします。
集団面接と個人面接では、面接の流れ自体はおおよそ同じです。しかし、何といっても「ほかの受験生がいる」という大きな違いがあります。
こういうときは、ほかの人が自分より優秀に見えてしまいがちです。
しかし、それは思い込みにすぎません。
ほかの人が優秀に見えても、受け答えが自分とは全く異なっても、自分の意見に自信を持って答えましょう。
ほかの人の答えを聞いて、「この人はこういうふうに答えるんだ。じゃあ、自分はこう答えよう」と柔軟に対応する余裕を持てたらよりよいですね。
ただし、「前の人の答えを聞いてアレンジしよう」と考えると、ついつい余計なことや用意していた趣旨と違うことを答えたりすることもありえます。
ほかの受験生の受け答えに左右されず、練習してきた内容を踏まえてしっかり答えることに集中しましょう。
そのほか、「集団面接」では、以下のことを心がけましょう。
- ほかの受験生の邪魔をしない
- アピールが大切とは言え、ほかの受験生を押し退けて自分だけ目立とうとしない
- ほかの受験生の答えに流されたり委縮したりせずに、自分の意見に自信を持って話す
- ほかの受験生の話も聞く
集団面接にもいろいろな形式があります。ですので、受験校がどのような面接を行うのか事前に知っておくことが必要です。
個人面接と同じく、学校や塾の先生相手に練習する、対策本を読むなどして、事前に練習をしておきましょう。
大学受験の面接でのマナー
この章では、大学受験の面接での一般的なマナーについて解説します。
ただし、ここで挙げたマナーは、「これが絶対に正しい!」という方法はありません。あまり細かく気にすると、質疑応答に気が回らなくなったりします。
「一般的に問題ないマナー」であれば、ご紹介する内容と多少異なっていても問題ありません。
面接には、「ふさわしいとされる服装と髪型」があります。
これは個人面接も集団面接も同じです。
しっかり答えたにも関わらず、服装や髪型でマイナス印象を与えたらもったいないですよね。
たしかに、「面接で好きな服を着て何が悪い」「男女で服装が違うなんて差別だ」「地毛が茶色いのに、黒くしないといけないの?」などと思う方もいるでしょう。確かにそうかもしれませんし、そういう風潮を改めようと活動を行っている人もいます。
これからご紹介する内容は、「高校生(受験生)はこういう格好をするべき」という意味ではなく、あくまで「現在の日本では、面接時にはこういう格好がいいとされています」という趣旨だとご理解ください。
マナー①服装
制服(標準服)のある高校に所属している人は、制服(標準服)を着て、髪型は先生にチェックしてもらえば問題ありません。
制服(標準服)のない高校に所属している人は、高校生・受験生として「一般的な私服」であれば、基本的には問題ありません。例えば以下のような服装です。
問題がない服装の例
- 中学や高校の先生が見てOKだと思う服装
- まじめそう、清潔そうと思われる服装
問題があると言われている服装の例
- ジーンズとスニーカー
- 派手で個性的なデザインの服
- ミニスカートなど露出の多い服
しかし、あなたの服装のどこが具体的にOKでNGなのかは、実際のあなたの服を見ないとわかりません。
「具体的にこの服でOKかどうか」は、学校や塾の先生に相談する、受験する大学に問い合わせてみるなどしてみましょう。大学の募集要項で面接時の服装について明記されていることもあります。
とは言え、「この私服で本当に大丈夫なんだろうか…」「学校にも塾にも行ってないんだけど…」と気になる人もいるかもしれませんね。
そんな方は、スーツまたはオフィスカジュアルの服装で行きましょう。
「オフィスカジュアル」とは、シンプルなパンツやスカートにブラウスやジャケットと思ってください。
スーツもオフィスカジュアルも、スーツ量販店などに行って、「大学の面接用にスーツ(オフィスカジュアル)と靴が一式ほしい」と言えば、案内してもらえます。
また、綺麗であれば新品を用意する必要はありません。古着屋やネットオークションで安く買ったり、似た体型の知人に借りたりしてもOKです。
なお、美大や芸大などでは、スーツ・オフィスカジュアルだと逆に浮く可能性もあります。
浮くことがマイナス評価につながるとは断言しませんが、浮くのが嫌なら事前に調べて行きましょう。
また、着こなしも大切ですので、以下の点をチェックしてください。
- ボタンはきちんと留めているか
- スカートは膝頭が隠れる長さか
- ネクタイは緩まないようにしめているか
- きちんと洗ってアイロンを当てた服を着ているか
- アクセサリーやパワーストーンは外しているか
マナー②髪型・メイク
面接の髪型も、「中学や高校の先生が見てOKか」「真面目そう、清潔そうと思われるか」を基準にしてください。
性別のポイントは以下のとおりです。
男性
- 前髪が目に掛からないようにする
- 黒髪、短髪がオススメ(カラーリングをしている人は、おとなしい色に染めましょう)
- ジェルなどで濡れた感じを出すのはNG(と言われています)
- 髪で顔を隠さない(顔がよく見えた方が好印象です)
- メイクはしない
- ヒゲは剃っておく
女性
- 前髪が目にかかる場合はピンでとめる
- ヘアアクセサリーは黒や茶色のシンプルなものに
- カラーリングをしている場合は、おとなしい色に染める
- 髪の毛で顔を隠さない(顔がよく見えた方が好印象です)
- メイクはしない方がいい(と言われています)
- ネイルはせず、爪は切って清潔にしておく
なお、上記アドバイスは、男子も女子も現役高校生から20歳前後の浪人生を想定しています。
社会人から大学受験を目指す人については、就職活動時の髪型・メイクを参考にしてください。
髪型・メイクについてどうしても迷っている場合は、学校や塾の先生に加えて、美容師さんや美容部員さんにも相談してみましょう。
大学受験の面接でよくある質問と回答例6選
ここからは、大学受験の面接でよく聞かれる質問と解答のポイントについてご紹介します。
いずれも、「その場で考える」のではなく、事前に考えをまとめて練習しておくことが大事です。
一番大切なポイントについては、こちらで解説したとおりです。
- 高校時代に何をしてきたか、考えてきたか
- その大学・学部を志望する理由
そのほかに、よく聞かれる質問への答え方を考えてみましょう。
Q1.入学後の目標を教えてください。
明確な将来の夢や目標がある場合は、そのことを話しましょう。
例えば、次のような内容です。
- 法学部の政治コースに入って公務員になりたい。その理由は〜
- この大学で産業連携について学んで起業したい。その理由は〜
そして、なぜこの大学・学部で学ぶ必要があるのかを話しましょう。
具体的な夢や目標がない場合でも、あせらなくて大丈夫です。
大学は将来のビジョンが明確な学生を求めているのではありません。
求めているのは、「この学校で学びたい学生」です。
「この学校で学ぶことによって将来を決めていきたい」という姿勢を見せられたらOKです。
入学後の目標としては、次のような例があります。
- この分野について学習・研究したい
- 技術を習得したい
- 資格取得
- 留学したい
ここでも、「大学・学部の理念」や受験要項の「求める人物像」などを意識するようにしましょう。
Q2.あなたの長所と短所は何ですか?
家族・友人・先生などに聞いて、長所と短所を把握しておきましょう。
長所と短所は表裏一体なので、「このような長所が場面によっては短所になることがあります。」といった答え方でもよいでしょう。
長所と短所を説明する、具体的なエピソードがあればいいかと思います。
短所は自分を下げ過ぎないものにし、「短所を克服するためにどんな努力をしているか」も話しましょう。
長所については、その大学での学びや将来の目標に繋がっていればよりよいです。
Q3.最近のニュースで気になることを教えてください。
気になるニュースとその理由を一つ用意しておきましょう。
志望大学・学部の理念や内容と重なるものであればよりいいかと思います。
自分の価値観や問題意識などを面接担当者に知ってもらえるよい機会でもあるので、「このような問題意識を持っているので、このニュースが気になりました」と答えるのもよいでしょう。
Q4.あなたの座右の銘は?
座右の銘は、自分はどんな人間なのか、どのような価値観を持っているのか、を分かりやすく相手に伝えることができるものです。
面接のために、事前に自分にぴったりするものを選んでおくとよいでしょう。
その際、志望大学のアドミッションポリシーとずれてないか、念のため確認しておきましょう。
Q5.高校に在学していない理由、または通信制高校・単位制高校に在学している理由を教えてください。
不登校だった場合や、通信制高校に通っている場合には、そのことを質問されることがあります。
そのときは、理由を正直に話しましょう。
「以前の高校でいじめられたから」「勉強についていけなかったから」などと正直に話しても問題ありません。
ただ、重要なのは、その経験が「どのような気づきや問題意識を自分に与えたか」「今の自分にどのような影響を与えたか」という前向きな視点です。
高校を中退したり転校したりした後に、自分がどうなったのか、または今何を努力しているかをしっかり語りましょう。
例えば、次のような回答が考えられます。
中学校でいじめにあって不登校になり、高校進学もしなかった。しかしその後、自分を見つめ直し、ボランティア活動に参加して、少しずつ対人関係を回復していった。自分が体験した対人関係の挫折と克服の経験が、今の自分の問題意識やテーマを形作った。それを活かして○○という理念を持つ貴学で教育を学び、教師を目指したい
このように、自分の経験の「ポジティブな面」「それによって自分はどう変わったか」を見つけ、「自分を見つめ直して努力した(今、している)」ストーリーを語りましょう。
Q6.何か質問はありますか?
勉強不足やリサーチ不足と思われないものにする必要があります。質問をしたことでマイナスの印象を与えないように気を付けましょう。
意欲をアピールできる機会でもあるので、志望分野に関する最新ニュースをチェックしておき意見を聞く、大学が新しく始めた事業などの最新情報をチェックし、それに関する質問をする、なども熱意が伝わります。
補足:理系の場合の注意点
理系の面接は、文系と少々異なる場合があります。
特に医学部の面接は、学部で勉強することと職業が直結しているので、SPIなどの適性検査がある大学もあります。
試験の点も重要ですが、面接もかなり重視されます。
各大学のアドミッションポリシーを読んでおくことに加え、過去問を手に入れしっかり対策を練っておくことも大切です。
また、理系学部では、学部に関連する時事問題が聞かれることがあります。
たとえば、「〇〇先生がノーベル賞を受賞しました。その研究についてはどう思いますか?」などです。
専門的な内容を知っておく必要はありません。ですが、新聞やテレビで報じられる程度の知識は手に入れておきましょう。
日頃から、志望分野に関連するニュースに目を通しておきましょう。
また、赤本や大学のパンフレットで取り上げられている用語を自分で簡単に説明できるくらいの知識を身につけておくことも大切です。
大学受験の面接対策は塾を利用すると効果的
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まとめ〜自分の強みを探していきましょう〜
大学受験をとりまく環境が大きく変化し、受験における面接試験の重要度は増してきています。
- これまで自分がやってきたこと、考えてきたこと
- その大学・学部を志望する理由
以上のことを考えるのは、一見大変なように思えますが、これまでの経験(過去)、今の自分(現在)、やりたいこと(未来)をゆっくりと考える良い機会でもあります。
学力テストだけでは測れない自分の強みを探していきましょう。
また、面接の本番では、多少失敗しても大丈夫です。
面接で重視されるのは、「あなたが入学したい目的や熱意を持っているか」です。
「上手に話せるか」「マナーをきっちり守れるか」ではありません。
想定外の質問をされてもパニックにならず、落ち着いて自分の意見を述べましょう。
あなたの面接がうまくいくよう、祈っています。
Q&A よくある質問
大学受験の面接の対策を教えてください。
大学受験の面接の対策として、以下が考えられます。
- 自分の過去、現在、未来を考える
- どんな小さな経験も自分だけのストーリーにできる
- どんな小さな気づきも自分だけのテーマにできる
- 社会貢献への意識を持つ
- 募集要項とオープンキャンパスで志望する大学・学部のことを知る
- 学校や塾でアドバイスをもらう
詳細については、こちらで解説しています。
大学受験の面接のコツを知りたいです。
大学受験の面接のコツとして、以下が考えられます。
- 面接はコミュニケーションの場であることを忘れない
- 相手の質問の意図を理解する
- 自分の言葉で話す
- 一般的によくある話よりも自分だけの小さな経験を
- 一貫性を大切に
- 全身で熱意を伝える
- 制限時間を意識する
- 結論から話すなど話し方のコツをおさえる
- 多少失敗してもスラスラ話せなくても気にしない
詳細については、こちらで解説しています。