高校休学を検討するとき知りたい情報まとめ~休学の方法や将来への影響は?〜

高校休学を検討するとき知りたい情報まとめ~休学の方法や将来への影響は?〜

2018年12月18日 火曜日 投稿

高校休学を検討するとき知りたい情報まとめ~休学の方法や将来への影響は?〜

キズキ共育塾の岡田和哉です。

このページを読んでいるあなたは、
「高校を休学したい」
と思っているのではありませんか?

学校が合わなくて、このまま通い続ける理由がわからない。
やりたいことがあるので、いったん休学したい。
不登校気味で、先生に休学を勧められている。

などなど、
「様々な理由で休学を検討しているけれど、休学してしまうとデメリットも多そうで将来が心配」、 と悩んでいませんか?

今回は、高校休学を検討するときに知りたい情報である、
・メリット
・デメリット
・将来への影響
・休学後の選択肢
などをまとめて紹介します。

今後の進路の選択に悩むあなたの解決のヒントとなれば嬉しいです。


高校休学の手続き方法

高校の休学を検討しているとき、まずはどのように手続きをしたらいいのか知りたいと思います。

一般的には、休学届けを提出し、校長に認められれば休学が可能になります。

病気が理由の場合は、基本的には医師の診断書も提出する必要があります。

休学の許可に関することは、校則に記載があると思いますので、確認してください。

例えば、東京学芸大学附属高等学校の校則には、
「第24条 疾病その他特別の理由により,引き続き3月以上修学することができない者は,校長の許可を得て,休学することができる。」
と記されています(東京学芸大学「国立大学法人東京学芸大学例規集」)。

ただし実際には、
「校則を見ても、具体的にどう行動すれば休学できるのかがわからない(休学届の書き方や提出方法がわからない)」
ということもありますので、校則を確認した上で、担任の先生や頼りになる先生に聞いてみることをオススメします


休学の影響メリット・デメリット

ここからは、休学の影響、メリット・デメリットについてお話します。

先にお伝えすると、「高校を休学するかしないか」という決断は、時間をかけて考えても困ることはほとんどないので、拙速な判断を避けて慎重に考えることをオススメします


(1)メリット

【授業料が免除される】

授業料が免除される

休学期間中は授業料が免除されたり減額されたりする学校が多いようです。

休学ではない(長期の)欠席だと学費を払う必要がありますので、長く休むことが決まっている場合や長く休まざるを得ない状況にある場合は、金銭的には休学した方が得になります。

休学中の学費の扱いは学校によって、また休学の理由によって異なるので、あなたの高校が実際にどうなっているのかは、高校に確認しましょう。

【自由な時間が増えて、様々な経験ができる】

休学期間は学校に行く必要はありません。

学校に行かない分、自由な時間が増えますので、
(短期)留学をしたり、
アルバイトでお金を稼いだり、
スポーツ・文化・芸術活動などに集中して取り組んだりなど、
様々なことを行えるようになります

ただし、「様々なこと」は、高校を休学しなくても行える場合も多くあります。

「休学しなくては○○はできない」と思い込まず、休学のデメリットも含めて様々なことを考慮し、周りの人によく相談しましょう。


(2)デメリット

【休学すると留年する可能性が高い】

休学すると留年する可能性が高い

高校を卒業するためには、3年間(以上)の高校在籍期間が必要です。

休学中の期間は在籍期間に含まれないため、原則的には「休学すると留年する」ということになります(休学期間を在籍期間に含む高校もあるようですが、例外と考えた方がよいでしょう)。

また、高校を卒業するためには、各科目の合計単位も74単位(以上)必要です。

単位とは、「高校で必要な各科目をきちんと学んだ」という証明のようなものであり、各科目の授業に一定数出席し、テストなどで一定の成績を修めると取得できます。

休学のタイミングによっては、その学年での単位認定がされず、こちらの理由からもやはり留年することになります。

留年は悪いことではありませんが、「直近の将来がどうなるのか」ということは、考えておいた方がよいでしょう。

在籍期間・単位認定ともに、「どういう休学をすると、自分はどうなるのか」を高校によく確認しましょう。

【留年すると気まずい】

留年は悪いことではありませんし、長い人生では大した話でもありませんので、留年しても気にする必要はありません。

…と人から言われても、留年した本人としては、
「留年したという事実」
「新しいクラスメイトと年齢が違うこと」
「元の同級生が進級・卒業したこと」
などをどうしても気まずく感じてしまうこともあります。

「自分は気にしないと思っていた」という人でも、実際にその状況になると気まずくなってしまった、という人もいます。

ただ、私が知っている範囲だと、
「まわりは自分が思うより意外と気にしないものなので、最初さえ乗り越えれば大丈夫だった」
という声も少なくありません。

「覚悟」というと大げさですが、休学して留年する場合には、「最初は気まずい思いをする可能性」は、あらかじめ考えておいた方がよいかもしれません。


(3)就職への影響

就職への影響

休学の経歴は、簡単な理由とともに履歴書に記載するのが一般的です。

就職の面接などでも理由を聞かれることが多いと言えるでしょう。

ただ、「休学を経験したら、就職で絶対的に不利になる」ということはありません

病気や怪我などのやむを得ない理由での休学だったり、留学などの前向きな理由の休学だったりする場合は、正直に伝えれば基本的に問題はありません。

また、ネガティブに捉えられやすい理由で休学していたとしても、「その後どう過ごしてきたか、これからどうしたいか」を伝えれば大丈夫です。

伝える内容や伝え方によっては、プラスになることもあります。

高校休学についてどのように伝えればよいのかわからないときは、同じように「高校休学を経験して、就職した人」に話を聞いてみるとよいでしょう。

(あくまで個人的な意見としては、高校休学の経験があるというだけで不利な扱いをする会社は他の部分でも偏見が強そうなので、そこでは働きたくいな、と思います。)


ご紹介してきたメリット・デメリットなどを考え、
・休学ではなく、(長期)欠席する
・休学する
・一回中退して、別の高校などに入り直す
・中退しないで別の高校などに転校する
など、実際にどうするかをじっくり考えましょう。


今の高校に残る以外の選択肢は?

さて、「高校を休学した後に復学して同じ高校に通い続ける」選択肢の他に、「休学した後に中退する」、「休学せずに中退する」といった選択肢もあります。

ここからは、今の高校を中退する場合の主な選択肢について紹介します。


(1)通信制高校

通信制高校

高校中退後の編入先として人気が高いのが、通信制高校です。

通信制高校は、毎日通学する必要がなく、勉強はテキストやネット動画などを用いて自分で行います

単位の取得も、テストではなくレポートの提出などで行うこともあるため、卒業までに必要な通学も少なくてすみます。

学校によって、文化祭などのイベントの有無や、卒業までに必要となる出席日数(スクーリング)が大きく異なりますので、学校ごとの特徴をよく調べましょう。

自分のペースで勉強したい方や、継続的な通学に苦手意識のある方にオススメです。


(2)定時制高校

定時制高校

定時制高校は、全日制高校と同じように通学して授業を受けます。

全日制高校との一番の違いは、授業の実施時間です。

定時制高校は、主には夕方〜夜の時間帯に授業を実施します

ただ最近では、通学時間を午前、午後、夜間の3部から(複数)選べる学校もあります。

学校によっては、全日制高校よりも卒業までの在籍期間が長くなる場合もあるので、どのような仕組みの学校なのかをよく確認しましょう。

また、通学時間帯を選べる学校の場合、時間帯によって生徒のタイプが全く異なる場合もあるので、自分の性格と合うかなども確認することが大切です。

基本的には毎日出席する必要があるため、通学が苦にならない方や、友達と学校生活を送りたいという方にはオススメです。


(3)高卒認定試験

高校卒業程度認定試験(高卒認定、高認)とは、合格すると、高校を卒業せずに大学や専門学校の受験が可能になる試験のことです。

「働きながら」、「高校に在籍しながら」受験することもできます。

「そんなに難しくない試験」と言われることが多いのですが、勉強に慣れていない方や、効率的に勉強したい方などは、高卒認定試験の対策を行う塾などに通った方がよいでしょう。

大学受験に現役年齢で受験したい方や、高校に通わずに大学などの受験資格がほしいという方にオススメです。


(4)全日制高校

平日の朝から午後に授業を行い、授業のある日は出席する必要のある、いわゆる「普通の」高校です。

全日制高校は、高校を中退したかどうかに関わらず、転校生の受け入れ(転入・編入)はあまり行っていないので、現実的にハードルが高いことは、正直にお伝えします。

ただ、転校ではなく、もう一度高校受験を行い、一年生から改めて高校生活を始めることは可能です

新しい環境で最初から高校生活をやり直したい方にはオススメです。

ですが、例えば同じ市内の別の高校に再入学したりすると、中学時代の知り合いや、部活で交流のあった人などがいたりすることもあるため、「全く新しい環境」とはならない可能性もあります。

他の高校同様、「自分が3年間その高校で過ごせそうか」とイメージして、どんな学校なのかを調べておきましょう。


別の高校などの選択肢の注意点

別の高校などの選択肢の注意点

なお、全日制高校以外の高校は、中退率が高く、大学進学率が低い傾向にあります。

一例として、平成29年度のそれぞれの中退率は、
全日制高校が0.9%に対し、
通信制高校が4.9%
定時制高校が9.4%、
です。(文部科学省「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果(平成29年度)」)

高校を(再び)中退することは「悪いこと」ではありませんし、高校を卒業したら大学に進学しなくてはいけない、ということもありません。

ここで私が言いたいのは、直近の将来で自分がどうなりたいか(なりたくないか)は、考えておいた方が、より楽しく(楽に、面白く、充実して)過ごせる可能性が高いですよ、ということです。

休学後に(または休学せずに)別の高校に転校したり高卒認定合格を目指したりするなら、

  • その高校が自分に合いそうかどうか
  • 高校卒業後の進路(大学進学・就職)について、その高校のサポート体制がどうか
  • 高校のサポート体制が薄そうなら、自分が通えそうな塾などがあるか
  • 高卒認定試験を受けるなら、高卒認定の対策やその後の大学受験の勉強などをどうするか

などを調べて、詳しい人や周りの人に相談して、しっかり検討して決断しましょう。


まとめ〜しっかり相談してから決断しましょう〜

まとめ〜しっかり相談してから決断しましょう〜

ここまで、

  • 高校の休学には学校(校長)の許可が必要なこと
  • 休学期間中は授業料が免除される一方で、留年になる可能性が高いこと
  • 休学は履歴書に書く必要があること
  • 休学したからといって、就職で必ず不利になるわけではないこと
  • 今の学校に通う(休学後に復学する)以外の選択肢は、「通信制高校」「定時制高校」「高卒認定」などがあること
  • 中退後の進路選択では、「近い将来、自分がどうなりたいか(どうなりたくないか)」を考えた方がよいこと

などについてお伝えしてきました。

どのような進路を進むにしても、その後がどうなるかはあなた次第です。

あなた次第…なのですが、あなた一人で悩みを抱える必要はありません

学校の先生、友達、家族、塾、場合によっては医療機関の人など、いろんな人に相談したり、転校するなら候補となる高校を見学に行ったりした上で、今後どうするかを決断しましょう。

私たちキズキ共育塾も、休学に関するご相談をお受けしています。

相談は無料ですので、気になるようでしたらお気軽にご相談ください

あなたの今後の生活がよりよいものになるよう、ご協力します。

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高校中退から大学に進学した生徒の体験談


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