浪人生活のつらさの原因と対処法 乗り越えるためのアドバイスを解説

こんにちは。浪人中や浪人を検討中の人の勉強とメンタルを完全個別指導でサポートする完全個別指導塾・キズキ共育塾です。

このコラムを読んでいるあなたは、浪人生や浪人を検討中の現役生の方かと思います。

浪人生活は孤独でつらい闘いだとよく言われます。

  • 本当に合格するのだろうか
  • もう1人ではがんばれない

こんな不安な気持ちになることも、浪人生活の中ではあるでしょう。

このコラムを見つけた浪人生は、今つらい気持ちを抱えているのかもしれません。現役生で浪人を考えている方は、浪人生活への不安を抱えているかもしれません。

このコラムでは、浪人生活をがんばっているあなたや検討中のあなたのために、浪人生活を充実させる方法つらさを乗り切り、成績を上げるための方法を解説します。

あなたの浪人生活のつらさや不安を和らげられたら嬉しいです。

目次

浪人生活、何がつらい? 8つの原因と対処法を解説

浪人経験者の多くが「浪人生活はつらい」と言います。ですが、充実した浪人生活を送り、つらいとは感じずに乗り切った経験者もたくさんいます

浪人生活のつらさにはそれぞれ原因があり、適した対処法があります。それらを知って、つらさに適した対処をし、浪人生活を充実させることが大切です。

この章では、浪人生活のつらさの原因8つとその対処法を紹介します。

原因①所属がない立場で孤独になりやすい

浪人生活をしていると、自分自身を「社会的に何にも所属していない」という中途半端な状態・立場にあると感じて、孤独やつらさを抱くことがあります。

それまで学校に所属していた場合、学校という所属が失われ、家族以外の所属がなくなります。所属がない中途半端な立場は、孤独になりやすいものです。

所属のない孤独は、所属を得ることによって埋まります。

ただ、浪人中に「所属」を求めること、「所属」の場所で過ごすことは、勉強時間が減ることにつながります

一時的にはつらいかもしれませんが、そのつらさを頭から追い出す勢いで勉強に集中することをオススメします。

ただしもちろん、「人付き合いをゼロにするべき」という意味ではありません。適度な息抜きとしての人付き合いは、それが勉強の妨げとならないのであれば問題ありません(次項②も参考にしてください)。

また、浪人に対応している塾や予備校に所属すると、つらさがなくなった上で勉強もできるようになる可能性があります。この記事の運営元であるキズキ共育塾も、浪人に対応した完全個別指導塾です。

私たちキズキ共育塾は、浪人生のための、完全1対1の個別指導塾です。

生徒さんひとりひとりに合わせた学習面・生活面・メンタル面のサポートを行なっています。進路/勉強/受験/生活などについての無料相談もできますので、お気軽にご連絡ください。

ただし、予備校でできた友達との付き合いに時間を使いすぎることはオススメしません。

他にも、アルバイトなどを始めることがポジティブに働く場合もあるかもしれません。

しかし、アルバイトをしている分、勉強時間は減っていきます。勉強時間が減ることで大学受験への不安を強めるのでは、本末転倒です。

あなた自身の性格を踏まえて、アルバイトをするかどうかを検討してみてください。

浪人中の人に向いてるアルバイトについては、以下のコラムで解説しています。ぜひご覧ください。

原因②周りの人と自分を比べやすい

人は他人と自分を比べて生きているといっても過言ではありません。

下記のように、「充実した生活を送る周りの人」や「誰かの役に立っている身近な人」と「浪人生である自分」を比べることも、つらい気持ちにつながります。

  • 友達は高校卒業してすぐに大学生になった
  • 兄は高校卒業後に働き始め、家にお金を入れている

浪人生活をしていると、「現役合格を果たした同級生は自分の一歩先を行っている」と感じることも少なくないため、さらに比べがちになり、落ち込みやすいことでしょう。

対処法は、周りの人といまの自分を比べずに、過去の自分と比べるように心がけることです。

1年前の自分と今の自分の生活や成績、成長、先月の自分や先週の自分との比較も良いでしょう。昨日覚えていなかった英単語を覚えられたことも、合格への一歩です。誇りを持って進みましょう。

原因③保護者との関係性が難しい

あなたが不安なように、保護者も不安を感じている場合があります。あなたのことが心配で、色々と尋ねてきたり、アドバイスをしてきたりするかもしれません。

対処法は以下の2つです。

  • 保護者の不安まで背負わないこと
  • 浪人生活を見守ってくれる保護者に感謝を表現すること

あなたと保護者は別の人間で、それぞれが抱える不安は全く別物です。切り離して考えることで、冷静になり、楽になり余裕が生まれます。

また、生活を見守ってくれていることへ、折に触れ感謝を伝えることで関係が改善されるでしょう。

原因④生活リズムを崩しやすい

浪人生活で大変なことの一つに、生活管理があります。

学校に所属していた頃までは、学校の時間割を軸に組み立てられていた生活を送っていたかと思います。しかし、浪人生活が始まると、その軸を失うので、生活リズムが崩れがちです。

また、特に浪人生活を始めたばかりの時期は、時間が無限にあるように思うため、やる気の維持が難しく、ついダラダラした生活をしがちです。

一度乱れた生活がそのまま習慣になったり、最初は規則正しく生活していたのにいつの間にか乱れていたり…。そんな状況で、生活リズムを整えづらくなり、つらくなるのです。

予備校に通っている場合は、予備校のスケジュールを軸に生活を組み立てると良いでしょう。可能であれば、先生や担当スタッフに正直に相談して、生活の時間割をつくり、少しずつ規則正しい生活を送るようにしてみてください。

自宅で学習している人は、特に崩れやすく悩みがちかもしれません。どうしても生活リズムが崩れやすい場合は、学習場所を自宅から変えてみるのも良いでしょう。

例えば、下記のような場所がおすすめです。

  • 図書館の学習スペース
  • カフェ
  • 有料の自習スペース
  • 商業ビルのフリースペース
  • 公園

開室時間、営業時間を軸に生活を組み立てられますし、周りに勉強している人がいることでやる気が出るでしょう。

原因⑤成績が上がりにくく、モチベーションを保ちにくい

成績が上がりにくいと感じるのは浪人生によく起きることです。浪人生にとって、成績が上がらないのはつらいことですよね。いま、浪人生活を送るあなたは下記のようなことで悩んでいることでしょう。

  • 趣味を控えて勉強しているはずなのに、結果が出ない
  • 成績が上がらないのがつらくて、モチベーションが維持できない

しかし、「成績が上がらない」というのは、現役でも浪人でも「みんなそう」なのです。

現役時代からこれまで一通り力を尽くした人ほど、簡単には上がりません。簡単に成績が上がらないということは、あなたが頑張っている証拠でもあるのです。

また、頑張れば頑張るほど、報われない気がするのも起こりがちなことです。

そんなときは、「成績が上がらないときは頑張っているときだ」。そう考えてみませんか。あるいは、「今は停滞期だから、今頑張っておけば後から必ず伸びる」という考え方も良いでしょう。

いずれにせよ、勉強したことはいずれ成績に反映されていきます。考え方を変えて、投げ出さずに踏ん張りましょう。

原因⑥テレビやスマホなどの誘惑に負ける

勉強へのモチベーションを維持し続けることは、誰にとっても難しいことです。勉強をサボるのは、誰にでも当てはまることでしょう。

テレビやスマホなど誘惑に負けることもあるかもしれません。

もちろん、適度な息抜きは大切ですが、必要以上にサボっている日が続くと、自己嫌悪に陥ってつらくなります。自分がどんなものに誘惑されてサボりがちなのか、把握しておきましょう。

代表的な誘惑として、以下のものが挙げられます。

  • ゲーム
  • 漫画
  • テレビ
  • PC(=インターネット)
  • SNS
  • スマホ・タブレット(=アプリ)

自分がどの誘惑に負けやすいのかをわかっていれば、以下のような対策も検討してみてください。工夫して、勉強に集中しましょう。

  • 家族にスマホやゲーム機を預かってもらう
  • 事前に休憩時間を伝えて、その時間に声をかけてもらう
  • 勉強中はスマホをロッカーに入れておく
  • 勉強中はPCにロックをかけておく

原因⑦自分がやっている勉強が正しいのかわからなくなる

自分がやっている勉強方法が「正しい」のかわからなくてつらい、ということもよくあります。

やっている勉強が正しいのかわからなくなってつらいときは、身についたことの「見える化」がおすすめです。

  • 模試を受ける
  • 共通入試の過去問を解く
  • 志望校の過去問を解く

以上のようなことに取り組めば、実戦でできている部分とできていない部分が「見える化」されます。できている部分については一安心できますよね。

できていない部分については、以下のような対策をしましょう。具体的に何をすればいいかがわかってくるので、つらい気持ちはなくなっていくのではないでしょうか。

  • 予備校の先生に相談する
  • 参考書を変える
  • 勉強方法を見直す

「できていないところ」が予想より多かった場合は、勉強のやり方を先生などに相談した上で、変に焦ったり落ち込んだりせず、勉強を続けましょう。

原因⑧自分では理由がわからないが、何かがつらい

「自分でも何が原因でつらいのかわからない」ということもよくあります。以下のような悩みを抱えることはあるでしょう。

  • 何が原因なのかわからないけれどつらい
  • わからないからこそつらい

そんなときは、原因を突き止めてみましょう。例えば以下のような方法があります。

  • とにかくつらいことを紙に書き出す
  • 誰かに話を聞いてもらう
  • とりあえず、何かを変えてみる

書き出すとそれだけで頭が整理され、余裕ができるものです。加えて、つらさの原因の目星もつくでしょう。

話を聞いてもらうと、書き出すのと同じかそれ以上の効果があります。聞いてもらう相手は、聞き役を重視しアドバイスに忙しくない相手にしましょう。

「何かを変えてみる」のは、特に勉強の「時間」「場所」「やり方」です。その際に気をつけるのは、「お試しで1週間変えてみる」ことです。以下のようなことを試してみましょう。

  • 生活リズムが合っていなかった→朝型で勉強しているのを夜型にしてみる
  • 静かすぎるところが苦手だった→勉強場所を図書館からカフェに変えてみる

変えてみて気持ちや生活に変化がなければ戻す、ポジティブになるのなら原因がそれだったとわかります。

また、カウンセラーなどに話を聞いてもらうという方法もあります。

浪人生活、どんなときがつらい? 場面別に解説

浪人生はつらくなりがちな時期があります。

どんなときにどんな理由でつらくなるのでしょうか。先んじて知っておくことで、備えることができます。浪人生活で特につらくなりがちな時期とその理由を挙げてみました。

つらいとき①春は同級生に置いていかれる感覚がつらい

これまでは同じように過ごしていた同級生は進学し、自分は先の見えない浪人生活。

「置いていかれた」「出遅れた」「失敗した」と感じても無理はありません。特に春は、世間全体の変化が目に見えて大きい季節です。なおさらつらく感じることでしょう。

つらいと感じたら、自分にとって価値があると思える目標を今一度立てましょう。「〇〇大学の〇〇学部に進学する」など、その生活を具体的にイメージしてみましょう。

志望していた大学に受かることができなかった人は、失敗したと感じて自信を見失いつらいことでしょう。しかし、時間はあります。心機一転、基礎からやり直して確かな自信と成績を手に入れていきましょう。

そのためにはこの時期に具体的で明確な学習計画と目標を設定することが重要です。自分の目指す大学の学部学科、その受験科目と目標点数から逆算して、学習計画を立てましょう。

予備校などの先生に相談して、あやふやな部分をなくすようにすることが大切です。

つらいとき②夏期講習期は同級生だった大学生が夏休みを満喫していてつらい

夏休みの時期は、浪人生にとっては夏期講習などで忙しいかもしれませんが、進学した元同級生は夏季休暇に入っていることが多いでしょう。

そのため、遊びなどのお誘いが増えるかもしれません。「自分は勉強しているのに、みんなは遊んでいる…」と、周りと自分を比べてつらくなるかもしれません。

考え方は3つです。

  • 自分に休暇はないと割り切って勉強に没頭する
  • 丸一日息抜きをする日を決めて、ストレスを発散する
  • 進学した友人から生の情報を収集できるチャンスと捉える

勉強に打ち込むことが第一に大切ですが、四六時中勉強というのは逆に効率が悪くなる可能性もあります。勉強をせず丸一日息抜きをする日を決めて、そこに向かって勉強に打ち込むのも上手な作戦です。

また、志望大学に先に通っている友人などから、生活や授業の様子を直に聞くことができるチャンスでもあります。リアルな情報で自分の目標も具体的にイメージできるようになるでしょう。

つらいとき③秋からは現役生が追い上げてくるので焦ってつらい

浪人生が伸び悩みやすい秋は、現役生が成績を伸ばしてくる時期でもあります。焦ってつらくなり、投げ出したくなることもあるかもしれません。

しかし、ここまで半年以上勉強に時間と体力気力を費やしてきたことを投げ打つのはもったいないです。

焦ってつらいときは、改めてキャンパスに行ってみたり、志望校のホームページを覗いてみたりして、4月からの生活を具体的にイメージするのが効果的です。

つらいとき④冬は受験直前期で追い込まれてつらい

本番が迫ってくると誰もが追い込まれた気持ちになり、つらいものです。

こういうときは呼吸が浅くなりがちです。まずは深呼吸を心がけましょう。特に、寝る前の深呼吸は睡眠を改善してくれます。しっかり寝て受験に備えましょう。

その上で、現実的な合格の可能性を考慮して、出願、併願校を決めます。あとは春から続けてきた努力を信じることです。

浪人生活のつらさ、どうやって乗り越える? 経験者と講師のアドバイスを紹介

浪人生活を乗り切り、志望校への合格を手にした、実際の経験者の声は勇気づけられるものです。

浪人経験者は浪人生活のつらさをどう乗り越えたのでしょうか。経験者の声と、浪人生を多く見守ってきたキズキ共育塾の講師たちからのアドバイスをお伝えします。

アドバイス①スケジュールを見直そう

最低でも週に1回、休みの日を作ってリフレッシュしましょう。

勉強は量よりも質、休まずにダラダラするのであれば、休みの日を作り、その日を楽しみに効率的に勉強しましょう。

浪人生活のスケジュールは自分の意思に委ねられているので、逆に休みにくいと感じることもあるでしょう。そういう人は、休みの日を先に決めて、それに合わせて勉強計画を組むのがおすすめです。

休みの日にすることは、楽しみにできることならなんでもいいのです。

ラーメンを食べにいく、映画を観に行く、家で映画鑑賞をする、ひとりカラオケに行く、ゲームを思い切りする、友人に会う、おしゃれをする…何でもいいので楽しみをつくって、メリハリのある浪人生活を送りましょう。

アドバイス②生活リズムを整えよう

浪人生活では1日単位と1週間単位でスケジュールを考えましょう。

勉強の計画を遂行するためにも、メンタルをポジティブに保つためにも生活リズムを整えることが欠かせません。学校に通っていない浪人生活は軸を失いがち。スケジュールの軸を作れるといいですね。

予備校に通っている人は、予備校の時間割を軸に生活リズムを整えましょう。どうしても崩れがちな人は、先生や担当スタッフに相談して生活の時間割を作り、規則正しい生活へ少しずつ切り替えていけるようにしましょう。

予備校に通っていない人の生活リズムが乱れた場合は、勉強する場所を変えるのがおすすめです。図書館やカフェ、自習スペースなどを活用し、開室時間や営業時間を軸に生活を組み立てましょう。

運動する時間をスケジュールに組み入れることも大切です。ストレス発散や思考の切り替え、睡眠の質の向上などにも役立ちます。20〜30分の散歩や縄跳び、ランニングなど続けられるものを探してみましょう。

いずれも少しずつでも変わっていけば成功です。一気に変えようとするとうまくいかずに落ち込むものです。月単位で取り組みましょう。

アドバイス③人間関係を見直そう

大切な人と悩みの種になる人を見分けて、浪人生活に悪い影響のある人とは距離を置きましょう。

悩みを聞いてくれたり、応援してくれたりする友人や家族は大切にしましょう。同じ環境にいる浪人仲間はもちろん、先に大学に進学した友人に支えられることもあるでしょう。

身近な家族との関係をより良く維持できると、浪人生活も充実します。感謝を伝えた上で、家事分担などできることを分かち合う習慣を作りましょう。

逆に、あなたの自尊心やモチベーションを損なう人からは離れましょう。いきなり連絡を断つのではなく、「勉強に集中したい」を理由に、徐々に距離を取れば角も立たないでしょう。

アドバイス④心を開ける相手を増やそう

こちらで解説したとおり、浪人生は孤独になりがちです。孤独でつらくならないためにも、心を開ける相手を意識して増やしましょう。

家族、友人、予備校の仲間、予備校の先生、カウンセラーなど、自分の努力を認め、励ましてくれたり、褒めてくれたり、話した後に「明日も頑張ろう」と思える相手です。

家族以外の人間関係がゼロになると、心も体もうまくいかなくなるものです。

ちょっとした楽しみの時間を持つことも重要です。リフレッシュの時間を誰かと過ごす時間にするのもいいですね。映画を観にいくことやカラオケ、食べ歩きやショッピングなども、心許せる誰かと一緒にできると気分転換の効果も上がるのでおすすめです。

アドバイス⑤学習計画を見直そう

浪人生活では、勉強さえ充実していれば他のことは気にならなくなります。

計画が行き当たりばったりだと感じる場合や成績が伸び悩むときなどは、学習計画を見直す時期かもしれません。孤独を感じることや悩みが増えてくるときも同様です。

予備校の先生や信頼できるメンター、志望校の先輩などに相談し、学習計画を見直してみると良いでしょう。

アドバイス⑥勉強方法を見直そう

学習計画と同様、不安になったときは勉強方法も見直してみると良いでしょう。

勉強方法も多種多様です。あなたに合う方法に出会えたら、成績もぐんと伸びるはずです。

成績が思うように上がらない場合は、色々と試してみるべき時期かもしれません。この場合も、予備校の先生や信頼できるメンター、志望校の先輩などに相談するのがおすすめです。

予備校の先生の指導を忠実に実施したところ、成績がしっかり伸びた…という事例はよく聞きます。

自分にあった方法で勉強を続けることで、浪人生活は充実していくでしょう。

悪いことばかりじゃない浪人生活 人生の糧になるメリット3点

浪人生活はつらいもの、不安なものとデメリットばかり目につくかもしれませんが、そうとは言い切れません。

見方や思考の変化が必要かもしれませんが、メリットもたくさんあります。この章では浪人生活を人生の糧にする方法をお伝えします。

メリット①自分を見直す時間が持てる

浪人生活の良いところは、時間をかけて自分との対話ができ、自分を見直す時間が持てるところです。例えば、以下のとおりです。

  • 自分が望むことは何か
  • 自分は何ができたら満足するのか
  • どうやったらやる気を起こせるのか
  • どんなことならやる気が出るのか
  • やりたいことは何か
  • やり遂げたいことは何か

こういった、モヤモヤした自問自答を繰り返し、自分なりの答えにたどり着けるまでの時間を持てる時期は、人生の中でもそう多くはないのです。そんな貴重な時期を浪人生活で得ることができます。

「正しい答えにたどり着けるか」よりも、「自分と向き合い考え抜くことができるかどうか」が重要です。

メリット②人として成長できる

浪人生活を充実させることができたなら、既に成し遂げられていることがたくさんあります。例えば、以下のとおりです。

  • 時間管理能力を身に付ける
  • 生活にメリハリをつけられる
  • 目標に向かって努力することができる
  • 自分と向き合うことができる
  • 自分に必要な人を見極めることができる
  • 計画を立てて実行することができる

浪人生活は自分を人間として鍛え、成長させることのできる絶好の機会なのです。

メリット③就職活動の際に話題にできる

就職活動の際には、これまでの成長エピソードや雑談をする機会があります。

そんなときに、自分が成長したことや自分への影響を語れると、共感や好感を得ることができます。

順風満帆のエピソードよりも、受験の失敗を成長の糧にできた語りは強い力を持つものです。

まとめ〜対処をすれば、つらい気持ちが和らぎます〜

浪人生活は、さまざまな理由や場面でつらく感じがちですが、原因を突き止めて対処をすれば、つらい気持ちが和らぎます。

つらさが和らいだら、勉強のスケジュールを考えたり、人間関係を見直したり、リフレッシュの日を作ったりして、浪人生活を充実させていきましょう。

あなたの目標が成し遂げられることを願っています。

さて、私たちキズキ共育塾は、生徒さん一人ひとりに寄り添う完全個別指導塾であり、浪人生も多数通塾しています。

授業では、勉強だけではなく、講師と一緒にスケジュールを立てたり、生活の悩み相談を受けたりと、様々なサポートも行っています。

浪人生活の不安についても、あなたのための解消法・充実法を一緒に考えることができます。

ご相談は無料ですので、浪人生活に不安がおありでしたら、ぜひ一度ご連絡ください。保護者様だけのご相談も可能です。

Q&A よくある質問

浪人生活がつらいです。アドバイスをください。

浪人生活のつらさを乗り越えるアドバイスとして、以下が考えられます。

  • スケジュールを見直そう
  • 生活リズムを整えよう
  • 人間関係を見直そう
  • 心を開ける相手を増やそう
  • 学習計画を見直そう
  • 勉強方法を見直そう

詳細については、こちらで解説しています。

浪人生活にメリットはありますか?

浪人生活にメリットとして、以下が考えられます。

  • 自分を見直す時間が持てる
  • 人として成長できる
  • 就職活動の際に話題にできる

詳細については、こちらで解説しています。

監修 / キズキ代表 安田祐輔

やすだ・ゆうすけ。発達障害(ASD/ADHD)によるいじめ、転校、一家離散などを経て、不登校・偏差値30から学び直して20歳で国際基督教大学(ICU)入学。卒業後は新卒で総合商社へ入社するも、発達障害の特性も関連して、うつ病になり退職。その後、不登校などの方のための学習塾「キズキ共育塾」を設立。経歴や年齢を問わず、「もう一度勉強したい人」のために、完全個別指導を行う。また、不登校の子どものための家庭教師「キズキ家学」、発達障害やうつ病の方々のための就労移行支援事業所「キズキビジネスカレッジ」も運営。

【新著紹介】

『学校に居場所がないと感じる人のための 未来が変わる勉強法』
(2022年9月、KADOKAWA)
Amazon
KADOKAWA公式

【略歴】

2011年 キズキ共育塾開塾(2023年7月現在10校)
2015年 株式会社キズキ設立
2019年 キズキビジネスカレッジ開校(2022年7月現在4校)

【メディア出演(一部)】

2022年 NHK総合「日曜討論」(テーマ:「子ども・若者の声 社会や政治にどう届ける?」/野田聖子こども政策担当大臣などとともに)

共同監修 / キズキ相談担当 半村進

はんむら・すすむ。1982年、茨城県生まれ。東京大学文学部卒。
小学校時代から転校を繰り返し、運動ができないこと、アトピー性皮膚炎、独特の体形などから、いじめの対象になったり、学校に行きづらくなっていたことも。大学に入学してようやく安心できるかと思ったが、病気やメンタルの不調もあり、5年半ほど引きこもり生活を送る。30歳で「初めてのアルバイト」としてキズキ共育塾の講師となり、英語・世界史・国語などを担当。現在はキズキの社員として、不登校・引きこもり・中退・発達障害・社会人などの学び直し・進路・生活改善などについて、総計1,000名以上からの相談を実施。

【執筆記事・インタビューなど(一部)】

日本経済新聞 / 朝日新聞EduA / テレビ東京 / 不登校新聞 / 通信制高校ナビ

サイト運営 / キズキ

「もう一度学び直したい方」の勉強とメンタルを完全個別指導でサポートする学習塾。多様な生徒さんに対応(不登校・中退・引きこもりの当事者・経験者、通信制高校生・定時制高校生、勉強にブランクがある方、社会人、主婦・主夫、発達特性がある方など)。授業内容は、小学生レベルから難関大学受験レベルまで、希望や学力などに応じて柔軟に設定可能。トップページはこちら。2023年7月現在、全国に10校とオンライン校(全国対応)がある。

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