受験ストレスの対処法17選 気をつけたい症状・体調不良を解説

【受験ストレスの対処法17選】気をつけたい症状・体調不良も紹介

こんにちは。生徒さんの勉強とメンタルを完全個別指導でサポートする完全個別指導塾・キズキ共育塾です。

受験生のあなたは、「受験のストレスがやばい…もう限界かも…」と追い込まれていませんか

また、泣く・頭痛・吐き気などの症状があり、「受験によるストレスのせいかも…?」と不安になっていたりしませんか?

受験勉強をしていると、たくさんのストレスが溜まり、イライラしたり泣きたくなったりすることもあるでしょう。

しかし、限界までストレスが溜まると、さまざまな症状が出て勉強どころではなくなります。

また、受験によるストレスが大きすぎると、受験勉強にも集中できません。

そこで今回は、受験ストレスの対処法や試験本番前のストレスを和らげる方法、受験のストレスによる主な症状・体調不良などをお伝えします。

受験ストレスの対処法17選

早速ですが、受験ストレスのオススメ対処法を17個お伝えします

お伝えする対処法は、もしかしたら「なーんだ、そんなことか」と思われるくらいカンタンかもしれません。

ですが、受験でストレスが溜まっていると、カンタンな方法も思い浮かばなくなりがちです。

キズキ共育塾の知見や実績に基づく方法ですので、受験のストレスを溜め込み限界になる前に、ぜひ実践してみてください。

対処法1:カラオケに行く

カラオケに行く

声を出すことと歌うことは、受験のストレスを解消するピッタリの方法です

好きな歌を思いっきり歌って、疲れを吹き飛ばしましょう。

友達といくのもよいですし、一人カラオケで思う存分歌うのもよいかもしれません。

カラオケに行けない場合は、自室やお風呂などで、普通の会話と同じくらいの音量で歌いましょう。

対処法2:甘い物を食べる

勉強をしていると脳が糖分を消費します。甘い物を補給することが大切です

チョコレートやキャンディーなど、勉強しながら糖分を補給できるお菓子を選ぶと、勉強しながら糖分を補給できるでしょう。

対処法3:趣味を楽しむ

趣味を楽しむ

受験ストレスの解消には、趣味も大きな効果があります

「受験中だから、趣味は絶対に禁止!」と無理にガマンせず、勉強と両立することがオススメです。

勉強が気になって趣味が楽しめない場合は、「1時間だけ」「月曜日だけ」など、事前に条件や制限を決めてみてください。

対処法4:部屋を暗くしてリラックスする

暗い部屋で過ごすと、気持ちがリラックスします

部屋の明かりを消してただ暗くするだけでもよいですが、BGMやアロマキャンドルを使うのも効果的でしょう。

対処法5:日光を浴びる

日光を浴びる

屋内で受験勉強をしていると、日光を浴びる時間が減りがちです。

日光は体内時計を整え、気持ちを明るくする効果があります

家の中でも外でもよいので、晴れている日には日光を浴びる時間を積極的にとるようにしてみてください。

対処法6:妄想する

楽しい妄想をすることも、受験ストレスの解消につながります

  • 好きなアニメやドラマに入り込んだらと妄想する
  • 好きな人とのデートを妄想する
  • 第一志望校に受かって楽しく生活する姿を思い描く

ぜひいろいろな妄想を楽しんでいてください。

対処法7:動物や植物と触れ合う

動物や植物と触れ合う

生き物には、癒し効果があります

犬の散歩の係になる、猫カフェに行く、公園で鳩を見る、植物を育ててみるなど、生き物と関わってみてください。

対処法8:運動する

長時間体を動かさないでいると、気分の落ち込むことがあります。

バッティングセンターやジョギングなどで軽くでもよいので体を動かすと、受験ストレスの解消になるでしょう

運動が苦手な人は、簡単な散歩やヨガ、体操などでも効果を得られるはずです。

対処法9:本を読む

本を読む

読書は、受験で疲れた心を癒してくれます

マンガでも小説でも写真集でも、なんでもよいので好きなものを読んでみてください。

特に純文学や新書などは受験勉強にも結びつくので、ストレス解消と勉強を両立できます。

対処法10:掃除をする

掃除をすると、部屋がキレイになるだけでなく、心もスッキリします

体を動かすので受験ストレスの解消にもつながるでしょう。

勉強に疲れたら、勉強机の上や自室、風呂場などを掃除してみてください。

対処法11:おしゃれをする

おしゃれをする

性別を問わず、おしゃれをすると気持ちがパッと明るくなります

髪を切る、メイクをする、好きな服を着るなど、ちょっとしたおしゃれをして気分転換をしてみてください。

受験勉強で使う文房具を自分好みのデザインのものに変えるのも一つの方法です。

対処法12:ドライブをする

免許を持っていれば、ドライブをすると気分がスッキリします

好きな風景の中をドライブしてみましょう。

自分で運転できない場合も、「家族が車で出かける用事についていく」「電車やバスで風景を楽しむ」などの方法があります。

対処法13:勉強リズムをつくる

勉強リズムをつくる

40分勉強したら20分休むなど、勉強にリズムをつけるように意識しましょう

長時間続けて勉強するよりも、適度に休息をはさんだ方が能率が上がるのです。

能率が上がれば、受験勉強でのストレスも減っていきます。

対処法14:きちんと休憩を取る

受験勉強というと、「毎日、一日中勉強しなければ」と思う人もいるでしょう。

しかし、そんなことはありません。

休憩時間や休息日をつくると、受験勉強によるストレスを解消できるので、勉強に前向きに取り組めるようになるのです

対処法15:勉強の予備日をつくる

勉強の予備日をつくる

スケジュールどおりに勉強できない不安からストレスが溜まっている場合は、一週間に一日、予定を入れない日(予備日、調整日)をつくってみてください

スケジュールどおりに行かなかった日があっても、予備日でリカバリーできるのです。

また、予備日があると気持ちにゆとりができ、受験によるストレスが溜まりづらくもなります。

対処法16:勉強スイッチをつくる

勉強に入るときのスイッチとなるものを作ってみてください

スイッチをつくることで、勉強に向かうストレスをなくす、もしく軽減できます。

お気に入りのドリンクを飲む、好きな音楽を一曲だけ聴く、などであれば、時間があまり時間がかからないのでオススメです。

対処法17:自分へのごほうびを用意する

自分へのごほうびを用意する

ごほうびがあると、受験勉強のやる気アップにつながりますし、受験によるストレスの解消もできます

大げさなものでなくても大丈夫です。

「一週間がんばったら、ごほうびにラーメンを食べに行こう」

「このテキストを終わらせたら、ごほうびに映画を観に行こう」

など、勉強をがんばった自分のための楽しみやごほうびを用意しましょう。

番外編:勉強以外のストレスへの対処法

受験期間のストレスは、受験や勉強とは直接の関係のない原因で発生することもあります(例えば、友人関係、恋愛、心の悩みなどです)。

受験勉強以外のストレスがあるために、勉強に集中できない人もいるかもしれません。

そんな場合、頼りになりそうな人に相談してみることがオススメです

例えば、親、友達、先生などに相談することで解決する場合もあります。また、学校の相談室、心療内科、精神科などで専門家の助けを借りることが必要な場合もあるかもしれません。

あまり深刻に考えすぎず、まずは気軽に周りの人を頼ってみましょう

受験本番前のストレスへの対処法

緊張感とともに一番強くストレスを感じるのが、受験直前の時期だと思います

ストレスが限界に達しやすく、不眠や頭痛などの症状が出やすい時期ともいえるかもしれません。

そこでここでは、私が通っていた高校の養護教諭の方がオススメしていた受験直前期のストレス対処法をお伝えします。

あくまでも一例ではありますが、ぜひ参考にしてみてください。

非常にカンタンな方法なので、短時間で不安が和らぎますよ。

落ち着いた精神状態で試験本番に臨みましょう。

受験前日まで

  • しっかりと熟睡する
  • ゆっくりとお風呂に入る

受験当日

  • 起床後に軽い体操をする
  • 目を閉じて深呼吸を繰り返す

受験ストレスによる主な症状・体調不良

受験期間には、ストレスとうまく付き合う必要があります。

受験によるストレスが深刻になると、勉強が手につかないどころか、心身に悪影響を及ぼす可能性があるからです

ここでは、キズキのスタッフが、生徒からの相談でよく耳にする事例をまとめてみました。

これらの症状・体調不良に覚えがある方は、受験のストレスが原因かもしれません。

症状①頭痛

頭痛

少しの勉強で頭が痛くなるという症状がある人は、受験によるストレスが溜まっている可能性が高いです

長時間ではなくても頭痛がある場合は、自身の体調・精神状態に注意してください。

症状②腹痛

試験本番の日に緊張で腹痛を起こす人は、意外と多いのではないでしょうか

腹痛は、「『がんばろう』『絶対合格する』などの強い気持ちがあっても体が追い付かない状況」になると起こると言われています。

強い腹痛が続くと、胃に穴が空くなど入院しなければならない症状につながる恐れがあります。

「勉強が不十分でやばいかも…」と不安に思うかもしれませんが、自分を限界まで追い込まないよう注意しましょう。

症状③イライラや無関心

受験勉強に集中しすぎてストレスが限界までたまると、些細なことにイライラしたり、他の物事に対して関心がなくなったりすることがあります

また、気分転換で運動や外出をしても、常に頭の中には勉強があって、楽しいと思えることがなくなります。

同時に勉強の効率も大きく下がるので、勉強が進まないイライラが強くなり、悪循環が生まれることもあるのです。

そのため、限界まで頑張らないようにして、適度なタイミングで息抜きをしてください。

症状④突然泣く

突然泣く

受験のストレスによって、突然泣く(涙が出る)人も中にはいます

試験本番への不安や成績不振など、さまざまなストレス要因が考えられます。

泣くことで受験のストレスを解消している人もいるので、必ずしも悪いわけではありません。

しかし、勝手に涙が出てくる・泣いてしまう人は、受験によるストレスがかかりすぎて限界に達している可能性が考えられるので、特に気をつけた方がよいでしょう。

症状⑤食欲不振

受験のストレスで、食事が喉を通らない人もいます

胃腸の消化機能がうまく働かずに食べ物を受け付けない状態なのかもしれません。摂食障害につながることもあるので、注意が必要です。

適度に間食を取ることで1日に必要なカロリーを満たすようにすると、解決につながるかもしれません。

症状⑥吐き気

受験のストレスや不安が増加すると、自律神経が乱れ、吐き気につながることがあります

受験のストレスから体を守るために神経が活性化して、胃の収縮が激しく起こるため、吐き気やむかつきを感じるようになるそうです。

こういったときは、少し横になる、冷たい水をゆっくり飲むなどの方法で和らぐこともあります。

「勉強が間に合わなさそうでやばい」「模試の判定が悪かった」など、思うように勉強が進まないことで焦ることもあると思います。

しかし、無理をして体調を崩してしまうと元も子もないので、無理をせず安静を心がけて、体調を戻すことを優先してください。

症状⑦不眠

不眠

受験勉強によって強いストレスを感じていると、睡眠にも影響することがあります

「身体は疲れているのに眠れない」「気づけば考えごとをしていて眠る時間が短くなった」など、不眠の症状が出始めたら要注意です。

「人に相談して不安を少しでも取り除く」「1日3食の食事をきちんと取ることで体のリズムを整える」などの心がけで解消することもあります。

眠れない状態が続く場合は、病院で薬を処方してもらうことも一つの手段です。

症状⑧息苦しい

受験のストレスによる緊張は、息苦しさを感じる原因にもなりがちです

受験のストレスによって筋肉が緊張し動きが悪くなる、ストレスを抱えたまま睡眠時に体を丸めるなどによって内臓が圧迫されることが、息苦しさにつながるとも言われています。

こういった場合は、吸った空気を十分に吐き出すために、大きく深呼吸を繰り返す、姿勢を正すなどの対処で楽になる可能性があります。

症状・体調不良を感じたら病院へ

ここまでにお伝えした症状・体調不良を感じた場合、基本的には病院へ行くことをオススメします

症状に応じた具体的な治療を受けられることに加えて、病院で現在の状況を踏まえた相談をすること自体で、受験のストレスで張り詰めた気持ちが楽になる可能性があるからです。

GoogleやYahooの検索で「ストレス 病院 (市区町村)」などのワードで検索すると、お住まいの近くで通院できる病院が出てきます。

病院の判断を仰ぎながら、先ほど紹介した受験ストレスへの対処法も実践してみてください。

一人ですべてを抱え込むようなことはせず、誰かに相談する、一度勉強から離れて休みリラックスする時間をつくることが大切です。

まとめ:受験ストレスを解消しながら、勉強に取り組みましょう

まとめ:受験ストレス解消しながら、勉強に取り組みましょう

受験勉強中は、様々なストレスが生まれます。

しかし、限界になる前に対処法を実践していれば、受験ストレスとうまく付き合えます。

ストレスとうまく付き合いながら、受験に向かっていきましょう。

受験ストレスの対処法には、以下のようなものがあります。

  • カラオケ
  • 甘い物を食べる
  • 趣味を楽しむ
  • 暗い部屋でリラックス
  • 日光を浴びる
  • 妄想する
  • 生き物と触れ合う
  • 運動する
  • 本を読む
  • 掃除をする
  • おしゃれをする
  • ドライブをする
  • 勉強リズムをつくる
  • きちんと休憩を取る
  • 予備日をつくる
  • 勉強スイッチを入れる
  • 自分へのご褒美を用意する

受験のストレスが心身に大きな影響を及ぼしている場合は、迷わず医療機関を受診してください。

勉強以外が原因のストレスがある場合は、人に悩みや困り事を打ち明けて相談することがオススメです。

あなたが上手にストレスを解消し、受験勉強に集中できることを、祈っています。

さて、私たちキズキ共育塾は、講師と生徒との一対一の会話を大切にした授業を行っています。授業を通じて受験のストレスを解消する方法を一緒に考えることもできます。

無料相談も行っています。少しでも気になるようでしたら、お気軽にご連絡ください。保護者の方だけでのご相談も可能です。

監修 / キズキ代表 安田祐輔

やすだ・ゆうすけ。発達障害(ASD/ADHD)によるいじめ、転校、一家離散などを経て、不登校・偏差値30から学び直して20歳で国際基督教大学(ICU)入学。卒業後は新卒で総合商社へ入社するも、発達障害の特性も関連して、うつ病になり退職。その後、不登校などの方のための学習塾「キズキ共育塾」を設立。経歴や年齢を問わず、「もう一度勉強したい人」のために、完全個別指導を行う。また、不登校の子どものための家庭教師「キズキ家学」、発達障害やうつ病の方々のための就労移行支援事業所「キズキビジネスカレッジ」も運営。

【新著紹介】

『学校に居場所がないと感じる人のための 未来が変わる勉強法』
(2022年9月、KADOKAWA)
Amazon
KADOKAWA公式

【略歴】

2011年 キズキ共育塾開塾(2023年7月現在10校)
2015年 株式会社キズキ設立
2019年 キズキビジネスカレッジ開校(2022年7月現在4校)

【メディア出演(一部)】

2022年 NHK総合「日曜討論」(テーマ:「子ども・若者の声 社会や政治にどう届ける?」/野田聖子こども政策担当大臣などとともに)

共同監修 / キズキ相談担当 半村進

はんむら・すすむ。1982年、茨城県生まれ。東京大学文学部卒。
小学校時代から転校を繰り返し、運動ができないこと、アトピー性皮膚炎、独特の体形などから、いじめの対象になったり、学校に行きづらくなっていたことも。大学に入学してようやく安心できるかと思ったが、病気やメンタルの不調もあり、5年半ほど引きこもり生活を送る。30歳で「初めてのアルバイト」としてキズキ共育塾の講師となり、英語・世界史・国語などを担当。現在はキズキの社員として、不登校・引きこもり・中退・発達障害・社会人などの学び直し・進路・生活改善などについて、総計1,000名以上からの相談を実施。

【執筆記事・インタビューなど(一部)】

日本経済新聞 / 朝日新聞EduA / テレビ東京 / 不登校新聞 / 通信制高校ナビ

執筆 / 内田青子

うちだ・あおこ。1982年生まれ。上智大学文学部卒。大学卒業後、百貨店勤務などいくつかの仕事を経た後、2018年から発達障害・不登校・中退経験者などのための個別指導塾・キズキ共育塾で講師として国語(現代文・古文・漢文)と小論文を指導し、主任講師となる。並行して、聖徳大学通信教育部心理学科を卒業。現在、公認心理師の資格取得を目指して、発達障害や不登校支援についてさらに勉強中。

サイト運営 / キズキ

「もう一度学び直したい方」の勉強とメンタルを完全個別指導でサポートする学習塾。多様な生徒さんに対応(不登校・中退・引きこもりの当事者・経験者、通信制高校生・定時制高校生、勉強にブランクがある方、社会人、主婦・主夫、発達特性がある方など)。授業内容は、小学生レベルから難関大学受験レベルまで、希望や学力などに応じて柔軟に設定可能。トップページはこちら。2024年10月現在、全国に11校とオンライン校(全国対応)がある。

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