受験生活で最も大切なものとは? 自己管理の方法を解説

こんにちは。生徒さんの勉強とメンタルを完全個別指導でサポートする完全個別指導塾・キズキ共育塾の千葉です。

大学受験で必要な教科とは何でしょうか?現行の大学受験では、「高校で指導されているもの」という暗黙の了解がありますが、もう一つ学ばなければならないこととして、「自己管理」という大切なものがあります。

このコラムでは、自己管理の方法について解説します。

私たちキズキ共育塾は、受験合格を目指す人のための、完全1対1の個別指導塾です。

生徒さんひとりひとりに合わせた学習面・生活面・メンタル面のサポートを行なっています。進路/勉強/受験/生活などについての無料相談もできますので、お気軽にご連絡ください。

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受験で最も大切なものは自己管理

「自己管理」という言葉から、どんなことが連想されますか?

「毎日体重計に乗る」「食べたものをノートに記録する」のような健康に関わるものから、「勉強へのモチベーションを維持する」といったメンタル面に関わるものまで、自己管理という言葉から感じるイメージは人それぞれかもしれません。

体のこと、心のこと、様々な分野はあれど、「自己管理」という言葉は「目標までの計画性」と言ってもよいのではないでしょうか?

受験勉強に大切なことは、「合格」という目標に向けて毎日を一定のペースで進むことです。

どんなに高い志をもっていても、それが三日しか続かなければ意味がないし、あまりにゆっくりなペースだと、目標まで到達する前に力尽きてしまいます。

合格という目標まで、確実なペースでしっかりと歩いていくこと、これが受験に必要な自己管理です。

自己管理の学び方

受験では自己管理が大切だと書きましたが、残念なことにこれは学校では教えてくれないものなのです。

「○月の模試に向けての勉強法」や「○月〜○月までの生活の仕方」などどというものは、学校の先生が一人ひとりに指導していくことがとても難しいものなのです。

それでは、どうやってこの「自己管理」というものを学んでいくのでしょうか?

教科書もなければ、見本もないような、そんなものをどうやって学ぶのでしょうか?

結局のところ、自己管理は自分の経験からしか学ぶことができません。

僕たちのような社会人であればふだんの仕事から、そしてこのコラムの読者のあなたであればふだんの勉強の中から自己管理を学んでいくことが一番です。

「△大学に合格するぞ」という目標が定まったならばそのゴールに到達するために、「○月の入試までの過ごし方」「4月と5月の勉強の進め方」などなど、考えるべきことはたくさんあります。

日ごろの勉強に頭を巡らせて、自分の一日一日を振り返る中で自己管理というものは身についていきます。

まずは小さな目標から

とは言え、いきなり完璧な勉強計画を立てて、それを修正しながら自分のペースで勉強していける人はごくわずかです。

これは大人の世界でも同じことです。

「社会人は自己管理が大切だ」という言葉を世間では何度も耳にしますが、裏を返して言ってしまえば「完璧な自己管理ができている大人は少ない」ということにすぎないのではないでしょうか。

ですから、このコラムを読んでくださっているあなたであれば、世の中に羽ばたいていくまでの間にまずは小さな目標づくりと一日の振り返りから始めて見ることが大切だと思います。

  • 「教科書を毎日○ページ読もう。○分勉強しよう」のような具体的な目標づくり。
  • 「今日は○パーセント達成できた」のような毎日の反省。

このような単純な目標作りと反省の繰り返しで構いません。

勉強に心が向かなければ「午前のうちに起きる」「夜12時までに布団に入る」「朝ご飯を食べる」のような生活の目標でよいでしょう。

受験に至るまでの道のりの中で、自分なりに生活習慣を見直していくこと。

今日という日を「昨日と同じもの」と考えるのではなく、「未来のための一日」と考えること。

一日一日の中に課題を設けて、日々を過ごしていく中で、受験勉強だけではなく、一生の役に立つ力が身についていくのではないでしょうか。

まとめ〜一人で苦しまないでください〜

辛抱強くここまで読んでくださったあなたは、「きちんと計画を立てて受験に向かわなければいけないなんて、やっぱり私に受験は無理かもしれない」、と思ってしまった人がいるかもしれません。

心配しないでください。

計画はうまくいかないものです。
受験は大変なものです。
人間は不安になるものです。

「無理かもしれない」と感じている人はあなただけではありませんし、「無理かも」と感じたところから合格を勝ち取った人もたくさんいます。

キズキ共育塾の講師も、このコラムを書いている僕自身も、「きちんと自己管理ができない」「勉強がはかどらない」、そんな悩みを抱えながらも受験に向き合ってきましたし、同じような悩みを抱える生徒さんを指導させていただいています。

キズキ共育塾は、あなたと一緒に悩み、あなたと一緒に合格までの道のりを歩いていく塾です。

一人で悩まずに、受験までの道のりを一緒に走っていきましょうね。

監修 / キズキ代表 安田祐輔

やすだ・ゆうすけ。発達障害(ASD/ADHD)によるいじめ、転校、一家離散などを経て、不登校・偏差値30から学び直して20歳で国際基督教大学(ICU)入学。卒業後は新卒で総合商社へ入社するも、発達障害の特性も関連して、うつ病になり退職。その後、不登校などの方のための学習塾「キズキ共育塾」を設立。経歴や年齢を問わず、「もう一度勉強したい人」のために、完全個別指導を行う。また、不登校の子どものための家庭教師「キズキ家学」、発達障害やうつ病の方々のための就労移行支援事業所「キズキビジネスカレッジ」も運営。

【新著紹介】

『学校に居場所がないと感じる人のための 未来が変わる勉強法』
(2022年9月、KADOKAWA)
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KADOKAWA公式

【略歴】

2011年 キズキ共育塾開塾(2023年7月現在10校)
2015年 株式会社キズキ設立
2019年 キズキビジネスカレッジ開校(2022年7月現在4校)

【メディア出演(一部)】

2022年 NHK総合「日曜討論」(テーマ:「子ども・若者の声 社会や政治にどう届ける?」/野田聖子こども政策担当大臣などとともに)

共同監修 / キズキ相談担当 半村進

はんむら・すすむ。1982年、茨城県生まれ。東京大学文学部卒。
小学校時代から転校を繰り返し、運動ができないこと、アトピー性皮膚炎、独特の体形などから、いじめの対象になったり、学校に行きづらくなっていたことも。大学に入学してようやく安心できるかと思ったが、病気やメンタルの不調もあり、5年半ほど引きこもり生活を送る。30歳で「初めてのアルバイト」としてキズキ共育塾の講師となり、英語・世界史・国語などを担当。現在はキズキの社員として、不登校・引きこもり・中退・発達障害・社会人などの学び直し・進路・生活改善などについて、総計1,000名以上からの相談を実施。

【執筆記事・インタビューなど(一部)】

日本経済新聞 / 朝日新聞EduA / テレビ東京 / 不登校新聞 / 通信制高校ナビ

サイト運営 / キズキ

「もう一度学び直したい方」の勉強とメンタルを完全個別指導でサポートする学習塾。多様な生徒さんに対応(不登校・中退・引きこもりの当事者・経験者、通信制高校生・定時制高校生、勉強にブランクがある方、社会人、主婦・主夫、発達特性がある方など)。授業内容は、小学生レベルから難関大学受験レベルまで、希望や学力などに応じて柔軟に設定可能。トップページはこちら。2024年10月現在、全国に11校とオンライン校(全国対応)がある。

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