ひきこもり状態からどうすればいい? 脱出する方法を解説
こんにちは。生徒さんの勉強とメンタルを完全個別指導でサポートする完全個別指導塾・キズキ共育塾です。
ひきこもりで悩んでいるあなたは、以下のように不安に思っているのではないでしょうか?
- ひきこもりから立ち直るきっかけを知りたい
- でも、どうすればいいのかわからない
ひきこもりは永遠に続くわけではありません。あなたに合った方法が分かれば、ひきこもりから脱出するきっかけは見つかります。
このコラムでは、ひきこもりから脱出するための方法を考え方、行動、環境の3種類から解説します。あわせて、実際にひきこもりの状態から脱出した人の事例も紹介します。
このコラムが、あなたの生活を変えるヒントになれば幸いです。
私たちキズキ共育塾は、ひきこもり状態にある人のための、完全1対1の個別指導塾です。
生徒さんひとりひとりに合わせた学習面・生活面・メンタル面のサポートを行なっています。進路/勉強/受験/生活などについての無料相談もできますので、お気軽にご連絡ください。
目次
ひきこもりとは?
ひきこもりという状態は、厚生労働省によって以下のように定義されています。
ひきこもりとは、「様々な要因の結果として社会的参加 (義務教育を含む就学, 非常勤職を含む就労, 家庭外での交遊など) を回避し、原則的には6ヵ月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状態(他者と交わらない形での外出をしていてもよい) を指す現象概念である。」
(参考:厚生労働省「ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン」)
ここでいう社会的参加には、学校や仕事のほか、家庭外での交友関係なども含まれます。
外出していたとしても、それが他者と関わらない形の外出であり、またその状態になってから6か月以上が経っているならば、ひきこもり状態と定義されます。
例えば、近所のコンビニへの買い物のために外出ができていても、ひきこもりと見なされることがあるのです。
ひきこもりの原因
ひきこもりには、どのような原因があるのでしょうか?
この章ではひきこもりの原因について年代別に解説します。(参考:厚生労働省「ひきこもりVOICE STATSION」)
15~39歳の方のひきこもりの原因
若年〜青年層である15〜39歳の方の場合、ひきこもりの主な原因は以下のとおりです。
- 不登校
- 職場になじめなかった
- 就職活動がうまくいかなかった
- ⼈間関係がうまくいかなかった
- 病気
- 受験に失敗した
- ⼤学になじめなかった
学校生活上の理由に加え、就職活動や職場への適応の難しさが見えてきます。
40~64歳の方のひきこもりの原因
働き盛りから中高年層である40〜64歳の方の場合、ひきこもりの主な原因は以下のとおりです。
- 退職したこと
- ⼈間関係がうまくいかなかったこと
- 病気
- 職場になじめなかったこと
- 就職活動がうまくいかなかったこと
- 学生時の不登校
職場になじめないことや退職など、原因仕事上の要因が大きいようです。
その一方、学生時代の不登校がこの年代にも影響を及ぼす場合もあることが分かります。
ひきこもりの高齢化については、こちらで解説します。
ひきこもりから脱出する方法は3種類
出口がなかなか見えづらいひきこもり。ご本人はもちろん、ご家族も「どうすればひきこもりから脱出できるのだろう」と、不安やつらさを感じていることでしょう。
人生には、自分でコントロールできることと、そうでないことがあります。
そしてあなたがコントロールできることに集中するのが、穏やかな人生を歩むコツです。
ひきこもりから脱出する方法は、以下の3種類です。
ひきこもりから脱出する、考え方を変える3つの方法
まずは、「考え方を変える」方法です。
ひきこもりに悩んでいる人の場合、知らず知らずのうちに視野が狭くなったり、悲観的な考え方が身についたりしていることがあります。
ここでは、考え方を変えるための方法を3つ紹介します。
考え方を変えることで、これまで気づかなかった物事の良い面が見えてくるかもしれません。
方法①悩みを書き出し、モヤモヤのループから抜け出す
ひきこもりの状態にある場合、あなたの心の中はモヤモヤでいっぱいなのではないでしょうか。
考え方を変える前に、まずはそのモヤモヤをアウトプットすることが大事です。
人に話すのももちろん良いですが、1人でもできる手軽な方法は「書き出す」ということです。
書くのは、手近にあるノートや不要な紙でかまいません。整った文章やきれいな文字を書かなくてもOKです。
どんなに脈絡のない文章でも、口にするのをためらうような表現でもいいので、まずは心に浮かんだことをすべて書き出してみましょう。
「これを書いてはいけない」ということは何一つありません。
「誰かに対するいきどおり」「自分の抱えるやるせなさ」「行き場のない不安」…。どんなものでもいいので、まずは文字にしてみることが大切です。
この方法は「ジャーナリング」と呼ばれ、「書く瞑想」などと表現されることもあります。
(参考:日本経済新聞「書く瞑想、ジャーナリング 集中力高め仕事効率を改善」)思いを言語化することで、これまで気づかなかった自分の思いや願いが見えてきたり、心の中が整理されてスッキリしたりといった効果があると言われています。
書いたものは折に触れて見返してもいいですし、破り捨てた方がスッキリするという人もいます。
自分に制限を設けず悩みを書き出すことで、モヤモヤのループから抜け出しましょう。
方法②ハードルを下げる
ひきこもりからの脱出にあたっては、ハードルを下げて考えるようにしましょう。
「こんなに簡単なことでいいのだろうか?」と思うくらい低いハードルを設定するのがポイントです。
勉強の例で言えば、「いきなり難関大学の過去問に取り組む」のではなく、「基礎的な部分を学び直すところからじっくり取り組む」というようなイメージです。
また、就労の例で言えば、「いきなりフルタイムの正社員で働く(ことを目指す)」のではなく、「まずは人とのコミュニケーションを再開するために支援団体を訪れる」「まずは週に何時間のアルバイトから始める(ために応募を続ける)」といったイメージです。
さらに小さなことから始めても構いません。
そのことが、小さな成功体験を積み重ね、失いかけていた自信を取り戻すことにつながります。
例えば、キズキ共育塾の生徒であるAさんは、キズキ共育塾に入塾する前は、数年ほど家から出ずに過ごしていました。
Aさんはキズキ共育塾で学び、大学に合格しました。
その報告をしてくれたとき、今後の抱負として、「まあ、低空飛行からやっていければいいかなと思います。でないと続かないので」と語ってくれました。
Aさんは受験勉強を始めた頃、「もっとできます!」と前のめりな姿勢になって、しばらくして息切れする…ということが何度かありました。
Aさんに限らず、ひきこもりを経験した人は、「引きこもっていた間の“遅れ”を取り戻さなくては」と自分に高いハードルを課すことがあります。
しかし、小さな無理を重ねていくと、じきに疲れてくるはずです。
あせらずに、持続できるようなことから始めてみるのが大切でしょう。
方法③原因よりも意味を考える
ひきこもりで悩む人は、「どうしてひきこもりになったのだろう」と、つい原因探しをしがちです。
しかし、ひきこもりの原因を特定することには、大きな意味がないこともあります。
逆に、原因探しはいい結果を生まないこともあるのです。
あなたの原因を深く掘り下げる必要はないのです。
なぜかというと、以下のようなことを考えることで、過去の自分を責める気持ちになり、どんどんつらくなるからです。
- 自分の何がいけなくてひきこもりになったのだろう
- あのとき、ああしなければこんなことにはならなかったのに
それよりも、「ひきこもりになった意味」を考えてみてはどうでしょうか。
「ひきこもりに意味なんて感じられない」と思われるかもしれませんね。
でも、発想を少し変えてみると、ひきこもりになった経験が大きな意味をもつことがあります。
- ひきこもりになる前はがんばりすぎていた。ひきこもりになったことで、少し休めたのかもしれない
- ひきこもりの状態はとてもつらいけれど、だからこそ自分の本当の気持ちが分かるようになった
このように、一つでも意味を見つけられると、自分なりに納得して前に進みやすくなります。
その結果、いまの生活に変化を付けられることが多いのです。
ひきこもりから脱出する、行動を変える4つの方法
次に「行動を変える」方法です。
「行動を変える」というと、ハードルの高さを感じる人もいるかもしれません。
しかし、普段の行動パターンにほんの少しの変化を加えるだけでも、気の持ちようや考え方が変わる場合があります。
ここでは簡単にチャレンジできる方法を4つ紹介します。
方法①趣味をはじめたり再開したりする
ひきこもりから脱出しようと思っても、外出の目的が思い浮かばない…。
そんな時は、「楽しそう」「やってみようかな」と思えることを見つけてみましょう。
好きなアニメやゲームがある場合は、関連したイベントやフェスに行ってみるのもオススメです。
書店や文房具店などをぶらぶら見て回るだけでもいい気分転換になります。
また、中断していた趣味がある人は再開してみるのも良いでしょう。
- これといった趣味が思い浮かばない
- 家の近くに行ってみたい場所がない
そんな時は「散歩」がオススメです。
「散歩」は、一人でできて、簡単な運動にもなり、四季を感じることができます。
ご近所の目が気になる…と思う場合は、「夜の散歩」や「サイクリング」、「買い物」も良いでしょう。
好きな雑誌やおやつを買いに近所のコンビニに行くだけでもいいですし、ついでに家族の買い物も引き受けてあげると喜ばれるかもしれません。
方法②他人と接点を持ってみる
ひきこもりの状態にあると、家族以外の人と会うのが面倒になりがちです。
家にいる時間が長くなればなるほど、他人とコミュニケーションをとることに勇気が必要になるかもしれません。
そんな時は、ちょっとしたきっかけを利用し、人に触れ合う機会を増やすことから始めてみましょう。
例えば、以下のような機会はいかがでしょうか。
- 買い物をしたときに店員の人に「ありがとうございます」と言ってみる
- お店で食事をしたときに「ごちそうさまでした」と声をかけてみる
ちょっとしたことで構いません。人が集まる場にいくだけで、前向きな気持ちになれることもあります。
ご家族と一緒に暮らしている場合は、ご家族が買い物や趣味で出かけるときについて行くと、店員さんやご家族の知り合いと触れ合うこともできます。
もちろん、知り合いが相手ではないほうが安心できるという場合は、知り合いがいないところで店員さんなどに声をかけてみるというのもよいでしょう。
そうした、ちょっとした人とのふれあいをきっかけに、ひきこもりから「脱出」できることもあるのです。
こういった場面でもこちらで解説したとおり、「ハードルを下げる」ことがとても大事です。「誰かと挨拶が交わせたら100点」「少しでも会話できたら花丸」と自分をほめてあげてください。
方法③時間帯・場所を選んで出かける
外出にチャレンジする場合に大切なのは、自分にとって不快ではない環境を選ぶことです。
人が多く集まる場所が苦手なら、繁華街やショッピングモールなどを避け、なるべく人が少ない場所に行ってみてはどうでしょうか。
自然の中や図書館など、静かな場所を選ぶのもオススメです。
休日や昼間は混み合いがちなので、早朝や夜間を選んで出かけるのも良いでしょう。
逆に「人が多い方が気がまぎれる」という場合は、にぎやかな時間帯や場所を選ぶといい気分転換になります。
いずれにしても、自分が安心して過ごせる環境から始め、徐々に外出に慣れていくことがポイントです。
方法④身だしなみを整える
家にいる時間が長くなると、誰でも身だしなみがおろそかになりがちです。
気がつけばパジャマで一日過ごしていたり、ヘアカットができず髪が伸び放題になったり…。
身だしなみが整っていないと、ますます外出がしづらくなります。
外に出なくてもいいので、まずは家の中で身だしなみに気をつけることから始めてみましょう。
たとえばメイクを研究したりネイルに凝ったりすることで気持ちが明るくなり、外に出たい気持ちにつながるケースがあります。
また肌のお手入れをしてみるのも良いですし、ひげをきれいに剃ったり整えたりするのも気分転換になるでしょう。
身だしなみを整えることで、外出にもだんだんと気持ちが向いてくるかもしれません。
ひきこもりから脱出する、環境を変える2つの方法
最後は「環境を変える」ことについて解説します。
「人間は環境の動物」と言われます。自分を取り巻く環境を変えることで、びっくりするほど考え方や行動が変わる場合があるのです。
ここでは、「通う場所」と「生活リズム」に着目し、環境を変える方法を紹介します。
方法①通う場所をつくる
環境を変える方法としてオススメなのが「通う場所をつくる」ということです。
こちらで解説したとおり、自分にとって不快ではない場所を選ぶことが大切です。
図書館やカフェ、公園、ジムなど、立ち寄れる場所をいくつか決め、通ってみましょう。
好きな時にふらりと行くのも良いですが、毎週、毎日など定期的なスケジュールを決めておくと、生活リズムを整えることにもつながるのでさらにオススメです。
- もう少しステップアップしたい
- 遅れていた学びを取り戻したい
そんな思いが出てきたら、あなたに合った塾に通うのも良いでしょう。
ちなみに、わたしたちキズキ共育塾では学習とメンタルの両面でサポートすることが可能です。
ひきこもりからの脱出事例も多いので、ご興味のある方は無料相談を利用してみてください。
方法②夜型から朝型に変えてみる
生活リズムの改善もひきこもりには効果が期待できます。
家にいる時間が長いと、つい就寝時刻が遅くなっているのではないでしょうか。
夜型の生活をしていると、午前中の活動がつらくなりがちなもの。その結果学校や仕事に行きづらくなることが多いのです。
反対に、朝型の生活リズムになると、午前中から活動できるようになります。
また、夜は早めに寝ることが増えるため、夜中に将来の不安やこれまでの後悔を思い浮かべて悩むことが減ります。
朝型に変えるコツは、少々眠くても起床時刻を早めることです。思い切って、明日の朝から早起きをしてみませんか。
ひきこもりから脱出するための3つの支援
ひきこもりから脱出するには、あなた1人だけでがんばらないことが大事です。
どうすればひきこもりから抜け出すためのサポートが得られるでしょうか。
実は、ひきこもりの方に向けた支援はたくさんあります。
この章では、厚生労働省の情報をもとに、安心して頼れる支援を紹介します。(参考:厚生労働省「仲間、相談、支援のヒント つながりたいあなたへ」)
支援①自立相談支援機関
ひきこもりに関する相談など、生活全般にわたるお困りごとや悩みを受け付ける「自立相談支援機関」の相談窓口が全国に設置されています。
自立相談支援機関では、専門の支援員が相談者に寄り添いながら、他の専門機関とも連携して解決に向けた支援を行ってくれます。
全国の相談窓口一覧はこちらです。お近くの窓口に問い合わせてみてはいかがでしょうか。
支援②地域若者サポートステーション
「地域若者サポートステーション(通称:サポステ)」をご存知でしょうか。
働くことに踏み出したい15歳〜49歳の方を対象に、「働き出す力」を引き出し、「職場定着するまで」を全面的にバックアップする厚生労働省委託の支援機関です。
こちらのサイトには、主な支援内容や実績、スタッフのメッセージ、全国のサポステ一覧などが掲載されており、動画などで分かりやすく解説されています。
支援③電話・SNSでの相談
相談窓口やサポートステーションはハードルが高い…。そんなためらいを感じる人は、電話やSNSでの相談がオススメです。
厚生労働省の「まもろうよ こころ」では、悩みや年代によって選べる電話相談、SNSで相談できる団体が紹介されています。
参考:まもろうよ こころ
また、「よりそいホットライン」ではひきこもりに限らず、暮らしの困りごとやDVに関する悩み、性の悩みなどあらゆる悩みを相談することができます。
参考:よりそいホットライン
ひきこもりの高齢化〜原因と対策を解説〜
「ひきこもり」というと若者や青年期のイメージが強かったですが、実は最近、ひきこもりの高齢化が問題になっています。
2022年に内閣府が全国の10歳~39歳の男女2万人、40歳~69歳の男女1万人 (2022年4月1日現在)に対して行った「こども・若者の意識と生活に関する調査」では、ひきこもり状態にある人は、15~39歳で約2.05%、40~64歳で約2.02%いることがわかっています。
中高年層のひきこもりが若年層に匹敵する多さであることがわかります。(参考:厚生労働省「こども・若者の意識と生活に関する調査 (令和4年度)」)
ひきこもりの高齢化の原因
なぜ、ひきこもりの高齢化が起きているのでしょうか。
こちらで見てきたように、中高年層のひきこもりには「就職活動の失敗や職場になじめないこと」や「退職」、「人間関係がうまくいかない」といった原因が挙げられます。
ある程度の年齢になってからひきこもりの状態になることもありますが、青年期にひきこもりの状態になった人がそのまま年齢を重ねることもあり、ひきこもり高齢化の一因となっています。
深刻化する「8050問題」
近年では、「8050問題」が深刻化しています。
8050問題とは、80代の親が、50代の子どもの生活を支えるために、経済的にも精神的にも強い負担を請け負うという社会問題のことです。
親御さんもだんだんと健康面での心配ごとが出てくる中で、なかなか外に出られず自立できない子どもと共に暮らすのは、お互いに不安やストレスを感じやすいものです。
生活費を親御さんが負担しなければならないケースが多く、経済的にも苦しさを感じる家庭が増えています。
このコラムを読んでくださっているあなたも、「今はまだ若いけれど、これからどうすればいいのだろう」と不安を感じているかもしれません。
対策①できるだけ早いうちに家族で話し合い、対応策を考える
「まだ若いからもう少し様子を見よう」と思うかもしれませんが、ひきこもりは長期化させる前に対応するのがコツです。
あなたが親御さんの立場の場合、お子さんを説得したり、さとしたりしたくなるかもしれません。
でも、まずはじっくりお子さんの話に耳を傾け、つらさや不安に共感しながら話し合うことを心がけてみてください。
ただし、次項で紹介するとおり、「家族だけでなんとかしようとする」必要はありません。
対策②家族だけで抱え込まずに、外部の支援機関を利用する
親御さんがご高齢になるにしたがって、「家庭のことを外部に相談するのは恥ずかしい」と感じるケースが増えていきます。
しかし、ひきこもりをご家庭だけで抱え込む必要は、全くありません。
むしろ、外部の支援機関や専門家の手を借りた方がスムーズに解決することが多いのです。
こちらで紹介したさまざまな公的機関に相談してみましょう。ひきこもりから脱出したキズキ共育塾の生徒さんの体験談3選
この章では、ひきこもりから脱出し、新しい人生の扉を開いた人の体験談を紹介します。
キズキ共育塾の生徒さんの体験談からご紹介します。あなたの抱える悩みを解決するヒントになるかもしれません。
ほかの体験談も以下にてご覧いただけます。ぜひ参考にしてみてください。
事例①不登校、うつ病でのひきこもりを克服
Bさんは大学受験直前の高校3年生の時に不登校になりました。
「母の重荷になっているのでは」と悩み、自己否定を繰り返したBさんは、うつ病と診断されます。
しかしその後心療内科への通院を続け、卒業後にメンタルが安定してきたタイミングで通塾を開始しました。
以前通っていた集団学習塾では、詰め込み型の指導法が合わなかったというBさん。「自分の学力や体調に合わせて指導してくれるところを」と、キズキ共育塾を選びました。
その結果、「授業が楽しく分かりやすい」と勉強を続けることができ、見事複数の大学に合格することができました。
「今振り返ると、不登校の期間は自分を見つめ直すいいきっかけだったように思います。完璧主義だった自分に優しくなれるようになり、上手く折り合いをつけるようにもなれた気がしています」
Bさんのそんな言葉からは、ひきこもりの期間に自分と向き合い、悩みを糧に新たなステップに踏み出せたことがうかがえます。
Bさんの体験談をより詳しく知りたい方は、以下の体験談をご覧ください。
事例②いじめでのひきこもりから志望校合格まで
Cさんが合格した高校は大学受験に実績のある進学校でした。
しかし、「進学実績が最優先」という詰め込み型の指導方針が合わず、苦手科目の成績が急降下。
クラスメイトからも悪口などのいじめを受け、学校に行けず引きこもるようになりました。
焦りを感じながらもどうしても外に出ることができなかったCさんを心配したご両親が見つけてきたのがキズキ共育塾でした。
最初は通塾にも気が進まなかったというCさんでしたが、マンツーマン指導のため先生と話しやすく、同じ境遇を乗り越えてきた先生もいて「理解してもらえる」と感じたそうです。
それまでのCさんは、間違えると叱られる経験を重ねてきました。
しかし、キズキ共育塾では間違えたからといって責められることはなく、丁寧な解説があったため理解が進んだといいます。
また、授業の中で大学入学後や将来について話し合う機会もあり、将来への見通しをもつことができました。
結果的にCさんは通塾開始からわずか半年で志望大学への合格を手に入れました。 「半年の間ずっと不安で、苦しくて仕方がなかったけど、がんばって本当によかった」というCさん。
将来は世の中で起こっている問題を解決できるような技術・知識を身につけて、社会の役に立ちたいと考えています。
Cさんの体験談をより詳しく知りたい方は、以下の体験談をご覧ください。
事例③塾に通えるようになり、親子共に変化
Dさんのお子さんは中学校で不登校になり、学校以外の外出も苦手なひきこもりの状態にありました。
キズキ共育塾の入塾にあたっての面談で、スタッフがお子さんのひきこもりを全く否定せず、昼夜逆転についても自然なこととして受け入れていたのが印象的だったというDさん。
お子さんがホッとしていた姿を印象深く覚えているそうです。
Dさんはその時、「本人を肯定することから変化していくのだ」と学んだのだといいます。
通塾を開始してからのお子さんは、授業で出た課題に家でも取り組むようになり、進学について自分から考えを話すようにもなっているといいます。
Dさん自身、子どもの変化にホッと安心したおかげか、不要な干渉や心配をしないようになったそうです。
Dさんの体験談をより詳しく知りたい方は、以下の体験談をご覧ください。
まとめ〜あなたに合った支援で、ひきこもりから脱出できます〜
以上、「ひきこもりはどうすれば良いのだろう」と悩む方に役立つ方法や支援についてご紹介しました。
あなたも、今は出口が見えないトンネルの中にいるような苦しい気持ちを味わっているかもしれません。
でも、解決の糸口はあります。
このコラムが、あなたのひきこもり解消のお役に立つことを願っています。
さて、私たちキズキ共育塾は、ひきこもり・不登校・中退などの方のための個別指導塾です。
キズキ共育塾では、十代から数年間のひきこもり期間がある生徒さんや、大学に進学したけれど通えず引きこもっている、という生徒さんが多数在籍しています。
勉強そのものや、授業でのコミュニケーション、通塾という定期的な外出などを通じて「ひきこもりから脱出したい」と思われたときは、お気軽にご相談ください。
オンラインでのご相談・授業も行っています。
「まだ外出できない…」という方は、まずそちらで徐々に人とのコミュニケーションに慣れて、次第に外出を目指す、といったご利用も可能です。
Q&A よくある質問