勉強でイライラするあなたへ イライラを解消する方法を解説

こんにちは。生徒さんの勉強とメンタルを完全個別指導でサポートする完全個別指導塾・キズキ共育塾です。
- 勉強がわからなくてイライラする
- 勉強していると、気が散ってイライラが募る
このように、勉強でイライラを感じることはありませんか?
イライラしながら勉強すると、勉強の効率や心身に悪影響が出て、目標達成から遠ざかる可能性があります。
一方で、勉強のイライラやストレスは日々のちょっとした工夫で解消できます。
このコラムでは、勉強でイライラする原因、イライラを解消する方法とイライラしないためのポイントなどについて解説します。
「勉強でイライラする!」というあなたも、イライラの原因を見つけて適切に対応することで、心穏やかに勉強を継続し、掲げる目標を達成できます。
多くの方法を紹介しているので、自分に合うと思う方法をぜひ試してみてください。
私たちキズキ共育塾は、勉強に苦手意識がある人のための、完全1対1の個別指導塾です。
生徒さんひとりひとりに合わせた学習面・生活面・メンタル面のサポートを行なっています。進路/勉強/受験/生活などについての無料相談もできますので、お気軽にご連絡ください。
目次
勉強でイライラする10の原因
この章では、勉強でイライラする原因について解説します。
原因①内容がわからない

勉強の内容がわからないことは、大きなストレスです。
学校の宿題が解けなかったり、テストでわからない問題が出たりしたとき、イライラが募りますよね?
こうした、勉強内容を理解できない状態が続くと、知識が頭に入らないストレスを増幅させる結果になります。
原因②テストで良い点が取れない
テストで良い点が取れないときや、勉強を頑張っているのに結果が伴わないとき、「努力してもできない…」と自己評価が低くなってイライラしがちです。
結果に対するプレッシャーが大きいため、勉強自体をストレスに感じることがあります。
さらに、周りの人と結果を比較することで焦りや不安を感じ、ますますイライラが募る悪循環に陥ることもあります。
原因③科目に興味がない

興味がない科目や内容を無理に勉強し続けると、ストレスを感じやすいです。
理解できない内容も多く、焦りやストレスが溜まり、モチベーションが上がってこないこともあります。
受験勉強のように、興味がない科目、苦手な科目をどうしても勉強しなければいけない場合は、興味のある科目や得意な科目を上手に活用して勉強するとよいでしょう。
勉強で思うようにいかずにイライラする人は、こちらの方法を参考に勉強内容を理解していきましょう。
原因④集中できない勉強環境
勉強のイライラを引き起こす環境は、以下のようにさまざまです。
- 周囲がうるさい
- スマートフォンなど誘惑するものが近くにある
- 机や部屋が整理整頓されていない
これらの環境要因を改善することで、イライラを減らすことができます。
イライラしない勉強環境をつくるために、こちらの方法を試してみてください。
原因⑤焦りや不安

テストや課題に対するプレッシャーが大きいと、結果を出さなければならないという強い思いから焦りが生じます。
この焦りが勉強の効率を下げ、イライラを生む原因になります。
また、不安な気持ちが強いと、覚えたことをすぐに忘れたり、問題に取り組む意欲が削がれたりし、ますますイライラが膨らむ原因になります。
焦りや不安を感じたら、こちらの方法を試してみてください。
原因⑥自信のなさ
自分の理解力や勉強の成果に対して自信が持てないと、どれだけ努力しても「自分にはできない」と感じ、イライラが増していきます。
特にテストや課題の結果が良くないと、「自分はダメなんだ」「勉強しても頭は良くならない」と思い込み、ますます自信を失っていきます。
自己肯定感の低下にもつながる可能性があり、勉強以外の時間を大切にする対応が必要です。
原因⑦周りと比べられる

勉強の成績を兄弟や友達と比べられて、嫌な思いをした経験はありませんか?
周囲が勉強で高い成果を上げていると、自分が遅れていると感じ、焦りや不安を抱えた経験がある人は多いのではないでしょうか。
そして、自分のペースで進めるべきところを、他人の進度に合わせようとするあまり、余計にイライラし、悪循環に陥る場合も珍しくありません。
原因⑧親や教師からのプレッシャー
親や教師に「勉強をしなさい」「○○高校に絶対に行こう」と勉強や成果を強く求められると、その求めに応えなければというプレッシャーを強く感じます。
このプレッシャーは、勉強の成果が出ないと、さらなる焦りや不安を引き起こし、イライラを増幅させます。
また、親や教師の期待に応えられない恐れも、ストレスの原因になります。
原因⑨完璧主義

完璧主義の人は少しのミスや不完全な部分を許せず、すべてを完璧にこなそうとします。pp
問題を解くたびに完璧を求め、解答時間が迫ってイライラしたり、少しでも間違えた部分に対してもイライラを爆発させたりします。
また、完璧を求めるあまりに勉強が終わらず、思うように進まないイライラも感じやすいです。
完璧主義についてはこちらの記事も参考にして対応するとよいでしょう。
原因⑩生活リズムの乱れ
毎日の生活が不規則だと、体調不良で勉強に集中できず、イライラしやすくなります。
夜遅くまで起きていると、朝起きるのが辛く、昼間に眠くなることもあり、睡眠不足の状態では勉強に集中できません。
睡眠時間をしっかり確保し、食事や運動もバランスよく行うことが大切です。
原因⑪他にやりたいことがある

勉強を頑張っていると、「友達と遊びたい」「ゲームを1日中したい」「趣味に時間を使いたい」など、勉強以外のことをやりたいときがあります。
そのようなときに我慢して勉強を続けると、イライラが募っていきます。
勉強をやらなければいけないというプレッシャーも理解できますが、勉強以外の時間も大切にする意識ももちましょう。
原因⑫勉強する意味がわからない
勉強をする意味がわからないと、勉強のモチベーションが上がりにくいです。
「どうしてこんなことを学ばなきゃいけないの?」と疑問に思うこともあるでしょう。
しかし、勉強は単に試験のためだけではなく、自分の未来や選択肢を広げるための大切なステップです。
どんな仕事をするにも、知識や考える力が必要です。
勉強の意味を理解できると、勉強の目的が明確になり、やる気が出てきます。
勉強する意味については、以下のコラムで解説しています。ぜひご覧ください。
原因⑬もうこれ以上勉強したくない

長時間・長期間の勉強を続けていると、心も体も疲れます。
休憩を取らずにずっと勉強し、集中力が続かずに、勉強の内容が頭に入らなくなった経験はありませんか?
「もう限界…」と感じてイライラしたときは、無理に続けるのではなく、少し休憩を取ったり、気分転換をしたりして。リフレッシュすることが大切です。
心と体をメンテナンスしながら勉強をするために、こちらの方法を参考にしてみてください。
勉強ができないイライラを解消する方法
この章では、勉強ができないイライラを解消する方法について解説します。
方法①基礎に戻って復習する

難しい問題や理解できない内容でイライラしているときは、基礎に戻って復習することが大切です。
難しい問題を解こうとしても、基礎がしっかりしていないと解けません。
まずは基本的な問題や内容をもう1度確認してみましょう。
簡単な内容からやり直すことで、自信がつき、次のステップに進む力もつきます。また、基礎をしっかり理解することで、難しい問題もスムーズに解けるようになります。
焦らずに基礎を固め、イライラを減らしていきましょう。
方法②別の参考書や問題集を試す
使っている参考書や問題集が自分に合っていないためにイライラを募らせている場合があります。
そのようなときは別の参考書や問題集を試してみましょう。
同じ内容でも説明の仕方や問題の形式が違うと、理解しやすくなることがあります。
例えば、難しい問題が多い参考書よりも丁寧に解説してくれるものや、練習問題が豊富なものを試してみると、気持ちを楽にして勉強できる可能性が広がります。
イライラせずにスムーズに勉強が進むように、自分に合った教材を見つけてみてください。
方法③先生や学習塾に質問・相談する

あなた一人で悩んでいると、一向に解決できず、悶々と悩み続ける時間が続きます。
勉強でわからないときは、先生や学習塾の講師に質問・相談するとよいでしょう。
いわば勉強のプロである先生や学習塾の講師であれば、解決策を詳しく教えてくれるはずです。
質問や相談をするとすぐに問題を解決でき、イライラせずに勉強が進められるでしょう。
勇気を出して聞いてみましょう。
方法④図や表、学習まんがで視覚的に理解する
勉強でイライラしているとき、文字だけの説明を読んでも頭に入りにくいことがあります。
図や表、学習まんがで視覚的に理解する方法も効果があります。
図や表の多い教材は、情報を簡単に整理でき、重要なポイントが一目でわかるので、イライラを軽減しながら勉強を進められます。
学習まんがでは、ストーリーを通して学べるので、難しい内容も楽しく覚えることができるはずです。
方法⑤一度勉強の手を止める

勉強しているときにイライラが溜まってきたら、一度勉強の手を止めることが大切です。
無理に続けていると集中できなくなり、ストレスが増す可能性があります。
少しの休憩を取り、気持ちをリフレッシュさせ、頭もスッキリさせましょう。
軽く体を動かしたり、お茶を飲んだりするだけでも効果があり、休憩後に再開すると集中力が戻り、勉強が進みやすくなります。
無理して続けるより、適度に休みを取ることを優先してみてください。
イライラしない勉強環境をつくる方法
この章では、勉強する環境に目を向けて、イライラしない勉強環境をつくる方法について解説します。
方法①静かな場所を選ぶ

勉強に集中するために周囲の騒音が少ない場所を選びましょう。
静かな環境では、音や人の話し声に気を取られることなく、集中して勉強できます。
騒がしい場所だと、勉強内容を理解するのが難しくなったり、問題が解けずにイライラすることがあります。
まずは、静かに勉強できる場所を探してみましょう。
方法②集中できるBGMを流す
一方で、適度に騒がしい方が勉強できる人もいます。
2023年の研究では、音楽が記憶に与える影響が特に感情的な要素に依存することが示されています。
音楽は記憶の形成において重要な役割を果たし、特に音楽に親しみのある人々においては、認知パフォーマンスが向上することが報告されています。(参考:ナディア・ジャステル「音楽が記憶に及ぼす影響の違いは感情価数に依存する:音楽鑑賞と音楽トレーニングに関する実験的研究」)
BGMを流して勉強する場合、クラッシックやリズムが穏やかで歌詞がない音楽がオススメです。
周囲の雑音を遮断し、リズムやメロディが心地よい刺激となり、勉強に集中できます。
音楽があることでリラックスでき、ストレスも軽減されるため、イライラを防ぐ効果もあります。
方法③整理整頓された学習スペースをつくる

散らかった場所は、気が散りやすくなります。
勉強をする場所はきちんと片付け、勉強道具や参考書など、必要なものだけを手の届く場所に置きましょう。
物が整理されていると気持ちがスッキリし、集中しやすい環境になります。
また、整理整頓されたスペースは、勉強の効率を高め、心の落ち着きにもつながります。
方法④自宅以外の勉強場所も検討する
自宅以外の勉強場所も検討してみましょう。
理由は、家ではどうしてもリラックスしすぎたり、他の誘惑に気を取られたりしがちだからです。
カフェや図書館、コワーキングスペースなどは、集中しやすい環境が整っており、気分転換にもなります。
静かな場所や軽いBGMがある場所など、自分の好みに合った場所でときどき勉強してみてはいかがでしょう。
勉強できる場所については、以下のコラムで解説しています。あなたに合う勉強場所を探してみてください。
自分時間を作ってイライラを解消する方法
この章では、自分時間を作ってイライラを解消する方法について解説します。
あなた自身の心に目を向け、ストレスを軽減する時間を作ってみましょう。
方法①リラックスできる時間を設ける

勉強しているときに疲れたりイライラしたりしたときは、少し休憩を取りましょう。
長時間ずっと勉強し続けると、頭が疲れて集中できなくなりますよね。
そのまま無理に続けてしまうと、イライラが続いて勉強の効率が悪くなったりします。
適度に休憩を取ることが大切です。
また、勉強から離れて好きな音楽を聴いたり、少し歩いたり、軽くストレッチをしたりしてリラックスできる時間をつくるのも大切です。
心身の状態に目を向け、上手にイライラをコントロールしていきましょう。
方法②ポジティブな自己暗示をかける
勉強がうまくいかないときやイライラしているとき、自分に対して前向きな言葉をかけてあげましょう。
「私はできる」「少しずつ頑張れば大丈夫」「今の努力は必ず成果になる」といった言葉を自分に言い聞かせてみてください。
人は自分の思い込みで行動が変わることがあり、ポジティブな言葉を自分に言ってあげることで、気持ちが前向きになり、勉強に対する意欲が湧いてきます。
逆にネガティブな考えにとらわれると、余計にイライラしたり、自信を失ったりします。
「できる」と思えば、実際にできるようになることもあるでしょう。
ぜひ試してみてください。
方法③身近な人に相談する

こちらで解説したとおり、勉強の内容について周りの人に質問・相談することと同様に、友達や家族、先生など自分の身近な人に自分の気持ちを話すことも大切です。
勉強の悩みを一人で抱え込むと、余計にストレスが溜まります。誰かに話すだけで、気持ちが楽になる可能性があります。
「最近勉強がうまくいかなくて辛い」「テストのことで不安がある」と相談してみましょう。
友達も自分と同じ悩みを持っていれば、一緒に考えることができるかもしれません。
相手が励ましてくれたり、アドバイスをくれたりすることがあります。それだけで、自分の思いを整理できて、気持ちが軽くなるはずです。
また、周りの人は違う視点から助言してくれるかもしれません。新しい考え方や解決策が見つかることもありますから、イライラしているときこそ、身近な人に頼ってみましょう。
方法④睡眠時間を確保する
勉強を頑張りすぎて、睡眠時間を削ると、次の日に集中できなかったり、イライラしやすかったりします。
反対に睡眠時間が確保されていると、頭がスッキリして、勉強にも集中しやすくなります。
また、睡眠をしっかり取ることで、脳が整理されて、勉強の内容が記憶に残りやすくなります。(参考:野添健太、山本隆一郎「睡眠が育む創造性と連想記憶」)
脳や心の状態を新鮮に保つためにも、勉強の効率をアップさせるためにも、睡眠も勉強の一部と思って、睡眠時間を確保しましょう。
方法⑤運動をする

勉強でのイライラやストレスは、体を動かして洗い流しましょう。
運動をすると血流が良くなって、脳に必要な酸素が届きやすくなります。
その結果、気分が良くなったり、勉強に戻ったときに集中力がアップしたりし、ストレスを減らして勉強に取り組めます。
運動によるリフレッシュは、イライラした気持ちを新鮮な気持ちにリセットし、ポジティブな気持ちで勉強に取り組めるきっかけになります。
ほんの少しの時間でもよいので、運動をしてイライラを解消しましょう。
方法⑥リフレッシュできる趣味を持つ
勉強の合間に自分が楽しめる趣味で気分をリフレッシュしましょう。
勉強ばかりになると、どうしても疲れやストレスが溜まります。
そのようなときは思い切って趣味を楽しむのも1つの方法です。
例えば、以下のような趣味はいかがでしょうか?
- 音楽を聴く
- ゲームをする
- 絵を描く
- 映画を観る
勉強とは違うことに没頭し、気分をリフレッシュする時間を意識的に作ってみましょう。
勉強でイライラしないための4つのポイント
この章では、勉強でイライラしないポイントについて解説します。
ポイント①周りと比較せず自分のペースを意識する

勉強でイライラしないためには、まずは周りと比較せずに自分のペースを意識することです。
多くの人は友達やクラスメートと自分を比べてしまいがちです。
友達が先にテスト勉強を終わらせていると、自分も急がなきゃと思って焦ったり、友達がテストで自分よりも良い点を取っていると不安になったりします。
しかし、勉強のペースや得意な科目は人それぞれです。
友達ができることがあなたにもできるとは限りませんし、あなたができることが友達にもできるとは限りません。
だから、自分のペースで良いのです。
周りに流されずにあなたのペースで勉強すると、イライラも軽くなります。
ポイント②自分に合った勉強方法を試す
勉強方法についても同様のことが言えます。
勉強方法も人それぞれです。
同じ内容でも、みんなが同じ勉強方法でうまくいくわけではありません。
ある人はノートにまとめることで覚えやすくなるかもしれませんが、別の人は問題集を解く方が効果的かもしれません。
いろいろな勉強方法を試して、自分に一番合うやり方を見つけるのが大切です。
もし今の勉強方法がうまくいっていないなと思ったら、違う方法を試してみるといいかもしれません。
「これなら覚えやすい」「これならイライラしない」と思う、あなたなりの勉強方法を見つければ、勉強がもっと楽しくなり、イライラすることも少なくなります。
ポイント③勉強以外のことに目を向ける

勉強以外のことに目を向ける余裕をもちましょう。
ずっと勉強ばかりしていると、疲れて集中力が切れたり、イライラしたりすることがあります。
運動や趣味、食事や睡眠時間など、勉強以外のことに時間を使いましょう。
「でも、勉強しなければ…」「趣味なんてサボっているみたいだ」と思う人もいるかもしれません。
しかし、無理をし、我慢して勉強を続けるのは、健康にも勉強の効率にもよくありません。
勉強の手を止め、好きな音楽を聴いたり、運動をしたりした方が頭と心をリフレッシュさせ、なるべくポジティブな気持ちで勉強をしましょう。
勉強以外の時間を適度に設け、継続的に気持ちよく勉強することを心掛けてみてください。
ポイント④専門家に相談する
ときには専門家に相談することも大切です。
どうしても理解できない科目や問題があったとき、一人で悩んでいると余計にイライラしたり、焦ったりすることがありますよね。
すぐに先生や学習塾の講師、勉強が得意な友達に相談することで、問題の解決法や別のアプローチを教えてもらうことができ、スッキリした状態で勉強を再開できます。
また専門家に相談すると、自分では気づかなかった勉強方法や考え方も学べます。
何より悩みを話すことで気持ちが楽になりますよ。
キズキ共育塾も相談先の一つとして検討してみてください。
まとめ〜自分をケアしながら勉強しよう〜

勉強でイライラしないために、自分をケアしながら勉強しましょう。
「何で今イライラしているのだろう?」と自分自身に問い、イライラの原因を探ってみてください。
そして、このコラムを参考にし、あなたがよいと思う方法でイライラを解消していきましょう。
あくまでも、あなたのペースで進めることが大切です。
あなたのペースで心穏やかに勉強を続けることが、目標達成への近道となります。
Q&A よくある質問