勉強する意味とは? 人生における学びの重要性と効果を解説
こんにちは。生徒さんの勉強とメンタルを完全個別指導でサポートするキズキ共育塾です。
あなたは、勉強をする必要性について、実感が湧かないのではないでしょうか。
このコラムでは、勉強する意味がわからないというあなたに向けて、筆者の知見に基づいて「勉強する意味」を解説、具体例や体験談を紹介します。
あわせて、子どもに勉強する意味をどう伝えようか悩む親御さんに向けて、勉強する意味を子どもに伝える際の注意点を解説します。
目次
「勉強する」とはそもそもどういう意味か
勉強することには、将来の選択肢を広げるという大切な意味があります。
学ぶことは、私たちが成長し、自分自身を開発するための貴重な手段です。
たとえば勉強を通じて異なる分野やスキルを身につけられるでしょう。
これにより、将来の仕事やキャリアの選択肢が広がります。
たとえば医学を学ぶことで医者になる道が開けたり、プログラミングを学ぶことでIT業界で働ける可能性が生まれます。
「勉強する意味」の正解は、一つではありません。むしろ、それを見出すのは人それぞれだと思います。
また「勉強する意味がわからないから勉強したくない」という気持ちもわかるつもりではあります。
ですが、意味がありそうかどうかということ自体を、勉強を通じて考えてみるのもよいのではないでしょうか。
もしかしたら、勉強した結果「やっぱり意味がなかったな」と思うことがあるかもしれません。
でもそれはそれで、「自分にとって意味を見出せるもの・見出せないものがわかった」ということです。
何も知らなければ、自分にとって何が大事かもわかりません。
そういった観点では、「意味がないとわかること」も、とても価値のある学びだと、私は思います。
勉強する意味の分類
勉強する意味を大きく3つに分けてみましょう。
勉強する意味①将来の選択肢を広げるため
勉強することには、将来の選択肢を広げるという大切な意味があります。学ぶことは、私たちが成長し、自分自身の可能性を育むための貴重な手段です。
例えば、勉強を通じてさまざまな分野やスキルを身につけることができます。
これによって、進学先や将来の仕事・キャリアの選択肢が広がります。
例えば、医学を学ぶ(ために大学受験の勉強をする)ことで医者になる道が開けたり、プログラミングを学ぶことでIT業界で働くことができる可能性が生まれます。
「将来の選択肢を広げるため」の具体例については、こちらで紹介します。
勉強する意味②生きる力を身につけるため
勉強は私たちが生きる上で非常に重要な意味を持っています。
勉強をすることによって、私たちはさまざまな知識やスキルを身につけられます。これにより、私たちは将来の成功に向けて準備できるのです。
まず勉強をすることによって、私たちは知識を得られます。
たとえば歴史や科学、文学などの教科書を読んだり、授業で学んだりすることで、私たちは世界のさまざまな出来事や事実について学べます。
この知識は、私たちが社会で生きていく上で役立つことがあるわけです。また勉強を通じて得られる知識は、私たちの視野を広げることにもつながります。
さらに勉強をすることによって、私たちはさまざまなスキルを身につけられます。
たとえば計算能力や問題解決能力、コミュニケーション能力など、勉強を通じて磨かれるスキルは、仕事や人間関係がうまくいくようにするために必要なものです。
自分の興味や才能を見つけられれば、それを生かすための道も見つけられます。また勉強を通じて得られる成果や達成感は、私たちの自信を高めることにもつながります。
「生きる力を身につけるため」の具体例については、こちらで紹介します。
勉強する意味③人生を豊かにするため
勉強は人生を豊かにする多くの理由があります。
まず勉強をすることで自分自身を成長させることが可能です。新しい知識やスキルを学ぶことで、今まで知らなかったことがわかり、人生が豊かになるわけです。
また勉強を通じて鍛えられる集中力や忍耐力は、私たちが困難な状況に立ち向かうための力となります。
勉強をすることによって、私たちは自己成長を促せるわけです。勉強は、私たちが自分自身を知るための手段でもあります。
さらに勉強をすることを通して、人間関係を豊かにすることもあるでしょう。
学校や大学での勉強は、仲間や友人との絆を強める機会でもあります。共通の目標や興味を持つ人々との交流は、人間関係を築く上で非常に重要なのです。
「人生を豊かにするため」の具体例については、こちらで紹介します。
勉強する意味①「将来の選択肢を広げるため」の具体例
こちらで解説したとおり、勉強する意味の1つ目は「将来の選択肢を広げるため」でした。ここでは具体例を紹介します。
具体例①大学や専門学校に進学できる
大学や専門学校に進学することは、多くの人にとって重要な意味を持ちます。
大学や専門学校に進学するためには、試験に合格しなければなりません。
特に、いわゆる「レベルの高い大学」に進学しようと思えば、さらに勉強が必要になります。
偏差値が高い大学に行くことが重要なわけではなく、勉強をすることで、やりたいことをできる大学に合格することが大事です。
大学や専門学校に進学したい場合は、勉強をした方が良いでしょう。
具体例②就職や起業などを含めた新たなキャリアを築くことができる
就職活動や起業においても、専門知識やスキルを持っていることは大きなアドバンテージです。
仕事に関する知識は勉強することで身につきます。
大学で専門的な勉強をするだけでなく、本を読んで勉強することも重要になります。
筆者自身も、勉強してきたことが起業する際に役立っています。
勉強は長期に行うものであり、その積み重ねが将来の選択肢を増やすことにつながっていくわけです。
具体例③経済的豊かさを手に入れられる
勉強をすると、多くの知識を得られます。
それを活用することで、経済的に豊かになる人が多くいます。
専門的な知識は他の人が持っていないこともあるため、仕事面で重宝されることが多いでしょう。専門的な知識を身につけるためにも勉強は必須です。
具体例④自分が望む夢をスムーズに実現できる
夢(としての職業)を実現するためには、勉強することが非常に重要です。
たとえば弁護士になりたいとしましょう。弁護士になるためには司法試験に合格しなければなりません。司法試験に合格するためには勉強は必須です。
弁護士などのように、世の中には資格を取得しなければできない仕事が多くあります。
勉強をしておけば、資格が必要な仕事をあきらめずに選択できるでしょう。
勉強する意味②「生きる力を身につけるため」の具体例
こちらで解説したとおり、勉強する意味の2つ目は「生きる力を身につけるため」でした。勉強と生きる力がどのように結びつくのでしょうか。具体例を紹介します。
具体例①トラブルを回避する力や問題解決力を高められる
勉強をすることで私たちはトラブルを回避する力を身につけられます。たとえば勉強を通じてさまざまな知識や情報を得られるはずです。
これによって、問題や困難な状況に直面したときに、適切な対処方法を見つけられます。
つまり、勉強を通じて得た知識や経験は、自分自身や他の人を守るための道具となるのです。
また勉強することで私たちは問題解決力を高めることもできます。
勉強は私たちの思考力や論理的思考の能力を鍛えるため、問題を分析し、解決策を見つける力を身につけられます。
これは将来の仕事や人生において非常に役立つスキルです。
たとえば仕事で困難なプロジェクトに取り組むときや、人間関係のトラブルを解決するときには、問題解決力が必要となります。
具体例②コミュニケーション能力を身につけられる
勉強には、コミュニケーション能力を身につける効果もあります。
授業やグループ学習での意見交換やディスカッションを通じて、自分の意見を表現する力や他人の意見を尊重する力を養えます。
これは、将来の人間関係や仕事でのコミュニケーションにおいて非常に重要なスキルです。
とくに今はコミュニケーション能力が評価される時代です。勉強してコミュニケーション能力を身につけることが生きる力につながるでしょう。
具体例③共通の課題・勉強を通して社会性を学べる
勉強をすることで、私たちは社会性を学ぶこともできます。
学校や勉強の場では、他の人と協力したり、意見を交換したりする機会が多くあるでしょう。これによって、コミュニケーション能力やチームワークのスキルを身につけられます。
また勉強を通じて、他の人の意見や文化に対する理解を深めることも可能です。
たとえば大学ではゼミがあり、いっしょに勉強します。そうした中で、意見交換をして相手の意見を踏まえながら議論する力が身につくでしょう。
具体例④学校内で競争社会を体験できる
学校では、社会的なスキルを学ぶこともできます。
学校内では、勉強やスポーツなど、さまざまな活動に参加できます。これらの活動は、競争社会を体験する機会のひとつを提供しています。
勉強することで、競争社会で成功するために必要なスキルを身につけることもできます。
勉強は、単に知識や情報を得るためだけのものではありません。問題解決能力や創造性を養うこともできます。
またスポーツやクラブ活動などの競技は、競争社会を体験するための別の方法です。
これらの活動では、チームとの協力やリーダーシップのスキルを身につけられます。
競技の試合や大会では、他の人との競争を通じて自分自身を試せるでしょう。
勉強する意味③「人生を豊かにするため」の具体例
こちらで解説したとおり、勉強する意味の3つ目は「人生を豊かにするため」です。勉強と人生の豊かさがどのように結びつくのでしょうか。ここでは具体例を紹介します。
具体例①新しいことに挑戦できる
新しいことに挑戦することは、私たちの成長や人生の豊かさにとって非常に重要です。
新しいことに挑戦することで、私たちは自分の能力を高められますし、新たな経験や知識を得られます。
新しいことに挑戦するためには、勉強が必要です。
前提となる知識があることで、新しいことに挑戦したときに成功する可能性が高まります。
常にチャレンジしたい人は、常に勉強している人が多いでしょう。
具体例②新しい気付きや発見などを通して視野を広げられる
勉強することによって、私たちは新しい気付きや発見を得られます。
たとえば歴史の勉強をすることで、過去の出来事や人物について学び、それによって現在や未来の社会や文化を理解できるでしょう。
また科学の勉強をすることで、自然現象や身の回りの事象について理解を深められます。
さらに勉強することによって私たちは自分の視野を広げられます。
たとえば地理の勉強をすることで、世界中の国や地域について学べるでしょう。また文学や芸術の勉強をすることで、異なる文化や表現方法に触れられるでしょう。
具体例③好きなことをいっそう楽しめる
好きなことを楽しむことで、人生は豊かになります。しかし好きなことをより楽しみ、人生を豊かにするためには勉強が必要です。
勉強することでさらに楽しくなりますし、ゆくゆくは好きなことを仕事にすることも可能です。好きなことをより楽しめるようになるためにも、勉強を継続する必要があるでしょう。
具体例④努力し続ける力をつけられる
勉強は努力し続ける力を身につけることにもつながります。
新しいことを学ぶには時間や努力が必要です。その過程で自分の弱い部分の克服や忍耐力を養えます。何事をするにも忍耐力は大事です。
勉強はすぐにできるようにはなりません。努力を継続していく必要があります。そうした力を勉強を通して学べるでしょう。
具体例⑤成功体験が得られる
勉強することによって、私たちは成功体験を得られます。
勉強に取り組んでいると、難しい問題を解決したり、成績を上げたりできます。
これらの成功体験は、自信をつけることにつながり、将来の挑戦にも前向きに取り組めるようになるでしょう。
成功体験は人生のあらゆるところで役立ちます。
何かに挑戦しようとしたときに、成功したことがある人はそこで一歩踏み出せるわけです。とりわけ勉強は成功体験を気軽に得られる手段でしょう。
具体例⑥自信をつけられる
勉強を通じて自分自身に向き合い、成果を上げることで自信がつきます。
自信を持つことは、人生のさまざまな場面で成功するために大切な要素です。
学校の勉強は努力すれば点数という形で見えるようになります。
そして、努力が結果に表れると自信につながります。努力すればできるようになるという自信が身につけば、いずれ仕事などにも役立つでしょう。
具体例⑦人の役に立つことで幸福感を得られる
勉強することは、私たちが他の人に役立つための重要な手段です。
勉強を通じて、私たちは新しい知識やスキルを身につけることが可能です。
これにより、私たちは他の人の問題を解決するための具体的な方法やアイデアを提供できます。
人の役に立つと感謝され、幸福感が得られます。他の人の役に立てる人間になるためにも、勉強は継続的に行う必要があるでしょう。
勉強する意味を子どもに伝える際の注意点
この章は、親御さん、大人向けの内容です。子どもから「勉強する意味って何?」と聞かれたときや、子どもに勉強する意味を伝えるときの注意点を解説します。
注意点①子どもの意見を決めつけで判断しない
子どもの意見を決めつけで判断することは、良くありません。
(例として、「勉強する意味なんてないよね」などと子どもが言ったときに、そう思う・そう発言する背景・過程・状況などを無視して「それは甘えだ」などとすぐに判断するようなことです)
子どもたちも、大人と同じく自分自身の意見や考えを持っています。彼らには、自分自身の意見を尊重し、表現する機会が必要です。
例えば、子どもの意見を決めつけで判断すると、彼らの自己肯定感や自己表現の能力が低下する可能性があります。
また自分の意見が尊重されないことによって、子どもたちは自信を失い、自己価値感が低下することもあります。
子どもたちの意見を尊重することは、彼らの成長や発達にとって非常に重要です。
彼らが自分自身の意見を持ち、それを表現できるようになると、自己主張力や問題解決能力が向上し、自信を持って行動できるようになります。
したがって子どもの意見を決めつけで判断せず、彼らの意見を尊重して受け入れることは、子どもたちの健全な成長を促すために重要なことです。
注意点②勉強する意味をしっかりと伝える
勉強する意味について聞かれると、うまく説明できない大人も多いはずです。
そうするとついつい「とにかく勉強すればいい」と伝えることが多くなるでしょう。
難しい質問ではあると思いますが、しっかりと伝えるようにしましょう。
どのように伝えていいかわからない場合は、このコラムから勉強する意味を選んで伝えてみてください。
注意点③「将来困るよ」などのマイナスワードを使わない
最近、私たちの周りでよく使われる言葉の中には、「将来困るよ」といった不安をあおるようなネガティブな言葉があります。
しかし、このような言葉を使うことは、子どもたちの心や行動に悪影響を与える可能性があります。
学校のテストで点数が思わしくない子どもに対して「この点数では将来困るよ」と言うと、自信を失い、学習意欲そのものが低下してしまうかもしれません。
大人であっても仕事で失敗した時に、「これで失敗しているようでは、将来困るよ」と言われると、自信を失い、挫折するかもしれません。
それに対して、(あくまで例として)「将来に向けて頑張ろう」といったポジティブな言葉を使うと、私たちの心や行動に良い影響を与えることがあります。
たとえば学校で勉強しているときに「将来に向けて頑張ろう」と言われると、自信を持って取り組め、成績の向上につながるかもしれません。
また、仕事で困難な状況に直面したときにも、「将来に向けて頑張ろう」と言われると、自分を奮い立たせられ、問題解決に向けて前向きに取り組めるかもしれません。
つまり「将来困るよ」などのネガティブな言葉ではなく、「将来に向けて頑張ろう」などのポジティブな言葉を使うことで、私たちはより良い未来を築けるのです。
注意点④他の人と比べない
勉強する意味を聞かれたときに、「○○ちゃんはできるのだから、あなたもできるでしょ」といったように、他人を引き合いに出すことがあります。
「他の人が普通に取り組んでいるのだから、勉強する意味など考えずに勉強すればよい」というわけです。
こうした説明は子どもにとって当然納得できるものではありません。他の人とは比べずに、勉強する意味についてしっかりと伝える必要があるでしょう。
注意点⑤学校の成績ばかりを気にしない
勉強する意味とは、学校の成績ばかりを気にすることではありません。
勉強は、人生において学びを得るための重要な手段です。勉強をすることで、自分自身の知識やスキルを向上させられます。
勉強する意味はさまざまです。勉強勉強は単なる学校の成績を上げるためだけではなく、自分自身を成長させるための大切な活動です。繰り返す通り、勉強をすることで、知識やスキルを身につけ、自分の可能性を広げられます。
学校の成績にこだわらずに、勉強にはそれ以外の意味もあることを伝えていきましょう。
勉強する意味に気づいた体験談
この章では、キズキ共育塾の講師とキズキ共育塾に在籍していた生徒さんの勉強する意味に気づいた体験談を紹介します。
キズキ共育塾の講師が勉強する意味に気づいた体験談
あるキズキ共育塾の講師が勉強する意味に気づいた体験談を紹介します。
子どものころにいた故郷には、いじめられたり周りと合わなくて浮いたりと、あまりいい思い出がありません。
私の故郷は村社会が根強く残る「田舎」で、一度何かで失敗した人は、そこにいる限り「あの人は失敗した人だ、ダメな人だ」という周囲の認識を逆転したり打破したりといったことが難しい場所でした。もちろん全部の「田舎」がそうだと言うつもりはありません。
私の場合は「あいつはいじめられっ子だ」「あいつは浮いている」という認識がされており、非常に生きづらい思いをしていました。
そんな私が考える勉強する意味の大きな一つは、「選択肢を増やすことができること」だと思います。
私は大学進学によって、つまり勉強を通じて生じた選択肢によって故郷を出て、東京や大学という新しい場所で「やり直す」ことができました。
逆に言うと、「故郷を出てやり直すという選択肢」を増やすために勉強した、ということです。
人それぞれの事情や価値観によって、生きづらさを感じる状況は、「田舎」に限らず「都会」にも、「学校」や「家庭」にもあると思います。
また「勉強」とは、大学受験のようないわゆる5教科7科目に限りません。
もっと幅広く、いろいろなことを調べたり、知ろうとしたり、やってみたりすることも含みます。
勉強によって新しく何かを知るということは、「生きづらい、いまの自分」が変わるための新たな道を選択できる可能性を得るということだと思います。
勉強することで「世の中にはこういうものもあって、こういう道もある。だから自分もいま・ここでしか生きられないわけじゃないんだ」と選択肢を増やし、生きづらさを解消する、自分について肯定的になって生きることができるのではないでしょうか。
余談ですが、私は、大学で教育について勉強する中で、子どものころの自分がなぜ辛かったのかについても整理して考えられるようになりました。
この学びも、私がこれから生きていく上での選択肢を大いに増やしてくれていると思います。
キズキ共育塾の生徒さんが勉強する意味に気づいた体験談
キズキ共育塾の生徒であるAさんが勉強する意味に気づいた体験談を紹介します。
Aさんは、やや内向的な性格と、「通信制高校を卒業後に大学受験に向けて浪人中」という環境から、家族をはじめ他人と話すことがあまりありませんでした。
そのためか、Aさんは自分の気持ちを表現したり、人と共有したりすることが苦手でした。
勉強を始めたころのAさんは、「古文なんていまは誰も使ってないんだから、勉強しても意味がないんじゃないですか」などと言っていました。
とは言え、大学受験を目指すAさんは渋々ながらも勉強を続け、だんだんと古文が読めるようになっていきました。
すると、「自分もこの和歌と同じような気持ちになったことがある」や「自分もこの主人公と似たような経験をしたことがある」「自分みたいな人が大昔にもいたんだと思って驚くと同時に安心したし、『この気持ちをこんなふうに表現できるんだ』というのも面白かった」などと発言するようになってきたのです。
確かに古文を勉強したところで昔の日本人と話せるようになるわけではありませんし、古典文学に触れることは人生の必須条件ではありません。
しかし、Aさんのように自分の気持ちをあまり他人に話す機会がない人にとって、古文を通じて「自分と同じ人がいるんだ」「この気持ちをこんなふうに表現できるんだ」と知ることができるのは、素晴らしいことだと思います。
月並みな言い方になりますが、古文の勉強を通じて「世界は意外と広く、自分と同じ気持ちの人がいる。誰も自分のことを全く理解してくれないわけではないのかもしれない」とわかることもあるということです。
Aさんの場合はたまたま古文でしたが、英語でも、現代文でも、他の科目でもこういうことはあるでしょう。
勉強する意味を一人で悩む必要はありません
ここまでお伝えしてきた通り、「勉強する意味」はたくさんあります。
また、具体例からもわかる通り、勉強するからこそ得られるものがあるということも、ご理解いただけたかと思います。
しかし、今、以下のように思っている人もいるのではないでしょうか?
- 勉強する意味はわかったけど、行動に移せない
- 頭ではわかっていても、心から納得できない
こういった思いのある方は、その気持ちや悩みを一人で抱え込まずに、周りの人に相談してみてください。たとえば、友人、家族、兄弟姉妹、学校の先生などです。
誰かに相談することで、自分一人では見えなかった「勉強する意味」が見えてきたり、自分の気持ちに共感してもらえることで気持ちがスッキリしたりするなど、さまざまな効果があります。
また、身近に相談できる人がいない場合は、学習塾や家庭教師など、勉強のプロに相談することがオススメです。
学習塾や家庭教師では、一緒に勉強する意味を探してもらえたり、勉強の楽しさを教えてもらえたりします。
キズキ共育塾でも、「勉強する意味がわからない」という方をサポートしています。ぜひご相談ください。
私たちキズキ共育塾は、「勉強する意味がわからない」という方のための、完全1対1の個別指導塾です。
生徒さんひとりひとりに合わせた学習面・生活面・メンタル面のサポートを行なっています。進路/勉強/受験/生活などについての無料相談もできますので、お気軽にご連絡ください。
まとめ〜勉強する意味は複数あります〜
勉強する意味は複数あります。決して学校の勉強だけが勉強ではありません。
自分の人生を豊かにし、将来の選択肢を広げるためにも、勉強を継続して行ってみましょう。
また、こちらで解説したとおり、「勉強する意味がわからない」という悩みは一人で抱え込む必要はありません。
身近な人に相談することはもちろん、学習塾や家庭教師などを利用すれば、勉強する意味を一緒に探してもらうことができます。
たしかに、「勉強する意味がわからない」という悩みを、誰かに話したり相談したりするのは、恥ずかしいと思う気持ちがあるかもしれません。
しかし、「勉強する意味がわからない」という悩みは珍しいものではなく、多くの学生が疑問に思うことなので、恥ずかしく思うことはありません。
そのため、ぜひこの機会に周りの人の力を借りながら、自分なりの「勉強する意味」を探してみてください。キズキ共育塾でも、「勉強する意味」についての相談を受け付けています。
このコラムが、「勉強する意味がわからない」と悩むあなたのお役に立ちましたら幸いです。
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