高校中退で後悔する人とは?中退後の進路や就職について解説します

高校中退で後悔する人とは

こんにちは、高校中退した人や、高校中退を考えている人を完全個別指導でサポートするキズキ共育塾の寺田淳平です。

あなたは、「高校を中退すると後悔するのではないか」と悩んでいませんか?

または、すでに高校を中退して後悔しているから「どうにかしたい」と思っていないでしょうか?

2011年度に行われた内閣府の調査によると、高校中退を後悔している人が「23.7%」に対して、後悔していないと回答した人は「46.9%」という結果が出ています。(参考:内閣府『若者の意識に関する調査(高等学校中途退学者の意識に関する調査)』)

高校中退自体は、良いことでも悪いことでもありません

高校中退を後悔するか、しないかは、その後のあなた次第です

そこで、本コラムでは、高校中退で後悔する人としない人の違いを解説するとともに、中退後の進路や仕事、就職についても併せて紹介いたします。

高校中退について悩んでいるあなたが、将来を考えるときの参考になれば幸いです。

高校中退で後悔する人とは?〜後悔しない人との違いについて〜

後悔しない人との違いについて

高校中退で後悔する人としない人の大きな違いとして、「進路を考えてから中退したかどうか」が挙げられます

高校中退の理由は人によって様々です。よく言われるのが「クラスに馴染めない」や「勉強についていけない」といった学校生活への不適応です

文部科学省の調査によると、令和3年度の高校中退者数は全国で「約39,000人」、そのうち平日昼間に授業を行う全日制課程での中退者は「約25,000人」にのぼります。(参考:文部科学省『令和3年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果』)

その理由として最も多いのが、この「学校生活・学業不適応」で、中退者全体の「約30%」を占めています。

もし進路を考えずに、上記のような理由のみによって中退をした場合には、次のような悩みを抱え込んだり、考えが後ろ向きになったりするため、後悔につながりやすいと考えられます。

  • 「自分は学校から逃げたのではないか」
  • 「多少嫌なことがあっても通い続けた方がよかったんじゃないか」
  • 「こうなることがわかっていたら中退しなかったのに」

また、単に学校をやめるだけであれば「中退」であり、自分自身のことであってもネガティブなイメージを抱くこともあるでしょう。

それが別の高校への「転校」であったり「就職」であったりすれば、中退に対するネガティブなイメージは和らぐはずです

進路を決めてから高校を中退した人は、次のステージに向けて前向きになれる部分が大きいのではないでしょうか。

とはいえ、たとえ中退の理由が「学校生活に馴染めない」といった場合でも、「我慢して通い続けて、心の調子を崩す」ことと比べると、高校中退の選択肢がよりよいものだったと言える場合もあります。

ただし、中退後の高校選びや就職先など、進路選択の幅が多少狭まる可能性があることは、正直にお伝えしておきます。

後悔しない選択をするには、これから説明する「高校中退で後悔する主な理由」を知った上で、周囲の人に相談しながら、あなたが納得できる方を選ぶようにしましょう。

高校中退で後悔する理由5選

それでは、高校を中退した人が後悔する主な理由にはどのようなものがあるのでしょうか?

中退したときに直面する問題も含めて、具体的なものを5つ見ていきましょう。

理由①学歴のせいで自信が持てない

学歴のせいで自信が持てない

後悔する理由としてよく挙がるのが、「学歴のせいで自信が持てない」です

<高校を中退した場合、履歴書などの最終学歴は「中卒」になります。

就職活動の際には、採用担当者が必ず履歴書に目を通しますので、高校中退という事実は変わらないものになります。

もちろん、学歴ですべてが判断されるわけではありません。

ただ、今の日本社会では、人を見るときの大きな材料のひとつに学歴があることも、否定はできません。

また、前に挙げた文部科学省の調査によれば、高校を中退する人の割合は「例年1.5%前後」と少なく、同級生の多くが卒業して進学なり就職なりしていく中で、目立つ面があるのも事実です。

そうした事情もあって、「高校を中退した自分は、周りとは違う」「中退の学歴のせいで自信が持てない」と後悔する人がいるようです。

理由②就職先の選択肢が少なく給料も安い

就職先の選択肢が少なく給料も安い

理由の2点目は、「就職先の選択肢が少なく給料も安い」というものです。

就職先の選択肢は、特に「正社員として採用されるかどうか」の差が大きいです

厚生労働省の統計によると、15~34歳までの若年労働者における正社員の割合は、下記のようにかなり大きな差が出ています。(参考:厚生労働省『平成30年若年者雇用実態調査の概況』)

  • 中卒で正社員:35.4%
  • 高卒で正社員:56.3%
  • 大卒で正社員:80.9%

そもそも中卒の場合は、正社員での募集が少ないため、就職活動をする人の多くが、派遣労働などの少ない選択肢の中から就職先を選ぶという現状があります

すると、同じ職種の正社員に比べて、給料が比較的安くなります。

とはいえ、長く働き続けることで、正社員になってはどうかと誘われるケースもあります。就職した時点で非正社員だからといって、「ずっとそのまま」とは限りません。

理由③進路が決まらずに不安になりやすい

理由の3つ目は「進路が決まらずに不安になりやすい」です。

高校を中退して就職を考えたとしても、前の項目で説明したように就職先の選択肢が少ないため、なかなか進路が定まらない場合があります

また、転校しようとしても、通い続けられそうな学校を見つけることができず、宙ぶらりんの状態になることも少なくありません。

結果として、「進路が決まらずに不安に思うことが増えた」というのも、高校中退を後悔する理由のひとつです。

理由④親に申し訳ない

親に申し訳ない

理由の4点目は「親に申し訳ない」というものです。

親御さんによっては、「せっかく高校に入学したのにもったいない」「授業料を払っていたのに無駄になった」などと言うかもしれません。

両親が何も言わなくても、自分で「申し訳ない」と抱え込んで、気を病む人もいるでしょう。

そのため、基本的に進路を決めるのはあなた自身とはいえ、後悔しないためにはご両親によく相談することが大切です

理由⑤なぜ中退したかを頻繁に聞かれる

後悔する理由の最後は「なぜ中退したかを頻繁に聞かれる」です。

これは、昔からの友達や同級生だけではなく、親戚や近所の人など、様々なケースがあります。

また、高校中退という事実は経歴上目立つため、前に述べたように就職のときの面接では、どうしても尋ねられます

前向きな理由があれば、答えるのは簡単かもしれません。

しかし、言いにくい理由であった場合は、その都度、頭をひねる必要があります。

こうした「中退についての質問に答えるのが面倒」という点を、後悔している理由に挙げる人もいるようです。

高校中退しても後悔しない人の3つの理由

ここまで高校中退で後悔する理由を見てきました。一方で、「後悔していない」という人たちももちろんいます。

この章では、後悔していない理由としてよく挙がるものを3つまとめました。そのどれにも共通するのが「自分のペースを取り戻せた」という点です

学校に通っていると、生活リズムや授業のスピードを周囲の人と合わせなくてはなりません。

「朝早くに起きるのがつらい」「学校での勉強についていけない」「ずっと先まで勉強しているから授業が遅く感じる」という状況が変わったことで、中退後に伸び伸びとした生活を送る人も少なくありません。

このコラムの最初で、「高校中退自体は、良いことでも悪いことでもありません」と伝えたのは、上記のような理由があるからです。

高校中退を選択したことで、あなたが前向きに生きられるかどうかが重要なのです

あなたが高校中退を慎重に考える材料として、ここでは後悔していないという意見を紹介します。

いまのあなたは、もしかしたら高校中退にはネガティブなイメージがあるかもしれません。ですが、後悔するどころか充実している人もいるということは、ぜひ心に留めておいてください。

理由①人間関係から解放されて気が楽になった

人間関係から解放されて気が楽になった

まず挙げられるのは、「人間関係から解放されて気が楽になった」です。

前に説明したように、高校を中退する理由として「学校生活に馴染めない」というものが多いです。中でも人間関係の占める割合は大きいと考えられます

勉強意欲はあるのに、クラスの人間関係が嫌で不登校になったり、引きこもるようになったりして中退を考えているという人もいるでしょう。

このような人は、高校中退を選択することで、それまで馴染むことができなかった人間関係から解放され、気が楽になることがあるのです。

理由②自分のペースで勉強できる

自分のペースで勉強できる

後悔していない点の2つ目は、「自分のペースで勉強できる」です。

高校は集団行動が基本のため、授業のペースもできる限りみんなに合わせなくてはなりません。

最近は、個人の学習レベルに応じて特定の授業のときだけクラスを組み替えている高校もあります。ですが、授業の多くは、いまだにホームルーム単位で進められます。

そのため、高校に入ってから突然勉強が難しくなって授業に追いつけなくなったり、反対に入学した高校のレベルが低くて授業が物足りなかったりという人は、不満を抱えやすいのです

こういう人は、高校を中退した場合は、(塾なども利用しつつ)自分のペースで勉強できるようになります。

また、あとで説明する通信制の高校へ転校したり、塾に通いながら大学進学に向けて高卒認定資格を取ったりなど、勉強のペースという点では中退することで選択の幅が広がる面はあるでしょう。

理由③自立できたことで充実感がある

中退後に就職したケースに多いものですが、「自立できたことで充実感がある」という人もいます。

これは、「できるだけ早く親元を離れて独り立ちしたい」「お金を稼いで家族を助けたい」という人に多い意見です

中には、日中働いて、夜間に授業を受けられる定時制高校に通うなど、仕事と勉強の両方を頑張ることで、中退する前よりもずっと充実した生活を送れる場合もあります。

高校中退後の進路は?〜後悔しないためにできること〜

それでは、高校中退後の進路には、具体的にどのようなものがあるのでしょうか?

まず、コラムの最初でご紹介した、高校中退から2年後の若者を対象とする追跡調査によると、大きな2つ進路は次のとおりです。(参考・出典:内閣府『若者の意識に関する調査(高等学校中途退学者の意識に関する調査)』)

  • 最も多い進路が「就職」で、全体の56.2%
  • 2番目に多いのが「在学中」で、30.8%
若者の意識に関する調査

したがって、高校中退者の「80%以上」は、何らかの形で明確な進路を選んでいることがわかります

そして、どのような進路を選ぶとしても、「どのような学校に行くのか」「あなたに合った学校かどうか」で、後悔するかしないかは、大きく変わってきます。

そこでこの章では、高校中退を後悔しないためにできることや、より具体的な進路について解説いたします。

進路①通信制高校への転校(再入学)

通信制高校への転校(再入学)

最初にオススメしたいのは、通信制高校への転校(再入学)です。

通信制高校とは、学校から送られてくる教科書や動画といった教材を使う、自宅学習を軸とする高校です。

通信制高校では、基本的に授業への出席ではなく、レポートの提出や試験などで卒業単位を修得していきます

そのため、通学の必要はなく、仮に通学を求められたとしても、「スクーリング日」と呼ばれる特定の日数のみになります。

あなたのペースで単位を取っていくことができるため、「学校の授業に追いつけない」、または、「授業の進度が遅すぎた」という理由で中退した人には、うってつけの進路と言えるでしょう

通信制高校についてもっと詳しく知りたい人は、以下のコラムにまとめてありますのであわせて読んでみてください。

進路②定時制高校への転校(再入学)

定時制高校への転校(再入学)

2つ目にオススメしたいのは、定時制高校への転校(再入学)です。

定時制高校とは、朝から夕方にかけて勉強する「全日制高校」と異なり、昼、または夕方からの時間帯などで授業を受ける高校のことです。

また、定時制高校の授業のコマ数は1日4コマが目安になるので、全日制高校よりも自由な時間が多く、勉強以外のことに取り組みやすいという特徴があります

ただし、高校によっては、卒業までに4年が必要なところもあります。あらかじめ確認しておきましょう。

また、定時制高校には、高校中退を経験した人が少なからずいます。

同じ悩みを抱えたことのある人と、その価値観を共有しながら勉強や学生生活に取り組めるため、「中退したけど、学校に行くこと自体は嫌ではなかった」という人は、進路のひとつに考えてみてはいかがでしょうか。

なお、定時制高校の詳しい情報は以下にまとめてありますので、あわせてご参照ください。

進路③高卒認定資格を取得する

高卒認定資格を取得する

3つ目は、高卒認定資格(正式名称:高等学校卒業程度認定試験)を取得して大学や専門学校への進学を目指すというルートです。

高卒認定資格とは、「高校卒業と同程度の学力があること」を公的に認める資格であり、取得によって大学・短大・専門学校、一部の公務員試験などの受験が可能になります

取得のためには、年に2回(8月・11月)実施される試験に合格する必要があります。

その年度で16歳以上、かつ大学入学資格のない人であれば、試験を受けることができます(高校に在籍していても受験は可能です)。

全部で8〜10科目を受ける必要があります。ただし、高校での学習状況(単位取得状況)によっては、受験を免除される科目もあります。

また、1回の試験で全ての科目に合格する必要はなく、一度合格となった科目はずっと有効となります。

高卒認定試験を受験するにあたっては、その仕組みを理解した上で、効率的な学習環境を整えることが重要になってきます。

中には、専門の講師やスタッフが高卒認定資格取得をサポートする塾もありますので、高卒認定資格に興味のあればはぜひ一度調べてみてください

高卒認定資格に興味が湧いてきた人には以下のコラムが参考になるでしょう。

進路④就職して生活を充実させる

就職して生活を充実させる

4つ目の選択肢は「就職して生活を充実させる」です。

高校中退の人に限らず、「仕事が充実したことで、過去が気にならなくなった」という人は珍しくありません

就職は、高校中退後の進路としては最も多くの人が選んでいる道でもあります。

ただし、前述のように、中卒での就職は募集数が少ないため、給料や待遇があなたの希望を満たさないこともあります。

通信制高校や定時制高校などと組みあわせて、「日中は働いて、夜は勉強する」「働きながら高卒認定資格取得を目指す」などを行うことで、新たに将来が開けていけます

人によっては、仕事と勉強の両方をがんばれるようになったことで、高校を中退する前よりも生活が充実していると感じることもあるようです。

自由に使える時間は減るため大変かもしれません。ですが、「勉強以外のことにも挑戦したい」という人は検討してみるとよいでしょう。

進路⑤海外留学する

海外留学する

最後に、高校を中退して、海外留学する人もいることをお伝えしておきます。

具体的には、アメリカ、イギリス、カナダといった英語圏を中心に、現地の学校で卒業資格を取得するというコースです。

これは、「集団行動が求められる日本の学校生活に合わない」という人に向いている進路だと考えられます

実際に、私の知人に、高校を中退してオーストラリアへ留学・卒業した人がいました。

その人は、オーストラリアの高校を卒業後、帰国子女として日本の大学に入学しました。ただ、選択肢としては「そのまま海外の大学に入る」ということも考えていたそうです。

とは言うものの、「高校中退直後の海外留学」という進路は、お金の面でも精神的な面でも、誰にでも可能・誰にでもオススメとは言えないことは正直にお伝えします(無理とは言いませんし、向いている人ももちろんいますので、紹介しています)。

高校中退の後悔について、キズキ共育塾の講師からのアドバイス

この章では、高校中退を後悔に繋げないために、高校中退の経験者や検討者のための個別指導塾・キズキ共育塾の講師たちからのアドバイスを紹介します。

実際に高校中退した人たちと日々触れ合っている講師の「生の声」ですので、きっと参考になると思います。(これまでの内容もキズキ共育塾の知見に基づくものであるため、一部重複する部分もあります。また、講師名は仮名の場合もあります)

また、私たちキズキ共育塾の無料相談では、「実際のあなた」のための、より具体的なアドバイスが可能です。ぜひご相談ください。

近藤翔平講師のアドバイス

英語 数学 現代文 古文 漢文 小論文 日本史 世界史 地理 地学

高校中退は「逃げ」ではないと考える

実際に高校を中退する(した)場合、まず「高校中退は『逃げ』ではない」と考えることが大切です。むしろ、「今後は自分に合った塾や予備校で自分のペースで勉強できたり、嫌な人間関係から解放されたり、よい環境に移るだけだ」と考えましょう。

大人でもつらいときは会社を辞めたり、しばらく休むこともあります。ですが、その後よい職場を見つけることができ、人生が充実している人がたくさんいます。学校や職場は無数にあります。合わない環境があって当たり前です。周りの大人の力も頼って、ゆっくり居場所を見つけていきましょう。

また、高校中退は「挫折」とは限りません。そして、挫折だとしても、その経験は貴重です。他人への共感力も身につきます。受験だけでなく、生涯に渡って宝になる経験だと考えてみましょう。

まとめ:高校中退で後悔する前に、まずは人に相談してみましょう

まとめ

ここまで、「高校中退で後悔する人としない人の違いとその理由」「中退後の進路」などを解説してきました。あなたの参考になることはあったでしょうか?

繰り返しになりますが、高校中退自体は、よいことでも悪いことでもありません。特別なことでもありません

大切なのは、あなたがよく考えて、納得した上で進路を選択できるかどうかです。

そのため大切なことは、一人で抱え込まずに、ご両親やお友達、学校や塾の先生に相談すること

特に、同じような境遇で迷った経験のある人や、過去に同じ相談を受けたことのある人の意見は、大いに参考になるでしょう。

後悔しない選択をするために、このコラムが高校中退についてじっくり考える助けになれば幸いです。

私たちキズキ共育塾では、高校中退を決断し、次のステップへ進もうとしている人たちを支援しています。

大学受験、高卒認定試験、学校復帰など、無料相談も随時行っておりますので、高校中退後でお悩みがあるなら、ぜひ一度相談にいらしてください。

監修 / キズキ代表 安田祐輔

やすだ・ゆうすけ。発達障害(ASD/ADHD)によるいじめ、転校、一家離散などを経て、不登校・偏差値30から学び直して20歳で国際基督教大学(ICU)入学。卒業後は新卒で総合商社へ入社するも、発達障害の特性も関連して、うつ病になり退職。その後、不登校などの方のための学習塾「キズキ共育塾」を設立。経歴や年齢を問わず、「もう一度勉強したい人」のために、完全個別指導を行う。また、不登校の子どものための家庭教師「キズキ家学」、発達障害やうつ病の方々のための就労移行支援事業所「キズキビジネスカレッジ」も運営。

【新著紹介】

『学校に居場所がないと感じる人のための 未来が変わる勉強法』
(2022年9月、KADOKAWA)
Amazon
KADOKAWA公式

【略歴】

2011年 キズキ共育塾開塾(2023年7月現在10校)
2015年 株式会社キズキ設立
2019年 キズキビジネスカレッジ開校(2022年7月現在4校)

【メディア出演(一部)】

2022年 NHK総合「日曜討論」(テーマ:「子ども・若者の声 社会や政治にどう届ける?」/野田聖子こども政策担当大臣などとともに)

共同監修 / キズキ相談担当 半村進

はんむら・すすむ。1982年、茨城県生まれ。東京大学文学部卒。
小学校時代から転校を繰り返し、運動ができないこと、アトピー性皮膚炎、独特の体形などから、いじめの対象になったり、学校に行きづらくなっていたことも。大学に入学してようやく安心できるかと思ったが、病気やメンタルの不調もあり、5年半ほど引きこもり生活を送る。30歳で「初めてのアルバイト」としてキズキ共育塾の講師となり、英語・世界史・国語などを担当。現在はキズキの社員として、不登校・引きこもり・中退・発達障害・社会人などの学び直し・進路・生活改善などについて、総計1,000名以上からの相談を実施。

【執筆記事・インタビューなど(一部)】

日本経済新聞 / 朝日新聞EduA / テレビ東京 / 不登校新聞 / 通信制高校ナビ

執筆 / 寺田淳平

てらだ・じゅんぺい。高校2年の春から半年ほど不登校を経験。保健室登校をしながら卒業し、慶應義塾大学に入学。同大学卒業後の就職先(3,500人規模)で人事業務に従事する中、うつ病を発症し約10か月休職。寛解・職場復帰後、勤務を2年継続したのち現職のフリーライターに。2019年に一般財団法人職業技能振興会の認定資格「企業中間管理職ケアストレスカウンセラー」を取得。

サイト運営 / キズキ

「もう一度学び直したい方」の勉強とメンタルを完全個別指導でサポートする学習塾。多様な生徒さんに対応(不登校・中退・引きこもりの当事者・経験者、通信制高校生・定時制高校生、勉強にブランクがある方、社会人、主婦・主夫、発達特性がある方など)。授業内容は、小学生レベルから難関大学受験レベルまで、希望や学力などに応じて柔軟に設定可能。トップページはこちら。2023年7月現在、全国に10校とオンライン校(全国対応)がある。

 

/Q&Aよくある質問

高校中退をした人の、よくある後悔を知りたいです。

よく聞く話として、次のような後悔があるようです。
  • 学歴のせいで自信が持てない
  • 就職先の選択肢が少なく給料も安い
  • 進路が決まらずに不安になりやすい
  • 親に申し訳ない
  • なぜ中退したかを頻繁に聞かれる
ただし、中退後にもう一度高校に入り直して卒業することもできますので、変に不安にならなくても大丈夫です。詳細はこちらをご覧ください。

高校中退後の進路が不安です。

たくさんありますので安心してください。よくある例には、次のようなものがあります。
  • 通信制高校への転校(再入学)
  • 定時制高校への転校(再入学)
  • 高卒認定資格の取得
  • 就職
  • 海外留学
詳細はこちらをご覧ください。
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