高校中退から専門学校への進学方法 高等専修学校、高等専門学校への進学方法を解説

高校中退から専門学校へ進学する方法を紹介します!〜高等専修学校・高専についても解説〜

こんにちは。生徒さんの勉強とメンタルを完全個別指導でサポートする完全個別指導塾・キズキ共育塾です。

高校中退後の進路にお悩みではありませんか?または、高校中退を考えているけれど、その後が不安で踏み切れない、とお悩みではありませんか?

「高校中退のままでは就職が不安」という思いから、中退後に技術や知識を身につけられる専門学校に進学したいと思う人も多いです。

このコラムでは、高校中退後の、専門学校への進学方法をご紹介します。

合わせて、「そもそも専門学校とは?」「似た仕組みの高等専門学校(高専)とは?」「高校中退からの就職は不利なのか?」などについても解説します。

自分に合った方法を見つけることができれば、きっと一歩前に進むことができます。

高校中退から専門学校への進学を考えている人の一助となれば幸いです。

専門学校とは?〜職業人を育成するための学校〜

そもそも、専門学校とは?

「そもそも専門学校ってどんな学校?」という人もいらっしゃると思うので、ご説明します。

簡単に言うと、専門学校とは、「職業人を育成するための学校」です

令和4年度現在、専門学校は全国に約2,700校あり、約58万人の生徒が学んでいます。(出典:文部科学省※PDF「令和4年度学校基本調査の公表について」)

専門学校は、法律上は「専修学校」という仕組みの学校の一つです

「専修学校」とは、修業年限1年以上、常時40名以上の学生が在籍しているなどの条件で設置される教育施設(学校)のことを言います。

「専修学校」には、「高等課程」「専門課程」「一般課程」の3つの課程を置くことができ、このうち「専門課程」を持つ専修学校が「専門学校」と称することができます

なお、似た名前である「高等専門学校(いわゆる高専)」は、「専門学校」と名前についているものの、イメージされる専門学校とは異なります(後述します)。

専門学校は、大学と同じ「高等教育機関」として位置づけられています

大学との大きな違いは、先述のとおり、専門学校は「実践的な職業教育」を受けられるという点にあります。

専門学校では、学校やコースによって、以下の8分野(のさらに細項目)について学ぶことができます。(参考:文部科学省「未来につながる専門学校」)

  • 工業(情報処理、土木・建築、電気・電子、自動車整備、ゲーム・CG など)
  • 農業(農業、園芸、畜産、バイオテクノロジー、ガーデンビジネス、フラワービジネス、動物管理 など)
  • 医療(看護、歯科衛生、歯科技工、臨床検査、診療放射線、柔道整復、理学・作業療法 など)
  • 衛生(調理、栄養、理容・美容、製菓・製パン、メイク、エステティック など)
  • 教育・社会福祉(保育、幼児教育、社会福祉、介護福祉、医療福祉 など)
  • 商業実務(経理・簿記、秘書、経営、情報、観光・ホテル、医療事務 など)
  • 服飾・家政(和洋裁、服飾、ファッションデザイン、ファッションビジネス など)
  • 文化・教養(音楽、美術、グラフィックデザイン、外国語、演劇・映画、通訳・翻訳、動物、法律行政、スポーツ など)

また、以下のようなことができる学校・学科もあります。

  • 卒業と同時に関連資格を取得できる
  • 在学中に関連資格の勉強ができる
  • 卒業すると関連資格の受験資格を得られる

学ぶ期間は2年が最も多いです。教育内容に応じて1年制から4年制までさまざまな学科があります。

他に、専門学校の特色には、以下のようなものがあります。

  • 実践的な実習・演習により、プロフェッショナルとしての知識・技能が身につく
  • コンテストへの参加等を通じ、企業などから高い評価を得ている
  • 同じ職業を目指す仲間に出会える
  • きめ細かな教育・支援の体制がある
  • 自立した社会人になるための基礎を習得できる

専門的な知識・技術・資格を習得するだけでなく、社会人としてのマナーも身につけることができるので、即戦力として働く力を養うことができるのが、専門学校の特徴といえます。(出典・参考:文部科学省※PDF「専門学校の学びの特徴」)

私たちキズキ共育塾は、中退経験のある人のための、完全1対1の個別指導塾です。

生徒さんひとりひとりに合わせた学習面・生活面・メンタル面のサポートを行なっています。進路/勉強/受験/生活などについての無料相談もできますので、お気軽にご連絡ください。

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高校中退のままでは、専門学校には進学できない(例外あり)

高校中退のままでは、専門学校には進学できない(例外あり)

高校を中退した場合、「専門学校に進学できるか不安」とお悩みかもしれませんね。

結論から言うと、基本的には、高校中退のままでは(=学歴が中卒では)、専門学校には入学できません

専門学校の入学資格として、高校または高等専修学校(3年制以上)卒業以上、または、高卒認定試験の取得が必要であると、学校教育法の第125条で定められているのです。(参考:文部科学省「学校教育法(抄)」、文部科学省「専修学校入学資格について」

高校を中退した場合、専門学校に進学するには、高卒資格や高卒認定試験を取得する必要があるのです

ただし、高等課程と専門課程の両方を持つ専門学校には進学できます。

簡単に分類すると、以下のとおりです。

  1. 専門課程のみを持つ専修学校(専門学校)→高卒資格、高卒認定試験取得、高等専修学校の卒業後に入学可能
  2. 専門課程と高等課程の両方を持つ専修学校(専門学校)→高校中退(中卒)で入学可能
  3. 高等課程のみを持つ専修学校(高等専修学校)→高校中退(中卒)で入学可能

①と②では、専門学校という名前は同じでも、入学資格が異なるのです。

そしてさらに例外があり、18歳以上で学歴が中卒(高校中退)の人は、専門学校が認めた場合には①の専門学校に入学できます。(参考:e-gov「学校教育法施行規則第183条)

例えば山野美容専門学校は、「18歳以上で中卒の人」は、入学資格審査に合格した上で、入学試験を受けることが可能です。

このように、基本と例外があってややこしいと思うかもしれません。

いずれにしても、「高校中退のままでも、専門学校には入学できる」「高校中退のままだから、専門学校には進学できない」と自分だけで思い込まないようにしましょう。

詳しい人にも相談しつつ、自分が学びたい分野の専門学校を調べた上で、「具体的にどうするか」を考えることが大切です

高卒または高卒認定試験の取得について先に知りたい人は、「高校中退から高卒資格を取得するには、通信制・定時制高校がオススメ」までお進みください。

高等専修学校とは?

この章では、以下の2つの違いについて解説します。

  • 高等課程のない専門学校(専門課程のみの専修学校。世間でイメージされている、いわゆる専門学校)
  • 高等専修学校(専門課程のない専修学校)

高等専修学校とは、わかりやすく言うと、「高校中退(中卒)で入学できて、専門学校と同じようなことを学べるけれど、専門学校よりも基礎的なことを学ぶ学校」です。

表現や説明がちょっとややこしいかもしれませんので、もし読んでいて混乱するようでしたら、キズキ共育塾までお尋ねください。

①高等専修学校と専門学校との違い

①専門学校との違い

高等課程のない専門学校、つまり世間でイメージする専門学校は、基本的には高校卒業、高卒認定試験取得、高等専修学校卒業をしている人が入学できます。

つまり、高等課程のない専門学校に入学できる人は、入学時点ですでに高卒程度の知識を身につけていると公的に証明されているのです。

よって、高等課程のない専門学校では、高卒知識が身についていることを前提に、専門的な内容を学びます。

一方、高等専修学校は、中学卒業直後や、高校中退・中卒で入学可能です

高等専修学校では、専門科目を通して職業に直結する専門的な知識を中心に学びつつ、中卒であることを前提に、いわゆる五教科などの普通科目も学び、社会に出るために必要となる基礎知識を身につけるのです。(参考:文部科学省※PDF 高等専修学校と高等学校の比較

これは、高等課程のある専門学校に中卒で入学した場合も同じです。

そして、高等専修学校を卒業すると、高等課程のない専門学校や、高等課程のある専門学校の専門課程に進学することができるようになります

なお、高等専修学校のうち、「3年間(以上)在籍でき、所定の内容を学べる」等の要件を満たす学校であれば、大学受験の資格が取得できることもあります。(参考:文部科学省「大学入学資格について」)

②高等専修学校で学べる分野

令和4年現在、高等専修学校は全国に約400校あり、約34,000人が学んでいます。(参考:文部科学省※PDF「令和4年度学校基本調査の公表について」)

高等専修学校には社会のニーズに対応したさまざまな学科があり、職業で必要となる実践的な教育が行われています

高等専修学校で学ぶことができる分野は、基本的には専門学校と同じく、以下の8つです(学校やコースによって、どれを学べるのかは異なります)。(参考・出典:文部科学省※PDF「高等専修学校で学べる魅力ある専門分野」)

  • 工業(情報処理、IT、自動車、機械、工業技術など)
  • 農業(農業、園芸、家畜、造園など)
  • 医療(看護、歯科衛生、理学療法、作業療法など)
  • 衛生(栄養、調理、理容、美容など)
  • 教育・社会福祉(保育、社会福祉、介護福祉など)
  • 商業実務(経理・簿記、OA、旅行・観光・ホテルなど)
  • 服飾・家政(ファッションビジネス、スタイリストなど)
  • 文化・教養(公務員、デザイン、音楽など)

また、卒業生のうち、56%は就職します。残りの44%には、大学などに進学する人も多いです(出典:e-Stat「学校基本調査 / 令和4年度 高等教育機関《報告書掲載集計》 卒業後の状況調査 高等専門学校」)

③高校中退経験者へのサポート体制

③中退経験者へのサポート体制

多くの高等専修学校では、不登校などを経験した生徒も学校生活を再スタートできるようさまざまな配慮をしています

多様な専門科目を設けることで、生徒は自分の希望や適性に合った専門知識や技術の習得に取り組むことができ、学校に通う楽しさを知り自信をつけていくことができます。

カウンセラー資格や経験のある教員が生徒をサポートし、ひとりひとりに合わせた時間割を組むなど、柔軟な対応を行っているところも珍しくありません。

不登校と高校中退は、「全く同じもの」ではありません。ですが、きめ細かな対応が期待できる高等専修学校は、中退を経験した生徒にとってもサポートが整っていると考えてよいでしょう。(参考:文部科学省※PDF「不登校経験者の自立を支える高等専修学校」)

④同じ分野の専門学校と、取得できる資格が違うことも

専門学校と高等専修学校で学べる「8つの分野」は、基本的には同じです。しかし、同じ分野の学校であっても、専門学校と高等専修学校では、修得できる資格などは全てが同じとは限りません

具体例を、高等専修学校または専門学校を通じて看護師を目指すケースでご紹介します。

まず、看護師には准看護師と正看護師の2つがあり、その違いを簡単に言うと以下のようになります。(参考:日本看護協会「看護職の方へ」

  • 准看護師は、都道府県知事が認定する資格であり、業務は、医師や正看護師の指示を受けて行う
  • 正看護師は、国家資格であり、業務は、自らの判断で行える

(1)高等専修学校の場合

高校中退(中卒)から入学できる「看護高等専修学校」を卒業すると、准看護師試験の受験資格を得ることができ、試験に合格することで准看護師になれます

その後正看護師を目指すのであれば、改めて看護専門学校に進み、正看護師の国家資格に合格する必要があります。

看護専門学校に入学するためには、准看護師の資格試験に合格した後、3年間の実務経験が必要になります。

実務経験の後、看護専門学校で2〜3年間の課程を修了し卒業すると、看護師国家試験の受験資格を得ることができ、合格すると正看護師の資格を取得することができます。(参考:全国高等専修学校協会「分野別進学ガイド」)

つまり、高等専修学校では「准看護師の受験資格」を得られます。ですが、准看護師の資格、正看護師の(受験)資格は得られない、ということです。


(2)専門学校の場合

入学のために高校卒業程度が必要となる「看護師の専門学校」に入学した場合は、3年間の教育を受け、看護師の国家試験に合格すれば正看護師の資格を取得することができます参考:日本看護協会「看護師になるには


(3)二つの違いの理由

看護の高等専修学校は「准看護師」、専門学校は「正看護師」の資格を目指すという点で違いがあります。そのため、学ぶ内容にも違いがあるのです。

加えて、「中卒程度の知識を想定している高等専修学校」と、「高卒程度が前提である専門学校」という観点からも異なります

ここでは看護師の例で比較しました。他分野についても、高等専修学校と専門学校の違いは何かをしっかり確認することが大事です。

詳しい人にも相談しながら、より「あなたに向いた学校」を探しましょう。

高校中退から高卒資格を取得するには、通信制高校・定時制高校がオススメ

高校中退から高卒資格を取得するには、通信制・定時制高校がオススメ

ご紹介したとおり、高校中退から(高等課程のない)専門学校に入学するためには、基本的には高卒または高卒認定試験が必要です

この章と次章で、その取得方法を簡単に紹介します。

まずは、高校卒業資格についてです。

高校中退から高卒資格を取得するためには、改めて高校を卒業する必要があります

高校には全日制高校、通信制高校、定時制高校の3つがあります。特に高校中退から高卒を目指す場合、通信制・定時制がオススメです

全日制高校への編入・再入学は、「絶対に無理」とは言いません。しかし、現実的にはハードルが高いのです。

全日制高校は特別な事情がない限り編入を認めないこと自体が珍しくありません。一方で、定時制・通信制高校はさまざまな人を受け入れています。

いずれにせよ、一度高校を中退しているのであれば、次は、より「自分に合った高校」を選ぶ必要があります

通信制高校も定時制高校もたくさんありますので、気になる高校には資料請求や見学を行い、しっかり選びましょう。

通信制高校と定時制高校の詳細については、以下のコラムをご参考にご覧ください。

なお、例えば以下の学校のように、提携している(通信制)高校と専門学校の両方に通うことができる場合もあります。

高校中退から高卒認定試験を取得するには、高卒認定試験対策をしている学習塾の利用がオススメ

高校中退から高卒認定試験を取得するには、高卒認定試験対策塾の利用がオススメ

この章では、高卒認定試験について解説します。

高卒認定試験とは、正式名称を「高等学校卒業程度認定試験」という、文部科学省が実施する試験です

「高卒認定試験」を取得すると、「高等学校を卒業した者と同等以上の学力がある」と認められます。

その結果、専門学校・大学・短大、一部の公務員・資格・民間企業の就職試験などの受験が可能になります

高校編入と比べたときの一般的なメリットは、以下のとおりです。

  • 短い期間で専門学校や大学を受験(入学)する資格を取得できる
  • 費用もそれほどかからない

高校を中退後でも、18歳になる年度までに高卒認定試験を取得すれば、同級生と同じペースで専門学校や大学への進学を目指すことができます。

また、高校に在籍していても受験することができます。通信制・定時制高校への編入と組み合わせた上で、高校卒業と高卒認定試験取得で効率がよさそうな方や向いていそうな方を目指すこともできるということです

なお、あなた一人で勉強するよりも、高卒認定試験に詳しい塾を利用した方が効率よく勉強できます

高卒認定試験取得を検討しているなら、「高卒認定試験 塾」などで検索して、あなたに合っていそうな塾にまずは話を聞いてみましょう(キズキ共育塾も高卒認定試験対策を実施しています)。

高卒認定試験の注意点としては、取得してから専門学校や大学に進学・卒業しない場合、最終学歴は「中卒」のままであることです。

高卒認定試験については、以下のコラムで解説しています。ぜひご覧ください。

高卒資格・高卒認定試験を取るメリット

高卒資格・高卒認定試験を取るメリット

ここまで、高校中退後に専門学校へ進学する方法をご紹介しました。

繰り返すとおり、高校中退して専門学校に進学を希望するのであれば、基本的には「高卒資格」または「高卒認定試験(高等学校卒業程度認定試験)」を取ることが必要となります。

そして、高卒資格または高卒認定試験取得は、専門学校への進学に限らず、あなたの将来を広げます

高校中退のまま(=中卒)よりも、大学の受験資格、就職活動でのエントリー資格、各種資格試験の受験資格などにおいて、幅広い選択が可能になるためです。

中卒を「悪い」と言うつもりはもちろんありません。ですが、現代の日本の仕組みでは、中卒よりも高卒または高卒認定試験があった方が、「有利」であることは事実としてお伝えします。

そのため、実際にあなたが将来的に専門学校に進学するかどうかは別として、高校を中退しているのならば、まずは高卒資格または高卒認定試験を取得しておくことをオススメします

高校中退・中卒から進学できる高等専門学校(高専)とは?

高校中退(中卒)から進学できる「高専」とは

高校中退のまま(中卒の状態で)進学できる学校の一つに、高等専門学校(高専)があります

高等専門学校(高専)とは、専門学校と名前がついていますが、これまでに解説した専門学校とは異なるものです。

高等専門学校(高専)とは、実践的・創造的技術者を養成することを目的とした高等教育機関のことです。

5年一貫で、いわゆる五教科などの一般科目と、工学・技術・商船などの専門科目の両方を学びます(商船学科は5年6か月)。

令和4年現在、全国に国公私立合わせて57校あり、全体で約5.6万人の学生が学んでいます。(参考:文部科学省※PDF「令和4年度学校基本調査の公表について」)

高専は、専門学校とは異なる分野・視点での専門知識を身につけられる学校である、ということです

3年次を修了すると、大学受験の資格も得られます。(参考:文部科学省「高等専門学校(高専)について」「大学入学資格について」)

専門学校・高等専修学校・高専のいずれがあなたに向いているのかは、各学校の科目、校風、サポートの度合いなどにもよります。

いずれかへの進学を検討しているのなら、視野に入れている学校をしっかり調査して、詳しい人にも相談してから決めましょう

高校中退からの進学・就職は不利なのか?

高校中退からの進学・就職は不利なのか?

高校を中退すると、「高校中退という経歴」が将来的に悪い影響を及ぼすのではないかと心配になる人もいるでしょう。

しかし、進学も就職も、基本的には、高校中退が絶対的な不利になることはありません

まず、特に学力だけで審査される受験の場合は、高校中退という経歴は全く関係ありません。

また、技術が大切な仕事(美容師など)であれば、学歴よりも資格・技術が大切です。

そして、面接のある受験や、就職の際の面接でも、聞かれなければ自分から高校中退について述べる必要はありません(履歴書を提出する場合は、中退の事実だけは正直に記入する必要はありますが)。

よって、高校中退であることはそんなに気にしなくてよい、ということです。

ただ、面接などの場では、もしかしたら相手から高校中退の理由などを聞かれることもあるかもしれません。

そのときも、「将来やりたい仕事が見つかり、その資格を取るためには高校を中退して○○なルートを選んだ方がよいと考えた」などと、高校を中退した理由を面接でしっかり説明できれば、問題はないでしょう

また、相手から聞かれなくても、プラス評価につなげられそうな理由を言えるなら、自分から高校中退について伝えてOKです

自分では「よい理由」が思いつかない場合でも、就職エージェントや塾などを頼れば、一緒に理由を考えられます。

最低限、「高校中退した理由を聞かれたときには、しっかり答えることができる」ように準備をしておけば、「高校中退だから」といって不利になるわけではありませんよ。

まとめ〜あなたの将来は、広がっています〜

まとめ

「専門学校と高等専修学校のどちらがよいのか」「高校卒業と高卒資格など、どんなルートを進もうか」などについては、あなた一人で決めることは難しいかもしれません。

あなただけで抱え込まず、親御さんや信頼できる人に相談することをオススメします。

あなたが一歩前に進むことができるよう、お役に立つことができましたら嬉しいです。

さて、私たちキズキ共育塾では、高校を中退した後に学び直して大学や専門学校に進学した生徒さんがたくさんいらっしゃいます。

高校を中退するべきか、高校中退からどのような進路を選びたいかなどを、ぜひご相談ください(ご相談は無料です)。

あなたのための進路を、一緒に考えていきます。

/Q&Aよくある質問

高校中退から専門学校に進学するために必要なことを知りたいです。

まずは専門学校の受験資格を得ることが必要です。よくある方法としては、通信制高校の卒業・定時制高校の卒業・高卒認定の取得があります。ただし例外的に、高校中退(中卒)のまま進学できるケースもあります。詳細はこちらをご覧ください。

「専門学校」と「高等専修学校」の違いを知りたいです。

専門学校は、「一般的には高卒後に進学できる、職業人を育成するための学校」です。高等専修学校とは、わかりやすく言うと、「高校中退(中卒)で入学できて、専門学校と同じような分野のことを学べる、専門学校よりも基礎的なことを学ぶ学校」です。詳細はこちらをご覧ください。

監修 / キズキ代表 安田祐輔

やすだ・ゆうすけ。発達障害(ASD/ADHD)によるいじめ、転校、一家離散などを経て、不登校・偏差値30から学び直して20歳で国際基督教大学(ICU)入学。卒業後は新卒で総合商社へ入社するも、発達障害の特性も関連して、うつ病になり退職。その後、不登校などの方のための学習塾「キズキ共育塾」を設立。経歴や年齢を問わず、「もう一度勉強したい人」のために、完全個別指導を行う。また、不登校の子どものための家庭教師「キズキ家学」、発達障害やうつ病の方々のための就労移行支援事業所「キズキビジネスカレッジ」も運営。

【新著紹介】

『学校に居場所がないと感じる人のための 未来が変わる勉強法』
(2022年9月、KADOKAWA)
Amazon
KADOKAWA公式

【略歴】

2011年 キズキ共育塾開塾(2023年7月現在10校)
2015年 株式会社キズキ設立
2019年 キズキビジネスカレッジ開校(2022年7月現在4校)

【メディア出演(一部)】

2022年 NHK総合「日曜討論」(テーマ:「子ども・若者の声 社会や政治にどう届ける?」/野田聖子こども政策担当大臣などとともに)

共同監修 / キズキ相談担当 半村進

はんむら・すすむ。1982年、茨城県生まれ。東京大学文学部卒。
小学校時代から転校を繰り返し、運動ができないこと、アトピー性皮膚炎、独特の体形などから、いじめの対象になったり、学校に行きづらくなっていたことも。大学に入学してようやく安心できるかと思ったが、病気やメンタルの不調もあり、5年半ほど引きこもり生活を送る。30歳で「初めてのアルバイト」としてキズキ共育塾の講師となり、英語・世界史・国語などを担当。現在はキズキの社員として、不登校・引きこもり・中退・発達障害・社会人などの学び直し・進路・生活改善などについて、総計1,000名以上からの相談を実施。

【執筆記事・インタビューなど(一部)】

日本経済新聞 / 朝日新聞EduA / テレビ東京 / 不登校新聞 / 通信制高校ナビ

サイト運営 / キズキ

「もう一度学び直したい方」の勉強とメンタルを完全個別指導でサポートする学習塾。多様な生徒さんに対応(不登校・中退・引きこもりの当事者・経験者、通信制高校生・定時制高校生、勉強にブランクがある方、社会人、主婦・主夫、発達特性がある方など)。授業内容は、小学生レベルから難関大学受験レベルまで、希望や学力などに応じて柔軟に設定可能。トップページはこちら。2024年10月現在、全国に11校とオンライン校(全国対応)がある。

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