2025年度最新版の主な塾代助成制度 塾代の負担を軽減する方法を解説

こんにちは。生徒さんの勉強とメンタルをサポートする完全個別指導塾・キズキ共育塾です。

あなたは、お子さんの学習塾の費用について、以下のようなお悩みや疑問はありませんか?

  • 子どもを学習塾に通わせたいけれど費用を捻出するのが難しい
  • いま学習塾にかかっている費用負担を軽減したい
  • 子どもが学習塾に通いたいと言っているが、費用はどのくらいかかるのだろう?

このコラムでは、そうしたお悩みをお持ちの親御さんに向けて、塾費用の現状や、一部の自治体で実施している塾代助成制度などについて解説します。

あわせて、助成制度以外で塾代の負担を軽減する方法や、助成制度を利用する際のポイントについても解説します。参考になれば幸いです。

私たちキズキ共育塾は、学習塾の費用に悩む人のための、完全1対1の個別指導塾です。

生徒さんひとりひとりに合わせた学習面・生活面・メンタル面のサポートを行なっています。進路/勉強/受験/生活などについての無料相談もできますので、お気軽にご連絡ください。

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塾費用の現状

この章では、文部科学省の調査結果に基づき、塾費用の現状について解説します。(参考:文部科学省「令和5年度子供の学習費調査 調査結果の概要」

現状①小学生・中学生・高校生の平均的な塾代

文部科学省の調査結果によると、2023年の小学生の平均的な塾代は、公立小学生の場合は年間約5万6000円、私立小学生の場合は年間約26万4000円です。

また、中学生の平均的な塾代は、公立中学生の場合は年間約23万円、私立中学生の場合は年間約16万8000円です。

一方、全日制高校生の平均的な塾代は、公立全日制高校生の場合は年間約14万8000円、私立全日制高校生の場合は約11万3000円です。

中学生・高校生ともに、公立校の学生が私立校の学生よりも学習塾にかかる費用が高くなっていることがわかります。

また、学年が上がるにつれて塾代が増えてくるのが一般的な傾向です。

学年別学習塾費の最大値は以下のとおりです。

公立小学生

  • 小学1年生:2万4839円
  • 小学2年生:2万7898円
  • 小学3年生:4万776円
  • 小学4年生:5万3250円
  • 小学5年生:7万9469円
  • 小学6年生:10万6785円

私立小学生

  • 小学1年生:15万4320円
  • 小学2年生:15万2996円
  • 小学3年生:19万4411円
  • 小学4年生:26万5503円
  • 小学5年生:38万4938円
  • 小学6年生:43万8259円

公立中学生

  • 中学1年生:13万3845円
  • 中学2年生:21万3742円
  • 中学3年生:34万918円

私立中学生

  • 中学1年生:15万1796円
  • 中学2年生:15万1425円
  • 中学3年生:20万2127円

全日制公立高校生

  • 全日制公立高校生
  • 高校1年生:8万9904円
  • 高校2年生:14万9553円
  • 高校3年生:20万7370円

全日制私立高校生

  • 高校1年生:7万9870円
  • 高校2年生:12万900円
  • 高校3年生:13万8930円

現状②学習費における塾代の割合

学習費全体に占める塾代の割合にも注目してみましょう。

文部科学省の調査結果によると、2023年度の公立中学生の平均学習費総額は約54万2000円です。これに対して、塾代は約23万円と約42%にのぼります。

私立中学生は平均学習費総額の約156万円です。塾代は約16万8千円と約11%を占めています。

公立全日制高校生の学習費の総額は約59万8000円です。そのうち塾代は約14万8千円と、約25%を占めています。

私立全日制高校生の場合は、学習費の総額は約103万円です。そのうち塾代は、約11%の約11万3000円です。

このように、公立校の生徒の方が私立校よりも塾にかかる費用の割合が高いことがわかります。

一般的に私立校では、独自のカリキュラムが提供されていたり、内部での進学が可能なケースが多かったりすることが、通塾が少ない理由と考えられています。

学習費の中でも大きなウエイトを占める塾代について、少しでも負担を軽減できるような助成制度の充実が求められていることが伺えます。

塾代助成制度とは?

塾代助成制度とは、子どもたちが利用する学習塾や家庭教師などの費用の一部を自治体が助成する制度のことです。(参考:東京都福祉局「受験生チャレンジ支援貸付事業」、大阪市「大阪市習い事・塾代助成事業」、吹田市「子供の習い事費用助成事業」

家庭の経済状況にかかわらず、子どもたちに教育の機会を平等に提供するための制度であり、自治体ごとに対象や助成内容が定められています。

また、自治体によっては学習塾や家庭教師だけでなく、文化活動やスポーツ教室に通う際の費用も助成対象になる場合があります。

なお、2025年時点では全国共通の助成制度はなく、実施状況は自治体によって異なります。

詳しい制度の概要については、お住まいの自治体窓口にてご確認ください。

塾代助成制度の目的

この章では、塾代助成制度の具体的な目的について解説します。(参考:東京都福祉局「受験生チャレンジ支援貸付事業」、大阪市「大阪市習い事・塾代助成事業」、吹田市「子供の習い事費用助成事業」

目的①経済的負担の軽減

塾代助成制度の主な目的の1つは、子育て世帯の経済的負担を軽減することです。

お子さんの教育費の増加に伴って、家計のやりくりが大変になっているというご家庭も多いのではないでしょうか?

特に多くの費用がかかる学習塾や家庭教師の利用に助成金が出ることで、家計への負担を軽減することができます。

目的②学習機会の提供

子どもたちが平等に学習できる機会を提供することも、塾代助成制度の重要な目的です。

塾代助成制度では、家庭の経済的な事情で学びの機会を諦めることがないように、子どもたちに対して教育の選択肢を広げることを目指しています。

助成を通じて、子どもたちは学習塾や家庭教師のみならず、文化活動やスポーツ教室といった教育体験を得られる可能性があります。

多様な教育体験は、子どもたちが持つさまざまな可能性を広げるきっかけとなるでしょう。

目的③学力・学習意欲の向上

塾代助成制度は、子どもたちの学力や学習意欲の向上も目的としています。

子どもたちが自分の能力を最大限に発揮できるよう、学習塾や家庭教師などの教育機関を通して、積極的な学びをサポートします。

特に、学校以外での学びは、基礎学力をしっかり身につけるだけでなく、新しい知識やスキル習得への意欲を高める場にもなります。

目的④個性・才能の育成

子どもたちの持つ個性や才能を育成することも、塾代助成制度の重要な目的です。

学校外での教育の選択肢が広がることで、子どもたちは自分の興味や関心に合わせた学習や活動に取り組むことができるでしょう。

その結果、自分自身の得意分野を見つけて、伸ばしていくことができます。

塾代助成制度は、自治体によっては文化やスポーツ分野でも助成が適用されるため、学力だけでなく、芸術的・身体的な才能の育成も期待できます。

主な塾代助成制度【2025年度版】

経済的負担を軽減し、子どもたちが意欲的に学ぶ環境を提供するための塾代助成制度は、多くの自治体で実施しています。

この章では、2025年現在に実施されている主な塾代助成制度を紹介します。

助成制度①東京都 受験生チャレンジ支援貸付事業

東京都の受験生チャレンジ支援貸付事業とは、都内在住の中学3年生や高校3年生、またはそれに準じる人の進学を経済的にサポートする事業のことです。東京都からの補助を受けて、東京都社会福祉協議会が実施しています。(参考:東京都社会福祉協議会「受験生チャレンジ支援貸付事業」

この事業では、学習塾や各種受験対策講座の受講料、受験料など進学に必要な資金の貸付を無利子で行います。さらに、対象の高校・大学に進学でき、所定の手続きを行うと返済は免除されます。

経済的理由で進学を諦めていた子どもたちが、受験に挑戦できるようサポートし、将来の自立への後押しを目的とした事業です。

【東京都 受験生チャレンジ支援貸付事業】

  • 対象者
    都内在住の中学3年生、高校3年生を養育している人(所得制限あり)
  • 貸付限度額
    学習塾等受講料:20万円
    受験料:高校受験2万7400円、大学等受験8万円
  • 対象となる学習塾など
    児童、生徒または学生を対象とし、有償で学力の教授を直接または通信で行うもの
    一定期間以上運営を継続していること
    校内予備校は学校以外の学習塾によって運営されているもの
    以上を満たす学習塾、通信教育、家庭教師など
  • 申請方法
    お住まいの区市町村窓口へ相談〜申請し、審査の上貸付を決定
  • 注意点
    必要な手続きがされていない、もしくは要件に該当していない場合は、償還(返済)や一括返金となる場合あり
  • 詳細
    東京都社会福祉協議会「受験生チャレンジ支援貸付事業」

助成制度②大阪市 習い事・塾代助成事業

大阪府大阪市では、市内在住の小学5年生〜中学3年生を対象に、学校外での教育活動への助成を行う、習い事・塾代助成事業を実施しています。(参考:大阪市「習い事・塾代助成事業」

この助成事業の大きな特徴は、所得要件がないことです。

塾だけではなく、ピアノや書道などの文化教室、サッカーやテニスなどのスポーツ教室などに関わる費用を月額1万円を上限に提供しています。

多くの家庭が助成を受けられることで経済的な負担を軽減できるほか、子どもたちが個性や才能を育むためのさまざまな活動に参加できます。多彩な選択肢を通じて、お子さんのやる気や能力アップも期待できるでしょう。

【大阪市習い事・塾代助成事業】

  • 対象者
    大阪市内に居住している小学5年生~中学3年生を養育している人(所得制限なし)
  • 助成金額
    1人当たり月額1万円まで
  • 対象となる学習塾など
    事業に事前に登録している学習塾や文化活動、スポーツ活動の教室
  • 申請方法
    自宅に届いた「申請のご案内」からオンライン申請、もしくは紙の申請書に必要事項を記載のうえ郵送
  • 注意点
    申請後に「大阪市習い事・塾代助成カード」と利用パスワードが郵送されるため、教室などの利用時に必ず提示すること
  • 詳細
    大阪市「習い事・塾代助成事業」

助成制度③東京都文京区 中学生学校外学習費用助成事業

東京都文京区では、就学援助費を受給している中学2年生と3年生を対象に、学校外での学習費用を助成する事業を行なっています。(参考:文京区「文京区中学生学校外学習費用の助成」

東京都の受験生チャレンジ支援との併用はできませんが、年額最大10万円までの費用を助成することで、子どもたちの通塾など学習活動を支援しています。

家庭の経済的な制約に縛られず、学校外での学びの機会を得ることで、塾や家庭教師など自分に合った学習スタイルの獲得が期待できるでしょう。

【東京都文京区 中学生学校外学習費用助成事業】

  • 対象者
    中学2年生と中学3年生を養育している、文京区就学援助費の補助対象の人(所得制限あり)
  • 助成金額
    1人当たり年額10万円まで
  • 対象となる学習塾など
    形式:学習塾、家庭教師、通信教育
    ※いずれも事業者(法人または個人事業主)が提供する有償サービスであること
    科目:国語、社会、数学、理科、外国語
    ※中学校学習指導要領に基づく受講に限る
  • 申請方法
    必要書類を窓口へ提出
  • 注意点
    東京都「受験生チャレンジ支援」との併用は不可
  • 詳細
    文京区「文京区中学生学校外学習費用の助成」

助成制度④大阪府吹田市 子供の習い事費用助成事業

大阪府吹田市の子供の習い事費用助成事業とは、生活保護や児童扶養手当を受給している世帯の小学5年生から中学3年生を対象に、習い事の費用を助成する事業のことです。(参考:吹田市「子供の習い事費用助成事業」

月額最大1万円までを助成し、学習塾やスポーツ、芸術活動など幅広いジャンルの教室で利用できるのが特徴です。

家庭の経済状況に左右されず、子どもたちの学びや経験の機会を提供することで、地域の未来を担う子どもたちの成長を後押ししています。

【大阪府吹田市 子供の習い事費用助成事業】

  • 対象者
    市内に居住している生活保護または児童扶養手当を受給している世帯で、小学5年生~中学3年生を養育している人(所得制限あり)
  • 助成金額
    1人当たり月額1万円まで
  • 対象となる学習塾など
    事業に事前に登録している学習塾や文化活動、スポーツ活動の教室
  • 申請方法
    対象者には随時利用申請に関する案内が送付されるため、案内に沿って申請
  • 注意点
    電子クーポン又はカード型クーポンでの交付
  • 詳細
    吹田市「子供の習い事費用助成事業」

助成制度⑤スタディクーポン事業 ※2025年度は募集なし

スタディクーポン事業とは、寄付金を原資に、経済的に困難な家庭の子どもたちに対して学習塾や習い事で利用できるスタディクーポンを提供する事業のことです。公益財団法人チャンス・フォー・チルドレンにより実施されています。(参考:公益財団法人チャンス・フォー・チルドレン「スタディクーポンの取り組み」

現金給付ではなく、教育プログラムに限定したクーポンを配布することで、確実に教育支援に結びつく仕組みとなっています。

また、大学生ボランティアによる定期的な面談など手厚いサポートが特徴です。

ただし、2025年度は新規利用者の募集を終了しており、次回の利用者募集も未定となっています。

対象や要件などは年度ごとに異なる場合や、募集を行わない場合もあります。詳しい情報については公式ウェブサイトを確認してみてください。参考:公益財団法人チャンス・フォー・チルドレン「スタディクーポン利用希望の方へ」

助成制度⑥その他自治体の助成制度

その他の自治体でも、さまざまな学習塾や学習の助成制度が実施されています。

自治体によって実施状況や内容は異なるため、ぜひお住まいの自治体窓口やウェブサイトにて確認してみてください。(参考:南房総市「学校外教育サービス利用助成事業」、綾瀬市「綾瀬市スタディクーポン事業」、千葉市「学習塾や習い事に通うためのクーポンを助成します!(令和6年度)」、つくば市「令和6年度つくば市子どもの学習塾代助成金」、伊勢市「子どもの学習塾利用助成券について」、福岡市「福岡市子ども習い事応援事業」

【千葉県南房総市 学校外教育サービス利用助成事業】

  • 対象者
    市内に居住している小学5・6年生の児童、中学校1年から3年までの生徒の保護者(所得制限なし)
  • 助成金額
    小学5・6年生:1人当たり年額4万8000円まで
    中学1年生から3年生:1人当たり年額6万円まで
  • 対象となる学習塾など
    事業に事前に登録している学習塾や文化活動、スポーツ活動の教室
  • 申請方法
    市ホームページから申請書をダウンロードして必要事項を記入し、窓口へ提出
  • 注意点
    教育サービス利用助成券での交付
  • 詳細
    南房総市「学校外教育サービス利用助成事業」

【神奈川県綾瀬市 綾瀬市スタディクーポン事業】

  • 対象者
    市内に居住し就学援助を受けているまたは生活保護受給世帯の中学3年生(所得制限あり)
    ※市が行う「学習支援事業(希望教室)」の受講生を除く
  • 助成金額
    7月末までに利用決定した場合、1人あたり最大8万円
    ※利用決定月の翌月から年度末までの月数×1万円を支給
  • 対象となる学習塾など
    当事業に登録している学習塾、家庭教師、通信教育など(主要5科目)
  • 申請方法
    対象者には随時利用申請に関する案内が送付されるため、案内に沿って申請
  • 注意点
    電子ポイントで付与
  • 詳細
    綾瀬市「綾瀬市スタディクーポン事業」

【千葉県千葉市 千葉市学校外教育バウチャー事業】

  • 対象者
    市内に居住している生活保護または児童扶養手当を受給している世帯で、小学5・6年生を養育している人(所得制限あり)
  • 助成金額
    1人あたり最大12万円まで
  • 対象となる学習塾など
    事業に事前に登録している学習塾や文化活動、スポーツ活動の教室
  • 申請方法
    専用ページにて電子申請で申し込み
  • 詳細
    千葉市「学習塾や習い事に通うためのクーポンを助成します!(令和6年度)」

【茨城県つくば市 つくば市子どもの学習塾代助成金】

  • 対象者
    市内の中学校または義務教育学校に在籍する7年生から9年生の保護者で、生活保護または就学援助を受給している人(所得制限あり)
  • 助成金額
    1人当たり月額5000円まで
  • 対象となる学習塾など
    生徒に対して有償で学習指導を行う学習塾
  • 申請方法
    申請書を窓口に郵送、またはいばらき電子申請・届出サービスから申込み
  • 注意点
    定員20名、家庭教師・オンライン学習などは対象外
  • 詳細
    つくば市「令和6年度つくば市子どもの学習塾代助成金」

【三重県伊勢市 子どもの学習塾利用助成事業】

  • 対象者
    市在住で、中学生を養育している生活保護受給世帯、市民税非課税世帯、就学援助受給世帯の人(所得制限あり)
  • 助成金額
    生活保護受給世帯、市民税非課税世帯:年額10万円まで
    就学援助受給世帯:年額6万円まで
  • 対象となる学習塾など
    事業に事前に登録している学習塾
  • 申請方法
    Web申請もしくは申請書類を窓口に提出
  • 詳細
    伊勢市「子どもの学習塾利用助成券について」

【福岡県福岡市 福岡市子ども習い事応援事業】

  • 対象者
    福岡市在住の生活保護世帯または児童扶養手当受給世帯などのうち、小学5年生から中学3年生までの子どもの保護者(所得制限あり)
  • 助成金額
    1人当たり年額12万円まで
  • 対象となる学習塾など
    事業に事前に登録している学習塾や文化活動、スポーツ活動の教室
  • 申請方法
    専用サイト(電子クーポンシステム)より申し込み
  • 詳細
    福岡市「福岡市子ども習い事応援事業」

助成制度以外で塾代の負担を軽減する4つの方法

この章では、助成制度以外で塾代の負担を軽減する具体的な方法について解説します。

工夫次第で塾費用を抑えることができます。ぜひ積極的に活用してみましょう。

方法①学習塾の割引制度・割引キャンペーンを活用する

学習塾によってはさまざまな割引制度や割引キャンペーンを実施しています。

たとえば、入学時の特典として入学金が無料になったり、期間限定で初月の授業料が無料になったりするキャンペーンがあります。

また、成績が優秀な学生を対象にした特待生制度や、きょうだいで同じ学習塾に通うことで受けられるきょうだい割引、友人紹介割引などもあります。

紹介割引では、図書カードやデジタルギフトのプレゼントがある場合もあります。

興味がある場合は、利用を検討している学習塾のウェブサイトなどからお問い合わせください。

方法②職場の福利厚生サービスを使う

保護者の勤務先が提供する福利厚生サービスを利用することで、学習塾代の負担を軽減できる場合があります。

優待価格でのサービス提供や特定の条件の割引が一般的な内容ですが、勤務先によって実施の有無や内容は異なるため、事前に確認しておくことが大切です。

申し込みに必要な手続きについても把握しておくと良いでしょう。

方法③受講科目・時間数を調整する

学習塾で受講する科目数や授業時間数を調整することも、塾代を抑える1つの方法です。

苦手な科目は学習塾で重点的に学び、得意な教科は家庭学習で補うことで、授業料の削減に繋がります。

また、普段の学習塾の時間数は少なめにして、テスト前や受験前に集中して授業を追加する方法も効果的です。

こうした柔軟な学習計画を立てるには、個別指導塾がおすすめです。個別指導塾は一人ひとりのニーズに応じて柔軟に対応できるので、費用対効果が高い選択肢と言えるでしょう。

方法④オンライン学習塾を活用する

オンライン学習塾は、従来の対面型の学習塾に比べて授業料が比較的リーズナブルな傾向にあります。

また、インターネット環境さえあれば、場所を選ばず自宅でも授業を受けることができるため、通塾にかかる時間や交通費も削減できます。

すき間時間を使って自分のペースで勉強を進められるのも、オンライン塾のメリットです。 時間を有効に使いたい人にとっては、オンライン塾はおすすめの選択肢と言えるでしょう。

なお、キズキ共育塾でもオンライン校を開設しています。ぜひ学習塾選びの参考にしてください。

塾代助成・補助制度を利用する際の2つのポイント

塾代の助成や補助を受けるためには、いくつかの注意点があります。

この章では、塾代助成・補助制度を利用する際のポイントについて解説します。

ポイント①早めの情報収集が大切

助成や補助制度を最大限に利用するためには、早めの情報収集が欠かせません。

自治体によってはお知らせが自宅に届く場合もありますが、制度や地域によってはお知らせがない場合もあります。利用したい助成制度がある場合は、事前に最新の情報を確認しておくことが重要です。

また、毎年限られた期間のみ申し込みを受け付ける助成制度もあります。申し込み期間や条件も合わせて確認しておきましょう。

受付が始まった際にはすぐに申し込めるよう、必要事項や書類等をあらかじめ準備しておくと良いでしょう。

ポイント②申請が必須

助成や補助を受ける際には、申請が必須となります。情報収集だけでなく、必ず手続きまで完了することが重要です。

助成制度によっては予算の関係で定員が設定されている場合もあります。定員に達すると、以降の申し込みは受け付けられないか、抽選での対応となることがあるため、できるだけ早く申請をすることを心がけましょう。

特に人気のある制度は、申し込みが早く埋まることがあるため注意が必要です。

まとめ〜制度を正しく理解して塾代の負担軽減に繋げよう〜

塾代助成制度は自治体によってさまざまな要件があり、対象や期間も異なります。

そのため制度を正しく理解することで、塾代の負担軽減に繋げることができます。

キズキ共育塾でも、お住まいの地域によって助成制度が利用できる場合があります。ぜひお気軽にご相談ください。

Q&A よくある質問

塾代助成制度の目的は何ですか?

以下が考えられます。

  • 経済的負担の軽減
  • 学習機会の提供
  • 学力・学習意欲の向上
  • 個性・才能の育成

詳細については、こちらで解説しています。

助成制度以外で塾代の負担を軽減する方法を教えてください。

以下が考えられます。

  • 学習塾の割引制度・割引キャンペーンを活用する
  • 職場の福利厚生サービスを使う
  • 受講科目・時間数を調整する
  • オンライン学習塾を活用する

詳細については、こちらで解説しています。

監修 / キズキ代表 安田祐輔

やすだ・ゆうすけ。発達障害(ASD/ADHD)によるいじめ、転校、一家離散などを経て、不登校・偏差値30から学び直して20歳で国際基督教大学(ICU)入学。卒業後は新卒で総合商社へ入社するも、発達障害の特性も関連して、うつ病になり退職。その後、不登校などの方のための学習塾「キズキ共育塾」を設立。経歴や年齢を問わず、「もう一度勉強したい人」のために、完全個別指導を行う。また、不登校の子どものための家庭教師「キズキ家学」、発達障害やうつ病の方々のための就労移行支援事業所「キズキビジネスカレッジ」も運営。

【新著紹介】

『学校に居場所がないと感じる人のための 未来が変わる勉強法』
(2022年9月、KADOKAWA)
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KADOKAWA公式

【略歴】

2011年 キズキ共育塾開塾(2023年7月現在10校)
2015年 株式会社キズキ設立
2019年 キズキビジネスカレッジ開校(2022年7月現在4校)

【メディア出演(一部)】

2022年 NHK総合「日曜討論」(テーマ:「子ども・若者の声 社会や政治にどう届ける?」/野田聖子こども政策担当大臣などとともに)

共同監修 / キズキ相談担当 半村進

はんむら・すすむ。1982年、茨城県生まれ。東京大学文学部卒。
小学校時代から転校を繰り返し、運動ができないこと、アトピー性皮膚炎、独特の体形などから、いじめの対象になったり、学校に行きづらくなっていたことも。大学に入学してようやく安心できるかと思ったが、病気やメンタルの不調もあり、5年半ほど引きこもり生活を送る。30歳で「初めてのアルバイト」としてキズキ共育塾の講師となり、英語・世界史・国語などを担当。現在はキズキの社員として、不登校・引きこもり・中退・発達障害・社会人などの学び直し・進路・生活改善などについて、総計1,000名以上からの相談を実施。

【執筆記事・インタビューなど(一部)】

日本経済新聞 / 朝日新聞EduA / テレビ東京 / 不登校新聞 / 通信制高校ナビ

サイト運営 / キズキ

「もう一度学び直したい方」の勉強とメンタルを完全個別指導でサポートする学習塾。多様な生徒さんに対応(不登校・中退・引きこもりの当事者・経験者、通信制高校生・定時制高校生、勉強にブランクがある方、社会人、主婦・主夫、発達特性がある方など)。授業内容は、小学生レベルから難関大学受験レベルまで、希望や学力などに応じて柔軟に設定可能。トップページはこちら。2024年10月現在、全国に11校とオンライン校(全国対応)がある。

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