頑張れない5つの理由|また頑張りたいと思える方法・体験談も
「頑張る」という言葉は、何かとよく使いますよね。
- 「今回はよく頑張った」
- 「次はもっと頑張れ!」
- 「頑張りが足りなかったから結果が出なかった」
- 「頑張ってもらわないと困る」
- 「頑張らないのは甘え」
あなたは、「頑張る」という言葉を見聞きして気が重くなり、「もうこれ以上頑張れない…」「頑張りたいけど頑張れない…」と感じていませんか?
私自身も「頑張れない」を通り越して、無気力になった経験があります。
このコラムでは、頑張れない理由、もう一度頑張るための方法、頑張れない状態から前に進めるようになった体験談などをお伝えします。
「頑張れない自分は甘えているだけ」「周りからクズだと思われるかも…」と悩み不安な方も、ぜひ楽な気持ちで目を通してみてください。
このコラムが、頑張れないことで自己嫌悪やつらい気持ちを感じているあなたの助けになれば幸いです。
目次
頑張れない5つの理由
まずは、よくある「頑張れない」理由を5つお伝えします。次章の「「頑張れない」から「また頑張りたい」に変わる6つの方法」にもつながりますので、気楽に目を通してみてください。
あなたの気持ちに近い、「頑張れない」理由が見つかるかもしれません。
また、頑張れない理由がわかると、「自分はクズじゃない」「甘えじゃないのかも」と思えるきっかけにもなるかもしれませんよ。
理由①本当はやりたいことではない
「今やっていること」「頑張らなければならないこと」が、本心ではやりたいことではないために、「頑張れない」のかもしれません。。
- 親にやれと言われたから勉強している
- なんとなく就職した会社で仕事をしている
このように、自分の本心に気づかずに頑張っていると、頑張る意味が分からなくなったり、価値を見出せなくなったりします。
自分のやりたいことが見つからずに悩んでいる方は、下記のコラムも参考にしてみてください。
理由②このまま頑張っても先が見えない
「頑張りを評価してもらえない」「頑張っても明るい未来が見えない」などの状況は苦しいものです。
- テストでいい成績をとっても「当然」と言われる
- 残業して仕事をしても誰も成果を認めてくれない
- 家事や育児をしてもほめてもらえない
このような状況だと、どんなに頑張っても終わりが見えず、心身ともに疲弊します。
そして、「頑張りたいけど頑張れない…」と気持ちが落ち込んでいくのです。
理由③できない自分しか想像できない
うまくいかないことが続くと、「どうせまた失敗する…」と思うようになります。
また、実力以上のことをする必要があるとき、見通しが立たずに「自分にできるだろうか…?」と不安になり頑張れないこともあるでしょう。
- 勉強しても成績が上がらない
- 仕事でミスを連発してばかり
- いきなり大変なプロジェクトを任された
このように頑張りが成果につながらないと、「学習性無気力」という「何をしてもうまくいかない感覚」に囚われることがあります。
理由④人間関係に疲れた
学校、職場、家庭などで気を遣うことが多いと、疲れがたまり頑張れない状態になりますよね。
- 学校での集団行動に疲れた
- 会社の飲み会が多く疲れた
- 結婚相手の家族との折り合いが悪く疲れた
このような人間関係で神経がすり減り疲れがたまると、「頑張りたいけど頑張れない」状態になります。
「学校の人間関係に疲れた」「クラスでの人付き合いが上手くいかず悩んでいる」と思っている人は、こちらのコラムも参考にしてみてください。
理由⑤現状に満足している
今が楽しければ、「頑張ろう」と思わないかもしれません。
現状に満足できるくらい今まで頑張ってきた、ということでもあります。
もちろん、現状に満足していて頑張れないのは、甘えではありませんし、悪いいことでもありません。
ですが、その状態が長く続いている場合は、「マンネリ化」していないか確認してみてもよいでしょう。
「楽しい」「満足」などの感情は気持ちのいいものですが、新たなチャレンジが更なる「楽しさ」「満足」に繋がることもあるかもしれません。
「頑張れない」から「また頑張りたい」に変わる6つの方法
ここからは、「もう一度頑張るための方法」をお伝えします。
「頑張りたいけど、もう頑張れない…」とお思いかもしれませんが、ご紹介する内容は「何がなんでも頑張れ!」いった精神論ではありません。こちらも気楽にお読みいただければと思います。
方法①目標を見直す
無理を続けるとキャパオーバーになり、頑張れない状態につながります。その場合は、次の方法を試してみてください。
- 必要最低限のことだけ集中してやる
- すぐ達成できる目標を立て、達成する
これらを実践することで、達成感が生まれ、自信につながるでしょう。
今の目標に余裕が出てきて「頑張れない」気持ちがなくなってきたら、もう少し上の目標を設定してみてください。
方法②したいことだけする
やりたくないことばかりをやっていていると、頑張れないのは当然です。
一度、やりたくないことを置いていおいて、やりたいことだけをひたすらやってみるのはどうでしょうか?
次のように挙げだすとキリがないですが、あなたが「やりたい!」と思うことであれば何でもいいのです。
- 寝たいだけ寝る
- 趣味にひたすら打ち込む
- ゴロゴロしながらテレビを見る
- ぼーっとする
- 買い物に行く
- 友人と思いっきりしゃべる
リフレッシュできれば、「頑張れない」と思う気持ちが薄れていき、また頑張ろうと思えるようになるはずです。
方法③休息をとる
そもそも心身ともに疲れた状態では、頑張る気力は沸きません。
疲れたと感じる時は、一度じっくり体を休めましょう。
具体的には、次のような方法があります。
- 昼ぐらいまでゆっくり寝る
- 体にいい食事をゆっくり味わって食べる
- 自然の中で過ごす
もっと本腰を入れて休みたい、長い間健康のことを気遣えていなかった場合は、次のこと実践してみてるのもオススメです。
- 長期休暇をとる(旅行に行くのもありです)
- 健康診断を受ける
- (ずっと心配な症状があれば)病院を受診する
休暇をとる場合は勇気がいるかもしれませんが、できる範囲で試してみてください。
「疲れた」という気持ちがなくなると、自然と「また頑張れるかも!」と思えてくれるはずです。
次のコラムでも、気持ちの切り替え方やしんどい・疲れたときの対処法を紹介しています。
方法④信頼できる人に話を聞いてもらう
家族、友人、同僚、恋人、誰でもいいです。
あなたが今、「もう頑張れない…」と感じていることやその理由などをじっくり聞いてもらいましょう。
あなたのことをよく知っている人ならではの、アドバイスがもらえるかもしれません。
頑張れない状況にいたときの私も、友人に相談しました。
すると、自分と違った環境で過ごしている友人も似た悩みを抱えていて、「こういうものなんだ」と気持ちが軽くなった経験があります。
「頑張れないと言ったら甘えてると思われるかも…」と不安かもしれませんが、話すことでスッキリすることもあるのです。
頼れる人には、積極的に頼ってみてください。
遠慮する気持ちがあるかもしれませんが、あなたが元気なときに、誰かの相談にのればいいのです。
また身近な人に相談しづらければ、公民問わず各種「相談窓口」を利用することをオススメします。
方法⑤環境を変える
学校や職場は1日の大半を過ごすので、環境が大切ですよね。
「形から入る」という言葉もありますし、周りの環境が整うと心も整います。
環境が整い、人間関係の不安が減れば「頑張れない」と思う気持ちが和らぎ、再び頑張れるようになることがあるでしょう。
次のようなことは、比較的すぐできると思います。
- 片づけをする
- 負担になる人と距離を置く
もう少し環境を変えたい場合は、転校、転職、転居などを考えてみてもよいでしょう。
環境が変わると、頑張れない気持ちが和らぎ「もう一度頑張れるかも」と思えるはずです。
方法⑥頑張らない生き方を模索する
一言で「頑張る」といってもその基準は、人それぞれです。
つまり、同じ内容に取り組む場合でも、「無理なくできる人」と「つらい思いをしながら取り組む人」がいるのです。
好きなことや得意なことであれば、「頑張る」という意識がなく取り組めるでしょう。
「頑張らない」=「なまけている・甘え」というだけではないはずです。
自分の「得意」「楽しい」を軸にやることを考えると、余分な力を抜いて「頑張らずに」生きる方法が見つかるでしょう。
また、同じ結果を出すためでも、もっと頑張らなくていい手段があるかもしれません。
次の記事では、自分らしく無理なく生きるための方法を、さらに詳しく解説しています。
【体験談】頑張れない状態から「前」に進めた実例
冒頭でも少し触れましたが、私自身、高校時代に頑張れない状態になり、そこからさらに無気力になった経験があります。
頑張れない状態になる前は、「これから先、どうしたらいいかわからない…」と漠然として不安があり、その不安から逃れるために部活を頑張りすぎていたのです。
他にも、文化祭の前後は準備や片付けに忙しく動き、食事をきちんと摂らず、睡眠も1日3時間程度でした。
今から思うと、次のような厄介な状態でした。
- 最初のうちは、頑張りすぎていることに気がつかない
- おかしな状況だとなんとなくわかってからも、自分では止められない
カンタンに言うと、常にハイになっていました。
そして、頑張りすぎた日々が1年以上続いたあと、反動でまったく動けなくなったのです。
もちろん、頑張りすぎるくらい頑張ったからこそ、成し遂げこられたことがあったことは間違いありません。
ですが、心身の消耗が激しく、その代償はとても大きかったです。
この経験を経て、「自分のキャパシティの把握」が重要だと学びました。
がむしゃらに頑張ることも、時と場合によっては必要かもしれません。ですが、どんな超人でも頑張り続けることはできません。
そのため、頑張り続けられないことを後ろめたく思う必要はまったくないのです。
頑張れない状態から、また頑張れるようになったのは、次の3つの効果が大きかったと感じています。
- 治療(温熱療法みたいなものです)
- 同じ趣味を持つ人、友人、年齢の近い塾の先生への相談
- (高校生だったので)やりたいこと、進学先の再検討
じっくり休養できたことは、とても大きかったです。
人を頼ることを恐れなければ、一度頑張れない状態になっても、また前に進めるようになります。
まとめ:「頑張れない」から抜け出す方法はたくさんあります
ここまでの内容をまとめます。
頑張れない理由には、次のようなものがあります。
- 本当はやりたいことではないから
- 現状に満足しているから
- このまま頑張っても先が見えないから
- できない自分しか想像できないから
- 人間関係に疲れたから
そして、「また頑張りたい」と思えるようになってきたら、次のようなことを実践してみてください。
- 目標を見直す
- したいことだけする
- 休息をとる
- 信頼できる人に話を聞いてもらう
- 環境を整える
- 頑張らない生き方を模索する
「頑張れるとき」と「頑張れないとき」の、両方があることはごく自然なことです。
つまり、「頑張りたいのに頑張れない」「疲れたから頑張れない」ということは、人間誰しもあることなのです。
また、ここまで読んでくださったあなたは、「本当は頑張りたい」「もう一度頑張れるようになりたい」と思っているのではないでしょうか。
自分との向き合い方や周りの環境次第で、少しずつ頑張れるようになっていくはずです。
この記事が、あなたの頑張れない原因を取り払うきっかけになればと願っています。
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