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通信制高校の公立と私立の違いを徹底比較!〜学費・サポート・コースなど〜

2021年3月29日 月曜日 投稿

通信制高校の公立と私立の違いを比較紹介!〜学費・サポート・コースなど〜
こんにちは、通信制高校生の勉強や生活を完全個別指導で応援するキズキ共育塾の寺田淳平です。

こんにちは。通信制高校への進学(転校)を考えているんですけど、公立と私立で何が違うんですか?
一番の違いは、学費とサポート体制です!

この記事では、公立・私立の通信制高校の特徴を、比較しながら徹底解説します

合わせて、通信制高校の入試や、通信制高校で学ぶ人にオススメしたいことも紹介しますので、通信制高校への入学・編入を考えている方はぜひ読んでみてください。

この記事を読むことで、あなたの通信制高校選びの参考になると思います

私たちキズキ共育塾では、通信制高校の選び方や受験対策について、無料相談を行っています。お気軽にご相談ください。

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通信制高校とは、毎日の通学が必要ない高校のこと

最初に、通信制高校の概要を改めて知りたいです。
通信制高校とは、毎日の登校が必要ない高校のことです

勉強は、学校から送られてくる教科書や動画などの教材を利用して、自宅で行います。成績は、レポートの提出やテストの点数で決まります。

通信制高校は「正規の高校」ですので、卒業したら学歴はもちろん「高卒」になります

「高校」と聞いてよくイメージされる「平日に毎日通学して、学校で授業を受ける高校」のことは、全日制高校(ぜんにちせいこうこう)と言います。

通信制高校は、登校する日はないんですか?
学校やコースによって、週に1日〜5日、夏休み期間に集中してなど、登校して授業などを受ける必要もあります。これをスクーリングと言います。

通信制高校の生徒は、どんな人が多いんですか?
次のような特徴があります。

通信制高校の生徒の特徴

  • いわゆる「普通の人」もたくさんいます
  • 不登校の経験者や、別の高校を中退して転校してきた人も多いです
  • 19歳以上の人も多いです

その他、通信制高校の全体的な説明は、コラム「通信制高校とは?特徴・メリット・選び方・オススメの高校などをご紹介」で紹介していますので、ご興味があればお読みください。

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通信制高校、公立・私立の学校数・生徒数

通信制高校の生徒数はどれくらいですか?
2020年度では、公立・私立合わせて、日本全国で206,948人います。
全高校生の16人に1人が通信制高校生です(参考:文部科学省「学校基本調査-令和2年度」)

公立と私立の内訳は、次の表をご覧ください。私立の方が、公立よりも、学校数・生徒数・卒業者数の全てが多いです

 
公立 私立
学校数 78校 179校
生徒数 55,427名 151,521名
卒業者数 8,042名 52,649名
1校あたりの
平均生徒数
711名 846名

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通信制高校、公立と私立の7つ違い

通信制高校、公立と私立の7つ違い

通信制高校は、公立と私立で何が違いますか?
大きくは、次のように考えてください。

公立

  • 学費が安い。サポートが薄い傾向がある

私立

  • 学費が高い。サポートが手厚い傾向がある

これから、より具体的に説明します。ただし一般論ですので、実際の高校選択にあたっては、資料請求や見学会・相談会を利用することをオススメします

違い①学費

通信制高校は、公立と私立で学費が大きく違います

初年度の学費の平均は、以下のようになります。(2020年度・授業料は25単位履修の場合。出典:学びリンク『不登校・中退生のための進路相談室2021』)

 
公立 私立
入学金 500円 40,000円
授業料 8,400円 225,000円
その他費用 学校によって
異なる
102,000円
合計 8,900円
+その他費用
367,000円
就学支援金を
利用した場合の合計
(年収約590万円未満)
500円
+その他費用
142,000円
就学支援金を
利用した場合の合計
(年収約590万円
~910万円未満)
500円
+その他費用
246,700円
「その他費用」について

公立の「その他費用」の項目にある、「学校によって異なる」とは、例えば修学旅行費の積立金やPTA会費などのことです。「学校徴収金」と呼ばれることもあります。

「就学支援金」について

表の下の方にある「就学支援金」とは、家庭の収入が一定金額以下の場合にもらえる、返済不要の奨学金のことです。(参考:文部科学省「高校生等への修学支援」)
特に公立高校の場合、世帯の年収が約910万円未満の学生の場合、授業料は実質無料となります。
教科書代などは別途必要ですが、基本的には入学金のみで学費が済むというのは、公立の大きな特徴でしょう。

公立の通信制高校の方が、費用はずっと安いですね!
はい。ただし後ほどご紹介しますが、私立高校の方が、学費が高いぶんサポートが手厚いようです。

通信制高校の学費の詳細は、コラム「通信制高校の学費、公立と私立に分けて徹底解説!」で紹介していますので、ご興味があればお読みください。

違い②スクーリングや試験日の柔軟さ

2点目の違いは、スクーリングや試験日の柔軟さです。

スクーリングは、「登校して授業などを受ける日」のことですよね?
はい。一般的には、次のように言われています。

公立

  • スクーリングや試験の日程・回数が学校側によって定められており、学生側はそれに合わせるパターンになりやすい。日常のスクーリングは、「週に1回、決まった曜日」のところが多い

私立

  • スクーリングや試験日の日程・回数が複数あって、学生側で都合のいい日を選びやすい。日常のスクーリングは、「週1日〜5日の間で、日数や曜日を選べる」ことが多い

違い③日常的なサポート体制

日常的なサポート体制は、公立と私立でどのように違うんでしょうか。
一般的には、次の4つの観点から、公立よりも私立の方がきめ細かなサポートを得られます

  • 私立は、公立よりもスクーリングの日時・回数が柔軟(前項で紹介)
  • 公立は、先生の上限数が決まっている(すぐ後で述べます)
  • 私立は、公立よりもカウンセラーなどの体制も整っていることが多い
  • 私立は、提携するサポート校があることが多い(後述します)

公立の通信制高校の先生の数は、法律で次のように決められています。(参考:e-gov「公立高等学校の適正配置及び教職員定数の標準等に関する法律 第9条・第12条

  • 生徒数1~600人の場合は、生徒46.2人に1人の教員
  • 生徒数601~1,200人の場合は、生徒66.7人に1人の教員
  • 生徒数1,201人以上の場合は、生徒100人に1人の教員

同じ法律では、公立の全日制高校では「生徒8人〜21人に先生1人」とされているため、公立の通信制高校の先生は少ないと言えるでしょう

先生の数が少なければ、それだけサポートは薄いと考えられます。

私立高校には、先生の数には決まりはありません

他には何かありますか?
私立の通信制高校では、学校によってはカウンセラーによる精神的なフォローがあったりするようです。(以上参考:参考:千島純『増補版 通信制高校のすべて 「いつでも、どこでも、だれでも」の教育』)

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違い④中退率(卒業率)

通信制高校は、公立と私立で中退率(卒業率)は違うんですか?
中退率は、公立の方が少し高いです。(2019年度のデータ。出典:文部科学省「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」)

  • 公立の中退率:5.8%(3,265人)
  • 私立の中退率:4.1%(5,711人)

中退率の公立の方が高いのは、これまでに解説した、公立通信制高校の「自由度が低い」「日常的なサポートが薄い」という傾向が関係しているかもしれません。

違い⑤カリキュラム(学べる内容)

公立と私立で、学べる内容に違いはありますか?
次のような傾向があります。(参考:『不登校・中退生のための進路相談室2021』)

公立

  • 普通科が中心。いわゆる「五教科」を中心に勉強する

私立

  • 普通科の他に、美術・デザインや、介護・福祉など、専門コースもある
私立の専門コースの例

①さくら国際高等学校:進学コースのほかに、マンガ・アニメ、声優・タレント、ペット・アニマルなど多彩なコースを設置しています。(参考:さくら国際高等学校「学校生活 コース案内」)

②ルネサンス高等学校:他の専門学校などと提携し、ダブルスクールのような形で、PCスキルの獲得や、税理士・公認会計士・整体師・セラピストになるための勉強ができます。一般の就職についても履歴書の書き方から面接まで、その企業に合った指導を行っています。(参考:ルネサンス高等学校「多彩なスタイル」)

違い⑥入学できる地域

公立と私立で、入学できる範囲に違いはありますか?
公立の通信制高校の募集要項には、入学できる人に次のような条件がついていることがよくあります。

  • 現在、その高校がある都道府県に住んでいる人
  • 入学までに、その高校がある都道府県に引っ越せる人
  • その高校がある都道府県の隣の都道府県に住んでいて、その高校がある都道府県に職場がある人

このように、日常的に過ごしていない都道府県の公立通信制高校には、入学できないことが多いです。

その一方で、私立の通信制高校は、日本全国から入学できるところがたくさんあります

また、入学できる地域が広い高校は、スクーリング会場もたくさんあることが多く、お住まいの都道府県の中でスクーリングできることもあります。(参考:クラーク記念国際高等学校「FAQ」)

違い⑦入学・転校できる時期

入学・転校できる時期はどうですか?
これも公立と私立で傾向に違いがあります。

公立

  • 入学・編入できるのは、年に1回(4月)なのが一般的(欠員発生などによる、学期ごとの補欠募集もある)

公立

  • 年に複数回(4月・7月・10月・1月)入学・編入できることも多い

補足して、私立の場合、転入(書類上、前の学校を中退した翌日に転校すること)は、時期を問わず受け入れている学校もあります。

通信制高校の受験・転校について、無料相談しませんか?

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通信制高校の入試について

不登校の面接対策:高校受験編〜答え方では有利にもなります〜

通信制高校の入試って、どんな内容なんですか?
公立・私立に関わらず、通信制高校の受験科目は、次のような感じです。

  • 多いのは、「書類選考」+「面接または作文」の形式
  • 「学科試験」がある学校や、「書類選考のみ」「面接のみ」の学校もある

ちなみに、面接や作文では、以下のようなことをテーマとして出題されることが多いです。

  • なぜこの高校に進学したいのか(志望動機)
  • どのような高校生活を送りたいのか

うまく答えられるかな…。
面接や作文は、練習していないとうまくできないこともあります。
対策として、学校の先生や、通信制高校の受験に実績のある学習塾などのサポートを受けるとよいでしょう。

通信制高校の入試内容や対策の詳細は、コラム「通信制高校の受験・入試対策はどうしたらよい?〜作文・面接・学力試験にわけて徹底解説〜」で紹介していますので、ご興味があればお読みください。

通信制高校の入試に、完全個別指導で対策できます

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公立の通信制高校生には、通信制高校に詳しい塾の利用がオススメ

公立の通信制高校に通う場合の注意点はありますか?
できれば、通信制高校と一緒に、通信制高校に詳しい学習塾も利用することをオススメします

ご紹介してきたように、一般的には、公立の通信制高校では「きめ細やかな指導が得られない」「中退率が高い」などの課題があります。

通信制高校のカリキュラムや、通信制高校の生徒によくあるお悩みに詳しい塾を利用することで、そうした課題を解決できます

大学受験を目指している人にはよりオススメです。

でも、せっかく授業料の安い公立高校に入ったのに、塾に入ったらまたお金が必要ですよね?
お金が心配な方は、勉強についてのサポートは、YouTubeなどの無料・安価な勉強系動画の利用もアリですね。

また、生活についてのサポートも、無料・安価で利用できる「高校生のためのお悩み相談窓口」や「高校生のための居場所サービス」などを探してみましょう。

私たちキズキ共育塾のように、無料相談を行っている塾もあります。

ひとまず相談だけでも、きっと役に立つと思います。

通信制高校生の大学受験については、コラム「通信制高校から大学進学するための6つの対策〜オススメの通信制高校も紹介〜」で紹介していますので、ご興味があればお読みください。

通信制高校生の勉強や通信制高校からの大学受験に、完全個別指導で対策できます

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私立の通信制高校生には、サポート校がある

私立の通信制高校生も、塾に通った方がいいんですか?
一般的にはそうですね。ただ、私立の場合、「サポート校」の利用も検討してみましょう

サポート校とは、「特定の通信制高校と提携した塾」のようなものです。

サポート校は、提携高校のカリキュラムに対応した勉強の支援、独自の授業の実施、体験的な学習の実施、生活面の支援などをしています

サポート校の例

私立屋久島おおぞら高等学校と提携しているサポート校・KTCおおぞら高等学院には、「進学コース」の他に、次のようなコースがあり、いわゆる「五教科の勉強」以外のことも学べます。(参考:KTCおおぞら高等学院「コース紹介」)
○子ども・福祉コース
○プログラミングコース
○マンガイラストコース
○ネイルコース
○住環境デザインコース

サポート校は、通信制高校の代わりに毎日通うこともできますよ。通信制高校の「手厚いサポート」の中には、このサポート校の存在も含まれます。

授業料はどうなるんですか?
高校とは別に、サポート校の授業料も必要です。以下はサポート校に通った場合の、初年度の平均的なモデルケースです。(学費出典:学びリンク『通信制高校があるじゃん! 2020-2021年版』)

   
平均 1日通学コース3日通学コース 5日通学コース
入学金 88,000円 100,000円 74,000円 89,000円
授業料(年間) 502,000円 180,000円 336,000円 544,000円
施設設備費(年間) 66,000円 なし 61,000円 70,000円
その他(年間) 78,000円 なし 77,000円 82,000円
合計 734,000円 280,000円 548,000円 785,000円

サポート校に通うには、料金もかかりますし、向き不向きもあるかもしれません。

世の中には、サポート校だけではなく、通信制高校に詳しい学習塾もたくさんありますし、そちらの方が向いている人もいるでしょう。

利用する前にきちんと調べて、ご自身に合ったものを見つけましょう。

サポート校の詳細は、コラム「通信制高校の「サポート校」って何?〜サポート校の概要・メリット・注意点など〜」で紹介していますので、ご興味があればお読みください。

通信制高校生の勉強や通信制高校からの大学受験に、完全個別指導で対策できます

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まとめ〜あなたに合った通信制高校はきっと見つかります

不登校の面接対策:高校受験編〜答え方では有利にもなります〜
以上、通信制高校の公立と私立の違いを紹介しました。

よくわかりました!一般的な傾向は、次のような感じですね。

公立

  • 学費が安い。サポートが薄い傾向がある

私立

  • 学費が高い。サポートが手厚い傾向がある
はい。そして、公立・私立どちらに通うにしても、塾やサポート校を利用した方が、卒業や大学受験に向けて、効率的に学んでいくことができます。

ありがとうございます。学校見学会なども利用して、自分に合いそうな高校を探していきます。
きっと見つかると思いますよ!

私たちキズキ共育塾は、通信制高校への入学・転校や、通信制高校からの大学受験について無料相談を行っています。気になる方は、お気軽にご連絡くださいね。

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