自分のことを社会不適合者だと思う人の特徴 向いてる仕事を解説

こんにちは。生徒さんの勉強とメンタルをサポートする完全個別指導塾・キズキ共育塾です。
「自分は社会不適合者かもしれない」と考えるあなたは、日常生活でつらい思いをすることが続いているのではないでしょうか?
- 職場で自分の考えを思うように伝えられない
- 集団で行動するのがつらい
- 新しい環境に馴染めないと感じた
- 自分のことを理解してもらえない
- 時間や約束ごとなど決まったものに合わせるのが一苦労
- また仕事が続かなかった
あなたは、「こんなはずじゃなかったのに」と自分を責めながら、「これからどうしたらいいのか」「どうやって生きればいいのか」と不安でいっぱいの中で過ごしているかもしれませんね。
このコラムでは、社会不適合の概要や自分のことを社会不適合者だと思う人の特徴、社会不適合者だと周りから指摘された際の受け止め方、向いてる仕事、仕事選びのポイントについて解説します。
あわせて、自分のことを社会不適合者だと思う人へのキズキ共育塾の講師のアドバイスを紹介します。
あなた自身が自分のことを知り、少しでもストレスが減るきっかけになればと願っています。あなたの今後の生き方に役立てば幸いです。
私たちキズキ共育塾は、自分のことを社会不適合者だと思っている人のための、完全1対1の個別指導塾です。
生徒さんひとりひとりに合わせた学習面・生活面・メンタル面のサポートを行なっています。進路/勉強/受験/生活などについての無料相談もできますので、お気軽にご連絡ください。
目次
社会不適合とは?

社会不適合とは、社会という集団の中で決められたルールに従うのが何らかの理由によって難しい状態のことを言います。
そして、社会不適合者とは、いわば社会になじめていない人のことであると言えるでしょう。
社会不適合者とされる人は、家族や友人などの周囲の人、担任の先生などの学校の人、上司や同僚などの職場の人などとうまく接することができず、協調して行動できないことが多いとされています。
社会不適合ではなく環境が合っていない可能性があります
あなたは、今いる環境になじめないことや周囲の人と同じように振舞えないことで、自分自身のことを社会不適合者だと思っているかもしれません。
しかし、社会にはさまざまな環境があり、その環境によって求められるスキルや好まれる振る舞いは大きく異なります。
例えば、学校でも集団との調和や協調性を重んじる校風の学校もあれば、自己主張や自主性を求める学校もあります。
つまり、あなたは社会不適合者なのではなく、今いる環境に合っていないだけなのかもしれないのです。
あなたがあなたらしくいられる環境は、きっと見つかります。
まずは「周りに合わせられない自分はダメだ」「自分は社会不適合者だ」など、自分自身を責めるような思考を少しずつ手放してみましょう。
自分のことを社会不適合者だと思う人の7つの特徴
この章では、自分のことを社会不適合者だと思う人の特徴について解説します。
特徴①集団行動が苦手

集団行動が苦手な人は、周りとうまくなじむことができず、「自分は社会不適合者かもしれない」と思うことがあるかもしれません。
学校や会社などでは集団行動が求められる機会も多いですが、だからと言って必ず集団に属さなければならない、わけではありません。
また、一人で行動できることは強みとしてとらえることもできます。
特徴②コミュニケーションが苦手
コミュニケーションが苦手だと、集団の輪に入ることが難しくなることが多く、社会に馴染めていないと感じることもあるでしょう。
また、他人に対して心を開くのに時間がかかる人は、なかなか人と仲良くなれず、自己嫌悪に陥ることもあるかもしれません。
しかし、じっくり考えて発言する姿勢や、自分の発言に責任を感じる客観性は、慎重さの表れです。
また、はじめはなかなか心を開けなかったとしても、じっくりと時間をかけて関係を構築することで、強い信頼関係を築けることもあるでしょう。
特徴③自分と他人を比べて劣等感を抱きやすい

「あの人は私より学歴が上だ」「あの人は私より仕事ができる」「あの人は私より明るくて誰とでも話せる」など、自分と他人を比べることが多い人は、劣等感を抱きやすい傾向にあります。
人のことが気になることは、程度の差はあれ誰にでもあることですが、劣等感が大きくなると、マイナス思考に陥り、「自分は社会不適合者だ」と感じやすくなるでしょう。
特徴④時間管理が苦手
時間管理は、人としてできて当たり前と言われることが多いことの1つです。
やらなければならないことをついつい先延ばしにし、締め切りに間に合わず、職場や学校で怒られた経験などがあれば、「みんなが守れるルールを自分は守れない自分は社会不適合者だ…」と感じざるを得ないでしょう。
しかし、スケジュール帳で予定を管理したり、スマホでリマインド通知が来るように設定したりするなど、工夫することで苦手を克服することができます。
特徴⑤こだわりが強すぎる

こだわりが強すぎると、周りのアドバイスを聞き入れづらくなるため、勉強や仕事がうまく進まなくなり、「自分は簡単なこともできない社会不適合者だ…」という思いにつながる可能性があります。
もちろん、こだわり自体は悪いことではありません。こだわりを活かせる分野を見つければ、大いに強みになります。
特徴⑥人からの指摘が苦手
上司や同僚など職場の人からアドバイスや指摘をされた際、「自分は社会に出て働くことが向いてない…」という気持ちになることがあるかもしれません。
何度もミスが重なり指摘される回数が増えると、「同じミスを繰り返すなんて自分はダメだ…」と落ち込む人もいるでしょう。
ほかにも、少し強く指摘されると涙がこみあげてきて、「感情的になるなんて自分は社会人失格だ」と思う人もいるかもしれません。
しかし、人からのアドバイスや指摘が苦手だというのは、物事のとらえ方や考え方を変えることで、克服できる可能性があります。
特徴⑦継続することが苦手

継続的に勉強に取り組めなかったり、1つの職場で働き続けられなかったりすることも、「自分は社会不適合者だ…」と思う原因になります。
特に、勉強や仕事は、一般的にやらなければならないこと、できて当たり前と思われることが多いため、継続できないと「やる気がない」「根気がない」「責任感がない」など、周りから視線が厳しくなることもあるでしょう。
しかし、人間は初めにいくらやる気に満ちていても、時間がたてばその気持ちを忘れるものです。なので、継続させるために大事なことはやる気ではなく仕組みづくりや環境です。
最初はハードルを低く設定して継続することにフォーカスするなどしてみましょう。
継続するなかで色んな気づきが得られるはずです。また、周囲に目標を宣言してみたり、達成できたら頑張った自分にご褒美をあげるなど継続する工夫をしてみるといいかもしれません。(参考:Chatwork「習慣化のコツとは?習慣化のメリットと失敗の原因を解説」)
補足:発達障害の可能性
「いろいろ工夫したり努力したりしているけれど、集団に馴染めない、周りの人と同じようにできない…」という場合は、発達障害の可能性を考えてみてもいいかもしれません。
当然、発達障害のある人が社会不適合者というわけではありません。
発達障害といっても一人ひとり症状はさまざまです。気になる人は、医療機関に一度相談してみるのもひとつの手です。
もし発達障害だとわかれば、今までうまくいかなかったことや、自分を社会不適合だと思ってきた原因が、自分が努力をしていないせいではなかったとホッとできるのではないでしょうか。
有名人の中には、発達障害であることを公言している人がいます。
例えば、俳優のトム・クルーズさんや映画監督のスティーブン・スピルバーグさんは、LD/SLD(学習障害/限局性学習症)を公表しています。
国内であれば、モデルの栗原類さんは、小さいころにお母様がその特徴に気づいたことで、発達障害とうまく関わることができたと自身の著書の中で語ってます。(参考:栗原類『発達障害の僕が 輝ける場所を みつけられた理由』)
ほかにも、タレントの小島慶子さんは、40歳を過ぎて知って、「対処の仕方がクリアになってよかったなと思えました」と『女性自身』のインタビューで述べています。(参考:女性自身「小島慶子「41歳の新発見。『私、発達障害でした』」)
安心する手段、対処法を知って次の一歩へ踏み出す手段として、発達障害のことを頭の片隅においておくのもいいかもしれません。
社会不適合者だと周りから指摘された際の受け止め方

社会不適合者だと指摘された場合は、どう受け止めればいいのでしょうか?
臨床心理学者であるレオン・F・セルツァー氏によると、社会不適合とされる人は、無理に他人と馴染もうとする必要はないと言います。(参考:Leon F Seltzer PhD「Have You Ever Felt Like a Misfit?」)
人それぞれ大なり小なり、社会に適合できない側面はあるはずです。特に、周囲から社会不適合と指摘されたり、自分自身でそのように思っている人は、自分自身の特性や才能を把握できていなかったり、十分に自分を肯定できていなかったりすることがあるそうです。
他人と自分の比較をやめ、自分自身の人生の目的を見出せさえすれば、その社会に適合できているかどうかはそこまで大きな問題ではないと、セルツァー氏は言います。
社会に適合しようとすることも必要になる場面があるかもしれませんが、まずはありのままの自分自身を受け入れることが大切なのかもしれません。
人には努力で変えられることと、変えられないものがあります。
時間はかかるかもしれませんが、さまざまな経験を通して自分を知り少しづつ改善したり、変えられないことは自分の一部として受け入れたりしていくことで、より生きやすくなるでしょう。
自分のことを社会不適合者だと思う人に向いてる仕事
この章では、自分を社会不適合者だと思う人に向いてる仕事について解説します。
仕事の内容とあわせて、2024年3月時点の求人ボックスの情報を参考に、収入の例をあわせて紹介します。(参考:求人ボックス「給料ナビ」)
ここで解説する仕事はあくまで例です。
実際のあなたに向いてる仕事はほかにもあるでしょう。あくまで参考としてご覧ください。
また、自分を社会不適合者だと思う人の仕事選びのポイントについては、こちらで解説します。
仕事①Web関係

Web関係の仕事には、WebデザイナーやWebマーケター、システムエンジニア、Webライターなどいろいろな職種があります。
一般的に、リモートワークがしやすい仕事で、将来的にフリーランスを目指すこともできるでしょう。
職種によって収入はさまざまですが、平均年収は約340万〜600万円が目安です。
全体の給与幅としては約273〜738万円と比較的広いため、勤務先や経験・求められるスキルによっても大きな差があると見受けられます。
仕事②警備員
警備員は、施設や人の安全を守ることが仕事になるため、人との会話やコミュニケーションは多く求められません。
一方で、体力が必要であったり、夜勤がある場合もあり、生活リズムの調整も必要になりそうです。
年収の目安は約344万円です。
仕事③トラック運転手

トラック運転手は、基本的に1人で仕事を行うため、人とのコミュニケーションが少ない仕事の1つです。
身近なところだと宅配便の配達員です。
平均年収は約402万円ほど。
配送距離が長い仕事の方が収入は増える傾向にあるようです。
仕事④シェフ・パティシエ
シェフやパティシエになれば、黙々と料理やお菓子を作ることができます。
シェフの年収は約407万円、パティシエの年収は約374万円が目安です。
仕事⑤飼育員

飼育員は、動物のお世話や研究をするお仕事です。
上司や同僚などの職場の人とのコミュニケーションは必要となりますが、動物と向き合っている時間が長いため、一般的な仕事と比較すると多くのコミュニケーションは求められないでしょう。
具体的な職場は、動物園、水族館、研究施設などです。
平均年収は約323万円が目安です。
仕事⑥仕分け作業系
仕分け作業系の仕事であれば、人との関わりが少なく、黙々と作業ができます。
郵便局の仕分けは、関西で時給1200〜1500円という求人の例があります。
似たアルバイトには、スーパーの品出しがあります。
仕事⑦塾講師・教育関係

教育関係の仕事には、塾講師や学校の先生、カルチャースクールの先生などがあります。
あなたの知識や技能を活かすことができるでしょう。
「自分を社会不適合だと思っているのに教育なんて…」と思うかもしれませんが、社会不適合と捉えられる特徴に関する知識や経験があれば、いろいろな生徒さんのことを理解し、共感することもできるでしょう。
また、塾講師の仕事であれば、学生の放課後の時間がメインになります。勤務開始時間は遅めで朝はゆったり過ごせるという特徴があります。
塾講師の場合、平均年収は約354万円が目安です。高校の教員の場合、平均年収は約342万円が目安です。
仕事⑧ライター
ライターは、文章を書く仕事です。
媒体は雑誌、新聞、本、フリーペーパー、カタログ、説明書、メルマガ、ブログなど幅広くあります。
媒体によっては自宅で黙々と1人で仕事ができますが、取材を伴う記事を作成するライターの場合は、コミュニケーションが必要になります。
スキルと実績を身につければ、会社員以上に稼ぐこともできます。
平均年収は約341万円ほどですが、始めたばかりの頃は1万円〜が目安とされており、経験がものを言う世界です。
仕事⑨芸術家

知識や技能を極めると、芸術家の道も開けるかもしれません。
芸術家は、自分の興味や関心があることを仕事にできるのはもちろんですが、比較的自由に働ける場合が多いでしょう。
芸術家の場合、何かの職業と両立するという道もあります。例えば、筆者の高校の芸術の先生は自分の作品を展覧会に出品していました。
芸術家だけでの収入を考えると、知名度次第と言えます。有名であればあるほど作品の価値は高くつくでしょう。
仕事⑩フリーランス
フリーランスとして働く場合、企業に属さず仕事をします。ライター、プログラマー、イラストレーターなど職種はさまざまです。
納期と成果内容を守れれば、働く環境を自分で選ぶこともできます。
年収は数万〜約200万円がもっとも多いようです。
スキルアップや実績次第で増やすことはできるでしょう。
仕事⑪起業

「仕事内容や就業規則を自分にあったようにつくりたい…」というあなたには、起業という選択肢も出てきます。
初期投資をして軌道に乗るまではマイナスからのスタートと考えてもいいでしょう。あとは業績次第です。初期投資によるマイナスのスタートは覚悟しておきましょう。
平均的には約610万〜805万円ほどの年収になるようです。
興味のある事業を自分でゼロから作り上げたいのであれば、起業に挑戦するのもいいでしょう。ただし、雇用される立場とは異なり、初期投資を回収できずに事業終了となる可能性もあります。
自分のことを社会不適合者だと思う人の仕事選びのポイント
この章では、自分のことを社会不適合者だと思う人の仕事選びのポイントについて解説します。
ストレスが少しでも軽くなり、楽しく続けられる仕事を見つける参考にしてください。
「こんな自分に合う仕事はないかも」と悩んでいる場合は、就職・転職をサポートする支援機関などに相談してみましょう。
ポイント①人との関わりがそれほど多くない仕事

会話など人と接することが苦手なのであれば、モノや動物と接する仕事を探してみるのはいかがでしょうか?
もちろん、まったく人と関わらなくて済む仕事は、残念ながらありません。
業務そのものは一人でできても、打ち合わせや報告など、最低限のコミュニケーションは必要です。
とは言え接客業や営業よりは人と接する時間は少ないので、ストレスは軽減されるでしょう。
具体的には以下の仕事が向いてると考えられます。
- Web関係
- 警備員
- トラック運転手
- シェフ、パティシエ
- 飼育員
- 仕分け作業系
ポイント②マイペースにできる仕事
人によっては、「朝は苦手でも、夜は集中できる」「ある仕事は得意なのに、電話に出たり他人の仕事を手伝ったりするのは苦手」などということもあるかもしれません。
もちろんどのような仕事にも決められた期限と内容はあります。そのため、その範囲で仕事を終わらせる必要があります。
しかし、「納期を守って成果を出せるなら、働き方は自由」という職種もあります。
時間や場所にあまり縛られず、昼から働ける仕事、労働時間を縛られない仕事はいかがでしょうか?
具体的には以下の仕事が向いてると考えられます。
- 塾講師・教育関係
- フリーランス
- 起業
ポイント③好き・得意を活かせる仕事

好きなことをしていると時間が過ぎるのが早く感じることがありますよね。
好きや得意を突きつめることが仕事につながることもあります。
「自分にはこれだ!」と思うものがある人は考えてみてはいかがでしょうか?
興味があることであれば、まずはスキルを磨くことからはじめるといいでしょう。
ジャンルにもよりますが、弟子入りして学びながら力をつけたり働くこともできる場所もあるはずです。
好きなことを仕事にすることは楽ではないと思います。しかし、譲れないものをもっているのでしたら、挑戦してみるといいかもしれませんね。
具体的には以下の仕事が向いてると考えられます。
- 塾講師・教育関係
- ライター
- 芸術家
- 起業
補足①柔軟な働き方と仕事探しもオススメ
仕事内容を変えるのもよいですが、これまでと同じ職場・業界でも、フレックスタイム制など働き方を変えられないか検討してみることもオススメします。
また、転職を考えているのであれば、以下の手段も検討してみてください。
- 転職エージェントを利用する
- 知人や親族のツテをあたってみる
- アルバイト・派遣・ボランティアなどをして、向いてそうな仕事を見つけてみる
「同じ業界ではもう働けない」「知人に職探しを頼んでも意味がない」などと思わず、いろいろな仕組みを探したり、人に頼ったりすることも、生きやすくするためには重要です。
補足②自分のことを社会不適合者だと思う人が仕事を探す際は、まず就労移行支援がオススメ

自分自身を社会不適合だと思っている人は、自分自身の特徴や得意・不得意を知るためにも、丁寧なカウンセリングや自己分析ができる就労移行支援がオススメです。
就労移行支援とは、一般企業などへの就職を目指す、病気や障害のある人向けに、「障害者総合支援法(障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律)」に基づいて行われる福祉サービスのことです。(参考:e-Gov法令検索「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」)
実際のサービスは、国の基準を満たしたさまざまな民間の「就労移行支援事業所」が行います。
就労移行支援事業所では、体調管理の方法、職場でのコミュニケーションの基礎スキル、就職に必要な専門スキルなどを学ぶことができます。
さらには、実際の就職活動でのアドバイス、就職後の職場定着支援も含む、総合的な就労支援を受けることが可能です。
就労移行支援事業所は各地にあります。私たち、キズキビジネスカレッジ(KBC)もその一つです。それぞれ特徴が異なるため、気になるところがあれば問い合わせてみてください。
就労移行支援事業所については、以下のコラムで解説しています。ぜひご覧ください。
参考記事:キズキビジネスカレッジ(KBC)「就労移行支援とは? 支援内容やメリット、利用までのステップを解説」
自分を社会不適合者だと思う人へ キズキ共育塾の講師のアドバイス
この章では、自分を社会不適合者だと思う人に向けて、人生にお悩みのある人たちのための個別指導塾・キズキ共育塾の講師からのアドバイスを紹介します。
お悩みのある生徒さんと接し、また自分自身も社会不適合者ではないかと悩んでいたことがあった講師の生の声です。きっと参考になると思います。
また、私たちキズキ共育塾の無料相談では、実際のあなたのための、より具体的なアドバイスが可能です。ぜひご相談ください。
O.R講師のアドバイス&体験談

講師からのアドバイス
古典を読んだことで、楽しく、自然に生きられるようになった
私はもともと引っ込み思案な性格もあり、人間関係に悩むことが多く、「自分は社会不適合者かもしれない」と強く感じることがたびたびありました。特に、その思いを強くしたのが、中学校でのいじめの経験と社会人時代の失敗体験でした。
中学校に進学した直後、内向的な性格からクラスで友達をつくることができず、また身体も小柄だった私は、いわゆるスクールカーストの上位のクラスメイトたちに日常的に言葉の暴力を受けるようになり、結果的に不登校になりました。
また、社会人になってからも、上司や先輩との人間関係の構築がうまくいかず、仕事でミスを連発しては、怒られてばかりの日々が続き、1年働いては転職をして…といったかたちで仕事を転々とした経験があります。
このような経験をするたびに、「自分は人間として生きていくのに向いていないのではないか」と無力感にさいなまれました。そんな私がいまを楽しく、自然に生きられているのは、ある習慣を始めてからでした。
それは、古典を読むことです。
古典というと「むずかしそう」「理解できない気がする…」などと感じる人が多いかもしれません。ですが、古典は何百、何千年の時を超えて、読み継がれてきた珠玉の本なのです。
ページを開くと、そこには私たちと同じように悩み、苦しんできた先人たちの想いと知恵がつまっています。
・友達ができなくて孤独だ…
・恋愛でいつもつらい思いばかりする…
・勉強や仕事がうまくいかない…
などなど、今も昔も人間の悩みは変わっていないことがわかり、自分はひとりではないのだと感じることができます。そして、それらの悩みに先人が出した答え、知恵にふれると、自分が生きていく方向性を知ることができます。ぜひ、自分の人生の問いにふさわしい古典に触れてみてください。
以下に私がオススメする古典を紹介します。翻訳やサイズなどは紹介するもの以外のバージョンもあります。よろしければ自分に合いそうなものを探してみてください。
生きることに意味を見出せない人にオススメの古典
・V・E・フランクル『夜と霧』
・ヴィクトル・ユゴー『レ・ミゼラブル』
・トルストイ『戦争と平和』
恋愛に苦しんでいる人にオススメの古典
・エーリッヒ・フロム『愛するということ』
まとめ〜無理をせず、自分に合った環境を探しましょう〜

ストレスを感じながら生活を送ることはとてもつらいことです。
人は、大なり小なり得意不得意があります。まずは学校や職場などになじめないことや、周りの人と同じようにできないことで、自分を責めないでください。
あなたが活躍できる環境がきっとあるはずです。
あなた一人で悩みを抱えず、家族や友人、就職・転職サービス、医療機関などに、自分のことを素直に話してみましょう。
このコラムも参考にしつつ、あなたが自分に合った環境に出会えることを願っています。
さて、私たちキズキ共育塾は、お悩みを抱える方々の学び直しを支援する個別指導塾です。
勉強や社会から遠のいていた時間があっても、不安に感じる必要はありません。
「自分は社会不適合かもしれない。人生をやり直すため、学び直したい」などとお考えでしたら、お気軽にご相談ください。ご相談は無料です。また、保護者さまだけのご相談も歓迎です。
また、自分は社会不適合かもしれないとお悩みの人のためのビジネススクール・キズキビジネスカレッジ(KBC)もございます。発達障害で仕事に関するお悩みをお持ちでしたら、こちらもお気軽にご相談ください。
Q&A よくある質問