浪人経験者が語る、浪人を成功させる勉強方法・生活スタイル

浪人経験者が語る、浪人を成功させる勉強方法・生活スタイル

2019年5月30日 木曜日 投稿

浪人経験者が語る、浪人を成功させる勉強方法・生活スタイル

こんにちは。キズキ共育塾の富永淳助と申します。

「浪人で失敗したくない」
「どういう勉強をすればいいのか?」
そんなことを思っていませんか?

本日は、大学受験で浪人を決めた方に向けて、私自身の経験談を書きました

私も大学受験で浪人しています。

現役生のときは、勉強の仕方で大きく失敗して不合格。

そして1浪し、現役時代に落ちた国立の理系大学に合格しました。

これから浪人するか迷っている方は、判断材料の一つとしてお読みください。

また、すでに浪人すると決意を固めた方は、体験記としてお読みください。

「浪人すると、こんな状況が待っている」とあらかじめ知っていれば、浪人生活を上手に過ごせます

あなたの浪人生活や浪人決断の参考になれば幸いです。


現役受験失敗の理由は?

現役時代は、勉強方法の失敗によって第一志望の国公立大学に不合格でした。

部活動は5月に引退したので、受験勉強する時間は十分にあったはずでした。

失敗の経緯はこうです。

数学が得意だと思っていたので、まずは数学を勉強して自信をつけようと思っていたのですが、思うように点数が伸びませんでした。

そこでムキになって数学ばかり勉強するようになり、すると今度は他の科目の成績が低迷し、何をどうすればいいのかわからなくなりました。

本番までに立て直すことはできず、志望校すべて落ちて、浪人することを決意しました。


浪人開始時の心境は?

浪人開始時の心境は?

浪人すると決めたときは、とても不安でした。

一番の心配は、「浪人したところで、本当に成績が伸びるのか」ということでした

また、私はお金もなかったので、予備校にも通えず、自宅浪人(=独学の受験勉強)をすることになりました。

さらに、受験の資金も自分で稼ぐ必要があり、アルバイトも始めました

「自宅浪人」+「アルバイト」…
当時見聞きしていた「浪人失敗の代名詞」が並び、本当に恐ろしかったですね

唯一の救いは、母が応援してくれたことですね。

(受験には失敗したものの)学校の成績はよかったので、
「お前は勉強できるから大丈夫だ」
と励ましてくれました。

親に励まされる中で勉強できたことは恵まれていたと思っています。


浪人時代にどんな勉強をしていた?

ここでは私の勉強法の3つの要素についてお話しします。

「一日どれくらい勉強すればいいのか」など、浪人生が不安に思う点もお応えするので参考にしていただければ幸いです。

より具体的にお伝えするために科目を数学に限定してお話ししますが、どの科目にも応用可能です。

自分の受験に必要な科目に置き換えて読んでみてください。


①自分と「敵」の力量を見極める

自分と「敵」の力量を見極める

「己を知り、彼を知れば百戦殆うからず」
孫子の兵法にあるように、自分と相手の力量を見極めることが戦いにおいては重要です。

大学受験では、「何をすれば志望校の受験で点数を取れるのか」をきちんと把握する必要があります

私自身、現役時代は漠然と勉強したために失敗しました。

高3になっても、数1A、数2B、数3の問題集を、薄く広く勉強していたのです。

しかし秋ごろ、第一志望校の過去問を見て唖然とします。

「この大学の数学の問題、ほとんど数3だ…」

センター試験では数1A・数2Bの広い勉強も重要ですが、二次試験では「傾向に沿った厚い勉強」が必要だったのです。

浪人生活が始まり、最初にこの点を反省し、過去問研究に手をつけました。

「この問題は青チャートの基礎例題に類題がある」
「この問題はユニークだから数字を代入して実験しなければならない」
などを調べ、
どのテキストを選ぶべきか、
そのテキストのどこを重点的にやるべきか、
自分の今のレベルはどれくらいか…
すべてを見直しました。

志望校と自分のレベルを詳しく把握していない方は、まずは過去問をじっくりと研究する時間をつくることをおすすめします(予備校に通っている方は、詳しい講師やスタッフにしっかり相談しましょう)。


②傾向と対策(定石・セオリー)を学ぶ

傾向と対策(定石・セオリー)を学ぶ

基本知識ばかりを集める勉強をしていませんか?

別の言い方をすると、数学であれば、「定理や公式は覚えているけど、問題の解き方までは覚えていない」といった状態になっていませんか?

現役時代の私自身が、そんな状態でした。

「数学は基本的な定理だけ覚えておけばよい」
「試験本番では、問題に合わせて定理をパズルのように組み立てて、その場のひらめきで解く」
というスタンスをとっていました。

しかしこのやり方では高得点は取れません。

基本知識は、もちろん重要です。

しかし大学受験においては、基本知識だけではなく、
「その知識を利用すると、どんな問題をどのように解けるのか」
まで覚える必要があります

これができないのは、定跡を知らずに将棋を指すようなものです。

序盤の陣形を整えるだけで時間と体力を浪費して、中盤考える体力を失うようなものです。

受験勉強は、定跡も含めて覚えることを決心しました。

具体的には、
○大学への数学シリーズ:定跡を覚える(インプット)
○チャートシリーズ:問題を解く(アウトプット)
というふうに、二種類のテキストを用意しました。

インプット用テキストは、ペンを持たずにパラパラ読みます。
アウトプット用テキストでは、1問15分くらいに定めてノートに問題を解きます。

これを繰り返すとより効率よく問題を消化できるので、ぜひ試してみてください。


③時間を区切って勉強する

時間を区切って勉強する

最後にスケジュールの話をします。

「浪人生は一日○○時間勉強しなければならない」
そんな意見をよく聞きますよね。

しかし一日の勉強時間を定めるだけでは不十分です。

本当に考えるべきは、「どの科目を一日何時間やるか」という、科目ごとの時間配分です。

私の浪人時代のスケジュールを紹介します。

【浪人開始直後、3月~4月の一日のノルマ(合計7時間)】

  1. 数学3:60分(解法インプット)
  2. 数学3:60分(演習アウトプット)
  3. 英語:長文演習60分
  4. 化学:演習60分
  5. 物理:演習60分
  6. 数学・科学の歴史に関する読書:30分×2(昼と夜に分散)
  7. 英語版のWikipediaで興味のある記事を読む:30分×2(昼と夜に分散)

※1コマ最大60分とし、異なる科目の勉強の間は必ず15分間の休憩を取り、勉強以外のことをして過ごしていました
※読書や英語のWikipediaは、受験勉強そのものというよりは、勉強のモチベーションを上げるために時間をとってやっていました

このように、一日にやるべきことをリストアップします

私の場合、どの順番でやるか、どこで昼食・夕食をとるかなどは日によって適当に変えていました。

睡眠不足だと結局どこかで計画が破綻しますので、睡眠はしっかりとりましょう

「60分で区切ったら勉強の質は落ちないのか?」
と疑問に思うかもしれません。

確かにぶっ続けで勉強したいと思うことは何度もありました。

しかし時間を60分くらいに区切ることが大事です。

それは、時間に追われる感覚を身につけるためです

これは浪人生あるあるなのですが、浪人生は4~6月はのんびりしてしまいがちです。

「まだ本番まで時間がある」と油断しているのです(私の現役時代と同じです)。

しかし、
「もう60分たったのか」
「ぜんぜん進まないじゃん!」
と、日頃から時間を気にしていれば、のんびりする時間がないことに気づくことができます。

大学生になってからも、社会人になってからも、勉強は必要です。

60分で集中して勉強するというのは一生役にたつスキルですので、身につけて損はないと思います

では、計画はどのように立てるべきでしょうか。

はじめは大雑把に計画を立てましょう。

やっているうちに、
「数学の過去問研究の時間がもっとほしい」
「英文法も30分だけやるか」
などと必要な勉強がわかってくるので、その都度足していきましょう。


勉強方法を改めてみてどうだった?

勉強方法を改めてみてどうだった?

気まぐれな勉強方法を治して勉強した結果、成績が安定するようになりました

ただし偉そうに言えるほど大団円ではありませんでした。

はじめに思い描いたほどうまくはいかないものです。

電磁気学がわからなくて泣いたし、
5教科が必要な国立大学を目指す心は折れかけたし、
二次試験対策ばかりした結果、センター試験はボロボロでした。

二次試験本番前も、かなり不安に駆られました。

しかしそれでも、
「やるべきことはやっているから大丈夫」
「あとは天命にまかせるのみ」

そう腹をくくることができました。

そして、現役時代に落ちた大学に合格することができました。

自分が勉強し続けられたことは自分が一番よく知っており、自信になっていました

だからこそ、不安もありつつ、自信を持って二次試験に臨むことができたのだと思います。


一年を振り返って最も大変だったことは?

一年を振り返って最も大変だったことは?

何と言っても、勉強を続けることが大変でした

勉強の計画は、大雑把なものであれ、綿密なものであれ、ある程度は誰でも立てられます。

しかしいざやってみるとうまくいかないことばかりです。

眠気に襲われて英文が読めないこともありました。

そんなときは、公園を歩きながら英文をぶつぶつ音読しました。

ストレスにさいなまれ集中できないときもありました。

そんなときは、ノートに「大学に行きたい理由」を書きなぐり、再度決意を固めました。

どんなに不細工な姿でも決めたことは実行しました。

立てた計画通り勉強すること。
言うは易く行うは難し。
これが何よりも難しいのです。


モチベーションを保つためにしたことは?

モチベーションを保つためにしたことは?

モチベーションが下がると、形だけ計画的に勉強できたとしても、頭に残りません。

モチベーション管理も大事なのでその方法をいくつか紹介します

①散歩しよう

浪人生にとって、散歩は大切です。

歩くだけで頭が整理され、簡単にリフレッシュできます。

また、生活リズムを整える上でも散歩は重要です。

浪人生は運動不足になりがちですし、日の光を浴びる習慣も減ります。

すると夜眠れなくなり、生活リズムがくるってしまいます。

運動不足を解消し、かつ太陽光で体内時計を整えるという意味でも散歩することは大切です。

②勉強を忘れる時間をつくろう

息抜きも大切です。

私は勉強と勉強の合間にかならず15分休憩を作っていました。

その間に漫画を読んだり、ギターを弾いたりして息抜きをしました。

勉強のことを忘れられる時間を少しだけ作ることは重要です。

ただし、中毒性の高いものは危険です。

スマホゲームなどは危険ですよね。

スマホは一日のノルマをこなすまでは機内モードにしておくことをお勧めします。

③勉強に遊びを入れよう

また、勉強に遊びを入れることも重要です。

例えば英語の勉強について考えましょう。

受験英語では長文を読むときは、一文一文丁寧に解釈しなければなりません。

何より、読んでいて楽しくないものばかりです(少なくとも私にとってはそうでした)。

こんな調子では、モチベーションが下がるばかりです。

そこで私は、英語のWikipediaを読むことにしました。

例えば化学の勉強で覚えた元素を一つ一つ英語で読んでいくと、受験化学では得られない豆知識などを覚えられますし、化学特有の言葉遣いにもなれることができます。

これで英語も化学も同時に勉強できるわけです。

そのお得感が私は好きでした。

後で知りましたが、Simple English Wikipediaというサイトがあります。

これはかなり簡単な構造の英文で書かれたWikipediaです。

多読教材にお勧めですので、ぜひ使ってみてください。

④日記を書こう

受験中に日記をつけることをお勧めします。

その日勉強したその成果をどれくらい書き出せるのかを計ることができます。

そのときの心情を吐露するのもいいでしょう。

もやもやした気持ちを文章にするとそれだけで少ししすっきりしますよ。


アルバイトとの両立はどうだった?

最後に…浪人することのメリットとは?

私は受験勉強しながらアルバイトもしていたので、両立には苦労しました

私の選んだアルバイトはコンビニの店員です。

「コンビニの店員がやりたい!」という動機ではなく、「すぐに採用されそうだから」という理由での応募でした。

週3日・1日4時間くらいで働くつもりだったのですが、何度もヘルプに入るように頼まれ、8時間勤務になったり、週5日勤務になったりしていました。

店長やお客さんに怒られることも珍しくありません。

そんな環境で過ごすうちに、勉強できるメンタルではなくなってしまいました

このままではまずいと考え、私は店長に「家庭の事情で、早朝しか働けなくなった」とウソをつきました。

早朝は店長は出勤していないので、がみがみ怒られたり、ヘルプに入ってほしいと頼まれることはなくなりました。

早朝は礼儀正しいお客さんが多かったので、接客のストレスは激減しました。

また、早朝勤務は朝6時からだったので、朝方の生活リズムを整えるのにも最適でした

個人的には、勉強時間が少なくなること、ストレスを抱える可能性があることから、浪人生にアルバイトはお勧めできません。

しかし私のように「お金が必要」な場合、
勉強以外の環境で気持ちを切り替えたい場合、
生活リズムを整えるためにアルバイトを利用したい場合は、
人間関係や労働時間におけるストレスが少ない環境を選ぶことをおすすめします

キズキ共育塾の事例としては、

  • スーパーの品出し
  • (体を動かしたい場合は)ダンボールの解体
  • (やや)高級なカフェのスタッフ
  • 残業のない職場
  • 毎日入らなくてもよい職場
  • 1日5時間以内ですむ仕事
  • 午前中だけのシフト

などが、浪人生活との両立に向いているようです。


最後に…浪人することのメリットとは?

最後に…浪人することのメリットとは?

いかがだったでしょうか?

浪人は、したからといって成績が伸びる保証はないし、モチベーションが持続する保証もありません。

大きな不安を抱いてしまう気持ちは、私も経験からよくわかります。

しかし、そうした不安を乗り越えて得られる成功体験は大きいです。

そして何より、大学生になっても社会になっても役に立つ勉強法が身につきます

私は、浪人して自分を見つめ直せてよかったと思っています。

さて、私は「お金がないから」という理由で自宅浪人でしたが、結果から見るとそれでも大丈夫でした。

特に自宅浪人を考えている人には、僕の体験談を参考にしてもらえればと思います。

とは言え、同じ自宅浪人でも、人によって状況によって、もっと違う方法が向いている人もいるでしょう。

また、予備校に通った方が効率的に勉強ができる人もいると思います。

試行錯誤しつつ、あなたなりの浪人成功法が見つかるよう祈っています。

最後に、私たちキズキ共育塾は、不登校・引きこもり・多浪などのお悩みを抱える方のための個別指導塾です。

ご相談いただければ、あなたのための勉強法・生活スタイルを一緒に考えることができます

ご相談は無料ですので、少しでも気になるようでしたら、お気軽にお問い合わせください。

【キズキ共育塾へのご相談】
キズキ共育塾トップページ
 不登校・中退・ひきこもり・再受験など、
 もう一度勉強したい人の個別指導塾
お問い合わせフォーム
○お電話:0120-501-858(電話受付日時:火〜金曜日の10時〜20時、土曜日の10時〜18時)。