不登校状態にある人が昼間から通える学習塾 塾選びのポイントを解説
私たちキズキ共育塾は、不登校状態にある人のための、完全1対1の個別指導塾です。
生徒さんひとりひとりに合わせた学習面・生活面・メンタル面のサポートを行なっています。進路/勉強/受験/生活などについての無料相談もできますので、お気軽にご連絡ください。
目次
不登校状態にあるお子さんが昼間から利用できる学習塾はあります

結論からお伝えすると、午前中や昼間などから通える学習塾はあります。
学習塾といえば放課後の時間帯に開講するイメージをお持ちかもしれません。
しかし、学校が授業をおこなっている時間に利用できる場所もあり、生徒さんは、通いやすい時間帯に授業を受けることが可能です。
昼間に開講している学習塾には、不登校状態にある生徒さんが通っていることも少なくありません。
なかには、勉強の遅れや体の不調など、さまざまな状況に配慮しながら授業を展開してくれる学習塾もあります。
例えば、キズキ共育塾では、曜日や校舎によって異なりますが、朝の10時や昼の12時から授業を受けられます。
不登校を経験している生徒さんも多くいますが、約92%が新たな進路を見つけるまで継続して利用しています。
不登校とは?
不登校とは、なんらかの心理的な要因や交友関係や家庭環境を含む社会的な背景などが複雑に絡み合った結果、長期間にわたって登校しない、または登校したくてもできないでいる状態のことです。
不登校という状態は、文部科学省によって以下のように定義されています。
何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しないあるいはしたくともできない状況にあるために年間30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由による者をのぞいたもの
(参考:文部科学省「不登校の現状に関する認識」)
不登校の現状

文部科学省の発表によると、2022年度の小・中学校の在籍児童生徒数は944万2083人です。そのうち、不登校状態の生徒数は29万9048人で、在籍児童生徒数の約3.17%を占めています。(参考:文部科学省「令和4年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」)
また、小・中学校の不登校児童生徒数は年々増加しており、2012年度は11万2689人だったのに対し、2022年度は29万9048人と、3倍に迫る勢いで増えています。(参考:文部科学省「平成 24 年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」について」)
特に、新型コロナウイルスが流行した2020年度は19万6127人、2021年度は24万4940人と、2019年度の18万1272人から急激に増加しており、小・中学校の不登校生徒数は増え続けているのです。
一方、高等学校の2022年度の在籍者数は296万3517人です。そのうち、不登校状態の生徒数は6万575人で在籍者数の約2.04%を占めています。
お子さんが不登校になることは、決して珍しいことや恥じることでもありません。
不登校という経験を乗り越えることで、強みに変えて社会で活躍している人はたくさんいます。
これからの成長につながる大切な瞬間でもあるので、不登校に理解のある場所の知見を頼りながら、少しずつ前に進んでいきましょう。
不登校状態にある人の3つの学習課題
この章では、不登校状態にある人が抱えやすい学習課題について解説します。
課題①勉強の遅れが生じやすい

しばらく学校に通っていなかったり家庭学習をしていない場合は、同級生と比べて学習が遅れている可能性があります。
この場合、周囲との学力の差から勉強についていけず、やる気や自信を失うかもしれません。
しかし、コツコツと勉強を続けていくことで、同学年の人の学力に追いつくこと、追い越すことは十分に可能です。そのため、焦らなくても大丈夫です。
まずは今は自分の学力レベルを把握し、そのレベルに合った勉強から始めるようにしましょう。
課題②学習習慣を身につけるまで時間がかかる
しばらく勉強をしていない場合は、学習習慣が身についていない可能性があります。そのため、まずは学習習慣を身につけることが大切です。
しかし、無理に勉強を継続しても、過度なストレスや負担がかかるかもしれません。
学習習慣を身につけるためには、以下の2点が重要になります。
- 最初は無理のないスケジュールを組み、少しずつ学習頻度を増やす
- 勉強の楽しさや目的を見つけることで、自発的に学ぶ姿勢を身につける
自分に合った学習時間や楽しめる工夫を探しながら、少しずつ学習習慣を身につけていきましょう。
課題③相談できる人がいない

不登校状態にあるときは友達や先生など周囲に頼れる人がおらず、悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
頼れる人がいない場合、行き詰ったときの解決策が見出せません。
壁にぶつかったときに「できないのは自分だけだ」と自分を過小評価する可能性もあります。
せっかく学習意欲や生活習慣改善の気持ちが沸いてきても、自信をなくしては、もったいないですよね。
週に1〜2日でもいいので、勉強をサポートしてくれる場所に通うことが大切です。
最初は難しいと感じていたことも、適切なサポートを受けていれば、徐々にできるようになります。
不登校状態にある人にオススメな学習塾の特徴
この章では、不登校状態にある人にオススメな学習塾の特徴について解説します。
特徴①個人の学習レベルにあわせた授業を展開している

不登校状態にある生徒さんは、同学年の人たちに比べると学習が遅れている可能性があります。
同学年の人たちと同じ授業を受けても、授業内容が理解できず、学力が身に付かないかもしれません。
生徒さん一人ひとりのレベルにあわせた学習カリキュラムを組んでいる学習塾であれば、遅れを取り戻すことは十分に可能です。
入塾する前に、どのようにカリキュラムを組んでいるのか聞いてみましょう。
特徴②不登校を経験している講師が多い
不登校を経験した講師を積極的に採用している学習塾があります。そういった学習塾であれば、学習の方法だけでなく心のケアや悩みの相談など、さまざまなサポートを受けられるでしょう。
例えば、キズキ共育塾には、不登校やひきこもりを経験した講師がたくさん在籍しています。
自身の経験から教えられる学習のノウハウや、同じ経験をしたからこそ共有できる気持ちもあるでしょう。
WEBサイトや校舎の壁に講師のプロフィールを記載している場合があるので、チェックしてみてください。
特徴③柔軟に対応してくれる

不登校状態にあるお子さんのなかには、朝起きることが苦手な人や体調をよく崩す人もいるのではないでしょうか?
欠席をしても無料で振替授業をしてくれる学習塾があるので、安心してください。入塾前に、欠席時の対応や振替可能な期間を確認しておくようにしましょう。
また、講師との相性もお子さんのメンタルや通塾の継続に影響します。講師の変更が可能かどうかも、事前に確認しておくといいでしょう。
特徴④昼間でも授業を受けられる
不登校状態にあるお子さんのなかには、昼間の過ごし方を迷っている人もいるのではないでしょうか?
昼間から授業を受けられる学習塾であれば、昼間の時間の有効活用ができます。
朝が苦手なお子さんは、昼以降の授業を選択してみるといいでしょう。
昼間に学習塾を利用する7つのメリット
この章では、昼間に学習塾を利用するメリットについて解説します。
メリット①学習の遅れを取り返せる可能性がある

どんな時間でもコツコツと学習を積み重ねていくことで、同学年の学習レベルに追いつける可能性は十分にあります。
そのため、長いあいだ勉強をしておらず、学力に不安がある人も安心してください。
例えばキズキ共育塾では、たくさんの不登校状態にある生徒さんが通っています。基礎レベルから学び、慶応義塾大学や青山学院大学などの、有名大学に進学した生徒さんもたくさんいます。
学習カリキュラムを一人ひとりにあわせて作成している学習塾であれば、コツコツと学力を伸ばしていけるでしょう。
メリット②学習習慣が定着しやすい
定期的に勉強をしていない人でも、時間を問わず通塾を通して少しずつ学習習慣を身につけていけます。
なかには「しばらく勉強していなかったから不安」「勉強で疲れてしまいそう」と不安を感じてる人もいるかもしれません。
不登校状態にある子どもに対応できる学習塾では、まずは生徒一人ひとりの歩幅に合わせ、慣れに応じて学習頻度やレベルを上げていくことが多いです。
そのなかで少しずつ勉強の楽しさに気づき、積極的に学ぶ姿勢が身についていく生徒さんもたくさんいます。
「勉強に不安はあるけど、もう一度頑張ってみたい」と思っている人には、最適な環境でしょう。
メリット③生活習慣を整えるきっかけになる

昼間の通塾が、生活習慣の改善につながるケースもあります。
通学していないと、どうしても起きる時間が遅くなっている人もいるかもしれません。夜眠るのが遅く、頭がぼんやりしている人もいるでしょう。
生活習慣が乱れたままだと、将来、進路先の環境に適応できない可能性があります。
昼間に授業の予定をいれたり、予習・復習の予定をいれることで、少しずつ生活習慣を整えていけます。
メリット④自信がつく
昼間から通塾することで、得られる達成感はたくさんあります。
勉強面での目標をクリアしていくだけではなく、「朝、決まった時間に起きれた」「会話への抵抗がなくなった」といった、生活習慣やコミュニケーションの変化を実感する人もいます。
小さな達成感の積み重ねは、「挑戦してみればできる」「うまくいかないときがあっても大丈夫」という自信につながります。
メリット⑤必要に応じてサポートが受けられる

不登校状態にある子どもに対応できる学習塾では、メンタル面や生活面など、幅広いサポートを受けられます。
例えば、キズキ共育塾が行っているサポートは、生徒さんの学びなおしだけではありません。
お子さんの様子がいつもと違ったら、きちんと話を聞く時間を設けています。お子さんへのサポートだけではなく、保護者の相談に対応している学習塾もあります。
そのため、お子さんの普段の様子に心配を抱えている親御さんも、ひとりで悩まなくて大丈夫です。
メリット⑥通塾の時間帯の自由度が高い
ほとんどの学習塾は放課後の時間帯から夜にかけて開講しますが、不登校対応をしている学習塾は午前中に通うこともできます。
夜間の通塾を負担に感じる人は、朝やお昼過ぎなど、自分に合った時間に通塾できます。
午前中に通いたいけど朝が不安という人は、まずは遅い時間帯の授業を選択し、途中で授業時間の変更をお願いしてもいいでしょう。
授業時間の変更の可否は、学習塾によってことなります。不安な人は、入塾前にスタッフに相談してみてください。
メリット⑦通塾日数が在籍している学校の出席日数に換算される可能性がある

小学生・中学生の場合、在籍する学校の校長が認めた場合、キズキ共育塾の授業への出席が学校への出席として認められることがあります。
公立の小学校・中学校では、原則として出席日数に関係なく進級・卒業ができます。また、私立の小学校・中学校の場合は、不登校に伴う退学や留年もあり得ますが、公立に転校すれ進級も卒業も可能です。
しかし、出席日数が少ないことは、中学受験や高校受験で重要な内申点に影響を及ぼすことがあります。通塾が、学校への出席として認定されれば、こうした影響を少なくすることができるでしょう。
不登校状態にある人が昼間から利用できる学習支援機関3選
この章では、不登校状態にある人が昼間から利用できる学習支援機関について解説します。
支援機関①個別指導塾

集団指導塾では、授業中に質問をしづらかったり、同級生の学力と比べて落ち込む可能性があります。
一方で個別指導塾は、ひとりの生徒さんをひとりの講師が担当するため、分からないことや不安なことがあってもすぐに相談できます。
そのため、より着実に学力を伸ばしていきやすい環境といえます。
また、自宅から出る機会が少ない人には、外出を増やすきっかけにもなります。
定期的に通塾できるか不安な人は、こちらでも紹介するオンライン塾に切り替え可能かを確認しておきましょう。
- 個別指導塾が向いてる人
- 自分に合ったペースで学んでいきたい人
- 分からないことを質問できる環境がいい人
- 外出する機会を増やしたい人
支援機関②オンライン塾
通える範囲に学習塾がない人や、通塾に体力的・時間的負担を感じる人もいるかもしれません。
オンライン塾であれば、ビデオ通話を利用して好きな場所から授業を受けられます。
カメラを通じて会話をするため、対面が苦手な人にもオススメ。人と顔を合わせるのは避けたい場合は、カメラをオフにして受講することも可能です。
しかし、ネット環境が悪いとお互いの言葉がうまく聞き取れない場合があります。利用前に、ご自宅のネット環境を確認しておくようにしましょう。
- オンライン塾が向いてる人
- 通塾に困難を感じている人
- 対面でのコミュニケーションが苦手な人
- ネット環境が整っている人
支援機関③家庭教師

通塾が難しくても対面で受講したいという人には、家庭教師がオススメです。
講師が自宅に来て教えてくれるので、自宅にいながら学習習慣を身につけたり、人との接点を増やす機会になるでしょう。
オンライン塾のようにネット環境を気にする必要がなく、講師と円滑なコミュニケーションがとれます。
親御さんも、不安があればその場で講師に相談できるため、安心です。
- 家庭教師が向いてる人
- 自宅で学習したい人
- 分からない箇所や心配事を確認したい人
- 講師と親で連携をとりたい人
昼間に通える学習塾選びで確認すべき6つのポイント
入塾するうえで大切なことは、通い続けることです。なぜなら、講師やスタッフとの信頼関係の構築や、学力向上には、継続が欠かせないからです。
この章では、お子さんが通い続けやすい学習塾を見つけるために、確認すべきポイントについて解説します。
ポイント①立地場所

実際に通塾をする場合、通い続けやすい学習塾かどうかを判断するためには、まず学習塾の場所を確認するようにしましょう。
公共の交通機関を利用する場合は、通塾時間だけでなく時刻や本数もチェックしておくことが大切。
近くても利用しやすい時間帯に乗車できないと、かえって通塾に時間がかかるためです。
あわせて、バス停や駅からの距離も確認しておきましょう。
親御さんが送り迎えをする場合は、自宅や職場から通いやすい範囲にあるかを確認しておくことが大切です。
ポイント②欠席した際の対応
定期的に通塾できるかどうか不安なお子さんや、体調不良になりやすいお子さんもいるでしょう。
欠席が続くと、お子さん自身も「せっかく受講料を払ってもらっているのに」と罪悪感をおぼえるかもしれません。
そのため、欠席したときの対応を確認しておくことがオススメです。学習塾によっては、無料で授業を振り替えてくれます。
ポイント③オンライン授業の有無

不登校状態にあるお子さんのなかには、授業は受けたいが外出が負担に感じる人もいるでしょう。
朝起きられず、電車やバスに間に合わないケースもあるかもしれません。
通塾に不安がある人は、同じ授業時間にオンラインで授業をしてくれる学習塾だと安心です。
Zoomなどのビデオ通話ツールを利用することが一般的。画面が大きいパソコンでの受講が望ましいですが、持っていない場合はスマホからの受講も可能です。
オンライン授業では、音声や映像が途切れることがあります。そのため、事前に自宅のネット環境を確認しておきましょう。
ポイント④講師の知識・経験
通塾の継続を左右する大きな要因のひとつが、講師の存在です。
不登校状態にあるお子さんを受け入れている学習塾は、講師の知識や経験を大切にしています。
なぜなら、学習面だけではなく、心理的なサポートや日常生活での相談にも対応できるからです。
経験豊富な講師は、学習の進め方だけでなく、モチベーションを引き出したり、不安や心配事もしっかりケアしてくれます。
不登校に理解のある講師が在籍しているかどうかを確認しておきましょう。
ポイント⑤親御さんも相談できる環境

お子さんが不登校状態にあるとき、親御さんもひとりで心配事や悩みを抱えてしまうのではないでしょうか?
親御さんがイライラしていたり不安がっていると、お子さんにも心理的負担がかかってしまうことがあります。
親御さんへの相談にも対応している学習塾を選んで、ひとりで悩みごとを抱えないようにしましょう。
家庭での対応方法を学ぶと、子どもの心のケアや学習のモチベーション向上につなげやすくなります。
それだけでなく、学習塾と協力体制を築いていくことで、お子さんをより効率的にサポートできるようになります。
ポイント⑥個別カリキュラムの有無
生徒さん一人ひとりに合わせた個別カリキュラムのメリットは、現状に合わせた授業を展開しながら、より確実に目標達成を目指した学習ができることです。
少しずつ学力を伸ばせる環境であれば、学習への意欲や自信がわきやすく、通塾が楽しくなるはずです。
個別指導塾のようにマンツーマンで教えている学習塾は、個人に合わせた学習カリキュラムを提供していることが一般的。
しかし、コースは学習塾によって異なります。希望のコースがあるか、もしくは複数のコースがあり途中で変更可能か、確認しておきましょう。
以下の点を確認しておくことがオススメです。
- 全科目選択する必要があるのか選択式か
- 学習習慣づけのコースと受験対応のコースの両方があるか
補足:体験授業

実際に通うことではじめてわかることも多いものです。
特に不登校状態にある人の場合、「継続しやすい環境かどうか」はしっかりと確認したいポイントです。
また、比較対象があるとあなたに適した条件が明確になるため、いくつかの学習塾に体験に是非行ってみることをオススメします。
不登校状態にある人の学習塾の体験談
この章では、不登校状態にある生徒さんによる、キズキ共育塾での体験談を紹介します。
みなさんの参考になれば幸いです。
体験談①昼夜逆転生活から、立教大学に合格

私は高校に行けなくなったあと、昼夜逆転生活を送っていました。
長いあいだ高校に行っていなかったので、行き直すハードルの高さを感じて、高校を中退。
昼夜逆転生活がイヤになってきた頃、キズキ共育塾を見つけました。
授業はとても面白く、18歳になる年に高認を取得。その後は受験勉強に挑み、第一志望の立教大学に合格しました。
体験談②不登校だった息子、「本音」を話せる場所との出逢い
息子は新型インフルエンザに罹ったことがきっかけで高校に通えなくなりました。
行き詰まりを感じていたある日、息子から「キズキ共育塾に通いたい」と言われました。
息子が授業の感想を話してくれるようになり、充実した時間を過ごしていることが伝わりました。
講師は息子の気質を理解してくれたようで、自分の本音や悩みを話せる居場所になっていたと思います。
体験談③熱心な講師のサポートで、諦めず学習を継続

受験への挑戦と自分の居場所探しのために、ある集団塾に通っていました。
しかし、クラスには馴染めず、授業にもついていけませんでした。
キズキ共育塾に通い始めた頃も、本当にこれでよかったのか不安でした。
ですがキズキ共育塾は、そんな僕の気持ちを尊重してくれました。雑談など、通いやすくなるように工夫してくれたんです。
これまで腫物に触るような態度ばかり取られていましたが、講師はいたって普通に接してくれました。
僕があきらめずに通い続けられたのは、先生が楽しみながら勉強をさせてくれたからだと思います。
不登校で悩んでいる親御さんができる5つの対応
この章では、不登校で悩んでいる親御さんができる対応について解説します。
対応①命令はしない

お子さんに「勉強しなさい」「学習塾に行きなさい」と言ったことはありませんか?
そのとき、実際にお子さんは積極的に机に向かうようになったでしょうか?
人は命令されればされるほど、やる気を失います。
そのため、「勉強しなさい」「宿題は終わったの?」と声を掛けるのはやめましょう。
代わりに、小さな行動の変化を認め、褒め、まずは見守ることがオススメです。
お子さんが勉強から遠ざかっているときは、「何かあった?」と寄り添ってみましょう。
勉強するように説得するのではなく、不安やモヤモヤに耳を傾けるだけで十分です。
お子さんの気持ちがすっきりして、学習に集中しやすくなるでしょう。
対応②子どもを無条件に信じてみる
お子さんが学習塾をお休みしたり、勉強から遠ざかっていたりすると「やっぱり無理かも」「勉強は向いてないんだろうな」と思うかもしれません。
しかし、結果は今すぐに判断できるものではないのです。
さらに、お子さんの一番近くにいる親御さんが否定的な目を向けていると、言葉にせずともお子さんには伝わります。
そうなるとお子さんは、周囲の人から信用されていないと思い、自己否定に陥る可能性もあります。
まずは、新しい日々の過ごし方にゆっくり慣れていくことが大切です。ときには疲れて、休息が必要になることもあります。
焦らずに長い目で見守りましょう。そのうえで、お子さんが気になっているものがあればサポートしてください。
親御さんができるサポート
- お子さんが勉強に集中しやすい環境をつくる
- お子さんの目標に「無理だ」と言わずに、応援する
- お子さんが不安や悩みを抱えているときは、相談にのる
- 大学の説明会やオープンキャンパスに一緒に行く
- 通塾にかかる費用を負担する
対応③勉強しやすい環境を整える

お子さんにとって、家は家族とのコミュニケーションの場だけでなく、予習復習や宿題をする場です。
せっかく入塾をしたあと、自宅で勉強しようと思っていても、雑音などで集中がさまたげられ、やる気が消える場合もあるかもしれません。
そのため、勉強中はテレビの音を小さくしたり、集中している時間は話しかけないように気をつけるなどの配慮をしましょう。
ご家族の理解や寄り添いは、お子さんの成長にもっとも大切です。
対応④不安や弱音を否定しない
お子さんが「やっぱり勉強はできないかも」「通塾がしんどい」と、不安や弱音を吐くことがあるかもしれません。
そんなとき、「まだ始まったばかりだよ」「頑張れ!」と前向きな言葉を返すと、お子さんの気持ちを否定することにつながり、「親に分かってもらえない」「話を聞いてもらえない」と感じる場合があります。
お子さんが不安や弱音を吐いたときは、本音を打ち明けてくれている瞬間です。
まずは話を聞き、「どうしてそう思うの?」「何かあった?」と、不安や弱音の背景を深掘りしていきましょう。
もし、お子さんがなかなか理由を話さないときは、ひとまずそっとしておくことも大切です。
お子さんの気持ちに整理がついておらず、うまく話せない状態の可能性があるからです。
対応⑤頼れる環境を見つける

周囲に不登校に理解のある人がおらず、ひとりで悩んでいる親御さんも多いのではないでしょうか?
ひとりで解決しようとすると気持ちが煮詰まってしまい、お子さんに寄り添おうとしていたはずが、ついきつく当たりたくなることもあるかもしれません。
同じ状況を経験している親御さんの集まりや、不登校状態の生徒さんを受け入れている学習塾など、頼れる場所を探してみてください。
親御さんひとりで頑張らなくても大丈夫です。周囲の人と連携を取りながらお子さんをサポートしていきましょう。
まとめ ~不登校でお悩みのときは、相談してください~

昼間から、不登校状態にある生徒さんを受け入れている学習塾はあります。
不登校状態にある人の学習塾選びにおいて最も大切なことは、不登校状態への理解があるかこと、そして自分に合った個別対応をしてくれる環境であることです。
不登校状態にある場合、お子さんも親御さんも悩みを抱え込みがちだと思います。
しかし、まずはどんな内容でもいいので、相談してみてほしいです。
このコラムが、不登校状態にあるあなたに合った学習塾選びの参考となれば幸いです。
私たちキズキ共育塾では、さまざまな相談を無料で行っています。ぜひお気兼ねなく、お気軽にお問い合わせください。
Q&A よくある質問