中学校で不登校になっても進学できる?受け入れ可能な高校を紹介します

2017年4月13日 木曜日 投稿

キズキ共育塾スタッフの宮野唯です。
中学校で不登校になると、ご本人も保護者さまも、
「受け入れてくれる高校がなくなってしまうのではないか」
「内申点が低いと高校に行けないのではないか」
と、中学卒業後の進路について不安でいっぱいではないでしょうか。

ですが、中学校までの義務教育と違い、高校では進路の幅が大きく広がります。今回は、具体的にどのような進路(受け入れ先)があるのか、以下のようにまとめました。ご参考になれば幸いです。

・4つの進学先…私立高校、通信制高校、定時制高校(単位制高校) 、チャレンジスクール
・2つの選択肢…高認取得、海外留学

中学不登校の方を受け入れている高校4種類

中学校で不登校になってしまったけれど、高校ではもう一度学校生活を楽しみたいという方へ、内申点を問われない私立高校について、通学で自由度の高い通信制高校について、授業時間に多様性のある定時制高校(単位制高校)・チャレンジスクールについて、それぞれご紹介します。

中学不登校の方を受け入れている高校
①私立高校

特に全日制高校に進学したい場合、私立高校は有力な選択肢です。

公立高校の場合、入学の審査では、入学試験の点数だけでなく中学校の内申点も考慮されます。そのため、中学校で不登校になっていた方の場合、(学校にもよりますが)特に全日制の公立高校への進学は難しいです。

それに対して、私立高校の一般受験は入学試験の点数のみで合否が決まることがほとんどなので、中学で不登校になっていて内申点が取れていなくてもほぼ悪影響がありません。

また、私立高校は受験科目数が公立高校よりも少ないこともあるので、その場合は比較的短期間で受験対策ができます。例えば、国語・数学・英語の3科目で受験できる私立高校は数多くあります。

そうした私立高校には、中学校で不登校になっていても、3教科の対策勉強さえ適切にすれば受験・入学ができるのです。

キズキ共育塾の生徒さんの中でも、中学不登校状態から半年程度の対策で私立高校に合格した方は数多くいます。

中学不登校の方を受け入れている高校
②通信制高校

通信制高校とは、郵便やe-mail、オンライン学習サイトなどを用いて勉強ができる高校です。レポート提出、頻度の少ない登校、テストによって高校卒業に必要な単位を取得することができます。

通信制高校の入学試験は、筆記試験ではなく面接や作文だけのところがほとんどです。また、通信制高校は、中学校や高校で不登校になった生徒たちを積極的に受け入れている学校なので、面接で不登校の経験が不利になることはありません。

ただ、通信制高校の大学受験対策は手薄なのが実情です。大学進学を考えている場合は、通信制高校の課題をこなしながら、大学受験に特化した対策勉強を別途行う必要があります。

中学不登校の方を受け入れている高校
③定時制高校(単位制高校)

定時制高校は、もともとは夜の時間帯に授業を行い、3~4年間で卒業する学校のことでした。「夜学(やがく)」や「夜間高校」という言い方に覚えがある方もいるのではないでしょうか。

ですが、最近では午前中や昼間にも授業を実施する学校が増えてきています。午前中と夜間など、コースを組み合わせて授業を受ければ3年間で卒業が可能な高校もあります。

学校により様々なのでお調べすることをおすすめしますが、漢検をはじめとする各種検定や後でご紹介する高認試験の単位が卒業単位に換算されることがあります。

定時制高校(単位制高校)は、通信制高校と比べて、教師やクラスメイトと接する機会が多いという特徴があります。定時制高校(単位制高校)と通信制高校のどちらに進学するか迷ったとき、一つの判断基準になるでしょう。

定時制高校(単位制高校)は、不登校経験者、全日制高校からの転入生、社会人など、あらゆる人を受け入れているので、自分と雰囲気が合うかどうか、事前に見学してみることをおすすめします。

中学不登校の方を受け入れている高校
④チャレンジスクール

チャレンジスクールとは、中学校や高校で不登校や中退を経験した生徒のための、単位制で定時制の都立高校です。

入学試験に筆記試験はなく、面接と作文、志願申告書などで審査されます。公立高校でありながら、内申点(調査書)は審査されません。

授業は午前、午後、夜間の3部に分かれており、自分の生活リズムに合わせて勉強する時間を選ぶことができます。また、都立高校なので、一般的な私立高校と比べると学費を抑えられるというメリットもあります。

こちらも、一般の定時制高校(単位制高校)と同じく、様々な事情で全日制高校に通えなかった生徒を受け入れています。学校の雰囲気が合わないという方も中にはいらっしゃるかもしれません。まずは学校見学をしてみて、自分が通うイメージが持てるか確かめてみることをおすすめします。

チャレンジスクールは東京都にあるため、東京から遠くにお住まいの場合は現実的な選択肢ではないかもしれません。ですが、今後都内へ引っ越す可能性がある場合には、覚えておくと、入学・転校の選択肢になると思います。

【番外編】高校に進学しない2つの選択肢

番外編として、キズキ共育塾の生徒さんにも見られる、高校に進学しない、または通信制高校などに通いながら利用できる選択肢をご紹介します。

進学しない選択肢
①高等学校卒業程度認定試験

高等学校卒業程度認定試験(高卒認定、高認)とは、いろいろな理由で高校を卒業しなかった方たち、高校に進学しなかった方たちの学力を測るためのテストです。試験に合格すると、高校卒業者と同じかそれ以上の学力があると認定され、高校を卒業しなくても、大学、短大、専門学校の受験が可能になります。

高認試験は、以下のような方にオススメです。

1.大学や短大、専門学校への進学意思が明確な方
高認試験は、自分が16歳になる年度から受験できます。「大学や短大、専門学校に進学することを決めているから」と意思が固まっている方にとって、高認試験は最短の道のりになることがあります。高認の取得後の勉強は、受験のための内容に集中できるということです。

2.中学校でしっかり勉強していた、中学レベルの勉強内容に自信のある方
高認試験の内容は基礎的なもので、合格点は100点中40点です。しかも回答は選択形式なので、中学校でしっかり勉強をしていた方、自分で勉強する習慣のある方であれば、比較的容易に合格することが可能です。

進学しない選択肢
②(短期の)海外留学

キズキ共育塾の生徒さんにも、高校の留学制度を利用したり、個人で申し込みをしたりして、短期間で海外留学をしている方がいます。

不登校からいきなり長期留学を始めるのは現実的に難しいかもしれませんが、短期の語学留学などでサポートがしっかりしていれば、比較的行きやすいのでしょう。

「海外に行ったことで視野が広がった」と悩みが小さくなって帰国する人もいます。そうすると、不登校が解消したり、本格的な留学に向けて勉強したりと、「次」の展開が見えてくる場合もあります。

キズキ共育塾は、高校受験だけでなく、その後もサポートします

キズキ共育塾では、中学で不登校になったお子さまの高校受験やその先の大学受験、高認試験のサポートを行っています。

学校に行きにくくなり、学校ではテストだけを受けつつ、キズキ共育塾で今までの復習や受験に向けて勉強をしている生徒さんもいました。中学までと違い、高校からは、自分に合う環境を選ぶことができます。

キズキ共育塾では、受け入れ可能な進学先を一緒に探したり、どんな進学先が向いているのかを一緒に考えたりと、勉強以外のことについても話せます。

中学校で不登校になり、進路に不安をお持ちでしたら、一度お気軽にご相談ください

<※紹介した生徒さんの事例は、記事の趣旨を損なわない範囲で、個人の特定ができないように一部事実を変更しています。>
<※文中の写真は、全てイメージです。>

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