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通信制高校からの大学進学は不利? 実際の進学率と対策・オススメ高校を解説

2021年3月30日 火曜日 投稿

最新更新日時:2021年6月3日

こんにちは、発達障害や不登校・中退などのお子さんを勉強・メンタルの両面から完全個別指導で応援するキズキ共育塾です。

通信制高校って大学進学には不利なのですか?

いろいろな事情で通信制高校を検討しているご家庭にとって、大学進学への道がどうなのか、心配になりますよね。
今回は通信制高校からの、大学進学というルートについて詳しく解説します。

最初にお伝えしておきます。

通信制高校に進んだからといって、大学進学で不利になるということはありません。

しかし、通信制高校から大学に行くためには、きちんとした対策が必要です。
それは通信制高校からの進学率にも現れています。

では通信制高校からの大学進学率はどうなのか、どのような対策が必要なのか。
これらもできるだけ詳しく解説していきます。

*この記事でわかること*

  • 通信制高校から大学進学は不利なのか
  • 通信制高校からの大学進学率
  • 合格を勝ち取るポイントとオススメの通信制高校

記事全体はボリュームがありますので、目次から気になるところへスキップしてご覧ください。

通信制高校から大学進学は不利なのか

早速ですが、結論です。
通信制高校からの大学進学は、不利ではありません。

でも全日制の進学校と比べたらやっぱり不利なのでは?

確かに、難関大学への合格者を多数出している進学校で学ぶ生徒と比べると、学習内容で不利と言えるかもしれません。
ですがそれは、「通信制だから」不利というわけではなく、「進学校じゃない、普通の全日制高校」でも同じでしょう。

つまり「通信制かどうか」ではなく「学習の中身」を考えることが大切です。
それぞれの通信制高校のカリキュラムをふまえ、足りない面は学校以外で補うようにすれば、大学進学も十分に目指すことができます。

大学入試において、単に「通信制高校出身だから」というだけで評点マイナス、といったことはありません。
後ほど大学進学のしくみについても詳しく解説します。

大学進学の際に出身高校は合否に関係しない?

もう少しだけ、「出身・在籍高校」の大学への影響について掘り下げていきます。

出身・在籍高校は大学の合否に全く関係しないということでしょうか?

出身・在籍高校によって大学側の選別があったりするのか、気になりますよね。
ここはしっかり確認しておきましょう。

まず基本的には、出身・在籍高校名が直接的に合否に影響を与えることはありません

ただし、指定校推薦、というものがあります。

これは、「大学側が指定した高校の生徒」のみが出願できる選抜方法です。
生徒は校長先生の推薦をもらって、出願します。

逆に言うと、「自分の学校に指定校推薦の枠が来なければ、この方法では出願できない」ということになります。
ここは在籍高校が直接的に大学進学に影響する部分、と言えそうです。

私立大学は指定校推薦の枠も比較的大きくなっていますので、これがあるかないかで多少影響が出ることは、予備知識として押さえておくとよいでしょう。

通信制高校からの大学進学率は?

それでは、実際の大学進学実績を教えてください。
大学進学のしくみがわかったところで、通信制高校からの大学進学率について見てみましょう。

文部科学省の「令和2年度 学校基本調査」によれば、高等学校卒業後の進学状況は次のとおり。

*令和2年度 高等学校卒業後の状況調査*

 大学等進学率専門学校進学率
全日制・定時制55.8%16.9%
通信制17.6%23.3%

⇒引用:政府統計ポータル「学校基本調査」

全日制・定時制の大学等進学率が5割を超えているのに対して、通信制の大学等進学率は「17%」とやや低い結果になっています。

そして、通信制高校の専門学校への進学率は23%ほどで、残りは公共職業能力開発施設や就職(自営業やアルバイト含む)などもあります。

ですが、実はそれらのどこにも属さない「その他(進学も就職もしていない)」というものがあるのです。
この「その他」が通信制高校の場合、32.3%と高い比率になっているのが大きな特徴です。

ちなみに全日制・定時制高校の「その他」は4.6%ほどです。
ここに大きな開きがあると言えます。

なぜ通信制高校からの大学進学率は低いのか

やはり、データを見ると不利なように思われます。

一見不利なように見えますが、ここで注意したいのは、上のデータはあくまでも「卒業者全体」の中の割合であるということです。
「大学を志望した人」の中で、実際に進学した人の割合ではないのです。

そのことも含めて、なぜ通信制高校からの大学進学率が低いのかをまとめました。

*なぜ通信制高校からの大学進学率が低いのか*

  • そもそも大学進学を志望していない
  • 学校や先生との接点が少ない
  • 大学を目指して刺激しあえる友人が少ない
  • 全日制に比べ、学習内容が比較的カンタン

「そもそも、卒業直後に大学進学を志望していない」人は、多数いると思われます。

例えば、次のような人たちです。

  • 心身の状況的に、通信制なら大丈夫だったが、大学に通うとなると厳しい人
  • 高校卒業後にどうしたいか、定まっていない人

もちろん、大学へ進学せずに仕事を始める人もたくさんいることでしょう。

上記残りの3つの項目については、大学を志望したにも関わらず、大学進学に至らなかった理由として挙げられます。

先生や友人など「人との関わり」が少ないこと、学習内容が比較的カンタンなことは、通信制高校全般の傾向でもあります。
ここを早めに認識して対策を取ることが大切です。

では具体的にどんな対策を取ればいいのか。
次からは、通信制高校から大学進学を勝ち取るための4つのポイントについて解説していきます。

通信制高校から大学進学を勝ち取る4つのポイント

4つのポイントとは次のとおりです。

  • 本人のモチベーションが何よりも大切
  • 大学進学のための学習環境を整えている高校を選ぶ
  • 情報に広くアンテナを張る
  • 塾や家庭教師をサポーターとして賢く利用

それぞれ順番に解説していきます。

①本人のモチベーションが何よりも大切

受験する本人が「ここで〇〇を学びたい」「憧れの〇〇大学に行きたい」など、モチベーションを高めることが最も大切な事項です。

大学受験は、本人のモチベーションによるところが非常に大きいです。
そもそも大学とは、「皆が行くべきところ」ではなく、「学びたい人が行くところ」だからです。

もちろん、「学びたいことがなければ大学に行ってはいけない」というわけではありません。

大学進学の理由やモチベーションは、「大学で目標を見つけたい」「素敵なキャンパスライフを送りたい」などでもOKです。

大学のオープンキャンパスに行ったり、先輩の話を聞いたりするのも、具体的なキャンパスライフをイメージしやすいのでオススメです。

その一例として、日本大学通信教育部の動画をご紹介しておきます。

②大学進学のための学習環境を整えている高校を選ぶ

通信制高校で学ぶ内容は、基礎的な内容が多く、比較的容易な傾向が見られます。
そのため、希望する大学の学力試験に対応できない、といったことが起こります。

そこで通信制高校の中でも大学進学への対策をしている高校を選んでみましょう。
後ほど、オススメの通信制高校をリストにしてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

③情報に広くアンテナを張る

前述でお伝えしたとおり、大学入試(選抜)の方法は多様です。
様々な選択肢の中から、自分にあった方法を選べるのは嬉しい反面、どんな方法があるのかといった情報をしっかりと把握することが大切になります。

そのため、学校の先生や進路指導窓口へは、欠かさず相談をするようにしましょう。
大学進学への対策をしている高校なら、きっと手厚いサポートが期待できると思います。

ですが、通信制高校では登校する日数そのものが少ないため、先生や友人との何気ない接点から情報を得る、という機会が少ないのも事実です。

そのため常に情報にアンテナを張っておくことが不可欠になります。

でも、情報を一人で集めるのはとても大変…。

確かに、大学の選抜方法や募集要項を一から読み込むのは大変でしょう。
そこで、オススメしたいのが次の対策です。

④塾や家庭教師をサポーターとして上手に利用

大学進学向けの塾や家庭教師などをサポーターとして上手に利用しましょう。
これらは、大学受験の実績があるプロです。

塾の形態は、集団や個別指導、そしてオンラインなど様々にあります。
家庭教師の方も、実際に家に来てもらうほか、最近ではオンライン型も増えています。

それぞれに難関大学向け・中堅大学向け・高校の定期テスト対策などの特色がありますので、ぜひ確認してみましょう。
特に、一人一人に寄り添った指導ができる「個別指導型」は人気が高いようです。

塾や家庭教師には、例えば次のようなメリットがあります。

  • 時間が決まっているので生活リズムのアクセントになる
  • 情報収集がしやすくなる
  • 受験のテクニック的なところを教えてくれる
  • 志望する大学に絞った対策ができる

これらの他にも、模試(もし)の利用も考えてみましょう。

模試とは、様々な学習塾が実施する、「大学受験を想定した学力テスト」のことです。

模試を受けることで自分の偏差値(他の受験生と比べたときの自分の学力)がわかりますし、志望大学への合格可能性A〜Eといった判定まで出ます。

模試は、進研模試や河合模試など、いくつかの種類があります。
高校や塾の案内に従って定期的に受けることで、受験への意識が高まるでしょう。

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大学進学体制を整えている通信制高校

ここからは、大学進学コースなどの体制を整えている通信制高校をご紹介します。

その前に、当サイト内のこちらの記事でも、大学進学にオススメの通信制高校をご紹介しています。

ちなみに上のサイトでご紹介している通信制高校は次の6校です。

  • 屋久島おおぞら高等学校
  • 駿台甲府高等学校
  • つくば開成高等学校
  • 中央国際高等学校
  • 第一学院高等学校
  • クラーク記念国際高等学校

ここでは、さらに上記以外のオススメの通信制高校について、ご紹介していきます。

⇒各学校の画像は、学校公式ホームページよりお借りしました。

①ヒューマンキャンパス高等学校

  • エリア:北海道から沖縄まで全国ネット
  • 大学進学サポート:AI大学進学コースあり

通信制高校初の「AI技術」の活用による、生徒一人一人に合った個別カリキュラムで、大学合格への最短ルートを導き出してくれます。

ヒューマンキャンパス高等学校公式ホームページ

②鹿島朝日高等学校

  • エリア:全国すべての都道府県から入学可
  • 大学進学サポート:大学進学コースあり

学習センターが日本各地に300ヶ所以上ある最大級の通信制高校です。
また、インターネットを通じて学ぶこともできます。

鹿島朝日高等学校公式ホームページ

③飛鳥未来高等学校

  • エリア:札幌・仙台・東京・千葉・横浜・名古屋・大阪・奈良本校・広島・福岡
  • 大学進学サポート:大学受験を目指す進学コース(キャンパスによる異なる)

進路決定率が93.4%(2019年3月卒業生実績)と非常に高い通信制高校です。
学校法人三幸学園グループ内の東京未来大学・小田原短期大学・様々な専門学校へ優先的に進学できます。

飛鳥未来高等学校公式ホームページ

④鹿島学園高等学校

  • エリア:22の都府県から入学可(本拠地は茨城県鹿嶋市)
  • 大学進学サポート:大学進学コースあり

鹿島学園では、全日制と通信制が併設されています。
全日制は難関大学への進学実績が多数で、その教育が通信制にも活かされています。

鹿島学園高等学校公式ホームページ

⑤目黒日本大学高等学校

  • エリア:東京・神奈川・埼玉・千葉・群馬・茨城・栃木・山梨から出願可
  • 大学進学サポート:スタンダードコース進学クラス

こちらも全日制と通信制の併設校です(本拠地は東京都目黒区)。
日本大学付属校の全生徒が受ける「基礎学力到達度テスト」の結果によっては、日本大学へ進学することができます

目黒日本大学高等学校公式ホームページ

⑥松陰高等学校

  • エリア:19の都府県に学習センターあり(本拠地は山口県)
  • 大学進学サポート:進学(大学・短大・専門学校)コースあり

寺子屋式少人数の授業で、大学進学をバックアップする通信制高校です。
「総合型選抜」「学校推薦型選抜」の対策を強化しているのも特徴です。

松陰高等学校公式ホームページ

⑦一ツ葉高等学校

  • エリア:東京・千葉・横浜・福岡・熊本
  • 大学進学サポート:大学進学コース・アメリカ大学進学コース

早稲田大学に8年連続合格など、難関大学への合格実績が多数あります。
また、大学受験を知り尽くした講師による少人数指導には定評があります。

一ツ葉高等学校公式ホームページ

まとめ:通信制高校からでも大学進学で不利にはなりません

ここまで、通信制高校から大学進学というルートについて、詳しく解説してきました。

繰り返しになりますが、単に「通信制高校出身」という理由だけで大学進学に不利になることはありません。
文科省の通知にも、「特定の属性による差別的な取扱いが行われないように」とちゃんと記載されています。

通信制高校から大学進学するための対策として、今回は4つのポイントをお伝えしました。

  • 本人のモチベーションが何よりも大切
  • 大学進学への対策をしている高校を選ぶ
  • 情報に広くアンテナを張る
  • 塾や家庭教師をサポーターとして賢く利用

自分の学力を知るためには、模試の利用も意識していきましょう。


私たち『キズキ共育塾』は、通信制高校での勉強をサポートする個別指導塾です。

不登校・中退など、様々な事情を持つ方が目標に向かって勉強をしています。

通信制高校からの受験対策に

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  • 一人ひとりの悩みに寄り添う
  • 挫折経験を乗り越えた講師達
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通信制高校では自宅学習がメインとなるため、どうしても孤立しやすいと思います。

もし、勉強に不安がある場合は、お気軽に私たちキズキ共育塾までお問い合わせください。

⇒参考資料
文部科学省「大学・大学院入学資格について」
文部科学省「平成33年度大学入学者選抜実施要項の見直しに係る予告の改正について(通知)」
河合塾Kei-Net「大学入試の基礎知識」

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