大学中退しても大丈夫?大学中退後の進路や就職先について紹介
こんにちは。お悩みを抱える人たちのための完全個別指導塾・キズキ共育塾です。
大学を中退しようと思っていても、中退した後のことを考えると不安ですよね。
大学を中退することは、前後のしっかりした検討や行動があれば、人生において必ずしも不利な話ではありません。
この記事を参考にして、大学中退すべきかを見極めるとともに、大学中退後にどんな進路があるのかを確認して行動しましょう。
この記事を読めば、大学を中退するかを判断できて、きっと素晴らしい人生が歩めます。
目次
大学中退する人の現状は?
①大学中退する割合は年間で「2.65%」
やや古いデータですが、大学中退者の人数は、文部科学省が2014年に行った調査で、1年間に7万9,311人という結果が出ています。(文部科学省※PDF「学生の中途退学や休学等の状況について」)
当時の全大学生数が299万1,573人なので、1年間に2.65%の大学生が中退しているのです。
単純計算では、「同じ学年の大学生は、4年間で約10%が中退している」ということになります。
また、休学者は6万7,654人おり、全大学生の2.3%が休学をしていることになるのです。
②大学中退する人の理由
ご紹介した文部科学省の調査で、大学中退の理由として多いものを、以下の表にまとめました。
- 経済的理由:20.4%
- 進路変更:15.4%/li>
- 学業不振:14.5%/li>
経済的に厳しい状況になって中退する人が多いようです。
また、いろいろな事情で学業がおろそかになったり進路変更したりして中退する人もいると示されています。
1年間に大学中退する人は約8万人もいて、理由も人それぞれです。
大学中退「そのもの」はそれほど珍しいことではなく、必要以上に不安にならなくてもよい、ということを表しています。
大学中退後の進路の選択肢は?
続いて、大学中退後の進路について紹介します。
大学中退を決断する前に、進路についてよく考えてみましょう。
進路①フリーターになる
大学中退後の選択肢として、一番とりやすい選択肢が、フリーターになることです。
なぜなら、正規雇用よりもアルバイトの方がすぐに採用される可能性が高く、たくさんの企業やお店が人手を求めているからです。
フリーターになると、生活費を稼ぎながら、自分がやりたい他のことにも挑戦できます。
また、「社会との接点を保つ」という重要な効果もあります。
まだしっかりと進路が決まっていない場合は、中退後はいったんフリーターになるという選択肢があることを覚えておきましょう。
進路②就職活動を行う
大学を中退しても高卒の資格はあるため、高卒として就職活動ができます。
応募に当たって大学卒業の資格が必要な企業は珍しくないので、募集要項をよく確認しましょう。
ただ、ベンチャー企業やNPO法人など、現在は「学歴は不問で、人柄・能力・カルチャーフィットなどを重視する会社・団体」もあります。そういう求人を探してみてはいかがでしょうか。
高卒として公務員試験を受けることも可能です。
どんな就職先にいくとしても、自分だけの思い込みで動くのではなく、頼れる人や専門家の人に積極的に相談しながら進めるのがおすすめです。
なお、高卒認定で大学に進学した人は、大学中退後の正式な学歴は「中卒」になるため、「高卒以上」が必要な求人には応募できません。
ただし、高卒認定を高卒とみなす企業や団体もありますので、変に悲観せずに、気になるようならそれぞれの企業・団体などに確認してみましょう。
進路③起業する
大学中退後に、起業するという選択肢もあります。
起業には、学歴は関係ありません。
しかし、失敗すると借金を背負う可能性があるなどのリスクはあります。
ですので、覚悟を決めて、目標や目的をしっかり持って挑みましょう。
自分のことをよく知っている信頼できる人などに相談することもオススメします。
進路④他の学校に通う
今の大学・学部が合わないという理由で中退するなら、他の学校に通い直すという選択肢もあります。
自分が興味のある分野の学校に通い直すのは、有効な手段です。
大学中退の理由が環境を変えたいだけであれば、同じ分野で違う学校に通うことも選択肢の1つでしょう。
他の学校に通って、心機一転がんばってみてもいいですね。
他の学校に通い直すにあたっては、コラム「宅浪は絶対失敗する?経験者が語る、宅浪成功のための勉強・生活方法」もご参考にご覧ください。
進路⑤資格を取るため勉強する
大学中退後、資格をとるために勉強するという選択肢もあります。
取りたい資格があったり、今後のために必要な資格があったりする場合は、大学中退をいい機会と考えて、しっかりと勉強・取得しましょう。
需要のある資格を取ることができれば、就職にも有利になります。
資格をとるのであれば、専門学校に通い直すのも有効な手段です。
進路⑥スキルをつけてフリーランスになる
スキルを身につければ、フリーランス(自営業)で生きていくこともできます(スキルは、前項で紹介した「資格」とも一部重複します)。
スキルを身につけるためには、独学で勉強する場合もあれば、アルバイトなどで実践的に身につける場合もあれば、セミナーや塾に通うこともあります。
しかし、セミナーや塾の中は詐欺に近いものもあります。
入会を自分だけで判断せず、頼れる人に相談しましょう。
フリーターと掛け合わせて、生活費を賄いながらフリーランスを目指す方法もあります。
進路⑦ちょっと休憩する
大学生活や中退の理由となったことで疲れきっていたら、ちょっと休憩しましょう。
長い人生、休憩が必要なこともあります。
ただし、自分一人で休憩していると、休憩から抜け出すきっかけを見失うかもしれません。
カウンセリングなどで、専門家の力もしっかり借りましょう。
大学中退したときのキャリアの考え方
いざ大学中退するとなると、キャリアが不安になりますよね。
ここでは、知人のキャリアアドバイザーから聞いた、大学中退したときのキャリアの考え方についてご紹介します。
①長期的な視点で仕事を選ぼう
大学中退をした場合、慌ただしく就職活動を進めるケースも多いかもしれません。
そうすると、自分に合った仕事・やりたいと思える仕事を見つけるよりも、「就職しやすさ」を軸に仕事を選ぶことにもつながります。
しかし、キャリアを積み上げたり、自分に合う仕事を見つけたりするためには、「長期的な視点」を持って仕事選びをすることが重要です。
「就職してからその業界が合わないとわかって、すぐに転職する」「就職したけれど、自分に合っていなくてつらい」となるのは、できれば避けたいところでしょう。
焦りを感じることもあるかもしれませんが、落ち着いて、長い目で仕事選びをすることを意識しましょう。
②今後やっていきたいことを考えよう
大学中退後に専念することや今後の方針が決まっていない場合は、今後やっていきたいことを考えましょう。
目標を見つけることで、大学中退から前に進めます。
見つける方法としては、自分が何をしているときが幸せか考えるのが一番いいでしょう。
また、ある程度のお金は、生きるために必要です。
ですので、お金を稼ぐ方法も考えましょう。
自分の好きなことや幸せなことを考えると、例えば、「人と接することが好きなら接客業をしてみる」や「人が笑顔になるのが好きならエンタメ系の仕事を探してみる」などといった方法が見つかると思います。
やりたいことが見つからない場合は、逆にやりたくないことを決めるという手段もあります。
例えば「朝起きるのが苦手なら出勤時間が遅い仕事を探す」や「そもそも通勤したくないなら在宅でできる仕事を探す」などが挙げられます。
やりたくないことを決めて、今後、それをやらずに済む方法を考えましょう。
大学中退が不本意だった場合は、同じことを繰り返さないように、大学選びのときとは異なる視点を持つことも重要です。
③どうしても決められないときは、いったんアルバイトをしよう!
「大学中退後に専念することがどうしても決められない」
「目標があってもすぐに踏み出すことが難しい」
そのような場合は、いったんアルバイトをすることをおすすめします。
これは、親の金銭的支援がある場合(お金に困っていない場合)も同じです。
お金が最低限稼げることと、社会との接点を保てることで精神的に追い詰められないからです。
そして、アルバイト以外の行動も同時にしていくのをおすすめします。
自分の目標や夢がある人は、それに近づくための行動が必要です。
夢や目標がない場合も、今後の「生き方」を探すための行動を起こしましょう。
ただしもちろん、心身の不調などで中退する場合は、アルバイトではなく休養(または医師などの許可の範囲でのアルバイト)が必要です。
④大学中退する前に本当に辞めるべきか見極めよう
ここまでご紹介したように、大学中退後には様々な進路があります。ですが、何よりもまずは、「本当に大学を中退するべきか」をしっかり考えることが大切です。
あなたが大学中退を考えている理由・原因は、「誰かに相談してみたら、なんとかなる・解決する」ことかもしれません。
最終的には自分で決めることになりますが、後悔しないように、頼れる人や専門家に相談することも忘れないでください。
大学中退するメリットは?
ここまでは、大学中退した後の選択肢とキャリアの考え方について紹介しました。
しかし、大学を中退する前に、大学中退のメリットを知っておく必要があります。
ここでは、大学中退するメリットについて紹介します。
メリット①今の環境を変えることができる
大学中退すれば、環境を変えられます。
環境を変えないとつらい、やりたいことがやれないという状況の人には、メリットになります。
メリット②世界が広がる
大学中退すると、世界が広がります。
中退するまでは、「大学生としての」や「大学卒業後の」生き方・選択肢が見えています。
しかし、中退すると、それまでと異なる生き方・選択肢がたくさん出てきます。
それまで知らなかった生き方や選択肢を見ることができるので、大学中退すると世界が広がるのです。
メリット③新しく行動することが怖くなくなる
大学中退すると、新しく行動することへの怖さが減ります。
新しい行動には、不安や恐怖という感情が伴いがちです。
しかし、大学中退で「新しい行動も、意外とどうってことない」ということがわかるので、今後、他の新しい行動も積極的に起こせるようになります。
大学中退するデメリットは?
続いて、大学中退するデメリットについて紹介します。
デメリット①大学卒業の資格が取れない
当たり前ですが、大学中退すると、大学卒業の資格が取れません。
大学卒業の資格がないと、一部の企業に就職できないというデメリットがあります。
特に大企業は、応募条件で大卒が必須なことは珍しくありません。
ただし先述のとおり、高卒としての就職は可能ですし、学歴以外を重視する職場ももちろんあります。
また、どうしても大卒資格が必要になった場合には、時間はかかりますが、働きながら大学に再入学して卒業するいう手段もあります。
デメリット②何もしない期間ができてる可能性がある
大学中退後に、何もしない期間ができる可能性があります。
何も行動を起こさない期間がずっと続くと、無気力になり人生がつまらなくなる危険性があります。
何もしない期間は、極力なくすことがおすすめです。
しっかりと行動することで、生きがいを感じて楽しくなるでしょう。
しかし、人によっては、休むことも必要です。
自分の状態を考えながら、ずっと無気力な状態が続かないようにしていきましょう。
大学中退後に就活を成功させるためのポイント
大学中退後に就職を目指すなら、成功させたいですよね?
この章では、大学中退後の就活を成功させるためのポイントをご紹介します。
ポイント①就職活動をするなら面接対策は必須!〜回答例つき!〜
就職活動の中で、採用する企業側は面接を重要視します。
大学中退という経歴だと、ほぼ確実に「なぜ中退したのか」を聞かれるでしょう。
ここでは、知人のキャリアアドバイザーから聞いた、面接対策のポイントをお話しします。
大学中退の理由は、「未来の話」で完結させることが大切です。
なぜ中退したのか理由をしっかり伝え、反省している点があればその旨を伝えて、これからどうしていきたいのかを伝えましょう。
大学中退があなたにとって挫折だとしても、面接の場では、話す内容や話し方次第で「挫折から立ち上がった人」というよい印象を与えるチャンスに変わります。
また、「親の介護」、「自分の病気」、「経済的理由」などの理由は、一般的には不利になりません。
ちなみに一例ではありますが、大学中退からの就職活動にあたっては、以下のような説明方法があります。
■経済的な理由で大学を中退した場合
経済的な理由で大学を中退した場合は、正直に理由を伝えましょう。
面接担当者も理解をしてくれます。
そして、「経済的な理由で中退しました」と言うだけではなく、前述のとおり、「大学中退を強みに変える」ことを忘れずに、一言つけ加えましょう。
例えば、「経済的な理由で中退を選びました。同級生よりも早く社会経験を得られることもあり、チャンスだと思っています」のように説明に工夫をするだけでも、印象は大きく変わります。
■「学業不振」「大学が合わない」といった中退の場合
「大学の授業についていけない」「他に熱中することがあって単位を落とした」というた場合は、中退をきっかけに気づいたことや感じたこと、今取り組んでいることや、これからやりたいことを交えて説明しましょう。
例えば、次のような感じです。
「私は将来のことを深く考えずに大学に入学しました。
それが原因で、大学の講義についていけず、中退を選びました。
そのとき、将来のことや、目指す大学のことをしっかり知るべきだったと反省しました。
今回の就職活動では、その失敗を活かし、自分にできることを洗い出し、働きたい会社を深く調べることに注力しています。
その結果、御社にとても興味を持ったため、志望しています。
御社の業務において、現在の私には○○が不足していることがあると感じているため、今はその勉強をしています。」
このように、過去を教訓に、今取り組んでいることを交えることで、説明にも説得力が生まれます。
以上のように、「過去を活かして成長できる」ことが伝われば、大学中退は面接でも大きな強みに変えられます。
面接では、あなたの「現在と将来性」を重視している企業がほとんどです。
面接の時間を設けるということは、その企業もあなたに興味を持っているということなので、気負わずに対策されることをおすすめします。
もし、「なんとなくやめた」など、うまく理由を伝えられない場合は、次項「就職支援サービス」に相談するなどしつつ、伝え方を考えましょう。
ポイント②就職支援サービスを利用しよう
大学中退後の就職活動は、一人で行わなくても大丈夫です。
現在は、公民問わず、様々な就職支援サービスがあります。
就職支援サービスを利用することで、専門家の人が就職の支援をしてくれます。
■公的な相談窓口を利用する
各自治体には、就職活動を支援する窓口があります。
全国に拠点がある「ハローワーク」などは、誰でも利用しやすい施設としてご存じの方も多いかもしれません。
ハローワークでは、相談員のサポートを受けつつ、就職先を見つけることができます。また、状況によっては、職業訓練の紹介を受けることも可能です。
地域関係なく利用できるメリットがあるため、自宅近くで職場を見つけたいといった方にはおすすめです。
詳細については、お住まいの地域のハローワークにお問い合わせください。
補足:
「仕事探し」にあたっては、「ハローワークだけを利用する」のはオススメしません。ハローワークに求人を出していない会社・団体も多いためです。
■人材紹介サービスを利用する
求人サイトなどに掲載されている募集の他にも、民間企業が運営する人材紹介サービスにも求人募集があります。
大手の人材サービス企業をはじめ、大学中退の経験を活かせる方を対象にした人材紹介サービスもあります。
あなたの経験、性格、行きたい業界などを正直に伝えることで、会社を紹介してくれたり、履歴書の書き方や面接の受け方を支援してくれます。
これらの支援は「無料」で対応をしてくれることが多いので、「何から手を付けていいかわからない」といった方にはおすすめです。
検索サイトで「人材紹介」、「就職支援」といった言葉で調べると、多数のサービスが出てきます。
専門家の支援は、非常に心強いものになるはずです。
すぐに就職活動ではなく、まずは職業訓練を受けるという方法もあります。
就職支援サービスを活用するということも、ぜひ頭の中に入れておいてくださいね。
ポイント③友人・知人などから就職先を紹介してもらおう
就職先は、友人、知人、家族、親戚などから紹介してもらうという方法もあります。
頼れそうな人にはどんどん頼りましょう。
もちろん審査はあるでしょうが、あなたのことが友人などを通じてある程度伝わっていれば、「一般的な就活」よりも楽に就職できる場合もあります。
友人などに、今の状況や就職したい職種を伝えておくと、紹介に繋がりやすいです。
ポイント④スキルアップしよう
大学中退後の就職は、スキルアップで有利になることもあります。
例えば、プログラミング学習ソフトでプログラミングを学んでおくとエンジニアになりやすいというイメージです。
肩書きや資格よりもスキル(=即戦力)を求める企業もあります。
どんどんスキルアップして、就職活動でアピールできる素材を増やしましょう。
ポイント⑤具体的な将来像をイメージしよう
就職活動を成功させるためには、その企業・団体で働く具体的な将来像をイメージしましょう。
具体的な将来像がイメージできていると、エントリーシートに書くことや面接で話す内容なども考えやすくなります。
「志望動機なんてないよ。生活のためだけだよ」と思うかもしれません。ですが、企業側にとっては、たくさんいる応募者から採用を決めるためには、具体的な話ができる人の方を採用したくなるのです。
具体的な将来像をイメージして、就職活動に臨みましょう。
もちろんこれも一人で考える必要はなく、就職支援サービスの人に相談したりしましょう。
大学中退を経験した著名人
大学中退を経験した著名人は、数多くいます。
彼らは大学中退をネガティブには捉えず、「自分がやりたいことをするチャンス」として、その経験を活かしてきました。
最後にそんな著名人の中から、一例をご紹介します。
一人で悩みを抱える前に、彼らの考え方に一度触れてみるのもよいかもしれません。
「ビッグネームすぎて参考にならないよ…」と思わずに、気楽に構えてご覧ください。
①スティーブ・ジョブズ
今や誰もが知るAppleの創設者、スティーブ・ジョブズも大学中退を経験しています。
ジョブズは、アメリカのリード大学で学生生活をスタートしますが、自分が興味のない必修科目を履修することに疑問を感じました。
「労働者階級の家庭には学費があまりに高いこと」、そして「両親が一生をかけて貯めた学費を、意味のない教育に使うことに罪悪感を抱いた」という理由で、大学に半年間通って悩んだ後に、大学を中退します。
そのことは、スタンフォード大学の卒業式でジョブズが行った有名なスピーチでも触れられています。
「大学を中退しなければ、カリグラフィーの授業には出会えなかっただろう」という一言も、とても印象的です。
参考:「『ハングリーであれ。愚か者であれ』 ジョブズ氏スピーチ全訳」日本経済新聞
②マーク・ザッカーバーグ
日本国内でも約2,600万人が利用しているSNSである「Facebook」。
共同創業者であるマーク・ザッカーバーグは、ハーバード大学在籍中の2005年にFacebookを立ち上げ、その後1年間の休学を経て退学をしています。
大学の授業以外に、自分が熱中すること、そして仲間に出会ったことで、Facebookを立ち上げていく一連の流れは、大学中退という言葉のネガティブな部分を吹き飛ばすパワーに溢れています。
その様子は、マーク・ザッカーバーグらを題材とした映画、「ソーシャル・ネットワーク」でも描かれています。
【ソーシャル・ネットワーク – 予告編】
YouTube
③ジェームズ・キャメロン
映画をあまり観ない方も、ジェームズ・キャメロンの名前は聞いたことがあるのではないでしょうか。
「ターミネーター」や「タイタニック」、「アバター」など、世界的なヒット映画を生み出している映画監督です。
入学して2年後に中退を決意した彼は、その後すぐに結婚し、トラックの運転手として働くことを選びます。
しかし、映画「スターウォーズ」と出会ったことで、彼の映画に対する興味と熱は加速し、仕事を辞めて映画制作に没頭するようになります。
「大学を中退したからスターウォーズと出会った」わけではないのですが、結果として、大学中退から成功をおさめています。
ジェームズ・キャメロンがどのようにしてチャンスを掴んだのか、その道程を知ることで、現状から新しい一歩を踏み出すヒントを得られるかもしれません。
参考:『ジェームズ・キャメロン映画と人生―ドリーム・アラウド』1998、愛育社、クリストファー ハード著、比嘉世津子翻訳
④メグ・ライアン
数々の映画賞にノミネートされた経験を持つ女優、メグ・ライアンも大学中退を経験した一人です。
ニューヨーク大学在学中にコマーシャルへの出演を始めた彼女は、卒業間近だったにも関わらず、大学を中退しました。
それは、自分が女優として生きていくための決意の表れだったと言われています。
大学中退という経験を、自分の飛躍のきっかけにする。
今の彼女の成功を考えると、それを見事に体現した人と言えるのではないでしょうか。
【Meg Ryan interview – Parkinson – BBC】
YouTube
まとめ
今回は、大学中退について紹介しました。
事情は人それぞれですが、大学中退にデメリットがあることは事実です。
しかし、大学中退したことによって、人生が終わるというわけではありません。
悩んでいるのなら、大学を中退する道もあるでしょう。
大学中退後に楽しく生活している人も、全く珍しくありません。
周りの人や専門家も頼りつつ、大学中退とその後の進路について考えていきましょう。
この記事を参考に、あなたが人生としっかり向き合って自分が納得できる決断ができるようになったなら幸いです。
さて、私たちキズキ共育塾は、お悩みを抱える方々のための個別指導塾です。
生徒さんの中には、大学中退から再受験を目指す方や、大学に在籍しながら別の大学を目指す方なども多くいらっしゃいます。
大学を中退しようか悩んでいる、中退後にどうすればいいのか迷っているなどのお悩みがあるようでしたら、ぜひ一度ご相談ください。
ご相談は無料です。また、保護者さまだけでのご相談も可能です。
合わせて人気のページ