勉強しない中学生に親ができる対応 勉強しない理由を解説
こんにちは。生徒さんの勉強とメンタルを完全個別指導でサポートする完全個別指導塾・キズキ共育塾です。
このコラムをご覧になっているあなたは、以下のような悩みを抱えているのではないでしょうか?
- うちの中学生の子どもが勉強しない…どうしたらいいの?
- どうすれば、勉強するようになる?
親御さんはなんとかして子どもに勉強させようと、学習塾に通わせたり、通信教材を試したりと、さまざまな苦労をしているかと思います。
お子さんが勉強しないのは、今の勉強方法が合っていないのかもしれません。
このコラムでは、中学生が勉強しない理由や親ができる対応などについて解説します。あわせて、勉強しない中学生への支援事例を紹介します。
このコラムが、お子さんの可能性を広げることはもちろん、中学生のお子さんの勉強について悩む親御さんの助けとなりましたら幸いです。
私たちキズキ共育塾は、勉強しない中学生のための、完全1対1の個別指導塾です。
生徒さんひとりひとりに合わせた学習面・生活面・メンタル面のサポートを行なっています。進路/勉強/受験/生活などについての無料相談もできますので、お気軽にご連絡ください。
目次
中学生が勉強しない3つの理由
この章では、中学生が勉強しない理由について解説します。
まずは、お子さんがどのような状態にあるかを知るのが大切です。お子さんが勉強していないなと感じる場合は、参考にしてください。
理由①モチベーションが上がらない
まず考えられる理由は、モチベーションが上がらないことです。
勉強へのモチベーションを持つことができないと、お子さんはどんどん勉強のやる気を失います。
モチベーションが上がらないのは、以下のような気持ちがあるからだと考えられます。
- 勉強がどんなふうに自分のためになるのかわからない
- 勉強したっていいことなんてない
- 勉強しても何も変わらない
これらの気持ちは、勉強に対する興味が低いことによって生まれていることが多いのです。
理由②忙しくて勉強する時間がない
勉強以外のことで忙しいお子さんは、勉強する時間がとれないことで、勉強しない状態になっていることが少なくありません。
特に中学生の場合は、部活動で忙しくなることが多く、学校が始まる前の朝練や放課後の練習、学校がない休日の練習など、多くの時間を部活動に割くことになります。
また、部活動に入っていないお子さんであっても、習い事や趣味などに没頭するあまり、勉強の時間がとれないこともあるでしょう。
さらに、部活動などでは疲労もたまるため、部活が終わったあとに時間があったとしても、疲れから勉強に取り組めない場合もあります。
こういった状況が続くことで、勉強をしないことが日常となり、必然的に勉強ができなくなっていくのです。
理由③勉強以外の悩みがある
中学生は心身ともに成長の途中であるため、学業や友人関係など、さまざまな悩みが増えやすい傾向にあります。
そして、親御さんとのコミュニケーションが不足するなど、心のより所が少なくなると、それらの悩みが複雑化する場合があります。
悩みが複雑化すればするほど、勉強が手につかなくなり、どんどん心を閉ざすといった悪循環にもなりかねません。
またコミュニケーション不足は、親御さんの期待とお子さんの目標とのずれにも繋がり、勉強に対するモチベーションの低下を招くこともあります。
いくら自分の子どもであったとしても、思春期のお子さんとのコミュニケーションに難しさを感じるかもしれません。しかし、お子さんが勉強に前向きに取り組むためには、親御さんとのコミュニケーションが欠かせないのです。
勉強しない中学生に親ができる4つの対応
勉強しない中学生のお子さんに対しては、どのように接したらよいかわからず、親御さんもお悩みかと思います。
この章では、勉強しない中学生に親ができる対応について解説します。
対応①学習環境を整える
お子さんがなかなか勉強に取り組んでいないと感じる場合、学習に適した環境を準備できているかを見直してみましょう。
見直すポイントは以下の6点です。
- 体に合う机と椅子を用意できているか
- 机の上は教材以外のもので散乱していないか
- 快適な室温や湿度を保てているか
- 勉強に適した照明を用意できているか
- 周りに騒音はないか
- スマホや漫画などを切り離せているか
お子さんにもよりますが、基本的には整理整頓された学習机があると、勉強へのモチベーションが上がる場合が多いです。
また、部屋の照明は、電球色など温かみのある色だとリラックス効果がありますが、集中力を妨げるため、やる気を持続させるためには不向きだと考えられます。
やる気を持続させたい場合は、眠気を軽減させて脳を活性化できるように、明るく青みがかった昼光色の照明がオススメです。
勉強部屋と寝る部屋が同じという場合は、照明の色を調節できるものだと便利かもしれません。
ほかにも、きょうだいなどが騒ぐ音やテレビの音など、騒音はやる気を削ぐ原因になるため、できる限りシャットアウトしましょう。しかし、お子さんによってはある程度の生活音の中で勉強する方が集中力が増し、やる気が出る場合もあります。
なにより、スマートフォンやテレビ、漫画、ゲームなど、身の回りには誘惑がたくさんあります。
お子さんに趣味をやめさせる必要はありませんが、これらの誘惑は勉強する際の集中力を阻害することは明白です。
勉強する時間はスマホを一切触らない、勉強中は親御さんがスマホを預かるなど、お子さん自身がルールを決めるように話し合いましょう。そして、学習机には教材以外のものがない状態を目指してみてください。
お子さんと話し合って、お子さんが勉強しやすい環境を作るとよいでしょう。
対応②学習習慣を身につける
学習習慣は、時々勉強するだけでは身につかず、成績の向上には繋がりません。
勉強をする習慣を身に着けて、定期的に勉強に取り組むことが大切なのです。
定期的に勉強して学んだ内容が定着すると、「自分にも勉強ができる」と思えるようになり自信につながります。そして、勉強のやる気が出る好循環が生まれるのです。
勉強を習慣化するには、あらかじめ勉強する時間や場所を決めておくのがおすすめです。
特定の時間、特定の場所などがスイッチとなるように、毎日同じ場所・時間で勉強をすることで、その時間になったり、その場所に行ったりすることで自然と勉強に取り組めるようになります。
勉強する場所や時間を決める際は、以下のようなシチュエーションがオススメです。
- 通学の電車やバスに乗っている時間を利用する
- 学校から帰る前に図書館に寄って勉強する
- お風呂に入った後に勉強する
- 寝る前に15分だけ勉強する
また、毎日の勉強時間を均等にするのもオススメです。
「ある時は調子が良いので2時間余分に勉強したけど、ある時はやる気が起きなくて30分でやめてしまった」というふうに、その日の調子で勉強時間を決めると、勉強の習慣化が難しくなるためです。
「1日1時間と決めたなら1時間しか勉強しない」と割り切ることで、毎日決まった時間勉強する習慣が身につくのです。
それでも学習習慣が身につかない場合は、学習塾などの第三者の機関を利用することについて、親御さんから提案してみましょう。
対応③お子さんに寄り添う声かけをする
勉強に限らず、どんなことにもやる気が出ない中学生のお子さんの場合、自己肯定感が低い可能性があります。
これまでの経験から勉強によいイメージがなく、以下のような思いを抱えていて、自己肯定感が低くなるのです。
- 勉強したってどうせ自分にはできない
- 自分が勉強できるようになるはずがない
このような気持ちのままでいると、勉強へのやる気を出すのが難しいはずです。
自己肯定感が低く、やる気も不足した状態だと、周りから勉強するように言われたり、勉強の大切さを熱心に伝えられたりしても、心には響かないでしょう。
そのため、お子さんが自己肯定案の低さから勉強に取り組めていない様子があれば、親御さんはまず、お子さんのありのままの状態を受け止めることが大切です。
そして、お子さんが安心感を抱けるよう接することを心掛けてください。例えば、以下のような方法があります。
- できなかったところはそっとしておき、できたことをほめる
- 勉強にはあえて触れず、勉強以外のいいところをほめる
また、お子さんへの声掛けについては、以下のような言葉がけをするとよいでしょう。
- 今日もたくさん頑張ったんだね
- 疲れてるのにえらいね
- この間まで解けなかった問題が解けるようになったんだね
親御さんから否定されることがなく肯定してもらえる、ありのままの自分を受け入れてもらえるという安心感は、中学生のお子さんが親御さんの言葉に耳を傾ける土台になります。
そして、ありのままのお子さんを受け入れた上で、お子さんと一緒に勉強する理由についても考えましょう。
中学生のお子さんが勉強をすることで将来がこう変わる、勉強をするとこんないいことがあるなどと希望を持てると、勉強へのやる気が生まれます。
自己肯定感については、以下のコラムで解説しています。ぜひご覧ください。
対応④成功体験を積む
勉強へのやる気を高めるためには、成功体験を積み重ねることも大切です。
中学生のお子さん自身が「自分はできる」と思えるようになると、勉強への意欲がぐっと高まります。
こちらで解説したとおり、頑張っても勉強ができない経験をたくさんしているお子さんは、自信をなくし、「どうせ自分は勉強ができるようにはならない」と考えて、勉強しなくなることが少なくありません。
勉強で成功体験を積み重ねられれば、勉強だけでなく自分自身そのものに自信がついてきます。そして、いろいろなことが楽しくなり、相乗効果が生まれるのです。
お子さんが成功体験を積むために、親御さんができるサポートは、小さな目標を設定するように促し、1日1日できることを増やしてあげることです。
小さな目標の例
- 英単語を1日に⚪︎個覚える
- 漢字を1日に⚪︎個覚える
- 数学の公式問題を1日に⚪︎個使う
ただし、目標設定は、親御さんが行うのではなく、お子さん自身が行うことが大切です。そのため、「小さなことから始めていこう」とお子さんをサポートする姿勢をもって、お子さんと勉強について話し合うところから始めてみてください。
また、お子さん自身は、小さな目標や少ない勉強量だと、勉強が進んでいる感覚を持てない場合もあります。
お子さんが勉強に手ごたえを感じられていない様子がある場合は、親御さんがこまめに「しっかり進んでるね!」「ここができるようになってるね!」などと声掛けをするように心がけてみてください。
小さな目標をクリアしていくと、その積み上げは大きな成果になります。そして、いずれ大きな目標をも設定しクリアできるようになるはずです。
日ごとにできることが増えていく感覚は、思春期である中学生のお子さんの自己肯定感をぐっと押し上げます。
無力感を断ち切る成功体験は、今後の人生においても大きな希望になるでしょう。
勉強しない中学生への支援事例3選
私たちキズキ共育塾には、さまざまな理由で勉強ができない中学生のサポート実績が豊富にあります。
この章では、勉強しない中学生への支援事例を紹介します。少しでも気になりましたら、ぜひ私たちにご相談ください。
支援事例①狩野綾さん(中学校1年生)の親御さんの声
中学校1年生の娘は、あるときから不登校になりました。
保護者である私に不登校の経験がなく、知識がなかったため正直不安でした。フリースクールに通学できるまで回復しましたが、勉強をしなかったため、将来への不安を抱いていたようです。
キズキ共育塾は不登校の生徒をよく受け入れているということを聞き、子どもの自尊心を傷つけるような指導はしないだろうという安心感がありました。
最初の面談から親身に話を聞いてもらうことができ、本人の苦手なことや要望を伝えやすかったのはとてもよかったです。
他の習い事は続かなかったので、「ここも続かなかったらどうしよう…」と不安だったのですが、今も通い続けられています。子どもも、休まず通っていることが自信につながっているようです。
本人も高校に進学したいという思いがあるため、もう1コマ授業を増やしたいと意欲を見せています。
支援事例②中島 耕太郎さん(中学校1年生)の親御さんの声
中学校1年生の息子は、夜中にゲームして、昼夜逆転の生活を送っていました。
キズキ共育塾に入塾しても勉強する気になるかどうかが不安でしたが、「数学だけは試験を受けてみようかな」という本人の前向きな言葉におどろいています。
本人の趣味や好きなことの話でコミュニケーションをとりながら授業を進めてくれるので、講師への信頼が増しているように感じています。
支援事例③小川 智咲さん(中学校1年生)の親御さんの声
娘は学校を休みがちだったため、だんだんと学校の勉強についていけなくなり、勉強しなくなりました。
子どもに寄り添った授業が受けられそうだと思い、キズキ共育塾に入塾。続けられるか不安でしたが、今は嫌がらずにキズキ共育塾に通っています。
子どもから、「通ってよかった。自分で決めた事はやり通す」という言葉が出るほど、変化が現れています。
まとめ〜勉強しない状況は変わります〜
勉強しない中学生のお子さんの姿を見て、焦ったり不安になったりする親御さんは少なくないでしょう。
しかし、お子さんが勉強しない理由を明確にしたり、お子さんに合う勉強法を見つけたりすることによって、勉強しない状況は変わります。
また、効果的な勉強方法を見つけるために工夫した経験は、この先の人生において科目の勉強以上にお子さんの強みとなるはずです。
お子さんの勉強法は、親御さんやご家庭だけで考える必要はありません。学校への相談はもちろん、学習塾に相談することも大切でしょう。
私たちキズキ共育塾でも、無料相談を行っています。お気軽に御相談くださいね。
キズキ共育塾にも、毎日たくさんの生徒さんが訪れます。はじめは渋々勉強していた生徒さんが、自主的に生き生きと取り組むようになる姿は、とてもうれしいものです。
勉強は、可能性の扉を開く手段の一つです。最適な学習法が見つかれば、お子さんにとって、より幸せな未来につながるでしょう。
お子さんにぴったりの学習法が見つかり、その無限の可能性が開花することを願っています。
Q&A よくある質問