進学校での落ちこぼれ。その原因、克服方法、親の対応を解説
こんにちは。生徒さんの勉強とメンタルをサポートする完全個別指導塾、キズキ共育塾です。
このコラムを読んでいるあなたは、進学校に通うお子さんについて、以下のような悩みを抱えていませんか?
- 進学校の勉強にうちの子だけついていけず、自信を失っているみたい
- このままでは、進学や将来がどうなるのか不安
- 努力しても結果が出ず、転校や志望校変更を考えるべきか迷っている
このコラムでは、子どもが進学校で落ちこぼれていると感じたときに親がとるべき行動や落ちこぼれを克服する方法、親が控えた方が良い行動、進学校で落ちこぼれになる原因、一時的な不調と落ちこぼれの違い、落ちこぼれた際のリスクについて解説します。
あわせて、進学校で落ちこぼれても大学合格は可能だという内容を紹介します。
主には親御さんに向けた内容ですが、「進学校での落ちこぼれに悩むご本人さま」が読んでも役に立つはずです。
私たちキズキ共育塾は、進学校で落ちこぼれと感じている人のための、完全1対1の個別指導塾です。
10,000人以上の卒業生を支えてきた独自の「キズキ式」学習サポートで、基礎の学び直しから受験対策、資格取得まで、あなたの「学びたい」を現実に変え、自信と次のステップへと導きます。下記のボタンから、お気軽にご連絡ください。
目次
1.「進学校で落ちこぼれているのでは?」と感じたときに親がとるべき行動
進学校に行ってからお子さんの成績が落ちると、親御さんは心配になるかもしれません。
しかし、「学校でちゃんと勉強していないのでは?」とお子さんを疑うと、かえって親子関係に悪影響を及ぼします。
そんなときに確認してほしいのは、お子さんの勉強意欲です。
お子さんに勉強意欲があるか、ないかによって、取るべき対応が異なるからです。
この章では、「進学校で落ちこぼれているのでは?」と感じたときに親がとるべき行動について解説します。
テストの結果だけを見て叱ったり、厳しい態度を取ったりしないように注意しましょう。
前提:家庭の中で抱え込まず、サポート団体を利用する
「子どもが学校や勉強の悩みをなかなか素直に話してくれない」とお悩みの親御さんも多くいらっしゃいます。
結論から言うと、それは普通のことであり、まったく問題ありません。
落ちこぼれの問題は、家族だけで解決しようとすると感情的になりやすく、関係が悪化することが多いため、外部の力を借りることが重要です。
私たちキズキ共育塾でも進学校の落ちこぼれについての無料相談を行っています。少しでも気になるようでしたら、お気軽にお問い合わせください。
行動①勉強意欲がある場合:現状の学力を知り、勉強の目的を定める
一生懸命勉強をしているように見えるけれど、成績が伸びていない場合、その原因は以下のように考えられます。
- 授業のレベルやペース自分に合っていない
- 自分に合う勉強法が見つかっていない
これは、お子さんが自分の学力に合う、効果的な勉強ができていないだけです。
お子さんの現状を知り、お子さんに合った勉強法を見つけることができれば成績が伸びる可能性が高いです。
現状の学力を知って、勉強の目標を明確に定めることが大切になります。
そして、その目標達成に必要な学習を始めることで、少しずつ学力が向上するはずです。
なお、親御さんが勉強についての状況を把握したり、お子さん向けの勉強法を見つけたりするのは難しいと思いますので、学校や学習塾などに相談することをオススメします。
行動②勉強意欲がない場合:勉強がつらい・したくないという気持ちと一緒に向き合う
中には「勉強がつらい」「勉強をしたくない」と感じているお子さんもいらっしゃいます。
勉強したくない気持ちは、甘えではありません。
誰にでも、「勉強したくない」と思うときはあります。
それを踏まえた上で、「どうして勉強したくないのか」と考えて、対策を練ってみることは必要です。
勉強したくない理由は、以下のようにさまざまです。
- 勉強する意味がわからない
- 勉強よりも楽しいことがたくさんある
- 勉強しても「できない」と思っている
- 勉強することに疲れた
理由に合わせて、またお子さんの性格などに合わせた対応を行うことで、お子さんの勉強意欲はも上がっていきます。
補足:勉強意欲に関わらず、考えてほしいこと〜「今の学校」以外の選択肢もある
お子さんにも親御さんにも、「せっかく入った進学校なんだから、その学校を卒業して進学したい(してほしい)」という思いがあるかもしれません。
しかし、学生生活の実際は、お子さん本人にしかわかりません。
もしかしたら、結果としてその学校はお子さんに合っていないのかもしれません。
「合っていないなら学校を変えるべき」と安易に言い切るつもりはありません。ただ、「今の学校を辞めても次の一歩として進む道はある」と覚えておくと、お子さんも親御さんも気が楽になると思います。
大学に進学したいなら、通信制高校に転校して高卒資格を得る、高卒認定試験(高等学校卒業程度認定試験)に合格して大学受験の資格を得る、などのルートもあります。
また、転校や中退はしなくても、卒業のための最低限度の勉強や出席をしながら、受験に必要な勉強は学習塾などを利用する、という方法もあります。
学校が合っていない可能性については、信頼できる相談先を利用してみましょう。
学校の担任の先生、スクールカウンセラー、転校や高卒認定に詳しい塾などに相談することをオススメします。
専門家の力を借りながら、いろんな選択肢を検討してみてください(私たちキズキ共育塾でも無料相談を受け付けています)。
2.進学校の落ちこぼれを克服する方法
この章では、進学校での落ちこぼれを克服する方法について解説します。
進学校での遅れを取り戻すためには、これまでのやり方を一度リセットし、戦略的に学習を進める必要があります。
前提:外部サポートを活用する
学校の授業が理解できない場合は、子ども本人だけ、親だけ、家庭だけで悩まないようにしましょう。家庭教師や個別指導塾などの外部サポートを利用するのが最も効率的な解決策です。
進学校の集団授業は一度遅れると自力で追いつくのが難しいです。マンツーマンの授業なら、わからないところまで遡って学び直すことができます。
学び直しに詳しい学習塾や家庭教師では、「わからない」を理解して、今に追いつくための最短ルートを提案できます。
これから紹介する方法も、この前提をもとに考えていきましょう。学習塾や家庭教師の利用が難しい事情がある場合にも、無料相談が可能というところもあります。ぜひ、相談先を探してみてください。
方法①なぜ・いつつまずいたのかを整理する
成績が下がった原因を突き止めるために、どの学年のどの単元からわからなくなったのかを、過去のテストやノートを振り返って整理してみましょう。
例えば、高校1年生の数学の因数分解でつまずいたせいで、その後のすべての単元がわからなくなっているというケースはよくあります。
つまずきのポイントを特定できれば、そこを重点的に復習するだけで、その先の理解度が劇的に改善することがあります。
方法②今の授業内容に一点集中する
あれもこれもと手を広げるのではなく、まずは現在の学校の授業内容を理解することだけに全力を注いでみましょう。
過去の復習も大切ですが、今の授業を捨てると、わからないことが積み重なって悪循環から抜け出せなくなります。
予習を15分だけする、授業中に出た公式だけは覚えるなど、小さな目標を決めて今の授業を理解する姿勢を持ちましょう。
方法③定期テスト・模試で客観的に現状を把握する
自分の感覚だけで「ダメだ」と思い込むのではなく、定期テストや全国模試の結果を冷静に分析して、得意な部分と苦手な部分を客観的に見極めましょう。
点数そのものに一喜一憂するのではなく、計算ミスが多いのか、応用問題が解けていないのか、といった失点のパターンを分析することが重要です。
方法④今から対策して落ちこぼれを防ぐ
まだ完全に落ちこぼれていない段階であれば、早めに学習習慣を見直し、毎日の予習・復習の習慣づけを行いましょう。
進学校では、「まあいいか」と放置した単元が積み重なって、数か月後には「わからないだらけ」になることがよくあります。
週末にその週の授業内容を1時間だけ振り返るなど、短時間でもよいので溜め込まない仕組みを作りましょう。
補足:苦手克服方法の1つ 自分の状況の解像度を上げる
私たちキズキ共育塾の生徒さんにも、勉強に苦手意識を感じて入塾される人が多くいらっしゃいます。
苦手意識を克服する第一歩として、私たちが生徒さんと一緒に行っている方法の1つに、「今、自分が感じていることや状況の解像度をあげること、あいまいな気持ちや考えをはっきりさせること」があります。
苦手だと感じることが1つあるせいで、それ以外の全てについてもが苦手だと思い込んでいるケースはよくみられます。
例えば、「勉強が苦手」と感じていている人にも、「数学は苦手だけど、社会は好き」「ベクトルは苦手だけど、三角関数は得意」という得意・不得意があったりします。
また、苦手な数学の中でも「三角関数はできるけど、数列はできない」というように、得意・不得意があるはずです。
「本当の苦手」が何かわかると、勉強に対するハードルが下がり、勉強が今まで以上に楽しく感じるかもしれません。
苦手を克服するためには、「苦手を細分化して、苦手を普通にすること」または「得意な部分をさらに伸ばすこと」が大切です。
そのためにも、まずは得意・不得意を分析する必要があります。
私たちキズキ共育塾にご相談いただければ、一人ひとりの状況に応じた勉強計画を一緒に考えることができます。
3.「子どもを落ちこぼれにさせないように」は注意?親が控えた方がよい行動3選
この章では、親が控えた方がよい3つの行動について解説します。
テストの結果が思うように伸びない…。このような状態が続くと、親御さんも不安な気持ちになり「なんとかしてあげたい!」と子どもをサポートすることも多いでしょう。
しかし、サポートの仕方を間違えると、かえって親子関係が悪化することもあります。
ご紹介するような行動は控えるようにしましょう。
※いずれについても、親御さんだけで思いつめず、私たちキズキ共育塾をはじめ、「落ちこぼれの悩み」「親子関係の悩み」を相談できるところと話をすることで、諸々をよい方向に変えやすくなると思います。
NG①成績だけを基準にして話をする
テストの点数や順位だけでお子さんを評価すると、お子さんは「自分は成績がよくないと価値がない人間なんだ」と思い込むようになります。
成績がよいときだけ褒め、悪いときに機嫌を損ねるような態度は、お子さんの自己肯定感を著しく低下させる原因になります。
普段の努力の過程や、学校での友人関係、趣味の話など、成績以外の側面にも目を向けて会話を楽しみましょう。
NG②落ちこぼれと断定して責める
勉強に限らず、やる気が出ないときや結果がでない状態が続いているときは、ほとんどの場合、お子さんの自己肯定感は低くなっています。
自信ややる気が不足した状態で、「勉強しなさい!」と言われても、お子さんは素直に聞く気になれないでしょう。
強い言葉で責めるのではなく、まずはありのままのお子さんを受け止めて、お子さんが安心感を抱けるよう接することが大切です。
NG③成績が伸びない理由を決めつける
「成績が落ちているのは、勉強量が足りていないから」などと決めつけて、勉強を強要することもオススメできません。
成績が伸び悩む理由を勝手に決めつけると、お子さんは「親とは上手くコミュニケーションが取れない」と感じ、親子関係の溝をつくる原因になります。
実際に、私たちキズキ共育塾の講師にも、自身が学生のときに同じような体験をした人がいます。
当時は「親とは分かり合えなくてもいい」と関係を築くことをあきらめて、距離を置いた時期があったそうです。
成績が伸び悩む理由を勝手に決めつけずに、お子さんの話をしっかり聞くようにしましょう。
NG④無理に悩みを聞き出そうとする
お子さんがなかなか学校や勉強の悩みを話してくれないときに、無理に聞き出そうとすることも、控えた方がよい行動です。
お子さんが相談できない理由として、単に「親に相談したくない内容だから」という可能性があるからです。
それにも関わらず、何度も聞こうとすると親子関係が悪化して、話したいことも話せない状態になる恐れがあります。
無理に聞き出すのではなく、いつでも話したいときに相談できる関係性を目指しましょう。
お子さんが話してくれないと感じるときは、お子さんが話しだすときをじっと待つことが大切です。
4.進学校で落ちこぼれになる原因6選
この章では、キズキ共育塾の生徒さんの体験談をもとに、落ちこぼれになると感じる6つの原因を紹介します。
「進学してから勉強が苦手になり、落ちこぼれてしまった…」と感じるお子さんは少なくありません。
キズキ共育塾の生徒さんの中にも、「中学や高校に進学したタイミングで、学校生活がうまくいかずに劣等感を覚えた」と話されていた方が複数名いました。
「落ちこぼれた」と感じるきっかけは人それぞれです。
お子さんそれぞれが、サポートも受けながら、ご自身の悩みと向き合う必要があります。
原因①進学校の勉強についていけない
1つ目は、進学校の勉強のレベルが高く、授業についていけなくなるケースです。
具体的なケースとして、キズキ共育塾の生徒さんである岡本翔太さん(仮名)のケースをご紹介します。
岡本さんは、都内の中高一貫校に進学したところ、ハイペースで進むレベルの高い授業に、ついていけなくなりました。
赤点を連発するようになり、勉強時間を増やしても、結果は思うようには上がらない…。
徐々に精神がすり減っていく感覚があったそうです。
このように、落ちこぼれだと感じるきっかけには、「学校は好きで勉強に対するモチベーションもあるけれど、思うように結果が出ない」というケースがあります。
努力を続けているのにも関わらず結果が出ないときは、本人にとって非常に苦しい状況です。
些細なきっかけで心の糸が切れないよう、周囲の人は温かくサポートしましょう。
岡本さんの体験談を詳しく知りたい人は、以下の体験談をご覧ください。
原因②結果が出ず、やる気がなくなった
2つ目は、結果が思うように出ずに、やる気がなくなるケースです。
前項との違いは、勉強に対するやる気の有無です。
前項は、「結果は出ていないけれど勉強は続けられている」という状況です。
今回の場合は「やる気がなくなり、勉強をしなくなった、できる精神状態ではなくなった」という違いがあります。
実は、ご紹介した岡本さんも、最初は勉強に対するモチベーションがあったのですが、結果が出ない状態が続いたことで、高校2年生のときに限界が来たそうです。
岡本さんのように、全てが嫌になり、勉強をやめて学校にも行かない日が続くという人もいます。
原因③先生との相性が悪い
3つ目は、先生との相性が悪いケースです。
そう思う理由は人それぞれですが、例として、先生からの勉強法の押し付けがあります。
進学校の場合、学力水準が高い学生たちがそろっているため、すでに自分に合った勉強法を習得している人も多くいます。
そのため、先生が勧めてくる課題や勉強方法をそのまま進めることに抵抗を感じ、先生とのあつれきが生まれることがあります。
結果、「先生との相性が悪い」と感じて、その科目の勉強をしなくなり、成績が低下することも考えられます。
キズキ共育塾の元講師・仁枝幹太さんは中学校・高校を通して、先生とは折り合いが悪かったそうです。
「先生は意味の分からない決まりをいつも押し付けてくる疎ましい存在」と感じて、「何で言うことを聞かなきゃいけないんだ!」と反抗していました。
中学校のころは勉強をしていたものの、高校1年生になると勉強をしなくなり成績が悪化。
その後、仁枝さんは、自身の行動を変えるきっかけに出会ってからは自分のペースで学習を再開し、早稲田大学の法学部に合格しています。
仁枝さんの体験談をより詳しく知りたい人は、以下の体験談をご覧ください。
原因④勉強よりも楽しいことがある
4つ目は、勉強よりも楽しいことがあるケースです。
進学校の中には、校則がゆるく、課題も少ない学校もあります。そうした学校では、勉強以外のいろいろなことを楽しむ時間がとりやすいです。
その結果、部活動・クラブチームなどの活動や、ゲームや友達との遊びが日常生活の中心になり、勉強をする時間がなかったり勉強をする気がなくなったりすることがあるのです。
中には、「遊んでいる方が楽しいんだけど、勉強しなくちゃいけないのもわかってて、どうしよう…」と悩んでいる人もいます。
また、どちらかと言えば厳しい進学校の場合、勉強の時間ばかりが多いため、その反動として勉強以外の楽しいことが気になり、勉強に集中できなくなることがあります。
いずれにしても、今やるべきことの優先順位を一緒に整理しつつ、勉強の重要性や楽しさを伝えることが大切です。
原因⑤燃え尽きた、燃え尽き症候群
5つ目は、燃え尽きたケースです。ある日突然、心の糸がぷっつりと切れて無気力になったという状態です。
頑張って受験勉強をして入学し、その後気が抜けることがあるのです。
その状態で学力の高い生徒たちに囲まれると、疲弊し、それ以上頑張り続けることができなくなるのです。
それまで高いモチベーションで勉強を続けていても、些細なきっかけで燃え尽きることは決して珍しくありません。
先ほどご紹介した岡本氏も、勉強に対するやる気がなくなった原因には心の糸が切れたことにありました。
頑張りすぎて、その反動で無気力になることは、大人でもあり得ることです。
「がむしゃらに勉強をしすぎではないか?」と思ったときは、息抜きが大切です。
原因⑥周囲の人との比較
6つ目は、周囲の人との比較によって学習意欲が低下しているケースです。
進学校の場合、周りには学業優秀な生徒たちが集まっていますし、学習内容も中学校までと比べて難しくなります。
そのため、これまでの勉強法が通じなくなることがあるのです。
「中学校までは、この勉強法でこれくらいの時間を使えば成績上位になれたのに、いまではクラスでの順位が下の方。順位としての結果が出ない…」となり、自分を落ちこぼれと感じるようになることもあります。
実際には学校の授業も理解できていて、全国模試での偏差値も高い方だとしても、「自分」と「勉強がもっと得意なクラスメイトたち」を日常的に比較してそう感じはじめ、次第に勉強をしなくなる、というパターンもあります。
石田靖彦・愛知教育大学教育学部教授の「学級内の友人が生徒の学習意欲に及ぼす影響」に関する論文では、とくに進学校の場合に「学業達成の高い他者との比較によって、否定的な自己概念が形成される」とされています。
(参考:石田靖彦「学級内の友人が生徒の学習意欲に及ぼす影響」)クラスメイトの学習意欲や授業態度は、よくも悪くも影響を及ぼし合っているということです。
勉強が得意な友人が周りに増えると、「自分は勉強が得意ではないかも」と自己肯定感が下がるケースは少なくありません。
そのようなときは、お子さんが得意科目に目を向けてほめたり、学校とは異なる場所で勉強する機会をつくったりすることが大切です。
5.補足:一時的な不調と落ちこぼれの違い
この章では、一時的な不調と落ちこぼれの違いについて解説します。
成績が下がったからといって、すぐに「落ちこぼれだ」と決めつけるのは早計です。
一時的な不調と落ちこぼれの違いを見分けることは、適切な対応を選ぶために非常に重要です。
適切な対応を行うためにも、お子さんの状態を注意深く観察し、どちらのケースに当てはまるかを判断しましょう。
違い①一時的な不調のケース(成績が一時的に下がるケース)
特定の苦手な単元があったり、部活動が忙しかったり、体調を崩していたりするなど、明確な理由があって一時的に順位が下がる状態です。
この場合は、原因となっている問題が解決されれば、元の学力に戻る可能性が高いです。
学習習慣自体は壊れておらず、勉強に対する意欲も残っているため、少しのきっかけでV字回復することが可能です。
親御さんは、今は少し休んでいるだけと解釈して、余裕を持った見守りが有効になります。
違い②落ちこぼれのケース(学習環境・心理要因が重なっているケース)
数か月にわたって成績が下がり続け、勉強のやり方がわからなくなり、精神的にも深く落ち込んでいる場合は、落ちこぼれの状態と言えます。
このケースは単なる勉強不足ではなく、学校のシステムへの不適応や、強い自己否定、家庭内での不和などが複雑に絡み合っていることが多いです。
この状態を放置すると、学校に行くこと自体が困難になったり、健康を害したりする恐れがあるため、早急に環境の改善や専門家への相談が必要です。
6.進学校で落ちこぼれた際のリスク
この章では、進学校で落ちこぼれた際のリスクについて解説します。
進学校で落ちこぼれた状態をそのままにしておくと、影響は「志望校に届かない」といった受験結果だけにとどまりません。
自信の低下や学習意欲の喪失、人間関係の悪化、さらには不登校や進路変更の検討など、さまざまな問題につながる可能性があります。
この章では、見過ごせない主な5つのリスクについて解説します。不安になって焦り過ぎず、早めに対処できるように、事実として知っておきましょう。
ただし一方で、落ちこぼれになったとしても、状況に応じた選択肢は必ずあり、いくらでも立て直せることも理解しておいてください。
リスク①自信を失い、学習意欲が低下する
成績が伸び悩む状況が続くと、努力しても結果が出ないという感覚が強まり、自己肯定感が揺らぎやすくなります。
やがて「自分には能力がない」という思い込みが固定化し、勉強以外の挑戦にも消極的になることがあります。この状態が長引くと、将来の選択肢を狭く見積もる傾向も生まれます。
学力と人間としての価値は別問題です。解決の第一歩は、評価軸を順位から成長度に切り替えることです。
小さな達成を可視化し、得意分野を伸ばす学習設計に変えることで、自信の回復につながります。
リスク②学校がつらい場所になる
授業内容の難度が高く、周囲との比較を日常的に感じる環境では、学校そのものが強いストレス源になることがあります。
朝起きるのが苦痛になったり、教室で緊張が続いたりする場合、心身の負担が蓄積しているサインです。学びの場が安心できない空間に変わると、学習効率は下がりやすくなります。
環境の感じ方は、調整が可能です。担任やカウンセラーに相談し、クラス変更や履修調整、登校頻度の見直しなど具体策を検討することが有効です。
リスク③授業についていけず不登校傾向になる
「授業に出ても理解できない」「周囲の目が気になる」と感じる状態が続くと、登校への心理的ハードルが高くなります。
責任感が強い人ほど、自分を責める傾向があり、心の疲労が深まるケースもあります。
ただし不登校は悪いことではなく、心身からの警告と考えるべきです。重要なのは無理に我慢を重ねることではなく、専門家や学校との連携を早期に取ることです。
不登校になった場合は、不登校のサポート団体を利用しつつ、別室登校やオンライン学習の活用、医療機関での相談なども検討しつつ、長期的・段階的な対応を探りましょう。
リスク④留年・中退・転校を考え始める
成績不振が続くと、進級や卒業に不安を抱き、留年・中退・転校という選択肢が現実味を帯びることがあります。
進学校は進級・卒業の基準が高い場合も多く、心理的な負担が大きくなりがちです。
ただし、留年も中退も転校も、失敗ではありません。
お子さんに合う環境に移ることで、心身の調子も勉強も、よりよい方向に進めることができます。
実際に環境を変える場合は、複数の進路情報を集めたうえで比較検討しましょう。
リスク⑤大学進学などの将来をあきらめる
大学進学などについて、「今の成績では無理だ」と将来の可能性を自ら閉ざす思考に陥ることもリスクの1つです。
進学校では高い基準が共有されやすく、視野が狭くなることがあります。
しかし、大学や進路は1つではなく、多様な選択肢が存在します。
早い段階で情報収集を行い、可能性を具体的に把握することが前向きな選択のポイントです。
7.進学校で落ちこぼれても大学合格は可能です
「進学校で落ちこぼれたら、末路はどうなるのだろう」と感じる人の心配ごととして多く挙げられるのが、進路についてです。
「浪人しなければいけないのだろうか」「大学に進学できるのだろうか」などと不安に思う人も少なくありません。
結論から言うと、進学校で落ちこぼれたと感じる人も、大学進学は可能です。
例えば、キズキ共育塾の生徒さんだけを見ても、(進学校での)不登校を経て、東京大学、慶應義塾大学、国際基督教大学(ICU)、明治大学、立教大学などの難関大学に合格した人も珍しくありません。
「勉強ができない…」と感じる人でも、大学受験に必要な資格を取得し、目標に向けて勉強をすれば大学進学が可能です。
一般入試であれば、学力試験だけで合否が決まるため、学校の成績は影響しません。
また、総合型選抜入試(旧:AO入試)でも、経歴が問われず、自分の熱意や実績をアピールして合格することももちろん可能です。
実際に、キズキ共育塾の生徒さんには、「高校不登校・中退→高卒認定試験に合格→慶應義塾大学(総合政策学部)に総合型選抜試験で不登校に触れずに合格」などの例があります。
「本当に私もできるかな?」と不安に感じる人は、ぜひキズキ共育塾までご相談ください。
8.まとめ〜進学校で落ちこぼれても、将来は開けています
進学校での落ちこぼれについて、原因や対策などをご紹介しました。
進学校で落ちこぼれても、将来は開けています。
お悩みは、親御さんだけで抱え込まず、そうしたお悩みをサポートする団体に相談することをオススメします。
このコラムがお役に立ったなら幸いです。
Q&A よくある質問




