中学生が勉強しない原因は?親のNG対応と解決への5ステップ
「勉強しなさい!」と言っても勉強しないお子さんに対して、どうすればいいかわからず、疲れ果てていませんか?
中学生になっても勉強せず、スマホやゲームばかり触っている我が子を見ると、「このままでは高校に行けないのでは…」と強い焦りや不安を感じますよね。
しかし、それは単なる甘えやサボりでなく、反抗期特有の心理や基礎の抜け落ち、発達特性など、親御さんからは見えにくい深い理由が隠れているケースがあります。
このコラムでは、これまで1万4千人以上の学習・メンタルサポートを行ってきたキズキ共育塾が、勉強しない中学生を放置するリスク・末路や親がやってはいけないNG行動、中学生が勉強しない本当の理由、親ができる具体的なアプローチについて解説します。
コラムの後半では、実際にキズキ共育塾で勉強しない中学生を支援した事例を紹介します。
悩みを親御さんだけで抱え込む必要はありません。現状を打破するためのヒントを一緒に見つけていきましょう。
私たちキズキ共育塾は、勉強しない中学生のための、完全1対1の個別指導塾です。
10,000人以上の卒業生を支えてきた独自の「キズキ式」学習サポートで、基礎の学び直しから受験対策、資格取得まで、あなたの「学びたい」を現実に変え、自信と次のステップへと導きます。下記のボタンから、お気軽にご連絡ください。
目次
中学生が勉強しないとどうなる?そのまま放置する3つのリスク・末路
この章では、中学生のお子さんが勉強しない状態を放置するリスク・末路について解説します。
「末路」という言葉は、親御さんからよくお聞きするためにあえて使用しています。
また、やや不安を煽るような表現もありますが、「これから挽回することはもちろん可能である」という前提のもとでご覧いただけると幸いです。
基礎が完全に抜け落ちて、授業に全くついていけなくなる
中学校の授業は小学校と比べると難しくなり、進むスピードも速くなります。
基礎からきちんと理解するためには、日々の勉強が必要です。
理解を積み重ねて進める教科も多く、前の単元を理解していないと、次の単元がわからないといったケースも珍しくありません。
文部科学省の調査によると、小学6年生と中学3年生の国語と算数(数学)の平均正答率は、いずれも中学3年生のほうが低い数値になっています。
国語
- 小学6年生:約67.0%
- 中学3年生:約54.6%
算数(数学)
- 小学6年生:約58.2%
- 中学3年生:約48.8%
平均値ということは、勉強しない場合(=基礎が抜け落ちたままの場合)は、もっと正答率が低い(=授業についていけない)ということが想定されます。
進路(高校受験)の選択肢が狭まる
高校受験では、内申点と受験当日のテストの点数の両方が審査されるのが一般的です。
内申点には定期テストの点数が影響しますし、受験のテストでも学力が求められます。
日々の勉強の積み重ねが高校受験に直結するといっても過言ではありません。
そのため、勉強しないと、狙える高校の選択肢が狭まります。
自己肯定感が低下し、無気力や不登校につながる恐れ
勉強しないと、授業についていけなくなったりテストの点数が下がったりして、自己肯定感が低下する恐れがあります。
世田谷区の調査によると、自己肯定感は、小学5年生より中学2年生のほうが低い傾向が見られました。
たとえば、「自分は価値のある人間だと思う」という問いに「とても思う」と答えた小学5年生は約35.4%であったのに対し、中学2年生は約27.1%でした。
(参考:世田谷区「第7章 子どもの自己肯定感」)つまり、中学生は自己肯定感が下がりやすい年代ということです。勉強しないことで成績が低いと、より下がりやすいと言えます。
自己肯定感が下がると、「自分はダメな人間だ」と思い込み、無気力になったり、不登校やひきこもりになったりすることにつながります。
中学生が勉強しない!親が絶対にやってはいけない4つのNG行動
この章では、中学生のお子さんが勉強しないときに、親御さんが絶対にやってはいけないNG行動について解説します。
感情的に「勉強しなさい!」と怒鳴りつける
なかなか勉強しないお子さんにイライラして、感情的に怒鳴りつけるのは逆効果です。
わかってはいても、ついやっている親御さんも多いのではないでしょうか?
他者から強制されるとただでさえやる気がなくなるうえ、反抗期の中学生は親から言われるとより一層勉強への意欲が下がります。
ベネッセの調査によると、中学生は母親から「勉強しなさい」と声をかけられないほうが、かけられるよりも勉強時間が長くなり、中学3年生になると約24.3分の差が出ました。
(参考:ベネッセ教育総合研究所「第4回子育て生活基本調査(小中版)」)親子関係にも影響する恐れがありますので、勉強だけに限らず、感情的になるのはなるべく控えましょう。
きょうだいや優秀な同級生と比べてプレッシャーをかける
「お兄ちゃんはもっと勉強していた」
「○○さん家の子は毎日勉強しているらしい」
など、周りの人と比べてプレッシャーをかけるのも控えたほうがいいでしょう。
「どうしてうちの子だけ勉強しないのだろう」という悩みから、周りの人を引き合いに出すことがあるかもしれませんが、それは逆効果です。
このような言葉をかけられると、思春期の中学生は「自分のことを見てくれていない」「自分のことは必要としていない」と感じます。
無意識に発言していることもありますので、注意しましょう。
テストの点数や結果だけで評価・叱責する
テストの点数が大切なことは否定しません。
しかし、テストの点数や結果「だけ」を見て評価・叱責するのは、やめたほうがいいでしょう。
お子さんは、「結果が出せない自分はダメな人間だ、価値がない」と自信を失う恐れがあります。
逆に、極端になって「結果さえ出せばいい」と思い、答えを写したりカンニングしたりするリスクもあります。
そのため、結果だけではなく、勉強しない状況の背景や(勉強を始めてからは)努力の過程に目を向けることも必要です。
スマホやゲームを無理やり没収する
勉強をしないでスマホやゲームばかり触っているからといって、無理やり没収していませんか?実は、これはNG行動です。
スマホやゲームを無理やり没収されると、お子さんは親御さんに対して不信感を抱きます。すると、勉強しようと思うどころか、反抗して意地でも勉強しないという態度を貫くかもしれません。
反抗期・思春期にあたる中学生頃の年代は、親御さんに強制されることを嫌いがちです。
また、お子さん本人も、勉強できないことやその他の悩みから目を背けるためにゲームやスマホをしている、という場合もあります。
お子さんの内面に目を向けず、一方的にゲームやスマホを取り上げると、お子さんの心の拠り所がなくなります。
中学生が勉強しない本当の理由とは?思春期から発達特性まで
この章では、中学生が勉強しない本当の理由について解説します。
勉強のやり方がわからず、何から手をつければいいか不明
中学生のお子さんが勉強していなくても、「勉強したい」という気持ちは持っているかもしれません。
ただ、勉強のやり方がわからず、何をすればいいかわからない可能性があります。
学校の授業では、「自分はどう勉強したらいいのか」は詳しく教えてもらえない場合が多くあります。
お子さんへの適切な対応を考えるためにも、勉強する意思があるかどうかは重要といえるでしょう。
反抗期・思春期特有の大人への反発
中学生は反抗期・思春期真っ只中といえる時期なので、大人への反発として勉強しないという選択をしているケースも考えられます。
そのため、親御さんが「勉強してほしい」と伝えれば伝えるほど、お子さんの中では逆に「勉強しない」という意思が固まっていきます。
もちろん、親御さんとして子どもに勉強してほしいと思うことは間違いではありません。
しかし、一方的に伝えるだけでは逆効果になる場合があることは知っておいてください。
部活や人間関係など、学校生活の疲労・ストレス
中学校では、部活動が始まったり関わる人の数が増えたりするなど、小学校と比べて生活が大きく変化します。関連して、勉強以外の悩みも出てくるでしょう。
さまざまな疲労・ストレスが原因で、勉強にまで気が回らない可能性も考えられます。
そのようななかで勉強できていないことを親御さんに責められると、悩みを誰にも相談できずに塞ぎ込むかもしれません。「やる気がない」などと一方的に決めつけるのは、やめたほうがいいでしょう。
発達障害(ASD・ADHDなど)やグレーゾーンの特性が隠れている可能性
なかなか勉強に集中できなかったり、計画が立てられなかったりすると、甘えやサボりと感じる親御さんもいるでしょう。
しかし、背景には発達障害――ASD(自閉症スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害)やADHD(注意欠如・多動性障害)――や、それらのグレーゾーンの特性が隠れているかもしれません。
たとえば、ASDの特徴としては以下が挙げられます。
- 臨機応変な対応が苦手
- 興味関心の範囲が狭い
- 興味関心のない領域に関する知識が著しくない
また、ADHDの特徴としては、以下が挙げられます。
- 注意散漫
- 管理が不得意
- 気が散りやすい
ASDやADHD、そのグレーゾーンの特性があると、なかなか勉強に集中できないケースも珍しくありません。
中学校だと、以下のような状態で現れることがあります。
ASD
- 授業中・テスト中は静かにする、といった暗黙の了解やルールに困惑する
- マルチタスクが苦手で、先生の話を聞きながら板書ができず、授業についていけない
ADHD
- 興味のない事柄に対して集中力が持続しない
- 整理整頓が苦手で、授業に必要なものを忘れる
だからといって、一方的に怒鳴りつけたり無理やり学習塾に通わせたりしても、改善するどころか悪化する恐れがあります。
そのため、発達障害やグレーゾーンの特性がある(と思われる)場合は、医療機関に相談するとともに、勉強については、キズキ共育塾のような発達障害やグレーゾーンの特性に理解がある学習塾に相談するのがオススメです。
「もしかして発達特性かも…?」「どう声をかけていいか分からない…」とお悩みですか?キズキ共育塾では、不登校や発達特性に悩むお子さんのサポート経験が豊富なスタッフがご相談に乗ります。お気軽にご相談ください。
勉強しない中学生を変える!親ができる5つの具体的アプローチ
この章では、勉強しない中学生のお子さんに対して、親御さんができる具体的なアプローチについて解説します。
第三者(塾や家庭教師など)を頼り、親の負担を減らす
お子さんがなかなか勉強しないとき、家庭内だけでその問題を抱え込む必要はありません。特に、中学生は反抗期・思春期に該当するため、親子間での解決が難しい時期でもあります。
そこで、学習塾や家庭教師などの第三者を頼ることを検討してみてください。プロであれば、親子間では解決できなかった問題も解決できるかもしれません。
不登校や発達特性なども関係するなら、その状況や背景に理解のある学習塾や家庭教師を選ぶといいでしょう。
理解のある学習塾や家庭教師であるかどうかは、ウェブサイトや無料相談などで確認するのがオススメです。
不登校や発達特性でいえば、私たちキズキ共育塾には、そういった背景のある生徒さんが多数通っています。
親子間のコミュニケーションを改善し、安心できる居場所を作る
お子さんにとって、家は一番安心できる場所であるのが理想的です。しかし、親御さんとうまくコミュニケーションがとれていないと、家でも気が休まりません。
そのため、親子間のコミュニケーションを改善し、建設的な会話ができる関係を築いておきましょう。両者が会話するときに常に感情的になるのは、健全なコミュニケーションとはいえません。
必要ならば、一度時間をとって、落ち着いて話す機会を作ることも大切です。
親子関係がよくなると、お子さんにとって家が安心して過ごせる居場所になり、勉強に向かう気持ちも出てきます。
こちらについても、親子だけで抱え込む必要はありません。学校の先生を挟んだり、親子関係についてアドバイスをもらえるサポート団体に相談したりすることをオススメします。
学習環境も整えられると理想的です。たとえば、勉強に集中できる部屋を用意したり、勉強中は親御さんがスマホを預かったりするなどです。
すると、お子さんは家で安心して勉強に集中できるようになり、勉強習慣を確立しやすくなるでしょう。
学習のハードルを極限まで下げる(1日5分から、ながら勉強の許容)
いきなり毎日数時間勉強しようとしても、習慣が身に付いていないとなかなか長続きしません。そのため、学習のハードルを極限まで下げ、少しの時間でもいいので勉強する習慣をつけることが重要です。
たとえば、以下のような方法があります。
- 1日5分から勉強を始めてみる
- 最初はながら勉強を許容してみる
- まずは宿題だけをしっかり終わらせる
1日5分勉強できるようになったら、次は10分、15分…と増やしていくことで、長時間勉強する習慣が身についていきます。
一度勉強を始めてしまえば、集中して取り組めるケースもあるので、学習のハードルを極限まで下げ、勉強習慣を身につけることから始めていきましょう。
わからないところまでさかのぼる戻り学習を徹底する
中学校の勉強は、積み重ねが多いです。
「基礎が理解できていないから、その先もずっと理解できない」「前の単元ができていないから、それ以降もできない」といったケースがあります。
そんな場合は、今授業で取り扱っているところではなく、わからない単元まで戻って復習することが必要です。
理解できる内容が増えてくると、勉強へのやる気が高まることも期待できます。多少時間はかかりますが、わからない部分は戻り学習を徹底し、基礎を固めてから進むようにしましょう。
勉強以外で小さな成功体験を積ませる
小さな目標をクリアしていくと、その積み上げは大きな成果になります。そして、いずれ大きな目標を設定し、クリアできるようになるはずです。
また、日ごとにできることが増えていく感覚は、思春期である中学生のお子さんの自己肯定感を押し上げます。
勉強を目標にするのもいいですが、最初は勉強以外のことで設定すると始めやすいでしょう。
たとえば、以下のような目標です。
- 朝〇時に自主的に起きる
- 夜〇時までに寝る
- スマホは1日〇時間までにする
勉強以外の目標が達成できるようになったら、勉強の目標も設定するといいでしょう。無力感を断ち切る成功体験は、今後の人生においても大きな希望になります。
勉強しない中学生が劇的に変わった!キズキ共育塾の支援事例3選
私たちキズキ共育塾には、さまざまな理由で勉強ができない中学生のサポート実績が豊富にあります。
この章では、勉強しない中学生への支援事例を、その親御さんが語る形式で紹介します。少しでも気になりましたら、ぜひ私たちにご相談ください。
事例1:不登校状態にあり、将来への不安を抱いていた中学生のケース
中学校1年生の娘は、あるときから不登校状態にありました。
保護者である私に不登校の経験がなく、知識がなかったため、正直不安でした。フリースクールに通学できるまでに回復しましたが、勉強をしなかったため、娘は将来への不安を抱いていたようです。
キズキ共育塾は不登校の生徒さんをよく受け入れているという話を聞き、子どもの自尊心を傷つけるような指導はしないだろうという安心感がありました。
最初の面談から親身に話を聞いてもらうことができ、本人の苦手なことや要望を伝えやすかったのはとてもよかったです。
ほかの習い事は続かなかったので、「ここも続かなかったらどうしよう…」と不安だったのですが、今も通い続けられています。子どもも、休まず通っていることが自信につながっているようです。
本人も高校に進学したいという思いがあるため、もう1コマ授業を増やしたいと意欲を見せています。
事例2:昼夜逆転生活になり、勉強をあきらめていたケース
中学校1年生の息子は、夜中にゲームをして、昼夜逆転の生活を送っていました。
キズキ共育塾に入塾しても勉強する気になるかどうかが不安でしたが、入塾してからは勉強するようになりました。
「数学だけは試験を受けてみようかな」という本人の前向きな言葉に驚いています。
本人の趣味や好きなことの話でコミュニケーションをとりながら授業を進めてくれるので、講師への信頼が増しているように感じています。
事例3:学校を休みがちで、勉強についていけなくなったケース
娘は学校を休みがちだったため、だんだんと学校の勉強についていけなくなり、勉強しなくなりました。
キズキ共育塾には、子どもに寄り添った授業が受けられそうだと思ったために入塾しました。
続けられるか不安でしたが、嫌がらずにキズキ共育塾に通っています。
子どもから、「通ってよかった。自分で決めたことはやり通す」という言葉が出るほど、変化が現れています。
中学生が勉強しないとお悩みの親御さんへ|まとめ
中学生のお子さんが勉強しない状態を放置すると、進路が狭まったり自己肯定感が下がったりするリスクがあるため、早めに対策したいところです。
しかし、感情的に怒鳴ったり、周りの人と比べてプレッシャーをかけたりするのは逆効果です。
勉強のやり方がわからない、親への反抗心から勉強しないなど、お子さんが勉強しない本当の理由を探ることで、正しい対応が見えてきます。
まずは学習のハードルを下げる、小さな成功体験を積ませるなど、できるところから行動に移していき、中学生のお子さんが勉強に前向きになれるように、親御さんとしてできることをしていきましょう。
とはいえ、親御さんだけで抱え込む必要はありません。キズキ共育塾には勉強が苦手な生徒さんも多数通っているので、お力になれるはずです。
困りごと・悩みごとがありましたら、ぜひ一度キズキ共育塾にご相談ください。お話を聞いて、最適な行動を一緒に見つけていきましょう。
キズキ共育塾では、お子さん一人ひとりの性格や特性に合わせた1対1の完全個別指導で、学習面とメンタル面の両方をサポートします。「まずは話だけでも聞いてみたい」という方は、ぜひ資料請求やお近くの教室への見学をご検討ください。完全オンラインでの相談・授業も可能です。
Q&A よくある質問
勉強しない中学生に親が絶対にやってはいけないNG行動は何ですか?
以下が考えられます。
- 感情的に「勉強しなさい!」と怒鳴りつける
- きょうだいや優秀な同級生と比べてプレッシャーをかける
- テストの点数や結果だけで評価・叱責する
- スマホやゲームを無理やり没収する
詳細については、こちらで解説しています。
勉強しない中学生に親ができるアプローチは何ですか?
以下が考えられます。
- 第三者(塾や家庭教師など)を頼り、親の負担を減らす
- 親子間のコミュニケーションを改善し、安心できる居場所を作る
- 学習のハードルを極限まで下げる(1日5分から、ながら勉強の許容)
- わからないところまでさかのぼる戻り学習を徹底する
- 勉強以外で小さな成功体験を積ませる
詳細については、こちらで解説しています。


