浪人すると後悔する? 判断基準と成功するための戦略を解説

こんにちは。生徒さんの勉強とメンタルをサポートする完全個別指導塾・キズキ共育塾です。

このコラムを読んでいるあなたは、以下のような悩みを抱えていませんか?

  • 志望大学に落ちて、浪人すべきか迷っている
  • 浪人しても成果が出ないのではと不安
  • 浪人した際の効率的な過ごし方がわからない

このコラムでは、浪人するかどうかの判断基準や浪人するメリット・デメリット、浪人して後悔する人の行動、浪人しなくて後悔する人の特徴、浪人生活を乗り越えるためのヒント、浪人成功のための戦略について解説します。

あわせて、浪人生活を乗り越えるためのヒント、具体的な戦略についても紹介します。

このコラムが、浪人すべきか迷う人の助けになれば幸いです。

私たちキズキ共育塾は、浪人するか迷っている人のための、完全1対1の個別指導塾です。

10,000人以上の卒業生を支えてきた独自の「キズキ式」学習サポートで、基礎の学び直しから受験対策、資格取得まで、あなたの「学びたい」を現実に変え、自信と次のステップへと導きます。下記のボタンから、お気軽にご連絡ください。

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浪人するかどうかの判断基準

浪人するかどうかは、人生の重要な決断です。

「現役合格が叶わなかったから」という理由だけで突き進むと、途中で気持ちが折れたり、環境の変化に対応できなかったりする可能性があるため、多角的な視点で判断しましょう。

この章では判断のポイントを具体的に紹介します。

基準①現状に満足しているか

第一志望に合格できなかった場合でも、現時点で進学先に満足しているかを確認しましょう。

学びたい分野や環境、人間関係に納得できるなら、無理に浪人する必要はありません。無理に浪人すると精神的な負担が増えるケースもあるため、自分が納得できるか冷静に考えましょう。

基準②もう1年勉強する覚悟・体力はあるか

浪人は、1年間ほぼ毎日受験勉強に向き合う生活です。集中力や持久力、体調管理も必要になります。中途半端な気持ちでは辛い経験になる可能性があります。

塾予備校ナビが浪人経験者180人に行った調査では、60%が浪人生活は「辛かった」と回答しています。(参考:塾予備校ナビ「浪人は辛い?楽しい?きついとされる浪人生活の実態をアンケートで調査!」

自分の生活リズムや健康状態を振り返り、1年間しっかり乗り切る覚悟と体力があるかどうかを判断しましょう。

基準③家族は協力的か

浪人生活は本人だけでなく、家族にも精神的・経済的な負担をかけます。例えば、受験費用や生活費の負担、精神的なサポートなどは家族の協力なしには難しいものです。

特に浪人生活の途中で不安になったり、気持ちが折れそうになったりしたときに、支えてくれる存在がいることは重要です。

家族の理解が不十分な場合、本人が余計なストレスを抱えることもあるため、事前に話し合い、協力体制を築きましょう。

基準④経済的負担を負えるか

浪人は、予備校に通う場合、1年間の授業料や参考書代、模試代、交通費など、思いのほか経済的な負担が大きくなります。

特に大手予備校の場合は、年間100〜150万円かかることもあります。家庭の経済状況をよく考え、無理なく支払えるかを親と相談しましょう。(参考:河合塾「学費の仕組み・支払方法」

浪人中は、アルバイトをして経済的に自立するのは難しいため、親や保護者の支援が不可欠です。奨学金制度や自治体の支援を活用できる場合もあるため、早めに情報収集をしましょう。(参考:日本学生支援機構「進学前(予約採用)の給付奨学金の申込資格」

浪人生活中にできるアルバイトやオススメの仕事については、以下のコラムで紹介しています。アルバイトを考えている人は、参考にしてください。

浪人する4つのメリット

浪人はデメリットも多い一方で、メリットもあります。この章では、浪人する4つのメリットについて解説します。

メリット①第一志望合格のチャンスが広がる

現役時代に届かなかった大学や学部でも、浪人することで再びチャレンジでき、1年間の学習で合格圏内に入る可能性も高まります。(参考:じゅけラボ予備校「【調査レポート】浪人の成功率。50%の浪人生が最終的に第一志望大学に合格!」

現役時に実力が届かなかった場合でも、浪人期間に弱点を克服し、戦略的に入試準備できるのは大きなメリットです。

メリット②学力の大幅向上が狙える

1年間の浪人生活は、現役時代の勉強不足を補い、苦手科目を克服し、得意科目をさらに伸ばす時間です。

予備校や塾、参考書を活用すれば効率よく学習でき、基礎から応用まで知識を体系的に身につけられます。

さらに、自分のペースで勉強でき、理解が浅かった部分をじっくり補えます。

メリット③精神的に成長できる

浪人生活では孤独や不安と向き合う時間が多い一方で、それを乗り越えることで自己管理能力や精神的な強さを養えます。

合格のためには、自分で勉強計画を立て、モチベーションを維持し続けるための工夫をしなければなりません。

こうした経験は、受験だけでなく、大学進学後や社会に出て以降も大いに役立つでしょう。

メリット④勉強以外の学びや自己管理能力の向上

浪人期間は、勉強だけでなく生活習慣の改善や時間管理、健康管理といった自己管理能力の向上にもつながります。

毎日のスケジュール作成や体調管理、睡眠の改善に取り組むことで、学習効率を高める力が身につきます。

また、趣味や読書を通じて視野を広げたり、社会のニュースに触れたりする時間も取れるため、幅広い教養や人間力を高められるのもメリットです。

浪人する4つのデメリット・注意点

メリットがある一方で、浪人には明確なリスクも存在するため、事前に理解しておく必要があります。この章では、浪人する4つのデメリット・注意点について解説します。

注意点①成績が伸びない可能性がある

浪人しても必ず成績が向上するわけではありません。

特に、勉強方法が誤っていたり、モチベーションが下がった場合は、成績が伸び悩むだけでなく、現役時より悪化することもあります。

失敗を避けるには、やみくもに努力するのではなく、勉強の質を高める工夫をし、定期的に模試で自身の実力を振り返り、専門家や講師のアドバイスを積極的に取り入れることが大切です。

注意点②精神的・経済的負担が大きい

浪人は精神的・経済的に負担が大きく、孤独感や家族への負担も伴います。

日々のメンタルケアやサポート体制の整備が大切です。

注意点③同級生との差や疎外感

現役で大学に進んだ同級生がキャンパスライフを楽しむ一方、浪人生は予備校や自宅で勉強に追われる日々を過ごします。

そのため、友人との関係や情報の違いから、疎外感や劣等感を抱くことがあり、なかには気持ちをうまくコントロールできず、自己嫌悪に陥る人もいます。(参考:FNNプライムオンライン「一般論を覆す宅浪(自宅浪人)の成功率。浪人1年目の第一志望大学への合格37.5%」

友人とのコミュニケーションが辛いと感じたら、浪人仲間との交流で気持ちを保つようにしましょう。

注意点④将来のキャリアに影響する

浪人そのものは、人生の大きなマイナスにはなりませんが、複数年にわたって浪人を続けると、就職活動やキャリア形成に影響を及ぼす場合があります。(参考:東洋経済オンライン「「6浪が理由で就活惨敗」追い詰められた彼の顛末」

特に、複数年の浪人は採用側にマイナスイメージを抱かれやすいため、1年で結果を出すという強い意志と計画性が求められます。

また、浪人期間中や大学入学後は自己成長やスキルアップを意識し、将来のキャリアに結びつく努力を怠らないようにしましょう。

浪人生活の大変さや乗り越え方については、以下のコラムで解説しています。ぜひ参考にしてください。

浪人して後悔する人の行動

浪人しても、行動次第では後悔することになります。この章では、浪人して後悔する人の行動について解説します。

行動①志望校への熱意が弱い

浪人生活は1年間にわたり、厳しい日々が続きます。

そのため、「志望校や学部に、浪人してでも入りたい」という強い熱意がなければ、モチベーションを保ちにくくなり、途中で気持ちが折れる可能性があります。

志望校を明確にし、その大学で学びたい理由や将来の夢を言葉にできるほどの熱意があるかを確認してから決断しましょう。(参考:Studyplusトレンド研究所「浪人生の5割弱が現役時代に合格した大学があったと回答、浪人理由は「第一志望へのこだわり」 ~大学全入時代の浪人生活の実態を調査~」

行動②途中で気が緩む

浪人生活は長いため、最初は集中できても、次第に気が緩む人もいます。

特に秋から冬にかけては疲労がたまりやすく、受験直前に体調を崩す人もいます。

疲労を防ぐには、計画的に休息をとり、自己管理を徹底して気の緩みを抑えることが大切です。周囲のサポートも受けながら、最後まで集中力を保つ工夫をしましょう。

行動③学習計画を立てない・修正しない

浪人期間中は長期的な学習計画を立て、成績に応じて柔軟に修正する必要があります。

計画を立てずに勉強すると効率が落ち、成果も出にくくなります。ただし、計画を立ててもそれに縛られすぎず、進捗状況や理解度に応じて修正しましょう。

行動④現役時の課題分析をしない

現役時代の失敗や課題を振り返らず、同じ勉強法を続けても結果は変わりません。

成績を伸ばすには、どの科目や分野でつまずいたのか、時間配分が適切だったか、勉強法が自分に合っていたかを具体的に振り返ることが大切です。

自己分析をもとに弱点を補強し、効率的な学習プランを立てれば、浪人生活の成果を大きく伸ばせます。浪人がうまくいかない原因や具体的な対策は、以下のコラムで紹介しています。後悔したくない人は、ぜひチェックして実践しましょう。

浪人しなくて後悔する人の特徴

浪人を選ばずに大学進学をしたものの、やっぱり浪人すればよかった、と後悔する人もいます。

この章では、浪人しなくて後悔する人の特徴について解説します。

特徴①本当に行きたい大学を諦めた

第一志望への未練を抱えたまま大学生活を送ると、モチベーションや満足度に影響する場合があります。また、進路によっては将来の夢を諦めることもあります。

もし強い思いがあるならば、浪人してでも第一志望に再挑戦する価値は十分あるため、慎重に検討しましょう。(参考:キャリア教育研究「進路意思決定における認知・感情過程」

特徴②浪人すればもっと良い選択肢があった

現役時にもう少し努力すれば合格できた大学や学部があったのに、浪人せずに諦めた人は後悔しやすい傾向があります。

浪人を選べば進路の幅が広がり、自分に合った専門分野や学習環境を見つけられる可能性があります。

それが将来の職業やキャリアに直結する学部であれば、その選択はさらに重要になります。浪人を恐れず理想に向かって行動すれば、より充実した大学生活を送れるでしょう。

浪人生活を乗り越えるためのヒント

浪人生活を成功させるには、勉強だけでなく生活全体のバランスを取ることが重要です。

この章では、浪人生活を乗り越えるためのヒントについて解説します。

ヒント①日記や学習記録をつける

浪人生活は、現役時代のように学校に通う決まった生活スタイルではありません。そのため、記録をつけて自己管理を行うことが非常に重要です。

毎日の勉強内容や体調、気分の変化を記録すれば、自分の学習リズムやモチベーションの変動を把握しやすくなります。

学習計画を見直す際には、科目ごとの学習時間や苦手分野、集中力が落ちやすい時間帯を振り返りましょう。

さらに、日記を書くことはストレス解消や自己理解の向上につながり、心の安定を保つ助けにもなります。(参考:関西大学学術リポジトリ「振り返り日記が精神的健康に及ぼす効果の検討」

ヒント②メリハリをつけた生活を送る

長時間の勉強は集中力が続かないため、勉強と休憩のメリハリを意識しましょう。

例えば、25分勉強と5分休憩を繰り返すポモドーロテクニックや、1時間集中したら10分体を動かすなどの、自分に合った方法を見つけましょう。(参考:中村聡史研究室「カウントダウンを用いたタスク促進手法に関する研究」

また、夜はしっかり休むことで疲労を回復し、翌日のパフォーマンス向上につなげましょう。

ヒント③勉強以外での小さな達成感を得る

浪人生活は勉強が中心になるため、モチベーションを保つには息抜きや気分転換が欠かせません。

スポーツや趣味、散歩、料理といった活動を通じて達成感を得れば、心のバランスを整えられます。無理のない範囲で、楽しむ時間を意識的に取り入れましょう。

ヒント④周囲との比較を減らす

ほかの受験生と自身を比較することはモチベーション低下の原因になりがちです。そのため、友人の合格速報やSNSの情報を見るのは精神衛生上避けた方が無難です。

他人ではなく自分の成長や努力に目を向け、昨日の自分より少しでも良くなることを目標にしましょう。

浪人生活では目標や学習速度に個人差があるため、自分のペースを尊重しましょう。

浪人成功のための3つの戦略

浪人を決断したら、以下の戦略を軸に行動すると成功の可能性が高まります。この章では、浪人成功のための3つの戦略について解説します。

戦略①現役時代の反省と課題分析

浪人生活を始めるにあたって、現役時代の失敗や課題を分析しましょう。

苦手な科目や学習時間の不足、勉強方法の効果を客観的に見直すことで、無駄な努力を減らし、重点的に取り組むポイントを明確にできます。(参考:ベネッセ教育総合研究所「高校生活と進路に関する調査2024」

模試の結果や過去問の分析も活用して、具体的な課題を明確にしていきましょう。

戦略②効率的な学習方法と学習環境づくり

浪人生活を成功させるには、自分に合った効率的な学習方法と環境が欠かせません。

予備校や塾の利用、自習室の活用、参考書選びなどを工夫して、学習環境を整えましょう。さらに、スマホの使用制限や集中しやすい時間帯の設定など、自己管理も意識しましょう。

定期的に模試や過去問演習を取り入れ、実戦力を高める計画を立てることが大切です。

以下のコラムでは、浪人生活の勉強方法について詳しく解説しています。ぜひ参考に、目標に向かって計画的に学習してください。

戦略③体調管理を徹底する

体調管理ができていなければ、普段の学習の効率が落ちるだけでなく、模試や本番で実力を発揮できなくなります。

浪人生活の基本は、規則正しい生活リズムの維持、バランスの良い食事、適度な運動、十分な睡眠です。無理に勉強するのではなく、まずはこれらを徹底しましょう。

ストレスを感じたら無理せず休息を取り、精神面のケアも大切にしてください。体調管理は学力向上の基礎となるため、計画的に取り組みましょう。

以下のコラムでは、浪人経験者が浪人生活の体験を語っています。浪人成功のポイントについても解説しているので、ぜひ浪人生活の参考にしてください。

また、以下のコラムでは、浪人生活の不安を払拭するためのポイントも紹介しています。こちらも併せて参考にしてみてください。

まとめ:後悔しない浪人生活を送るために、計画的に学習を進めよう

浪人は、人生の中でも大きな挑戦ですが、正しい判断と計画があれば、第一志望合格や自己成長につながります。

解説した判断基準やメリット・デメリット、成功のヒントや戦略を参考にして、自分らしい浪人生活を送りましょう。

浪人で得られる学力や精神的成長、自己管理能力は、将来必ず役立ちます。

このコラムが、浪人生活を成功させる助けになれば幸いです。

Q&A よくある質問

浪人して後悔する人の行動を教えてください。

以下が考えられます。

  • 志望校への熱意が弱い
  • 途中で気が緩む
  • 習計画を立てない・修正しない
  • 現役時の課題分析をしない

詳細については、こちらで解説しています。

浪人しなくて後悔する人の特徴はありますか?

以下が考えられます。

  • 本当に行きたい大学を諦めた
  • 浪人すればもっと良い選択肢があった

詳細については、こちらで解説しています。

監修 / キズキ代表 安田祐輔

やすだ・ゆうすけ。発達障害(ASD/ADHD)によるいじめ、転校、一家離散などを経て、不登校・偏差値30から学び直して20歳で国際基督教大学(ICU)入学。卒業後は新卒で総合商社へ入社するも、発達障害の特性も関連して、うつ病になり退職。その後、不登校などの方のための学習塾「キズキ共育塾」を設立。経歴や年齢を問わず、「もう一度勉強したい人」のために、完全個別指導を行う。また、不登校の子どものための家庭教師「キズキ家学」、発達障害やうつ病の方々のための就労移行支援事業所「キズキビジネスカレッジ」も運営。

【新著紹介】

『学校に居場所がないと感じる人のための 未来が変わる勉強法』
(2022年9月、KADOKAWA)
Amazon
KADOKAWA公式

【略歴】

2011年 キズキ共育塾開塾(2025年6月現在17校+オンライン校)
2015年 株式会社キズキ設立
2019年 キズキビジネスカレッジ開校(2025年9月現在9校)

【メディア出演(一部)】

2022年 NHK総合「日曜討論」(テーマ:「子ども・若者の声 社会や政治にどう届ける?」/野田聖子こども政策担当大臣などとともに)

共同監修 / キズキ相談担当 半村進

はんむら・すすむ。1982年、茨城県生まれ。東京大学文学部卒。
小学校時代から転校を繰り返し、運動ができないこと、アトピー性皮膚炎、独特の体形などから、いじめの対象になったり、学校に行きづらくなっていたことも。大学に入学してようやく安心できるかと思ったが、病気やメンタルの不調もあり、5年半ほど引きこもり生活を送る。30歳で「初めてのアルバイト」としてキズキ共育塾の講師となり、英語・世界史・国語などを担当。現在はキズキの社員として、不登校・引きこもり・中退・発達障害・社会人などの学び直し・進路・生活改善などについて、総計1,000名以上からの相談を実施。

【執筆記事・インタビューなど(一部)】

日本経済新聞 / 朝日新聞EduA / テレビ東京 / 不登校オンライン / 通信制高校ナビ

サイト運営 / キズキ

「もう一度学び直したい方」の勉強とメンタルを完全個別指導でサポートする学習塾。多様な生徒さんに対応(不登校・中退・引きこもりの当事者・経験者、通信制高校生・定時制高校生、勉強にブランクがある方、社会人、主婦・主夫、発達特性がある方など)。授業内容は、小学生レベルから難関大学受験レベルまで、希望や学力などに応じて柔軟に設定可能。トップページはこちら。2025年6月現在、全国に17校とオンライン校(全国対応)がある。

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