不登校でも学習塾には行くのはあり? 学習塾に行くメリットを解説

こんにちは。生徒さんの勉強とメンタルを完全個別指導でサポートする完全個別指導塾・キズキ共育塾です。
あなたは、「不登校でも学習塾には行くのはあり?」と思ったことはありませんか?以下のような疑問や不安を抱えている人は少なくありません。
- 不登校状態にある人を受け入れてくれる学習塾はある?
- 不登校状態にある人が学習塾に行くメリットは?
このコラムでは、不登校状態にある人が学習塾に行くメリット、学習塾に行く際の注意点、オススメの学習塾、学習塾を選ぶポイント、親ができることについて解説します。
不登校状態にある人はもちろん、今後のために知っておきたい人もぜひ最後までご覧ください。
私たちキズキ共育塾は、不登校でも学習塾に通いたい人のための、完全1対1の個別指導塾です。
生徒さんひとりひとりに合わせた学習面・生活面・メンタル面のサポートを行なっています。進路/勉強/受験/生活などについての無料相談もできますので、お気軽にご連絡ください。
目次
不登校状態にある子どもが学校には行かないけど学習塾には行くのはアリ?

不登校状態にある人が、学校には行かないけど学習塾には行くのはアリです。全く問題なく、学校側から何か言われることもないでしょう。
ただし、すべての学習塾が不登校状態にある人に対応できるわけではありません。
ほかにも、進学塾は進学を目的としているため、不登校状態にある人の学習目的とあわない可能性もあります。
不登校状態にある人が学習塾を選ぶなら、不登校に対して理解のある学習塾がオススメです。不登校状態にある人にオススメの学習塾は、こちらをご覧ください。
不登校状態にある人が学習塾に行くメリット
この章では、不登校状態にある人が学習塾に行くメリットについて解説します。
メリット①自分のペースで学べる

1つ目は、自分のペースで学べることです。学校では集団授業が基本ですが、個別指導塾などであれば自分のペースでゆっくり進められます。
学校の授業についていけないことが不登校の理由の一つになっている場合は、学習塾に通って自分のペースで学習を進めておくことは非常に有効です。
ただし、学習塾と一言で言っても、集団塾の場合は学校と同じく周りのペースに合わせなければならないため、個別指導塾を選ぶのがオススメです。
メリット②学校復帰のきっかけになる
2つ目は、学校復帰のきっかけになることです。学習塾に通うことで外に出る習慣や学習する習慣がつき、学校復帰のきっかけになる可能性があります。
学習塾のほうが学校より人数が少ない場合は、人がいるところに慣れることもできるでしょう。
とはいえ、必ず学校に復帰しなければならないわけではありません。学校に行かない選択肢もあります。あくまで、学校復帰を検討している人にとってのメリットとして捉えておくとよいでしょう。
学校に行かない選択肢の考え方については以下のコラムを参考にしてください。
メリット③コミュニケーションの場を得られる

3つ目は、コミュニケーションの場を得られることです。不登校状態にあると自宅にいる時間が多くなり、家族以外の人とのコミュニケーションの機会が少なくなりがちです。
学習塾に通うと、先生や同級生などと話す機会が生まれます。コミュニケーションは今後の人生でも必要になる場面も少なくないため、学生時代にコミュニケーションの機会を確保しておくのは重要だと言えます。
メリット④学校の出席扱いになるケースがある
4つ目は、学校の出席扱いになるケースがあることです。
出席扱いになるのは教育委員会などが設置する教育支援センターなどの公的機関へ通うことが基本ですが、学習塾などの民間施設も条件を満たせば出席扱いになります。なお、義務教育の小学校、中学校の場合に限ります。(参考:文部科学省「(別記1) 義務教育段階の不登校児童生徒が学校外の公的機関や民間施設において相談・指導を受けている場合の指導要録上の出欠の取扱いについて」)
ただ、さまざまな条件があるため、出席扱いを希望する場合は事前に学校に相談してみましょう。
不登校状態にある人が学習塾に行く際の注意点
この章では、不登校状態にある人が学習塾に行く際の注意点について解説します。
注意点①経済的負担が発生する

1つ目は、経済的負担が発生することです。学習塾に通う以上、授業料などの支払いは必要になります。
サービスに対価を支払うことは当然ですが、経済的負担が発生するのは知っておく必要があります。
学習塾のWEBサイトなどを見たり、電話で問い合わせたりして、どのくらい費用がかかるのか調べておくといいでしょう。
自治体によっては、学習塾を利用するための補助金を使えます。
キズキでよく使われるのは以下の支援制度です。
- フリースクール等に通う不登校児童・生徒支援調査研究事業への調査研究協力者謝礼金
- 受験生チャレンジ支援貸付事業
- 大阪市塾代助成事業
- 高卒認定試験のひとり親助成金
- その他、自治体独自の助成金
その他、認定NPO法人キッズドアなど無料の学習塾もあります。
注意点②学習塾の雰囲気や講師が合わないリスクがある
2つ目は、学習塾の雰囲気や講師が合わないリスクがあることです。学校でも同じことが考えられますが、人間である以上、好き嫌いはあります。
学習塾の雰囲気が堅すぎる、講師と気が合わないなどが考えられます。事前に体験授業などで学習塾や講師の雰囲気を確認しておくのがオススメです。
注意点③学校の友達と遭遇するリスクがある

3つ目は、学校の友達と遭遇するリスクがあることです。特に、学校での友人関係が原因で不登校状態にある場合は、避けたい人もいるでしょう。
学校の近所にある学習塾だと、学校の友達と遭遇するリスクは高いでしょう。避けたい場合は、少し離れた立地にある学習塾かオンライン指導を実施している学習塾、家庭教師などを検討するのをオススメします。
不登校状態にある人にオススメの学習塾3選
この章では、不登校状態にある人にオススメの学習塾を紹介します。
オススメ①不登校への理解がある学習塾

1つ目は、不登校への理解がある学習塾です。学習塾はさまざまありますが、不登校状態にある人が通っていない学習塾も多くあります。
不登校状態にある人を対応した経験がない学習塾の場合、指導方法や学習の進め方に関するノウハウがなく、満足した結果が得られない可能性があります。
そのため、不登校状態にある生徒が多数いる学習塾で、不登校への理解がある学習塾がオススメです。
例えば、キズキ共育塾には実際に不登校状態にある人が多く通っており、学生時代に不登校を経験したことがあるスタッフも在籍しています。
不登校・ひきこもり・中退からの卒業生は8000人以上。不登校への理解があるため、無理なく通うことができます。
オススメ②個別指導塾
2つ目は、個別指導塾です。集団塾だと学校と同じように周りのペースに合わせて勉強することになるので、遅れを取り戻す目的で学習塾に通うなら個別でじっくりやっていく方がオススメです。
また、集団塾だと授業が開催される曜日や時間帯が決まっていることが多く、融通が利きづらいはずです。
一方、個別指導塾だと通う曜日や時間帯を比較的自由に決められ、欠席した際の振替授業も設定しやすいでしょう。
先生とコミュニケーションを取りやすい側面もあるので、キズキ共育塾のような個別指導塾を探してみてください。
オススメ③オンライン指導を実施している学習塾・家庭教師

3つ目は、オンライン塾・家庭教師です。通塾することが困難な場合は、自宅で学習できるオンライン指導を実施している学習塾・家庭教師がいいでしょう。
特に、外出が困難なようであれば、まず検討すべき選択肢の一つです。家庭教師なら必要なものはノートや教材くらいですし、オンライン指導を実施している学習塾もPCやスマホがあれば受けられます。
キズキ共育塾オンライン指導も実施しており、PC・スマホの環境整備からインストール、操作方法まで丁寧にサポートしてくれるので安心です。
家庭教師のサービスもあり、不登校状態にある人の学びをサポートします。まずは相談のみでも大丈夫ですので、アクションを起こしてみましょう。
補足:教育支援センター(適応指導教室)
学習塾ではありませんが、教育支援センター(適応指導教室)という施設があります。
教育支援センター(適応指導教室)とは、主に不登校状態にある児童生徒の学校復帰を支援し、社会的自立をサポートする施設のことです。集団生活への適応や情緒の安定、基礎学力の補充などのサポートを行っています。(参考:文部科学省「適応指導教室(学校支援センター)の取り組みについて」)
教育支援センター(適応指導教室)は約63%の自治体で設置されており、設置を予定している自治体も多くあります。(参考:文部科学省「『教育支援センター(適応指導教室)に関する実態調査』結果」)
なお、適応支援教室とは、教育支援センターの旧名称で、同じ施設を指します。不登校状態にある児童生徒の増加や文部科学省の通知などを受けて、2003年に正式名称が適応支援教室から教育支援センターに変更されています。(参考:立川市教育委員会「適応指導教室から教育支援センターへの名称変更について」)
例えば、山梨県甲斐市では学習塾と連携した教育支援センター(適応指導教室)もあります。学習塾と合わせて探してみるといいでしょう。(参考:山梨県甲斐市教育委員会「学習塾と連携した学外適応指導教室の開設~不登校の子どもたちの多様な居場所づくり~」)
ただし、教育支援センター(適応指導教室)の目的は学校復帰です。また、教育支援センター(適応指導教室)にいるのは元先生など学校関係者であることが多く、学校が合わない人には相性がよくない可能性があります。学校が合わない人、学校に戻りたくないと思っている人には向かないでしょう。
教育支援センター(適応指導教室)も多様化しており、最近では学校復帰がすべてではないと考える施設やあまり勉強指導をうるさく言わない施設もあるそうです。
不登校状態にある人が学習塾を選ぶ3つのポイント
この章では、不登校状態にある人が学習塾を選ぶポイントについて解説します。
ポイント①不登校状態にある人が実際に通っている

1つ目は、不登校状態にある人が実際に通っていることです。不登校に関しては、身体面・精神面ともに配慮が必要です。
不登校状態にある人が実際に通っていると、接し方や授業の進め方のノウハウがあるため、しっかりサポートを受けられます。
学習塾を選ぶ際には、WEBサイトや問い合わせなどで不登校状態にある人が実際に通っているかどうか確認しておくといいでしょう。
ポイント②雰囲気や先生との相性を確認する
2つ目は、学習塾の雰囲気や先生との相性を確認することです。
不登校に関する知識や不登校状態にある子どもに対する指導経験があり、状況に応じた対応が可能な学習塾が安心です。
ポイント③相談しやすい

3つ目は、相談しやすいことです。何か困ったことがあるときなどに相談できない雰囲気では、だんだんと行きづらくなるものです。
不登校状態にある子どもの場合、臨機応変な対応が必要になることもあるため、相談体制が柔軟な学習塾を選びましょう。
プライバシーをしっかりと確保してくれるか、直接相談しづらいことはオンラインやメールでも対応してくれるかなどの点もポイントでしょう。
不登校状態にあるお子さんに親ができること

不登校状態にあるお子さんには、身体面・精神面ともに配慮が必要です。何かしてあげたいと思う親御さんも多いでしょう。
まずは、お子さんと会話するのがいいでしょう。なぜ学校に行きたくないのか、何か嫌なことがあったのかなど、聞いてみてください。
ただ、お子さんが話したがらないのに無理強いするのはNGです。あくまで、自分から話すのを待ちましょう。
その他、不登校状態にあるお子さんに親ができることについては、以下のコラムで解説しています。ぜひご覧ください。
また、不登校状態にあるお子さんに親がやってはいけないことについては、以下のコラムで解説しています。ぜひご覧ください。
まとめ~不登校状態にある人が学習塾には行くのはメリットがたくさんあります~

不登校状態にある人が学校へ行かずに学習塾に行くという選択肢もあります。
自分のペースで学べたり学校復帰のきっかけになったりするなどのメリットがあるため、検討してみましょう。
学習塾を探す際は不登校に理解がある学習塾がオススメです。キズキ共育塾のような、実際に不登校状態にある人が通っている学習塾を探してみてください。
Q&A よくある質問