子どもの不登校克服のために親ができる環境づくり

子どもの不登校克服のために親ができる環境づくり

2018年11月5日 月曜日 投稿

子どもの不登校克服のための、親にできる環境づくり

キズキ共育塾の岡田和哉です。

不登校のお子さんについて、お子さん本人の気持ちを尊重して寄り添わなきゃいけないと思いつつ、家で何もしないお子さんを見るとついつい厳しいことを言ってしまう…そんなお悩みがありませんか?

一方で、
「がんばりなさいと伝えても前に進まない」
「でも、他にどうすればいいのかわからない」
というお悩みもありませんか?

子どもの「不登校の克服」のために親ができる一番のことは、「環境をつくること」です。

今回は、子どもが不登校を克服するためにはどんな環境が必要なのか、その環境をつくるために親ができることは何かをお伝えします

不登校の克服は、誰にでもできます

この記事を読むことで、子どもに関する不安が少しでもやわらいだら嬉しいです。

不登校を克服したキズキ共育塾の生徒さんの事例も紹介するので、参考にしてみてください。


前提:子どもの気力は少しずつ回復していく

前提:子どもの気力は少しずつ回復していく

子どもが不登校を克服するためには、まず、少しずつ前に進み、気力を回復していくことが大切です。

不登校の子どもは、自身が一番「このままではいけないという思い」「どうにかしたい思い」を抱えています。

しかし、「どうにかしたい思い」が見て取れず、逆に「無気力な行動」をしてしまう子どもも多いです。

例えば、朝に起きてこなかったり、ゲームやネットに時間を費やしたり、自室から出てこなかったり…。

それは、不登校という状況が、子どもから自信、意欲、積極性、希望などを奪い、無気力な状態に陥らせているからです。

気力は、回復したくてもすぐにはできません。

不登校の期間が長ければ長いほど失った気力も大きく、回復にも時間がかかります。

少しずつ前に進み、少しずつ気力を回復していくことで、子どもは不登校を克服できるようになります。

親としても、「焦らない」という心構えが重要です。


子どもが安心して挑戦できる環境が重要

子どもが安心して挑戦できる環境が重要

では、子どもが少しずつ前に進み、少しずつ気力を回復するためには、どのような環境が必要でしょうか。

不登校の子どもは、「学校に行けない自分はダメな人間だ」と自己否定の感情を抱えています

また、「自分は失敗した。もう二度と失敗できない」と、失敗を過剰に恐れることもあります。

そんな気持ちでは、「状況を克服したい」と思っていても、具体的な行動に挑戦できません。

親にできることは、子どもの現状を受け止め、
「今は学校に行けなくても大丈夫。将来を悲観する必要はない」
「失敗しても大丈夫。焦らなくてもいい」
などと明確に伝え、子どもの自己否定や不安を和らげ、安心できる環境、失敗できる環境をつくっていくことです。

「失敗は成功のもと」という言葉もあるように、失敗そのものは悪ではありません。

失敗することで成長し、次の成功に繋がることもよくあります。

不登校克服の過程では、小さな失敗も珍しくありません。

安心できる環境、失敗できる環境にいれば、いろいろな挑戦もでき、成長して自信もつき、子どもは不登校を克服していきます


生活習慣を少しずつ改善して、中学不登校を克服したA君

生活習慣を少しずつ改善して、中学不登校を克服したA君

中学3年生でキズキ共育塾に入塾した生徒さん(以下、A君)がいました。

A君は、不登校に加えて深夜番組が好きなこともあって、生活リズムが乱れていました。

親御さんは、不登校克服の第一歩として、A君が段階的に規則正しい朝方の生活を送れるように毎日協力していました

例えば、毎日できることとしては、朝食を一緒に食べるようにする。

食べられないときも、それを責めずに冷たい飲み物で意識をはっきりさせる。

週末にできることとしては、午前中に外出する用事をつくる(ドライブや買い物、海に行くなど)。

「不登校でもいいから健康に過ごしてほしい」と伝え、深夜番組は録画して午前中に見るようにする、夜はスマホを見ないよう約束する…などです。

約束を守れないことがあっても、守れたところを褒めるようにしていました。

失敗しても大丈夫な環境、安心できる環境をつくっていたのです。

キズキ共育塾への入塾にも、勉強だけでなく、生活リズムを整えるためという意味がありました。

どれも無理やりではなく、A君の心身の調子を見ながら、少しずつ少しずつの改善でした。

その甲斐あってA君は次第に気力が充実し、学期が変わるタイミングで不登校を克服し、学校に復帰しました。

とは言え、復帰したては、朝出かけるギリギリに起きてなんとか準備して出かける、というスタイルでした。

その状態について親御さんは、「ギリギリの登校とは言え復帰できたので、まずはこれでいいと思っています」と話していました。

そうこうするうちに、A君は徐々に余裕を持って登校できるようになり、再び不登校になることはありませんでした。

親御さんが「復帰=いきなり完璧な生活リズム」という状態を求めず、そして約束を守れないなどの失敗を責めず、段階的な改善を持続していたことが不登校克服の秘訣のようです。

A君は、キズキ共育塾では得意だと思える科目から学びはじめ、秋ごろから本格的な受験勉強を始め、志望する高校に合格しました。


家庭以外の環境をつくることも大切

家庭以外の環境をつくることも大切

子どもが不登校になると、「家族だけで何とかしなくては」と抱え込んでしまう親が多くいます。

ですが、親は不登校の専門家ではありません。

不登校については、親だけが抱え込む必要も、親だけで解決する必要もないのです。

また、親が子どもにかかりっきりになると、子どもは
「自分のせいで親に元気がない」
「自分のせいで親がやりたいことができない」
などと考えて、新たな自己嫌悪に陥ることもあります。

家庭以外にも適切に頼れる居場所を用意することが、不登校の克服の助けになります

不登校の子どもを支援する団体もオススメですし、不登校支援とは直接関係ない趣味やスポーツなどの団体を通じて子どもが自信などを身につけることもあります。


勉強ができる環境は選択肢を広げる

勉強ができる環境は選択肢を広げる

勉強ができる環境も大切です。

勉強を続けていれば、子どもが学校に戻ろうとするときの「勉強についていけるだろうか?」という不安を解決することができます。

また、元の学校に戻らない場合も、選択肢を広げることができます。

不登校の子どもは、「どうにかしたい。でもどうすればいいかわからない」と悩んでいることもよくあります。

気力が回復した段階でも「どうすればいいかわからない」のであれば、子どもに「行動の具体的な選択肢がない」ということです。

例えばいじめがきっかけの不登校など、元の学校に復帰することが難しいケースも正直あります。

そんなとき、「元の学校に戻る」ための行動は、現実として選択肢にならないのです。

「元の学校に戻る」は、選択肢の一つでしかありません。

人生には、多様な選択肢があります。

子どもには、「元の学校に戻らなくても、いろんな選択肢を通じて将来に進んでいける」ということを伝えてほしいと思います。

そして選択肢を増やす、つまり不登校を克服するための行動を増やす手段に、「勉強」があります。

勉強を続けていれば、転校がスムーズに進むこともありますし、受験に備えることもできます

現在は不登校専門の塾も多く存在していますので、よかったら探してみてください。

その際、私たちキズキ共育塾も選択肢の一つとして検討してみてもらえれば幸いです(相談は無料なのでお気軽にお問い合わせください)。


まとめ〜子どももあなたも、次の一歩に進めるよう祈っています〜

まとめ〜子どももあなたも、次の一歩に進めるよう祈っています〜

ここまでのことをまとめます。

  • 不登校の子どもは気力を失ってしまっていることが多く、回復には時間がかかります
  • 子どもは少しずつ前に進み、少しずつ気力が回復していきます
  • 親としても、焦らないでください
  • 子どもが安心して挑戦できる環境が重要です
  • 子ども「失敗しても大丈夫」と思い、挑戦できるようになれば、成長して自信もつきます
  • 親だけで子どもの不登校を抱え込む必要はありません
  • 家庭以外の環境をつくることも大切です
  • 勉強ができる環境があれば、学校に戻りやすいですし、戻らなくても選択肢が増えます

と、様々なことを述べてきましたが、あまり難しく考えず、「笑顔でいること」「自然に接すること」「支援機関を頼ること」ができれば子どもは不登校を克服し、前に進んでいきます

どんな子どもも、前に進む力を持っています。

その力を信じ、子どもと向き合っていってください。

子どもも、そしてあなたも、「次の一歩」に進めるよう祈っています。

もしよろしければ、キズキ共育塾にご相談ください(親だけでのご相談も可能です)。

お問い合わせ・無料相談はこちらから

※文中の写真は、全てイメージです。


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