不登校のお子さんの将来のために、親に大切にしてほしい5つのこと

2018年6月11日 月曜日 投稿

不登校のお子さんの将来のために、親に大切にしてほしい5つのこと

こんにちは。キズキ共育塾の清水優希です。

お子さんが不登校になると、親も本人も不安になりがちです。

特に、「将来はどうなるのだろうか」という不安はよく耳にします。

まず、「不登校だと将来が閉ざされる」ということはありません

キズキ共育塾の生徒さんだけを見ても、不登校でも高校や大学に進学できますし、毎日を楽しく過ごせるようになるということがわかります。

一方で、お子さんはまだまだ「子ども」であり、自分だけではなかなか前に進めないこともよくあります

お子さんが将来に進むためには、「親が適切に接すること」が力強いサポートになります。

今回は、不登校のお子さんが将来に進むために、親に大切にしてほしいことをご紹介します。

将来について悲観的にならず、あなたとお子さんが安心して「次の一歩」に進めるよう願います。


①お子さんの「気持ちをうまく言えない状態」を理解してほしい

不登校のお子さんが「次」に何をしたいのか、気になると思います。

親としては、「こうなってほしい」という願望もあるでしょう。

ですが、不登校のお子さんは、自分でも自分の気持ちを理解できていないことがよくあります。

また、思春期のお子さんは、(不登校じゃなくても)気持ちを素直に話せないこともよくあります。

そんなお子さんは、
「中学卒業後の将来について、話し合いましょう」
「この高校についてどう思う?」
などと言われても(例えそれが優しい聞き方であっても)、うまく話し合うことができません。

お子さんは「気持ちをうまく言えない状態」であるとご理解の上、日常の会話や行動を通じて、少しずつ将来について話してほしいと思います。

料理に興味があるみたいだから、一緒に料理をしながら話してみようかな…。
スポーツに興味があるみたいだから、一緒に観戦に行ってコミュニケーションを取ろうかな…。

そんなふうに日常を通じて「うまく言えない気持ち」を引き出していくことで、将来についてお子さんとしっかり話せるようになります。


②お子さんに、「家以外の居場所」を探してほしい

②お子さんに、「家以外の居場所」を探してほしい

不登校のお子さんにとって、「居場所」は家と学校がほとんどです。

つまり、不登校で学校という居場所がなくなったお子さんには、家しか居場所がありません。

家にしかいないと、社会とのつながりがなくなり、どんどん内向きな思考になっていきます。

そして不登校の場合、内向きな思考はネガティブな考え方に陥りやすくなります。

お子さんが楽しく過ごせて、社会と繋がりを持てる居場所を持つことが大事です。

フリースクールなどの不登校の子どもたちが集まるコミュニティ。
地域の楽団や市民劇団などの趣味の集まり。
スポーツクラブや書道教室などの習い事。

そんな居場所が見つかると、お子さんは自分が他者に受け入れてもらえていることを実感し、将来について前向きになることができます。

お子さんと話して、ぜひ居場所を見つけてほしいと思います。

なお、「居場所」の候補が見つかっても、お子さまにとって「外の世界に出る」ということは、非常に勇気のいることです。

慣れるまでの間は送迎などのサポートがあると、お子さんとしても安心して外出できると思います。


③お子さんの「勉強する機会」を保ってほしい

不登校になると、勉強をする時間は減りがちです。

ですが、「学校には行きたくないけど、勉強は続けたい」と思うお子さんは少なくありません。

将来が何であれ、勉強はしておいて損はありません。

また、「学校には行っていないけど勉強はしている」という状況は、お子さんの自己肯定感を持つためにも重要です。

登校を再開したくなったときにも、勉強のレベルが学校の授業に追いついているとスムーズに進みます。

お子さんに「勉強したい」と相談されたときは、「じゃあ学校に行きなさい」と言うのではなく、塾、家庭教師、通信講座などを一緒に探してほしいと思います。

なお、「勉強したい」と言わないお子さんは、「学校に行かないのに、勉強したいなんて言えないな…」と悩んでいることもあります。

お子さんの状況にもよりますが、「学校は行かなくていいけど、(塾などで)勉強する?」などと、親の方から声をかけてみることもお勧めします。


④お子さんに「進学できる選択肢があること」を伝えてほしい

④お子さんに「進学できる高校があること」を伝えてほしい

特に中学不登校の場合、直近で一番不安に思うことは、「高校に進学できるのだろうか」ということです。

「内申点が低いから、合格できないのでは…」
「受験勉強ができていないから、合格できないのでは…」
「仮に進学できても、毎日通う自信がない…」

そんな不安は、お子さん本人が一番感じています。

「中学の出席日数が少ないと進学できない高校」は、確かにあります。

ですが、中学不登校から進学できる高校もたくさんあります。

中学での出席日数を問わない高校もありますし、受験で学力試験がない高校もありますし、毎日通学しなくていい高校もあるのです。

例えば、通信制高校、定時制高校、一部の私立高校、東京都ならチャレンジスクール、神奈川県ならクリエイティブスクールなどです。

そんな高校があることを、お子さんに伝えてください(高校不登校の場合の、転校の選択肢にもなります)。

また、将来的に専門学校や大学への進学を考えているようでしたら、高校に通わずに高卒認定を取得する、という手段もあります。

次に、高校不登校の場合、大学や専門学校の受験を不安に思う方もいるのですが、特に一般入試の場合、基本的にはそれまでの「出席日数」は受験で考慮されません(「高卒資格」や「高卒認定の取得」そのものは必要です)。

このように、「選択肢がある」と知ったお子さんは、無用の焦りや苦しみから解放され、将来に前向きになれます。

その上で、「どんな学校なら進学できそうか、どんな学校なら通いたいか」をお子さんと一緒に考え、学校見学なども行ってほしいと思います。


⑤そして親自身のためにも、第三者を頼ってほしい

最後に、お子さんだけでなく、「親であるあなた自身」のためにも行ってほしいことをお伝えします。

それは、ぜひ、「第三者を頼ってほしい」ということです。

例えば「不登校の子どものための相談機関」や「不登校の親の会」などのことです。

親としてお子さんが心配なのはとてもわかりますが、親は「不登校の専門家」ではありません

また、親子がつきっきりになると、どうしてもお互いに疲弊してしまいます。

専門家である第三者を頼ることで、それぞれのご家庭・お子さんに応じた、より適切な対応ができるようになります。

①〜④でお伝えしてきたことも、「具体的に、このお子さんの場合はどうすれいい」といったことへのアドバイスももらえると思います。

まとめ――お子さんが将来に進めるように願います

まとめ――お子さんが将来に進めるように願います

以上、不登校のお子さんが将来に進むために親に行ってほしいことをお伝えしました。

不登校になると、お子さんも親も将来が心配になります。

ですが、不登校になったからといって、将来が閉ざされるということはありません

お子さんは、前に進めるようになります。

そのためには、親であるあなたには以下のことを行ってほしいと思います。

①お子さんの「気持ちをうまく言えない状態」を理解してほしい
お子さんは自分の気持ちをわからなかったり、うまく言えなかったりすることがよくあります。
日常生活の中でお子さんの気持ちを理解できるようになると、将来について話し合えるようになります。

②お子さんに「家以外の居場所」を探してほしい
不登校のお子さんは、家以外に居場所がないと、内向きでネガティブな思考になりがちです。
家庭以外の場所で楽しく過ごせると、前向きになれます。

③お子さんの「勉強する機会」を保ってほしい
学校に行かないと、勉強が遅れがちです。
学校以外で勉強できる場所・機会があると、お子さんは、自己肯定感を持てるとともに、次の一歩に進みやすくなります。

④お子さんに「進学できる選択肢があること」を伝えてほしい
「高校や大学などに進学できないかも」という不安は、お子さんを悩ませます。
それまでが不登校でも進学できる選択肢ががたくさんあることを知ると、お子さんは無用の苦しみから解放されます。

⑤親自身のためにも、「第三者」を頼ってほしい
親子がつきっきりになると、どうしても家族仲がギスギスしがちです。
また、親は不登校の専門家ではありません。
専門家の手を借りると、お子さんも親も、より適切な行動ができます。

キズキ共育塾でも無料相談を受け付けていますので、お気軽にご相談ください

お子さんとあなたが将来に向かって進めるよう願っています。


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※文中の写真は、全てイメージです。


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