【学校行きたくない中学生】親の正しい対応と、理由がわからないときの解決策

ある日突然、中学生のお子さんから「学校に行きたくない」と言われたら、「このまま不登校になったらどうしよう」「高校受験はどうなるの?」と不安でいっぱいになるのは、親として自然なことです。

しかし、結論から言えば、学校を休んでも中学校は卒業可能で、進学できる高校も必ずあります。焦りすぎないでください。

このコラムでは、不登校や学び直しを支援し、1.4万人以上の生徒さんに寄り添ってきたキズキ共育塾が、学校に行きたくない中学生の心理と、親が取るべき正しい対応(OK・NG行動)をわかりやすく解説します。

じつは、不登校のきっかけとして最も多いのは「自分でも理由がわからない(無気力・不安)」という状態です。私たちキズキ共育塾の講師たちにも、かつて同じような気持ちを経験してきた人が多くいます。

保護者の方がどう接すればいいのか、そしてお子さんがどうやって自信を取り戻していくのか、具体的なステップとともにご紹介します。

なお、コラムの後半では、中学生のご本人に向けたメッセージもお届けしています。ぜひ最後までご覧ください。

私たちキズキ共育塾は、学校に行きたくない人のための、完全1対1の個別指導塾です。

10,000人以上の卒業生を支えてきた独自の「キズキ式」学習サポートで、基礎の学び直しから受験対策、資格取得まで、あなたの「学びたい」を現実に変え、自信と次のステップへと導きます。下記のボタンから、お気軽にご連絡ください。

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【学校行きたくない中学生】親がすぐにするべき初期対応とNG行動

「明日の朝、どんな顔で子どもに声をかければいいんだろう」と悩む保護者の方も多いのではないでしょうか。

この章では、親がすぐにするべき初期対応とNG行動について解説します。

まずは心身を休ませる(OK対応)

お子さんが「学校に行きたくない」と言えた日は、ある意味でSOSのサインが届いた日でもあります。そのサインを受け止められたことを、まずよかったと思ってください。

このとき親がすべきことは、お子さんの心と体を休ませることです。「なぜ行かないの?」と理由を追及することではありません。

学校を休むことを甘えと感じる人もいるかもしれません。しかし、心や体が疲弊しているときに無理をさせることは、傷を深めるだけです。

まずは「今日はゆっくり休もう」という一言をかけるだけで、お子さんは「責められていない」と感じられます。

無理に理由を聞き出す(NG対応)

心配するあまり、原因を突き止めようと次々と質問したくなるのは、親として自然な行動です。しかし、これがお子さんの心を閉ざす最大の原因になることがあります。

不登校のきっかけとして最も多いのは、自分でも理由がわからない状態です。

理由がないのに問い詰められると、お子さんは「理由を言えない自分がおかしいのかも」と自己嫌悪に陥り、心をさらに閉ざす恐れがあります。

また、登校を無理強いしたり、今の学校への登校にこだわったりといった対応も、お子さんを追い詰めるリスクがあります。

問い詰めるのではなく、お子さんの味方になりましょう。

学校の先生や外部機関へ早めに相談する(OK対応)

お子さんの状況を、親だけで抱え込まず、周囲の信頼できる人や専門家に相談しましょう。

学校の先生、学習塾の講師、医師、不登校のサポート団体など、あなたとお子さんをサポートする人は大勢います。

そうした人たちは、「学校に行きたくない中学生」への対応法をよく知っています。早め早めに相談することで、今後の選択肢を広げていくことができます。

(残念ながら、学校からは適切な対応が得られないこともあります。その場合は、学校とのつながりは事務的な情報を得るために保ちつつも、学校外のサポート団体などをより積極的に利用するようにしましょう)

私たちキズキ共育塾もその一つです。「学校には連絡しにくい」「まだ深刻ではないかもしれない」という段階でも、キズキ共育塾では無料相談を受け付けているので、お気軽にご連絡ください。

学校行きたくない中学生の理由|「理由がわからない」が一番多い?

「うちの子は何が嫌なんだろう」と、つい原因探しをしがちですが、その問いへの答えは、お子さん自身も持っていないことがほとんどです。

この章では、学校に行きたくない中学生の理由について解説します。

無気力・不安など「明確な理由がない」ケース

文部科学省の調査では、不登校の主たる要因は、「無気力・不安」の合計が過半数になります。

これは、「子ども本人としても、学校に行けない理由がわからない(言語化できない)」と言い換えることができます。

また、文部科学省が中学2年生を対象に行ったアンケート調査では、「身体の不調」が最初に学校へ行きづらいと感じたきっかけのトップになっています。

(参考:文部科学省「令和2年度不登校児童生徒の実態調査」

「なんとなく行きたくない」「朝になると体が動かない」といった理由は、意志が弱いのではなく、心のエネルギーが底をついているサインです。

お子さんたちも、自身の状況を理解できず、苦しんでいます。

この状態のお子さんに対しては、「理由がわからなくてもいい」と親が理解を示すことが、回復につながります。

人間関係や勉強の遅れなどのケース

友人関係・いじめ・クラスの雰囲気などの人間関係の問題、授業についていけない・テストの点数が下がったといった学習面での挫折も多く見られます。

中学校は小学校と異なり、教科担任制になり、部活が始まり、定期テストも本格化します。

さらに先輩・後輩の上下関係、異性との関係など、小学生のころには意識しなかった人間関係の悩みも加わります。

日本財団が2018年に実施したアンケート調査では、「教室にいるけど学校がつらいと感じている」「本当は授業に参加したくない」と感じている中学生が、全国で約33万人にのぼるという結果も出ています。

(参考:日本財団「不登校傾向にある子どもの実態調査」

起立性調節障害など体調不良のケース

朝になると頭痛や腹痛で起き上がれない、午後になると元気になるなどの症状が続く場合は、起立性調節障害(OD)という身体疾患の可能性があります。

起立性調節障害は、自律神経の機能が乱れることで、起立時に血圧や心拍の調節がうまくできなくなる病気です。

「怠けているだけ」と思われがちですが、本人の意志でコントロールできるものではありません。

思春期の中学生に多く見られ、適切な医療的サポートが必要なケースです。

また、過敏性腸症候群も不登校の原因になりやすいと言われています。

体調不良が不登校のきっかけになっていると思われるケースでは、まずは医療機関を受診しましょう。

中学校は学校に行かなくても卒業できる?進路の不安を解消

お子さんが不登校になった場合、卒業や進学について不安になるのは当然です。

この章では、中学校は学校に行かなくても卒業できるのか、について解説します。

出席日数が足りなくても中学校は卒業可能

日本の中学校は、出席日数に関わらず、原則として卒業できます。「卒業式に出席しない」「卒業証書を受け取らない」という場合でも、卒業できます(卒業資格を得られます)。

また、公立中学校では、基本的に留年もありません。例外的に留年することもあるのですが、留年を強制する仕組みは、事実上ありません。

一方で、私立中学校の場合は、留年になる可能性は公立中学校よりも高いです。私立中学校で不登校の場合は、「どのような状況なら留年となるか」を、学校に確認しましょう。

実際に私立中学校での留年が決まった場合は、それを受け入れる道もありますし、公立中学校へ転校して卒業するという方法もあります。

全日制高校以外の高校(通信制高校など)への進学選択肢

中学校で不登校を経験しても、進学できる高校は必ずあります。

ただし、合格できる高校が少なくなる可能性があることは、正直にお伝えします。不登校に伴って学力が身についていなかったり、内申点が低くなっていたりするためです。

しかし、学力や内申点をこれから上げて選択肢を広げることもできます。

そして、高校の選択肢は、全日制高校だけではありません。通信制高校や定時制高校など、多様な学びの形が整備され続けています。

通信制高校は、自宅学習を中心に自分のペースで単位を取得できる形式です。

スクーリング(登校)の頻度は週1回から年数回まで学校によってさまざまで、不登校経験者を積極的に受け入れている学校も多くあります。

定時制高校は主に昼から夜間に授業が行われます。こちらも、不登校経験者が進学しやすい高校です。

高校以外にも、高等専修学校、高等専門学校(高専)などの選択肢もあります。

「どんな学校がお子さんに合っているか」「今から合格するには、どのように過ごせばいいか」などは、「不登校からの高校受験に詳しい学習塾など」に相談することで、具体的にわかっていきます。

私たちキズキ共育塾でも無料相談をお受けしていますので、ぜひお気軽にお声がけください。

学校に行きたくない中学生本人のあなたへ(当事者向けメッセージ)

ここからは、このコラムを読んでいる中学生のあなたに、直接メッセージをお伝えします。

親御さんに頼まれて読んでいる人も、自分で検索してたどり着いた人も、まずここまで読んでくれてありがとうございます。

休むことは「逃げ」ではなく「戦略的撤退」

学校に行きたくない自分を責めていませんか?

  • みんなは普通に行っているのに
  • 自分だけなんでこんなに弱いんだろう

と自分を追い詰めていたとしたら、考え方を変えてほしいのです。

理由がなんであれ、または理由がわからなくても、学校に行きたくない気持ちは、甘えでも怠けでもありません。

心身が疲れているときに「少し休みたいな」と感じるのは、弱いからではなく、体からの自然なサインです。

「学校に行きたくない」と感じる気持ちも、そうしたサインの1つかもしれません。そうしたサインに気づくこと自体が、自分を守る力でもあります。

今の自分に正直でいること、「行きたくない」と気づけること自体がすごく大事な力なんです。

キズキ共育塾の講師たちも同じ経験をしています

私たちキズキ共育塾の講師の多くも、かつて学校に行けなかった経験を持っています。

朝起きると体が動かない日が続いた人、教室に入れなくなった人、理由もわからないのに毎日が苦しかった人など…。

それがいまや、あなたのような生徒さんと1対1で向き合い、一緒に未来を考える講師になっています。

キズキ共育塾の講師たちは、あなたが今いる場所を、自分自身の経験として知っています。

あなたの学校に行きたくない気持ちを、誰かに話してみたいと思ったとき、私たちは話し相手になります。

【学校行きたくない中学生】を支援するキズキ共育塾のサポート

本コラムを読んで、「具体的にどこに相談すればいいの?」と感じている人のために、この章では、キズキ共育塾のサポート内容を紹介します。

私たちのサービスが、お子さんのこれからに役立てば幸いです。

不登校などを経験した講師による1対1のメンタルケア

一般的な学習塾は、成績を上げることだけが目的です。一方、キズキ共育塾では、生徒さんのメンタルと学習を同時にサポートします。

不登校を経験した講師が多く在籍しているため、「学校に行けない自分はダメだ」という感覚を、内側から理解したうえで接することが可能です。

授業は完全1対1で、お子さん自身のペースに合わせて少しずつ自信を取り戻していきます。

実際に、キズキ共育塾の生徒さんの約92%が、新たな進路を見つけるまで継続して利用していることは、安心できる居場所として機能しているからだと考えています。

生活習慣の立て直しから高校受験までの伴走

キズキ共育塾では、「まず昼夜逆転を何とかしたい」「勉強の遅れが不安」「高校受験に間に合うか心配」といった、段階ごとの悩みにも対応しています。

生活リズムの立て直し、学習の基礎からのやり直し、保健室登校・別室登校中の学習サポート、そして全日制高校・通信制高校・定時制高校を含む高校受験対策まで、お子さんの状況に合わせたプランを一緒に考えます。

これまで1.4万人以上の生徒さんに寄り添ってきた実績があるからこそ、お子さんがどんな環境なら動き出せるかを見極める力があります。

今の状況を整理するだけでも、次の一歩が見えてきます。「勉強を再開できるかわからない」「受験について考える余裕がない」という段階でも、ぜひ一度ご相談ください。

Q&A よくある質問

学校に行きたくない中学生に親ができることはなんですか?

以下が考えられます。
  • まずは心身を休ませる
  • 無理に理由を聞き出さない
  • 学校の先生や外部機関へ早めに相談する
詳細については、こちらで解説しています。

中学校は学校に行かなくても卒業できますか?

以下が考えられます。
  • 出席日数が足りなくても中学校は卒業可能
  • 全日制高校以外の高校への進学選択肢
詳細については、こちらで解説しています。

監修 / キズキ代表 安田祐輔

やすだ・ゆうすけ。発達障害(ASD/ADHD)によるいじめ、転校、一家離散などを経て、不登校・偏差値30から学び直して20歳で国際基督教大学(ICU)入学。卒業後は新卒で総合商社へ入社するも、発達障害の特性も関連して、うつ病になり退職。その後、不登校などの方のための学習塾「キズキ共育塾」を設立。経歴や年齢を問わず、「もう一度勉強したい人」のために、完全個別指導を行う。また、不登校の子どものための家庭教師「キズキ家学」、発達障害やうつ病の方々のための就労移行支援事業所「キズキビジネスカレッジ」も運営。

【新著紹介】

『学校に居場所がないと感じる人のための 未来が変わる勉強法』
(2022年9月、KADOKAWA)
Amazon
KADOKAWA公式

【略歴】

2011年 キズキ共育塾開塾(2025年11月現在16校+オンライン校)
2015年 株式会社キズキ設立
2019年 キズキビジネスカレッジ開校(2025年9月現在9校)

【メディア出演(一部)】

2022年 NHK総合「日曜討論」(テーマ:「子ども・若者の声 社会や政治にどう届ける?」/野田聖子こども政策担当大臣などとともに)

共同監修 / キズキ相談担当 半村進

はんむら・すすむ。1982年、茨城県生まれ。東京大学文学部卒。
小学校時代から転校を繰り返し、運動ができないこと、アトピー性皮膚炎、独特の体形などから、いじめの対象になったり、学校に行きづらくなっていたことも。大学に入学してようやく安心できるかと思ったが、病気やメンタルの不調もあり、5年半ほど引きこもり生活を送る。30歳で「初めてのアルバイト」としてキズキ共育塾の講師となり、英語・世界史・国語などを担当。現在はキズキの社員として、不登校・引きこもり・中退・発達障害・社会人などの学び直し・進路・生活改善などについて、総計1,000名以上からの相談を実施。

【執筆記事・インタビューなど(一部)】

日本経済新聞 / 朝日新聞EduA / テレビ東京 / 不登校オンライン / 通信制高校ナビ

サイト運営 / キズキ

「もう一度学び直したい方」の勉強とメンタルを完全個別指導でサポートする学習塾。多様な生徒さんに対応(不登校・中退・引きこもりの当事者・経験者、通信制高校生・定時制高校生、勉強にブランクがある方、社会人、主婦・主夫、発達特性がある方など)。授業内容は、小学生レベルから難関大学受験レベルまで、希望や学力などに応じて柔軟に設定可能。トップページはこちら。2025年6月現在、全国に17校とオンライン校(全国対応)がある。

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