勉強したくないあなたへ 元劣等生がやる気を出す方法を解説
以下のようなお悩みは、よくお聞きします。
- テスト前で勉強しないといけないのはわかっているけど、やる気が出ない…
- 受験生だから勉強しないといけないけど、どうしても勉強したくない…
私自身、中学生の頃まで、勉強が苦手な劣等生でした。
大学生になった今でも「どうしても今日は勉強したくないな…」と思うことがあります。
しかし、やる気を出すコツをいくつか試しつつ、高校受験、大学受験、大学の授業の勉強の意欲を保ってきました。
このコラムでは、「勉強する必要はある気がする。でもどうしても勉強したくない…」といったお悩みをお持ちのあなたに向けて、やる気の出る方法をお伝えします。
このコラムを読むことで、「勉強したくない」という気持ちが変化すると思います。
目次
勉強したくない気持ちを変える5つの魔法
魔法①人を頼る
はじめにお伝えしたいのは、勉強したくない気持ちも、勉強のやる気を出す方法も、勉強方法も、人を頼ってほしい、相談してほしいということです。
あなたは今、「勉強したくない、なんて甘えかも」「でもやっぱり、どうしても勉強したくない…」と1人で悩んでいるのではないでしょうか?
人を頼った方が、あなた一人で悩むよりも、きっといい答えが見つかります。
また1人で「勉強しないといけないのはわかっているけど、勉強したくない…」と考え続けていると、疲れたりストレスが溜まったりします。
例えば、相談相手として以下のような人が考えられます。
相談相手の例
- 担任の先生、仲のいい先生
- スクールカウンセラー、保健室の先生
- 塾の先生
- 家庭教師の先生
私たちキズキ共育塾でも勉強のやる気についての無料相談を受け付けています。少しでも気になるようでしたら、お気軽にご連絡ください。
魔法②先に「何を勉強するのか」を決めてから、理由と方法を考える
先に何を勉強するのかを決めてから、理由と方法を考えてみましょう。
この方法が向いているタイプ
- 勉強する意味がわからない人
- 勉強より楽しいことがたくさんある人
これは、ある思考のフレームワーク(枠組み、構造)を利用した課題解決方法です。
以下の3ステップを実行してみてください。
- (1)「何を勉強するのか」を決める
- (2)「なぜ勉強するのか」を考える
- (3)「どう勉強するのか」を考える
以下、より具体的に解説します。
(1)何を勉強するのか
最初に、勉強する科目や単元などを決めます。
「国語の教科書の、この単元に出てくる漢字を覚える」「数学の教科書の、2次関数を理解できるようになる」といったイメージです。
(2)なぜ勉強するのか
その科目や単元を勉強する理由を考え、勉強へのモチベーションを高めます。
「定期テストで○○点を取るため」「高校(大学)入試に向かうため」「人生を豊かにするため」「新しい知識を身につけるため」といったイメージです。
(3)どう勉強するのか
その科目や単元をどう勉強するかを決めましょう。
「聞いて覚える」「書いて覚える」「一人で勉強する」「だれかに教えてもらう」などです。
このフレームワークの特徴は、「はじめに何かを勉強をすると決めてから、その後に理由や方法を考える」という仕組みです。
「勉強する理由(やる気を出す方法)」を先に考えようとすると、思いつかない人も多いと思います。
ですが、「何かを勉強をすること」を前提にして考えると、理由が見つかったり、やる気が出たりすることがあるのです。
勉強する理由が見つかれば、勉強したくない気持ちは徐々に軽減されていくでしょう。
また、先に「これを勉強する」と決めることは、長期的な勉強計画の作成にも役立ちます。
どうしても勉強したくない人でも、先に勉強の計画を立ててやるべきことを明確にすると、やる気が出てくる人もいるのです。
勉強計画を立てる時や日々の勉強の中で、このフレームワークを使ってみてください。
魔法③わかるところまで戻って学び直す
わかっているところまで戻って、学び直してみましょう。
この方法が向いているタイプ
- 勉強してもできないと思っている人
- 何がわからないのかわからない人
そもそも勉強は、現在あなたが学習している部分まで、少しずつ難しくなりながら続いています。
例えば、国語であればひらがなを覚えるところから、算数であれば数字を覚えるところからスタートして、少しずつ難しくなる、というイメージです。
どこかの段階でわからない部分があり、それを放置すると、そこから先の勉強もわからなくなります。
これまでの教科書や問題集などを見て、自分がどこまでわかっていて、どこからわからなくなっているのかをチェックしてみましょう。
わからない、理解できているか自信がない単元が出てきたら、そこから学び直してみてください。
こうすることで、「わからない」が少しずつ減っていき「わかる」部分が増えることで、勉強したくない気持ちも少しずつ減っていくでしょう。
魔法④適度にリフレッシュする
勉強したくない気持ちを軽減し、やる気を出すためには、適度なリフレッシュも必要です。
この方法が向いているタイプ
- 勉強することに疲れた方
ずっと勉強を続けていると、勉強することに飽きもしますし、脳も疲れたと感じ思考が鈍くなります。
休憩したり、趣味の時間をとったりするなどして、疲れた状態の自分を癒しましょう。
また、ずっと同じ科目の勉強をするよりも、リフレッシュを兼ねて別の科目に触れることもオススメです。例えば、長時間英語の勉強をしていたなら、休憩を兼ねて歴史の漫画を読んでみるなどです。これならば、リフレッシュしつつ勉強もできます。
魔法⑤机の上を片付ける(情報を整理する)
勉強する際に使う机の上を片付けて、情報を整理しましょう。
この方法が向いているタイプ
- 全員に共通してオススメ
机の上が整えられ綺麗になると、気分がスッキリとします。
さらに、勉強のために机の上を片付けることは、脳科学的にも意味があります。
机がの上が片付くと、勉強以外の情報が視界に入りづらくなり、勉強に集中できるのです。
勉強机を整理する(情報を整理する)ことで、目から入ってくる情報が減り、勉強に集中できるようになりるため、疲れにくくなります。(目からの情報が多ければ、それだけ脳に負担がかかっています)。
また、時間を決めて机の整理ができると、「机の整理もできたんだから、勉強もできる」という気持ちにもつながりやすいです。
「勉強したくない」と思う理由・原因は?
大勢の人が「勉強したくない」と思っているということは、勉強したくない気持ちを解決する方法も必ずあるということです。
では、あなたは、なぜ勉強したくないのでしょうか?
私自身の経験や、キズキ共育塾の生徒さんから聞いた話などから、「勉強したくない理由」をいくつかまとめてみました。
あなたの勉強したくない気持ちを整理するため、参考にしてみてください。
勉強したくない理由がわかると、前章で紹介した「魔法」のうち、どれが自分に向いているかもわかりやすくなるはずです。
理由①勉強する意味がわからない
勉強することが自分にとってどんな価値があるのかわからないために、「勉強したくない」と思うケースです。
例えば、以下のような悩みがあるために、勉強したくない気持ちになることはよくあります。
悩みの例
- 古文単語を覚えて、何の意味あるんだよ…。
- サイン・コサイン・タンジェントとか言ってるけど、将来何の役に立つの?
- 英単語を50個覚えたって、覚えた直後に受験に受かるわけじゃないし…
理由②勉強より楽しいことがたくさんある
あなたは、勉強以上に取り組みたい趣味や好きなことが、たくさんあるのではないでしょうか?
勉強以外のことが楽しいために、「勉強したくない」「勉強に使う時間がない」と思う人は多いです。
楽しいことの例
- ゲーム・音楽・スポーツなどの趣味
- 彼氏彼女、親友といる時間
- 特に「何かをやる」という意識はなくても、なんとなく動画を見たりマンガを読んだりする楽しい時間
「遊んでいる方が楽しいけど、勉強しなくちゃいけないのもわかってて、どうしよう…」と悩む人もいます。
理由③勉強してもできないと思っている
「自分は頑張っても勉強できるようにならない」と思っている場合も、勉強したくない気持ちは起こります。
特に、これまで勉強が得意じゃなかった人は、「勉強しなきゃいけないのはわかってる」としても、以下のような思い込みや悩みを持っていることが少なくありません。
思い込みの例
- 勉強したって、自分はできるようにはらないから、勉強したくない
理由④何がわからないのかわからない
何がわからないのかわからない状態だと、勉強したくない気持ちになります。
「わからない」の例
- 自分が何を勉強しているのかわからない
- 教科書に書いてあることの意味がわからない
- 問題文が何を聞いているのかわからない
何がわからないのかわからないと、先生に質問することも難しくなるため、勉強したくない気持ちがさらに強くなります。
理由⑤勉強することに疲れた
勉強することに疲れたことによって、「もうこれ以上勉強したくない」と思うこともあります。
休むことなく勉強し続けてきた「がんばり屋さん」によくあるパターンです。
ずっとがんばり続けていると、「もう疲れた…。勉強したくない」という思うことは珍しくありません。
まとめ:勉強したくない時は、適切に人を頼りましょう
勉強したくないと思った時は1人で抱え込まずに、学校や塾の先生などの勉強に詳しい人に、やる気の出る方法を相談しましょう。
勉強する意味がわからない人、勉強より楽しいことがたくさんある人は、「勉強する」と先に決めて、その後に理由や方法を考えてみてください。
勉強してもできないと思っている人、何がわからないのかわからない人は、わかるところまで戻って学び直してみましょう。
勉強することに疲れた人は、適度にリフレッシュしてみてください。
全員に共通して、机の上を片付けると、勉強以外の情報が目に入りにくくなり、勉強をしたくない気持ちが軽減されることがあります。。
このコラムで、あなたの勉強したくない気持ちが少しでも軽減されましたら幸いです。
さて、勉強したくない理由も、やる気になるコツも、ご紹介した以外にもたくさんあると思います。
私たちキズキ共育塾にご相談いただければ、あなたのための、勉強したくない気持ちを和らげる方法を一緒に考えられます。
ご相談は無料です。少しでも気になるようであれば、お気軽にご連絡くださいね。最初は親御さんから連絡してもらっても大丈夫です。