通信制高校のサポート校とは? メリットやデメリット・注意点を解説

こんにちは。ライターの佐崎唯です。

あなたは、通信制高校とサポート校の違いや、どういうときにサポート校に通えばいいのかがわからず、悩んでいるのではありませんか

そんなあなたのために、このコラムでは、通信制高校の「サポート校」について紹介します。

最初に簡単に伝えますと、サポート校とは、「通信制高校の生徒のための、学習指導をはじめとした様々なサポートを行う、学習塾のようなところ」のことです

このコラムでは、サポート校に関する基本的な情報を幅広く知りたい人に向けて、次のような点について解説していきます。

  • サポート校の役割や特徴
  • 学費
  • サポート校とそのほかの機関(フリースクール、学習塾など)の違い
  • メリット・注意点

通信制高校への進学や、サポート校の利用を検討しているあなたにとって、この記事が進路を考える上での助けになれば幸いです。

通信制高校とは?

通信制高校とは、通信教育で学習する高等学校課程のことです。 基本的に毎日通学する必要がないため、場所を選ばずに勉強できる点が特徴です。(参考:文部科学省「高等学校通信教育の質の確保・向上」

学校から送られてくる教科書や動画などの教材を利用して、自宅で学習します。成績は、レポートの提出やテストの点数で決まります。卒業の要件を満たせば、高校卒業資格が得られ、最終学歴は高校卒業(高卒)になります。

学習以外の時間を確保したい人や、自分のペースで学習したい人にオススメです。

通信制高校については、以下のコラムで解説しています。ぜひご覧ください。

サポート校とは?〜通信制高校生をサポートする存在〜

この章では、サポート校の概要や役割、具体的なコースなど、基本的な情報について紹介します。 (参考:東村 知子 (2004)『サポート校における不登校生・高校中退者への支援——その意義と矛盾

①サポート校の役割

①サポート校の役割

サポート校とは、学校・高校ではなく、「通信制高校生のための、(特定の)通信制高校の仕組みやカリキュラムに対応した、学習塾のようなところ」のことです

つまり、サポート校を利用する場合は、「通信制高校とサポート校の両方に在籍する」ということです。

公立の通信制高校に通っている人も私立の通信制高校に通っている人もサポート校に通うことができます。

サポート校では、文字どおり、通信制高校生への次のような「サポート」を行っています。

  • 通信制高校卒業のための学習支援
  • 学校生活などに関するメンタルサポート
  • サポート校独自のカリキュラムによる教育

サポート校は、「通信制高校の生徒なら、絶対に通わなくてはいけない」というものではありませんが、通信制高校と合わせて上手に利用することで、高校のカリキュラムをよりスムーズに進めることができます

また、通信制高校のスクーリング回数が少ないこと(=近い年齢や同じような境遇の人たちと会う機会が少ないこと)を寂しく思うときは、サポート校への登校を増やすことで、「学校」と同じように人と過ごせることもあります。

そして、「サポート校への出席」がスクーリングとみなされることもあります。

他に、高校のカリキュラムとは関係のないことも学べるサポート校(次項で述べます)や、制服があるサポート校や、体育祭、文化祭、部活のようなことができるサポート校もあります。

「通信制高校に在籍しながら、全日制高校の仕組みのうち、自分の好きなものを選んで利用できるところ」と言えるかもしれません。

②サポート校の授業時間

サポート校の授業時間は学校やコースによって様々です。

たとえば、サポート校の一つ、中央高等学院 大学入試コースでは、週5日、1コマ50分の6時間授業で時間割が組まれています。

これだけ聞くと「全日制高校と同じで大変そうだ」と思う人もいるかもしれません。

ですが、1時間目の授業は午前10時から始まるため、朝起きることが難しい人でも通いやすくなっています。

また、豊翔高等学院では、「全日制高校のように通いたい」「午後から登校したい」「人が少ない時間帯で登校したい」など生徒の希望どおりの登校スケジュールを組むことができます。
自主活動やフリータイムを入れることができるので、ずっと勉強だけでは疲れてしまうという人も通いやすくなっています。

サポート校の目的はあくまでも自主学習のサポートです。

やる気をもって勉強に取り組むことができるように、授業時間は生徒に合わせて柔軟に対応しているところが多いです。

③サポート校の学費

サポート校の費用は、それぞれの学校やコースによっても異なります。

その上で、目安としては初年度納入金の合計は、50~100万円ほどです。

具体的には、以下のような費用がかかります。

  • 入学金 (5~20万円)
  • 授業料 (35〜80万円)
  • 単位認定料 (1単位ごとに数千円 × 履修単位数)
  • 事務管理費
  • スクーリング費用
  • 教材費
  • 卒業諸費

サポートを受ける教科が多くなるほど学費が多くかかります。

学費減額制度を設けている都道府県もあるため、活用するのがオススメです。 (参考:『長野県 通信制高校サポート校等就学支援事業』)

④サポート校で学べる内容

③サポート校で学べる内容

次に、サポート校で学べる内容・コースを紹介します。

基本的には、(特定の)通信制高校のカリキュラムに対応して、いわゆる「五教科」を学ぶことができます

その上で、大学受験用の勉強ができるところもあります。

大学進学用の勉強ができるサポート校のコースの例としては、次のようなものがあります。

また、五教科以外に、サポート校独自の内容として、専門的な分野の知識を得たり、実習を行ったりできるところもあります。

実際の例としては、以下のようなコースが挙げられます。

【WEBデザインやIT関係のことを学べるコース】

【マンガ家やイラストレーターになりたい人のためのコース】

【介護や福祉関係の仕事に就きたい人のためのコース】

他にも、次のようなコースがあります。

  • 美容師になるためのことが学べるコース
  • 調理師になるためのことが学べるコース
  • マンガ家やイラストレーターになるためのことが学べるコース
  • ミュージシャンや音楽関係の仕事に就くためのことが学べるコース
  • スポーツについて学べるコース
  • 芸能人や声優になりたい人のためのコース

ご紹介したサポート校及びコースは一例ですので、ご興味がある人は、「サポート校 ○○コース」などのキーワードでインターネット検索をしてみることをオススメします。

通信制高校の探し方として、「興味のあるサポート校を高校より先に見つけて、そこと提携している通信制高校を選ぶ」という方法もあります

可能であればウェブサイトやパンフレットだけで決めず、見学に行ったり詳しい人に聞いたりしてみましょう。より「あなたに向いているか」を考えることができます。

⑤全国のサポート校の数

次に、サポート校の全国の数について紹介します。

とはいえ、統計などがないため、サポート校の正確な数は不明です。

参考として、2019年の文部科学省の調査によると、少なくとも全国で50校以上の通信制高校に、提携しているサポート校があることが報告されています(参考:文部科学省『広域通信制高等学校の展開するサテライト施設の一覧』)

また、一つの高校が複数のサポート校と提携している、一つのサポート校が複数の高校と提携している・複数の地域に教室を展開している、提携していない高校の生徒が(一部機能を)利用できるサポート校もある、などのケースもあります。

全国各地に様々なサポート校が存在するということです。

あなたに合ったサポート校も、きっと見つけることができると思います。

⑥サポート校の歴史

通信制高校専門出版社「学びリンク」の運営するサポート校のすべてによると、サポート校は1992年に誕生したとされています。

当初は「通信制高校補習校」とも呼ばれ、不登校生や高校中退生の進路先として注目されるようになりました。

1997年より大手予備校や学習塾がサポート校を開校。首都圏から全国に広がっていきました。同時期に、芸能や音楽などの興味関心に特化したサポート校も開設されました。

2000年代からは通信制高校に通う生徒が日常的に学ぶ施設としての役割が高まっていきました。また、軽度の発達障害に対応するサポート校も増加しました。

2023年には、「声優・俳優コース」や「eスポーツコース」など、時代に合わせたコースがあるサポート校が増加しています。

⑦サポート校の運営体制

サポート校は、学校教育法に認められていない民間の教育機関です。

塾や予備校などを経営する教育関連企業が主な母体となっています。

「学校」よりも集団生活のルールは厳しくはありませんが、「集団塾」よりも先生とのつながりが強い場所、というイメージです。

サポート校とフリースクールとの違い

サポート校とフリースクールとの違い

次に、サポート校とフリースクールとの違いを説明します。

フリースクールは、「スクール」と名がつくけれど、法律上の学校ではない…ということは、サポート校と同じです

サポート校は「通信制高校の生徒のサポート」を目的にしており、前述のような学習支援・メンタルサポートなどを行います。

一方、フリースクールは、通信制高校の生徒かどうかに関係なく、様々な理由で学校に行くことができない小・中・高校生が、学校以外で勉強をしたり、友達と過ごしたりするための場所です

通信制高校の生徒も、「学校に毎日通わないために人との交流が少ない」などと思って、コミュニケーションの場所としてフリースクールを利用することもあります。

フリースクールの中には、「決まったカリキュラム」や「科目の勉強の支援」がなく、居場所としての支援や、コミュニケーションの支援だけを行うところもあります。

これらは運営母体の違いにも現れており、サポート校は学習塾や専門学校などが運営していることが多いのに対し、フリースクールは個人やNPOなどによる運営が多いようです

サポート校と学習塾・予備校との違い

サポート校と学習塾・予備校との違い

次に、サポート校と学習塾や予備校との違いを説明します。

サポート校と学習塾・予備校は、生徒に勉強を教えるという点は同じです

その上で、サポート校は(特定の)通信制高校の仕組み・カリキュラムに対応しているという部分が、一般の学習塾や予備校と異なるところです。

また、サポート校では、勉強以外に心理面や生活のサポートを行います。

加えて、先述のとおり、サポート校では「五教科」以外のカリキュラムがあるところもあります。

ただし、「サポート校」とは名乗っていない塾・予備校でも、(特定の)通信制高校のカリキュラムに詳しかったり、通信制高校の生徒の勉強・メンタル・生活のサポートに実績があったりするところはあります(私たちキズキ共育塾もその一つです)。

サポート校を利用したい目的が「五教科の勉強」に関連するようでしたら、サポート校ではなく、「通信制高校 塾」などで検索して見つけた塾でも、同じようなサポートを受けられる可能性は高いです。

サポート校の5つのメリット

この章では、サポート校に通うことへのメリットについて紹介します。

基本的には、前章で言及した「サポート校と名乗っていないけれど、通信制高校の生徒の支援に強い塾・予備校」にも同様のメリットがある、とお考えください。

メリット①学習面で生徒一人ひとりに対して丁寧なサポートがある

メリット①学習面で生徒一人ひとりに対して丁寧なサポートがある

一つ目のメリットは、「学習面で、生徒一人ひとりに対して丁寧なサポートがある」です

通信制高校を卒業するためには、自分で勉強を進めて、レポート・期末試験・スクーリングなどをクリアしていく必要があります。

そして、自分一人ではなかなか勉強できない…というのは、通信制高校の生徒によくあるお悩みです。

サポート校では、そうした通信制高校の生徒が勉強を進められるように、学習指導を行います(一対一や少人数制で教えてくれるところも多いです)。

提携している通信制高校のカリキュラムや仕組みにも詳しいため、その高校を卒業するための勉強を進めていきやすくなります。

また、サポート校によっては、大学受験のための勉強も行うことができます。

メリット②勉強以外の相談もできる

二つ目のメリットは、「勉強以外の相談もできる」です

もちろん、通信制高校の先生にも、勉強以外の相談は可能です。

しかし、スクーリング日が少ない場合は相談する機会そのものが少ないでしょうし、「学校の先生」には話しづらい悩みもあるでしょう。

サポート校の先生やスタッフは、学校の先生とは別の、または学校の先生に加えた相談相手として頼ることができます

臨床心理士やカウンセラーの有資格者が常駐するサポート校もあります。

様々な悩みを相談できる、信頼できる大人が身近にいるのは、一般的にはいいことです。

メリット③新たな人間関係を築くことができる

メリット③新たな人間関係を築くことができる

三つ目のメリットは、「新たな人間関係を築くことができる」です

サポート校には様々な人がいますので、いろんな人と知り合うことができます。

サポート校に通うことで、そこでの友達・先生・先輩・後輩とのつながりができ、人間関係の幅を増やしたり、楽しく過ごせる仲間を見つけたりすることができます。

いい意味で、「学校」のような友達ができるということです。

スクーリングの頻度(=学校の人たちと会う機会)が少ない通信制高校に在籍していても、サポート校で定期的に会う人たちがいると、生活を充実させる糧となります

メリット④生活リズムを保つことができる

四つめのメリットは、「生活リズムを保つことができる」です

通信制高校の生徒は、通学して授業を受けないため、人によっては自分で生活リズムを保つことが難しくなります。

サポート校という「定期的に通う場所」ができることで、生活リズムの乱れを防ぐことができます。

メリット⑤五教科以外の専門的な技術を身につけることができる

メリット⑤五教科以外の専門的な技術を身につけることができる

サポート校のカリキュラムとあなたの希望次第ではありますが、五つ目のメリットは、「五教科以外の専門的な技術を身につけることができる」です

先述のとおり、サポート校では、ウェブ系・介護系・IT系などなど、専門的な知識・技術を得ることができる、ということです。

これは、学習塾や予備校にはないメリットと言ってもいいでしょう。

実際に、午前中はサポート校で五教科の授業を受け、午後はサポート校で専門的な分野を学ぶ…といった学生生活を送る生徒もいます。

サポート校の3つの注意点

次に、サポート校の注意点を紹介します。

前述したメリットの裏返しなものもありますので、親御さんなどとも一緒に、よく検討してみてください。

注意点①通信制高校とは別の学費が必要になる

一つ目の注意点は、「通信制高校とサポート校で、それぞれ学費(入学金・授業料・教材費・交通費など)が必要になる」です

先述のとおり、通信制高校とサポート校は別の団体ですので、そのようになるのです。

通信制高校もサポート校も、学費は学校によって大きく異なりますので、一概に「いくら必要になる」とは言えません。

なお、通信制高校の中には、「提携しているサポート校を利用する」ということを前提に、高校の学費にサポート校の学費を含む場合もあります。

学費について親御さんが何も言わない場合は、あえてあなたから確認しなくても大丈夫です。

親御さんが「お金が高くてちょっと無理かも…」と言っていたり、あなたがご自分で学費を払おうとしていたりする場合は、(必要に応じて親御さんと一緒に)学費を確認しましょう。

その上で、ご家庭の事情によっては、通信制高校の学費に、都道府県・市区町村などの補助金や奨学金を利用できる可能性があります

補助金・奨学金については、お住まいの地域の役所や、学校に確認してみましょう。

注意点②授業の時間に縛られる

注意点③授業の時間に縛られる

二つ目の注意点は、「授業の時間に縛られる」です

メリットである「生活リズムを保つ」の裏返しと言えるかもしれません。

サポート校は、通信教育ではなく、通学して授業を受けること場合が多いです。

そのため、せっかく「生活時間が自由な通信制高校」を選んだのに、生活の中で授業のスケジュール・時間を意識する必要が出てくる、ということです。

自宅から遠いサポート校を選んだ場合、通学時間も必要になっていきます。

何を学ぶか、週に何日(何時間)通うかにもよりますが、アルバイトや趣味など、勉強以外の時間が必要な方は、時間の使い方についても考えておきましょう。

なお、家庭教師派遣会社が運営するサポート校では、ご家庭でサポートを受けることができるコースもあるので、気になる方は調べてみることをオススメします。

注意点③わずらわしい人間関係が発生する可能性がある

三つめの注意点は、「わずらわしい人間関係が発生する可能性がある」です

これも、メリットである「人間関係を築くことができる」の裏返しです。

せっかく「あまり人と会わなくていい通信制高校」を選んだのに、定期的に会わなくてはいけない人がいることにうっとうしさを感じる人もいるでしょうし、自分と合わない人たちがいる可能性もある、ということです。

ただ、サポート校の人間関係があなたに合うか合わないかは、通ってみないことにはわかりません

「不安だったけど、通ってみると楽しい場所だった」ということも、大いにあり得ます。

その上で、入学を決める前に見学などを行うことで、「自分に合いそうかどうか」を確認できて、この注意点の可能性は減らせると思います

サポート校に詳しい相談相手

これまで、サポート校に関するあらゆる情報を紹介しました。

ここまで読んだあなたは、「どういう人がサポート校に通った方がいいの?」「どのサポート校を選べばいいの?」と新たな疑問が浮かんでいるのではないでしょうか。

サポート校も通信制高校も、実に種類が豊富なため、どこがいいのかを一概に決めることはできません

あなたの性格、希望進路、自宅からの距離、ご家庭の状況などを考慮して決めることが必要です。

サポート校と通信制高校を決める際には、ひとりだけ、ご家族だけで悩まずに、詳しい人や団体を頼ってほしいと思います

この章では、サポート校について相談できる人・団体を紹介します。

①通っている・通う予定の通信制高校の先生・職員

①通っている・通う予定の通信制高校の先生・職員

一つ目の相談相手は、「通っている・通う予定の通信制高校の先生」です

通信制高校の先生はサポート校の情報に詳しいため、「うちの通信制高校には〇〇のサポート校がいい」といったアドバイスをくれることがあります。

実際に通信制高校に通っている・通う学校が決まっているなら、先生に直接聞いてみましょう。

②今の・前の学校の先生・職員

二つ目は、「今の・前の学校の先生・職員」です

別の高校から通信制高校への転校・再入学を検討している人は、今現在や以前に在籍していた学校の先生や職員に相談することもできます。

中学生の場合は、中学校の先生・職員が当てはまります。

今の・前の学校の先生はあなたの性格などに詳しいため、それに基づいたアドバイスがもらえると思います

ただ、先生が通信制高校やサポート校に詳しいとは限りませんので、相談した結果、「あなたと先生で一緒に調べる」「やっぱり他のところに相談する」となることも考えられます。

③サポート校の相談会・説明会・オープンキャンパスなど

③サポート校の相談会・説明会・オープンキャンパスなど

三つ目は、「サポート校の相談会・説明会・オープンキャンパスなど」です

サポート校は、説明会やオープンキャンパスを行っていることがよくあります(通信制高校との合同説明会を開催しているところもあります)。

実際に足を運んで、人や場所の雰囲気を確認したり、スタッフや先生に話を聞いたりしてみましょう。

そうすることで、より具体的に入学後のイメージを掴むことができると思います。

説明会やオープンキャンパスが(時期的に)なくても、個別の見学・相談を受け入れているところもあります

興味のあるサポート校が見つかったら、ウェブサイトや電話などで説明会や個別の見学について、確認してみましょう。

④その他、サポート校や通信制高校に詳しい団体

四つ目は、「サポート校や通信制高校に詳しい団体」です

中高生の学校生活の支援をするNPO法人などの団体の中には、サポート校や通信制高校に詳しいところがあります。

インターネットで「サポート校 相談 NPO」「サポート校 選び方 相談」などと調べると、様々なウェブサイトや団体が出てきます

あなたから見て相談しやすそうなところがあれば、いくつかの団体から話を聞いてみましょう。

実際に通信制高校やサポート校に通っていた生徒を大勢見てきた人が、専門的な知識と経験からアドバイスをしてくれます(私たちキズキ共育塾でも、ご相談を受け付けています)。

まとめ

まとめ

今回のコラムでは、通信制高校のサポート校について紹介しました。

サポート校の役割、他の機関との違い、メリット・注意点などを幅広く知っていただけましたでしょうか。

実際にサポート校を利用するか、そもそも通信制高校に進学・転校するかなどについては、ご紹介してきたとおり、詳しい人や団体などに相談したり調べたりしつつ、決めていきましょう。

この記事も、そうした判断材料の一つとなったなら幸いです。

さて、私たちキズキ共育塾は個別指導塾であり、生徒さんには、通信制生高校に通っている方も大勢いらっしゃいます。

キズキ共育塾はサポート校ではありませんが、通信制高校に通っている方の勉強を支援してきた経験が豊富です。

無料相談も承っておりますので、ご相談いただければ、通信制高校・サポート校・勉強・受験などについて、「あなた」のための具体的なお話ができると思います。

キズキ共育塾の概要をご覧の上、少しでも気になるようでしたらお気軽にご相談ください(親御さんと一緒に相談することも、親御さんだけでのご相談も承っていますので、あなただけでは相談しづらい…と思う場合は、親御さんにも声をかけてみてくださいね)。

監修 / キズキ代表 安田祐輔

やすだ・ゆうすけ。発達障害(ASD/ADHD)によるいじめ、転校、一家離散などを経て、不登校・偏差値30から学び直して20歳で国際基督教大学(ICU)入学。卒業後は新卒で総合商社へ入社するも、発達障害の特性も関連して、うつ病になり退職。その後、不登校などの方のための学習塾「キズキ共育塾」を設立。経歴や年齢を問わず、「もう一度勉強したい人」のために、完全個別指導を行う。また、不登校の子どものための家庭教師「キズキ家学」、発達障害やうつ病の方々のための就労移行支援事業所「キズキビジネスカレッジ」も運営。

【新著紹介】

『学校に居場所がないと感じる人のための 未来が変わる勉強法』
(2022年9月、KADOKAWA)
Amazon
KADOKAWA公式

【略歴】

2011年 キズキ共育塾開塾(2023年7月現在10校)
2015年 株式会社キズキ設立
2019年 キズキビジネスカレッジ開校(2022年7月現在4校)

【メディア出演(一部)】

2022年 NHK総合「日曜討論」(テーマ:「子ども・若者の声 社会や政治にどう届ける?」/野田聖子こども政策担当大臣などとともに)

共同監修 / キズキ相談担当 半村進

はんむら・すすむ。1982年、茨城県生まれ。東京大学文学部卒。
小学校時代から転校を繰り返し、運動ができないこと、アトピー性皮膚炎、独特の体形などから、いじめの対象になったり、学校に行きづらくなっていたことも。大学に入学してようやく安心できるかと思ったが、病気やメンタルの不調もあり、5年半ほど引きこもり生活を送る。30歳で「初めてのアルバイト」としてキズキ共育塾の講師となり、英語・世界史・国語などを担当。現在はキズキの社員として、不登校・引きこもり・中退・発達障害・社会人などの学び直し・進路・生活改善などについて、総計1,000名以上からの相談を実施。

【執筆記事・インタビューなど(一部)】

日本経済新聞 / 朝日新聞EduA / テレビ東京 / 不登校新聞 / 通信制高校ナビ

サイト運営 / キズキ

「もう一度学び直したい方」の勉強とメンタルを完全個別指導でサポートする学習塾。多様な生徒さんに対応(不登校・中退・引きこもりの当事者・経験者、通信制高校生・定時制高校生、勉強にブランクがある方、社会人、主婦・主夫、発達特性がある方など)。授業内容は、小学生レベルから難関大学受験レベルまで、希望や学力などに応じて柔軟に設定可能。トップページはこちら。2024年10月現在、全国に11校とオンライン校(全国対応)がある。

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