考え方を変えたいあなたへ 考え方を変える簡単な方法を解説

こんにちは。生徒さんの勉強とメンタルを完全個別指導でサポートする完全個別指導塾・キズキ共育塾です。

あなたは、自分の考え方を変えたいと思ったことはありませんか?以下のような疑問や不安を抱えている人は少なくありません。

  • どうしてもネガティブに考えることが多い…
  • 部活や勉強で結果を出すために考え方を変える方法はない?

このコラムでは、考え方を変えるための準備や考え方を変える簡単な方法について解説します。あわせて、考え方を変えることに成功した事例を紹介します。

今すぐ考え方を変えたい人はもちろん、今後のために知っておきたい人もぜひ最後までご覧ください。

私たちキズキ共育塾は、考え方を変えたい人のための、完全1対1の個別指導塾です。

生徒さんひとりひとりに合わせた学習面・生活面・メンタル面のサポートを行なっています。進路/勉強/受験/生活などについての無料相談もできますので、お気軽にご連絡ください。

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考え方を変えるための2つの準備

この章では、考え方を変えるための準備について解説します。

準備①自分の考え方の癖を知る

1つ目の準備は、自分の考え方の癖を知ることです。人によって考え方が違うのは当たり前なこと。自分はどのような考えの癖を持っているかを知りましょう。

考え方の癖としては、以下のような種類があります。(参考:厚生労働省「依頼2『極端な思考』編」

  • 0か100か思考・完璧主義:ものごとを極端に考えるタイプ。わずかなミスも完全な失敗と考えることがある
  • 過度な一般化:自分はいつもこうだと決めつけるタイプ。自分を責めたり他人へ怒ったりすることがある
  • 心の読み過ぎ・先読み:根拠がなくても否定的な結論を出すタイプ。悪い方向へ考えを巡らせたり落ち込んだりすることがある
  • ~すべき思考:自分の中の基準が絶対だと思うタイプ。思い通りにいかないとイライラしたり相手を責めることがある
  • マイナス思考:物事をネガティブに捉えるタイプ。過度に落ち込んだり良い面を軽視したりすることがある

自分はどのような傾向があるのか、以上の例を参考に考えてみましょう。

準備②他人ではなく自分を基準にする

2つ目の準備は、他人ではなく自分を基準にすることです。ものごとについて考えるのは、常に自分自身です。最終的な行動を決定するのももちろん自分です。

  • A君がああ言ってるから
  • 親がこうしたほうがいいと言うから

このように他人ばかりを基準にしていると、なかなか考え方は変えられません。

考え方を変えて自分の行動も変えたいならば、考え方の基準を自分に置くように意識しましょう。

考え方を変える簡単な6つの方法

この章では、考え方を変える簡単な方法について解説します。

方法①考えを言葉に出す

1つ目は、考えを言葉に出すことです。考えを言葉に出すことで、今自分は何を考えているのかがわかりやすくなり、変化も感じやすくなります。

また、言葉には働きかけ機能があり、言葉が行動に影響することがあります。考え方は、行動にも影響を及ぼすのです。(参考:文部科学省「言葉の働き(機能)と仕組みについて」

一人で声に出すのもいいのですが、誰かに自分の考えを聞いてもらうのもいいでしょう。第三者目線で考えの変化に気づいてくれるかもしれません。

方法②場面ごとにどのように考えたかを振り返る

2つ目は、場面ごとにどのように考えたかを振り返ることです。考え方の振り返りをすると、自分にどのような傾向があるのかわかりますし、意外な発見があるかもしれません。

人間は振り返ることで意識づけがされます。「前回はこう考えていたから今度はこうしよう」という考え方の改善が期待できます。(参考:徳島大学高等教育研究センター「4.学修を振り返る習慣を身につけよう」

方法③外見を変える

3つ目は、外見を変えることです。一見考え方とは関係ないように思いますが、外見は考え方や行動に影響を及ぼします。

俗にスタンフォード監獄実験と呼ばれる実験では、被験者を看守役と受刑者役に分けてそれぞれ看守の制服と囚人服を着せて演技させたところ、時間が経つにつれてそれぞれが高圧的な行動や自虐的な行動を取るようになりました。(参考:京都橘大学「社会心理学からみた『外見(身なり)」の大切さ(その1)』」

以上の実験の場合、ネガティブな結果が得られていますが、外見を変化させることで、ポジティブな結果を引き寄せることも可能なはずです。

髪型を変えたり持ち物を変えたりすることで、考え方や行動が変わることが期待できるでしょう。

方法④笑顔を作る

4つ目は、笑顔を作ることです。笑顔はポジティブな感情の象徴ですが、実は作り笑顔でも効果があると言います。(参考:東京大学相談支援研究開発センター「笑いの効果と騙される脳の話」

米スタンフォード大学を中心とする国際研究チームの実験によると、笑顔の俳優の表情をまねたり意識的に口角を上げて笑顔を作ると、幸福度が上がるという結果が出ました。(参考:Springer Nature「A multi-lab test of the facial feedback hypothesis by the Many Smiles Collaboration」

そのため、作り笑顔でもいいので意識的に口角を上げると幸福度が高まり、考え方も前向きになる可能性があるのです。

つらいときやどうしてもネガティブになりそうなときは、ぜひ試してみてください。

方法⑤規則正しい生活を心がける

5つ目は、規則正しい生活を心がけることです。規則正しい生活も考え方とは関係なさそうですが、体調は気持ちや考え方に密接に関わっているのです。

岐阜県が発表する資料によると、子どものころに早寝早起き朝ごはんを実践していた人ほど、自尊感情が高くなりやすいという結果が出ています。(参考:岐阜県「生活リズム『早寝早起きで生活リズムづくり!』」

前向きな考え方を目指している場合は、規則正しい生活を取り入れてみましょう。

方法⑥人の話や体験談を聞く

6つ目は、人の話や体験談を聞くことです。人の話や体験談を聞くと、自分にはない考え方を見つけられる可能性があります。

周囲の人に話を聞ければいいのですが、そうでない場合も自己啓発本や偉人の伝記などでほかの人の考えを取り入れるのもいいでしょう。

こちらで、考え方を変えることに成功した人の事例を紹介しています。ぜひ参考にしてください。

補足:なかなか考え方を変えられないときは?

考え方を変えるのは簡単なことではなく、なかなか上手くいかないこともあるでしょう。しかし、焦る必要はありません。

周囲の反応が変わるかもしれませんが、怖がる必要はありません。なかなか考え方が変わらなくても、すぐに結果を出そうとしなくて大丈夫です。

考え方はさまざまな経験のなかでつちかわれていくもの。急には変わらないのは当たり前です。

少しずつゆっくり、できることから実践していきましょう。

考え方を変えることに成功した2つの事例

この章では、考え方を変えることに成功した事例を紹介します。

事例①勉強するうち「なんとかなる」と思えるようになった

Aさんは高2の夏に不登校になり、高校を中退しました。ただ、なんとなく大学には行きたいと思っていたため、高卒認定試験の取得を検討。独学での取得は難しかったため、学習塾へ通学することを決め、キズキ共育塾に入塾しました。

キズキ共育塾に入る前はこれからどうしたらいいのか、将来はどうなるのかという不安に押しつぶされそうだったと言います。高校を中退した自分が大学へ行っても、また同じように中退するのではないかという気持ちもあったようです。

しかし、定期的に出かける場所が出来たことで生活のリズムが整い、先生が丁寧に確認してくれることによって、わからなかったことが整理されたり、不安な気持ちを解消されたりするようになりました。

先が見えない状態自体はすぐに変わりませんでしたが「なんとかなるかも」と前向きに考えられるようになったのです。

そうして高卒認定試験に合格し、第一志望だった立教大学の文学部にも合格できました。生活リズムが整い、自身の考えを言葉に出すことによって考え方が変わり、行動や結果も変えられた良い例でしょう。

事例②受験に向けて「自分に向き合おう」と思えるようになった

Bさんは私立の進学校に通っており、先生から勧められた地方の国立大学になんとなく進学しました。しかし、特に目的もなかったため虚無感しかなく、だんだん大学へ足が向かなくなり、単位も落とすようになりました。

大学1年生の2月ごろに留年が決まり、そこで中退を決め、自分が興味のあることをやろうと浪人することにします。はじめは一人で受験勉強をしていましたが、徐々に限界を感じるようになり、キズキ共育塾に通うようになりました。

そこで先生たちからさまざまな話を聞いてモチベーションが変わり、受験に向けて自分に向き合おうと思えるようになったと言います。計画的に勉強できるようになったり生活習慣が良くなったりなど、行動にも変化が見られました。

結果、東京電機大学に合格。初めて一生懸命頑張って勝ち取った結果だったので、とてもうれしかったそうです。講師からの話や体験談を聞くことで考え方や行動が変わり、良い結果につなげられた良い例です。

まとめ~考え方を変えることで理想の自分を目指しましょう~

考え方を変えると行動に影響が出るようになり、部活や勉強で得られる結果も変わります。

ただし、考え方は今までの人生でつちかわれてきたものなので、簡単に変えられないかもしれません。

それでも、できることから少しずつやっていけば、いずれは理想の自分になれるときが来るはずです。

小さなことから実践していき、考え方を変えることで理想の自分を目指していきましょう。

Q&A よくある質問

考え方を変えるためにまずなにをすればいいですか?

以下が考えられます。

  • 自分の考え方の癖を知る
  • 他人ではなく自分を基準にする

詳細については、こちらで解説しています。

考え方を変えたい方法を知りたいです。

以下が考えられます。

  • 考えを言葉に出す
  • 場面ごとにどのように考えたかを振り返る
  • 外見を変える
  • 笑顔を作る
  • 規則正しい生活を心がける
  • 人の話や体験談を聞く

詳細については、こちらで解説しています。

監修 / キズキ代表 安田祐輔

やすだ・ゆうすけ。発達障害(ASD/ADHD)によるいじめ、転校、一家離散などを経て、不登校・偏差値30から学び直して20歳で国際基督教大学(ICU)入学。卒業後は新卒で総合商社へ入社するも、発達障害の特性も関連して、うつ病になり退職。その後、不登校などの方のための学習塾「キズキ共育塾」を設立。経歴や年齢を問わず、「もう一度勉強したい人」のために、完全個別指導を行う。また、不登校の子どものための家庭教師「キズキ家学」、発達障害やうつ病の方々のための就労移行支援事業所「キズキビジネスカレッジ」も運営。

【新著紹介】

『学校に居場所がないと感じる人のための 未来が変わる勉強法』
(2022年9月、KADOKAWA)
Amazon
KADOKAWA公式

【略歴】

2011年 キズキ共育塾開塾(2023年7月現在10校)
2015年 株式会社キズキ設立
2019年 キズキビジネスカレッジ開校(2022年7月現在4校)

【メディア出演(一部)】

2022年 NHK総合「日曜討論」(テーマ:「子ども・若者の声 社会や政治にどう届ける?」/野田聖子こども政策担当大臣などとともに)

共同監修 / キズキ相談担当 半村進

はんむら・すすむ。1982年、茨城県生まれ。東京大学文学部卒。
小学校時代から転校を繰り返し、運動ができないこと、アトピー性皮膚炎、独特の体形などから、いじめの対象になったり、学校に行きづらくなっていたことも。大学に入学してようやく安心できるかと思ったが、病気やメンタルの不調もあり、5年半ほど引きこもり生活を送る。30歳で「初めてのアルバイト」としてキズキ共育塾の講師となり、英語・世界史・国語などを担当。現在はキズキの社員として、不登校・引きこもり・中退・発達障害・社会人などの学び直し・進路・生活改善などについて、総計1,000名以上からの相談を実施。

【執筆記事・インタビューなど(一部)】

日本経済新聞 / 朝日新聞EduA / テレビ東京 / 不登校新聞 / 通信制高校ナビ

サイト運営 / キズキ

「もう一度学び直したい方」の勉強とメンタルを完全個別指導でサポートする学習塾。多様な生徒さんに対応(不登校・中退・引きこもりの当事者・経験者、通信制高校生・定時制高校生、勉強にブランクがある方、社会人、主婦・主夫、発達特性がある方など)。授業内容は、小学生レベルから難関大学受験レベルまで、希望や学力などに応じて柔軟に設定可能。トップページはこちら。2024年10月現在、全国に11校とオンライン校(全国対応)がある。

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