不登校でも難関大学合格できます! その理由と対策を解説

不登校でも難関大学合格できます!その3つの理由、8つの対策、事例も紹介

こんにちは、学校が苦手な人たちを完全個別指導で応援するキズキ共育塾の濱野です。

あなたは、欠席が多かったり不登校になったりした状況で、難関大学に進学ができるか不安に思っているのではありませんか?

ご安心ください。

欠席が多くても、不登校を経験しても、難関大学に合格する人はたくさんいます

この記事では、不登校の場合、どのように大学受験の準備をすればよいのか、特に難関大学を目指すためにはどのようなことを心がければよいのかについて、体験談も交えながらご紹介します。

私たちキズキ共育塾の生徒さんの中には、不登校を経て東京大学、慶應義塾大学、国際基督教大学(ICU)、明治大学、立教大学などのいわゆる難関大学に合格した方も珍しくありません

その指導実績に基づく内容ですので、きっとあなたの参考になると思います。

なお、この記事は主には中学生・高校生年齢のご本人に向けた内容ですが、親御さんが読んでも参考になると思います。

この記事が、あなたの難関大学合格に向けての第一歩を踏み出すきっかけになれたらうれしいです。

共同監修・不登校新聞社 代表理事 石井志昂氏からの
アドバイス

自分を等身大にとらえることが大切です

不登校の人が難関大学に進学できない、と思うことは誤解です。
たくさんの人が難関大学に進学しています。
自分で思っている以上に、チャンスが奪われていないことを知ってほしいと思います。

勉強の方法は、ぜひプロのアドバイスを参考にしてみてください。
プロのアドバイスの中で、「自分をリアル(等身大)にとらえる」というポイントがありますが、それがとても大切です。
私も不登校を経験していますが、自分を過小評価し過ぎていることがあるからです。

難関大学を目指したい人は、周囲の人の力も借りて、チャレンジしてみましょう。

目次

大学受験に必要な3つの資格とそのルート

まず、大学受験をするためには、次の3つの資格のうちどれか1つが必要です。

  1. 高校卒業(全日制高校、通信制高校、定時制高校)
  2. 高卒認定の取得
  3. 高校以外の学校の卒業など(高専・高等専修学校)

上記の資格は、不登校かどうか、難関大学かどうかは関係ありません。

つまり、大学受験を目指すのであれば、これらの中でどのルートを目指すかを考える必要があるということです。

逆に言うと、不登校の経験があっても、今不登校の最中にいても、上記のどれかがあれば(どれかの見込みが出ていれば)大学受験はできます

それぞれの詳細、メリット・デメリットなどは、コラム「不登校から大学受験に進む8つのルートと体験談〜中学生・高校生・保護者の方へ〜」に書いてありますので、詳しく知りたい方はそちらをご覧ください。

難関大学受験で「不登校だったかどうか」が関係ない3つの理由

直前に紹介した大学受験に必要な資格があれば、不登校の経験があっても、難関大学の受験には直接的には不利になりません。

その理由を3つご紹介しますので、安心してもらいたいと思います。

理由①一般入試の場合、学力だけで審査される

理由①一般入試の場合、学力だけで審査される

大学には、一般入試という受験方式があります。

一般入試とは、学力試験だけで合否が決まる試験のことです。

つまり、学力試験の点数がよければ、それで合格となるのです

もちろん勉強の対策は必要ですが、「これまで不登校の経験があるかどうか」といった経歴は問われません。

実際に、不登校の経験があるキズキ共育塾の生徒さんでも、難関大学に一般入試で合格する人は珍しくありません。

理由②AO入試では、経歴を問われないことも、不登校経験が有利になることもある

学力だけではない受験方式に、AO受験(自己推薦入試)というものがあります。

AO入試とは、カンタンに言うと、「なぜその大学で勉強したいのか」を面接や小論文などでアピールする受験のことです。

相手からの質問や自分がアピールしたい内容によっては、これまでの不登校の経験について話す必要がある場面もあるでしょう。

しかし、不登校経験については述べないまま、自分の熱意や実績をアピールして合格することも、もちろん可能なのです

また、その大学・学部に行きたい理由が不登校と関係するようであれば、それを面接で伝えることで高評価を受けることもできます。

例えば、次のようなことです。

  • 不登校中に体調を崩したのですが、自分に合う薬がありませんでした。○○という理念を持つ貴学の薬学部なら、かつての私のような人たちのための薬の開発に取り組めると思ったので、志望します

キズキ共育塾の生徒さんだけを見ても、「高校不登校・中退→高卒認定試験に合格→慶應義塾大学(総合政策学部)にAO試験で不登校に触れずに合格」などの例があります。

理由③不登校じゃない人も、受験対策は塾などを利用する

理由③不登校じゃない人も、受験対策は塾などを利用する

難関大学を目指す人は、よほどの進学校に通っていたり、よほど勉強が得意だったりしない限り、不登校じゃなくても、大学受験のための勉強は高校とは別に塾を利用して行います。

高校の授業は学力の基礎としては重要かもしれませんが、難関大学の受験勉強とは内容が異なるのです

「高校に行っていないと、勉強は理解できない…」「自分は不登校だから勉強ができない…」と思い込んでいる人もいるのですが、そんなことはない、ということです。

不登校の経験があっても、今不登校の最中にいても、自分に合う塾などを利用すれば、基礎からの学び直しも、難関大学受験に向けた勉強もできます

塾に行くお金がない場合も、最近はYoutubeなどで無料の勉強動画が公開されているので、そちらの利用も考えてみてください(塾や予備校が公開している動画なら、信用してもいいと思います)。

不登校の人に特有の、難関大学受験で対策が必要な8つのポイント

前章のように、「それまで不登校だったかどうか」は、直接的には「難関大学に合格できるかどうか」には関係ありません。

ただし、特に今現在不登校の真っ最中にいる人は、間接的には「勉強から離れている」などの注意点もあります。

また、かつて不登校を経験した人でも、考え方などで押さえておくべきポイントがあります。

この章では、今不登校の最中の人やかつて不登校を経験した人が難関大学を目指すにあたっての注意点と解決法を紹介します。

ポイント①難関大学に進学したい前向きな理由を考えよう

ポイント①難関大学に進学したい前向きな理由を考えよう

不登校は悪いことではないのですが、不登校を経験すると、自分に自信がなくなる人はとても多いです。

そこから、「難関大学に入って、周りを見返したい」「難関大学に進学すれば、これまでのコンプレックスをなくすことができる」と思う人も、少なくありません

実際にコンプレックスをバネに成功した人は、世の中にはたくさんいます。

負のエネルギーはモチベーションにもつながるので、難関大学へのチャレンジに役立つこともあるでしょう。

しかし、そうしたモチベーションで目標に挑むと、成功と同時に燃え尽きることもあるのです。

よって、もし今あなたが「コンプレックスをなくしたい」系の理由だけで難関大学を目指しているのなら、他の前向きな理由も考えることをオススメします

また、「難関大学に合格できるのであれば、どこの大学・学部でも構わない」と言う人もいますが、興味のないことを学び続けることは、とても大変なことです。

例えば、次のような理由はないでしょうか。

  • ○○分野を学びたいから、○○大学の○○学部に進学したい
  • 将来的にこの職業になりたいから、関連する○○大学の○○学部に進学したい
  • まだ将来のことはわからないから、いろいろな分野が学べる○○大学の○○学部に進学したい
  • ○○地方に住みたいから、○○大学の○○学部に進学したい

上記のようなことを考えるうちに、勉強や進学についての前向きな目標ができて、進学後も充実して過ごせる可能性が高まります。

関連して、目標の内容によっては、「実は難関大学じゃなくてもよかった」という人もいるでしょう

その場合、難関大学ではない方が合格するのはカンタンなので、受験勉強の負担は減らせます。

ポイント②ライバルの勉強度合いも知っておこう

不登校の最中で、かつ独学で難関大学受験を目指す場合、周りに競争相手がいない状況です。

そうした状況では、どうしても受験に対する意識を高めることが難しかったり、緊張感に欠けたり、どれくらいの勉強が必要なのかわからなかったりするかもしれません。

難関大学を目指すのであれば、進学塾などを見学したりして、受験生がどれだけ勉強をがんばっているかを実際に目にするとよいでしょう

「難関大学を目指すには、相当な勉強量が必要だ」と気づくことができれば、難関大学合格に向けて、必要な努力をすることができるようになります。

ポイント③基礎をしっかり身につけよう

ポイント③基礎をしっかり身につけよう

難関大学を目指す場合でも、基礎をしっかり身につけていく必要があります。

特に不登校に関連して勉強から離れている場合には、各教科の基礎が身についているかどうかをよく確認しましょう

基礎は、次のように役立ちます。

  • 難関大学の受験でも出てくる「基礎的な問題」「よく出る問題」の取りこぼしを防げる
  • 発展系の問題や難問を理解するための、文字どおりの基礎となる

特に、英語と数学は基礎からの積み重ねが重要です。

…と聞くと、「基礎から難関大学レベルに至るまで、どのくらい勉強しなければならないのだろう」と、先が見えないことに不安を感じる人もいらっしゃいます。

しかし、そこまで不安になる必要はありません。

例えば英語の基礎は、「中学英語」です。

中学で学ぶ簡単な文法や単語を丁寧に学び直すことで、高校レベルの理解も深まりますし、長文読解の問題もどんどん解けるようになります

不登校から難関大学を目指す人は、難関校を意識しすぎて、最初から難しい問題ばかりをやろうとする傾向があります。

ですが、基礎がないうちに難問を解こうとしてもいても理解できず、どんどん自信を失っていく…という悪循環が起こります。

ぜひ、基礎を意識してみてください。

中学内容を基礎から学び直す教材としては、「ひとつひとつわかりやすくシリーズ(中学)」はオススメです。

高校内容の基礎も、同じく「ひとつひとつわかりやすくシリーズ(高校)」はオススメです。

ポイント④未習分野をチェックしよう

不登校に関連して勉強が抜けている部分があるなら、どの科目や単元がわからないのかを洗い出しましょう。

これは、できれば早めに行うことで、受験に向けてのスケジュールが立てやすくなります。

未習分野は、可能であれば学校の先生に個別に教えてもらう、個別指導塾などの少人数制の塾を利用する、などで勉強を進めていきましょう

未習単元が多い場合は、受験までに間に合わないこともあるかもしれません。

その場合は、難関大学の中でも、一般受験の科目が少ない大学を目指したり、AO入試での合格を目指したりする方法もあります

例えば、国公立大学の一般受験では5教科が必要となる大学が多いですが、私立大学なら3教科の大学も多いのです。

3教科に絞れば、集中して受験対策できるので、未習単元や科目があっても負担が少なくなります。

ポイント⑤達成できたことを記録しよう

ポイント⑤達成できたことを記録しよう

不登校の当事者・経験者は、その経験に伴って、「自分はどうせできない」などのように、自信を失っていることがあります。

毎日できたことを記録することで、自信を持つことができるようになります。

ポイントは、「できたことだけを書く」ということ

ポジティブな言葉は、よい自己暗示にもなります。

例えば、次のようなものがあります。

  • 数学のベクトル分野の問題が解けるようになった
  • 英単語の小テストが満点だった

毎日できたことをノートに書き続けていくと、振り返ったときに「できるようになったことが思った以上にある」ということに気がつくでしょう。

一日一日の進歩は微々たるものでも、積み重ねていけば大きな成果や自信につながります

一定の「できた」がたまったときに自分に「ごほうび」をあげるようにするのも、モチベーションを維持するために役立ちます。

ごほうびは、「何かを買う」に限らず、「今日は半日だけ勉強を休んでマンガを読む」など、自分が楽しめることに時間を使うのもアリでしょう。

難関大学への挑戦は、つらい思いをすることもあります。

つらいときにも自分を大切にするからこそ自己肯定感が高まり、勉強を維持することができます

がんばったぶん、自分をほめることも忘れないようにしてください。

ただしこれはモチベーションの話です。

この記録とは別に、「できなかったところ」は復習用に記録しておきましょう。

ポイント⑥一回一回の勉強は、「がんばり」と「あきらめ」のバランスが肝心と心がけよう

不登校から難関大学を目指して勉強をする際、完璧を目指す人は少なくありません。

問題が解けるまで自力でがんばり続け、正解にたどり着こうという姿勢は、とても素晴らしいことだと思います。

しかし、「覚えていない分野」や「わからないこと」に完璧を求めると、時間ばかり過ぎて行ったり、できないことにイライラしたり自信を失ったりすることも多くなります。

一定時間考えて、それでも解法や答えが全く出てこない場合は、答えを見ても大丈夫です

解説や答えを見ながら解き直していく方が、効率的で問題を解くパターンを早く理解することができます。

ただし一方で、ちょっと考えてわからないなと思ってすぐに答えを見るようになると、いつまで経っても自力で問題を解くことはできないでしょう。

次の二つを、バランスよく実施していきましょう。

  • 問題を見たら、一度はしっかり考える
  • 時間を決めて、○分考えてもわからないときは、いさぎよく答えを見てからもう一度勉強する

また、「勉強しても、すぐに忘れてしまう」と、自信が持てない生徒さんもいらっしゃいます。

しかし、忘れるのは、みんな同じです。

「覚えよう」と努力するのはもちろん必要ですが、忘れていたときには、自己嫌悪に陥らず、「しっかり復習しよう」と前向きに考える方が、気も楽になります

ポイント⑦一般常識も身につけよう

ポイント⑦一般常識も身につけよう

不登校の最中だと、学校や社会と離れているぶん、一般常識が不足しがちになります。

一般常識の不足は、国語や小論文、AO入試での志望動機作成などの苦戦につながります。

一般常識を身につけるためには、ふだんから新聞や本を読んだり、ネットではないニュースを見たりするようにしましょう

ネットのニュースは、自分の興味があるものだけを検索しますが、新聞やテレビのニュースは、いろいろな内容を伝えているので、幅広い知識を身につけることができます。

少しずつでもいいので、早速今日から始めてみてください。

ポイント⑧不登校経験者の難関大学受験に詳しい塾などを利用しよう

今まさに不登校の真っ最中の人であれ、かつて不登校を経験した人であれ、これまでに述べたような不登校に関連したお悩みを持っていることは少なくありません。

難関大学受験にチャレンジするのであれば、不登校の当事者・経験者の勉強に詳しい塾・予備校・家庭教師などの利用を考えてみてください

そうした塾は、不登校からの学び直しの方法に詳しかったり、学力を上げる方法を知っていたり、悩みに寄り添った授業をしたりと、一人で取り組むよりもずっと勉強がしやすくなるのです。

また、難関大学と呼ばれるところは、大学によって、受験問題の傾向も異なります。

目指す大学によって勉強する内容が変わるということですが、塾は、そうした傾向にも詳しいのです

無料相談や無料体験授業を行っている塾もありますので、「不登校 塾」「不登校 大学受験」などと検索して、気になるところが見つかったなら、ぜひ相談してみてください(私たちキズキ共育塾もその一つです)。

塾に通うお金がない場合も、無料相談を行うだけでも、今後の勉強方針の助けになると思います

また、YouTubeなどで無料・安価な勉強用動画もありますので、そちらも見てみましょう(予備校や塾が公開している動画なら、信用してもいいと思います)。

不登校から難関大学に進学した4つの体験談

キズキ共育塾では、不登校から難関大学に合格した生徒さんが大勢いらっしゃいます。

今回は、その中から4人の生徒さんのご紹介をします。

あなたの今後の参考にしてみてください。

体験談①学校に行っている理由が分からなくなり高校不登校・中退。哲学に興味を持って立教大学に合格

哲学に興味を持って立教大学に合格

成田駿くん(仮名)は、高2のとき、学校に行っている理由がわからなくなり、いろいろ考える時間がほしくて不登校になりました

その後、学校に再び戻ることはなく、中退することになります。

不登校期間に「いろいろ考えること」はできましたが、昼夜逆転生活となり、そういう生活に嫌気がさし、高認を取得するためにキズキ共育塾に入塾します。

授業で、講師から興味深い哲学の話を聞き、それがきっかけで哲学を学びたいという気持ちが高まりました。

哲学が学べる立教大学文学部を第一志望にし、結果的には立教大学を含む3つの大学に合格しました

成田君の体験談の詳細は、「高校を不登校から中退。高認を取得して大学合格。キズキで学ぶうち、「なんとかなる」と思えるようになった」をご覧ください。

体験談②高校不登校から3年の引きこもりを経て、国際基督教大学・慶応義塾大学に合格

香川貴浩くん(仮名)は、中学は普通に学校に行けていたのですが、ふとしたきっかけから高校で不登校になりました

そのまま中退し、3年以上ひきこもりを経験します。

キズキ共育塾で信頼できる講師に出会い、結果として国際基督教大学・慶應義塾大学の二つの大学に合格します。

キズキ共育塾では、先生が自分を信頼してくれていたことが、何よりもうれしかったそうです。

香川くんの体験談の詳細は、「高校中退→3年ひきこもりからの難関大学合格。信頼できる講師のおかげで重圧と向き合えた」をご覧ください

体験談③美大を目指す悩みから高校不登校に。志望校を変更して慶應義塾大学に合格

志望校を変更して慶應義塾大学に合格

鈴木隆史くん(仮名)は、画家として絵を描きたくて芸術大学を目指していましたが、自分がやりたいことと試験対策の内容のギャップに悩み、ひきこもり・不登校を経験します

その後、志望大学を変えて目指した早慶に合格できず、体調の関係で一浪することになりました。

再度受験するタイミングでAO入試の志望動機を考えることになると、自分が本当にやりたいことが別にあると気づきます。

高校の勉強を1からやり直すという大変な時期もありましたが、本当にやりたいことを見据えてひたむきに勉強した結果、第一志望である慶應義塾大学に合格することができました

鈴木くんの体験談の詳細は、「ひきこもり状態からの受験勉強。勉強を通して自分に自信が持てるようになった」ををご覧ください。

体験談④勉強のしすぎで高校不登校・中退。基礎から学び直して慶應義塾大学に合格

内田和也くん(仮名)は、行きたい高校に合格できず、結果的に滑り止めだった高校に進学しました。

高校に入ってからは、コンプレックスの克服のために大学受験のために猛勉強します。

しかし、勉強のしすぎによる過労からひきこもり(不登校)になり、そのまま高校を中退することになりました

体調回復後、アルバイトをする中で、自分を思い直し、大学受験のための勉強を始める決心がつきます。

高認も大学も独学で受験・合格する自信がないので塾(予備校)にも通わなくてはいけないし…と悩みはつきませんでした。

また、受験に向けて具体的にどう行動していいかもわからないという状況です。

そんなときに、新聞の記事でキズキ共育塾のことを知り入塾します。

勉強していない期間が長かったので、基礎的な文法を復習して徐々に本格的な大学受験への対策内容にシフトしていき、高卒認定の取得を経て、慶應義塾大学に合格しました

内田くんの体験談の詳細は、「高校中退からの大学受験。ひきこもりを経て慶應義塾大学に合格できた」をはこちらをご覧ください。

「不登校からの難関大学受験」で「気をつけるべき点」について、キズキ共育塾の講師からのアドバイス

この章では、「不登校からの難関大学受験」で「気をつけておくべきこと」を、不登校の人たちのための個別指導塾・キズキ共育塾の講師たちからのアドバイスを紹介します。

実際に不登校から難関大学を目指す人たちに勉強を教えている講師の「生の声」ですので、きっと参考になると思います。(これまでの内容もキズキ共育塾の知見に基づくものであるため、一部重複する部分もあります。また、講師名は仮名の場合もあります)

また、私たちキズキ共育塾の無料相談では、「実際のあなた」のための、より具体的なアドバイスが可能です。ぜひご相談ください。

西村二架講師からのアドバイス

国語 英語 小論文 面接対策

①受験に必要な科目をまずチェックする

一般入試についての話です。私立大学は受験に必要な科目が3つだけのことも多くあります。国公立は一部をのぞいて共通テストで5教科7科目を学習する必要があります。まずは自分に必要な科目数をチェックして、学習計画を立てていくことが大切です。

②自分の体調の記録を取る

勉強に取り組んでいこうとすると、これまでと生活が少し変わります。体調の記録(身体的な不調、精神的な不調、入眠時間、起床時間など)を取っておくことで、自分の体調を想定に入れた学習計画を立てていけるようになります。

③勉強時間を徐々に増やしていく

人間は「慣れの生き物」とよく言われます。学習を始めるときにいきなり長い勉強時間を自分に課すと、燃え尽き症候群のようになることがあります。なので、まずは10分、30分、1時間など、無理のない学習時間からはじめ、毎日勉強する習慣を身につけ、徐々に時間を伸ばしていくようにしましょう。

④自分の学習計画やペースをサポートしてくれる塾や家庭教師を利用する

「難関大学受験に向けて勉強を始めるぞ!」と決めたとき、大切になってくるのが「モチベーションの保ち方」です。ひとりだけで勉強に取り組んでいると、モチベーションが下がることも少なくありません。そんなとき、学習ペースを見てくれる塾講師や家庭教師がいると、モチベーションを保つサポートととして役立ちます。塾や家庭教師は、勉強そのものだけではなく、学習計画や課題の立て方も教えてくれます。

⑤模試を受ける

大学受験、特に難関大学受験をするのであれば、模試を多めに受けておくことをオススメします。早い時期から繰り返し模試を受けることで、自分のいまの立ち位置や、今後どれくらい勉強をしていけばいいかなど、学習計画を立てる上で必要な情報を得ることができます。模試の種類としては、共通テスト模試や国公立大模試、私立大模試など、いくつかの種類が存在します。まずは、できるだけ早い段階で共通テスト模試を受けておくことをオススメします。「まだ勉強が追いついていないから、いま模試を受けるのはちょっと…」と思う場合は、一通りの学習が終わった段階で受けてみましょう。

碓井万衣子講師のアドバイス

無理せずこまめに休む

不登校の高校生が難関大学を目指す際に気をつけるべきポイントは、「無理せずこまめに休む」ということです。

全日制高校に毎日通っている人とは違い、不登校の人は、毎日の長時間の勉強に慣れていないことも多いからです。

難関大学を目指すとなると、どうしても「人一倍がんばらないと」と気合が入り、体調が優れないときでも無理をして勉強を続けるかもしれません。

しかし、大学受験は長期戦です。長い期間、ペースを保ちながら勉強を続けなければなりません。しんどいときや疲れたときに無理をするよりも、こまめに休みながら元気な日にたくさん勉強をした方が、心身の負担も小さくなり、安定したペースで質のいい勉強を続けることができます。

私自身、雨で片頭痛がしんどいときや生理痛がつらかったときには、やっていない問題は明日に回してひたすらベットで寝ていました。しんどいときには無理せず休んで、リフレッシュしながら受験勉強がんばっていきましょう!

佐藤光教講師のアドバイス

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ポイントは、自分の力を客観的に把握することと、テストへの考え方です。

①自分の力を客観的に把握する

まず、自分の力を客観的に把握するということは、「できると思っていることでも本当にできているのか」ということを見つめ直すことです。

私には大学を受け直した経験があります。そのときの英語の勉強は、初学者向けである「安河内の英語をはじめからていねいに」でやり直ししました。(アルファベットが本当に書けるのか、というところまで疑いました。が、そこまで考えると行き過ぎでしょうか(笑))

②いまの状態を確認するためにテストに慣れる

次に、テストに慣れることが大切です。

「自分の準備ができないからテストを受けない」という人が見られます。ですが、それは「朝起きてから、鏡を見ないで身支度すること」と同じです。ヘアセットやお化粧などは、鏡を見ながら行いませんか?

結果を残すためのテストというより、鏡を見る=いまの状態を確認するためのテストという認識でいるとよいです。鏡を見まくる=テストを受けまくり、1回のテストが気にならないようにすることが大切です。

近藤翔平講師のアドバイス

英語 数学 現代文 古文 漢文 小論文 日本史 世界史 地理 地学

①小さな目標を立てる

まずは小さな目標を立てることです。例として、問題集を1冊用意し、それをいつまでに終わらせるかがあります。全部で何ページ(もしくは何章、何問)あるのかを確認し、1日に勉強する量(ページ数等)で割ると終わる時期が見えてきます。

気をつけるべきポイントとしては、一度にたくさんの参考書や問題集に手をつけないことです。多くの物に手をつけると、知識が分散したり、終わりきらないことによるモチベーションの低下に繋がります。問題集と参考書1冊ずつがよいです。

問題集と参考書が同じ出版社、もしくは同じ著者であれば中身もリンクしやすいため、購入する前にネットで調べておきましょう。

1冊の問題集を最低2周は解くことで、理解も深まり自信もつきます。難関大学とはいえ、基礎が土台であることは変わりません。自分のレベルにあった問題集から始め、少しずつステップアップしていきましょう。

②必ず基本の勉強から取り組む

必ず基本の勉強から取り組むことが大切です。基本がしっかり固まることによって応用問題の解き方が理解できるからです。難関大学とはいえ、「最初から応用問題を解かなければいけない」と思う必要はありません。

特に英語と数学は中学校の内容が土台となるため、理解度によっては中学校の内容に戻る必要があります。

難関大学を目指す中、中学校の内容に戻ることは不安が伴い、勇気が要ることです。ですが、過去に合格した方も同じ経験をしていることが多いです。「自分だけではないのだ」ということを励みにすることも大切です。

村下莉未講師のアドバイス

モチベーションを保つ方法を考える

どのようにモチベーションを保つかを考えておくとよいでしょう。難関大学の受験を目指す上では、どれだけ効率よく学習したとしても、学習量(勉強時間)を一定以上確保することが必要になります。そうなると、学習量を維持するためにモチベーションを保つ必要があります。そのため、自身ががんばることができる環境や状況を振り返ってみたり、書籍などで情報を集めてみたりして、モチベーションを維持する方法の引き出しを作っておきましょう。

M.J講師のアドバイス

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①受験に詳しい人に相談する

難関大学合格のためには、その大学・学部のための「対策」ができると有利です。対策をするためには情報が大事です。できるだけ生きた情報を取得するためには、受験経験者や、難関大学に精通している人に相談するとよいでしょう(例えば、塾講師などです)。身近に信用できる人がいると、難関大学の合格は近づきます。

②一人にならないようにする

話し相手も必要です。難関大学を目指すためには、多くの勉強時間が必要となり、それに伴い強いストレスもかかります。そんなときに話し相手がいると、ストレスも減ります。身近にいなくても、ネット上の相手でも大丈夫です。「孤独にならずに、継続して受験勉強をすること」が非常に大事です。

M.S講師のアドバイス

英語 数学 物理 化学 生物

苦手科目へのアプローチ法を考える

苦手科目への考え方の一つに、「無理に克服しようとせず、得意科目だけを利用できる受験校・受験方式を探す」があります。受験勉強では、「やらない」という戦略が有効な場合もあるのです(ただし、受験(勉強)の方針はあなた一人で判断せず、塾の先生などに確認することをオススメします)。

しかし、「英語」、理系となれば「数学」、文系となれば「国語」と、避けては通れない科目もあります。では、苦手科目はどのように勉強していけばよいでしょうか。

アプローチ方法として、「動画サイトを見る」があります。5分〜10分くらいの動画がオススメです。それくらいの長さであれば、要点を確認できた上で、「長くて飽きる」という状況も避けられます。

また、苦手科目では、「入門用の参考書」を使用すると思います。苦手だからこそ1ページ目からしっかりと理解したいところですが、あえて「流し読み」します。全体を通して読むことによって、「このあたりまで勉強すればいいのか」と目星をつけることができるからです。苦手だからこそ、表面だけはおさえておこうというわけです。

M.T講師のアドバイス

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不登校から難関大学を目指すに当たって、気をつけてほしいことは、2つあります。

①成功イメージを持ってほしい

1つ目は、ざっくり言えば成功イメージを持ってほしいということです。例えば、その大学を目指す理由、入学してからしたいこと、卒業後の目標などです。

不登校を経験していてもいなくても、受験勉強には、思ったとおりに進まなかったり、つらくて大変なこともあるでしょう。そんなときに合格後のイメージをできるだけ具体的に想像できたら、助けるパワーになってくれます。想像できない人は、目標の学校やウェブサイトを見ることをオススメします。そして自分がそのキャンパスに通っている姿を想像してみましょう。きっと、力になってくれます。

②順調に行かなくても、失敗を繰り返しても、安心してほしい

2つ目は、「順調に行かなくても、失敗を繰り返しても、安心してほしい」ということです。

これも不登校を経験してるかどうかは関係なく、全員にとって、「難関」大学は、文字どおり「難しい」です。大勢の人が、チャレンジして、失敗して、うまく行かなくてやめたくなって、もう一回チャレンジして、失敗して…ということを繰り返しながら、少しずつ進んでいきます。講師も同じ経験をしてきました。だから、安心して失敗してください。そして、キズキ共育塾では、そのつらさ、失敗からの立ち直り方を、講師に話すことができます。きっと、大丈夫です。力になります。

T.K講師のアドバイス

英語 現代文 小論文

勉強することへのハードルを下げる

不登校の高校生が難関大学に挑戦するにあたって重要なことは、「勉強することへのハードルを下げること」だと思います。

難関大学を目指した大学受験というと、「予備校に通って朝から晩まで自習室で勉強」とか「参考書を何十冊もやらなければいけない」というような、修行のような姿をイメージされる方も多いかと思います。

そのため、大手の予備校のような多くの人が集まる場所が苦手であったり、長時間集中することができないという人は、挑戦する前から「自分には無理だ…」とあきらめがちです。

しかし、例えば英語であれば、「洋楽を聴く」「YouTubeで海外のアーティストのインタビューを見る」、「おしゃれなカフェに行って英文を読んでみる」といったことなども、学力を高める有効な方法です。

一般的によいとされている勉強法が合わなくても、あきらめるのではなく、ご自身の中で「これだったらやれそう」「この勉強法だったら続けられそう」という方法を模索して、一歩踏み出してみましょう。

H.S講師のアドバイス

英語 数学 現代文 古文 漢文

ライバルの状況を知る

ライバルである同じ受験生の学習到達レベルや近況を知ろうとすることが必要だと思います。ライバルの存在はモチベーションにも繋がりますし、短期的な目標にもすることができます。

「不登校状態での独学」のメリットには、「学校や周りから必要以上に煽られないため自分のペースで学習できる」があります。ただしデメリットとして、「ライバルの存在がわからない」があります。模試を定期的に受けたり(可能であれば)キャンパス見学に行ったりすることで、バランスを取れると思います。

N.T講師のアドバイス

数学 物理

勉強時間の配分に気をつける

受験科目ごとの配点を踏まえた上で、勉強時間の配分に気をつけてください。

得意科目を勉強する際は気分が乗ってきて、時間をかけがちで、さらに「勉強した!」という充実感も得られます。一方で、苦手科目に取り組むのは心理的な抵抗を感じるものです。

しかし、得意科目をさらに伸ばすよりも、「非常に苦手な科目」を「やや苦手な科目」にする(=点数を伸ばす)方が、心理的な抵抗感を別にすればカンタンなこともあります。バランスよく勉強して致命的に苦手な科目をなくすことが、結局はお得です。

T.H講師のアドバイス

英語 現代文 古文 漢文 小論文 日本史

家の中で勉強できないなら、家の外で勉強する

いざ勉強しようと思っても、スマホを触ってしまったり寝てしまったりして、気がついたら何時間も無駄にしていたということはありませんか?私もそうでした。そのような方にオススメの勉強方法は、「外に出て勉強すること」です。

外に出れば、部屋の中にあるベッドや漫画といった誘惑を断ち切ることができます。例えば図書館やカフェはどうでしょうか?

中でも私の一番のオススメは「塾の自習室」です。自習室では他の生徒が勉強しています。その様子を見て「よし、自分も!」と自然とやる気が出るでしょう。また、塾に行けばスタッフの方や先生もいます。もし忙しそうでなければ、大学選びや勉強方法の相談をしたりちょっとした世間話をしたりして、いい気分転換になります。それに、先生にとっても生徒さんが自習している姿を見ることは非常にうれしいことです。

「勉強に集中できない」「勉強習慣が確立できない」とお悩みの方は、「とりあえず外に出て勉強してみる」ことをオススメします!

M.H講師のアドバイス

英語 数学 物理

①演習の復習をする

受験勉強では、まず、演習の復習をすることが重要です。解答を読んでわかったことや、先生といっしょに解いてできた問題を、自力で解けるようになる必要があります。

例えば、数日後もう一度解き、その後2週間程度あけてからまた解いてみるとよいかもしれません。同じ問題をもう一度解くと、問題のポイントや、何が問われていたのかなどについて、より本質的な理解ができると思います。

②基本的な問題を解けるようにする

次に気をつけることとしては、過去問を解く前に、基本的な問題をスラスラ解けるようになることです。

難しい大学の問題でも、問われている内容は基礎問題を組み合わせたものだと考えることができます。復習しながら、「基本的な問題を見れば解き方がわかるように」勉強することが大事です。

③自分向きのスケジュールと環境を見つける

最後に、自分にとって勉強のしやすいスケジュールと環境を見つけることが大切です。

性格によって、きっちり決めることでやる気が上がる人もいれば、そうでない人もいます。私は大雑把な性格なので、細かいスケジュールは立てずに、数時間単位で予定を立てながら勉強していました。

また、静かな場所がいいのか、家か自習室か、たまに場所を変える方が好きなのかなども、試してみるといいかもしれません。私はいつでも誰かと話せる環境で勉強していました。自分に合った環境で、安定して勉強がはかどるように工夫してみるといいと思います。

T.K講師のアドバイス

英語 現代文 小論文

難関大学を目指す上で非常に大切なことは、「不安」や「あせる気持ち」といかにうまく付き合っていくか、です。ここでは、キズキ共育塾の講師として私が心がけている、「受験生の不安な気持ちに寄り添うために2つのこと」を紹介します。

①第一志望校の不合格も想定する

1つ目は、第一志望校の不合格も事前に想定することです。

一般的には、不合格になったときの話は、「縁起の悪い話」「口に出してはいけない話題」として避けられがちです。しかしその結果、不合格になったときのことを必要以上に悪く考える、または不合格になった場合の対応が遅れる、ということがしばしばあります。

そのため、私はキズキに来てくださっている受験生の生徒さんとは必ず、「第一志望校に不合格になったらどうするか」について話し合うことにしています。そうすることで、まずは「何があっても一人じゃないから大丈夫だ」と安心してもらえます。

そしてなによりも、第一志望校を不合格になっても、復活できるチャンスが残されていたり、全てが終わったわけではなかったりすることを認識することもできます。

例えば、第二志望の大学に進学して、素敵なキャンパスライフが待っているかもしれません。また、2月に受験した大学で不合格になったとしても、3月入試や後期入試でチャンスがまだ残されている場合もあるでしょう。さらに言えば、ある大学に入学した後、3年次から別の大学に編入するチャンスもあるかもしれません。大学を卒業した後に、大学院や社会人入試で再入学することもできます。

②気持ちの落ち着かせ方を書き出す

2つ目として、不安な気持ちに駆られたとき、どうしたらその気持ちを落ち着かせることができるか、書き出しておくことをオススメしています。

私が受験生だったころは、元気になる曲や勇気が出るような映画を50個ぐらいまとめてリストにしておき、不安に駆られたときはリストに書いたものを見聞きするようにしていました。

難関大学を目指す受験生である以上、「不安」や「あせる気持ち」を全てなくすことは現実的には難しいでしょう。それらはつきものであることを理解し、事前に対応策を考えておくことで、ネガティブな影響を最小限に抑えることができるはずです。こうしたアイディアを駆使して、なるべく穏やかな気持ちで勉強を続け、難関大学合格を目指しましょう!

M.Y講師のアドバイス

英語 現代文 古文 漢文

いわゆる難関大学に合格するためのポイントを、大まかに2つお伝えします。

①基礎を大切にする

まずお伝えしたいポイントは、ありきたりに聞こえるかもしれませんが「基礎が大切」だということです。

「小中学レベルの基礎がしっかりしているおかげで、高校レベルの勉強の理解が深まり、頭の中が整理されて比較的に負担が少なく覚えられる」、なんていうことは、見ていて非常に多いです。難関大学の入試も同じです。

いきなり垂直の崖を登ろうとするよりも、階段を上がった方が早く、無理なく、さらには結果的にも高い所へ到達することができるのは感覚的に納得できるかと思います。

だから、小・中レベルに自信がないのであれば、思い切ってその事実を受け入れて、「こんな小さな一歩で…」と思うようなところから学び直すといいかもしれません。

難関大学に合格する生徒さんの中には、キズキ共育塾に入塾した時点ですでに基礎ができている場合もあります。ですが、そうでない生徒さんでも、かなり基礎的な内容から始めて、難関大学に合格するレベルまで段階的に成長していることをお伝えしたいです。

基礎から一つひとつ積み上げていけば、高校の勉強や難関大学の入試問題を恐れる必要はありません。

ただし、知識を積み重ねるには、ある程度の反復や継続が必要ではあります。だからこそ、どんなに基礎的なことでも、一つひとつの成長をを意識してもらいたいです。その一歩一歩が、後の発展的な内容の定着・攻略に活きてきます。

②自分の知らない難問や知識に触れる

次のポイントは、前項と一見矛盾するようですが、「自分の知らない難しい問題、多くの知識に触れることを恐れないでほしい」ということです。いざ触れてみると、できるものもあればできないものもあると実感できると思います。

そもそもの話として、予測不能な新しい情報に触れることは、程度の差こそあれ、誰でも不安や負担に感じて当たり前です。

そんなときには、「初めてなのだから、別にいまはできなくてもいい。未来にできればいい、本番にできていればいいんだ」と思い直すこともオススメです。そして実際にそうなのだと思います。究極的には、初見の問題は別に0点でいいのです。

(基礎の積み重ねができていれば、現実には0点にはならないことが多いですが、)それでも中々点数が取れないことはよくあります。そういうときにショックを受けて傷つくのは仕方がないことです。

ですが、本番までにできるようにしてしまえば、究極的にはいまの結果は関係ありません。私自身、気にしやすい性格だったので、そのような視点を意識するようにしていました。

案外、いろいろなことを試行錯誤し、適切なトレーニングを続けていれば、全体としては合格相応の点数は取れるように成長できるものです。

ただし、そう言われても、遠い先の大きな目標を達成できるかどうかは、いまいち実感がわかないと思います。

だからこそ、いつでも目の前の成長、「とりあえずは、この10分でこれを覚えていったんはできるようになったな」という証拠と実感を頼りに、一歩一歩進んでもらえたらいいと思います。

そして、勉強範囲は有限なので、いつかは終わるものです。

O.R講師のアドバイス

英語 現代文 小論文

物事の捉え方をニュートラルに戻す

心理学(マインドフルネス)の知見として、「物事は常にニュートラル(よい悪いはない)で、そこに価値判断をしているのは人間である」という考え方があります。

例えば、「明日は9時に起きて10時から勉強をしよう」と考えていたのに、いざ当日の朝になったら寝坊して13時に起きて、「自分はなんてダメなんだ…」と気落ちして勉強もやる気が落ちた…。なんて経験はありませんか?

寝坊をすると、モチベーションも落ちるし、なにより寝坊した自分にがっかりするでしょう。

ですが、ここで少し考えてみましょう。「寝坊=悪いこと」と私たちは考えがちですが、本当にそうなのでしょうか?寝坊によってもたらされたメリットもあるのではないでしょうか?例えばですが、次のようなことです。

・ゆっくり休むことができた。
・しっかり寝たので頭がスッキリした。
・眠気に悩まされず、勉強に集中できる状態になった。

こう考えると、一見ネガティブに思われる寝坊にもいろいろなメリットがあったことがわかると思います。

このように、私たちが日々遭遇する出来事や行動は、それ自体にはよいも悪いもありません。常にニュートラルです。それらによい悪いと私たちが主観的に評価をして、一喜一憂しているだけなのです。

これはどんな出来事にも言えます。次のように、一見するとネガティブに思える出来事にもすべて何らかのメリットが潜んでいます。

・模試の成績がよくなかった。
・志望校に不合格だった。
・受験生なのに、勉強に集中できない。

大切なことは、ネガティブだと感じる出来事に遭遇したときは、その出来事のメリットを考え、物事の捉え方をニュートラルに戻すことです。そして、自分が目指す目標(志望校合格など)のために、どんなアクションを起こしていくべきなのか、フラットな視点で考えて実践していくことです。

「不登校からの難関大学受験」で「気にしなくていいこと」について、キズキ共育塾の講師からのアドバイス

続いてこの章では、「不登校からの難関大学受験」で「気にしなくていいこと」について、キズキ共育塾の講師たちからのアドバイスを紹介します。(これまでの内容もキズキ共育塾の知見に基づくものであるため、一部重複する部分もあります。また、講師名は仮名の場合もあります)

川原叶講師のアドバイス

現代文 古文 漢文 日本史 倫理

偏差値は気にしなくていい

大学を目指す際に、意外と気にしなくていいのは「偏差値」です。

どんなレベル帯の大学を目標にするにしても、基礎をおさえることは必要です。しかし、その基礎さえおさえてしまえば、あと考慮すべきは「科目の偏差値そのもの」ではなく、「各大学の出題傾向や配点などとの相性」です。

例えば、私は英語がとても苦手で、どれだけ簡単な試験を受けても、5割以上を得点することができませんでした。この場合、最低合格点が高い大学を受験するのは、不利であると判断できます。

逆に自分に得意科目、あるいは勉強をしていて楽しい科目(←これが勉強をする上で一番大切なことです)さえあれば、難しい問題であっても、安定して得点することができるでしょう。

得意科目の配点に偏重をかけてくれる受験方式や、苦手科目の最低合格点が低い大学であれば、偏差値に関係なくチャンスはあります。大学の名前にしり込みせずに、ぜひ自由に考えてみてください!

待鳥翔大講師のアドバイス

英語 現代文 小論文

勉強の遅れや同級生の差は気にしなくていい

不登校だからといって、学校の勉強の遅れや同級生との差などを気にして、難関大学を目指すことをあきらめる必要はありません。

学校の授業で先生が教えていることは、全てが必ずしも受験勉強に繋がっているわけではありません。また、自分よりもできる人を比較対象にすることは、「自分の軸」を考えることをいつの間にか疎か(おろそか)にする危険性があります。

私は通信制高校の出身で、高校3年生の夏まで偏差値30でした。通信制高校は登校日数も年に数十回で、学校で勉強する機会は本当に少なく、自主勉強も全くしていませんでした。

高3の夏に大学受験を決意しましたが、ライバルの多くは全日制の生徒で、「全日制ってだけで俺より勉強してるやん」と、最初は憂鬱でした。だからこそ、全日制の生徒よりも1日の勉強時間を多くしようと、試験日までの約半年間は努力しました。

最初は1時間だった勉強時間を徐々に増やし、最終的には10時間勉強しました。勉強することに不慣れだったので最初はつらかったですが、知識が目に見えて増えていくことや、点数が徐々に上がっていくことが楽しくなりました。その結果、同志社大学に合格しました。

これは、「難関大学を目指すなら、1日10時間勉強するべき!」という意味ではなく、「最初がどうであれ、勉強すると成績が上がっていく」という話です。

あなたも、現状を理由に受験をためらっているのなら、気にする必要はありません。勉強を、「大きな物」と不必要にとらえないでください。勉強すれば、成績は伸びていきます。もしスタートラインが他の人より遅れているとしても、まずは軽い気持ちで取り組んでみてほしいです。

Wakako.K講師のアドバイス

英語 数学 化学 生物

大学合格に執着しすぎない

大学合格に執着しすぎないこと。合格を目指して、いろんなことをガマンしながら、受験勉強に打ち込むことはすばらしい経験・自信になることは間違いないです。しかし、合格・入学してからも、チャレンジできるチャンスはたくさんあります。合格に執着しすぎて、燃え尽きないようにしましょう。

受験勉強の合間に少し手をやすめて、「大学入学後に自分が授業を受けている姿」、「卒業後の自分の働いている姿」、「少し年齢を重ねた家族・友人・自分」を想像するなど、目の裏に未来図を浮かべて、がんばっている自分の心に栄養をあげてください。

T.H講師のアドバイス

英語 現代文 古文 漢文 小論文 日本史

年齢や浪人を気にしなくていい

不登校からの難関大学受験では、自身の年齢や、浪人すること(しそうなこと)を気にしなくていいと思います。

不登校に伴う勉強の遅れがあると、高校3年生(の年齢)の段階で受験勉強が間に合わないことがあります。そうした状況では、現役で大学に合格しそうな人(した人)が、どうしても目につくかもしれません。年齢を気にしたり、浪人することに恐怖を抱いたりするかもしれません。

ですが実際に大学に入ると、同学年の年齢やバックグラウンドは実に様々です。また、大学入学後も、留学・留年・大学院進学などのために、結果として入学時に想定していた年度で卒業しない人も大勢います。

大学では、年齢は一切関係ありません。年齢や浪人を気にして行きたい大学をあきらめることは非常にもったいないです。

N.T講師のアドバイス

数学 物理 化学

不登校でない高校生との学力の差は気にしなくていい

不登校の高校生が難関大学を目指す際に気にしなくてよいポイントには、「自分の現状の学力と不登校でない高校生との学力の差」があげられます。

これは受験生全般に言えることでもありますが、どんな受験生であってもスタート地点はみんな同じだからです。東大に合格する生徒も、勉強を始める前は何も知らない状態のはずです。極端な例で言うと、この世に生まれたばかりの赤ちゃんが高校で習う難しい微積分などの数学の問題や英語の長文問題を解けるはずがありません。

つまり、どんな人もスタート地点は同じだったのです。そういった観点から、いつ勉強を始めたか、いままでどれだけ勉強してきたかの量が違うだけであって、いまの学力が高校に通っている人たちよりも低くても気にする必要は全くありません。

とは言っても、「不登校の自分がいまさら勉強を始めても、いままで勉強をちゃんとやってきた人達に追いつけるか」「追いつくためには、人の何倍も勉強をしないといけないのか」などの不安もあると思います。でも、気にする必要はありません。

有名な童話に「ウサギとカメ」という話があります。このお話を簡潔にまとめると、足の速いウサギと足の遅いカメが競争をし、最初は足の速いウサギが圧倒的なリードをしますが、ウサギは油断をして昼寝をしてしまい、最終的にはカメが勝つという話です。

このような現象は受験にも多く見られます。A判定の受験生が油断してだんだんと失速してそのA判定の大学に落ちることはかなりあります。逆にE判定の受験生が最後まであきらめず少しずつでも勉強を重ねた結果、合格するというパターンも多く存在します。

いま不登校であっても、ウサギとカメのカメのように少しずつでもゆっくりと勉強を重ねていけば、油断しているウサギは確実に抜かせます。

私自身も全く勉強してこなかったため、浪人の最初の頃の偏差値はどの教科でも30代前半以下でした。結果として最後には油断しているウサギを追い抜かし、E判定だった大学に合格しました。最初の偏差値の2倍以上になった教科もあります。

以上のように、現状の学力や学校で勉強している人たちに追いつけるかなどといったことは、気にする必要はないと私は思います。

M.S講師のアドバイス

英語 数学 物理 化学 生物

模試の「結果」を「全て」と考えない

不登校の高校生にとって、自分の立ち位置を知るためには模試を受けることが選択肢の一つとしてあげられます。その上で、模試の「結果」は「全て」ではありません。

理由の1つ目は、模試の問題が志望校の傾向と全く違うことがあるからです。模試は全国の受験生に向けて作られているので、範囲はまんべんなく出されます。しかし、志望校によっては範囲に偏りが激しく、ここ数年まったく出されていない分野さえあります。自分の得意分野と志望校の問題が合致していれば得点源になりますので、模試で結果がよくなかったとしても逆転合格は十分ありえます。

2つ目は、模試に書く志望校は、1人につき8つほど出せることがあるからです。順位が上位の受験生がA判定の多くをとるために、ほとんどの受験生がよい判定を狙うのが厳しくなります。もちろん本番では1つの大学にしか入学できないわけですから、繰り上げ合格はよく起こります。

3つ目は、難関大学用に模試が異常に難しくなっている場合があるからです。模試ごとに、基準である偏差値50に到達する学力がかけ離れているケースがあります。

R.Y講師のアドバイス

数学 物理 化学

模試や過去問の点数が低くても気にしなくていい

模試や過去問などに取り組んだときに、点数が低くても気にしなくて大丈夫です。

点数が低いと、合格から遠ざかっているように感じるかもしれません。ですが、模試や過去問をやっている時点で「出題形式や傾向を知る」という前進ができています。

また、「間違えた問題」は「これから理解すればよい分野」を知るための土台になります。間違えた問題の解説を理解して自分で解けるようになれば、それも大きな前進になります。

ですので、点数が低かったとしても「間違えた問題を理解して解けるようになれば実質満点」だと考えていきましょう。

「不登校からの難関大学合格」経験者が語る、受験時に役に立った習慣・勉強法・考え方など

キズキ共育塾の講師には、自身にも「不登校からの難関大合格」を果たした人たちが珍しくありません。

この章では、そうした講師が、「自身の受験のときに役に立った、習慣・勉強法・考え方」などを紹介します。(これまでの内容もキズキ共育塾の知見に基づくものであるため、一部重複する部分もあります。また、講師名は仮名の場合もあります)

H.S講師の体験談

英語 数学 現代文 古文 漢文

勉強する場所や時間を限定しない

向き不向きがあると思いますが、私には「勉強する場所や時間を限定しない」ことが役に立ちました。

むかしは、「勉強は、家の勉強机や塾の自習室など、特定の場所でするものである」という固定観念に囚われていました。

しかし私には、電車やバスなどの移動時間、寝る前のベッド、お茶しながら、などのタイミングで暗記や講義の復習をする学習法が合っていました。

机に向かうことで勉強のスイッチが入る人もいると思いますが、場所を限定せず日常生活の行動にさりげなく取り入れるという方法が合う人もいると思います。

T.H講師の体験談

英語 現代文 古文 漢文 小論文 日本史

私は中高一貫の高校で不登校になり、その後通信制高校を経て、私立最難関の大学に合格しました。ここではあくまで私の場合における、受験期の勉強習慣や勉強方法をお伝えします。

まずは勉強の筋道について。私は高校に行けなかったため、各教科の基礎的な知識が入っておらず、ゼロからのスタートでした。なので、できれば教科数を絞りたいと思いました。そして、志望校を明確にしたことで、自動的に受験科目や必要な勉強が明確になりました。国語・英語・日本史の3教科です。また、この3教科ならば、ほとんどの私立文系で受験が可能となります。よって、本命以外の大学についても、教科の問題で困ることは一切ありませんでした。

次に勉強習慣について。受験校が難関であればあるほど、必要な勉強は多くなります。しかし、各教科には必要となる「基礎」があります。例えば、国語であれば漢字や古文単語、英語であれば英単語、日本史であれば歴史の流れです。これらをできるだけ毎日勉強できるように習慣化しました。

そして、余裕が出てくれば次のステップ、国語の文章読解、英語の文法・長文読解、日本史の問題集への取り組みなどです。そしてさらに余裕があれば次のステップ…この流れで私は日々の勉強習慣をちょっとずつ拡大していきました。

このときに大切なことは「がんばりすぎない」ことです。一度にあれもこれもとやってしまうと絶対にパンクします。そのため「ちょっとがんばってみる」の繰り返しにする必要があります。ちょっとずつの積み重ねでも、半年後、一年後には大きな進歩になっています。

最後に勉強方法について。これは完全に人によりますが、私はとにかく家の外で勉強するようにしました。これには狙いが2つあります。

1つ目は、勉強への集中力向上のためです。家にいるとどうしてもゲーム・スマホ・ベッドなどの誘惑が多くあります。それらを振り切るためにも私は外(塾の自習室や図書館)で勉強するようにしました。

2つ目は、試験の本番慣れのためです。受験本番では自分と同じような受験生に囲まれながら受験します。そのような中でも自分の力を発揮できるように訓練が必要です。この観点から、私はわざと外で勉強して、本番のための訓練をしました。

ここで述べたことはあくまで私の話です。これが合う人も合わない人もいることでしょう。信頼できる人に相談して、自分なりの「勉強の形」を作り上げるとよいと思います。

まとめ

まとめ

不登校から大学受験を目指すだけでも一大決心ですが、その中でも難関大学に挑戦しようと思うあなたの志は、大変素晴らしいものです。

大切なことは、「自分の意志で難関大学を選ぶ」ということ。

がんばっていると、くじけそうになることも多々あります。

そのようなときも、自分がなぜ大学受験を目指しているのかを再確認することで、モチベーションを維持できると思います。

あなたの難関大学受験がうまくいくよう、祈っています。

さて、私たちキズキ共育塾では、不登校の方や学校が苦手な方のための個別指導塾です。

講師と生徒さんが1対1の授業を通じて、不登校から難関大学に進学した生徒さんも大勢います。

無料相談も行っていますので、不登校から難関大学を目指したい方は、ぜひ一度ご連絡ください(ご自分で連絡するのが不安な方は、親御さんからの連絡でも大丈夫です)。

監修 / キズキ代表 安田祐輔

やすだ・ゆうすけ。発達障害(ASD/ADHD)によるいじめ、転校、一家離散などを経て、不登校・偏差値30から学び直して20歳で国際基督教大学(ICU)入学。卒業後は新卒で総合商社へ入社するも、発達障害の特性も関連して、うつ病になり退職。その後、不登校などの方のための学習塾「キズキ共育塾」を設立。経歴や年齢を問わず、「もう一度勉強したい人」のために、完全個別指導を行う。また、不登校の子どものための家庭教師「キズキ家学」、発達障害やうつ病の方々のための就労移行支援事業所「キズキビジネスカレッジ」も運営。

【新著紹介】

『学校に居場所がないと感じる人のための 未来が変わる勉強法』
(2022年9月、KADOKAWA)
Amazon
KADOKAWA公式

【略歴】

2011年 キズキ共育塾開塾(2023年7月現在10校)
2015年 株式会社キズキ設立
2019年 キズキビジネスカレッジ開校(2022年7月現在4校)

【メディア出演(一部)】

2022年 NHK総合「日曜討論」(テーマ:「子ども・若者の声 社会や政治にどう届ける?」/野田聖子こども政策担当大臣などとともに)

共同監修 / 不登校新聞社代表理事 石井志昂

いしい・しこう。
1982年、東京都町田市出身。NPO法人全国不登校新聞社代表。
中学校受験を機に学校生活が合わなくなり、教員や校則、いじめなどを理由に中学2年生から不登校。同年、フリースクール「東京シューレ」へ入会。19歳からNPO法人全国不登校新聞社が発行する『不登校新聞』のスタッフとなり、2006年から2022年まで編集長。これまで、不登校の子どもや若者、識者など400人以上に取材してきた。

【著書など(不登校新聞社名義も含む)】

「学校に行きたくない」と子どもが言ったとき親ができること(ポプラ社)』『フリースクールを考えたら最初に読む本(主婦の友社)』『学校に行きたくない君へ(ポプラ社)』『続 学校に行きたくない君へ(ポプラ社)』

【寄稿など(一部)】

AERAdot」「プレジデントオンライン」「東洋経済オンライン」「FRaU」など多数

サイト運営 / キズキ

「もう一度学び直したい方」の勉強とメンタルを完全個別指導でサポートする学習塾。多様な生徒さんに対応(不登校・中退・引きこもりの当事者・経験者、通信制高校生・定時制高校生、勉強にブランクがある方、社会人、主婦・主夫、発達特性がある方など)。授業内容は、小学生レベルから難関大学受験レベルまで、希望や学力などに応じて柔軟に設定可能。トップページはこちら。2024年10月現在、全国に11校とオンライン校(全国対応)がある。

/Q&Aよくある質問

不登校だと(不登校の経験があると)、難関大学受験に不利なんでしょうか?

関係ありません。まず、「一般入試」では、学力があれば経歴は関係ありません。また、「総合型選抜(旧AO)」でも、経歴を問われないことがあります。そして、受験勉強は学校以外(塾など)で行えます。詳細はこちらをご覧ください。

不登校の人に特有の、難関大学受験で対策が必要なポイントはありますか?

一般論として、次の8つがあります。(1)難関大学に進学したい前向きな理由を考える、(2)ライバルの勉強度合いを知る、(3)基礎をしっかり身につける、(4)未習分野をチェックする、(5)達成できたことを記録する、(6)「がんばり」と「あきらめ」のバランスを心がける、(7)一般常識も身につける、(8)不登校経験者の難関大学受験に詳しい塾などを利用する。詳細はこちらをご覧ください。
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