学校でぼっちの中学生・高校生へ 乗り切る過ごし方を解説
こんにちは。学校生活にお悩みのある人のための個別指導塾・キズキ共育塾の濱野です。
あなたは今、学校・クラスでひとりぼっち(ぼっち)でいることを、悩んでいませんか?
「いじめられているわけではないけど、クラスに馴染めない」ことは、珍しくありません。
ですが、その状態が続くと「辛い」「学校に行きたくない」と思うこともあるでしょう。
このコラムでは、学校でのぼっちについて悩んでいる中学生や高校生のあなたに向けて、「ぼっちは悪いことではない」ことを前提に、、学校でのぼっちを乗り切るため過ごし方、学校以外での過ごし方などを解説します。
どの過ごし方も、学校でのぼっちについて悩む中学生・高校生のあなたに、役立つ情報になっていると思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
学校でのぼっちについて悩むあなた気持ちが少しでも軽くなり、次の一歩につながるきっかけとなれば幸いです。
目次
学校でぼっちになる4つの原因
そもそも、学校でひとりぼっちになる原因は、何なのでしょうか?
キズキ共育塾の知見と参考書籍に基づき、また私の見聞きした事例と合わせてご紹介します。
あなたに当てはまるものがあっても落ち込まず、まずは軽い気持ちで読んでみてください。
また、それぞれの原因への対応方法も、簡単にお伝えします。 (具体的な学校での「ぼっち」を乗り切る方や状況の変え方は、後の章でご紹介します)。
原因①自分に合わない環境にいる
学校やクラスでぼっちになる原因の1つは、「今の環境があなたに合っていない」ことです。
例えば以下のような自分に合わない環境にいる場合は、友達を作りづらいと感じるでしょう。
- 静かに過ごしたいのに、ワイワイ騒ぐのが好きなメンバーばかりが集まっている
- 大人数で過ごすことが苦手なのに、いつもみんながグループで行動しているので輪に入りにくい
私の知人のお子さん(Aさん)も、クラスの雰囲気が合わないことが原因で、高校入学後にぼっちになりました。
Aさんは物静かなお子さんで、みんなと騒ぐことが苦手です。
一方、クラスメイトは積極的で行動力がある子ばかりでした。
Aさんは周りのペースについていけず、クラスメイトが大勢いる場所だと緊張して話せなかったそうです。
勇気を出して話そうとしてもタイミングを失い、会話についていけないことがよくありました。
日常会話の話題も自分が知らないことが多く、共感できることがあまりなかったそうです
次第にAさんは、クラスメイトに合わせることに疲れ、一人で過ごすことが多くなり、ぼっちになりました。
ですが、このAさんは、「どこでも友達ができないタイプ」ではないのです。
中学生のときは、仲のよい友達が学校にたくさんいました。
そんなAさん(のような人)でも、自分に合わない人ばかりの環境だと、友達を作りづらかったのです。
反対に、活発な人が「大人しい人が多いクラス」になって上手くなじめず、ぼっちになることもあるでしょう。
つまり、自分に合った環境を見つけることが大切なのです。
原因②強い劣等感がある
強い劣等感を持っている人や自分に自信が持てない人は、友達とよい人間関係を築くことが難しく、結果としてぼっちになることがあります。
顔、スタイル、成績など、さまざまな点で、「自分は友達と比べて大きく劣っている」という思いから、自信を持てないのです。
自分に自信を持てないと、自ら行動することが怖くなります。
また、「どうせ自分なんて…」「話しかけても無視されたらどうしよう…」と不安になったり、LINEやメールの返信がないと「嫌われている」と思ったりしがちなのです。
残念ながら、「劣等感が強い人と友達になりたい」と思う人は、あまりいません。
そもそもあなたが「劣っている」と思うところは、本当に劣っているのでしょうか?
客観的に見ると劣っていないのに、自信を持てない人は意外と多いです。
また、実際に「クラスメイトに比べて劣っているところがある」としても、友達になることには関係ありません。
自分を卑下したり、人と比べて優劣つけたりする習慣をやめるように心掛けましょう。
そして、自分のよいところに目を向けて、自信を持って行動してみてください。
「強い劣等感」は、コラム「強い劣等感を持つ人の3つの特徴と、劣等感を克服する7つの方法」で詳細や対策をお伝えしていますので、気になる方はご覧ください。
原因③自分中心になりがち
自慢話ばかりする、自分だけが話して人の話を聞かない、他人の都合を考えないなど、自分中心の行動が多いことで、ぼっちになる人もいます。
人に自慢できることがあるのは、とても素晴らしいことです。
ですが、聞く側としては自慢話ばかりだと、あまりいい気持ちにはなれません。
自慢話でなくても、自分の話ばかりをする人も同じです。
「積極的に自分のことを話す」「隠し事をしない」のは、よいことかもしれません。
ですが、「積極的・正直・面白い人だと思っていたけど、話が一方的でつまらない」と思われることがあります。
他にも、「クラスメイトを(根拠の有無を問わず)見下している」「自分のことを理解されなくてもいいと思っている」「逆に、自分のことを聞かれても答えない」などが原因で、ぼっちになることもあるでしょう。
自分のことばかりではなく、周りのみんなと一緒に会話を楽しめるように心掛けてみてください。
原因④コミュニケーションが苦手
これまでに紹介した原因と重なる部分もありますが、人とのコミュニケーションが苦手なために、学校でぼっちになる人もいます。
具体的な例として、以下のようなことが考えられます。
- 賑やかな楽しい雰囲気は嫌いじゃないけど、何を話していいかわからない
- 楽しい雰囲気で話しているグループに入りたいけど、どうやって輪に入ればいいのかわからない
- あの人と仲よくなれそうな気がするけど、どう話しかけたらいいのかわからない
こういったタイプの人の中には、「自分から話しかけられないけど、相手から話しかけられれば友達になれる」人もいます。
私の友人のお子さん(Bさん)もこのタイプで、学校に限らずどの環境でも、誰かから話しかけられるまでは、ぼっちになりがちです。
Bさんはいつも「だれか友達になってくれないかな…」って思ってはいるのですが、自分から話しかける勇気がありません。
きっかけさえあれば友達がすぐできるのですが、チャンスがないことで友達が全くできませんでした。
この原因の場合は、コミュニケーションの取り方を工夫したり、少しの勇気を出せるようになったりすれば、友達ができる可能性が高まります。
ただ、どう工夫すればいいのか、どうすれば勇気が出るのか、自分のどこをどう変えたらいいのか、わからない人も多いでしょう。
また、生まれながらの性質でコミュニケーションが苦手な人もいます。
そんなときは、恥ずかしがらずに周りの大人にサポートを求めてみてください。
信頼できる先生やスクールカウンセラーに相談してみると、あなたに合った方法を一緒に考えてくれるでしょう。
「学校でのぼっち」をどうして悪いと感じるのか
学校でぼっちになるのは、いくつかの原因があることがわかりました。
ですが、そもそもなぜあなたは、ぼっちであることを悩んでいるのでしょうか?
その理由を考えたことはありますか?
ぼっちは、「悪いこと」なのでしょうか。
例えば「合わない人たち」と仲よくできないことに、何の問題があるのでしょうか。
そうした疑問について、少し一緒に考えていきたいと思います。
以下の文章は、2009年7月6日の朝日新聞の夕刊に掲載された記事からの引用です。
友達いなくて便所飯?「一人で食べる姿、見られたくない」
「トイレの個室でご飯を食べる。こんな「?」な行動は「便所飯」と呼ばれ、実は学生を中心にキャンパスで広がっている。みんなが楽しく語らうキャンパスで、自分には友達がおらず、独りぼっち。学食などで一人で食べている姿を見られるのが嫌で、「便所飯」に走るという。
続いて、精神科医の和田秀樹さんが、この記事について自身の著書『なぜ若者はトイレで「ひとりランチ」をするのか』で以下のように述べています。
いまの若者たちは、「ひとりで食べている姿を見られるのが、何よりも嫌」なのだ。
ひとりで食べる=一緒に食事をする人がいない=つまり「友達がいない」自分の姿を、堂々と「他人に見せて」しまうからである。(中略)
彼らが徹底的に避けたいのは、周囲から「あいつは友達がいない奴だ」と思われることなのだ。
つまり、友達がいない(ぼっちである)のもつらいですが、一番苦痛に感じているのは、「ぼっちであること」自体ではなく、周りから見て「友達がいなくて、ぼっちでかわいそう」と思われることなのです。
このように、周りにどう見られているか、他人からどう思われているのかが、気になるのです。
ですが、どうしてそこまで人の目を意識するのでしょうか?
和田秀樹さんは、さらに以下のように述べています。
「友達が多い子=いい子」という価値観が学校に根付くのに伴って、間違いなく、世の母親たちも同じ価値観を共有するようになった。(中略)
子供たちは、母親から、「友達がいない、あるいは、友達とうまくつきあえない人間は、劣っている」という価値観を、わずか二歳か三歳のころからずっと刷り込まれてきたのだ。(中略) 学校でも家庭でも、四六時中このような生活を続けていれば、「友達がいない、独りぼっちの人間に見られたくない」意識がより強くなるのも至極当然のことだ。
このように、「友達が多い子が、いい子」という今の社会の価値観では、「ぼっちは悪い」と考えるようになるのも仕方のないことでしょう。
ですが、その価値観は「絶対的に正しいもの」ではありません。
つまり、学校でぼっちでいることや友達がいないことは、「絶対的に悪いこと」ではないのです。
「ぼっちだから恥ずかしい…」「友達がいない自分はダメ人間なのかも…」
そういった「思い込み」や「他人の価値観」を捨てると、あなたの「辛さ」は減っていくはずです。
もし、他人の価値観とは関係なく、「友達がほしい」「人と仲よく過ごしたい」と思うのであれば、少しずつ自分を改めたり、今とは異なる環境を探したりしてみましょう。
これまで学校でぼっちだったとしても、「コミュニケーションの方法を変えたら友達ができた」「学校(クラス)以外のコミュニティー(これまでとは違う部活、生徒会、塾、高校生年齢ならアルバイト先など)では仲のよい友達が多い」人はたくさんいます。
補足〜友達が多いことが「よいこと」とは限らない〜
「ぼっちで辛い。友達がほしい。」と思っている人に向けて、ちょっとした注意点をお伝えします。
それは、「友達が多そうに見える人」も、「本当に友達が多い」わけではなく、「友達が多いから、いつも楽しく過ごしている」わけではない可能性がある、ということです。
具体的には、以下のような例があります。
- 仲がよさそうに見える友達グループのメンバーが、実はお互いに全く心を開いておらず、表面的な会話を続けているにすぎない
- グループの有力メンバーが興味があることに、他のメンバーが無理やりつき合わされている
このような関係を、「本当の友達」と言えるでしょうか?
「あの子は友達がいない」と思われることを避けたいために、「無理して友達でいる」方がつらくなることもあるのです。
これも、多くの人の根底に、「ぼっちは悪い(=ぼっちじゃないならいい)」という極端な考え方があることが、根本的な問題なのかもしれません。
学校でのぼっちを乗り切る3つの過ごし方
さて、「学校でぼっちなのは、悪いことではない」とお伝えしてきました。
そう言われても、いきなり考え方を変えるのは難しいと思います。また、それはそうとして友達がほしいと思う人もいるかもしれません。
ずっとぼっちのままでいると、「友達がいない寂しい人と思われたくない」などと毎日悩み、学校に行きたくないと思うようになることもあります。
では、どうにすれば「学校でぼっち」の状態から、これからの学校生活を有意義な時間にできるでしょうか?
ここからは、学校でぼっちになった場合の学校での乗り切る方法をお伝えします。
ぼっちのままでの過ごし方と、友達の作り方の両方を解説するので、ぜひ自分に合った方法を参考にしてみてください。
過ごし方①勉強する
学校でぼっちであることを逆手にとって、「友達と過ごす時間」を「勉強する時間」にしましょう。
「学生の間にどれだけ真剣に勉強に取り組んだか」は、大人になってから、また直近では進路を選ぶ際に、大きく影響します(大人になってから学び直すことももちろんできますが、今回は趣旨から外れるので省略します)。
学生生活は、中学校・高校を合わせて6年ほど。
大人になってからの人生の方がずっと長く、将来に向けて今のうちに勉強しておくことはとても大切です。
一人で過ごす時間を勉強に使うことで、「ぼっちの寂しい時間」は、「有意義な時間」に変えられるのです。
周りの目が気になる場合は、図書室や自習室など、一人で勉強していても気にされない場所を探してみてください。
実際に、クラスでぼっちだったけれど、その分勉強に時間を費やし、勉強の楽しさを知った人もたくさんいます。
有名人の例をご紹介します。
- 女優の松岡茉優さん
女優の松岡茉優さんもその中のひとりです。
松岡さんは、高校でぼっちの経験があります。
2年間ぼっちだったので、休み時間が暇だったそうです。
はじめはゲームをしたり読書をして過ごしていたのですが、周りの人たちが自分のことをコソコソ言っているのが聞こえ、集中できませんでした。
そこで、勉強をしてみたところ、学ぶことの面白さを発見。
どんどん吸収していける喜びを知ったそうです。
成績はぐんぐん上がり、中学では0点や2点などだったテストの成績が、毎回100点を取るまでに成長しています。
松岡さんは、「本当の友達ではない人たちと無理してつき合う必要はない」と決心したときから、ぼっちになっていたそうです。
つらい思いもしましたが、勉強の面白さを知れたのは本当によかったと語っています。
松岡さんのように学ぶことの楽しさを知れれば、その先の人生を豊かにできる可能性が広がります。
過ごし方②読書をする
前項の勉強と同じく、「読書をする」ことで、一人での時間を有意義に活用できます。
読書では、物語の世界に没入できたり、いろいろな人の意見や考え方を知ったりできます。
そうすると、今の自分の世界の狭さに気づくきっかけにもなるはずです。
視野を広げられれば、「自分の悩みの小ささ」に気づけるかもしれません。
また、現時点で読書に興味がなくても、試しに何かの本を読むことで読書の楽しさに気づくこともあるはずです。
一度興味のある本に出会えたら、本を読むことが楽しくなり、読書が趣味になることもあるでしょう。
なお、これも勉強と同じく、周りの目が気になるようなら図書室に行くことがオススメです。
図書室は、読書をしたい人、勉強したい人が訪れて静かに過ごす場所です。
読書に集中でき、一時ではあるかもしれませんがぼっちであることを忘れられ、リラックスできるでしょう。
過ごし方③学校で友達をつくる
ここまで、学校でのひとりでの過ごし方をお伝えしました。
「無理してまで人に合わせて友達をつくる必要はない」
「(学校で)ぼっちなのは悪いことではない」
このような考え方は、「学校でのぼっち」で、ストレスを抱えないためにも大切です。
しかし、それはそうとして、「学校で一緒に過ごす友達がほしい」と思うことも、もちろん悪いことではありません。
とはいえ、(今のままの自分では)友達をつくることが難しいと思っている人もいるでしょう。
また、「友達の作り方がわからないからぼっちなのに、友達をつくろうと言われても無理だよ…」などと思うかもしれませんね。
ですが、友達の作り方にはたくさんあります。
ほんの少しの勇気や、ほんの少し自分を変える必要はあるかもしれませんが、友達が欲しいと思っている人は実践してみる価値があるでしょう。
詳細は、コラム「友達の作り方、学生向けの方法11選と社会人向けの方法7選〜友達がほしいあなたへ〜」に記していますので、少しでも気になる方法があれば、ぜひ試してみてください。
またその上で、「学校(にいる人たち)が、どうしても自分に合わない」場合もあります。
もし学校で友達ができなくても、自分を責めたり落ち込んだりする必要はありません。
学校でのぼっちが辛い場合の学校以外の過ごし方
前章では、学校生活を有意義なものにするための、学校でのぼっちを乗り切る方法をお伝えしました。
しかし、学生だからと言って、活動範囲を学校に限定しなくてはならないわけではありません。
また、何度も繰り返すとおり、その学校(にいる人たち)とあなたが合わない場合もあるはずです。
この章では、学校以外での過ごし方をお伝えします。
過ごし方①学校の外(塾や習い事)で居場所・友達を見つける
学校以外の場所として、塾や習い事は、学校とは違った人たちと友達になれる可能性がある機会です。
他にもボランティア、趣味のサークル、(高校生年齢なら)アルバイトなどもあります。
例えば習い事には同じ趣味を持っている人が集まるので、価値観が似ていたり、話す話題が共通していたりすることが多く、無理に合わせることなくつき合えるでしょう。
塾も、高校受験や大学受験など、同じ目標を持った人たちが集まっています。
目標に向かって頑張っているうちに、励まし合える仲間ができるかもしれません。
最初の方にご紹介した事例のAさんも、学校ではぼっちですが、塾ではたくさんの友達がいます。
Aさんは、塾では友達同士でわからないところを教えあったり、休みの日にも塾の友達と気分転換に出かけたりなど、充実した生活を送っているのです。
ボランティア、趣味のサークル、アルバイトなどでも似たようなことが言えます。
ぜひ学校以外の場所で、自分に合う居場所を積極的に探してみましょう。
過ごし方②以前の学校の仲間と過ごす
今の学校でぼっちでも、以前仲のよかった友達と一緒に過ごせます。
あなたが中学生なら小学校のときの、高校生なら小中学生のときの、今は違う学校に進学した友達がいませんか?
その友達との交流を再開したり、またその友達から違う友達を紹介してもらったりして、学校とは別の場所で友達の輪を広げることもできるでしょう。
以前から仲のよい友達と過ごすと、ありのままの自分を出だせるので、安心感を取り戻せるはずです。
補足〜学校がつまらないあなたへ〜
繰り返すとおり、友達ができるかできないかは、環境に左右されます(小学生・中学生の頃はぼっちだったけれど、高校生になって友達ができた人も珍しくありません)。
今の環境でぼっちだからといって、悲観的になることはないのです。
学校以外でも、友達や居場所をつくっていきましょう。
学校以外で有意義に過ごす方法は、コラム「学校がつまらないあなたに伝える、学校生活を楽しくする方法」でもご紹介していますので、ご興味がありましたらご覧ください。
【講師からのアドバイス】学校でのぼっちについて
この章では、「学校でのぼっち」について、学校生活に悩みのある人たちのための個別指導塾・キズキ共育塾の講師たちからのアドバイスを紹介します。
そうした生徒さんたちと日々接している講師の「生の声」ですので、きっと参考になるはずです。(これまでの内容もキズキ共育塾の知見に基づくものであるため、一部重複する部分もあります。また、講師名は仮名の場合もあります)
また、私たちキズキ共育塾の無料相談では、「実際のあなた」のための、より具体的なアドバイスが可能です。ぜひご相談ください。
近藤翔平講師のアドバイス&体験談
無理に人と話そうとしない
話題がないのに無理に話そうとすると、会話がぎこちなくなったり、沈黙が流れて気まずくなったりします(私も経験があります)。
自分は、文化祭や体育祭などの「共同作業が必要なイベント」を通して友人をつくりました。そういう機会では自然とコミュニケーションを取る流れになりますし、連絡先の交換にもつながりやすいです。少数グループの中だと普段なかなか教室で話せないようなこと(悩みなど)も話しやすくなるため、意外な共通点が見つかることがあり、仲が深まりやすくなります。
ただ、行事でなくとも、自分が話せると思ったときに自然と話せば大丈夫です。気負いすぎないようにしましょう。
まとめ:学校でのぼっちが辛い時は、信頼できる大人に相談を
学校でぼっちであることについて、誰かに相談したくない・できないと感じる人は多いと思います。
なぜなら、「学校でぼっちであることを恥ずかしい」と思い、「友達がいない」と自分から打ち明けることは簡単なことではないからです。
ですが、ぼっちであることは、悪いことでも恥ずかしいことでもありません。
それを理解した上で、「学校でぼっちでいることが辛い」「学校に行きたくない」と思っている人は、親・担任・スクールカウンセラーなど、信頼できる大人に相談してみてください。
悩みを人に打ち明けることで、具体的な解決方法が見つかることもあります。話すだけでも心が解放されて安心感を取り戻せることもあるのです。
また、あなたが中学生や高校生であれば、学校でのぼっちの時間を有効活用することが、今後の高校受験や大学受験に繋がる可能性もあるのです。
そのため、これまでに紹介した方法を積極的に試してみてください。
また、ぼっちであることがつらくて学校に行けないのなら、無理に学校に行く必要はありません。
少し休んで、緊張から解放さるれことも大切です。
このコラムが、学校でのぼっちについて悩んでいる中学生や高校生のあなたの心を少しでも軽くし、次の一歩を踏み出すきっかけになりましたら幸いです。
さて、私たちキズキ共育塾は、お悩みを抱える方々のための個別指導塾です。
生徒さんには、学校でぼっちだった経験のある方も少なからずいらっしゃいます。
学校でぼっちになった原因がなんであれ、キズキ共育塾では、一対一の完全個別指導の授業で、生徒さんたちは講師といろいろな話をしています。
また、講師と一緒に、学校での過ごし方や友達のつくり方を考えていくことも可能です。
キズキ共育塾の概要をご覧の上、少しでも気になるようでしたら、お気軽にご相談ください。
ご相談は無料です。また、あなただけのご相談や、親御さんだけでのご相談も承っています。来塾が難しい方には、お電話やメールでのご相談も受け付けています。
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