「高校留年=人生終了」ではありません!留年確定後の選択肢や留年確定前の救済措置をまとめて紹介
こんにちは。生徒さんの勉強とメンタルをサポートする完全個別指導塾・キズキ共育塾です。
あなたは、高校留年についての不安があるのではないでしょうか。
- 高校留年=人生終わり?と悩んでいる
- 留年を回避するルートはあるのか不安
- 仮に留年した場合、どうしたらよいのかよくわからない
このコラムでは、高校留年の基準、高校留年が確定するまでの流れ、高校留年を回避するための救済措置、メンタル面の立て直しについて解説します。
まずはすでに高校留年が確定している方に向けた情報を、そのあとでまだ確定していない人のための情報をお伝えします。
前提として、高校留年が確定していてもしていなくても、あなた一人で思い詰めないようにしましょう。
学校の先生をはじめ、高校留年した人・高校留年しそうな人の「これから」に詳しい人に相談することで、よりよい選択ができるようになっていきます。
私たちキズキ共育塾は、高校で留年した人または留年しそうな人のための、完全1対1の個別指導塾です。
10,000人以上の卒業生を支えてきた独自の「キズキ式」学習サポートで、基礎の学び直しから受験対策、資格取得まで、あなたの「学びたい」を現実に変え、自信と次のステップへと導きます。下記のボタンから、お気軽にご連絡ください。
目次
高校留年=人生終わりではありません!〜留年確定後の4つの選択肢〜
まずは、高校留年が確定している人に向けた情報をお伝えします。
高校留年が確定しても、人生終わりではありません。そして、高校留年確定後に大事なのは、あなたの体調・環境・性格に合う選択肢を選ぶことです。
この章では、高校留年確定後の選択肢について解説します。
選択肢①今の高校で留年して卒業を目指す
今通っている高校で留年して、翌年以降の進級や卒業を目指すという選択肢は、手続きなども少なくすみ、慣れた環境で学生生活を続けられます。
留年の原因が既に解消している場合に特にオススメの選択肢です。
その一方で、以下のデメリット・注意点もあります。
- 後輩と同級生になる心理的負担
- 同じつまずきが繰り返される可能性
高校留年のメリット・デメリットなどは、下記のコラムをご覧ください。
選択肢②通信制高校へ転校する
通信制高校は、学習ペースを自分に合わせて調整しやすい環境です。また、それまでの在籍日数や取得済みの単位を引き継ぐことができます。
そのため、今在籍している高校よりも、体調やメンタルの負担を下げて卒業を目指しやすくなることがあります。
通信制高校のメリットなどは、次のコラムをご覧ください。
選択肢③高卒認定試験(高等学校卒業程度認定試験)を受ける
高卒認定試験に合格すると、高校を卒業しなくても大学・短大・専門学校などの受験が可能になります。
高校在学中に受験することもできますので、「今の高校に留年して在籍を続けながら合格を目指す」「高校を中退して合格を目指す」のどちらも可能です(高校中退についても、しっかり相談することをオススメします)。
高校の後に大学などへの進学を目指す人にとっては現実的な道になります。
ただし、高卒認定試験の合格は高校卒業資格とは異なります。高卒認定試験に合格しても、正式な「学歴」にはなりません。
高卒認定については、こちらの記事をご覧ください。
選択肢④中退して就職する
中退して就職するという選択肢もあります。留年の原因に学校という環境のストレスが関係していた場合、社会に出て環境が変わることで、結果的に心身が安定する人もいます。
ただし、現実的には、「高校中退(=中卒)」の学歴では、高卒や大卒などと比べて、就職先の選択肢が少ないことは事実です。
中卒で働くことは、ダメなことではもちろんありません。
その上で、働きながら、またはある程度の貯金ができたり心身の調子が安定してきたりしたら、仕事を辞めて(または仕事と並行して)、通信制高校の卒業や高卒認定資格の取得や、その後の大学・短大・専門学校などの卒業を目指すことで、働き方の選択肢は増えていきます。
中卒からの就職については、下記の記事をご覧ください。
選択肢⑤休養する
高校留年の原因に病気や怪我などが関係するようであれば、しっかり休養することが大切です医師と相談しながら、適切な休養をしましょう。
「休養中には、何もできない」とは限りません。「週に何回くらいなら、高校に通学してもよいか」「通信制高校に転校してもOKか」などを確認することで、休養しながら前に進めることもあります(ただし、無理は禁物です。「休養に専念するように」と言われたら、そのようにしましょう)。
高校留年を「人生終わり」にしないための、メンタル面の立て直し法
高校の留年が確定すると、気持ちが落ち着かないものです。
- 「同級生から遅れる=人生終わり」
- 「みんなにどう見られるんだろう」
- 「親に申し訳ない」
そんな不安が強くなるのは、あなたが弱いからではありません。
高校は同じ年齢の人たちが同じペースで進むことが前提になりやすい環境です。だからこそ、少しつまずいただけでも「取り返しがつかない」と感じやすくなります。
この章では、恥ずかしさや焦り、孤立感を抱えたままでも、メンタルを少しずつ立て直していくための考え方について解説します。
メンタルの立て直し①自分だけではないと知る
高校の留年が決まったとき、「こんな経験をしているのは自分だけだ」と孤独を感じるかもしれません。しかし、事実は違います。
文部科学省の最新調査(令和6年度)によると、全国の高校で原級留置(留年)となった学生は年間で「8,741人」にのぼります。(参考:文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について 」)
毎日、全国であなたと同じように悩み、この結果を受け止めた仲間が9千人ちかくもいるのです。
高校留年は決して珍しいことでも特別な失敗でもなく、日本の教育制度の中で一定数存在するひとつのプロセスに過ぎません。
これだけ多くの人が高校留年を経験しているということは、その分だけ、高校留年した後の進路を切り拓いてきた先輩たちも膨大にいるということです。
- 同じ学校でもう一度学び直し、志望校に合格した人
- 通信制高校などに転学し、自分に合った環境で卒業した人
- 高校留年を機に自分の生き方を見つめ直した人
「その後」のルートはすでに無数に用意されています。あなたに合った次の一歩は必ず見つかるので、まずは「自分一人ではないんだ」と少しだけ安心してください。
メンタルの立て直し②「人生終わり」と感じるのは自然
高校留年=人生終わり(これからのことが怖い・不安、恥ずかしい、どうしたらいいのかわからない)と感じることはよくあります。
そうしたネガティブな気持ちを持つこと自体は、否定する必要はありません。
ただ、「人生終わり」という気持ちがあると、「次に向かうための行動」をする気力もなくなります。
大切なのは、ネガティブな気持ちを消すことではなく、ネガティブな気持ちを抱えながらでも動けるようにすることです。
まずは、「人生終わり」「怖い」「恥ずかしい」「逃げたい」と思っている自分を責めないでください。
そうした気持ちが強いときほど、気持ちだけで結論を出さず、事実や選択肢を確認して、行動していきましょう。
メンタルの立て直し③比較がつらいときは、遅れではなく調整と捉える
進級・卒業していく同級生と比べると、高校留年は「置いていかれること」にみえてしまいがちです。
ですが大学や社会に出ると、浪人・留学・休学・転学・転職など、人生のペースが実にはさまざまであることを実感できます。
高校留年を「遅れた」ではなく、「人生のペースを、自分に合う形に調整した」と捉え直してみましょう。
高校生の1年間は、確かに重く感じるかもしれません。けれど人生全体で見れば、1〜2年の差は、実は大したことではないのです。
「高校生の今つらいんだから、人生全体の話をされても…」と思うかもしれませんね。しかし、この考え方を覚えておくと、いつか必ず役に立ちます。
メンタルの立て直し④孤立しやすいときほど相談先を複線化する
高校留年に関する不安や悩みは、「誰にも言えない」「言ったらバカにされるかもしれない」と感じて、ひとりで抱え込みがちです。
しかし、学校や家庭の中だけで解決しようとすると、選択肢が見えにくくなりします。ぜひ、「高校留年後のこと」に詳しい人たちに相談してみてください。
オススメは、相談先を一つに絞らず、役割を分けることです。
- 学校のルール確認:担任/教務/進路指導
- 心身の相談:スクールカウンセラー/養護教諭
- 第三者の伴走:外部の相談機関、学習支援、個別指導 など
「相談=弱さ」ではなく、状況を動かすための手段です。気持ちの整理にもつながります。特に家庭内で意見が割れやすいときほど、第三者が入ると整理が進みます。
メンタルの立て直し⑤あせらないことが、結果的に早いこともある
気持ちが追い詰められていると、「とにかく学校に行かなきゃ」「根性で勉強しなきゃ」などと考えがちです。
しかし、高校留年に繋がった原因が解消されていない状態で無理をすると、さらに苦しくなることがあります。
大事なのは、今の状態をいったん受け止めたうえで、原因への対応を考えていくことです。
体調、生活リズム、人間関係、学習のつまずき。
どれが主因でも、対策はあります。
「とにかくなんとかしなきゃ」ではなく、「落ち着いて、仕組みと環境を整える」方向に意識を向けていきましょう。
ただし、原因がはっきりしないこともありますし、直接的な解決がすぐにはできないこともあります。そんなときも、「次の一歩」には進めます。
あなただけであせらずに、高校留年に詳しい人に相談することで、「実際のあなた」が何をしていくべきか、具体的にわかっていくはずです。
メンタルの立て直し⑥今日できる小さな一歩で気持ちを立て直す
メンタルが落ちているときほど、大きな決断をしようとすると、余計につらくなりがちです。まずは、小さな一歩で十分です。
例えば以下のような行動は、状況を動かす力になります。
- 生徒手帳や学校の資料で、欠課・単位のルールを確認する
- 担任や教務に、今後のことについての面談を申し込む
- いま一番つらい原因が何かを、1行で書き出す
- 今日の睡眠だけ整える
不安がゼロになるのを待つ必要はありません。できることを一つやるだけで、気持ちは少しずつ現実に戻ってきます。
高校留年=人生終わりではない理由!進学も就職も、将来への影響は実は少ない〜留年の経歴を有利にすることも可能!〜
高校留年=人生終わりではありません。将来への影響は、意外と少ないのです。
高校留年が進学・就職でどう見られるのかについて解説します。この章では心配を取り除くために軽く概要をお伝えして、具体的な方法はさらに次章でお伝えします。
影響①進学について
「高校留年したら大学受験に不利なのでは」と不安になる方は多いでしょう。
しかし、「一般入試」と言われる「学力試験の点数だけで合否が判定される入試」では、高校留年の有無は、全く関係ありません(浪人も同じですよね)。
推薦入試や総合型選抜入試では、面接や小論文で、高校留年が影響することはあります。
ただしこれは、「高校留年したから不利」とは限りません。
高校留年について、原因、留年から学んだこと、原因への対策、そして「留年と、その大学・学部の志望理由との関係」などを前向きに伝えることができれば、むしろ有利になることさえあります。
なお、「留年していることで、指定校推薦などで、高校内での選抜が不利になる」可能性は否定しません。
影響②就職について
高校卒業直後の就職、または高校を中退しての就職を考えている場合、高校留年が影響することは考えられます。
ただしこれも、伝え方次第です。
大学入試の面接同様に、理由や現状を伝えるとともに、その仕事をしたい理由と結びつけることができれば、有利になることもあります。
「現状」の例としては、次のようなものがあります。
- 継続して働ける生活リズムがあるか
- コミュニケーションや基本的なルールが守れるか
- 体調やメンタルの波に対して、対処法を持っているか
つまり、今の自分がどんな状態で、何ならできるのかを把握し、準備しておくことが大切です。
一方で、高校留年の後に大学・短大・専門学校を卒業していれば、就職の際にそれが「問題」となることはほぼありません。
ただし、留年について聞かれることはありますので、準備だけはしておきましょう。伝え方によって有利になることは同じです。
高校留年のことを、各種面接などで有利にするための方法
高校留年は、伝え方次第では受験や就職の面接などで有利になることは、前章でお伝えした通りです。この章では、その方法を、もう少し具体的にお伝えします。
対策① 受験・就職での説明のコツ
高校留年(や転学、中退)の経験について面接などで聞かれたとき、無理に美談にする必要はありません。大事なのは、次の4点を筋道立てて、前向きに伝えることです。
- 何が原因だったか(体調/人間関係/学力のつまずき/家庭事情など)
- どう整えたか(環境変更/学習ペース調整/支援の活用)
- 今はどうなっているか(再発防止の工夫、継続できる状態)
- その経験を、その大学・その仕事でどう活かしたいか
例えば「体調不良で欠席が増えて留年した」だけで終わると不安を与えます。そこで、「体調不良が原因だったが、通院と生活改善を行い、今は出席や学習を継続できている」まで言えると、受け取られ方が変わります。
ポイントは、話の中心を、過去の出来事ではなく、現在の安定と再発防止、そして将来に寄せることです。
対策②原因を対策に変える
高校留年がその後に響くケースの多くは、留年そのものよりも、背景にある原因が残っている場合です。
だからこそ、原因を言語化して対策に変えると、進学・就職の際も相手が納得しやすくなります。
- 体調が原因:睡眠・通院・負荷調整/無理のない通学形態へ
- 人間関係が原因:転校や別室登校などの環境変更/人との距離の取り方の設計
- 学力・成績が原因:つまずいた場所の確認と、そこからの学び直し/提出物の管理/塾や家庭教師などの活用
- 生活が原因:スマホ・ゲーム・夜更かし・家の事情など、生活設計の見直し
原因が整理できれば、同じ出来事は繰り返しにくくなります。
ただし、原因がわからないままでも、次の一歩に進めることもあります。原因を突き止める・解決するべきか、その必要はなさそうかなどは、やはり詳しい人に相談することをオススメします。
高校留年の基準と判定について
ここからは、まだ留年が決定していない方に向けての情報をお伝えします。
「留年するかもしれない」と思った場合、まずやるべきは現状の把握です。
高校の留年の基準は学校によって異なります。そのため自分の通っている高校の正確な留年基準は、学校に問い合わせましょう。
「あと何日休めるのか」「あと何点必要なのか」といったポイントを、憶測ではなく学校のルールで確定させましょう。
この章では、高校留年の条件を出席・成績・単位に分けて解説します。
高校留年の条件①出席
多くの高校は、下記2つのうちどちらかを出席条件として採用しています。
- 科目ごとに出席日数をカウントして、いずれかの科目が足りないと留年になる運用
- 全ての授業の合計で出席日数をカウントして、総授業時数の3分の1以上欠席すると留年になる運用
さらに、遅刻・早退が欠席扱い(または欠課換算)になる場合もあるので、学校によってはここが落とし穴になりがちです。
高校留年の条件②成績(単位取得)
留年には、成績(単位取得)も関係します。
主には、次のような判定方法があります。
- テストの点数が一定の点数を下回ったら留年
- 成績表の評価が一定の評価を下回ったら留年
また、成績に提出物・平常点が大きく影響する学校もあります。
留年対策をするにあたって、次のようなことを確認しましょう。
- 進級や卒業にあたって、どの科目が危ないのか(または実際に不足しているのか)
- テストだけで挽回できるのか(テストだけで挽回しなくてはいけないのか)
- 提出物などの対策も必要なのか(提出物などで対策可能なのか)
- 補習などで挽回することは可能か
高校留年が確定するまでの流れ
多くの場合、留年はいきなり宣告ではなく、段階を踏んで通知されます。
最初に来るのは、担任や教務からの「このままだと単位が厳しいかも」という黄色信号です。これは、今ならリカバリーできる可能性があるというサインでもあります。
最終的な進級可否は、学年末に会議等で決定されることが一般的です。学校によっては、年度末ギリギリまで救済の余地が残るケースもあります。
だからこそ、「このままだと単位が厳しいかも」と言われた段階で焦って「高校留年確定、人生終わり」と決めつけずに、リカバリーできる方法を確認してください。
高校留年を回避するための救済措置
もうダメだと感じているときほど、学校側の救済ルートの有無を確認する価値があります。ここは学校差が大きいですが、用意されていることも少なくありません。
この章では、高校留年を回避するための救済措置について解説します。
救済措置①学力と出席を補う特別ルール
テストの点数が不足している場合、学校によっては以下の特別補習で評価をやり直せる場合があります。
- 追試・再試験
- レポート(課題)提出
- 提出物の再提出
追試があるかどうかだけでなく、何点以上で合格/いつまでに提出/何をどれだけ、といった点まで具体的に確認しておくのが重要です。
救済措置②補習・保健室登校:出席(欠席)の扱いを確認
出席が足りない場合も、学校によっては以下の内容が救済になり得ます。
- 放課後や長期休暇の補習
- 別室登校(保健室・相談室)
出席日数をカバーできる方法があるか、学校に確認しましょう。
救済措置③担任や教務の先生との具体的な交渉
留年するかもしれないとなった場合、なるべく早い段階で担任や教務の先生に面談をお願いしましょう。面談での目的は、留年回避のための条件の確定です。
次のように、具体的に聞くのがオススメです。
- 「この科目は、あと何回出席すれば単位認定の条件に届きますか?」
- 「今の欠課(欠席換算)数は何回で、欠席の上限は何回ですか?」
- 「評価を上げるために必要なのは、追試ですか?課題ですか?提出物ですか?」
- 「救済があるなら、期限と具体的な内容を教えてください」
- 「進級判定はいつで、その前にやれる手段は何がありますか?」
学校側も、できれば学生に留年してほしくありません。ルールの範囲で助けられる余地があるのであれば、助けようと思ってくれます。
そのため、面談では「進級・卒業したい気持ちはあります。条件と必要な手続きを教えてください」と伝えることが効果的です。
まとめ:高校留年=人生終わりではありません。次の一手は作れます
高校留年は、人生終わりではありません。留年が確定していてもしていなくても、将来も選択肢も広がっています。
「これから何ができるか」を、学校や詳しい人に相談しながら、自分に合う選択をしていきましょう。







