性格を変えたいあなたへ 性格を変える方法を解説
こんにちは。生徒さんの勉強とメンタルを完全個別指導でサポートする完全個別指導塾・キズキ共育塾です。
あなたは、「性格を変えたい」と思ったことはありませんか?自分の性格に以下のような不満を持つ人は少なくありません。
- 性格が原因で損をする
- 性格のせいで人間関係がうまくいかない
- 精神的に成長したい
このコラムでは、性格の定義や変えたいと思う理由、変える方法、変えるメリット、変える際の注意点について解説します。あわせて、実際に性格を変えることに成功した事例、方法があわなかった事例も紹介します。
このコラムを通じて、あなたに合った対処法が見つかり、自己肯定感が上がるきっかけになれば幸いです。
私たちキズキ共育塾は、性格を変えたい人のための、完全1対1の個別指導塾です。
生徒さんひとりひとりに合わせた学習面・生活面・メンタル面のサポートを行なっています。進路/勉強/受験/生活などについての無料相談もできますので、お気軽にご連絡ください。
目次
性格とは?
性格とは、個々の人が持つ心理的な特性や性質、行動パターンのことです。性格は遺伝的な要素だけでなく、環境や教育などによって形成されます。(参考:Weblio辞書「「性格」の意味や使い方 わかりやすく解説」)
なお、心理学においては、個人を特徴づける持続的で一貫した行動様式と定義されています。(参考:日本パーソナリティ心理学会「人はいつ「性格」概念を使うのか─ブログにおける「性格」への言及の分類」)
性格は生まれつき?
性格は親から受け継いだものも一部あるという意見もありますが、環境や他者からの影響によっても変化していきます。また、大人になってからも環境や経験によって変わることがあります。
アメリカの精神科医クロニンジャー氏が提唱した理論では、生まれ持った4つの気質と、日々の生活の中で形成されていく3つの性格があるとされています。(参考:精神科診断学「Cloninger の気質と性格の7次元モデルおよび日本語版 Temperament and Character Inventory (TCI)」)
気質
- 新奇追求:新しいものを追求しようとする性質
- 損害回避:損害を避けようとする性質
- 報酬依存:承認欲求
- 固執:粘り強さ
性格
- 自尊心:自分に対する信頼感
- 協調性:他者への思いやり
- 自己超越性:現実生活を超えた自然や宇宙への関心のようなもの
この理論にのっとれば、遺伝的であり、生まれつきの部分である気質を変えるのは難しいものの、環境や経験からの影響が大きい、後天的に形成される性格の部分については、変えられる可能性があると言えるでしょう。
性格を変えたいと思う理由3選
この章では、性格を変えたいと思う理由について解説します。
理由①自分の性格に不満がある
自分の性格に不満があり、変えたいと思う人は一定数います。
例えば、なかなか自分の意見が言えないために、嫌なことを押し付けられて損をしてばかりいる人は、「はっきりと意見できるようになりたい」と思うでしょう。
また、周囲から尊敬されている人が身近にいると、その人の性格が羨ましくなり、自分の性格を変えたくなることもあるでしょう。
このように、日常の何かがきっかけで自分の性格に不満を持つことがあります。
理由②周囲との関係を改善したい
自分の性格が原因で周囲との関係が悪くなったり、性格について指摘されたりしたことがきっかけで、性格を変えたいと思うこともあります。
人間関係は私生活や仕事など生活の基盤であり、その関係が悪いと日々ストレスを抱えて居心地の悪い思いをしながら過ごさなければなりません。
誰しも承認欲求はあるものであり、人に嫌われて認められないままで良いという人はいないでしょう。
周囲から認められたい、信頼されたいという欲求が、性格を変えたいという思いにつながるのです。
理由③自己成長を実感したい
性格を変えることは自己成長への大きな一歩です。 私たちは日々、思考や行動が固定化しがちですが、それを見直すことで、新たな可能性が広がります。
例えば、ネガティブ思考をポジティブに変えることで、積極的に行動できるようになったり、周囲とも明るいコミュニケーションが取れたりするようになります。
このように、自己成長する過程では成功体験や達成感を味わう機会が多く、自己肯定感が高まり自信がつきます。そして、成功体験は新たな目標へのチャレンジにつながり、良いループが生まれるでしょう。
性格を変える具体的な方法6選
この章では、性格を変える具体的な方法について解説します。
方法①内面を分析する
性格を変える第一歩は、自分の考え方を分析することです。自己分析や日々の生活から、自分が何を大切にしているのか把握しましょう。
例えば、日記をつけたりポジティブなできごとを思い出して書き出したりすると、より分析がしやすくなります。また、ネガティブな思考のパターンを見つけたらそれを意識的に改善する努力も必要です。
内面を変えるには時間がかかりますが、小さな行動を積み重ねることで次第に良い変化が表れます。
重要なのは、無理に自分の気持ちを抑えるのではなく、自らを尊重しつつ可能性を模索することです。
方法②行動を意識的に変えてみる
性格を変えるには、日々の行動を少しずつ意識して変えることも効果的です。性格は、行動の積み重ねによる経験でも形成されます。
例えば、積極性を高めたい場合は、普段は避けがちな挑戦やイベントに参加するといった方法があります。最初は小さな行動でも、繰り返しチャレンジすることで自信が生まれ、新しい習慣につながるでしょう。
重要なのは、失敗を恐れない姿勢を持つことです。挑戦は必ず成功するわけではありません。成功を目指すのではなく、性格を変えるために一歩踏み出したことそのものが成長なのです。
方法③外見を変えてみる
外見の変化から入ってみるのも、性格を変える方法の一つです。
外見に自信がないと、いらだちや不満などのマイナスな感情を抱く人は一定数います。また、自信がないと多くの人がいる場所に行きたくない、できるだけ目立たないようにするなどのマイナスの行動も表れます。(参考:髙坂康雅「青年期における容姿・容貌に対する劣性を認知したときに生じる感情と反応行動との関連」)
外見を変えることで、普段の自分から少し違っているという高揚感を得られます。例えば、いつもと違ったおしゃれやメイクをしてみることで、自己肯定感が上がることがあるでしょう。筋トレして身体を鍛えるのもよいでしょう。
自己肯定感が上がると、ポジティブな気持ちで行動できるようになっていきます。
方法④生活スタイルを変えてみる
環境が性格に影響を及ぼしている場合もあるため、思い切って環境を変えてみると性格に変化が起こるかもしれません。
例えば、外出する機会が少ない場合、どうしても日光を浴びる機会が減ります。日光を浴びないとセロトニンと呼ばれる精神を安定させる神経伝達物質が分泌されず、向上心の低下やストレス、疲労などを感じるようになります。(参考:医療法人社団 平成医会「セロトニンの増加が心身に及ぼす効果」)
そこで、日光を浴びられる部屋に移動したり積極的に外出したりすることで、セロトニンの分泌を促し、ポジティブに生活できるようになるでしょう。
方法⑤環境を大きく変えてみる
生活環境を大きく変えてみると、今までのしがらみをリセットして、新たな気持ちで生活できるようになります。
環境が変わればさまざまなことにチャレンジできるため、それをきっかけに性格を変えやすくなるでしょう。
例えば、学校の友達とそりが合わないのであれば、転校するなど、方法はさまざまあります。
自分が現在何に悩んでいるのか、どのようにしたら効果が見込めるのかを考えて行動しましょう。
方法⑥交友関係を変えてみる
交友関係は、性格に大きな影響を及ぼします。例えば、穏やかな性格の人と一緒にいれば自分も穏やかな気持ちになれるものです。
人の性格を変えるのは難しいため、ネガティブな思考の友人といて、あなたが「つらい」と思うのであれば、少し距離をおくことも効果的かもしれません。
あなたがもし「ポジティブになりたい」と思うのであれば、ポジティブな思考の人と一緒にいたほうが、ポジティブな考え方が身につくでしょう。
性格を変える3つのメリット
この章では、性格を変えるメリットについて解説します。
メリット①自己肯定感が上がる
「性格を変えられた」と実感できれば、それは自身の成功体験として捉えることができ、自己肯定感が上がります。
特に、性格を変えることで享受できるメリットは多く、人柄の良さが周りから評価されることも増え、そのたびに自己肯定感が上がるでしょう。
また、成功体験を積むことで自信がつき、さらなるチャレンジへの意欲が湧いて積極的な性格へと変わっていきます。
メリット②周囲からの評価が変わる
性格が変わることで、周囲からの評価がポジティブなものに変わるのもメリットです。
周囲の評価が良くなると、助けを必要としているときに助けを得やすくなったり、信頼が得られたりする効果があります。
メリット③新たな交友関係が広がる
性格が変わると、自分の関心や価値観が変化するため、これまでと違った新たな交友関係が広がるかもしれません。
例えば、外交的な人の周りには外交的な人が集まります。ほかにも、知的好奇心が高い人の周りには好奇心旺盛な人が、穏やかな人の周りには穏やかな考え方の人が集まるでしょう。
その結果、より自分に合ったいい出会いが広がり自分の人生が豊かなものになっていくでしょう。
性格を変える際の2つの注意点
この章では、性格を変える際の注意点について解説します。
注意点①根気強く続けることが重要
性格を変えるのは一朝一夕で成し遂げられるものではありません。例えば、ポジティブ思考な人になりたいのであれば、ポジティブ思考が習慣づくまでのコツコツとした日々の努力が必要になります。
また、性格を変えるという行為は明確なゴールが見えるわけでもありません。突然変わったと実感するのではなく、日々の生活の変化や周囲からの評価によって徐々に実感していくものです。
なかなか先が見えにくい挑戦ですが、「性格を変えたい」という意思を持って根気強く続けることが重要です。
注意点②専門家のサポートが効果的
自分で自分の性格を省みるのはなかなか難しいものです。なかには、自分の弱点を直視できない人もいるでしょう。
そんなときは、カウンセラーのサポートを受けることで客観的に自分の性格を見つめ直し、変えていく方法を考えることができます。
カウンセリングを受けると、今抱えている問題を整理できるだけでなく、自分の長所に気づくことができ自己肯定感が上がります。
性格で悩み過ぎず、自分の長所にも目を向けて前向きに生きるために活用を検討してみましょう。
性格を変えることに成功した事例
山本さん(仮名)は、他人からの視線に過剰に不安になる性格でした。
次第にその「他人からどう思われているんだろう」という不安が強くなり、高校に行けなくなりました。
学習面に関する不安から、学習塾に通うことになりましたが、当初は講師と上手に話せず落ち込むこともあったそうです。
しかし、講師が親身になって丁寧に接してくれたことで、救われた気持ちになり、継続して通塾できるまでに。最終的に全日制高校を卒業できました。
また、学習塾に通うようになってからは家族との会話の糸口も増え、前向きに生活できるようになったそうです。
このように、環境を変えて自分に寄り添ってくれる人を見つけることで、大きく性格を変えることはできなくても成長を実感することは可能です。
性格を変える方法があわなかった事例
堀内さん(仮名)は、中学生のときに不登校になりました。中高一貫校であったため高校もそのまま不登校の状態でしたが、カウンセラーと相談して環境を変えるべく、通信制高校に転校を考えていました。
そんな中、高校のイベントで行ったアメリカで閉塞感から解放され、海外への留学に興味を持ちます。一気に留学への意欲がわき、オーストラリアの高校に留学(編入学)することに。
語学学校で英語を学んだのちに現地の高校に編入したそうですが、堀内さんは海外の高校生活にうまく馴染めませんでした。ニュージーランドの高校に転校しても、状況は変わらなかったそうです。
環境を変えるという方法は、人によっては合わない可能性があります。
人それぞれにあった性格を変える方法で、少しづつ根気強く続けられれば性格を変えられるはずです。
まとめ〜根気強く努力して自己肯定感を上げよう〜
自分の性格について悩んでいると、なかなか自己肯定感が上がらず思考がネガティブになり、ネガティブな行動に表れる負のループにおちいります。
性格を変えたいと願うなら、自分の性格を省みるのも重要ですが、自分を責め過ぎないようにしましょう。
また、性格は一朝一夕で変わるものではなく、日々の生活やちょっとした考え方から少しずつ意識することで変わっていきます。そのため、適度に誰かの助けを借りながら、根気よく続けてみましょう。
このコラムが、性格を変えるための第一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。
Q&A よくある質問