【育て方のせい?】不登校になる子・ならない子の違いとは?親の対応と注意点
こんにちは。不登校の生徒さんの勉強とメンタルを完全個別指導でサポートするキズキ共育塾です。
以下のようなお悩みは、よくお聞きします。
- クラスの中で、なぜうちの子だけが不登校になったの?
- ネットで不登校の原因を調べると、自分のせいだと思えて苦しい…
お子さんが不登校状態になることで、きょうだいや周囲の子との違いに戸惑ったり、自責の念を感じたりする親御さんは少なくないでしょう。
まず、文部科学省は、不登校は「どの子にも起こりうる」としています。
そして、文部科学省が2025年10月に公表した調査によると、小学生・中学生で不登校状態にある子どもの数は約35万4千人と、過去最多を更新しています。
不登校とは誰にでも起こりうるものであり、あなたのご家庭だけが特別なわけではありません。
(参考:文部科学省「令和6年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果及びこれを踏まえた対応の充実について(通知)」)それを踏まえたうえで、このコラムでは、不登校になる子とならない子の違いや不登校になりやすい家庭環境、親が取るべき対応と注意点、学校以外の学びの場について解説します。
冷静に状況を整理することで、お子さんの未来に向けた具体的な一歩が見えてくるはずです。親としてどう向き合えばよいかとお悩みの人は、ぜひ参考にしてください。
私たちキズキ共育塾は、不登校状態にある人のための、完全1対1の個別指導塾です。
10,000人以上の卒業生を支えてきた独自の「キズキ式」学習サポートで、基礎の学び直しから受験対策、資格取得まで、あなたの「学びたい」を現実に変え、自信と次のステップへと導きます。下記のボタンから、お気軽にご連絡ください。
目次
不登校になる子とならない子の決定的な違いとは?
結論から言えば、不登校になる子とならない子に、決定的な違いはありません。
不登校は、さまざまな要因が重なった結果として生じるからです。また、人間は簡単にタイプ分けできるものでもありません。
どんな親でも、どんなお子さんでも、どんな家庭環境や子育てでも、不登校になる可能性はあります。
そのうえで、一般論としては、学校生活をつらいと感じやすい子どもの特徴はあるかもしれません。
この章では、その例について解説します。
ただし、あくまで例であり、またこれらの特徴があるから不登校になる(ないからならない)と断言できるものでもありません。参考としてご覧ください。
不登校になりやすい子の特徴
以下の特徴に当てはまるお子さんは、学校生活につらさを感じやすい(不登校になりやすい)と言えるかもしれません。
<不登校になりやすい子の特徴>
- 感受性が豊か
- 他者の気持ちに敏感
- 完璧主義
- 真面目で責任感が強い
感受性が豊かなお子さんや他者の気持ちに敏感なお子さんは、クラスのちょっとした雰囲気の変化や友人同士のやり取りにも影響を受けやすいです。また、相手の表情や声のトーンを読み取りながら行動するため、気疲れしやすい傾向もあります。
完璧主義のお子さんは、「失敗してはいけない」という思いが強く、日常の出来事を重く受け止めがちです。
真面目で責任感が強いお子さんは、ときに頑張りすぎてエネルギーが切れたり、うまくいかなかったときに自分を責めたりして、心に負担を抱えやすい傾向にあります。
不登校になりにくい子の特徴
学校生活で息苦しさを感じにくい(不登校になりにくい)お子さんには、以下の特徴があると言えるかもしれません。
<不登校になりにくい子の特徴>
- 物事をある程度受け流せる
- 適度に気分転換ができる
- 人に頼ることができる
物事を受け流したり、適度に気分転換できたりする子は、つまずいた経験に過度にとらわれにくく、ストレスとうまく付き合えます。
困ったときに周囲に頼ることができる子は、孤立を防ぎ、自分が安心して過ごせる状態をつくりやすいです。
不登校になる子・ならない子の差は能力・スキルでは決まらない
不登校になる・ならないの差は、お子さんの能力・スキルでは決まりません。
不登校になりやすい子の特徴(かもしれないもの)は、環境が違えば強みになります。
感受性の豊かさや敏感さは思いやりや細やかな気配りに、完璧主義や責任感は物事をやり遂げる力につながるでしょう。
不登校という状況は、親御さんにもお子さんにも負担がかかるのは事実です。
しかしながら、不登校の親子をサポートする人たちはたくさんいます。
不登校という観点にばかり着目せず、サポートを積極的に活用し、お子さんの性格や特徴に合う環境・考え方・生き方を見つけていくのがよいでしょう。
同じきょうだい・家庭環境でも違いが出る理由
親御さんのなかには、「きょうだいを同じように育ててきたのに、なぜこの子だけ不登校に?」と疑問を感じる人もいるでしょう。
家庭内できょうだいに似たような子育てをしていても、お子さんは一人ひとり生まれ持った気質が異なり、感受性の強さやストレスへの反応には個人差があるのです。
また、学校という環境は、クラスメイトや担任の先生との人間関係によって大きく左右されます。たまたま合わない関係や出来事が重なることで、大きな負担になる場合もあるでしょう。
このように、不登校はお子さんの気質と置かれている環境との相性など、複数の要因が重なって起こるものです。
したがって、「不登校になりやすい子に育ててしまった」と、親御さんがご自身を責める必要はありません。
状況を冷静に見つめ、お子さんに合った関わり方や環境を考えていくことが、次の一歩につながっていきます。
親の育て方が原因?不登校になりやすい家庭環境の真実
インターネットでは「不登校になりやすい家庭」に関する情報が多く出回っています。
それを見て、自分の育て方を責める親御さんもいるでしょう。
しかし、不登校の原因を家庭だけに求めるのは現実的ではありません。
この章では、ネットの情報で悩んでいる親御さんにぜひ知ってほしい真実について解説します。
ネットの情報(過干渉・放任など)で自分を責めないで
愛情を持ってお子さんを育ててきた一般的なご家庭でも、不登校は起こり得ます。
確かに、極端な過干渉や放任といった家庭環境が影響するケースはあります。しかし、それは一部であり、ほとんどのご家庭はそれに当てはまらないでしょう。
それにもかかわらず不登校が起きるのは、子どもの気質や学校での人間関係、環境との相性など、家庭だけでは説明できない要因が重なっているためです。
また、ネット上の情報は一般化されやすく、「自分にも当てはまるのでは」と考えがちです。
その結果、必要以上に自分を責めることにつながります。
しかし、自分を責めても、原因を探し続けても、状況が改善するわけではありません。
大切なのは、何が悪いかを考えることではありません。今のお子さんの状態に目を向け、安心できる環境や関わり方を整えていきましょう。
不登校は心のエネルギー切れのサイン
不登校は、問題行動ではありません。お子さんの心のエネルギーが切れている状態と言えます。
ストレスやプレッシャーが積み重なり、それ以上動けなくなったとき、学校に行こうという意思があっても行けなくなるのです。
この状態で無理に登校を促すと、さらにエネルギーを消耗し、回復が遅れる可能性があります。まずは、お子さんが安心してゆっくりと休める環境を整えましょう。
休むことは、甘えや怠けではありません。エネルギーを回復させながら、少しずつ安心できる関係や活動を取り戻していくために必要な過程と捉えてください。
子どもが不登校になったら?親が取るべき対応と注意点
不登校状態にある子どもにどう接すればよいのかと悩んでいる親御さんは、少なくないでしょう。
この章では、子どもが不登校になった場合に親が取るべき対応と注意点について解説します。
やってはいけないNG行動
お子さんが不登校状態にあるときは、以下のような対応は避けたほうがよいでしょう。
<やってはいけないNG行動>
- 無理に学校へ行かせる
- 理由を問い詰める
- きょうだいやほかの子と比較する
子どもの多くは、「学校に行きたくない。でも、行くべきである」「学校に行けない自分はダメだ」という(ある意味では矛盾した)思いを持っています。
つまりお子さんは、学校に「行かない」というよりも、「行けない」という状態にあることが多いのです。
心身のエネルギーが不足しているときに無理に登校を促すと、かえって疲弊したり、行けない自分を責めたりすることがあります。
次に、理由を問い詰めることも避けましょう。
お子さんは、「なぜ行けないのか」を自分でも理解していなかったり、うまく言葉にできなかったりすることが少なくありません。
その状態で理由を求められると、答えられない苦しさから、より強いストレスを感じます。
また、きょうだいやほかの子と比較するのも好ましくありません。たとえば、「お兄ちゃんは学校に行けているのに、どうして自分は行けないのか」と、自己否定を強める結果につながります。
お子さんの状態をそのまま受け止め、休む時間としてそっと見守ることが大切です。
親御さんが取るべき対応
では、親御さんはどのように対応すればよいのでしょうか。大切なのは、お子さんにとって家庭を一番安心できる居場所にすることです。
生活リズムが崩れていても、過度に注意する必要はありません。回復のための期間と捉え、見守る姿勢を大切にしてください。
また、無理に話を聞き出そうとするのではなく、「何かあればいつでも聞くよ」といった声かけを心がけることも重要です。
周囲があれこれ言わずに見守るうちに、お子さんは自分の気持ちや状況と向き合う余裕を持てるようになります。
そうした時間のなかで、これまで抱えてきた悩みを少しずつ整理していくことができるでしょう。
また、親御さんとの信頼関係も深まり、話したいときに安心して打ち明けられるようになります。
ありのままのお子さんを受け入れてください。それが回復への第一歩です。
【要注意】ただ休ませるだけによる学習の遅れとプレッシャー
不登校の期間が長くなると、学習面の遅れも心配されます。
「このままで大丈夫かな」
「何もしないままでいいのかな」と、不安になるのは自然なことです。
しかし、長時間の勉強をいきなり始めさせようとしても、難しいでしょう。お子さんの回復の様子に合わせて、少しずつできることを考えていきましょう。
たとえば、最初のうちは以下のような方法でも十分です。
- 5分だけ問題集に取り組む
- 簡単に解けるレベルの教材に取り組む
- 勉強に少しだけ関係する動画を見る
大切なのは、今の状態に合わせて、焦らず段階を踏むことです。そうするなかで、不安を和らげながら前に進んでいくことができるでしょう。
学校以外の学びの場が子どもの未来を切り拓く
不登校状態にある子どもにとって、学びの場は学校だけではありません。今の学校が合わない場合は、別の選択肢を持つことが大切です。
たとえば、私たちキズキ共育塾のように、不登校や学習のブランクがあるお子さんへの理解がある学習塾を利用する方法が挙げられるでしょう。
こうした塾では、マンツーマン授業を通して、お子さんの学習状況や目標に合わせた内容で学びを進められます。
また、体調に配慮しながら、スケジュール変更やオンライン授業への切り替えなどの柔軟な対応ができる点も特徴です。
この章では、このような専門知識を持つ第三者を利用することのメリットについて解説します。
親子だけで抱え込まず第三者を頼る重要性
第三者を利用することで、親御さん自身の心の負担を軽減しながら、より落ち着いて対応できるようになります。
家庭内だけで解決しようとすると、どうしても親御さんの負担が大きくなりやすいです。ストレスから感情的になることもあるでしょう。
親にも子どもにも、外部の大人という第三者の存在が大きな支えになります。
家族とは異なる距離感だからこそ安心して話せる場が生まれ、気持ちを整理しながら、少しずつ前向きな行動につなげられるでしょう。
さらに、専門的な知識を持つ支援機関なら、状況に応じた具体的なアドバイスも可能です。
たとえば、私たちキズキ共育塾では、不登校という状況を理解したうえで、学び直しや受験のアドバイスができます。
親御さんがすべてを抱え込む必要はありません。信頼できる第三者を利用することは、お子さんの回復を支える大切な一歩です。
挫折を理解するロールモデルの存在
不登校状態にあるお子さんにとって、自分と似た経験を乗り越えた大人の存在は、大きな支えになります。
たとえば、私たちキズキ共育塾には、不登校や学習のつまずきを経験しながらも、大学受験などの目標を叶えてきた講師が多数在籍しています。
そうした講師と関わることで、日常面から学習面まで、さまざまな悩みを安心して相談しやすくなり、お子さんも少しずつ心を開いていきます。
また、自分の気持ちを言葉にし、状況を整理しながら、次の一歩を考えられるようになるでしょう。
それだけではなく、「自分も同じように乗り越えられるかもしれない」という希望を持つきっかけにもなります。
ロールモデルの存在は、学習指導を行うだけにとどまりません。気持ちに寄り添う関わりを通して、回復の土台を支える大きな力となるはずです。
自分のペースで学び直すことで自信は取り戻せる
学習の遅れは、自分のペースで学び直すことで十分に取り戻せます。
大切なのは、学校の進度に無理に合わせるのではなく、その子に合ったスピードで進めることです。
基礎から一つずつ積み上げていくうちに、つまずきを解消して、徐々に応用問題にも対応できるようになります。
また、「わかる」という実感が増えることで、学びへの前向きな気持ちや自信も育っていきます。
実際に、不登校を経験しながらも、学び直しによって進学や進路を切り拓いている子どもは少なくありません。学校に行けなかった時間も、その後の成長につながる大切な過程です。
自分に合った学び方を見つけることで、将来の選択肢は着実に広がっていきます。
まとめ:不登校はお子さんに合った環境を見つけるチャンス
不登校になる・ならないに、お子さんの能力・スキルや子育ての良し悪しは関係ありません。
不登校は、お子さんの特性と環境との相性など、さまざまな要因が重なった結果として起こるものです。
大切なのは、原因探しにとらわれるのではなく、「これからどのような環境で学び、成長していくか」に目を向けることです。
つまり、不登校はお子さんに合った場所を見つけるための転機とも言えるでしょう。
学習や将来への不安を一人で抱え込む必要はありません。必要に応じて第三者のサポートを活用することで、新たな可能性が見えてきます。
お子さんが自分らしく学び直せる環境を見つけることが、未来への第一歩になります。
Q&A よくある質問

