自己嫌悪とは? 自己嫌悪に陥るきっかけや克服方法を解説
こんにちは。一人ひとりに寄り添う完全個別指導塾・キズキ共育塾です。
あなたは今、自己嫌悪に陥っているのではないでしょうか?
自己嫌悪に陥ってどんどんマイナスに考えが進むと、精神的な疲労につながります。
この記事では、事故権をとは何か、自己嫌悪に陥る原因、自己嫌悪の克服方法などをお伝えします。
この記事を読むことで、自己嫌悪の気持ちが軽減したり、悩むことが減ったりするはずです。
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目次
自己嫌悪とは?
自己嫌悪とは、「自分に嫌気いやけがさして、自分自身をうとんじること」です。(出典:goo辞書「自己嫌悪(じこけんお)とは?意味・読み方・使い方」)
人が自己嫌悪に陥る(自分で自分自身のことが嫌になる)理由として、「なりたい自分とは相反することをしたことに落ち込んでいる」ことが考えられます。
「なりたい、やりたいと考えていることが、現実では実現できていない状態」とも言えるかもしれません。
そして、自己嫌悪に陥ると、どんどん自分のことが嫌いになり、マイナスなことが頭に浮かぶのです。
自己嫌悪が止まらなくなり長く続くのはよくありません。後述する克服方法を参考にしてみてください。
自己嫌悪に陥る7つのきっかけ
ここまでは、自己嫌悪とは何かをお伝えしました。
続いては、自己嫌悪に陥る7つのきっかけを解説します。
きっかけ①周囲に劣等感を抱いたとき
自己嫌悪は、周囲に劣等感を抱いたときに陥る場合があります。
なぜなら、周囲のことを「自分よりいい」と思い込むことで、「自分はどうしてこんなにダメなんだろう…」と思うようになるのです。
例えば、「英語が得意じゃないこと」がコンプレックスだとします。
そんなときに英語がペラペラな友人と自分を比べたら、「友人はあんなに英語がうまいのに、私は全然得意じゃない」と劣等感に繋がるのです。
劣等感を抱いた後は、「ずっと勉強しているはずなのに、どうして苦手なんだろう…。自分はダメだ…」と自己嫌悪に陥ります。
このように、劣等感を抱くと自己嫌悪に陥ることがあるのです。
きっかけ②取り組もうとしていたことができなかったとき
「何かに取り組もうとしていたけれど、実行に移せなかったとき」に、自己嫌悪に陥ることもあります。
実行に移せなかった、結果を出せなかったなどの後悔が残ります。すると、もっと自分がしっかりと行動に移せば実行できたかもしれないと自己嫌悪に陥るのです。
例えば、今日が締め切りの課題があったのに、仕上げないまま寝てしまったとします。
次の日に、「本来なら課題を仕上げているはずの自分」がおらず、「現実として課題を完成させていない自分」であることが辛くなり、自己嫌悪に陥るのです。
このように、やれなかった後悔が自己嫌悪の原因になります。
きっかけ③悩みについて考え込んだとき
悩みについて考え込むと自己嫌悪に陥ることがあります。
人が何かを「考え込む」とき、その対象は、友人関係、恋愛、勉強、将来、進路などが考えられます。
ポジティブな解決案ばかり浮かべばよいのですが、ネガティブな方向に思いが至ったとき、その考えを深掘りします。すると、「どうして自分はこうなんだ…」「こんな自分の将来が明るいはずがない…」などと自己嫌悪に陥るのです。
例えば、「A大学に進学したいけど、どうすればいいのかな」と思ったときに、思考がだんだん不安要素に引っ張られます。そして、「こんな成績じゃ無理だ。どうして今までしっかり勉強してこなかったんだ」と悩むのです。
このように、考えすぎることは自己嫌悪につながります。
きっかけ④過去の失敗を思い出し後悔したとき
過去の失敗を思い出し、後悔して自己嫌悪に陥ることもあります。
これは、過去の失敗をネガティブな印象のまま引きずっている場合に起こります。
例えば、「1年前に、部活の試合で、自分がミスをして負けた」としましょう。
その失敗を乗り越えられていないと、「もし、あのときこう動いていたら勝てていたのかな」と考えます。
そして、「自分がミスさえしなければ、県大会に進めただろう。全国大会にも行けたかもしれないのに」と自己嫌悪に陥るのです。
このように、過去の失敗を思い出して後悔することが、自己嫌悪に繋がることがあります。
きっかけ⑤軽率な行動で失敗したとき
軽率な行動で失敗したときも、自己嫌悪に陥る場合があります。
しっかりと考えなかったことを後悔するからです。
例えば、歩きスマホをしていたら足を踏み外して服が汚れたり怪我をしたり、といったことです。
「これくらい大丈夫だろう」「自分なら問題ないだろう」などの軽率な思考が、悪い結果につながります。
悪い結果は自分だけに降りかかるとは限らず、他人を巻き込むことも考えられます。
こうした失敗をすると、「どうしてもっとよく考えなかったんだろう。こんなことになるはずじゃなかった」と自己嫌悪に陥るのです。
きっかけ⑥意図せず人に害を加えてしまったとき
意図せず人に害を加えてしまったときも、自己嫌悪につながる場合があります。
なぜなら、「そんなつもりはなかった」だけに、傷つけた他人に対して強い責任感と後悔を覚えるからです。
例えば、面白いイタズラだと思って友人に足を引っ掛けたら大怪我につながってしまったとします。
足を引っ掛けたときは、「転んで恥ずかしがったら面白いし、向こうも私にちょっとやり返して、笑いあえるだろう」くらいしか思っていません。
しかし、意図せず大怪我をさせてしまったら、「あのとき足さえ引っ掛けなければ、楽しい今があったはずなのに。友人はこれから大丈夫だろうか」と、責任感と後悔が残って自己嫌悪に繋がるのです。
きっかけ⑦勘違いで人を責めてしまったとき
勘違いで人を責めてしまったときも、自己嫌悪に陥る場合があります。
人を責めた後にその事実が勘違いだと気づくと、相手に対して罪悪感を抱きます。
その結果、自分の言動を後悔して自己嫌悪が生まれるのです。
例えば、自分の大切なものが紛失して、友人に盗まれたと勘違いしたとします。
友人が盗んだと思っていれば、当然、その友人を責めます。
友人が「持っていない」と言っても「嘘だろ、返せ」と言い続けますよね。
しかし、家に帰ってみると自室の隅の落ちていた、となれば、何も罪のない友人に対して怒ってしまった罪悪感に苛まれます。その結果、自己嫌悪に陥るのです。
自己嫌悪に陥りやすい人の5つの特徴
ここまでは、自己嫌悪に陥るきっかけをお伝えしてきました。
しかし、自己嫌悪のきっかけには、人の「性格・特徴」がかかわることがあります。
ここからは、自己嫌悪に陥りやすい人の性格の特徴を紹介します。
自己嫌悪に陥りやすい人の特徴を知って、自分にその特徴が当てはまれば、日ごろから気を付けるようにしてみてください。
特徴①真面目な人
真面目な人は、自己嫌悪に陥りやすいと言えます。
なぜなら、真面目な人は、気楽に考えることが苦手です。また、自分の言動を振り返って必要以上に反省したりする傾向があります。
真面目な性格は一般的にはよいことです。しかし、悪い方に作用すると自己嫌悪のもとになります。
例えば、友達と一緒にピアノを習い始めたとします。
何度か一緒に友達とレッスンにいくうちに友達の方が先にうまくなっていきました。
人間、得意不得意があるので、同時に習い始めても差が出るのは当たり前です。
しかし、真面目な人は、次のように考えて自己嫌悪に陥るのです。
- 「同じくらい努力しているはずなのに、どうして自分は友達のようにうまくならないんだ」
- 「もしかして、自分は先生のいうことを理解していないのではないか」
- 「うまくならないイライラを友達にぶつけてしまってないだろうか」
「真面目に取り組んでいる」のに改善点をなかなか見つけられず、自己嫌悪がさらに増えていく…こともあります。
このように、まじめな性格によって自己嫌悪に陥りやすい場合もあるのです。
特徴②我慢してしまう人
自己嫌悪に陥りやすい人の特徴として、我慢してしまう人が挙げられます。
「何事もがんばる人」と言い換えることもできます。
いろんなことに我慢したりがんばったりして、結果が出ないと「あんなに我慢したのに(がんばったのに)、ダメだった…」「まだ我慢(がんばり)が足りないのかも…」と自己嫌悪に陥るのです。
例えば、いつも一緒にいる友達グループの中に苦手な人がいる状況です。
我慢してしまう人は、苦手な人とも「そのうち仲よくなれる」と信じて頑張ります。
しかし、なかなか仲よくなれない、どうしても好きになれないと、「自分の接し方が悪いんじゃないか」のように自分を責め、自己嫌悪に陥るのです。
このように、我慢してしまう人は自己嫌悪に陥りやすくなります。
特徴③負けず嫌いな人
負けず嫌いな人も、自己嫌悪に陥りやすいです。
負けず嫌い自体は「絶対に悪いこと」ではありません。努力家で、うまくいけばたくさんの成功をつかむことができます。
しかしその一方で、負けたときに自信を失いやすい傾向があります。負けたときに自己を肯定できなくなり、自己嫌悪に陥りやすいのです。
たとえば、部活の試合で負けたときに自己嫌悪に陥りやすいでしょう。
また、一度目の敗北の後、負けず嫌いな人は、次の試合では絶対勝ちたいと思って必死に練習します。
しかし、それでも次の試合でも勝てないと「勝てない自分に価値はない」と再び自信をなくします。そして、さらに自己嫌悪に陥る…という負のスパイラルに落ち込むこともあるのです。
このように、負けず嫌いな人は自己嫌悪に陥りやすいと言えます。
特徴④マイナス思考な人
マイナス思考な人は、自己嫌悪に陥りやすいと言えます。
なぜなら、自分を過小評価してしまって「自分なんて」と思い込みやすいからです。
例えば、テストで悪い点を取ったとします。
プラス思考の場合は、「自分のできないところがわかったから、次はがんばろう」「自分はこの科目が苦手だから、別の部分でがんばろう」などと考えることができるのです。
しかし、マイナス思考の人は、「こんな悪い点を取った自分なんて、この科目以外のことも、勉強以外のこともできないに決まってるダメ人間だ」のような思いを抱えがちです。
自分を過小評価することで、自己嫌悪に陥るのです。マイナス思考な人は、自分が自己嫌悪に陥りやすいことを意識し、日頃から気をつけましょう。
マイナス思考について深く知りたい人、マイナス思考の改善方法を知りたい人は、下記コラムをご覧ください。
特徴⑤理想が高い人
理想が高い人も、自己嫌悪に陥りやすい特徴があります。
理想が高い人は、「理想の自分」と「現実の自分」のギャップに苦しみます。
例えば、理想が高い人は、「テストでは100点を取る必要がある」のように思いがちです。
しかし、現実はうまくいかないことも多くあります。
そして、実際の点数が80点だった場合、「20点取りきれなかった自分はダメだ」と自己嫌悪に陥るのです。
クラス平均や志望大学の偏差値などから見て、80点が「いい点数」だったとしても、高い理想と同じではない現実の自分に対して自己嫌悪を抱くことになります。
このように、理想が高い人は自己嫌悪に陥りやすいのです。
自己嫌悪に陥ったときの7つの克服方法
ここまでは、自己嫌悪に陥る原因や特徴を紹介しました。
原因や特徴を理解して、自分が当てはまっているのなら、克服方法を知りたいですよね。
ここからは、自己嫌悪に陥ったときの克服方法を紹介します。
克服方法①ありのままの自分を受け入れる
自己嫌悪に陥ったときの克服方法として、ありのままの自分を受け入れる方法があります。
例えば、「A大学を受験したいけれど、今の自分の成績では難しい」という状況になったとき、「これまで勉強してこなかった自分の将来は暗い」と自己嫌悪に陥っていては、先に進めません。
そうではなく、「いまの自分の成績が悪いの事実だ」と受け入れてみてください。そうすることで、「じゃあ、これからはどのように勉強したらよいのだろう」と前向きな考えが浮かんでくるのです。
ありのままの自分を受け入れることで、理想とのギャップや行動できない自分へのストレスがなくなります。
ありのままの自分を受け入れる方法や、受け入れることでどうなるのかなどは、下記コラムをご覧ください。
克服方法②「できない」を「できる」に変える方法を考える
自己嫌悪に陥らないためには、「できない」を「できる」に変える方法を考える必要があります。
特に「自分が取り組もうとしていたが実行に移せなかった」ことで自己嫌悪に陥ることが多い方に有効です。
「できない」を「できる」に変える方法を考えることで、物事を前向きにとらえて行動を起こせます。
例えば、人前に出て発表するのが苦手で、これまで実行できなかったことに対して自己嫌悪を抱いているとします。
人前に出て発表をするのを得意にするための方法は、たくさんあるのです。
例えば下記のような方法があります。
- 最初は苦手なままでよいと割り切って、ひたすら経験を積む
- 緊張しない方法を試していく
- 他人に協力してもらって、入念に練習をする
前向きに挑戦して成功体験を積んでいくことで次第に発表が得意になり、自己嫌悪はなくなります。
ですので、「できない」を「できる」に変える方法を考えるのは、大事なのです。
克服方法③目標を達成したら自分を褒める
目標を達成した自分を褒めるのも、自己嫌悪を取り除くために有効な手段です。
自分を褒めることで、「よい自分であること」や「なりたい自分に近づいていること」を実感できるからです。
目標がない場合や自分の褒め方がわからない場合は、簡単にクリアできる目標を設定することをオススメします。
例えば、「1日必ず1回は人の役に立つ」「毎日英単語を1個だけ覚える」などの目標です。
小さい目標を立ててクリアにしていき、コツコツと成功体験を積んで、自信をつけるのです。
そうするうちに次第に自分を褒めることが得意になり、また目標も大きなものを設定できるようになります。
克服方法④他人と比べない
自己嫌悪に陥らないためには、他人と比べないのが重要と言えます。
他人と比べると、どうしても自分が相手より劣っているところを発見して、劣等感から自己嫌悪に陥るからです。
あなたが「世界一の人」でない限り、必ずあなたよりも「上」が存在します。
テストの点も、部活の成績も、容姿も、その他なんでもです。
人と比べると、際限なく劣等感が生まれます。そして、常に「自分はできない人間だ」と思い込むようになるのです。
ですので、他人と比べるのはやめてみてください。そして、「自分はどうありたいか」を軸に考えるように心がけ、自己嫌悪に陥らないようにしましょう。
克服方法⑤今やれることを実行する
自己嫌悪から脱出したり陥らないようにしたりするために、今やれることに集中することが大切です。
今やれることをしていくと、気持ちが楽になり、少しずつでも前に進んでいると感じられます。
一度気持ちを落ち着けて、いま何ができるのか考え、実行してみてください。
例えば、下記のような方法があります。
- 英語の成績が悪いなら、今日は英単語や文法を一つでも覚える
- 部活がうまくいかないなら、うまい人の動画を見て真似する
- 軽率な行動をしないように、言動のイメージトレーニングをする
- すでに誰かを傷つけてしまったなら、謝り方を考える
実行する前より気持ちが前向きになり、自己嫌悪を取り除くことができます。
克服方法⑥とりあえず寝る
自己嫌悪に陥ったときは、何も考えずに寝てしまうのも1つの方法です。
寝て起きると頭の中がリセットされて、自己嫌悪に陥らずに済む可能性があります。
完全にリセットできなかったとしても、時間経過によって自己嫌悪の気持ちが和らいでいくはずです。
ですので、自己嫌悪に陥ってつらいときは、一旦何も考えず寝ましょう。
克服方法⑦人に相談する
自己嫌悪に陥ったときは、自分だけで抱え込まずに誰かに相談することが大切です。
よい解決法が見つかるかもしれませんし、聞いてもらうだけでも少し気が楽になります。
友人や家族に電話でもよいので早めに相談してみるのが大切です。
より的確なアドバイスをもらいたい人は、専門家に相談することもできます。
例えば、次のような専門家です。恥ずかしがらずに相談することが大切です。
- 心の話 …カウンセラーや医者に、医学的な方法・治療を聞く
- 勉強で自己嫌悪に陥った …学校や塾の先生に勉強方法を聞く
- 部活関係 …顧問やコーチに練習方法を聞く
1人で抱え込んでもよいことはありません。相談できそうな人に積極的に相談してみてください。
まとめ:自己嫌悪に陥っても自分を大切にしましょう
ここまで、自己嫌悪とは何か、自己嫌悪に陥るきっかけ、克服方法などをお伝えしました。
人間誰しも一度は自己嫌悪に陥ったことがあるでしょう。
自分に期待してその期待に応えられなかったことで、自己嫌悪に陥るのです。
自己嫌悪に陥っても、焦らずにこの記事の内容を参考に対処しましょう。
自分を大切にして「ときには休むのも必要だ」と考えて自己嫌悪を克服してください。
さて、私たちキズキ共育塾は、お悩みを抱える人のための個別指導塾です。
入塾当初の生徒さんの中には、自己嫌悪を抱えている人も珍しくありません。
そんな生徒さんも、一対一の完全個別指導の授業を通じて、勉強を学ぶとともに、少しずつ自己嫌悪を解消していきます。
ご興味がありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。ご相談は無料です。保護者さまだけでのご相談も歓迎です。
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