学歴コンプレックスの治し方6選 原因や向き合い方を解説
こんにちは。生徒さんの勉強とメンタルを完全個別指導でサポートする完全個別指導塾・キズキ共育塾です。
さまざまな理由から、学歴コンプレックスを感じることはありませんか?
学歴コンプレックスを抱えていると、ストレスが溜まったり気持ちが後ろ向きになったりして、楽しく生きることが難しくなります。
このコラムでは、学歴コンプレックスの概要、原因、学歴コンプレックスを抱く人の特徴、治し方、向き合う方法について解説します。
このコラムを読むことで、学歴コンプレックスが和らぎ、前向きな気持ちになれるでしょう。
目次
学歴コンプレックスとは
学歴コンプレックスとは、自分の学歴、主に出身の高校や大学に対する劣等感です。
人を学歴で選別する仕組みや人は、残念ながら今も存在します。
そんな機会に何度も出くわすと、自分の学歴に必要以上に執着するようになるのも仕方ありません。
また、学歴は一生ついてくるため、コンプレックスになりやすいのは確かです。
しかし、当たり前のことではありますが、人の構成要素は学歴だけではありません。
また、コンプレックスに縛られると、人生を楽しく歩めなくなる可能性もあります。
楽しく生きるためにも、学歴コンプレックスを抱えないことが大切です。
私たちキズキ共育塾は、学歴コンプレックスを抱える人のための、完全1対1の個別指導塾です。
生徒さんひとりひとりに合わせた学習面・生活面・メンタル面のサポートを行なっています。進路・勉強・受験・生活などの無料相談もできますので、お気軽にご連絡ください。
学歴コンプレックスのよくある6つの原因
学歴コンプレックスを克服するために、まずは学歴コンプレックスの原因を知りましょう。
この章では、学歴コンプレックスを抱くようになるよくある原因について解説します。
自分に当てはまるものがあるか、肩の力を抜いて確認してみてください。
原因①行きたい大学に行けなかった
行きたい大学に行けなかったことが、学歴コンプレックスの原因になることがあります。
自分の学歴に納得がいかないからです。
このタイプは、世間的に「いい大学」に進学していても学歴コンプレックスを抱くことがあります。
例えば、東大を目指していた人が、「東大には落ちたけど、慶應には受かった」とします。
周りは、「慶應に受かるなんて、すごいじゃない」と言う人が多いはずです。
ですが、本人にとっては「東大に行けなかった失敗」となり、学歴コンプレックスになります。
人から見れば「いい状況」であっても、本人のとらえ方次第で、学歴コンプレックスになるのです。
原因②身近に高学歴の人がいる
学歴コンプレックスは、職場やバイト先、お付き合いしている相手など、身近に高学歴の人がいるのが原因な場合もあります。
周りに自分より高学歴な人がいると、必要のない負い目を感じ、コンプレックスを感じるのです。
例えば、付き合っている人の在籍・卒業大学の偏差値が自分の大学よりも高い場合はどうでしょうか。
相手と自分を比較することで、「自分は相手よりも劣っている」と負い目を感じるのです。
周りを気にするのではなく、自分自身と向き合うように心がけてみてください。
原因③学歴をバカにされたことがある
学歴コンプレックスは、学歴をバカにされた経験が原因になることもあります。
それまで自分の学歴に満足していたり気にしなかったりしていても、人にバカにされることで、「自分は低学歴なんだ」と感じるようになるのです。
例えば、職場で「お前、そんな大学からよくこの会社入れたな」などと言われたらどうでしょうか。
職場の人は何気なく言ったとしても、自分の学歴にコンプレックスを感じるようになる一言になることがあるのです。
人の軽口や悪口は気になると思いますが、とらわれすぎないようにしましょう。
原因④就活が上手くいっていない
就活が上手くいかないこと、が学歴コンプレックスの原因になることもあります。
「就活が上手くいかないのは、学歴のせいだ」と思い、学歴コンプレックスを抱えるようになるのです。
「学歴のせいで上手くいかない」と思い続けると、学歴以外の改善点に目がいきません。そして、どんどん悪い方向に進んでいくのです。
就活が上手くいっていなくても学歴のせいにはせず、改善できるところを見つけるように意識してみましょう。
原因⑤自分の学歴に自信がない
自分の学歴に自信がないと、学歴コンプレックスを抱きやすいです。
「学歴に自信がない」とは、言い換えると大学の「入試時点の偏差値」や「知名度」などに縛られていると言えるのではないでしょうか。
そういったものに縛られていると、偏差値などが自分の大学よりも「上」の大学の人にコンプレックスを感じやすいのです。
入試時点の偏差値は変えられませんし、知名度もあなた一人では変えられません。
ですが、長い人生において、大学は一つの通過点にすぎませんし、未来は広がっています。
学歴はもう一度身につけることもできます。そして、学歴以外の部分を磨くこともできることを知っておきましょう。
原因⑥ふと学歴について考えた
学歴コンプレックスは、ふとした時に学歴について考えたことが原因で生まれることもあります。
「世界一の大学」に入っていない限り、自分の学校よりも「上」の大学が必ずあります。
ふと、学歴について考えたときに、「もっと勉強しとけばよかったな」「もっとがんばれば、『上』を目指せたのかな」といった思いが募り、学歴コンプレックスを持つようになるのです。
学歴について考えるのは悪いことではありません。ですが、「上か下か」などと比較はしない方がよいでしょう。
学歴コンプレックスを抱く人の4つの特徴
学歴コンプレックスはどのような人が抱くのでしょうか?
この章では、学歴コンプレックスを抱く人の特徴について解説します。
あなたが以下の特徴に当てはまっていたとしても、決して自分を責める必要はありません。
ですが、学歴コンプレックスを抱いている状態は、苦しいものです。
苦しさを解消するために自分と向き合う機会だと思って、読んでみてください。
特徴①学歴を言いわけにする
学歴コンプレックスを抱く人は、学歴を言いわけにする特徴があります。
壁にぶつかると「どうせ自分の学歴が○○だから」と、学歴を言いわけにしていませんか?
自分の学歴が誇れなかったり、好きになれなかったりするかもしれません。しかし、学歴はあなたの全てではないのです。
学歴を言いわけにすることをやめると、自分を多角的に見つめられるようになります。そして、自分の好きなところや得意なことにも気づけるでしょう。
特徴②自分と他人を比べる
学歴コンプレックスは、自分と他人(周囲)を比べることで生じることは前述のとおりです。
そのため、人の目が気になり、すぐに他人と自分を比較しがちな人は、学歴に対してコンプレックスを抱きやすいです。
その中でも、特に「相手のいいところばかり目につき、自分自身の悪いところのみ注視する傾向が強い人」は注意しましょう。
相手のいいところを見つけられるのは、とてもよいことです。しかし、必要以上に自分と比べないように心掛けてみてください。
特徴③他人の学歴が気にある
学歴コンプレックスを抱く人は、相手の学歴を知りたがる特徴があります。
「学歴」にとらわれるあまり、「学歴」の観点のみで相手のことを確認したくなるのです。
学歴コンプレックスから解放されると、人の学歴も気にならなくなり、心穏やかにコミュニケーションをとれるようになるはずです。
特徴④物事を深く考えがち
学歴コンプレックスを抱く人は、さまざまなことを深く考えがちな特徴があります。
深く考えると、相手が本当は思っていないことも深読みして、「自分の学歴が原因だ」と思い込むようになることがあるのです。
例えば、高学歴の相手が、「君の大学って、○○がすごいよね」って言ったとします。
自分の在籍校・母校を褒められることは、素直に受け止めれば嬉しいはずです。しかし、深く考える人は、「高学歴の人が嫌味を言っている」とネガティブな考えが頭をよぎるのです。
深く考えること自体は、悪いことではありません。ですが、「学歴」についてネガティブな方向で考えるのはやめるようにしましょう。
学歴コンプレックスを克服する方法・治し方6選
学歴コンプレックスで悩むことはありません。なぜなら、学歴コンプレックスは克服できるからです。
この章では、学歴コンプレックスを克服する方法・治し方について解説します。
方法①資格を取得する
学歴コンプレックスを克服する方法の1つが、「資格を取得する」ことです。
資格の取得は、自信に繋がります。
例えば、大学・短大・専門学校に通い直して、「理学療法士」の資格を取ったとしましょう。
理学療法士の資格があれば、出身の学校に関係なく関係なく病院などで働けます。
学歴関係なく採用されるので自信に繋がり、学歴コンプレックスを感じにくくなるのです。
このように、資格によって就職や転職が有利になることもあるので、一石二鳥です。
学歴コンプレックスに悩んでいる人は、資格を取ることを検討してみてください。
方法②納得ができる仕事に就く
学歴コンプレックスは、自分が納得できる仕事に就くことによって克服できることもあります。
失恋の痛手が次の恋愛で癒える、中学時代がつまらなくても高校生活は楽しかったりするように、学歴コンプレックスは仕事で癒えるのです。
「現在」に満足することで「過去」がどうでもよくなることは、少なくありません。
そして、仕事とは「新卒の就職」に限りません。
転職もあれば、起業もあれば、独立(フリーランス)もあります。
学歴コンプレックスに悩む人は、どんな仕事なら自分が満足できるか(楽しく生活できるか)を、考えてみましょう。
方法③行きたい大学を受験する
学歴コンプレックスは、行きたい大学を改めて受験することでも克服できます。
一般受験だけでなく、編入試験、学士入学、社会人入試、大学院への進学など、手段はたくさんあるのです。
学歴コンプレックスを悩み続けるくらいなら、納得できる大学や大学院に行けるように、もう一度受験してもよいのです。
逆に、再受験がうまくいかなくても、「スッキリした」ことで学歴コンプレックスが解消される可能性もあります。
方法④自分に納得する
学歴コンプレックスは、自分に納得すれば克服できます。
根本的な問題として、ありのままの自分を受け入れられれば、学歴コンプレックスに悩むことはありません。
例えば、他人が学歴を自慢してきたとしても、自分に納得できていれば、学歴コンプレックスは抱かないでしょう。
自分に納得できるように、日々を過ごしてみてください。
日々自信を積み重ねることで、自分に納得できるようになるはずです。
方法⑤他人と比較せず自分のことを考える
学歴コンプレックスを克服するためには、自分と他人と比較せず、「自分がどうなりたいか」を考えることが大切です。
自分がどうしたいかを考えることで、自ずと他人と比較する思考が少なくなります。
例えば、自分より高学歴の人がいても、比較せず自分に集中していれば、コンプレックスを抱えることはありません。
自分がどうあるべきか、自分はどうしたら幸せなのかを第一に考えてみてください。
他人ではなく自分のことを深く考えて、目標や進むべき道を決めていきましょう。
方法⑥専門家に相談する
学歴コンプレックスを克服するために専門家に相談することも、有効な手段の1つです。
専門家の力を借りて、自分の心に向き合うのです。
例えば、心療内科の医師やカウンセラーに相談するとよいでしょう。
専門的な知見によって、気持ちを整理できます。
悩みを抱え込まず、積極的に専門家に頼ってみてください。
学歴コンプレックスと向き合う方法〜学歴・状態別に解説〜
この章では、学歴や状態別に、学歴コンプレックスと向き合う方法について解説します。
向き合い方①中卒・高卒で学歴コンプレックスがある人へ
中卒・高卒の人の場合、世間の目が気になったり、職場の待遇に差があったりすることで、学歴コンプレックスが生まれることがあります(専門学校卒や高専卒の場合も当てはまることがあります)。
本人の意思で中卒・高卒であっても、職場で心ない人からバカにされたり、同じ仕事をしていても大卒の人の方が待遇がよかったりすることで、虚しくなるのです。
本人の意思ではなく、経済的な事情で進学を断念したり、諸事情で学校に通えなくなったり、受験がうまくいかなかったりするなどの原因による中卒・高卒であれば、なおさらでしょう。
まず、仕事を通してコンプレックスを解消したい場合は、人間関係や待遇が良好な会社に転職する方法があります。
資格を身につけて、仕事に活かしたり収入を増やしたりするのもいいでしょう。
次に、高校や大学へ行って勉強をしたいと思った場合は、実際に高校や大学を受験することを検討してみてください。
高校にも大学にも、通信制で学べる学校や夜間に学べる学校があります。
また、中卒から大学受験を目指す場合には、高校卒業以外に「高卒認定試験に合格する」方法もあります。
さらに、大学受験で、社会人経験を活かせる「社会人入試」を活用するのもよいでしょう。
社会人になってからでも、学び直すことはできます。
まずはあなたにあったスタイルを探してみましょう(自分では調べ方がわからない場合は、私たちキズキ共育塾にご相談ください)。
社会人から大学受験を目指す場合のポイント、高卒認定試験、通信制高校、定時制高校の概要については、以下のコラムで解説しています。ぜひご覧ください。
向き合い方②通っている大学に学歴コンプレックスがある人へ(1・2年生)
現在通っている大学にコンプレックスがある方へアドバイスします。
大学1年・2年であれば、「第一志望に入学できなかった」などといった受験の記憶が新しく、悔しい気持ちが残っているでしょう(短大生や専門学校生にも当てはまる場合があります)。
納得して入学していないと、学歴コンプレックスを感じやすくなります。次のような思いから、在籍している大学に誇りが持てないのです。
- 第一志望に落ちたせいで、この大学に入学することになった
- この大学は自分にふさわしい場所ではない
- 自分は本当はもっと『上』に行けたはず
また、「受験勉強でがんばりきれなかった後悔」が、コンプレックスにつながることもあります。
一番シンプルな解決策は、「再受験」です。
本当に行きたかった大学に再び挑戦するのです。
再受験で合格できれば学歴コンプレックスはなくなるでしょう。また、合格できなくても、納得するまで挑戦することで学歴コンプレックスが和らぐことがあります。
「再受験まで踏み切れない」「大学に入り直す金銭的余裕がない」などの事情で再受験しない場合は、今の大学でしばらく学生生活を送ってみることをオススメします。
授業にはきちんと出席して、少しでも気になるサークルがあれば入ってみるといいでしょう。
まずは、自分の大学の「実際の」雰囲気を知ることが大切です。
「自分の大学の実態」を知った上で、気になっていた大学に足を運んでみましょう。そうすることで、自分の大学のよさに気づけることがあります。
大学生時代の筆者自身も、ある時期まで学歴コンプレックスがありました。
そんな私は、サークル活動の一環で憧れていた大学に足を運んだことがきっかけで、コンプレックスがなくなったのです。
憧れていた大学は、キャンパスや学生の雰囲気など魅力な要素がたくさんありました。
ですが、「自分の大学の方が居心地がいい。今の友人と大学生活を送れることが楽しい」と気づき、コンプレックスがなくなりました。
コンプレックスは、他と比べることで生まれますが、比べることで解消することもあります。
しばらく通っている大学で過ごしてみたけれど、コンプレックスを感じる場合は、大学以外の居場所を探すのもいいでしょう。
自分の興味のある分野のアルバイトであれば、楽しく時間を過ごせるかもしれません。
特に塾講師のアルバイトは、勉強に深く関われる環境と仲間を得られます。
アルバイト以外では、他の大学や社会人などとの交流が多いサークルや学生団体に所属することでも、心地よい人間関係を広げることもできるでしょう。
「大学は、あくまで勉強をする場所。大学に、趣味・仲間・居場所など、全てを求める必要はない」と割り切れるようになると、気持ちが楽になるはずです。
向き合い方③通っている大学に学歴コンプレックスがある人へ(3・4年生)
大学3年・4年になると、就職活動で学歴コンプレックスを意識するようになる人が多いと思います。
自分の大学をバカにする人と出くわしたり、就活で思うような結果が出なかったりしたときに、「学歴のせいだ」と思うのです。
特定の大学が「強い」会社・業界があることは事実ですが、全ての会社・業界が大学「名」を重視しているわけではありません。
大学で学んだ勉強・課外活動・アルバイトなどの経験を踏まえて、その会社を志望する理由をアピールできれば、志望する企業に合格できる可能性はあります。
業界研究やエントリーシート対策、面接対策などを行うことで、より「上手に」アピールできるようにもなるでしょう。
また、一度就職してからも転職は可能です。
就職活動時の筆者も、とある企業へ面接を受けに行ったとき、一緒に面接を受けた就活生は筆者よりも「上」の大学の学生ばかりで気後れしたことがあります。
ですが、業界に関する知識や経験が幸いし、「上」の大学の人たちよりも具体的な受け答えや質問ができ、次の選考を進めました(学生時代のアルバイト内容と関連する企業でした)。
学歴は受験をがんばったことをアピールするための材料になります。ですが、大学入学後に学んだことや業界や企業への理解を深めた努力も、十分あなたの武器になるのです。
向き合い方④卒業した大学に学歴コンプレックスがある人へ
卒業した大学にコンプレックスを感じる人もいます。
すでに紹介した「通っている大学への学歴コンプレックス」が解消されないまま卒業する人もいます。
そんな中で次のようなことが、学歴コンプレックスを深める原因になることがあります。
- 仕事がうまくいかない
- 職場で学歴を馬鹿にされる
- 学歴が上の人と接すると劣等感が芽生える
学歴コンプレックスを解消する手っ取り早い方法としては、「大学の再受験」またはは「大学院の受験」です。
時間と金銭面で余裕があれば学歴そのものを更新できるので、コンプレックス解消に効果はあるでしょう。
社会人から大学受験を目指す場合のポイントについては、以下のコラムで解説しています。ぜひご覧ください。
ただ、現実的には、もう一度学生生活を送るのは難しいことも多いでしょう。
その場合は、資格取得や転職などで仕事をがんばる(=収入を上げる、やりがいを見つける、楽しい職場で過ごす)などのやり方が、学歴コンプレックスの解消につながることもあるでしょう。
社会に出ると、いろいろなものさしで評価される機会が増えるはずです。
学歴を変えられなくても、学歴以外の部分を変えることで、学歴コンプレックスが軽減されることもあります。
まとめ~学歴コンプレックスを克服して前向きに生きましょう~
学歴コンプレックスを克服する方法はたくさんあります。自分に合うものから実践してみてください。
学歴コンプレックスを克服して、学歴に悩まず前向きに生きていきましょう。
さて、私たちキズキ共育塾は、お悩みを抱える人のための個別指導塾です。
生徒さんには、学歴に関するお悩みを抱える人もいらっしゃいます。
改めて受験したい、自分自身に納得できるようになりたいなど、学歴に関するお悩みがある場合は、お気軽にご相談ください。
ご相談は無料です。保護者さまのみのご相談も可能です。
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