講師紹介

挫折した人間も、強く、優しく、美しいと世間に伝えたい

加藤司

  • 大阪校
  • 立命館大学文学部卒業
  • 担当科目:現代文、古文、小論文、英語、数学IA

加藤司(かとう・つかさ)。1982年5月生まれ、滋賀県草津市出身。趣味は阿波おどり、宇宙科学、裏歴史探訪、小説執筆、アニメ・ゲーム。将来に有利なことから進学した理数系の高校で悩みが重なり孤立気味になる。その後、本当に学びたい「文学」を学ぶために一浪し立命館大学へ進学。大学卒業後に職を重ねる中、「人に教えることが好きだ」「悩みを抱える人を応援したい」と気づき、また「挫折した人間も、強く、優しく、美しいと世間に伝える」ために、キズキ共育塾へ。

記事に掲載されている情報は、掲載日時点のものです。

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自身にも挫折経験があり、挫折した人の支えになれず無力感に苛まれたことも

はじめまして。キズキ共育塾大阪校の講師、加藤司です。

元々は国語を専門としていたのですが、他塾に勤めているときに英語と数学も教えられるようになりました。

私には会社員や自営業、高校講師の経験があり、失敗経験も豊富に持ち合わせています。

そして過去には、挫折した友人や生徒さんの支えになれず、無力感に苛まれていたこともあります。

人間の世界は残酷です。

人々は平等だの命の尊厳だのをエラそう説いていますが、実際には、世間とのズレに苦しみ競争の中で敗れ挫折した人たちのことなどを顧みようとしません。

例えば、「若くして亡くなった有名人」のことなどは、多くの人が美談にして語ろうとします。

しかし、「重い病気を患って苦しみながらも学業に励む無名な若者」のことなどには、ほとんど目もくれないのです。

現実にはそういう人たちの方が遥かに多く、悩み苦しみながら必死で今を生きている姿も美しいはずなのに。

私はこのような世界の構造に触れたとき、心から嘆かざるを得ませんでした。

心に傷を抱えて生きる友人や、悩んだ末に学校をやめていった生徒さんなど、私にとって大きな意味を持つ人たちの多くが「そちら側」、すなわち世間の人々から忘れられている側にいると知ったからです。

かく言う自分自身もその1人でした。

そして私は、「挫折した人間も、優しく、強く、美しいのだ」という思いを世間に伝えたい、そのために自分のできることをやってみたいと思うようになりました。

その挑戦の場として、キズキ共育塾で働いています。

高校は自分の居場所ではなかった。浪人し、「自分にとっての本当の勉強」を知る

「私」の始まりはいつだろう、と考えるとき、いつも高校時代の自分に思い至ります。

私は「大学受験に有利だから」「理系は就職に有利だから」という理由で、有名進学高校の理数科に入学しました。

しかしそこは私の居場所ではありませんでした。

勉強ができた反面コミュニケーション能力に乏しかった私は、文学や心理学といった方面に傾倒していました。

友人や担任とも反りが合わず、次第に孤立していきました。

そこに恋愛の悩みなどが重なって、「自分は他人と違うのだ」ということを強く意識し始めました。

「自分はここで何をしているのだろう?」
「これから何をしたいのだろう?」
と、自問自答する毎日でした。

そんな日々が続く中、大学受験を控えた私は、悩んだ末に、一浪して文学を志すことに決めました。

「就職に有利だから」という理由で苦しみながら興味の無いことを学ぶよりも、自分が本当に学びたいことを学んでみたいと思ったのです。

「文系学部に向けた受験勉強」という意味では、高校の間で学習したことのほとんどをリセットして一から学び直すわけですから、楽な道ではありませんでした。

学ぶべきことはたくさんありました。

しかし私は文学が好きだったので、楽ではないものの苦痛だとは感じませんでした。

それどころか、好きなことを好きなように勉強できることを楽しいとさえ思いました。

私にとっては「勉強自体を楽しむための勉強が本当の勉強なのだ」と実感しました。

受験勉強の結果、私は、センター試験利用型の受験で立命館大学文学部人文総合科学インスティテュート総合プログラムに合格しました。

そこは創設されたばかりのパイオニア的な学科でした。

もちろんそこでの学習にも困難はありましたが、今では自分を見つめ自分を知るためのいい時間だったと思っています。

大学では、特に文学の中でも明治・大正時代の文学について学びました。

また、他人に勉強を教えたり自分の考えを理解してもらおうと議論したりすることが好きだったので、教員免許も取得しました。

学校になじめない生徒さん、お悩みを抱える生徒さんを応援したい

大学卒業後は、IT系企業の会社員、販売系の自営業として働きました。

しかし、私にとってそれらは「生きる手段としてのお金儲け」であり、苦痛で仕方ありませんでした。

そんな中で、高校で講師をする機会に偶然巡り合いました。

それが想像以上に楽しかったのです。

「やはり教えることが好きだ」と気づいた私は、高校講師を退職後も、ある個別指導塾でずっとのんびりと講師をしていました。

その塾は少し変わっていて、生徒さんのその日の状態に合わせて、予定していた教科を変えたり、授業時間の半分ぐらいを雑談で過ごしたりということが許されていました。

その結果、学校の授業になじめない生徒さんやお悩みを抱える生徒さんが集まるようになり、講師と生徒さんが和気あいあいとしゃべりながら学習する雰囲気ができてきました。

講師の中でも特に私はそういう生徒さんと非常に相性がよく、「加藤先生の授業を受けたい」「加藤先生としゃべりたい」と言ってもらえるようになりました。

そして私自身そういう生徒さんたちを応援することに心から喜びを感じていました。

そんなある日、ふと「ならば、学校に馴染めない生徒さんやお悩みを抱える生徒さんの応援を前提とする塾に勤めた方がいいのではないか?」と考えついたのです。

「まさかそんな塾が都合よくあるわけないだろう」と思いつつも、なんとなくネットで検索してみました。

すると、「キズキ共育塾」という一風変わった塾がもうすぐ梅田に開校する、という情報を見つけたのです。

ちょうど2017年4月の初旬頃、桜の花が開いて人々の新しい生活が始まる頃でした。

今こうして楽しく講師をさせていただく中で、「あのタイミングで塾を探そうと思ったのは運命ではなかったか」と思うことがあります。

キズキ共育塾は、完全個別指導できめ細やかな授業を行います

キズキ共育塾の一番の特徴・いいところは、やはり気の合った講師と生徒さんの、1対1でのきめ細やかな授業が保証されていることではないかと思います。

世間には、本当は自分が何を勉強したいのか、どのような学習方法が自分に合っているのか、そういったことを知らないままなんとなく社会人になってしまう人も多いのではないでしょうか。

それは、(別に悪いことではありませんが、)非常にもったいないことだと思います。

キズキ共育塾では、講師が生徒さん一人ひとりの学習状況をきちんと把握して、塾としても最大限のバックアップ体制を整えています。

そういう環境だからこそ、その生徒さん自身に合った、本当の意味での「勉強」ができ、きちんとした勉強の習慣が身についていくのです。

これを読んでいるあなたは、人生の早い段階で大きな壁に当たっているのかもしれません。

ですが、それで人生が全てダメになるわけではありません。

悩み苦しみながら、少しずつその壁を乗り越えていくことで、自信を身に付け、前に進むことができます。

キズキ共育塾で学んだ時間は、人生において非常に贅沢で有為な時間となるのではないでしょうか。

お悩みを抱えるあなたへ

お悩みを抱えるあなたへ

前述のとおり、私は「挫折を知る人間」も、優しく、強く、美しいと考えています。

心を切断されるような痛みを知っているからこそ、他人の痛みに寄り添うことができます。

苦しみに必死で耐えた経験があるからこそ、新たな困難にも立ち向かうことができます。

辛いことや苦しいことは、生きる上での大きな壁になるかもしれません。

しかし、それを乗り越えたときに得られるものは、何も知らないままに敷かれたレールを走って得られるものとは比べ物にならないほど価値があるのです。

あなたが知っている世界の英雄伝説や面白いRPGの主人公を思い出してください。

その主人公は初めから全ての敵に勝てますか?
自分の生活のことだけに悩んでいますか?
たいして波のない人生を無難に生きていますか?

決してそんなことはないはずです。

主人公たちは必ずつまずき、大きな悩みを抱え、それを必死で乗り越えようとします。

そして、そういう主人公に自分を仮託して冒険したくなるのは、世の人々が潜在的にそういう人物に憧れるからです。

今は苦しく困難な道であっても、その一歩を踏み出す決意をしたとき、本当の挑戦が始まります。

そして気づいてください。あなたがこの世界の「主役」になれる可能性を秘めていることを。

私たちは、そのためのサポートを惜しみません。

少しでも気になったら、お気軽にお問い合わせください。お待ちしております。

保護者さまへ

挫折は、決して人生のマイナスポイントではありません。

「それをいかに乗り越えるか」で、今後の人生が大きくよい方に向かうこともあります。

そうは言っても、苦しみに寄り添うことは決して簡単なことではないでしょう。

イライラしたり苦しい気持ちが移ったりすることもあるかもしれません。

しかし、生徒さんを、つまりお子さまをサポートするのは、講師だけではありません。

やはり、長い間そばにいられる人たちの温かい援助は何よりも大きな励みになるのです。

お子さまが困難を乗り越えられるよう、講師・スタッフ一同で精一杯サポートさせていただきます。

ですから、保護者の方もどうか長い目で見守ってあげてください。

キズキ共育塾は、保護者さまだけでのご相談もお受けしていますので、お気軽にご相談ください

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