講師紹介
大学受験の失敗に数年間悩み苦しみ、考え抜いた。現在は二度目の大学生として教育心理学を学ぶ
浜中伸也
- 秋葉原校
- 中央大学文学部人文学科心理学専攻
- 担当科目:英語、古文
浜中伸也(はまなか・しんや)。1986年8月生まれ、江戸川区出身。クラスのまとめ役の疲れから、中高時代に不登校を経験。高校生のときの大学受験には「惨敗」。その後数年間、受験勉強に身が入らず辛い思いをしていた。悩み苦しみながら考え抜いて行動することで、自分のことを理解し、大学に合格。そしてある塾で講師として働く中、「生徒さんと真剣に向き合いたい」と思い、教育心理学を学ぶために中央大学に入り直す。生徒さんと向き合い、勉強「だけ」を追い求めない教育に携わるため、キズキ共育塾へ。
記事に掲載されている情報は、掲載日時点のものです。
浜中講師のストーリー
二度目の大学生として、心理学を勉強中
最初に、簡単な自己紹介を行います。
東京都江戸川区生まれです。一時期、親の仕事の都合で千葉県にいましたが、そのとき以外はずっと江戸川区に住んでいます。
趣味は読書です。政治や経済など「世の中の流れ」みたいなものが好きなので、その分野の本をよく読みます。
特に池上彰さん、山崎豊子さん、南木佳士さんなどが好きです。
とにかく活字好きなインドア派ですが、ジムに行って体を動かすことも好きです。
好きな人物は、大久保利通やチェ・ゲバラ、フィデル・カストロなど、時代を切り開いていった人です。
自分の性格として、よく「石橋を叩いて渡る」ではなく、「石橋を叩いて壊す」と言われるくらい慎重派で腰が重く、いろいろな事をシミュレーションしないと行動が起こせないタイプです。
周りの人から「ポーカーフェイス」と言われていますが、内心は物事がうまくいくか、ちゃんとできるかといつもドキドキしています。
さて僕は現在、二度目の大学生として、心理学、その中でも教育心理学を中心に学んでいます(理由や経緯は後述します)。
最初に通っていた大学は、「学問」という意味では何となく過ごしてしまいました。
今の大学では、自分で本当に興味を持って必要だと思うことを学べているので、充実しています。
自分よりもけっこう年下の同級生の若さに負けず、大学生活を送っています。
「クラスのまとめ役」の疲れからか、不登校になったことも
中高生時代は学級委員をやるなど、まとめ役、責任のある仕事を多く任されていました。
クラスはいつも賑やかで元気がよく、うまくまとめることにとても疲れていた思い出があります。
自分の悪い癖として、先のこと(1週間、1か月など)を考え過ぎてしまうことがあります。
「今日だけではなく、この先もクラスをまとめていかなくてはいけない…」と考えすぎる疲れからか、気分がひどく落ち込み体調がすぐれず、不登校気味だったこともありました。
その時期は思考を改め、その日1日だけ、少しだけでも頑張ることを考えて過ごしていました。
歌手・忌野清志郎さんの「あんまり先のことはわからないから、今日と明日と明後日ぐらいのことを考えていればいいんだよ」という言葉もよく思い出し、励みにしていました。
不登校はそのようにしてどうにか乗り越え、卒業できた感じです。
大学受験に失敗。苦しみながら考え抜き、行動した
高校卒業後の進路は、大学進学を考えていました。
ですが、本当に自分のやりたいことが見つからず、受験校選びでは大学のネームバリューにこだわり過ぎていたと思います。
現役時代はとりあえず有名な大学を受験するも、結果は惨敗でした。
それまでは様々なことにうまく立ち回っていました。
どんなことでも、プラス・マイナスで考えたら総合的・最終的には帳尻が合うように行動できていたと、変に自信がありました。
ですが、大学受験ははっきりと「合格・不合格」の結果が出ます。
その結果を正面から受け入れることができず、自分の気持ちから逃げ回っていました。
その後も受験勉強に力が入らず、高校卒業後は3年くらいブラブラしていました。
将来に対して漠然とした不安があり、気分も浮き沈みが激しい時期でした。
この時期は、とにかく辛かったです。
大学受験をあきらめることも検討しましたが、当時の自分の考えとしては、それでは逃げることになるようで、心の中がモヤモヤしていました。
自分の将来が見えず、考えられず、人生からも逃げてしまおうと思ったこともありましたが、その勇気はありませんでした。しかし、今となってはその勇気がなくて本当によかったと思います。
その状態から立ち直ったきっかけは、とにかく苦しみながら考え抜くこと、行動してみることでした。
例えば、いろいろな本を読んだり、少し勇気を持っていろいろな場所に外出をしたりすることです。
「他人の思想や日常と異なる景色に触れると、自身の考えもまた変わる」ということを、ほんの少しですが実感できました。
そのような行動を積み重ね、「自分の変なこだわりは捨て、現時点において、大学4年間で興味を持って学べるものは何であろうか」という思考にたどり着きました。
そして読書などをとおして政治に興味を持つようになっていたため、ネームバリューにこだわらず、「自分の」受験勉強で入学できる大学の法学部に入学しました(これは最初の大学です)。
私にとって最初の大学受験(受験勉強)は大きな「挫折」でしたが、それ以上に得るものもあった、大いに意味のある経験になったと思っています。
塾講師の経験から心理学を学びたいと思い、別の大学に入学
そのようにして入学した最初の大学ですが、いざ大学生活が始まると、また新たにいろいろ気づくことややりたいことも出てきて、「真面目な大学生」にはなりませんでした。
好きな授業には熱心に出席するものの、あまり興味のない授業には出席せず、大学の図書館で好きな分野の本をずっと読んでいたり、たくさんアルバイトをしたり、といった感じの生活を送るようになったのです。
アルバイトの中でも、塾講師(キズキ共育塾ではありません)は、たくさんの生徒とよい出会いがあり、また初めて自分自身で責任感を持って意欲的に取り組めた仕事でした。
その塾での講師の仕事はとても面白く、充実していました。
しかしその塾は、生徒数を増やしたり授業をたくさん受講してもらったりと、「いい学校」への合格実績を増やすこと、そして利益を上げることに必死でした。
塾が勉強を教えるのは当然です。
企業が利益を求めることも当然です。
ですが、教育に関する企業が「実績」と「利益」だけを必死に追求する姿勢には、少し違和感がありました。
そして塾講師としての経験を積むうちに、
「生徒さんともっとじっくり向き合いたい、もっとじっくり会話をしたい」
「実績も利益も大事だが、それだけを追い求めることはしたくない」
「教育とは、『科目の勉強』だけではないのではないか」
「教育について真剣に考えたい」
という思いが次第に高まっていきました。
その思いは止まらず、再度受験勉強をして中央大学に入学し直し、心理学、特に教育心理学を学ぶ現在に至ります。
このときの受験勉強は、最初の大学のときより目的が明確だった分、大変ではあったものの充実していました。
勉強「だけ」ではない教育に関わるために、キズキ共育塾へ
教育心理学を学ぶ中、以前の塾とは違う、生徒さんと向き合える塾はないかと探していました。
そしてある日、「学習支援」についてインターネットに調べたときに、偶然キズキ共育塾のホームページを見つけました。
既存の塾とは違う存在であり、気になりました。
そしてちょうどそのとき、キズキ共育塾は講師になりたい人向けの説明会を実施していたのです。
「何かの縁かも。自分は呼ばれているかも」と勝手に解釈し、迷わず参加の申し込みをしました。
説明会では少し緊張しましたが、スタッフや講師に丁寧に対応していただきました。
話を聞く中で、「自分が求めている、勉強を教えることだけではない塾がここにある」と強く思い、講師として働くことにしました。
キズキ共育塾は、親身になって話を聞きます
キズキ共育塾の講師とスタッフは、みんなが様々な経歴を持っています。
みんな、生徒さんと保護者さまの話をとにかく親身になって聞く人ばかりです。
悩みを抱える方にとって、ただ話をするだけでは何も解決しないかもしれません。
しかし、話をすることで何かが変わることもあるかもしれません。
辛いときは、自分一人で多くを抱え込んでしまいます。
私も一人で多くを抱え込んでいました。
少しでもいいので、抱え込んでいる荷物を誰かとわかち、共有することも必要だと、自身の経験からもよくわかっているつもりです。
「私が辛かったときにキズキ共育塾があったらよかったのに」と、キズキ共育塾に来るたびに考えています。
キズキ共育塾は、悩みを抱える方にとっての居場所の1つだと思います。
お悩みを抱えるあなたへ
人生では、辛いことがたくさんあります。
他人に相談しづらいことも多くあると思います。
しかし、川の流れのように、自分の意志や気持ちを無視して人生は進んでいきます。
だから、今の状況が永遠に続くことは決してありません。
人生には、悪いとき、辛いときもあれば、もちろんいいとき、楽しいときもあります。
今は、悪いとき、辛いときなのかもしれません。
辛いとき、悪いときに経験した気持ちは必ず今後の自分の糧になります。
その経験が心の引き出しになり、役に立つときが必ずあります。
無駄になることはありません。
しかし、一人だけで状況を変えようとしても、うまくいかないことがあります。
同じように悪いとき、辛いときを経験した人に相談していただくと、少しは早く楽になり、よい方向に進むことができるかもしれません。
キズキはその相談できる場の1つだと思います。お気軽にご相談ください。
保護者さまへ
様々なことで悩み、辛くなってしまう経験は誰にでもよくあります。
もう立ち上がれないと感じることもあります。
私も何度もそのような経験をしました。
自分を責め、何とも言えない自分の気持ちを周りにぶつけてしまったことも一度や二度ではありません。
そのようなことを乗り越えていくために要する時間は、人によって個人差があると思います。
みんなが同じではありません。時間の長さに関係なく、自分が納得できる選択をするときが必ず来ます。
そのときまで、お子さまを見守っていただけると助かります。
キズキ共育塾は、悩んでいるご本人にとっても、また保護者さまにとっても、「次」に進んでいくための大きな一歩を理解し、お気持ちに寄り添う伴走者になれる存在だと思います。
キズキ共育塾は、保護者さまだけでのご相談もお受けしていますので、お気軽にご相談ください。
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