3度の不登校を経験。不登校や引きこもりの方の支援をしたい
私は、小学校と高校、大学で計3回の不登校を経験しています。
リモートで授業を受けていた期間も含めると、少なくとも学生時代の半分は対面で授業を受けていませんでした。
そんな私が在籍していた定時制高校には、不登校を経験した人が、私以外にも多くいました。
そうした環境で過ごすうちに、次のように考えるようになったのです。
「不登校や引きこもりになった子や、居場所が見つけられない子は、けっして落ちこぼれではない。『大勢に向けた教育』が合わなかっただけで、その子の良いところを伸ばす教育を受けることで幸せになれるんじゃないか」
大学は半年間の休学を経て、5年かけて何とか卒業したものの、「こんな私が社会に貢献できる仕事ができるだろうか」と悩んでいました。
そんな中、頭に思い浮かんだのは、大学生活で経験した家庭教師のアルバイトや地域の学習支援の仕事でした。
私が担当した生徒さんたちが、少しずつ外に目を向けてチャレンジしていくようになっていく様子は感慨深く、とてもうれしく感じたのです。
自分の中で随一といってもよいくらい、かけがえのない経験でした。
そして、これからもそんな人のために働きたいと思い、大学卒業後すぐにキズキ共育塾の講師になりました。
生徒さんが心地よく授業を受けられる環境作りを
私が担当している国語や数学の授業では、次の2つのことを大切にして学習を進めています。
「生徒さんの考えや意見を否定せず、のびのびと意見を言える環境をつくること」
「生徒さんが、自分の考えを整理する時間をしっかり確保すること」
キズキを卒業したあと、生徒さんは自分で考えて問題を解決していかなくてはいけません。
そのためには、考えを整理する方法を身に着けることが必要だと考えているからです。
例えば、生徒さんが間違った回答をしたとしても、「間違えているよ」と直接的に指摘はしないようにしています。
まずは「どうしてそう考えたのか」を聞き、「私にはない考え方だと思うから、ぜひ話を聞きたい」と伝えるようにしています。
直接的に伝えると、間違えたことに対して恥ずかしさを感じたり、ショックを受けるのではないか、と考えるからです。
「ぜひ話を聞きたい」と伝えることで、生徒さんは積極的に話をしてくれます。
話を聞くことで、どの時点で解答から外れて、どの時点までは合っていたのかを知ることができます。
そして、生徒さん自身も話しているうちに思考が整理され、自分の回答と正答の着眼点の違いに自ら気づいていくのです。
そのように「話し方・伝え方」に気をつけて、生徒さんが心地よく楽しく授業を受けられる環境作りを大切にしています。
今、お悩みのあなたへ
今、このサイトを読んでいるあなたは、学校に行けていなかったり、保健室で授業を受けていたり、教室で居心地の悪さを感じていたりしませんか?
うまく相談できずに苦しい気持ちを抱えていたり、自分から相談できない無力感を感じていませんか?
私たちは、どんな思いを抱えた方にも寄り添いたいと考えています。
初めは無理に話さなくても構いません。
自分から話すのが苦手な方に対しては、私から積極的にお声かけをします。話したいことがたくさんある方は、あなたの悩みや考えをぜひ話してみてください。
キズキは学習塾ではありますが、コミュニケーションの場としても使っていただきたいと考えているからです。
キズキでリラックスして勉強できるようになれば、学習に対して前向きに考えられるようになるかもしれません。
緊張する必要はありません。ぜひお気軽にご連絡ください。
保護者さまへのメッセージ
今、このサイトを読んでいるということは、お子さんのことを心から考え、「子どもに向いている場所はないか」とお悩みかと思います。
保護者さまのお子さんへの気持ちは、必ずお子さんにとって助けになります。
ですが、ときには不安になることもあるかと思います。
塾や学校を最終的に選ぶのはお子さんです。
ただ、保護者さまがお子さんのためにさまざまな選択肢を提示することで「救い」になることもたくさんあります。
その一つとして、キズキも選択肢の一つとしてお考えいただけたら幸いです。
キズキには、さまざまなバックグラウンドを持つ生徒さんがいるのと同時に、私以外にもさまざまな経験をした講師が在籍しています。
そんな経験を活かし、一緒に悩み、考えることもできます。
ぜひ、お子さんと保護者さまの一歩を踏み出すお手伝いをさせてください。
※名前は仮名です。