中高生時代〜中学では全く勉強せず、高校では大学を目指す〜
中学は、地元の公立に通っていました。仲のよかった友達は受験勉強に取り組んでいましたが、自分は3年生になっても本当に勉強せず、学力はついていませんでした。
そんな状態でしたので、進学できる高校の選択肢は少なかったですね。結果として、「全日制普通科で、卒業生のメインの進路は専門学校」の高校に進学しました。
高校に入ってからは、中学時代の反動というわけではありませんが、「このまま勉強しない状態で過ごすこと」について考え直して、勉強メインの生活を送りました。
また、小学校のときから歴史だけは好きだったので、高校を卒業した後にも歴史を学びたいと思うようになりました。そこで、史学科のある大学を探しました。
そして、大学受験を本格的に考えるうちに、「どうせ勉強するなら高いレベルを目指したいな…」「マーチのどこかには行きたいな…」と思うようになりました。
受験勉強は、最初は「参考書を見ながら独学で」と考えていたんですが、勉強以前に、受験の前提知識(出願手続きなど)もないことに不安が出てきました。
なので、高校3年になる前くらいから塾に通い出しました。前述の通り、高校には大学を目指す同級生は少ないのですが、少ないからこそ「同級生たちが集まる塾」があったんです。
ただ、「その塾をとても気に入って入塾した」というよりも、「紹介キャンペーンで入塾金が無料だから」くらいのライトなノリではありました。
以上のような経緯を経て、私は、法政大学に入学しました。
大学生時代〜楽しかった勉強。塾講師を経て、教員を目指す〜
大学での史学の勉強は、楽しかったですねー。
高校までの歴史の勉強は、「覚える」が多いと思います。ですが大学では、広い視野を持って、他の地域や時代や学問分野と結びつけたりしながら学びました。
「(大学の)勉強ってこういうふうにやるんだ」と思いました。高校までの勉強とは違う意味での「勉強」の基礎が身につきましたね。
大学外での活動としては、私が通っていた塾での講師アルバイトも始めました。元々は深い考えがあって始めたわけではありません。
ただ、働き始めてからわかったのですが、同僚の講師たちは「最初から勉強ができた人」が多かったんです。
私はそうではありませんし、進学校の出身でもありません。そうした経緯もあってか、同じように「進学校ではない高校の生徒さんたち」からは頼ってもらえました。
「優秀じゃないキャリア」だからこそ、武器になるというか、意味があるのではないかなと思うようになりました。教える仕事にやりがいも感じ始めました。
そして私は、(これも深い考えがあったわけではありませんが、)大学では教職課程の勉強もしていたんです。
大学3年生になると、周りは就活を始めます。
それまでのことや将来についていろいろ考える中で、私は、教師を目指すことに決めました。
周囲には教員志望者は少なかったのですが、少ない中で教員志望者たちのための勉強サークルを立ち上げるようなこともして、主体的に動いていました。
そして私は、実際に高校教師となりました。
キズキ共育塾の講師になった経緯
私が勤めていた高校にも、やはり不登校の学生はいました。
大変申しわけないのですが、「一教師」という立場では、そうした生徒へのサポートとしてできることには限界があるなと実感しました。
私個人の力不足はもちろんあります。
ただ、例え私が「最高の教師」だったとしても、教師という立場であるだけで、本当のことを言えなかったり相談できなかったりする学生や保護者もいるだろうなと思ったんです。
それは、「教師」は、成績をつけ、調査書を書く存在…つまり「学生・保護者にとって、利害関係がある相手」だからです。
そう考えると、「直接的に教師に相談」以外に、「医者やカウンセラーなどの『外部の人』を通じたサポート」によって、悩みが解決しやすいケースも多いはずです。
そんなことを考えるうちに、「悩みを抱える個人を、1対1でサポートしたい」と思うようになり、教師生活は4年間で辞めました。
辞職直後には、カウンセラーになるつもりだったんです。そのため、大学に入り直して心理学を学び、卒業しました。資格取得のために大学院にも行こうかな…と思っていたのですが、諸事情でそれは中止し、キズキ共育塾の講師になりました。
キズキ共育塾では、全ての授業が、一人ひとりの生徒さんに合わせて作成されます
キズキ共育塾の、生徒さんにとってのよいところは、「全ての授業が、一人ひとりの生徒さんに合わせて作成されること」だと思います。
逆に言うと、学習塾によくある、次のような「無言の前提」がありません。
キズキでやらないことの例
- いきなりカリキュラムを渡す
- 「この課題を何日までにやってください」と一方的に伝える
- 「塾に通ってるんだから、これくらいは勉強するよね」と一方的に判断する
どんな人にも、安心して通ってもらえる塾だと思います。
そして、「どのように勉強するか」以前に、「なぜ勉強する必要があるのか」といったことも、講師と生徒さんで一緒に考えていくことができます。
その上で、「勉強をがんばりたい人」や「がんばりたくなった人」には、レベルや時間も含めて「がんばる環境」を用意することができます。
目標の大学や学部がある生徒さん、通塾中に目標が決まった生徒さんには、その目標に向けてどうすればいいのかという逆算で授業を作成します。
不登校・引きこもり・中退などのお悩みを抱えるあなたへ
お悩みを抱える生徒さんに私がよく伝えることを、あなたにもお伝えします。
まず、「いま」の苦しみや悩みは、受け止めるしかありません。
ただし、ちょっと冷静になって考えてみると、「いま」というのは、これから先に長い人生が続く中の、ほんの短い時間に過ぎません。
そして、「いま」の悩みは、50年も100年も続かないのです。
過去からいまが変わってきたように、いまから未来も変わります。
勉強(学力)も、あなたを取り巻く環境も、変わります。
「いま」苦しいあなたは、そんなことを言われても信じないかもしれません。
「いま」の苦しみをなんとかしたい、将来のことなんて考えられないと思うかもしれません。
ですがあなたは一人ではありません。
私たちが、いまはいまとして受け入れつつ、変えられる部分は変えていく、そのお手伝いをいたします。ぜひ、お気軽にご相談ください。
関連して、キズキ共育塾の生徒さんには、自信がない人や、自分を極端に低く見ている人が珍しくありません。そうした生徒さんは、「自分の、できないこと」にフォーカスすることが多いんです。
つまり、「できること」や「もうすぐできるようになること」などに目が行ってないということです。
このページを読んでいるあなたも、「自分にできることなんてない」と思っているかもしれませんか?
でも、「できる(ようになる)こと」はたくさんあります。キズキ共育塾に来てくれれば、私たちがそれを提示します。
保護者さまへ
お子さんについてのお悩み(不登校、引きこもり、中退など)、お察しします。
例えば不登校は、割合も人数も昔と比べて増えています。
親御さんが中高生だったのは、だいぶ前のことだと思います。お子さんへの心配はわかりますが、「ご自身が学生だったときの感覚」を、お子さんにそのまま当てはめないでいただければと思います。
いまは、不登校・引きこもり・中退などのお子さんをサポートする団体が、昔に比べてたくさんあります。
サポート団体を利用することで、同じような状況の子どもがいることや、そうした子どもへの接し方がわかっていきます。
私たちキズキ共育塾もその一つです。ぜひ、お気軽にご連絡ください。
勉強し直したい、社会人(大人)のあなたへ
私が受け持っている生徒さんは、私と同い年くらい(30歳前後)の、社会人(大人)の方も多いです。その中でも大学受験を考えている人が多いのですが、受験を目的とせず、高校内容までを学び直したいという方もいます。
ちょっと前に話題になったのでご存知かもしれませんが、「流動性知能・結晶性知能」という言葉があります。
簡単に言うと、流動性知能とは、「新しいことを覚える能力」のことで、ピークは30歳代です。結晶性知能とは、「これまでの知識や経験を活かす能力」のことで、ピークは60歳ごろです。
学生時代に問われる能力は、いわゆる「読み書きそろばん」で、どちらかというと流動性知能でしょう。
社会人になると、結晶性知能も求められるようになりますし、実際にあなたの結晶性知能は成長しているはずです。
ブランクがあっても、結晶性知能を活かして仕切り直しで勉強できます(流動性知能がピークを過ぎた年齢の人も、です)。
「大人になったからこその、理解しやすいことや勉強しやすいこと」がある、ということです。
例えば、特に私が担当している日本史・世界史の話は、「大人だから通じる部分」もあります。NHKの大河ドラマを見ていても、「組織の中のあるある」のような話は、子どもの頃よりも、大人になってからの方が理解しやすいのではないでしょうか。勉強でも、それと同じことがあるのです。
そうしたことも踏まえつつ、大人のあなたの勉強を、全力でサポートします。
なお、学び直しは、「何かの受験のため」である必要はありません。「受験のため」ではなく、「知的好奇心、向学心、探究心などを満たすため」に勉強に向き合えることも、幸せだと思います。
受験を目指す方も、(現時点では)目指していない方も、キズキ共育塾にご遠慮なくご相談ください。